JP3620310B2 - パルス発生装置および画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御されたパルス幅のパルス信号を発生させるパルス発生装置および、そのパルス発生装置を採用し画像記録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高品質の階調画像を記録するには、所定の位置に所定の露光量のドットを正確に形成する必要がある。更に複数のドットを一つのハーフトーンセルとして扱うことにより、階調数を増やしてムラの無い美しい画像を記録することができる。
【0003】
多数の発光点を記録領域の幅方向に並べた光源を用いる画像記録装置では、パルス発光を画像に応じて適切に繰り返して画像を記録する方式であるので、露光量の制御因子は、
1. パルス数
2. パルス幅
3. パルス発光強度
の3種類であり、従来、このような画像記録装置は、この3種類の制御因子を使って階調表現と露光量安定化を行って来た。
【0004】
例えばパルス数を制御因子として採用すると、所定面積当たりに照射される光パルスの回数を増減させることになる。ここで、所定の面積とは、通常、走査線の幅を一辺の長さとする正方形を1ドットと定義し、この1ドットの面積を指すことが多い。例えば、1ドット分だけビーム照射位置が移動する間に4回、光パルスを発生できるように設計されたシステムでは、露光量を4段階に調整することができる。
【0005】
また、パルス幅を制御因子として採用すると、光パルスの幅を増減させることになり、実際には電気回路の駆動パルスの幅を調整することになる。例えば、光パルスの幅を4段階に増減できるよう設計されたシステムでは、露光量を4段階に調整することができる。
また、パルス発光強度を制御因子として採用すると、光パルスの強度を増減させることになり、回路の駆動パルスの電流振幅または電圧振幅を調整する。光パルスの強度を4段階に増減できるよう設計されたシステムでは、露光量を4段階に調整することができる。
多数の発光点を記録領域の幅方向に並べた光源を有する画像記録装置の一例として、LEDプリントヘッドを用いたプリンタ(以下、「LEDプリンタ」と称する)を取り上げて説明する。現在主流となっているのは解像度が600spi(Scan Per Inch)の装置であり、プロセス速度を120mm/sec、主走査幅を300mm(発光素子数は約7000個)とすると、駆動LSIの制約から、各制御因子は、パルス数が2段階程度、パルス幅が16段階程度、パルス発光強度が16段階程度に調整を行うものが多い。このように各制御因子の制御ステップが少ないのは、同時に多数の発光点をパルス発光させるためであり、変調データ転送用のシフトレジスタやラッチ手段、露光量を制御するための電流または電圧制御回路やパルス幅制御回路が、少なくとも一度に点灯させる発光素子の数と同じ数だけ必要になり、回路の面積、即ち駆動LSIのチップ面積や、消費電力の面から制約を受けるためである。
【0006】
次に、これらの制御因子を用いて露光量を安定させながら階調表現を行う一例をあげると、パルス数制御により2階調、パルス幅制御により16階調、ハーフトーンセルのサイズを4ドット(縦横2ドットずつ)とすると、表現できる階調の数は2×16×4=128階調となり、露光量安定化は残った制御因子(パルス発光強度の16段階)により行うことになる。通常LEDプリントヘッドでは発光量バラツキが±20%程度は発生するので、パルス発光強度の、16段階存在する調整範囲をうまく設定したとしても、パルス発光強度を調整する1段階は2.5%であり、粗い調整しかできない。
【0007】
こうした階調表現数や露光量安定化精度の不足を改善するためには、3つの制御因子の調整を細かく行う必要があるが、夫々の制御因子には、それぞれ
(1)パルス数では、変調データの転送に時間が掛かり、変調データの転送回路を高速化しなければならない。そのためには、駆動LSIを高速化する必要がありLSI製造プロセスを高速に対応したものに変えなければならず、大きなコストアップを迫られる。
【0008】
(2)パルス発光強度では、駆動電流または駆動電圧を制御するためのD/Aコンバータの分解能を上げる必要があり、駆動LSIの面積および消費電力の大半を占めているアナログ回路を更に大きくする必要がある。
【0009】
(3)パルス幅では、パルス幅を制御するカウンタ回路を高速化しなければならない。そのためには、駆動LSIの製造プロセスを高速に対応したものに変える必要があり、大きなコストアップを迫られる。また、クロック周期よりも細かな遅延量を持つ遅延素子を、カウンタ回路と組み合せて用い、高速クロックを使わずにパルス幅を細かく制御する方法も幾つか提案されているが、何れの方法にも問題点があり利用できない。
といった事情があり、制御ステップを細かくすることは容易ではない。
【0010】
次に、従来から提案されている、高速クロックを使わずに遅延素子によりパルス幅を細かく制御する方法(上記(3))について、その問題点を詳しく述べる。
【0011】
こうした高分解能パルス幅制御方法は、例えば特開平1−138809号公報、特開平4−223667号公報号公報、特開平5−091274、特開平5−096780号公報、特開平8−146328号公報に詳しく提案されている。
【0012】
これらは大きく2つに分類でき、その第1(特開平1−138809号公報、特開平4−223667号公報、特開平5−091274号公報、特開平8−146328は号公報参照)は、比較的低周波数のクロックをカウンタでカウントしてパルスを発生させ、これを遅延時間可変型の遅延手段で所望の時間だけ遅延させた後に元のパルスと論理和あるいは論理積をとるという構成であり、この方式のパルス幅制御分解能は遅延手段の遅延時間制御ステップで決まる。
【0013】
例えばパルス幅制御信号の上位4ビットが示す数だけ20MHzのクロックをカウントしてパルスを発生させ、下位4ビットが示す時間だけこのパルスを遅延させて、最後に両者の論理和をとる場合を考えると、遅延手段の制御ステップが約3.1nsになるよう構成する。こうすれば、320MHz(周期=約3.1ns)のクロックをカウントして作るパルスと同等のパルス幅制御を行うことができる。
【0014】
ここで用いる遅延手段には、パルス幅制御信号の桁上がり時(例えば16進数で5Fと60)の直線性を確保するために、遅延時間の制御ステップを正確に3.1nsする必要がある。例えば制御ステップが3.1nsから3.2nsに変化すると、50乃至5F、60乃至6F等の各ステップは3.2nsで一定だが、5Fと60、6Fと70等の間では2.0nsとなってしまい、直線性が失われる。この欠点を補うため、この方式では、通常、遅延手段に高価な高精度素子が使われる。また、この制御回路をLSI化する場合にも、LSI内部では高精度の遅延素子が作れないので、高価な高精度素子を外付けにして使う必要がある。
【0015】
さて、この方式を、多数の発光点を記録領域の幅方向に並べた光源を有する画像記録装置に適用することを考えると、少なくとも同時に点灯させる発光素子の数と同じ数だけ高精度の遅延素子が必要になる。しかも、それらの高精度の遅延素子を駆動LSIの外部に付けなければならず、この方法では駆動回路を構成することは現実的には不可能である。 次に、高分解能パルス幅制御方法の第2(特開平5−096780号公報参照)について説明する。これは、比較的低周波数のクロックから遅延手段で一定の時間ずつ遅れた多相クロックを作り、これら多相クロックから最適な位相のクロックを1つ選択してカウントする。所定のタイミングでパルス信号の発生を開始し、このカウンタの指示でそのパルス信号の発生を停止することにより、クロックの位相に応じてパルス幅を細かく制御することができる。
【0016】
この方式でも、パルス幅制御分解能は多相クロックの位相差で決まる。例えば20MHzのクロックから16相の多相クロックを作った後、パルス幅制御信号の下位4ビットで指示された位相のクロックを選択し、上位4ビットが示す数だけこのクロックをカウントしたタイミングでパルス信号の発生を停止する構成の場合、多相クロックの位相差が約3.1nsであれば、原理的には320MHzのクロックをカウントして作るパルスと同等のパルス幅制御を行なうことができる。
【0017】
ところが実際には、カウンタがカウントを開始するタイミングと、選択されたクロックの位相が近い場合が頻繁に起きるが、このときには、カウンタが1つ目のクロックをカウントしたりしなかったりする誤動作を起こすという致命的な欠陥がある。
【0018】
またパルス幅制御の直線性を確保するため、高価な高精度遅延素子を使う必要があることも、第1の方法と同様である。
【0019】
以上述べて来たように、従来から提案されている、高速クロックを使わずに遅延素子によりパルス幅を細かく制御する方法は、多数の素子を同時に駆動するLSIには採用することはできない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、その目的は、LSI化に適した回路で、高精度に制御されたパルス幅を持ったパルス信号を生成するパルス発生装置、および、そのパルス発生装置を用い階調表現数と露光量安定性を同時に向上させ高画質の画像を記録することのできる画像記録装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のパルス発生装置は、
所定の基準クロックを基にして周波数が等しく位相が異なる多相クロックを発生させる多相クロック発生手段と、
パルス幅を指示する所定のパルス幅指示信号に基づいて多相クロック発生手段から出力された多相クロックのうちの1つのクロックを選択するクロック選択手段と、
クロック選択手段で選択されたクロックを計数し、パルス幅指示信号に基づいて定められた計数値に達したタイミングでパルス終了信号を出力するカウント手段と、
パルスの発生開始を指示するパルス発生トリガー信号に基づいてパルス信号の発生を開始しカウント手段から出力されたパルス終了信号に基づいてパルス信号の発生を終了させるパルス出力手段と、
パルス発生トリガー信号をパルス幅指示信号に基づいて選択された遅延量だけ遅延することにより、カウント手段におけるクロックの計数の開始を指示するカウント開始信号を生成する遅延手段とを備えたことを備えたことを特徴とする。
【0022】
また、上記目的を達成する本発明の画像記録装置は、
配列された複数の発光素子を有する発光素子アレイと、画像情報に応じて発光素子アレイを構成する複数の発光素子の発光を制御する発光制御部とを備え、発光素子アレイを構成する複数の発光素子の発光により所定の画像記録体に潜像あるいは顕像からなる画像を記録する画像記録装置において、
上記発光制御部が、
発光素子アレイを構成する複数の発光素子それぞれに対応して備えられた、対応する発光素子の発光パルス幅を制御する発光パルス幅制御部と、
所定の基準クロックを基にして、複数の発光パルス幅制御部で共用される、周波数が等しく位相が異なる多相クロックを発生させる多相クロック発生部とを備え、
上記発光パルス幅制御部それぞれが、
パルス幅を指示する所定のパルス幅指示信号に基づいて多相クロック発生部から出力された多相クロックのうちの1つのクロックを選択するクロック選択手段と、
クロック選択手段で選択されたクロックを計数し、パルス幅指示信号に基づいて定められた計数値に達したタイミングでパルス終了信号を出力するカウント手段と、
パルスの発生開始を指示するパルス発生トリガー信号に基づいてパルス信号の発生を開始しカウント手段から出力されたパルス終了信号に基づいてパルス信号の発生を終了させるパルス出力手段と、
パルス発生トリガー信号をパルス幅指示信号に基づいて選択された遅延量だけ遅延することにより、カウント手段におけるクロックの計数の開始を指示するカウント開始信号を生成する遅延手段とを備えたものであることを備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0024】
図1は、本発明の第1実施形態であるパルス発生装置を示す回路ブロック図、図2は、図1に示したパルス発生装置の構成を実現する回路の一例を示す図である。
【0025】
図1に示すパルス発生装置は、クロック発生手段7と、多相クロック発生手段8と、クロック選択手段9と、カウント手段10と、パルス出力手段11と、パルス幅指示手段16と、遅延手段17とを備えている。
【0026】
クロック発生手段7は、所定周波数のクロックを安定して発生するもので、水晶発振器等の発振回路が用いられる。このクロック発生手段7は、特別に本回路専用に設ける必要は無く、周波数等の仕様さえ合えば他の回路で使っているクロックを流用してもよい。このため、図2においては、このクロック発生手段7は図示せず、他の回路より入力する構成とした。
【0027】
多相クロック発生手段8は、クロック発生手段7が発生するクロックを周波数が等しく位相の異なる多相のクロックに加工するもので、所定時間ずつ遅延した信号を出力する複数の端子を備えた多段ディレーラインを用いたり、出力端子が1つのディレーラインをカスケード接続して用いたりする。従来例でも述べた通り、遅延時間の精度が悪いとパルス幅制御の直線性が失われるので、多少高価であっても遅延時間のばらつきが少ない素子を使う。もし、正論理・負論理の両出力を備えたバッファ等が使えるなら、例えば図3の様に構成すれば高価なディレーラインを減らすことができる。図3については後述する。図2には、この多相クロック発生手段8に、高精度の多段ディレーラインを採用した例が示されている。
【0028】
クロック選択手段9は、多相クロック発生手段8が作った多相クロックから最適なクロックを選択するもので、複数の信号から1本の信号を選んで出力するセレクターと呼ばれる素子で構成することができるが、デコーダとゲートを使っても容易に構成することができる。図2には、このクロック選択手段9に、デコーダとゲートを使った構成例が示されている。
【0029】
このクロック選択手段9が最適なクロックを選択するのは、パルス発生トリガー信号が入力されたタイミングで、かつ、パルス幅指示手段16から出力されたパルス幅指示信号に従い行われる。具体的には、パルス幅指示手段16よりのパルス幅指示信号n+mビットの内、下位のmビットを参照して、その値が0ならば位相遅れの最も少ない0相目を、1ならば1相目を、……、という具合に選択する。ただし、回路を構成する素子の信号伝達遅延量によってはパルス幅指示信号の下位mビットが0のとき1相目を、1のとき2相目を、……、等と多少ずらして選択した方がより最適なクロックが選択できる場合もあり、回路設計の都度検討を要する。
【0030】
パルス幅指示手段16は、クロック選択手段9、遅延手段17、カウント手段10に対し、パルス幅を指示する信号を出力するもので、通常、画像の濃淡を示す変調データに応じてパルス幅を決定し、その決定したパルス幅をあらわすパルス幅指示信号を出力する。また露光量が基準からずれている場合は、パルス幅を微調整して露光量を均一にする。このパルス幅指示手段16は、ROM等の固定型記憶手段で構成し、そのアドレス端子に変調データや露光量の大小を示す信号を入力するケースや、RAM等の可変型記憶手段で構成し、アドレス端子に変調データを入れて、露光量の大小を示す信号で記憶手段の記憶データを書き換える(増減させる)ケースもある。図2には、パルス幅指示信号が8ビットで、MSB側5ビットがカウント手段10へ、LSB側3ビットがクロック選択手段9と遅延手段17へ出力される場合が示されている。
【0031】
カウント手段10は、クロック選択手段9が選択したクロックを数え、カウント終了時にパルス出力手段11にパルス出力を終了するようパルス終了信号を出力するものであり、カウンタICで構成する。カウントする初期値は、パルス幅指示手段16の出力するパルス幅指示信号のMSB側nビットであり、カウント開始のタイミングは、遅延手段17により所定時間遅延されたパルス発生トリガー信号により指示される。図2では、8ビット構成のダウンカウンタを用いており、初期値入力端子の下位側5ビットD4〜D0にパルス幅指示信号のMSB側5ビットを入れ、上位側3ビットD7〜D5には全てLOWレベルを入力してある。一方、プリセット端子には遅延手段17よりのカウント開始信号を入力し、カウント開始信号により初期値のプリセットとカウント開始の両動作を制御する様構成されている。更に、カウント値出力の最上位ビットQ7をカウンタのイネーブル端子ENに入力し、これがHIGHの間だけカウンタが動作するようにしている。またこの最上位ビットQ7はインバータを介してパルス出力手段11に出力される。こうすることにより、カウント手段10は、遅延手段17よりのカウント開始信号がLOWの間に初期値を読み込み、HIGHに変化する立ち上りのタイミングからクロックのカウントを始め、カウント値が00からFFに変化するタイミングをもってパルス出力手段11にパルス出力終了を指示することができる。
【0032】
遅延手段17は、パルス発生トリガー信号を所定の時間だけ遅延させ、カウント手段10にカウント開始信号として出力するもので、その遅延時間はパルス幅指示手段16から出力されたパルス幅指示信号のLSB側mビットに基づいて、クロック選択手段9で選択されたクロックに応じた遅延時間となるように制御される。これは、カウント手段10のカウント開始を、クロック選択手段が選んだクロックの立ち上りから常に外れるようにするためである。この遅延手段17には、市販の遅延量可変型ディレーラインを使うこともできるが、図2に示すの様に多段ディレーラインとデコーダおよびゲート回路によっても構成することができる。また次に示すとおり、遅延量の精度が悪くてよいので、ゲート回路をカスケードに接続して構成することが可能である。
【0033】
ここでは、この遅延手段17は、ステップ的に変化する複数の遅延量の中から1つの遅延量を選択し、パルス発生トリガー信号をその選択された遅延量だけ遅延することによりカウント開始信号を生成するものであるが、この遅延手段17における遅延量のステップ数は、多相クロック発生手段8から出力される多相クロックを構成する位相の異なるクロックの数よりも少なくてもよい。
【0034】
図2の例では、遅延量のステップ数を多相クロックのクロック数(8個)の1/2にしたが、使用するICの特性によっては1/4程度まで落としてもよい。
【0035】
パルス出力手段11は、パルス発生トリガー信号を受信してからパルス終了信号を受信するまでの間、パルス信号を出力するものであり、通常、簡単なゲート回路で構成できるが、前段のカウント手段10の構成やパルストリガー信号の論理等によりその構成内容が決まるため、ケースバイケースで変える必要がある。図2の例では、パルス発生トリガー信号が負論理で、その立ち上りからパルスを発生させることとし、カウント手段10を既に述べた構成にしたので、パルス出力手段はANDゲート1つでよい。
【0036】
図3は、多相クロック発生手段の構成例を示すブロック図である。
【0037】
既に述べた通り、多相クロック発生手段8は、高価な高精度の多段ディレーラインを用いて構成できるが、図3の様に正論理・負論理の両出力を備えたバッファ等を使えば、高精度でありながら安価な1段出力のディレーラインと組み合わせることにより、所望の多相クロックを作ることができる。図3において、50MHz(20nS周期)のクロック発生手段に1段ディレーライン(遅延量2.5nS)を3個カスケードにつなぎ、各信号に正論理・負論理の両出力のバッファを接続する。すると、クロック発生手段7の出力に直接つないだバッファからは8相のクロックの0相目と4相目が、ディレーラインを1個通った後のバッファからはそれぞれ2.5nS遅れた信号、即ち1相目と5相目が出力される。ディレーラインを2個または3個通った場合も同様で、8相のクロック全てが作成できる。
【0038】
本発明の具体的な構成は、図2に示したもの以外にも数多く考えられるが、図2の構成は、他に比べて、クロック選択手段や遅延手段が簡単な論理回路で構成できること、カウンタのビット数をパルス幅指示信号のMSB側nビットより少なくとも1ビット多くする(図2の場合は3ビット多い)ことでカウンタとパルス出力手段の構成が非常に簡単になること、など優れた点がある。
【0039】
以下に、パルス発生装置の動作について、図4を参照して説明する。図4は、パルス発生装置の動作を示すタイミングチャートである。ここには、図2に示す回路での動作を示した。
【0040】
図4において、(a)はクロック発生手段7が発生するクロックであり、このクロックから、多相クロック発生手段8は、位相が異なり周波数の等しい多相クロック((b),(c),…,(d)の8相のクロック−0〜クロック−7)を作る。ここで、パルス発生トリガー信号(f)が入力すると、その立ち上り時刻cでクロック選択手段9が最適な位相のクロック(h)を選択する。これに先立つ時刻aで、パルス幅指示手段は、パルス幅指示信号(e)を新たな値(図4では16進数で30)に更新しており、クロック選択手段9におけるクロック選択は、新たなパルス幅指示信号のLSB側3ビットに応じて行われる。一方、パルス発生トリガー信号(f)は、遅延手段17で遅延されて、カウント開始信号としても用いられる、遅延したパルス発生トリガー信号(g)となり、LOWレベルの期間(時刻bから時刻dの間)にはカウント手段10に初期値(図4では16進数の6)をロードさせる。また、遅延したパルス発生トリガー信号(g)が立ち上る時刻dからはカウント手段10がダウンカウントを始める。これらの結果,カウンター値は、時刻bにFFから06へ、時刻d以降はクロックの立ち上りで05、04、……と遷移し、時刻eには00からFFへ遷移する。するとカウント手段10のイネーブル端子がHIGHになり、カウント動作が終了する。この一連の動作のなかで、パルス出力手段11は、パルス発生トリガー信号(f)とカウンター値MSBのインバート信号(パルス終了信号)とのANDをとるので、その出力は、パルス発生トリガー信号の立ち上り時刻cからカウンター値が00からFFへ遷移する時刻eまで続くパルス信号になる。
【0041】
図4において、その動作は上記の通りであるが、ここで、パルス幅指示信号(e)が30から31、32、……と変化した場合を考える。このとき、選択されるクロックが8相のクロック−0(b)からクロック−1(c)、クロック−2、クロック−3、……へ変化するので、カウンター値が6、5、4、……、0、FFと遷移するタイミングは、選択されたクロックの位相差(図3では1/8クロック)ずつ遅れる。すると、パルス発生トリガー信号(f)の立ち上り時刻(時刻c)は変わらず、カウンター値が00からFFへ遷移する時刻(時刻e)だけがクロックの位相差ずつ変化するので、結果としてパルス幅が位相差の分解能で制御できることが判る。なお、パルス幅指示信号(e)が31の場合の動作が、図4の時刻f乃至時刻iに示されている。
【0042】
次に、本発明のパルス発生装置の第2実施形態を図面に基づき説明する。
【0043】
図5は、多数の発光点を記録領域の幅方向に並べた光源を駆動する駆動LSIと、その駆動LSIを中心に構成されるドライバー(本発明のパルス発生装置の第2実施形態)の構成を示すブロック図である。
【0044】
図5に示すドライバーは、図示しないクロック発生手段と、多相クロック発生手段8と、パルス幅指示手段16と、発光素子アドレス発生手段6と、クロック選択手段9−1乃至9−kと、カウント手段10−1乃至10−kと、パルス出力手段11−1乃至11−kと、遅延手段17−1乃至17−kと、パルス幅データ用シフトレジスタ18と、ラッチ手段19とを備えている。
【0045】
図5において、多相クロック発生手段8、パルス幅指示手段16、クロック選択手段9−1乃至9−k、カウント手段10−1乃至10−k、パルス出力手段11−1乃至11−k、遅延手段17−1乃至17−kは、その構成や機能は前述した第1実施形態(図1参照)の場合と同じであるが、この図5に示す第2実施形態の場合、同時に発光する発光点をk個もつLEDプリントヘッドを駆動するため、クロック選択手段、カウント手段、パルス出力手段、遅延手段は夫々の発光点に1つずつ必要となる。これに対し多相クロック発生手段8は全体で1つでよい。
【0046】
LEDプリントヘッドが持つ複数の発光素子はその特性が素子毎に異なるので、変調データが同じでも最適なパルス幅は異なる。そこで図5においては、発光素子アドレス発生手段8を設け、変調データとその変調データを用いて発光する素子との対応関係を認識できるようにしたので、パルス幅指示手段16は、変調データと発光素子アドレスとの両方を見てパルス幅指示信号を出力することができ、発光素子の特性差があっても均一な露光量を得ることができる。発光素子アドレス発生手段8は、通常、カウンタなどのロジックICで構成する。図5に示した例では、カウンタのクロック端子には転送クロックが、プリセット端子にはラッチ信号がそれぞれ接続されて、パルス幅データ用シフトレジスタ18への転送が終了するたびにカウンタがプリセットされるよう構成されている。
【0047】
パルス幅指示手段16は、入力を発光素子アドレスと変調データ、出力をパルス幅指示信号とするルックアップテーブルで構成されている。
【0048】
図6は、そのルックアップテーブルの一例を示す図である。
【0049】
図6の例は、発光素子がk個、変調データが0から7までの8レベル(3ビット)の場合であり、0レベルを含めて8階調を表現することができる。また、発光素子1は標準的な特性の素子、素子2は少し発光効率の良い素子、素子kは少し発光効率の悪い素子と仮定した。このようなルックアップテーブルを持つことにより、入力として発光素子アドレスと変調データが与えられれば、一意的にパルス幅指示信号が決まることになる。
【0050】
また、図5において、パルス幅データ用シフトレジスタ18とラッチ手段19は、パルス幅指示手段16からのパルス幅指示信号を多数(k個)のパルス幅制御回路に分配するためのものである。パルス幅指示手段16からは、転送クロックに同期して入力される変調データと、発光素子アドレス発生手段8の出力とに応じて、パルス幅指示信号が順次出力されるが、パルス幅データ用シフトレジスタ18は、このパルス幅指示信号を前記転送クロックにより順次シフトし、パラレル信号としてラッチ手段19に出力するもので、フリップフロップ等の論理回路で構成される。一方、ラッチ手段19は、図示しない別の回路(例えばコントローラ)からラッチ信号が入力されると、パルス幅データ用シフトレジスタ18から出力されているパラレルデータを蓄え、次にラッチ信号が入力されるまでの間、そのパラレルデータをパルス幅制御回路に出力し続けるものであり、フリップフロップ等の論理回路で構成される。
【0051】
本発明の第2実施形態は、上記のように構成されており、以下に、その動作について、図7を参照して説明する。
【0052】
図7は、第2実施形態の動作を示すタイミングチャートであり、図5の構成のタイミングを示す。
【0053】
図7において、時刻a〜時刻cに、図示しないコントローラから変調データ(b)が入力される。この変調データ(b)は転送クロック(a)に同期しており、その順番は1番目、2番目、3番目、……、k番目の発光素子用のデータの順である(図7の信号に数字で示した)。するとこの変調データ(b)はパルス幅指示手段16により、発光素子アドレス発生手段6の出力(d)(信号上の数字はこの信号の値を示す)を参照しながらパルス幅指示信号列(パルス幅指示手段16の出力(e))に変換され、パルス幅データ用シフトレジスタ18に1番目、2番目、3番目、……、k番目の順で供給される。また、時刻b〜時刻dにはシフトイネーブル信号が入力されており、この制御のもと、パルス幅データ用シフトレジスタ18は時刻bにシフト動作を開始し、k回(LEDプリントヘッドの発光素子の数)のシフト動作の後、時刻dに終了する。以上の動作によりパルス幅データ用シフトレジスタ18の1段目〜k段目には、パルス幅指示信号列のk番目〜1番目のデータが蓄えられる。この様子は,図7に,シフトレジスタ18の1段目出力(f)およびシフトレジスタ18のk段目出力(g)で示されている。信号上の数字は何番目の発光素子に対応するデータであるかを示す。
【0054】
次に、コントローラ等の回路よりラッチ信号(h)が入力され、その立ち上り時刻eでパルス幅データ用シフトレジスタ18からラッチ手段19にパルス幅指示信号列が一括してラッチされる。こうして後段の回路に夫々のパルス幅指示信号(ラッチ手段出力(i))が出力される。
【0055】
ここにパルス発生トリガー信号(j)が入力されると、遅延されたパルス発生トリガー信号(k)がアクティブの間(時刻f〜時刻hの間)に、ラッチ手段19に保持されているパルス幅指示信号(ラッチ手段出力(i)、16進で30を例にあげる)の上位5ビット(16進で06)がカウント手段にロードされる(カウンター値(m))。これと並行してパルス発生トリガー信号(j)の立ち上り(時刻g)には、クロック選択手段が、ラッチ手段に保持されているパルス幅指示信号の下位3ビット(図7では16進で0)に従い最適な位相のクロックを選択し(最適な位相のクロック(l))、カウント手段10はこの選択されたクロックを、遅延されたパルス発生トリガー信号(k)の立ち上り(時刻h)でカウントを開始する。一方、パルス出力手段11は,パルス発生トリガー信号(j)の立ち上り(時刻g)からカウンター値が00からFFに変化する(時刻i)まで、その出力をアクティブにしてパルスを出力する。
【0056】
このように、図5のように構成すれば、パルス発生トリガー信号の立ち上りからカウンター値が00からFFに変化するまでの間アクティブとなるパルス信号を得ることができるので、パルス幅指示信号を変えればカウンター値が00からFFに変化する時刻(時刻i)を多相クロックの位相差に相当する分解能で調整することができる。また、パルス幅データ用シフトレジスタ18とラッチ手段19により多数のパルス幅制御回路に対し夫々異なる値のパルス幅指示信号を設定することができ、変調データを変えることでパルス幅指示信号を変化させることができる。よって、画像を表わす変調データを供給することにより、LEDプリントヘッドの各発光点を画像の濃度に応じて独立のパルス幅で駆動できるので、多階調の画像を形成する装置への応用が可能である。
【0057】
また、発光素子アドレス発生手段8を設けたことにより、変調データとそのデータを用いて発光する素子との対応を取れるようになり、図9を参照して後述する様にパルス幅指示手段を構成すれば、発光素子に特性差があっても均一な露光量が得られる。
【0058】
一般に、多数の発光点を記録領域の幅方向に並べた光源を駆動する場合、多数の発光点を同時に駆動することから、その駆動回路はLSI化される。しかし、従来から提案されている、高速クロックを使わずに遅延素子によりパルス幅を細かく制御する方法では、高精度の遅延素子がパルス幅制御回路の夫々に1つずつ必要となること、高精度遅延素子は消費電力や所要面積が大きいこと、からLSI化が難しいことは既に述べた。
【0059】
これに対し、本実施形態によれば、高精度の遅延素子を複数のパルス幅制御回路で共通に利用することができ、光源全体で少なくとも1つ持てばよいので、LSI化が可能である。この高精度の遅延素子(図5では、多相クロック発生手段8に内臓されている)は、図5に示した通り、LSIの外部に設けられ、LSIに供給される。
【0060】
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づき説明する。
【0061】
図8は本発明のパルス発生装置の一形態を露光部に適用した、本発明の画像記録装置の一実施形態を示す、正面図(A)、側面図(B)、上面図(C)である。
【0062】
図8において、本発明の画像記録装置の特徴部分を構成する露光部は、光源1と、ドライバー2と、光学系4と、像担持体3と、コントローラ5と、ハーフミラー13と、集光レンズ14と、光電変換手段15を備えている。
【0063】
図8において、光源1は、多数の発光点を記録領域の幅方向に並べて構成され、これらの発光点は変調データに応じてドライバー2によりパルス駆動される。光源1の発する光パルスは光学系4により像担持体3に導かれ、結像して露光像を作る。この露光像は、その像担持体3の種類、あるいはこの画像記録装置のシステムに応じた、潜像であってもよく顕像であってもよい。また、光源1が出射するビームの一部は、ハーフミラー13で分けられて、集光レンズ14によって光電変換手段15に導かれる。光電変換手段15はこうして入射するビームを基に露光量を検出してドライバー2に出力する。
【0064】
光源1は、LEDアレイやLDアレイ等の発光点を多数並べて構成された発光素子アレイであり、電流パルスや電圧パルスを供給し発光させる。
【0065】
ドライバー2は、前述の第2実施形態(図5参照)に示したLSIを1つまたは複数用いて構成され、図8のようにケーブルを介して光源1を駆動することも可能であるが、光源の発光素子が多い場合には、光源1に内蔵し、発光素子と駆動LSIをワイヤボンディングで接続する。またドライバー2は、発光時間を制御して階調を表現するパルス幅階調表現機能と、発光時間を制御して露光量を安定させるパルス幅露光量安定化機能とを有している。
【0066】
コントローラ5は、ドライバー2に転送クロック、変調データ、シフトイネーブル信号、ラッチ信号、パルス発生トリガー信号を供給して画像記録装置の露光部を制御する。各信号の作用は図5および図7を参照して説明済であるため、ここでは重複説明は割愛する。
【0067】
像担持体3は、通常、光により物理的ないし化学的な特性が変化し、情報が記録できるものを用い、例えば、光導電性を利用した電子写真の感光体、銀の酸化還元を利用した写真フィルムなどがあげられる。
【0068】
光学系4は、通常、セルフォッグレンズアレイが用いられるが、マイクロレンズアレイも利用できる。
【0069】
ハーフミラー13は、多くの種類があるが、透明なガラス板に金属を蒸着させ、その蒸着膜の厚さで反射率と透過率を決めるものが一般的である。
【0070】
集光レンズ14はハーフミラー13よりの複数のビームを曲げて主光線が概略1点で交わるようにするためのものである。通常、集光レンズに入射する複数ビームの主光線は概略平行であるから、全ての主光線はレンズの焦点位置で交わり、ここに光電変換手段15を配置すると、その受光部面積が小さくできる。
【0071】
光電変換手段15は、フォトダイオードやフォトトランジスタ、CCD素子などを利用する。特に、CCD素子を用いると、ある期間に入射した光の総和、即ち積分光量が検出できる。本実施形態においては、露光量の安定化のためパルス幅を増減させる(詳細は後述する)が、露光量安定化を行った後のパルス光の積分光量が検出でき、これを一定に保つようフィードバックすることが可能であるので、露光量の精度が飛躍的に向上する。従来のように、発光点を連続発光させてその発光強度を測る方法では、パルス幅を増減して露光量を制御することはできても、パルス光一つ一つの露光量が正しいかどうかは検出はできない。なお、積分光量を検出するためには、CCD素子の他にフォトダイオードやフォトトランジスタに積分回路を組み合せる方法もある(特願平09−267731号参照)。
【0072】
ドライバー2は、この露光量信号を受けて、内臓するパルス幅指示手段16のルックアップテーブルを補正して、露光量を安定させる。
【0073】
本実施形態は、上記のように構成されており、以下にその画像記録動作と露光量安定化動作について説明する。
【0074】
図8において、その画像形成動作は、コントローラ5が図示しない画像データを受けて転送クロック、変調データ、シフトイネーブル信号、ラッチ信号、パルス発生トリガー信号を出力し、ドライバー2を駆動して行われる。この時、ドライバー2では、図7のタイミングチャートに示した一連の動作が行われ、k個の発光素子を夫々の変調データで発光させる。発光はk個の素子全てで同時に始まるが、終了はパルス幅指示信号が素子毎に異なるのでバラバラになる。
【0075】
一方、発光が開始すると(図7、時刻g)、コントローラ5は次の発光に必要なデータを転送するために、再び、転送クロック、新たな変調データ、シフトイネーブル信号を供給する。新たな変調データ列は、パルス幅指示信号列に変換されてパルス幅データ用シフトレジスタ18にセットされる。パルス幅データ用シフトレジスタ18に新たなパルス幅指示信号列がセットし終わる時刻には、並行して行われていた発光素子の発光が終了している(終了するよう設計しておくの)で、ドライバー2はラッチ信号、パルス発生トリガー信号を出力し新たなデータでの発光を開始する。この手順が繰り返されて画像が記録される。
【0076】
次に、図8に示す実施形態における露光量安定化動作について説明する。コントローラ5が光電変換手段15を動作させて積分光量を検出するのと並行して、画像データとは無関係の疑似変調データ列を、転送クロック、シフトイネーブル信号、ラッチ信号、パルス発生トリガー信号とともにドライバー2へ供給して行われる。疑似変調データ列は、一時には、k個存在する発光素子の内のどれか1つだけが、所定のパルス幅で発光するように作られている。
【0077】
図9は、パルス幅指示手段が図6に示すルックアップテーブルで構成されている場合の疑似変調データ列の一例を示す図である。
【0078】
例えば、発光素子1が変調データ=1のときに出力されるパルス光で露光量を安定化させる場合、疑似変調データ列“1,0,0,……..,0,0”を用いて、転送クロック、シフトイネーブル信号、ラッチ信号、パルス発生トリガー信号とともにドライバー2へ供給して発光素子1をパルス発光させ、予め動作状態にしておいた光電変換手段15により積分光量を検出する。この積分光量はその発光素子1の発光効率に対応しており、この積分光量が基準値と等しくなるように、図6のルックアップテーブルの、発光素子アドレス信号=1、変調データ=1のときに出力される値20を修正する。
【0079】
次に、発光素子1が変調データ=2のときは、疑似変調データ列“2,0,0,……..,0,0”を用い、図6のルックアップテーブルの発光素子アドレス信号=1、変調データ=2のときに出力される値40を修正する。以下同様に、発光素子kで変調データ=7のときまでこの手順を繰り返し、一連の露光量安定化動作を終了する。
【0080】
この露光量安定化動作により、本実施形態による画像記録装置では、全ての発光点について常に均一な露光量で画像記録が行なわれる。
【0081】
すなわち、本実施形態のドライバ2内には、画像情報を担持した変調データと、光源を構成する複数の発光素子それぞれの発光効率とに基づいて、各発光素子に対応する各パルス幅制御回路(図5参照)ごとのパルス幅指示信号を生成して各パルス幅制御部に分配するパルス幅指示部が備えられていることになる。
【0082】
以下、本発明の第4実施形態を図面に基づき説明する。
【0083】
図10は本発明の画像記録装置のもう1つの実施形態を示す斜視図である。
【0084】
図10において、本発明の画像記録装置の特徴を成す露光部は、光源1と、ドライバー2と、光学系4と、像担持体3と、コントローラ5と、光電変換手段15を備えている。 図10において、光源1は、発光点を多数並べて構成され、これらの発光点は変調データに応じてドライバー2によりパルス駆動される。また光源1の発する光パルスは光学系4により像担持体3に導かれ、結像して像担持体3に露光像を作る。また、ドライバー2の構成やその働きおよびタイミング等は第3実施形態(図8参照)と同等であり、重複説明は省略する。
【0085】
図10において、光源1にはLEDアレイを利用することが一般的であるが、高画質化・高速化の両立が要求され、消費電力が小さく、像担持体4上でビームをより小さくできる面発光レーザーダイオードアレイを採用してもよい。
【0086】
図10において、光学系4は、全ての発光点を像担持体3に結像させるものであり、光源1を小さくし低コスト化するため、2〜10倍程度の倍率を持つ。
【0087】
図10において、光電変換手段15は光源1からの複数のビームを検出できるように複数のレーザービームの光路が交わる位置に置かれ、通常、光学系4の中の適切な位置に組み込まれる。これはビームの中央を遮光することになるが、その径をレンズ径に対して十分小さくすれば、像担持体3へ導かれるビームの特性に余り大きな影響はない。光電変換手段15は、第3実施形態(図8参照)と同様に、フォトダイオードやフォトトランジスタ、CCD素子等を用いるが、光学系4の中に組み込むのはセンサー部分だけで、付属の電気回路はレンズの外側に配置する。
【0088】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、カウンタの動作周波数を上げることなく、パルス幅の制御ステップを細かくすることができる。
【0089】
これにより、従来はパルス制御の制御ステップが16程度であったものが、本発明を用いれば256乃至1024程度まで増やすことが容易にでき、これとパルス数による階調制御を組み合せることにより、きめ細かな階調表現と露光量安定化が両立して可能になる。
【0090】
例えば従来の階調表現方法と露光量安定化方法では、パルス数制御による階調を2ステップ、パルス幅制御による階調を16ステップ、ハーフトーンセルのサイズを4ドットとし、階調表現数が2×16×4=128階調しか実現できないだけでなく、露光量安定化はパルス発光強度の16ステップで非常に粗く実施せざるを得なかったが、本発明によれば、露光量安定化を行ったうえでパルス幅制御による階調を32ステップにできるので、ハーフトーンセルのサイズを4ドットとして2×32×4=256階調を表現できる。
【0091】
更に、本発明によれば、従来のようにパルス発光強度を制御因子として採用していないので、駆動用のLSIはアナログ回路を一切用いずに済み、デジタル回路のみで構成できる。よって、従来の方式に比べて回路面積と消費電力が大幅に減少し、駆動用LSIの小型化や電源の小型化によるコストダウンも期待できる。しかもデジタル回路は、回路の精度が非常に高く、特に温度安定性や経時変化の面で高い精度を確保することができるだけでなく、LSIの設計やデバッグ、性能評価、更には製造時の出荷検査などが短期間にしかも容易にできるので、新製品開発の納期短縮や製造コストの低減にも大きく寄与する。 特に、第4実施形態(図10参照)においては、第3実施形態(図8参照)と比べて光源サイズが1/2〜1/10(光学系の倍率の逆数)と小さくなるので、回路面積と消費電力も比例して小型化、低消費電力化が実現でき、本発明による効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるパルス発生装置を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示したパルス発生装置の構成を実現する回路の一例を示す図である。
【図3】多相クロック発生手段の構成例を示すブロック図である。
【図4】パルス発生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明のパルス発生装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図6】ルックアップテーブルの一例を示す図である。
【図7】第2実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の画像記録装置の一実施形態を示す正面図(A)、側面図(B)、上面図(C)である。
【図9】疑似変調データ列の一例を示す図である。
【図10】本発明の画像記録装置のもう1つの実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光源
2 ドライバ
3 像担持体
4 光学系
5 コントローラ
6 発光素子アドレス発生手段
7 クロック発生手段
8 多相クロック発生手段
9,9−1,9−2,…,9−k クロック選択手段
10,10−1,10−2,…,10−k カウント手段
11,11−1,11−2,…,11−k パルス出力手段
13 ハーフミラー
14 集光レンズ
15 光電変換手段
16 パルス幅指示手段
17,17−1,17−2,…,17−k 遅延手段
18 パルス幅データ用シフトレジスタ
19 ラッチ手段

Claims (7)

  1. 所定の基準クロックを基にして周波数が等しく位相が異なる多相クロックを発生させる多相クロック発生手段と、
    パルス幅を指示する所定のパルス幅指示信号に基づいて前記多相クロック発生手段から出力された多相クロックのうちの1つのクロックを選択するクロック選択手段と、
    前記クロック選択手段で選択されたクロックを計数し、前記パルス幅指示信号に基づいて定められた計数値に達したタイミングでパルス終了信号を出力するカウント手段と、
    パルスの発生開始を指示するパルス発生トリガー信号に基づいてパルス信号の発生を開始し前記カウント手段から出力されたパルス終了信号に基づいてパルス信号の発生を終了させるパルス出力手段と、
    前記パルス発生トリガー信号を前記パルス幅指示信号に基づいて選択された遅延量だけ遅延することにより、前記カウント手段におけるクロックの計数の開始を指示するカウント開始信号を生成する遅延手段とを備えたことを備えたことを特徴とするパルス発生装置。
  2. 前記クロック選択手段は、前記パルス発生トリガー信号が入力されたタイミングで前記パルス幅指示信号に基づいて前記多相クロックのうちの1つのクロックを選択し、前記遅延手段は、前記パルス発生トリガー信号を、前記パルス幅指示信号に基づいて選択された、前記クロック選択手段で選択されたクロックに応じた遅延量だけ遅延して前記カウント開始信号を生成するものであることを特徴とする請求項1記載のパルス発生装置。
  3. 前記遅延手段は、前記パルス発生トリガー信号を、ステップ的に変化する複数の遅延量の中から前記パルス幅指示信号に基づいて選択された1つの遅延量だけ遅延して出力するものであって、該遅延手段は、前記多相クロック発生手段から出力される多相クロックを構成する位相の異なるクロックの数よりも少ない、遅延量のステップ数を有するものであることを特徴とする請求項1記載のパルス発生装置。
  4. 前記パルス幅指示信号が複数ビットからなるビット幅の信号であり、前記カウント手段が、前記パルス幅指示信号のうちの上位側のビット部分に基づいて前記計数値を定め、前記クロック選択手段および前記遅延手段が、前記パルス幅指示信号のうちの下位側のビット部分に基づいて、それぞれ、クロックおよび遅延量を選択するものであることを特徴とする請求項1記載のパルス発生装置。
  5. 前記クロック選択手段、前記カウント手段、前記パルス出力手段、および前記遅延手段を有するパルス幅制御部を複数備えるとともに、前記多相クロック発生手段が、これら複数のパルス幅制御部に共用される多相クロックを発生するものであることを備えたことを特徴とする請求項1記載のパルス発生装置。
  6. 配列された複数の発光素子を有する発光素子アレイと、画像情報に応じて前記発光素子アレイを構成する複数の発光素子の発光を制御する発光制御部とを備え、前記発光素子アレイを構成する複数の発光素子の発光により所定の画像記録体に潜像あるいは顕像からなる画像を記録する画像記録装置において、
    前記発光制御部が、
    前記発光素子アレイを構成する複数の発光素子それぞれに対応して備えられた、対応する発光素子の発光パルス幅を制御する発光パルス幅制御部と、
    所定の基準クロックを基にして、複数の発光パルス幅制御部で共用される、周波数が等しく位相が異なる多相クロックを発生させる多相クロック発生部とを備え、
    前記発光パルス幅制御部それぞれが、
    パルス幅を指示する所定のパルス幅指示信号に基づいて前記多相クロック発生部から出力された多相クロックのうちの1つのクロックを選択するクロック選択手段と、
    前記クロック選択手段で選択されたクロックを計数し、前記パルス幅指示信号に基づいて定められた計数値に達したタイミングでパルス終了信号を出力するカウント手段と、
    パルスの発生開始を指示するパルス発生トリガー信号に基づいてパルス信号の発生を開始し前記カウント手段から出力されたパルス終了信号に基づいてパルス信号の発生を終了させるパルス出力手段と、
    前記パルス発生トリガー信号を前記パルス幅指示信号に基づいて選択された遅延量だけ遅延することにより、前記カウント手段におけるクロックの計数の開始を指示するカウント開始信号を生成する遅延手段とを備えたものであることを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  7. 画像情報を担持した変調データと、前記発光素子アレイを構成する複数の発光素子それぞれの発光効率とに基づいて、各発光素子に対応する各発光パルス幅制御部ごとのパルス幅指示信号を生成して各発光パルス幅制御部に分配するパルス幅指示部を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像記録装置。
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