JPH06193178A - フラットスラブの構築工法 - Google Patents
フラットスラブの構築工法Info
- Publication number
- JPH06193178A JPH06193178A JP34606192A JP34606192A JPH06193178A JP H06193178 A JPH06193178 A JP H06193178A JP 34606192 A JP34606192 A JP 34606192A JP 34606192 A JP34606192 A JP 34606192A JP H06193178 A JPH06193178 A JP H06193178A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat slab
- erected
- support frame
- concrete
- capitals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フラットスラブの構築を短期間かつ容易に行
うことである。 【構成】 キャピタル１ａを備えたプレキャストコンク
リート柱１を基礎コンクリート２上に多数立設し、この
キャピタル１ａ間に予めプレストレスが付与された支持
フレーム３を架設し、この接合端部３ａを緊張鋼材６で
柱１に緊張定着して空間部７を形成する。そしてこの支
持フレーム３間にＰＣ床板８を多数架設し、その上にト
ップコンクリート１１を打設してフラットスラブ１２を
構築する。
うことである。 【構成】 キャピタル１ａを備えたプレキャストコンク
リート柱１を基礎コンクリート２上に多数立設し、この
キャピタル１ａ間に予めプレストレスが付与された支持
フレーム３を架設し、この接合端部３ａを緊張鋼材６で
柱１に緊張定着して空間部７を形成する。そしてこの支
持フレーム３間にＰＣ床板８を多数架設し、その上にト
ップコンクリート１１を打設してフラットスラブ１２を
構築する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフラットスラブの構築工
法に関するものである。
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のフラットスラブの構築は、全て現
場打ちコンクリートで施工していた。これは、配筋した
後型枠を組み、この型枠を支保工で支持してコンクリー
トを打設し、その養生後にプレストレスを付与して構築
していた。
場打ちコンクリートで施工していた。これは、配筋した
後型枠を組み、この型枠を支保工で支持してコンクリー
トを打設し、その養生後にプレストレスを付与して構築
していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
フラットスラブの構築工法は、配筋、型枠組み立て、コ
ンクリートの打設、養生及びプレストレスの付与といっ
た各工程を各階毎に順次行う必要があるため、人手不足
の現況においては作業能率が悪く、しかも工期が非常に
長くなるとともに、資材を長期間にわたって使用しなけ
ればならないという欠点があった。本発明は上記のよう
な問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラ
ットスラブの構築を短期間かつ容易に行うことである。
フラットスラブの構築工法は、配筋、型枠組み立て、コ
ンクリートの打設、養生及びプレストレスの付与といっ
た各工程を各階毎に順次行う必要があるため、人手不足
の現況においては作業能率が悪く、しかも工期が非常に
長くなるとともに、資材を長期間にわたって使用しなけ
ればならないという欠点があった。本発明は上記のよう
な問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラ
ットスラブの構築を短期間かつ容易に行うことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明のフラットスラブの構築工法の第１の発明の
要旨は、キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもって多数
立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレスが付
与された支持フレームを架設して柱と緊張接合し、この
相対向する支持フレーム間にわたってプレキャストコン
クリート床板を設置し、その上に現場打ちコンクリート
を打設してフラットスラブを施工することに存し、かつ
第２の発明の要旨は、キャピタルを備えた柱を適宜間隔
をもって多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレ
ストレスが付与された支持フレームを架設して柱と緊張
接合し、この支持フレームの上面にプレストレストスラ
ブを一体施工することを特徴とすることに存する。
めの本発明のフラットスラブの構築工法の第１の発明の
要旨は、キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもって多数
立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレスが付
与された支持フレームを架設して柱と緊張接合し、この
相対向する支持フレーム間にわたってプレキャストコン
クリート床板を設置し、その上に現場打ちコンクリート
を打設してフラットスラブを施工することに存し、かつ
第２の発明の要旨は、キャピタルを備えた柱を適宜間隔
をもって多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレ
ストレスが付与された支持フレームを架設して柱と緊張
接合し、この支持フレームの上面にプレストレストスラ
ブを一体施工することを特徴とすることに存する。
【０００５】
【作用】而して、上記のように各プレキャストコンクリ
ート柱のキャピタル間に架設した支持フレームにプレキ
ャストコンクリート床板を設置し、その上に現場打ちコ
ンクリートを打設してフラットスラブを施工することに
より、短期間かつ容易にフラットスラブを構築すること
ができる。
ート柱のキャピタル間に架設した支持フレームにプレキ
ャストコンクリート床板を設置し、その上に現場打ちコ
ンクリートを打設してフラットスラブを施工することに
より、短期間かつ容易にフラットスラブを構築すること
ができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明のフラットスラブの構築工法の
一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１に示す
ように、キャピタル１ａを備えたプレキャストコンクリ
ート柱１（以下単に柱という）を基礎コンクリート２上
に多数立設し、このキャピタル１ａ間に予めプレストレ
スが付与された支持フレーム３を架設する。
一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１に示す
ように、キャピタル１ａを備えたプレキャストコンクリ
ート柱１（以下単に柱という）を基礎コンクリート２上
に多数立設し、このキャピタル１ａ間に予めプレストレ
スが付与された支持フレーム３を架設する。
【０００７】この柱１は柱頭部にキャピタル１ａが形成
され、軸方向に挿入されたＰＣ鋼線４により予めプレス
トレスが付与されている。そして基礎コンクリート２の
台座ブロック５上に鋼棒５ａで一体的に固定されて柱
１、台座ブロック５、基礎コンクリート２と一体化され
た構成になっている。
され、軸方向に挿入されたＰＣ鋼線４により予めプレス
トレスが付与されている。そして基礎コンクリート２の
台座ブロック５上に鋼棒５ａで一体的に固定されて柱
１、台座ブロック５、基礎コンクリート２と一体化され
た構成になっている。
【０００８】一方、支持フレーム３は柱１やキャピタル
１ａよりも幅広に形成され、ＰＣ鋼線４により予めプレ
ストレスが付与されている。またこの両接合端部３ａは
平面台形状に形成され、かつキャピタルに載せるための
段部３ｂを備えている。
１ａよりも幅広に形成され、ＰＣ鋼線４により予めプレ
ストレスが付与されている。またこの両接合端部３ａは
平面台形状に形成され、かつキャピタルに載せるための
段部３ｂを備えている。
【０００９】次に、各柱１のキャピタル１ａ間に架設さ
れた支持フレーム３の接合端部３ａを緊張鋼材６で緊張
定着することにより、図２に示すような空間部７が形成
される。そして、図３に示すように、この支持フレーム
３間にプレキャストコンクリート床板（以下単にＰＣ床
板という）８を多数架設する。
れた支持フレーム３の接合端部３ａを緊張鋼材６で緊張
定着することにより、図２に示すような空間部７が形成
される。そして、図３に示すように、この支持フレーム
３間にプレキャストコンクリート床板（以下単にＰＣ床
板という）８を多数架設する。
【００１０】このＰＣ床板８は平面矩形状をなし、長辺
方向に沿って複数の凸条８ａが一体形成されている。ま
た隣接したＰＣ床板８同士は図４に示すような連結筋９
が配筋されて接合されている。
方向に沿って複数の凸条８ａが一体形成されている。ま
た隣接したＰＣ床板８同士は図４に示すような連結筋９
が配筋されて接合されている。
【００１１】また、このＰＣ床板８は、図５に示すよう
に、互いに隣接する空間部７において、互いに９０°ず
つ変化した方向に架設されることにより床全体として千
鳥状の配置となる。そして、これら互いに隣接する空間
部７に架設されたＰＣ床板８は、図に示すように、短辺
方向の先端部から突出した鉄筋８ｂと、長辺方向の側面
から突出した鉄筋８ｃとを互いに重ね合わせてを接合す
るものとする。
に、互いに隣接する空間部７において、互いに９０°ず
つ変化した方向に架設されることにより床全体として千
鳥状の配置となる。そして、これら互いに隣接する空間
部７に架設されたＰＣ床板８は、図に示すように、短辺
方向の先端部から突出した鉄筋８ｂと、長辺方向の側面
から突出した鉄筋８ｃとを互いに重ね合わせてを接合す
るものとする。
【００１２】このように、各空間部７へのＰＣ床板８の
架設が終了した後、図７に示すように、床全体にスラブ
筋１０を配筋して、その上にトップコンクリート１１を
打設することによりフラットスラブ１２を構築するもの
である。
架設が終了した後、図７に示すように、床全体にスラブ
筋１０を配筋して、その上にトップコンクリート１１を
打設することによりフラットスラブ１２を構築するもの
である。
【００１３】図８は本発明の第２発明を示した断面図で
あり、第１発明と同様に、基礎コンクリート２上に多数
立設された柱１のキャピタル１ａ間に、予めプレストレ
スが付与された支持フレーム３を架設し、その接合端部
３ａを緊張鋼材６で緊張定着して空間部７を形成する。
あり、第１発明と同様に、基礎コンクリート２上に多数
立設された柱１のキャピタル１ａ間に、予めプレストレ
スが付与された支持フレーム３を架設し、その接合端部
３ａを緊張鋼材６で緊張定着して空間部７を形成する。
【００１４】次に、前記各空間部７に型枠１３を形成し
てスラブ筋１０を配筋すると共に、床の一方向に前記支
持フレーム３を跨ぐようにして緊張鋼材６を配線する。
そして、この型枠１３内及び支持フレーム３上にコンク
リート１４を打設し、このコンクリート１４が所定の強
度を発現した後、前記緊張鋼材６の一端を緊張すること
によりプレストレスが付与されたフラットスラブ１２が
形成される。
てスラブ筋１０を配筋すると共に、床の一方向に前記支
持フレーム３を跨ぐようにして緊張鋼材６を配線する。
そして、この型枠１３内及び支持フレーム３上にコンク
リート１４を打設し、このコンクリート１４が所定の強
度を発現した後、前記緊張鋼材６の一端を緊張すること
によりプレストレスが付与されたフラットスラブ１２が
形成される。
【００１５】
【発明の効果】キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもっ
て多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレ
スが付与された支持フレームを架設して緊張接合し、こ
の相対向する支持フレームにわたってプレキャストコン
クリート床板を設置し、その上に現場打ちコンクリート
を打設することによりフラットスラブを短期間かつ能率
良く施工することができる。
て多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレ
スが付与された支持フレームを架設して緊張接合し、こ
の相対向する支持フレームにわたってプレキャストコン
クリート床板を設置し、その上に現場打ちコンクリート
を打設することによりフラットスラブを短期間かつ能率
良く施工することができる。
【００１６】キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもって
多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレス
が付与された支持フレームを架設して緊張接合し、この
支持フレームの上面にプレストレストスラブを一体施工
することにより、短期間でかつ能率良くプレストレスが
付与されたフラットスラブの構築ができる。
多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレス
が付与された支持フレームを架設して緊張接合し、この
支持フレームの上面にプレストレストスラブを一体施工
することにより、短期間でかつ能率良くプレストレスが
付与されたフラットスラブの構築ができる。
【図１】第１発明において柱間に支持フレームを架設し
た断面図である。
た断面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】ＰＣ床板架設状態の平面図である。
【図４】隣接する床板同士の接合部の断面図である。
【図５】ＰＣ床板架設状態の床の一部省略平面図であ
る。
る。
【図６】隣接する空間部に架設されたＰＣ床板同士の接
合部の断面図である。
合部の断面図である。
【図７】フラットスラブの断面図である。
【図８】第２発明におけるフラットスラブの断面図であ
る。
る。
１ プレキャストコンクリート柱 １ａ キャピタル ２ 基礎コンクリート ３ 支持フレーム ４ ＰＣ鋼線 ５ 台座ブロック ６ 緊張鋼材 ７ 空間部 ８ ＰＣ床板 ９ 連結筋 １０ スラブ筋 １１ トップコンクリート １２ フラットスラブ
Claims (2)
- 【請求項１】 キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもっ
て多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレ
スが付与された支持フレームを架設して柱と緊張接合
し、この相対向する支持フレーム間にわたってプレキャ
ストコンクリート床板を設置し、その上に現場打ちコン
クリートを打設してフラットスラブを施工することを特
徴とするフラットスラブの構築工法。 - 【請求項２】 キャピタルを備えた柱を適宜間隔をもっ
て多数立設し、これらのキャピタル間に予めプレストレ
スが付与された支持フレームを架設して柱と緊張接合
し、この支持フレームの上面にプレストレストスラブを
一体施工することを特徴とするフラットスラブの構築工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34606192A JPH06193178A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | フラットスラブの構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34606192A JPH06193178A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | フラットスラブの構築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193178A true JPH06193178A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18380878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34606192A Pending JPH06193178A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | フラットスラブの構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06193178A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6838104B2 (en) | 2000-12-20 | 2005-01-04 | Archer Daniels Midland Company | Process for the production of tocotrienols |
| KR100760393B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2007-09-27 | 주식회사삼환까뮤 | 프리캐스트 콘크리트패널 및 그를 이용한 슬래브의시공방법 |
| JP2008115539A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Okumura Corp | フラットプレート構築方法 |
| KR101318284B1 (ko) * | 2013-06-25 | 2013-10-15 | 덕산콘크리트(주) | 2층 1절식 피씨 기둥을 갖는 무량판 피씨 구조물 |
| US9512098B1 (en) | 2014-02-03 | 2016-12-06 | Board Of Trustees Of The University Of Arkansas | Process of producing purified gamma- and delta-tocotrienols from tocol-rich oils or distillates |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58213933A (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-13 | 黒沢建設株式会社 | フラツトスラブの構築方法 |
| JPS60168871A (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-02 | 鹿島建設株式会社 | アンボンドｐｃ鋼材を用いたフラツトスラブの配筋方法 |
| JPS62185940A (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-14 | 株式会社フジタ | フラツトスラブ施工法 |
| JPH03132548A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-05 | Kurosawa Kensetsu Kk | Ｐｃ合成フラットスラブの施工方法 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34606192A patent/JPH06193178A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58213933A (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-13 | 黒沢建設株式会社 | フラツトスラブの構築方法 |
| JPS60168871A (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-02 | 鹿島建設株式会社 | アンボンドｐｃ鋼材を用いたフラツトスラブの配筋方法 |
| JPS62185940A (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-14 | 株式会社フジタ | フラツトスラブ施工法 |
| JPH03132548A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-05 | Kurosawa Kensetsu Kk | Ｐｃ合成フラットスラブの施工方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6838104B2 (en) | 2000-12-20 | 2005-01-04 | Archer Daniels Midland Company | Process for the production of tocotrienols |
| KR100760393B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2007-09-27 | 주식회사삼환까뮤 | 프리캐스트 콘크리트패널 및 그를 이용한 슬래브의시공방법 |
| JP2008115539A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Okumura Corp | フラットプレート構築方法 |
| KR101318284B1 (ko) * | 2013-06-25 | 2013-10-15 | 덕산콘크리트(주) | 2층 1절식 피씨 기둥을 갖는 무량판 피씨 구조물 |
| US9512098B1 (en) | 2014-02-03 | 2016-12-06 | Board Of Trustees Of The University Of Arkansas | Process of producing purified gamma- and delta-tocotrienols from tocol-rich oils or distillates |
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