JP3617613B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス、鏡等用の液体洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、ガラス、鏡などの表面に使用の際、洗浄性に優れ、拭きムラを生じることなく、同時に曇りを防止することができる液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラスや鏡などの表面における液体洗浄剤組成物としては、例えば、本願出願人の特開昭58ー21495号公報には、優れた洗浄力を有すると共に、拭き取りやすく、しみ残り(拭き残り)の少ないガラスクリーナーが開示されている。この公報に開示の液体洗浄剤組成物は、ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤とポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等を特定比で配合し、さらに沸点が150℃以下の有機溶剤を含有する配合組成である。
【0003】
一方、防曇に対する方策については、一般に、曇りの現象が、ガラスなどの表面に、細かい水滴が無数に付着して、光を乱反射している状態であることから、ガラスなどの表面での半球状の水滴生成を防止する方策を採れば曇りは防止できると考えられている。
従来から、曇りを防止する方策として、次の(1)〜(4)の方策が採られ、実行されてきている。
(1)ガラス表面と付着した水滴との接触角を小さくして、水滴を濡れ広がらせることより水の膜としてしまい、光の乱反射を防ぐ方策。
(2)ガラスなどの表面に特定の吸着層を設けることにより、付着した水分を吸収して、表面に水滴を形成させない方策。
(3)ガラスなどの表面と付着した水滴との接触角を大きくして水滴をはじくことにより、ガラスなどの表面上で水滴をとどまらせることなく転げ落としてしまう方策。
(4)ガラスなどの表面を常に露点以上の温度に保つなどして水蒸気を凝集させない方策。
【0004】
上記(1)の方策を用いた場合の例としては、特開平4ー180916号公報にはエポキシ基を少なくとも1つ有する分子量50〜10000のエーテルと1分子中にアミノ基及び加水分解性基のそれぞれ少なくとも1つ有する有機ケイ素化合物とを反応させて得られる特定構造のシリコーン変性エーテル等を含有する曇り防止剤が開示され、特開平6ー17033号公報には特定のシリコーングリコールを含有する防曇性を有するガラスクリーナーが開示され、特開平9ー151368号公報にはヒドロキシル基含有ポリマーとアルミニウム含有架橋剤と、ヒドロキシル基、シロキサン基又はこれらの基の混合を含有する界面活性剤とよりなる透明防曇皮膜が開示され、特開平9ー157635号公報にはアニオン系界面活性剤と親水性基を有するオルガノポリシロキサンとからなる防曇剤や特開平9ー194492号公報には特定のアニオン性基を少なくとも1つ有する特定分子量のオルガノポリシロキサンからなる防曇剤が開示されている。
【0005】
しかしながら、上記公報等に記載のガラスクリーナは、洗浄剤としての機能を重視するため、防曇効果が全くないもの、あるいはあっても効果は不十分であるものが多く、また、上記公報等に記載の防曇剤等については、防曇性を重視するあまりに、洗浄効果がなかったり、拭き具で拭いても、すぐに拭き取れなかったり、拭きムラが残り透明感がなくなる場合があるなどの課題があるものである。
また、最近では、上記方策(4)を用いて、自動車のリアガラスや洗面所の鏡に装着されている熱線により防曇効果をもつものもあるが、熱線の装着されていない自動車のガラスや洗面所の鏡だけではなく、食器棚やドレッサーなどのガラスや鏡に対して防曇機能を持つ洗浄剤の開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、拭きムラを残すことなく、十分な洗浄機能と防曇効果とを満足する液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来の技術の課題等について、鋭意研究を重ねた結果、特定の分子量となるポリエーテル変性シリコーンと、特定の界面活性剤とを含む液体洗浄剤組成物とすることにより、洗浄性に優れ、拭きムラを残すことなく、防曇機能を付与できる液体洗浄剤組成物が得られることを見い出し、更にこれらの成分にアルカノールアミンを組み合わせると、更に洗浄性に優れた液体洗浄剤組成物が得られることを見い出すことにより、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、次の(1)及び(2)に存する。
(1) (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤0.001〜5重量%と、(B)分子量10000〜50000の下記一般式(I)で示される側鎖型のポリエーテル変性シリコーン0.05〜10重量%とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
【化2】
(2) さらに、アルカノールアミンを含有する上記(1)記載の液体洗浄剤組成物。
【0008】
【発明実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤0.001〜5重量%と、(B)分子量10000〜50000の下記一般式(I)で示される側鎖型のポリエーテル変性シリコーン0.05〜10重量%とを含有することを特徴とするものである。
【化3】
【0009】
本発明に用いる(A)成分は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤であり、防曇効果及びその持続性を向上させために含有させるものである。
用いることができる(A)成分としては、下記一般式(II)で示されるポリオキシエチレンアルキルエーテル型の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【化4】
【0010】
上記一般式(I)で示されるポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルデシルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンイソラウリルエーテル、ポリオキシエチレンイソミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンパルミチルエーテルなどが挙げられ、これは、単独または2種以上組み合わせて使用することができる。
【0011】
この(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤の配合量は、組成物全量に対して、0.001〜5.0%、好ましくは0.1〜2%である。この配合量が0.001%未満であると、洗浄効果及び防曇効果の持続性機能が得られず、また、5.0%を越えると、拭きムラが目立つこととなり、好ましくない。
【0012】
本発明では、上記(A)成分の他、任意成分として、他の界面活性剤を用いることができる。
他の界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤など、特に限定されるものではない。
用いる界面活性剤の代表例としては、次の(1)〜(4)に示すものが挙げられ、これらは単独あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
(1)陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフインスルホン酸塩、脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸エステル塩等が挙げられ、これらの対イオンとしての陽イオンとしては、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アルカノールアミンイオン、アンモニウムイオン等が挙げられる。
(2)陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられ、これらの陽イオン性界面活性剤の対イオンとしての陰イオンは、ハロゲニオン等が挙げられる。
(3)両性界面活性剤としては、例えば、アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン等が挙げられる。
(4)非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルジメチルアミンオキシド、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類が挙げられる。
【0013】
本発明に用いる(B)成分のポリエーテル変性シリコーンは、分子量10000〜50000の上記一般式(I)で示される少なくとも1種のものが挙げられる。
【化5】
【0014】
好ましいポリエーテル変性シリコーンは、防曇効果及び拭きムラの点から、分子量が20000〜35000のものであり、より性能を向上させるためには、分子量が20000〜35000のポリエーテル変性シリコーンの中でも、(EO)p(PO)qの1分子中の割合が、60%以上であるものが望ましい。 ポリエーテル変性シリコーンの分子量が10000未満であると、防曇効果持続性が劣り、また、分子量が50000を越えるものであると、拭きムラが目立つこととなり、好ましくない。
本発明に用いる(B)成分のポリエーテル変性シリコーンは、単独または2種以上組み合わせて使用することができる。
ポリエーテル変性シリコーンの配合量は、組成物全量に対して、0.05〜10%、好ましくは、0.3〜5%である。
このポリエーテル変性シリコーンの配合量が、組成物全量に対して、0.05%未満であると、防曇効果を得ることができず、また、10%を越えると、拭きムラが目立つこととなり、好ましくない。
【0015】
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(A)成分及び(B)成分に、さらにアルカノールアミンを併用することで、更に洗浄性を大幅に向上することができる。
本発明に用いることができるアルカノールアミンとしては、特に限定されるものではないが下記一般式(III)で表されるものが好ましい。
【化6】
【0016】
上記一般式(III)で表されるアルカノ−ルアミンとしては、例えば、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、N−メチルエタノ−ルアミン、N−エチルエタノ−ルアミン、N−ブチルモノエタノ−ルアミン、N−ブチルジエタノ−ルアミンなどが挙げられ、これらは、1種または2種以上を混合して使用することができる。
これらの中でも好ましいアルカノ−ルアミンは、拭きムラ防止の点からはモノエタノ−ルアミン、ジエタノールアミン、N−ブチルエタノ−ルアミンが望ましい。
また、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリンなどのモルホリン類を配合することも可能である。
このアルカノールアミンの配合量は、組成物全量に対して、0.01%〜5%、好ましくは、0.1〜2%である。
アルカノールアミンの配合量が0.01%未満であると、更なる洗浄性の大幅な向上は発揮できず、また、5%を越えても、大幅な洗浄力の向上がみられず、不経済となり、好ましくない。
【0017】
本発明の液体洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に必要に応じて、他の任意成分を適宜配合することができる。
任意成分としては、例えば、溶剤や、低温下または高温下での液性を保持するのに配合される低級アルコ−ル、低級アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、エチレングリコ−ルなどのハイドロトロ−プ剤、殺菌剤、防腐剤及び防カビ剤、香料、色素、酸化防止剤、増粘剤、消泡剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤が挙げられる。なお、これら任意成分に用いられる化合物は、通常洗浄剤に使用される物ならばどのようなものでもよく、特に限定されるものではない。
【0018】
本発明に用いることができる溶剤としては、特に制約はないが、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールを含有することができる。これらの中でも、エタノールが好適である。
エタノールとしては、発酵、合成のエタノール、また、一般の変性アルコールが挙げられる。一般の変性アルコールとしては、例えば、メタノール変性、ベンゾール変性、トリオール変性、メチルエチルケトン変性、安息香酸デナトニウム変性、香料変性等の一般変性アルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、クロロホルム、炭酸ジエチル、酢酸エチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン、工業用エチルエーテル、ゲラニオール、8アセチル化ショ糖、フェニルエチルエーテル、ジエチルフタレート、ブルシン、リナリールアセテート、フレーバーH−No.4、フレーバーH−No.6、フレーバーH−No.9、フレーバーH−No.11、フレーバーH−No.1、フレーバーH−No.3、フレーバーH−No.10、フレーバーH−No.12、フレーバーH−No.13、フレーバーT−No.100、フレーバーT−No.101、フレーバーT−No.102、フレーバー−No.103、フレーバーT−No.107、フレーバーS−No.201、ヘキサン、リナロール、アルキルベンゼンスルホン酸塩水溶液、酢酸ビニル単量体、ヘプタン、イソプロピルアルコール、ブタノール変性等の選択変性アルコール、アクリル酸エチル、ベンジルアセテート、メタノール/10%安息香酸デナトニウムアルコール溶液、フレーバーH−No.14、種酢及び水(酸量10%以上、アルコール分15%以下)、高酸度醸造酢(酸量10%以上)、フレーバーT−No.3、フレーバーT−No.4、フレーバーH−No.2、フレーバーT−No.104、フレーバーT−No.105、フレーバーT−No.106、メタノール/ホルマリン/ローダミンB、メチルエチルケトン/8アセチル化ショ糖/イソプロピルアルコール、パラオキシ安息香酸ブチル、白ラックまたは精製セラックまたはセラック等の特別変性アルコールが挙げられる。
【0019】
本発明に用いることができる香料成分としては、特に限定するものではないが、具体的には、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料及び植物からの天然香料を挙げることができ、これらは1種または2種以上の成分を組み合わせて用いることができる。
これらの香料は、アルカノールアミン等を配合した場合などにおけるアミン臭等の臭気を改善し心地よい臭気を与える点等を考慮に入れ配合することができ、その配合量は、組成物全量に対して、0%〜0.5%が最適である。
【0020】
本発明の液体洗浄剤組成物は、残部は水(精製水、イオン交換水等)で調整される。
このように構成される本発明の液体洗浄剤組成物は、ガラス、鏡などの表面に使用の際、洗浄性に優れ、拭きムラを生じることなく、同時に曇りを防止することができるものとなる。
【0021】
【実施例】
次に、実施例及び比較例により更に本発明を詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものでない。
【0022】
〔実施例1〜10及び比較例1〜10〕
下記表1及び表2に示す配合組成により、各液体洗浄剤組成物を調製した。
得られた各液体洗浄剤組成物について、下記試験方法により、手垢に対する洗浄試験、防曇効果に対する試験、防曇効果の持続性試験、拭きムラのなさに対する影響試験を行った。これらの試験の結果を下記表1及び表2に示す。
なお、下記表1及び表2中の香料は、下記の配合組成の香料を使用した。
【0023】
(1)手垢に対する洗浄力試験
モデル皮脂汚れ(脂肪酸30部、トリグリセリン30部を加熱混合し、30×30cmのガラス板0.3g均一に塗布したもの)に、各液体洗浄剤組成物を滴下した後、テッシュで軽く5回拭き取った後の汚れの落ち具合を目視にて下記判定基準で判定した。
判定基準は次のとおりである。
◎:汚れ落ちが非常に良好
○:汚れ落ちが良好
△:汚れ落ちにむらがある
×:ほとんど汚れが落ちない
【0024】
(2)防曇効果に対する試験
各液体洗浄剤組成物を、10×15cmのガラス板に1ml滴下し、テッシュで拭き取った後、90℃の熱源付ポットからでる飽和水蒸気にガラス板を10秒間当て、曇りの有無を下記判定基準で目視判定した。
判定基準は次のとおりである。
○:曇りが認められない
△:やや曇りが認められる
×:明らかに曇りが認められる
【0025】
(3)防曇効果の持続性に対する試験
上記(2)で評価されたガラス板を十分に乾燥させ、90℃の熱源付ポットからでる飽和水蒸気にガラス板を10秒間当て、曇りの有無を目視判定した。この操作を繰り返し、防曇効果に対する持続性を下記判定基準で判定した。
判定基準は次のとおりである。
○:10回繰り返しても曇りが認められない
△:10回繰り返すとやや曇りが認められる
×:10回繰り返すと明らかに曇りが認められる
【0026】
(4)拭きムラのなさに対する影響試験
10×15cmのガラス面に防曇剤液体洗浄剤組成物を1ml滴下した後、テッシュで軽く5回拭き取った後の拭きムラのなさを目視にて下記判定基準で判定した。
判定基準は次のとおりである。
○:拭きムラがない
△:拭きムラが若干ある
×:拭きムラが非常に多い
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
上記表1及び表2の結果から明らかなように、本発明となる実施例1〜10は、本発明の範囲外の比較例1〜10に較べて、手垢に対する洗浄性、防曇効果及び防曇効果の持続性に優れ、拭きムラのない液体洗浄剤組成物となることが判った。
更に、(A)成分及び(B)成分に更にアルカノールアミンを含有した実施例7及び8では、すべての項目で優れたものとなることが判った。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、洗浄性に優れ、拭きムラを残すことなく、防曇効果に優れた液体洗浄剤組成物が提供される。
請求項2記載の発明によれば、さらに、アルカノールアミンを含有せしめることにより、更なる洗浄性の大幅な向上を発揮することができる液体洗浄剤組成物が提供される。
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