JP3617013B2 - 電子回路基板の検査装置及び電子回路の検査方法 - Google Patents
電子回路基板の検査装置及び電子回路の検査方法 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、電子回路基板等の断線、ショート等を接続ピンを立てないで、簡単に検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子回路基板等の検査装置は電極それぞれにピンを立てるか、又は接続して個々の電極から信号が出ているかどうかを検査していた。これは電極のピッチが狭くなればなるほど、検査治具を複雑かつ、高精度にする必要があり、高価なものとなっていた。又検査装置についても、入出力点数が、非常に多くなるため高価なものを使用する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この高価な検査装置や治具を何とか低価格で使い易いものをと言う強い要望かに答えるために発明されたものである。
【0004】
本発明は係る課題を解決することを目的として成されたもので、係る課題を解決し、従来高価であった検査装置や治具を使い易く且つ低価格で提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
その構成を説明すると、
(イ) レーザー光スキャンコントローラ14.をパソコン13.で制御し、レーザー光12.のように、給電制御板4.の上面をスキャンさせる。
【0006】
(ロ) レーザー光が通った瞬間、電極があるポイントだけ電流が、給電制御板4.内を流れ、配線パターン6.を通り、絶縁シート8.を介し信号検出板9.により検出される。
【0007】
(ハ) 検出された波形は、波形処理回路10.で処理され、パソコン13.に送られる。
【0008】
【作用】
次に本発明の作用を述べると、レーザー光スキャンコントローラ14.をパソコン13.で制御し、給電制御板4.の上面をレーザー光12.のようにスキャンさせる。そうすると、光導電膜2.の抵抗が、レーザー光のスポットが、当たった場所だけ低下する。異方性導電ゴム3.の真下に電極が密着している所のみに、電流が流れる。ショートがない場合には、電流がどのパターンにも同じだけ流れ、同じ電圧の脈流となる。パターン又はICの足にショートがあれば、静電結合部の面積が増加し、単位時間当たりの電流量が増加し、電圧が変化する。ICの足浮きがあれば、断線の状態となり、電流は流れない。これらを波形処理回路10.及びパソコン13.で処理し、ICの足やパターンのショート箇所や足浮き箇所を特定する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説明する。図1乃至図3を参照して本実施例を説明する。図1は本発明に係る一実施例の給電制御板の構造を示す立体詳細図、図2は本実施例の検査装置の特徴的な構成を説明する立体図、図3は本実施例の検査装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
本実施例の検査装置は、パソコン13でレーザー光スキャンコントローラ14を制御し、レーザー光12を発光させて給電制御板4の上面をスキャンさせる。
【0011】
本実施例の給電制御板4は、図1に示すように透明電極1、光導電膜2、異方性導電ゴム3が積層された構造である。
【0012】
配線パターンの他方端部の電極部上には信号検出板9が絶縁シート8を介して配置されている。この結果、信号検出板9は下部の電極7と絶縁シート8とで静電結合された状態となっている。
【0013】
信号検出板9には波形処理回路10が接続されており、信号検出板9で検出された検出信号波形は波形処理回路10に送られ、波形処理回路10で処理され、波形処理結果がパソコン13に送られる。
【0014】
以上の構成を備える本実施の形態例の検査装置において、図2、図3に示すように給電制御板4の上面をレーザー光12でスキャンさせると、光導電膜2の抵抗がレーザー光のスポットが当たった場所だけ低下する。
【0015】
このため、透明電極1から光導電膜2の抵抗が低下した場所を通って異方性導電ゴム3の下部に位置するICの足5が電気的につながった状態となり、透明電極1からの電流の流れが大きくなる。レーザー光12がスキャンされていない部分は電量の流れが小さいままである。
【0016】
結果的には、ICの足5の1本毎に交流電極を接続したのと同じ事になる。
【0017】
配線パターン6及び電極7を通って来た信号を、絶縁シート8を介して信号検出板9の静電結合で検出し、波形処理回路10及びパソコン13で処理することにより、ICの足やパターンのショート箇所や足浮き箇所を特定することができる。
【0018】
即ち、レーザー光が通った瞬間、電極があるポイントだけ電流が、給電制御板4内を流れ、配線パターン6を通り、絶縁シート8を介し信号検出板9により検出される。
【0019】
検出された波形は、波形処理回路10で処理され、パソコン13に送られる。
【0020】
本実施例の作用を述べると、レーザー光スキャンコントローラ14をパソコン13で制御し、給電制御板4の上面をレーザー光12のようにスキャンさせる。
【0021】
そうすると、光導電膜2の抵抗が、レーザー光のスポットが、当たった場所だけ低下する。異方性導電ゴム3の真下に電極が密着している所のみに、電流が流れる。
【0022】
ショートがない場合には、電流がどのパターンにも同じだけ流れ、同じ電圧の脈流となる。パターン又はICの足にショートがあれば、静電結合部の面積が増加し、単位時間当たりの電流量が増加し、電圧が変化する。ICの足浮きがあれば、断線の状態となり、電流は流れない。
【0023】
従って、これらを波形処理回路10及びパソコン13で処理し、ICの足やパターンのショート箇所や足浮き箇所を特定する。
【0024】
なお、他にP.G.A(ピン・グリッド・アレイ)等にも上記のごとく使用すれば簡単に応用出来る。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、多くの接触ピン等を使用することなく、非常に簡単に低コストな治具で信頼性の高い電子回路の検査が行える電子回路の検査装置及び検査方法を提供できる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の給電制御板の構造を示す立体詳細図である。
【図2】本実施例の検査装置の特徴的な構成を説明する立体図である。
【図3】本実施例の検査装置の構成を示すブロック図である。
【0027】
【符号の説明】
1:透明電極
2:光導電膜
3:異方性導電ゴム
4:給電制御板
5:ICの足
6:配線パターン
7:電極
8:絶縁シート
9:信号検出板(金属板電極)
10:波形処理回路
11:電子回路基板
12:レーザー光
13:パソコン
14:レーザー光スキャンコントローラ
Claims (4)
- 検査対象の一方端部近傍より検査信号を供給する供給手段と、検査対象の他方端部近傍より信号を検出する検出手段とを備え、前記検出手段で検出した検出信号により前記検査対象の検査を行う電子回路の検査装置であって、
前記供給手段は、前記検査対象の一方端部近傍に少なくとも透明電極と光導電膜とを積層して配置し、前記透明電極上を少なくとも前記検査対象端部の配設ピッチより小径スポットのレーザー光をスキャンさせてレーザー光照射部の前記光導電膜を低抵抗化させて前記透明電極の信号をレーザー光照射部対応位置の前記検査対象の一方端部にのみ前記透明電極よりの信号を印加して前記検査対象の一方端部にパルス状の検査信号を供給することを特徴とする電子回路の検査装置。 - 前記検出手段は、検査対象の他方端部近傍に前記検査対象の他方端部上に該他方端部を横断するように絶縁層と該絶縁層上に配置された信号検出板とを層状に配置した構成を含み、前記絶縁層と前記信号検出板とで前記他方端部と静電結合させて前記供給手段より供給される検査信号を前記信号検出板で検出して前記検査対象の検査を行うことを特徴とする請求項1記載の電子回路の検査装置。
- 検査対象の一方端部近傍に少なくとも透明電極と光導電膜とを積層して配置され、検査対象の一方端部近傍より検査信号を供給する供給手段と、検査対象の他方端部近傍より信号を検出する検出手段とを備え、前記検出手段で検出した検出信号により前記検査対象の検査を行う電子回路の検査装置における電子回路の検査方法であって、
前記供給手段の前記透明電極上を少なくとも前記検査対象端部の配設ピッチより小径スポットのレーザー光をスキャンさせてレーザー光照射部の前記光導電膜を低抵抗化させ、前記透明電極の信号をレーザー光照射部対応位置の前記検査対象の一方端部にのみ前記透明電極よりの信号を印加して前記検査対象の一方端部にパルス状の検査信号を供給することを特徴とする電子回路の検査方法。 - 検査対象の他方端部近傍上に該他方端部を横断するように絶縁層を配置するとともに該絶縁層上に信号検出板を層状に配置し、電気的に非接触での前記検出手段を構成し、前記絶縁層と前記信号検出板とで前記他方端部と静電結合させて前記供給手段より供給される検査信号を前記信号検出板で検出して前記検査対象の検査を行うことを特徴とする請求項3記載の電子回路の検査方法。
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