JPH0288699A

JPH0288699A - 洗濯前処理用液体漂白剤

Info

Publication number: JPH0288699A
Application number: JP63240468A
Authority: JP
Inventors: Hisanori Fukumoto; 福本　尚徳; Muneo Aoyanagi; 青柳　宗郎; Kazuhiro Takanashi; 高梨　和宏
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-09-26
Filing date: 1988-09-26
Publication date: 1990-03-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はアルカリ洗剤中で優れた漂白効果を奏し、しか
も香気変化の少ない洗濯前処理用液体漂白剤に関する。

〔従来の技術及びその課題〕

近年、衿、袖口汚れ除去、或いはシミ抜き用に液体洗剤
を塗布容器に入れた、いわゆる塗布型洗濯前処理剤が多
数上市されている。この前処理剤は洗濯機に投入する前
に塗布するのみで洗浄効果を向上することができるので
かなり普及している。しかし、市販品は液体洗剤として
、通常の洗濯用重質液体洗剤を使用しているので、汚れ
のひどいものに対しては塗布するだけでは十分な効果が
得られず、ブラシでこする、或いは更に漂白処理等を行
っているのが現状である。

また、液状酸性過酸化水素漂白剤を塗布用洗濯前処理剤
として使用して洗浄漂白効果を向上できることも知られ
ている（特開昭４９−５２７８４号公報、特開昭５４−
１０３０９号公報、特開昭５５−１０８５００号公報、
特開昭６２−２３０８９７号公報）。かかる過酸化水素
漂白剤、特に過酸化水素の活性化剤を併用した洗濯前処
理剤は、アルカリ洗剤中で使用した場合優れた漂白効果
を示すという特長を有する。併しながら、洗濯前処理剤
は一般に商品価値を高めるために賦香されることが望ま
しいが、活性化剤を併用した系においては香気が変化し
てしまうという問題があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは、種々検討の結果、活性化剤を併用する過
酸化水素漂白剤からなる洗濯前処理剤組成物に於いても
、特定の活性化剤を使用するば、従来の活性化剤と同じ
漂白効果が得られ、しかも香調を変化させないことを見
出し、本発明を完成した。

即ち、本発明は、（ａ）　　過酸化水素　　　　　　０．５〜１０重量％
ら）界面活性剤　　　　　　　１〜２０重量％（ｃ）　
　アセチル置換数が１〜４であるアセチル置換グルコー
ス　　　　　　　１〜３０重量％（ｄ）　　香料　　　
　　　　　　０．０１〜１重量％を含有する組成物から
なり、該組成物のｐＨが２〜５であることを特徴とする
洗濯前処理用液体漂白剤を提供するものである。

本発明の組成物に於いて、過酸化水素は組成物中に０．
５〜１０重量％、好ましくは２〜７重量％配合される。

而して過酸化水素を安定に保つために組成物のｐＨは２
〜５に調整されることが必要である。

配合される界面活性剤は通常洗剤に使用されるものでよ
いが、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアル
ケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスル
ホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、ポリオキシアルキ
レンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノー
ルアミドが挙げられる。

界面活性剤は組成物中に１〜２０重量％、好ましくは１
〜６重量％配合される。

本発明の組成物中に配合される特定の活性化剤であるア
セチル置換グルコースはアセチル置換数が１〜４のもの
であり、組成物中に１〜３０重量％、好ましくは１〜６
重量％配合される。

これに対して活性化剤としてよく知られているグルコー
スペンタアセテートは、漂白剤の漂白効果を向上するこ
とは出来るが、香調の変化をきたすので好ましくない。

香料成分としては従来一般に使用されているものが使用
でき、特に限定されない。香料は組成物中に０．０１〜
０．５重量％、好ましくは０．０１〜０．２重量％配合
される。

尚、本発明の組成物には、必要に応じてポリアクリル酸
、ポリビニルアルコーノへカルボキシメチルセルロース
のような高分子増粘剤、モンモリロナイトなどの無機増
粘剤、着色剤、蛍光染料などを配合できる。

〔実　施　例〕

以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。

第１表に示す各成分を用いた配合組成を有する本発明品
及び比較品を調整し、以下の試験を行った。

（１）漂白効果の評価方法 ■　浸漬漂白漂白試験用に調整した紅茶汚染布１０ｃｍ　ｘｌＱｃｍ
　（下記調製法で作製）１枚に１ｇの第１表に示す洗浄
剤或いは洗濯前処理剤を塗布し、０．８％の市販洗剤液
（ｐＨ：１０．５）に２０℃で３０分浸漬処理した。こ
のとき４６０ｎｍの反射率変化を用いて次式により漂白
率（％）を算出した。

漂白率（％） ■　洗濯機による漂白 ■と同様の方法で洗浄剤或いは洗濯前処理剤を塗布した
紅茶汚染布１枚を０．１３３％上記市販洗剤液（ｐＨ＝
１０．２）の入ったミニ洗濯機（Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｍ
ｉｎｉ　Ｍｉｎｉ　、液量７１）で１５分洗浄した。上
記方法で漂白率を算出した。

（紅茶汚染布の調製法）日東紅茶（黄色パッケージ）８０ｇを３１のイオン交換
水にて約１５分間煮沸後、糊抜きしたサラシ木綿でこし
、この液に木綿金布＃２００３布を浸し、約１５分間煮
沸する。そのまま火よりおろし、２時間程度放置後自然
乾燥させ、洗液に色のつかなくなるまで水洗し、脱水、
プレス後、１０ｃｍ　ｘ　１０ｃｍの試験片とし、実験
に供した。

（２）衿汚れ洗浄力評価ＪＩＳ　Ｋ−３３７１の方法により、ＪＩＳ指標洗剤洗
浄を基準に第１表に示す洗浄剤或いは洗濯前処理剤を塗
布後、ＪＩＳ指標洗剤（過炭酸ソーダを１０％外配合し
たもの）で洗浄したものを評価した。Ｋ−３３７１，５
８６（２）の評価基準で評価を行い、有意差があるもの
について下記の基準で洗浄力を表した。

◎：汚れ落ちの平均値が＋０．５以上 ○：汚れ落ちの平均値が＋０．２〜＋〇、５△：汚れ落
ちの平均値が＋０．２未満或いは有意差なしＸ：汚れ落ちの平均値が一〇、０以下（３）香りの評価試料を室温（２０〜２５℃）で２０日間保存し、香調の
変化を５人のパネラ−により官能評価した。

◎： ○：Ｘ　：全く変化していない。

若干変化しているが殆ど差がない。

かなり変化してふり明らかに差が認められる。

Claims

【特許請求の範囲】１　（ａ）過酸化水素０．５〜１０重量％（ｂ）界面活性剤１〜２０重量％（ｃ）アセチル置換数が１〜４であるアセチル置換グル
コース１〜３０重量％（ｄ）香料０．０１〜１重量％を含有する組成物からなり、該組成物のｐＨが２〜５で
あることを特徴とする洗濯前処理用液体漂白剤。