JPH09104898A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents

液体漂白剤組成物

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JPH09104898A
JPH09104898A JP7287833A JP28783395A JPH09104898A JP H09104898 A JPH09104898 A JP H09104898A JP 7287833 A JP7287833 A JP 7287833A JP 28783395 A JP28783395 A JP 28783395A JP H09104898 A JPH09104898 A JP H09104898A
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JP
Japan
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group
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weight
acid
linear
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Application number
JP7287833A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Miyamae
喜隆 宮前
Kazuaki Fukano
和明 深野
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配合した有機過酸前駆体から効果的に過酸を
発生し、かつ香気安定性を有する液体漂白剤組成物を得
る。 【解決手段】 過酸化水素と有機過酸前駆体とを含む液
体漂白剤組成物において、アルコールまたはアルキルフ
ェノールにエチレンオキサイドを付加したノニオン界面
活性剤あるいはアルキルスルホベタイン型両性界面活性
剤と;アルキルアミンオキサイド、アルキルベタイン型
両性界面活性剤、アルキルポリグリコシド、メチルグル
コシドアルキルエステル、LAS,AOS,AESとを
組合わせて配合し、かつ、フェノール性化合物を添加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機過酸前駆体を含
有した貯蔵安定性に優れ、香気安定性に優れた液体酸素
系漂白剤に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素系漂白剤は、色、柄物に使用できる
特長を有し、衣料用漂白剤の主流となってきている。一
方漂白力の点で塩素系漂白剤に劣っており、酸素系漂白
剤の漂白力の向上については多くの研究がなされてきて
いる。その1つの手法に有機過酸前駆体を利用する考え
方がある。この有機過酸前駆体は、洗浄液中で過酸化水
素と反応しより漂白力の高い有機過酸を生成する。ここ
で用いられる洗浄液中で過酸化水素を発生する過酸化物
として、粉末タイプの漂白剤、もしくは、漂白性能を有
するヘビー洗剤では、過炭酸ナトリウムや、過ほう酸ナ
トリウムなどが利用され、液体漂白剤では過酸化水素が
用いられる。また、有機過酸前駆体には、例えばテトラ
アセチルエチレンジアミン(TAED)、グルコースペ
ンタアセテート(PAG)、フェノール誘導体アルキル
エステルをあげることが出来る。
【0003】これら、有機過酸前駆体は、過酸化水素と
比較して酸化作用が強くより高い漂白作用を示す一方
で、主な家庭用衣料用洗剤、漂白剤に配合されている香
料に影響を及ぼす傾向がある。その結果、香気に変化が
生じたり、異臭の発生といった問題を生じる。この問題
に対して、通常耐酸化性の香料を用いる等の対応は考え
られるが、満足いく香気の保存安定性は得られていない
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液体酸素系
漂白剤において、貯蔵安定性、香気安定性を改善するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、課題解決
のために鋭意研究の結果、本発明の(a)〜(d)群成
分に更に(e)群成分であるフェノール性化合物を添加
することにより、高い香気安定性が得られ、上記課題を
解決しうることを見い出した。すなわち、本発明は下記
の(a)群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤
と(b)群の中から選ばれる1種又は2種以上の界面活
性剤を、(a)群対(b)群の重量比が1/0〜10/
1で、且つ(a)+(b)の合計が組成中に5〜30重
量%、および(c)群、(d)群、(e)群、の各成分
が下記に記載の含有量であり、溶液のpHが2.5〜
4.5であることを特徴とする液体漂白剤組成物を提供
する。
【0006】(a)群:下記化4の一般式(I)、(I
I)または(III) で示される界面活性剤
【化4】 (一般式I、II、III 中R1 は炭素数8〜18の直鎖ま
たは分岐のアルキル基、アルケニル基、またはこれらの
混合物を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数を
示し、2〜30の値をとる。)
【0007】(b)群:下記化5の一般式(IV)、
(V)、(VI)または(VII) で示される界面活性剤、
および直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、
α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、ポリオキシエ
チレンアルキルまたはアルケニルエーテル硫酸エステル
塩(AES)から選ばれる界面活性剤
【0008】
【化5】 (一般式IV、V、VI、VII 中で、R2 は炭素数8〜18
の直鎖または分岐アルキル基、アルケニル基を示す。
(glu)nはグルコースの分子単位がn個1、4位ま
たは1、6位結合で連結した分子を示す。nは、1〜1
0の値をとる。(glu−OMe)はメチルグルコシド
を示し、6位にエステル結合を有する。) (c)群:過酸化水素を組成中0.5〜10重量%
【0009】(d)群:下記化6の一般式(VIII)で表
される有機過酸前駆体を組成中0.2〜5重量%
【化6】 R3COO−C64−Z …(VIII) (式中、R3 は炭素鎖長7〜12の直鎖アルキル基 Zは−COOH、−COOM、−SO3 H、−SO
3 M、Mはアルカリ金属) (e)群:フェノール性化合物を組成物中0.001〜
5重量%
【0010】
【発明の実施の形態】以下に各群の成分について詳細に
説明する。本発明の(a)群に示した界面活性剤は、以
下の化7の一般式(I)で示される界面活性剤、化9の
一般式(II)で示される界面活性剤、化11の一般式
(III) で示される界面活性剤である。
【0011】
【化7】 R1−O−(CH2CH2O)n−H …(I) 一般式(I)の界面活性剤は、アルコールにエチレンオ
キサイドを付加したノニオン界面活性剤で、R1 は炭素
数8〜18の直鎖または分岐のアルキル基、アルケニル
基、またはこれらの混合物を示し、nはエチレンオキサ
イドの付加モル数を示し、2〜30の値をとる。一部の
例として次の化8のような化合物を列挙することができ
る。
【0012】
【化8】 C 8H17O(CH2CH2O) 5H C13H27O(CH2CH2O) 8H C10H21O(CH2CH2O) 7H C13H27O(CH2CH2O) 9H C12H25O(CH2CH2O) 9H C13H27O(CH2CH2O)12H C12H25O(CH2CH2O)12H C13H27O(CH2CH2O)20H C12H25O(CH2CH2O)20H C13H27O(CH2CH2O)30H C12H25O(CH2CH2O)30H C14H29O(CH2CH2O)20H C13H27O(CH2CH2O) 5H C16H33O(CH2CH2O)15H C13H27O(CH2CH2O) 7H C18H37O(CH2CH2O)20H
【0013】
【化9】 R1−C44−O−(CH2CH2O)n−H …(II) 一般式(II)の界面活性剤は、アルキルフェノールにエ
チレンオキサイドを2〜30モル付加したノニオン界面
活性剤で、R1 は炭素数8〜18の直鎖または分岐のア
ルキル基、アルケニル基、またはこれらの混合物を示
し、一部の例として次の化10のような化合物を列挙す
ることができる。
【0014】
【化10】 C 817−C64−O−(CH2CH2O) 6H C 817−C64−O−(CH2CH2O)10H C 919−C64−O−(CH2CH2O) 2H C 919−C64−O−(CH2CH2O) 5H C 919−C64−O−(CH2CH2O) 8H C 919−C64−O−(CH2CH2O)10H C 919−C64−O−(CH2CH2O)12H C 919−C64−O−(CH2CH2O)15H C 919−C64−O−(CH2CH2O)20H C 919−C64−O−(CH2CH2O)30H C1021−C64−O−(CH2CH2O)12H C1021−C64−O−(CH2CH2O)15H C1225−C64−O−(CH2CH2O)20H C1429−C64−O−(CH2CH2O)30H C1837−C64−O−(CH2CH2O)30
【0015】
【化11】 一般式(III) の化合物は、アルキルスルホベタイン構
造を有する両性界面活性剤で、R1 は炭素数8〜18の
直鎖または分岐のアルキル基、アルケニル基、またはこ
れらの混合物を示し、一部の例として下記の化12に示
した化合物を列挙することができる。
【0016】
【化12】 本発明(b)群に示した界面活性剤としては、以下の化
13の一般式(IV)、化14の一般式(V)、化16の
一般式(VI)、化17の一般式(VII) で示される界面
活性剤またはLAS,AOSおよびAESから選ばれる
界面活性剤が用いられる。詳細を以下に説明する。
【0017】
【化13】 一般式(IV)の界面活性剤は、アルキルアミンオキサイ
ド構造を有する一連の化合物で、R2 は炭素数8〜18
の直鎖または分岐のアルキル基、アルケニル基、または
これらの混合物である。
【0018】一部の例としてN,N−ジメチルオクチル
アミンオキサイド、N,N−ジメチルノニルアミンオキ
サイド、N,N−ジメチルデシルアミンオキサイド、
N,N−ジメチルラウリルアミンオキサイド、N,N−
ジメチルミリスチルアミンオキサイド、N,N−ジメチ
ルパルミチルアミンオキサイド、N,N−ジメチルステ
アリルアミンオキサイド等をあげることができる。
【0019】
【化14】 一般式(V)の界面活性剤は、アルキルカルボベタイン
構造を有する両性界面活性剤で、R2 は炭素数8〜18
の直鎖または分岐のアルキル基、アルケニル基、または
これらの混合物を示す。下記に一部の例として下記に示
した化15の化合物を列挙することができる。
【0020】
【化15】
【0021】
【化16】 R2O(glu)n …(VI) 一般式(VI)の界面活性剤は、アルキルポリグルコシド
であり、R2 は炭素数8〜18の直鎖または分岐のアル
キル基、アルケニル基、またはこれらの混合物である。
nはグルコース(glu)の縮合数を表し1〜10、も
しくは、これらの混合物である。グルコースの縮合はグ
ルコースの1位と4位、又は1位と6位で行われ、本発
明中のアルキルポリグルコシドにおいては、1、4およ
び1、6の単品及び混合物のいずれでも良い。
【0022】
【化17】 R2COO−(glu−OMe) …(VII)
一般式(VII) の界面活性剤は、メチルグルコシドアル
キルエステルを示し、式中(glu−OMe)はメチル
グルコシドを表し、R2 は炭素数8〜18の直鎖または
分岐のアルキル基、アルケニル基、またはこれらの混合
物である。これらの例としてメチルグルコシドオクチル
エステル、メチルグルコシドノニルエステル、メチルグ
ルコシドデシルエステル、メチルグルコシドラウリルエ
ステル、メチルグルコシドミリスチルエステル、メチル
グルコシドパルミチルエステル、メチルグルコシドステ
アリルエステルをあげることができる。
【0023】LASとしては、アルキル基の炭素数が1
0〜16の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が用いら
れる。AOSとしては、炭素数10〜16のα−オレフ
ィンスルホン酸塩が用いられる。AESとしては、アル
キル基ないしはアルケニル基の炭素数が12〜18で、
エチレンオキシドの平均付加モル数が2〜10のポリオ
キシエチレンアルキルまたはアルケニルエーテル硫酸エ
ステル塩が用いられる。LAS,AOS,AESにおけ
る塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
塩などの水溶性塩が用いられる。
【0024】本発明で液体酸素系漂白剤中に配合される
界面活性剤は(a)群及び(b)群から選択され、
(a)群の活性剤と(b)群の活性剤とを(a)/
(b)=1/0〜10/1になるように混合した物を用
いる。本発明(c)群成分の過酸化水素は組成物中0.
5〜10重量%含有する。(d)群成分の有機過酸前駆
体は組成物中0.1〜10重量%含有し、より好ましく
は1〜5重量%で、(c)群成分と過酸化水素とのモル
比が(c)/(d)が2以上になるように配合すること
が望ましい。本発明(d)群は有機過酸前駆体は、化1
8の一般式(VIII)に示された分子中にフェノールエス
テル構造を有する有機過酸前駆体である。
【0025】
【化18】 R3COO−C64−Z …(VIII) (式中、R3 は炭素鎖長7〜12の直鎖アルキル基 Zは−COOH、−COOM、−SO3 H、−SO
3 M、Mはアルカリ金属)
【0026】有機過酸前駆体の具体例を以下に示す。
【化19】 C 7H15COO-C6H4-SO3Na C 7H15COO-C6H4-COOH C 8H17COO-C6H4-SO3Na C 8H17COO-C6H4-COOH C 9H19COO-C6H4-SO3Na C 9H19COO-C6H4-COOH C11H23COO-C6H4-SO3Na C11H23COO-C6H4-COOH
【0027】本発明の(e)群のフェノール性化合物と
は、フェノール性のヒドロキシル基を備えたベンゼン環
を有する化合物が用いられ例えば下記化20の一般式
(IX)の化合物が好適である。
【0028】
【化20】 (X,Y,Z:少なくとも1つが−OHで残りはH L,M:−H,−OH,−COOWまたは−SO3
(Wは水溶性を示す金属塩又は水素))
【0029】上記化合物の具体例としては、フェノー
ル、カテコール、ハイドロキノン、ピロガドール、ヒド
ロキシ安息香酸、ヒドロキシフタル酸、フェノールスル
ホン酸、没食子酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸又は
これらの塩などがある。さらに、下記化21の一般式
(X)で示されるベンゼン環がエステル結合や、エーテ
ル結合で複数連結したような構造を有するフェノール化
合物も好適で、その例としてヒドロキシベンゾイルオキ
シ安息香酸、ヒドロキシベンゾイルオキシベンゼンスル
ホン酸をあげることができる。
【0030】
【化21】 (X:水素,炭素数1〜12の直鎖または分岐アルキル
基,炭素数1〜12の直鎖または分岐アルキカノイル基 Z:カルボニル基または、単結合 n:繰り返し数を示し,2以上、好ましくは2から5の
数 M:水溶性を示す金属塩又は水素)
【0031】本発明において、残部成分は通常水を使用
するが、水、及び溶解補助剤を重量比で水/溶解補助剤
=1000/1〜10/1になるように混合したものを
用いることもできる。溶解補助剤を添加すると保存時の
有機過酸前駆体の安定性がさらに向上する。溶解補助剤
の例として、エチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、
グリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、エチルカ
ルビトール、グルコース、エタノール、イソプロパノー
ル等をあげることができる。ポリエチレングリコールは
分子量200〜10000、より好ましくは400から
6000のものを用いることが望ましい。
【0032】本発明においては、キレート剤を配合する
ことにより有機過酸前駆体の安定性をより高めることが
できる。キレート剤としては、ホスホン酸系のキレート
剤が好ましく、例として、エタン−1,1−ジホスホン
酸、エタン−1,1,2トリホスホン酸、エタン−1−
ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸や、それらの誘導体
を上げることができる。他のキレート剤としては、カル
ボン酸系高分子ビルダーなどを用いることができる。カ
ルボン酸系高分子ビルダーとしては、ポリアクリル酸、
ポリマレイン酸、アクリル酸、マレイン酸コポリマー等
をあげることができる。その他の例としてフォスフィノ
カルボン酸、フォスフォノカルボン酸、エチレンジアミ
ン4酢酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸等をあげ
ることができる。
【0033】本発明の液体漂白剤組成物には、香料を添
加することができる。香料としては、脂肪族炭化水素、
テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂
肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコー
ル等のアルコール類、エーテル類、脂肪族オキサイド、
テルペンオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒ
ド、テルペン系アルデヒド、チオアルデヒド等アルデヒ
ド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、芳香族ケトン、
脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン等のケト
ン類、アセタール類、ケタール類、脂肪酸、テルペン系
カルボン酸等の酸類、酸アマイド類脂肪族ラクトン、大
環状ラクトン、テルペン系ラクトン等のラクトン類、脂
肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環
状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸エス
テル、テルペン系カルボン酸エステル等のエステル類、
ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノ
リン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の
合成香料及び動物、植物からの天然香料の1種又は2種
以上を混合して使用することができる。香料化合物の具
体例としてはベンジルアセテート、3,7−ジメチルオ
クタノール、2−フェニルエタノール、4−t−ブチル
シクロヘキシルアセテート、2−t−ブチルシクロヘキ
シルアセテート、2−メチル−3−(p−イソプロピル
フェニル)プロピオンアルデヒド、p−t−ブチル−α
−メチルハイドロシンナミックアルデヒド、オクチルア
ルデヒド、n−デシルアルデヒド、1−ノナノール、
1,3,3−トリメチル−2−ノルボナノール、p−メ
チルイソプロピルベンゼン、5−メチル−2−イソプロ
ピルシクロヘキサノール、1,3,4,6,7,8−ヘ
キサハイドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル
シクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、7−アセチル−
1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラハイドロ
ナフタレン、エチレンウンデカンジカルボキシレート、
2,6−ジニトロ−3,5−ジメチル−4−アセチル−
t−ブチルベンゼン、セドロール、2,6−ジメチルオ
クタン−1−オール、フェニルエチルフェニルアセテー
ト、3−(イソカンフィル−5)−シクロヘキサン−1
−オール、α−メチル−3,4−メチレン−ジオキシハ
イドロシンナミックアルデヒド、ベンジルベンゼンカル
ボキシレート、1,7,7−トリメチルビシクロ(2,
2,1)−2−ヘプタノン、1,7,7−トリメチルビ
シクロ−1,2,2−ヘプタノール−2、メチルサリシ
レート、ジフェニルエーテル、2−メチルウンデカノー
ル、メチルフェニルアセテート、エチルブチレート、メ
チル−2−アミノベンゾエート、ウンデシルラクトン、
シクロペンタデカノリッド、2−イソプロペニル−5−
メチル−5−ビニルテトラハイドロフラン、ヘキシルシ
ンナミックアルデヒド、シス−3−ヘキサノール、メチ
ル−(2−アミル−3−オキソシクロペンチル)アセテ
ート、ベンゾピロール、2−メトキシ−4−アリルフェ
ノール、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オー
ル、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−イルアセテ
ート、1−メチル−4−イソプロピル−シクロヘキセン
−8−オール、1,2−ベンゾピロン、9−デセン−1
−オール、シス−2−(2’−メチル−1’−プロペニ
ル)−4−メチルテトラハイドロフラン、1−ブロモ−
2−フェニルエチレン、4−(4−メチル−4−ヒドロ
キシアミル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒ
ド等をあげることができる。
【0034】本発明の液体漂白剤組成物にはさらに任意
成分を添加することが出来る。例えば、変退色抑制剤と
して公知の物質を含むことが出来る。例として一連のア
ミノ酸化合物、アミン化合物、アミン塩、アミノアルコ
ール等をあげることができる。また、本発明の液体漂白
剤組成物には、染料や顔料のような着色剤、紫外線吸収
剤、無機電解質、酵素等の添加物を適当量配合すること
ができる。本発明の液体漂白剤組成物のpHは4.5以
下、好ましくは3.5以下とすることが望ましい。pH
の調整には、硫酸、塩酸、燐酸、等の無機酸や、トルエ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸、水酸化
ナトリウムや水酸化カリウム等の苛性アルカリを用いて
調整する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、過酸化水素、有機過酸前駆体
を含み高い漂白効果を有し、且つ香気安定性に優れた液
体漂白剤組成物を提供する。
【0036】
【実施例】
(1)実施例で使用した各群の成分について表1〜6に
示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】 APG:GLUCOPON 600(ヘンケル社製) MGE:メチルグルコシド脂肪酸エステル(脂肪酸の炭
素鎖長12〜14) LAS:アルキル基の炭素数が12〜14の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム AOS:炭素数14〜16のα−オレフィンスルホン酸
ナトリウム AES:アルキル基の炭素数12〜14、エチレンオキ
サイドの平均付加モル数7のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸ナトリウム
【0039】
【表3】表3:(c)群 c−1 過酸化水素
【0040】
【表4】表4:(d)群 有機過酸前駆体 d−1 C 715COO−C64−SO3Na d−2 C1123COO−C64−SO3Na d−3 C 715COO−C64−COOHd−4 C1123COO−C64−COOH
【0041】
【表5】 表5:(e)群 e−1 フェノール e−2 ヒドロキシ安息香酸 e−3 フェノールスルホン酸 e−4 ハイドロキノン e−5 ヒドロキシベンゾイルオキシベンゼンカルボン酸
【0042】
【表6】 表6:残部 f−1 水 f−2 ポリエチレングリコール(分子量600)
【0043】(2)実施例で使用した調合香料を表7お
よび表8に示した。なお、表7と表8とで1つの調合組
成を示す。
【0044】
【表7】 表7: 化 学 名 No.1 No.2 No.3 調合香料組成(%) ベンジルアセテート 10 10 10 テトラハイドロリナロール 5 − − 2-フェニルエタノール 20 20 20 4-t-ブチルシクロヘキシルアセテート 20 − 10 2-t-ブチルシクロヘキシルアセテート − − 2 シクラメンアルデヒド 5 3 − p-t-ブチル-α-メチルヒドロ 5 7 5 シンナミックアルデヒド(Lilial) オクチルアルデヒド − 0.5 − n-デシルアルデヒド − 0.5 − 1-ノナノール − 0.5 − α-フェンシルアルコール − − 0.5 p-サイメン − − 5 l-メントール − − 4 ガラクリソド 5 − 5 トナリド 5 − 5 ムスク T − 10 − ムスクケトン − 1 − セドロール 5 − − テトラヒドロゲラニオール 5 − − フェニルエチルフェニルアセテート 5 − − 小 計 90 52.5 66.5
【0045】
【表8】 表8: 化 学 名 No.1 No.2 No.3 調合香料組成(%) サンデラ 5 2 − ヘリオナール 5 − − ベンジルベンゾエート − 3 − d-カンファー − − 2 シクロペンタデカノリド − 5 − ライムオキサイド − − 1 ヘキシルシンナミックアルデヒド − 15 10 3-シス-ヘキサノール − 0.5 − メチル-(2-アミル-オキソシクロ − 5 − ペンチル)アセテート ベンゾピロール − − 0.5 オイゲノール − 2 − シトロネール − 10 3 シトロネルアセテート − − 2 テルピネオール − 3 − ライムオイル − − 1 オレンジオイル − − 5 レモンオイル − − 3 ローズマリーオイル − − 2 ユーカリプタスオイル − − 1 ラバンジンオイル − − 3 イランイランオイル − 2 − 小計 10 47.5 33.5 合 計(表7+表8) 100 100 100
【0046】(3)香気安定性試験 液体漂白性組成物を50℃条件下で4週間保存し、保存
後の香気を判定した。 保存前の香気と同等 ○ 香気がやや劣化している △ 香気が劣化している × (4)液体漂白剤組成物 表9〜12に示した液体漂白剤組成物を作り香気安定性
を判定した。なお、表9と表10、および表11と表1
2はそれぞれ1つの組成物を示す。
【0047】
【表9】 表9:液体漂白剤組成物(その1) 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 8 (a)群 a-1 20 20 − − − − − − a-2 − − 20 − − − − − a-3 − − − 20 − − − − a-4 − − − − 20 − − − a-5 − − − − − 20 − − a-6 − − − − − − 10 10 a-7 − − − − − − − − (b)群 b-1 − 2 − − − − 1 − b-2 − − 2 − − − − − b-3 − − − − 2 1 − − b-4 − − − − − − − − (c)群 c-1 5 5 5 5 5 5 5 5 (d)群 d-1 2 − − − − − − − d-2 − 1 − − 2 − 1 − d-3 − − 2 − − − − − d-4 − − − 2 − 2 − 1
【0048】
【表10】 表10:液体漂白剤組成物(その2) 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 8 (e)群 e-1 2 − − − − − − − e-2 − − − 2 − 1 1 2 e-3 − 1 − − − − − − e-4 − − 1 − − − − − e-5 − − − − 1 − 1 − 配合量(%) 残部 f-1/ 100 90 100 100 100 100 100 100 /f-2 − 10 − − − − − − エタン-1-ヒドロキシ 0.1 − − 0.5 − 0.1 − 0.1 -1,1-ジホスホン酸 調合香料 No.1 0.1 0.1 0.1 − − 0.1 − − No.2 − − − 0.1 − − 0.1 0.1 No.3 − − − − 0.1 − − − pH 3 3 3 3.5 3.5 3.5 3 3 香気安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0049】
【表11】 表11:液体漂白剤組成物(その3) 実 施 例 比較例 9 10 11 12 13 14 1 2 (a)群 a-1 − − − − − − 20 − a-3 − − − − − − − 20 a-7 10 10 10 10 10 10 − − (b)群 b-3 − − − − − − 1 − b-4 1 − − − − − − 1 b-5 − − 0.5 − − − − − b-6 − − − 0.5 − − − − b-7 − − − − 0.5 − − − b-8 − − − − − 1 − − (c)群 c-1 5 5 5 5 5 5 5 5 (d)群 d-1 − − 2 2 − − 2 − d-2 2 − − − − − − − d-3 − − − − 2 − − 2 d-4 − 2 − − − 2 − −
【0050】
【表12】 表12:液体漂白剤組成物(その4) 実 施 例 比較例 9 10 11 12 13 14 1 2 (e)群 e-1 − − − − − − − − e-2 − − − − 0.5 0.5 − − e-3 1 − 0.5 0.5 − − − − e-4 − − − − − − − − e-5 − − − − − − − − 配合量(%) 残 部 f-1/ 100 100 100 100 100 100 100 100 /f-2 − − − − − − − − エタン-1-ヒドロキシ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 − 0.1 -1,1-ジホスホン酸 調合香料 No.1 − 0.1 0.1 0.1 − − − 0.1 No.2 − − − − 0.1 − 0.1 − No.3 0.1 − − − − 0.1 − − pH 3 3 3 3 3 3 3 3 香気安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △
【0051】本発明の特徴的な構成としては、以下のも
のを挙げることができる。 (1)さらに、ホスホン酸系キレート剤を0.01〜1
重量%含む液体漂白剤組成物。 (2)さらに、残分の組成が水および溶解補助剤からな
り、これらの組成物が重量比で水/溶解補助剤=100
0/〜1/10になるような混合物である液体漂白剤組
成物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)群の中から選ばれる1種又
    は2種以上の界面活性剤と(b)群の中から選ばれる1
    種又は2種以上の界面活性剤を、(a)群対(b)群の
    重量比が1/0〜10/1で、且つ(a)+(b)の合
    計が組成中に5〜30重量%、および(c)群、(d)
    群、(e)群、の各成分が下記に記載の含有量であり、
    溶液のpHが2.5〜4.5であることを特徴とする液
    体漂白剤組成物。 (a)群:下記化1の一般式(I)、(II)または(II
    I) で示される界面活性剤 【化1】 (一般式I、II、III 中のR1 は炭素数8〜18の直鎖
    または分岐のアルキル基、アルケニル基、またはこれら
    の混合物を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数
    を示し、2〜30の値をとる。) (b)群:下記化2の一般式(IV)、(V)、(VI)ま
    たは(VII) で示される界面活性剤、および直鎖アルキ
    ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩
    またはポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニル硫
    酸エステル塩から選ばれる界面活性剤 【化2】 (一般式IV、V、VI、VII でR2 は炭素数8〜18の直
    鎖または分岐アルキル基、アルケニル基を示す。(gl
    u)nはグルコースの分子単位がn個1、4位または
    1、6位結合で連結した分子を示す。nは、1〜10の
    値をとる。(glu−OMe)はメチルグルコシドを示
    し、6位にエステル結合を有する。) (c)群:過酸化水素を組成中0.5〜10重量% (d)群:下記化3の一般式(VIII)で表される有機過
    酸前駆体を組成中0.2〜5重量% 【化3】 R3COO−C64−Z …(VIII) (式中R3 は炭素鎖長7〜12の直鎖アルキル基 Zは−COOH、−COOM、−SO3 H、−SO
    3 M、Mはアルカリ金属) (e)群:フェノール性化合物を組成中に0.001〜
    5重量%
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