JP3620352B2 - 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ - Google Patents

多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP3620352B2
JP3620352B2 JP19756599A JP19756599A JP3620352B2 JP 3620352 B2 JP3620352 B2 JP 3620352B2 JP 19756599 A JP19756599 A JP 19756599A JP 19756599 A JP19756599 A JP 19756599A JP 3620352 B2 JP3620352 B2 JP 3620352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital
channel
value
analog converter
pwm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19756599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001028544A (ja
Inventor
智行 千田
哲哉 重野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP19756599A priority Critical patent/JP3620352B2/ja
Publication of JP2001028544A publication Critical patent/JP2001028544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620352B2 publication Critical patent/JP3620352B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルス幅変調型デジタル・アナログコンバータにおける信号処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パルス幅変調(以下PWMという)方式により、入力されるデジタル値をその周期に対するデューティ比率に変調し、これをローパスフィルタ(LPFという)を介して平均化することにより、デジタル値に対応したアナログ信号を得るPWMデジタル・アナログコンバータはよく知られている。
【0003】
この種のPWMデジタル・アナログコンバータは、比較的容易に高分解能とすることができ、一例として図3のような構成が考えられる。なお、ここでは4チャンネルの例を示す。
【0004】
このコンバータは、G端子にラッチ信号が入力されるごとにデータバスのデジタルデータ値を保持するラッチ回路10と、クロックClockによりカウントアップするカウンタ20と、カウンタ値の零を検出するとHigh(以下Hiと略す)レベル信号を出力する零検出回路30と、2入力の値を比較し一致したときHiレベル信号を出力するイコールコンパレータ40と、零検出回路30の出力をJ端子に受けると共にイコールコンパレータ40の出力をK端子に受けClockをクロック端子に受けるJKフリップフロップ50と、JKフリップフロップの出力信号をバッファリングするバッファ60からなるデジタル回路と、このデジタル回路の出力をアナログ化するためのLPF70を有したアナログ回路を組み合わせたものである。
【0005】
JKフリップフロップ50の出力は、図4に示すように、カウンタ値が零のときLowレベルからHiレベルに立ち上がり、カウンタ値がラッチ回路10のデータ値と一致したときHiレベルからLowレベルに立ち下がる。
【0006】
また、立ち上がるタイミングは常にカウンタ値が零のときであり、したがってカウンタが1周する時間が1周期となる。JKフリップフロップ出力のHiレベルの領域はカウンタ値が零からデータ値までであるので、周期に対するHiレベルの領域の時間は全振幅に対するデータ値に相当する。
【0007】
以上のようにして入力のデジタルデータ値に対応したPWM信号がJKフリップフロップ50より出力される。このPWM信号はバッファを介し、次にLPF70で平均化される。平均化されたアナログ信号はデジタルデータ値に対応した信号である。このようにして、デジタルデータ値に対応したアナログ信号を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多チャンネルのデジタル・アナログコンバータを実現するには、まず図3に示す回路を複数個組み合わせて実現することが考えられる。しかし、カウンタ20は回路規模が大きいため、このような回路はできるだけ共有にするのが望ましい。デジタル回路においてはそのようなことが容易に実現できる。
【0009】
例えば、図5に示すような構成が考えられる。このような構成によれば、複数のチャンネルを処理させても、8ビットのカウンタ20と零検出回路30は共有とすることができるため、回路を節約することができる。
【0010】
ただし、PWM出力信号が立ち上がるタイミングは、すべて零検出回路30に依存するため、図6に示すように同時である。デジタル回路の出力が同時に変化すると、同時スイッチングノイズとして電源も含めて他の信号に影響を及ぼす。このようにノイズの重畳した信号では出力のエッジのタイミングも変動してしまい、デジタル・アナログコンバータとしての性能が落ちるという課題があった。
【0011】
本発明は、上記の課題を解決するもので、高性能で安価な多チャンネルのPWMデジタル・アナログコンバータを実現するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明では、
基準クロックによりカウントアップするカウンタと、
このカウンタのカウント値が所定の値になるのを検出する検出回路と、
入力のデジタルデータ値と前記カウンタのカウンタ値の一致を検出するイコールコンパレータと、
前記検出回路とコンパレータの各出力の状態に応じてHiレベルとLowレベルに反転し、入力のデジタルデータ値に対応したPWM信号を出力する手段と、
前記PWM信号を平均化するローパスフィルタ
を備えたデジタル・アナログコンバータを複数個持ち、多チャンネルの入力デジタルデータ値を個別にデジタル・アナログ変換するように構成した多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータであって、
前記各イコールコンパレータに入力するデジタルデータ値にチャンネル間で互いに異なるオフセット値を加えると共に前記各検出回路の所定の値を前記オフセット値とし、各チャンネルのPWM信号の立ち上がりが前記オフセット値に対応して互いにずれるように構成したことを特徴とする。
【0013】
このような構成により、各チャンネルのPWM信号の立ち上がりのタイミングがずれ、同時スイッチングノイズの発生を防止することができる。また、チャンネル数に関係なくカウンタは1個ですみ、低コストでPWMデジタル・アナログコンバータを実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係る多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータの一実施例を示す構成図である。なお、実施例では、4チャンネルのコンバータを例に示してある。
【0015】
本発明では、零検出を行っている第1チャンネル(CH1と表わす)を基準とし、CH2以降は加算器80〜80を設けて各データバスの値にCH1に対する位相差分をオフセット値として加算しこれをラッチ回路10〜10にそれぞれラッチするように構成している。
【0016】
各チャンネル毎のオフセット値は、図2に示すようにすべてのチャンネル間でαずつずらしたような互いに異なる値とし、PWM出力波形の位相がすべて重ならないようにしている。
【0017】
また、CH2以降では、CH1の零検出回路30に代えてオフセット検出回路90〜90を用いる。このオフセット検出回路は、カウンタ20のカウンタ値がオフセット値になるとHiレベル信号を出力する。このオフセット値は加算器で加算したオフセット値と同等である。すなわち、CH2がα、CH3が2α、CH4が3αである。
【0018】
このように構成することにより、PWM出力波形は図2に示すようにそれぞれαずつずれたタイミングで立ち上がり、同時スイッチングのノイズ削減が可能となる。また、必要となるカウンタ20はチャンネル数に関係なく1つであり、低コストを実現できる。
【0019】
なお、データバスのデジタルデータ値にオフセット値を加算するために加算器を用いているが、これに代えて、マイクロプロセッサを援用しソフトウェアにより演算でオフセット値を加算しこれをラッチ回路に入力するようにしてもよい。
【0020】
また、オフセット値はαずつずらした値としているが、必ずしもαずつ異ならせる必要はなく、α,β,γ,...(α≠β≠γ,...)のオフセット値でもよい。
【0021】
また、チャンネル順にオフセット値の大きさが増加するように設定する必要もない。チャンネル順に減少あるいは順不動であってもよい。ただし、各チャンネルごとに加算するオフセット値とオフセット検出回路で検出するオフセット値とは等しくなっている必要がある。
【0022】
また、零検出はCH1に限らず、他のチャンネルであってもよい。あるいはまた、すべてのチャンネルに対してオフセット値を加算して変換するように構成してもよい。
【0023】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、簡単な構成でPWM出力波形の位相をずらして信号処理することにより、低コストで高性能な多チャンネルのPWMデジタル・アナログコンバータを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータの一実施例を示す構成図である。
【図2】各チャンネルのPWM出力波形の関係を示す図である。
【図3】PWMデジタル・アナログコンバータの構成図である。
【図4】図3のPWMデジタル・アナログコンバータの出力波形図である。
【図5】図3のPWMデジタル・アナログコンバータを用いて多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータを構成した場合の構成図である。
【図6】図5のPWMデジタル・アナログコンバータの各チャンネルの出力波形の関係を示す図である。
【符号の説明】
10〜10 ラッチ回路
20 カウンタ
30 零検出回路
40〜40 イコールコンパレータ
50〜50 JKフリップフロップ
60〜60 バッファ
70〜70 LPF
80〜80 加算器
90〜90 オフセット検出回路

Claims (4)

  1. 基準クロックによりカウントアップするカウンタと、
    このカウンタのカウント値が所定の値になるのを検出する検出回路と、
    入力のデジタルデータ値と前記カウンタのカウンタ値の一致を検出するイコールコンパレータと、
    前記検出回路とイコールコンパレータの各出力の状態に応じてHiレベルとLowレベルに反転し、入力のデジタルデータ値に対応したPWM信号を出力する手段と、
    前記PWM信号を平均化するローパスフィルタ
    を備えたデジタル・アナログコンバータを複数個持ち、多チャンネルの入力デジタルデータ値を個別にデジタル・アナログ変換するように構成した多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータであって、
    前記各イコールコンパレータに入力するデジタルデータ値にチャンネル間で互いに異なるオフセット値を加えると共に前記各検出回路の所定の値を前記オフセット値とし、各チャンネルのPWM信号の立ち上がりが前記オフセット値に対応して互いにずれるように構成したことを特徴とする多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータ。
  2. いずれかのチャンネルは前記オフセット値が零であることを特徴とする請求項1記載の多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータ。
  3. 前記オフセット値はチャンネルの順に大きくまたは小さくなるように設定されたことを特徴とする請求項1記載の多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータ。
  4. 各チャンネルのPWM信号の位相差が一定間隔となるように前記オフセット値を設定したことを特徴とする請求項1記載の多チャンネルPWMデジタル・アナログコンバータ。
JP19756599A 1999-07-12 1999-07-12 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ Expired - Fee Related JP3620352B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19756599A JP3620352B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19756599A JP3620352B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001028544A JP2001028544A (ja) 2001-01-30
JP3620352B2 true JP3620352B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=16376627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19756599A Expired - Fee Related JP3620352B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620352B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602004005178T2 (de) * 2003-05-12 2007-11-22 D2Audio Corp., Austin Systeme und verfahren zur bereitstellung von mehrkanal-pulsbreitemoduliertem audio mit versetzten ausgängen
CN100423452C (zh) * 2003-08-27 2008-10-01 浙江中控技术股份有限公司 D/a转换电路以及实现d/a转换的方法
DE10358274A1 (de) * 2003-12-11 2005-07-21 Conti Temic Microelectronic Gmbh Verfahren zur pulsweitenmodulierten Ansteuerung einer Mehrzahl von Lastelementen
KR101043347B1 (ko) * 2010-07-05 2011-06-21 제이엠씨엔지니어링 주식회사 4채널 펄스 폭 변조 신호 생성 장치 및 이를 포함하는 전자 시스템
JP5862538B2 (ja) * 2012-10-09 2016-02-16 株式会社デンソー Pwm制御装置
JP7394577B2 (ja) * 2019-10-11 2023-12-08 日鉄ステンレス株式会社 フェライト系ステンレス鋼スラブ、及び、鋼板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001028544A (ja) 2001-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4947171A (en) Circuit arrangement for averaging signals during pulse-density D/A or A/D conversion
US20060064609A1 (en) Digital processor with pulse width modulation module having dynamically adjustable phase offset capability, high speed operation and simultaneous update of multiple pulse width modulation duty cycle registers
EP2432124B1 (en) Pulse width modulator
US6396313B1 (en) Noise-shaped digital frequency synthesis
JPH10276093A (ja) D/a変換器
US10886930B1 (en) Voltage controlled oscillator based analog-to-digital converter including a maximum length sequence generator
JP3620352B2 (ja) 多チャンネルpwmデジタル・アナログコンバータ
JP2008166910A (ja) クロック信号生成装置及びアナログ−デジタル変換装置
JP3927478B2 (ja) D/aコンバータ
JP3918046B2 (ja) ディジタルプログラマブル移相器及びこのような移相器を用いるa/d変換器
KR20080051676A (ko) 알고리즘 아날로그-디지털 변환기
JP5230528B2 (ja) Da変換回路
JP3782911B2 (ja) Adコンバータ回路
JPH0821859B2 (ja) D/a変換方式
JP3758849B2 (ja) データ変換装置
JP2932973B2 (ja) アナログディジタル変換回路
JP2005513853A (ja) デジタル・アナログ・コンバータ
KR20220108729A (ko) 연동식 이진 비동기 카운터들에 기반한 vco-adc를 위한 개략-정밀 카운팅 아키텍처
JPS6022681Y2 (ja) ディジタル・アナログ変換器
JP2001077692A (ja) D/a変換回路
JP2000183741A (ja) Ad変換回路
JP2012151556A (ja) Da変換装置
JP3562127B2 (ja) パルス幅変調回路
JP2006138822A (ja) エンコーダ位置検出回路
JPH0376311A (ja) パルス幅変調回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees