JP3616497B2 - 自動車の乗降用アシストグリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントサイドドアの前端部及びインストルメントパネル側部間をドア開放時に横断して使用状態になる自動車の乗降用アシストグリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実開平5−74979号公報により、グリップの一端をドア側に回動自在に枢着し、他端をフロントピラーに設けられたレール部材にスライド自在に装着し、そのレール部材に他端が任意の箇所で係止できるノッチを形成した車両の乗降用グリップ装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これにより、ドア開放時に傾斜角度を調整してアシストグリップをフロントサイドドア前端及びフロントピラー間に横断させることができるが、使用の都度グリップの他端をノッチに係止させる操作が必要である。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、フロントサイドドアの開放時に自動的にその前端部及びインスルメントパネル側部間に用意される自動車の乗降用アシストグリップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、フロントサイドドアの開放時にその前端部及びインストルメントパネル側部間を横断する自動車の乗降用アシストグリップであって、アシストグリップ本体の基端部を前端部に上下に回動自在に枢着すると共に、アシストグリップ本体を侵入させるグリップ収納部をインストルメントパネル側部に設け、さらに、アシストグリップ本体をほぼ水平の上限位置に向けて付勢するばねを前端部又はグリップ収納部に設け、ばね力に抗してほぼ水平の下限位置へ押されたアシストグリップ本体を横断方向の移動が不可能に拘束するロック機構をグリップ収納部に設けたことを特徴とする。
【0006】
フロントサイドドアは、アシストグリップ本体をグリップ収納部から脱出させつつフロントサイドドア及びインストルメントパネル側部間を横断させて開放される。乗降者がアシストグリップ本体を握る際に、ほぼ水平の上限位置からばね力に抗して下限位置へ押されることにより、フロントサイドドアはその開放位置にロック機構でロックされる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による自動車の乗降用アシストグリップを説明する。10は、フロントサイドドア1のヒンジ点を中心にした円弧状にわん曲したパイプ状のアシストグリップ本体である。20は、このアシストグリップ本体の基端部をフロントサイドドア1の前端部に上下に回動自在に枢着させるブラケットである。その基部25はアシストグリップ本体10を周囲に隙間を置いて侵入させる開口部25aを備えると共に、この開口部と同軸状に基部25に突設された筒部24に、ピン21によりアシストグリップ本体10の基端部が枢着されている。ピン21には、アシストグリップ本体10を上方へ回動付勢するばね23が装着されている。基部25はドアトリム1aを介してドアインナパネルにねじ止めされる。
【0008】
30はインストルメントパネル5の側部5aに設けられて、アシストグリップ本体10を侵入させるグリップ収納部であり、側部5aの表面にねじ止めされ、かつアシストグリップ本体10を周囲に隙間を置いて侵入させる開口部31を備えた基部30aと、この開口部と同軸状に基部25に突設されてアシストグリップ本体10をスライド可能にガイドするパイプ状ガイド部30bとより構成されている。このガイド部の周面には、アシストグリップ本体10の上面に突設された突起11をスライド可能にガイドするガイドレール32が突設されている。一方、アシストグリップ本体10の底面には傾斜壁面を有する複数個の凸部15が円弧の列状に形成され、ガイド部30bの底面には凸部15に係合する対応形状の凹部33が形成されることにより、アシストグリップ本体10の横断方向の移動位置、即ちフロントサイドドア1の完全又は途中の開放位置を拘束するロック部が構成されている。
【0009】
ガイドレール32は、ばね23で上方へ付勢されたアシストグリップ本体10の上限位置を突起11の拘束でほぼ水平に制限するストッパとしても機能する。一方、凸部15及び凹部33は、下方へ押されたアシストグリップ本体10をほぼ水平の下限位置に拘束するストッパとしても機能する。
【0010】
12は乗降者の足下を照明するランプであり、アシストグリップ本体10の底面に取付けられたレンズ12b及びその内部に収納されたバルブ12aで構成されている。このランプ12は、夜間の他のランプの点灯時にドア開放に連動して作動するカーテシスイッチの作動で点灯する。以上説明したアシストグリップは、運転席側のインストルメントパネル側部にも設けられている。
【0011】
このように構成された自動車の乗降用アシストグリップの動作は次の通りである。フロントサイドドア1の開放時には、グリップ収納部30に大部分収納されていたアシストグリップ本体10が引き出されて、フロントサイドドア1の前端部及びインストルメントパネル5の側部5a間を横断する。図3Aはフロンサイドドア1が最大に開放された状態を示すもので、突起11がガイドレール32の上面に当接することにより、アシストグリップ本体10はほぼ水平位置に保持されている。この状態で、乗降時に手でアシストグリップ本体10が下方へ押されると、凸部15が凹部33にそれぞれの傾斜面を滑動して滑入することにより、同図Bに示すように、僅かに下方へ回動してフロントサイドドア1の開放位置が拘束される。
【0012】
これにより、フロンサイドドア1が完全又は途中の開放位置にロックされた状態で乗降を補助することができ、高齢者、身障者等に対しても安全な乗降を行わせることができる。夜間には、ランプ12がドア開放時に点灯することにより、乗降者の足下が照明され、一層安全になる。
【0013】
尚、このようなアシストグリップは助手席側のみ設けることもできる。収納部は、場合によりアシストグリップ本体を単に侵入させる側部5aの入口部として構成し、この入口部の周囲に上限位置及び下限位置のストッパ並びにドア開放位置のロック部を設ける簡単な構造にすることも考えられる。さらに、このアシストグリップは、助手席側のインストルメントパネル側部のみに設けることも考えられる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、フロントサイドドア前端部にドア開放時に自動的にアシストグリップが用意され、しかもフロントサイドドアの開放位置が乗降時に自動ロックされることにより、乗降を楽にするだけでなく、高齢者、身障者等に対しても乗降を容易、かつ安全に行わせることができる。請求項2の発明によれば、夜間には足下が照明され、一層乗降が安全で容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車の乗降用アシストグリップ部分の斜視図である。
【図2】同アシストグリップ部分の斜視図である。
【図3】同アシストグリップの動作を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドドア
5a インストルメントパネルの側部
10 アシストグリップ本体
12 ランプ
30 グリップ収納部
Claims (2)
- フロントサイドドアの開放時にその前端部及びインストルメントパネル側部間を横断する自動車の乗降用アシストグリップであって、
アシストグリップ本体の基端部を前記前端部に上下に回動自在に枢着すると共に、前記アシストグリップ本体を侵入させるグリップ収納部をインストルメントパネル側部に設け、
さらに、前記アシストグリップ本体をほぼ水平の上限位置に向けて付勢するばねを前記前端部又は前記グリップ収納部に設け、前記ばね力に抗してほぼ水平の下限位置へ押された前記アシストグリップ本体を横断方向の移動が不可能に拘束するロック機構を前記グリップ収納部に設けたことを特徴とする自動車の乗降用アシストグリップ。 - アシストグリップ本体に、下方に向けて照明するランプが設けられたことを特徴とする請求項1の自動車の乗降用アシストグリップ。
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JP14299298A JP3616497B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の乗降用アシストグリップ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP14299298A JP3616497B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の乗降用アシストグリップ |
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Family Applications (1)
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JP14299298A Expired - Fee Related JP3616497B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の乗降用アシストグリップ |
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- 1998-05-25 JP JP14299298A patent/JP3616497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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