JP2019035299A - 自動車用ドアの開扉保持装置 - Google Patents

自動車用ドアの開扉保持装置 Download PDF

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Koichi Azuma
孝一 東
佐橋 万由
Mayu Sahashi
万由 佐橋
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Abstract

【課題】ドアを乗降者が通過可能な所定開度で固定する。
【解決手段】ドア前端部D1に水平進退自在に挿通支持されたドアステー1の先端部をピラーSに枢着し、ドアD内の前端部D1近傍で、ドアステー1の長手一側面側には、その基端に刻設したラック1bに、ドアDが所定開度に開扉される直前から全開されるまでの間で噛合可能な歯車5を回転自在に設け、これに噛合・離脱可能な内歯ラック13aを先端前部に有する梃子杆13を前後揺動自在に設けて前方に付勢し、梃子杆13の基端側には、ドアステー1の長手他側面において、ドア閉扉状態から所定開度に開扉される直前までの間は、梃子杆13を後傾させて内歯ラック13aの歯車5との離間状態を保持する様に外向きに斜行形成した外側カム面1cを転動し、ドアDが所定開度に開扉した時に梃子杆13を前傾させて内歯ラック13aと歯車5を噛合させる様に外側カム面1cより内寄りに形成した内側カム面1eへ転動する転子15を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用ドアを所定開度に保持する開扉保持装置に関する。
従来、自動車用ドアを内装するドアトリムには、ドアインサイドハンドル、ドアロックノブのほかに、その中央に横手に長く突設したアームレストを設置すると共に、該アームレストの前端部より連続して前傾状に立ち上がり形成されたドア開閉用のグリップハンドルを備えたアシストグリップが既設されており、ドアは通常数段階で所定開度を保持させるためにドアチェック機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開11−20530号公報([0007]、図6)
そして、高齢者や身障者等の乗降者の自動車への乗降に際しては、アシストグリップだけでなく、ドアトリムの適所を伝いながら歩くため、ドアに乗降者の体重等が作用することで、ドアチェック機構だけでは乗降者の身体を支え切れずにドアの開度が不用意に大きくなってしまい、そのドアの開動に身体がついて行けず、足がふらついたり、転んだりして危険であり、この様な場合に駐車場の駐車スペースに余裕が無いと、隣接駐車された車両にドアが衝突する危険をも招来している。
そこで、本発明では、ドアを乗降者が通過可能な所定の開度で固定できる様にして、足腰の弱い高齢者や身障者等の乗降者が安全にドアを伝い歩きできる自動車用ドアの開扉保持装置を提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の自動車用ドアの開扉保持装置は、ドアのヒンジ連結される前端部に水平進退自在に挿通支持されたドアステーの先端部を車体のピラーに枢着し、ドア内の前端部近傍にして、ドアステーの長手一側面側には、ドアステーの長手一側面の基端側に所定長さにわたって刻設したラックに、ドアが所定開度に開扉される直前から全開されるまでの間で噛合可能な歯車を回転自在に設け、該歯車に噛合・離脱可能な円弧状の内歯ラックを先端前部に有する梃子杆を前後揺動自在に設けると共に、該梃子杆を内歯ラックと歯車とが噛合する前方に付勢し、梃子杆の基端側には、ドアステーの長手他側面において、ドアの閉扉状態からドアが所定開度に開扉される直前までの間は、梃子杆を後傾させて内歯ラックの歯車との離間状態を保持する様に外向きに斜行形成した外側カム面を転動し、該外側カム面より連続して内向きに斜行形成した急斜カム面を介してドアが所定開度に開扉した時に梃子杆を前傾させて内歯ラックと歯車を噛合させる様に外側カム面より内寄りに形成した内側カム面へ転動する転子を設けたことを特徴とする。
そして、梃子杆は、ドアに既設のアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルに、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作に連動して内歯ラックを歯車より離脱させる様に、連繋したことを特徴とする。
又、歯車はブラケットに回転自在に支持され、該ブラケットはドアの前後方向に移動自在に支持されると共に、前方に付勢され、梃子杆を内歯ラックが歯車より離脱する後方へ押圧可能なピンをブラケットに設けるのが望ましい。
要するに本発明は、ドアのヒンジ連結される前端部に水平進退自在に挿通支持されたドアステーの先端部を車体のピラーに枢着し、ドア内の前端部近傍にして、ドアステーの長手一側面側には、ドアステーの長手一側面の基端側に所定長さにわたって刻設したラックに、ドアが所定開度に開扉される直前から全開されるまでの間で噛合可能な歯車を回転自在に設けたので、ドアの開扉動作中において、ドアが所定開度に開扉される辺りからラックが歯車に噛合し、該歯車の回転を抑止することにより、ドアステーのドア前端部に対する前進動、即ちドアの開度を制御できる。
そして、歯車に噛合・離脱可能な円弧状の内歯ラックを先端前部に有する梃子杆を前後揺動自在に設けると共に、該梃子杆を内歯ラックと歯車とが噛合する前方に付勢し、梃子杆の基端側に設けた転子が、梃子杆を後傾させて内歯ラックの歯車との離間状態をドアの閉扉状態からドアが所定開度に開扉される直前までの間保持する様にドアステーの長手他側面に外向きに斜行形成した外側カム面上を転動することにより、ドアが所定開度開扉するまでの動作を確保し、外側カム面より連続して内向きに斜行形成した急斜カム面を介してドアが所定開度に開扉した時に転子が梃子杆を前傾させて内歯ラックと歯車を噛合させる様に外側カム面より内寄りに形成した内側カム面へ転動することにより、歯車に梃子杆の内歯ラックが噛合して歯車の回転が抑止され、該歯車に噛合しているラックを介してドアステーのドア前端部に対する前進動を抑止し、所定開度に開扉されたドアの開扉状態を保持させることができる。
これにより、ドアを乗降者が通過可能な所定開度に固定できるため、ドアに体重が作用してもドアが勝手に動くことはなく、足腰の弱い高齢者や身障者等の乗降者は、ドアを自動車の乗降における伝い歩きの支えとして利用でき、安全にして確実に乗降できる。
しかも、ドアが強風や乗降場所での勾配等により勝手に開閉して乗降者等に怪我をさせる危険をも防止できるし、駐車スペースに余裕がなくても、隣接駐車された車両にドアが衝突することのない様に開扉でき乗降できる。
梃子杆は、ドアに既設のアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルに、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作に連動して内歯ラックを歯車より離脱させる様に、連繋したので、所定開度で開扉状態が保持されたドアをそれ以上の開度を以て開扉させたい場合や、ドアを閉鎖させたい場合には、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作で車両内外から自由にドアを開閉できる。
しかも、所定開度より以上の開扉から全開までにおいて、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作を解除しても、梃子杆の内歯ラックが歯車に噛合する様に設定、例えばドアステーの長手他側面に、ドアの所定開度から全開に至るまで内歯ラックと歯車との上記噛合状態を保持する様に内側カム面を梃子杆の基端に至るまで延設することにより、その開度におけるドアの開扉状態を保持できる。
歯車はブラケットに回転自在に支持され、該ブラケットはドアの前後方向に移動自在に支持されると共に、前方に付勢され、梃子杆を内歯ラックが歯車より離脱する後方へ押圧可能なピンをブラケットに設けたので、ドアの開扉状態が保持された場合において、ドアを閉鎖方向に押圧すると、この時に生じるドア閉鎖力は、ドアステーをドア内に後退させる方向に働くことになるため、ラックを介して内歯ラックとの噛合で回転できない歯車を介してこれを支持しているブラケットに作用し、この力がブラケットを前方に付勢している力よりも大きければ、ブラケットを後方へ移動させられ、該ブラケットと共に移動するピンによって梃子杆を内歯ラックが歯車より離脱する後方へ押圧できるため、その噛合状態が解除させられ、ドアを強制的に閉鎖方向へ移動させることができ、やがてラックと歯車が噛合しない開度までドアを閉鎖させられた後には、普通にドアを閉扉動作させることで閉め切ることができる。
したがって、万一、梃子杆とアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルとの上記連繋が途切れるといった故障が発生しても、ドアを閉め切ることができ、自動車を走行させることができる等その実用的効果甚だ大である。
ドア閉扉状態における開扉保持装置を示す平面図である。 同上側面図である。 同上正面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 ドア閉扉状態における開扉保持装置の簡略平面図である。 ドアの所定開度直前における開扉保持装置の簡略平面図である。 ドアの所定開度における開扉保持装置の簡略平面図である。 ドアの所定開度における内歯ラックの歯車からの離脱状態を示す開扉保持装置の簡略平面図である。 ドアの全開状態における開扉保持装置の簡略平面図である。 ドアの所定開度における内歯ラックの歯車からの強制離脱状態を示す開扉保持装置の簡略平面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る自動車用ドアの開扉保持装置は、図示しない車体のピラーSにヒンジHを介して開閉自在と成したドアDの内部に主に設けられている。
尚、図中の符号PはドアDの回転中心である。
ドアDのヒンジHで連結される前端部D1には、帯板状のドアステー1を水平進退自在に挿通支持し、その先端部をピラーSに枢着している。
ドアDにおいて、前端部D1内面には上下一対の水平な基板2、3を平行配置し、その下方基板3の適所にはガイドピン4を上方突設し、該ガイドピン4をドアステー1の長手軸線上における基端から先方にかけて穿設した長穴1aに挿通し、下方基板3上を摺動するドアステー1の前端部D1からの外方突出長を規制している。
基板2、3間において、ドアD内の前端部D1近傍にして、ドアステー1の長手一側面側(ドアDの外側面D2側に相当)には、ドアステー1の長手一側面の基端側に所定長さにわたって刻設したラック1bに、ドアDが所定開度(一般的な乗降可能最小角度であって図示例では約70度)に開扉される直前から全開されるまでの間で噛合可能な歯車5を回転自在に水平配置している。
歯車5は、上方基板2の上面と下方基板3の下面の夫々に内向面が摺接する上板6aと下板6bの基端を垂直板6cを介してコ字状に連結したブラケット6の先端間に、基板2、3に穿設した前後に長い軸穴2a、3aを挿通して懸架した車軸7に回転自在に軸着されている。
これにより、歯車5は、ブラケット6に回転自在に水平支持され、該ブラケット6はドアDの前後方向に対応した軸穴2a、3aの長軸方向に沿って基板2、3に移動自在に支持され、該基板2、3の後端に垂直板6cが当接すると、軸穴2a、3aの前端に車軸7が当接する様に成し、かかる状態を歯車5の定位置と成している。
そして、歯車5を定位置に保持した状態で、垂直板6cの外側面後方に所定間隔を設けて対向配置したバネ押さえ8と垂直板6cとの間に、バネ押さえ8で突端が挿通支持される様に垂直板6cの外側面より後方へ水平突設した支軸9に外嵌した圧縮コイルバネ10(以下、単にバネ10と称する。)を圧縮介装し、該バネ10にてブラケット6を車軸7が軸穴2a、3aの前端に当接する前方、即ち歯車5を定位置に配置する様に付勢している。
又、上板6aにおいてドアステー1との隣接辺には、先端がドアDの内側面D3に指向する舌片11を突出形成し、該舌片11には上方基板2に軸穴2aと平行に穿設した前後に長いピン穴2bを挿通するピン12を垂設している。
又、基板2、3間において、ドアステー1の直上にはこれに立体交差する様にして、歯車5に噛合・離脱可能な円弧状の内歯ラック13aを先端前部に有する梃子杆13を前後揺動自在に水平配置している。
梃子杆13は、内歯ラック13aが歯車5の後方に位置すると共に、前側縁13bがこれに触突可能な丈を有するピン12の後方に位置する様に、その基端を基板2、3間の内側面D3側に枢着し、その基端の枢軸には、ねじりコイルバネ14(以下、単にバネ14と称する。)を外嵌し、梃子杆13を内歯ラック13aと歯車5とが噛合する前方に付勢している。
梃子杆13の基端後部には、ドアステー1の長手他側面(ドアDの内側面D3側に相当)において、ドアDの閉扉状態からドアDが所定開度に開扉される直前までの間(図6、7参照)は、梃子杆13を後傾させて内歯ラック13aの歯車5との離間状態を保持する様に外向きに緩やかに斜行形成した外側カム面1cを転動し、該外側カム面1cより連続して内向きに斜行形成した急斜カム面1dを介してドアDが所定開度に開扉した時(図8参照)に梃子杆13を前傾させて内歯ラック13aと歯車5を噛合させる様に外側カム面1cより内寄りに形成した内側カム面1eへ転動する転子15を設けている。
尚、内側カム面1eは、ドアDが所定開度から全開に至るまで内歯ラック13aと歯車5との上記噛合状態を保持する様に梃子杆13の基端に至るまで延設している。
梃子杆13は、ドアDに既設のアウトサイドハンドル(図示せず)及びインサイドハンドル(図示せず)に、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置(図示せず)の解錠操作に連動して内歯ラック13aを歯車5より離脱させる様に、連繋している。
具体的には、梃子杆13の上面中間部に上方垂直に突設した凸片16を、該凸片16の軌道に沿って上方基板2に穿設した円弧穴17に挿通すると共に、凸片16にアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルの解錠操作に連動して引張される操作ワイヤ18の一端を連結している。
尚、図において、操作ワイヤ18は、説明の便宜上、1本のみ示しているが、凸片16には、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルの夫々に連結された2本の操作ワイヤ18が形成される。
上記の様に構成された開扉保持装置を備えたドアDにあっては、図1、6に示す閉鎖状態のドアDを開扉させると、ドアDは回転中心Pを中心として開扉方向へ回動する。
すると、ドアDの前端部D1からドアDの開度に応じて露出長を増す様にドアステー1が露出すると共に、ガイドピン4が長穴1a内をその先端から基端側へスライドする。
ガイドピン4の上記スライドに伴って梃子杆13の転子15は、外側カム面1cを転動するため、梃子杆13を後傾させて内歯ラック13aの歯車5との離間状態を保持する。
そして、ドアDが所定開度に開扉される直前(図7参照)からドアステー1のラック1bが歯車5に噛合すると共に、転子15は急斜カム面1dを転動し、ドアDが所定開度に開扉されると、内側カム面1eへ移動する(図8参照)。
これにより、梃子杆13は前傾するため、内歯ラック13aは歯車5に噛合して該歯車5の回転を抑止し、該歯車5に噛合するラック1bを介してドアステー1のドア前端部D1に対する前進動を抑止し、所定開度に開扉されたドアDの開扉状態を保持する。
この様にして、ドアDを乗降者が通過可能な所定開度に固定できるため、ドアDに体重が作用してもドアDが勝手に動くことはなく、足腰の弱い高齢者や身障者等の乗降者は、ドアDを自動車の乗降における伝い歩きの支えとして利用でき、安全にして確実に乗降できる。
しかも、ドアDが強風や乗降場所での勾配等により勝手に開閉して乗降者等に怪我をさせる危険をも防止できるし、駐車スペースに余裕がなくても、隣接駐車された車両にドアDが衝突することのない様に開扉でき乗降できる。
上記の様に所定開度で開扉状態が保持されたドアDをそれ以上の開度を以て開扉させたい場合や、ドアDを閉鎖させたい場合には、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作を行う。
この解錠操作に連動して操作ワイヤ18が引張されるため、梃子杆13を後方へ揺動させられ、内歯ラック13aを歯車5より離間させられ、該歯車5は正逆回転可能となるため、該歯車5に噛合するラック1b(ドアステー1)は進退可能となり、車両内外から自由にドアDを開閉できる(図9参照)。
又、梃子杆13の転子15が接触するドアステー1の内側カム面1eは、ドアDの所定開度から全開に至るまで内歯ラック13aが歯車5に噛合する様に延設されているので、ドアDの所定開度より以上の開扉から全開までにおいて、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作を解除すれば、内歯ラック13aと歯車5とが噛合し、該歯車5に噛合するラック1bを介してドアステー1の移動が抑止され、その開度におけるドアの開扉状態を保持できる(図10参照)。
そして、ドアDの所定開度以上の開扉状態(図8、10参照)、即ち内歯ラック13aが歯車5に噛合し、該歯車5に噛合するラック1bを介してドアステー1の移動が抑止された状態において、ドアDを閉鎖方向に押圧すると、この時に生じるドア閉鎖力は、ドアステー1をドアD内に後退させる方向に働くことになる。
このため、そのドア閉鎖力は、ラック1bを介して内歯ラック13aとの噛合で回転できない歯車5を介してこれを支持しているブラケット6に作用し、この力がブラケット6を前方に付勢しているバネ10の弾性力よりも大きければ、ブラケット6を後方へ移動させられ、該ブラケット6と共に移動するピン12によって梃子杆13を内歯ラック13aと歯車5が離間する後方へ押圧できるため、その噛合状態が解除させられ(図11参照)、ドアDを強制的に閉鎖方向へ移動させることができ、やがてラック1bと歯車5が噛合しない開度までドアを閉鎖させられた後には、普通にドアDを閉扉動作させることで閉め切ることができる。
したがって、万一、梃子杆13とアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルとの上記連繋が途切れるといった故障が発生しても、ドアDを閉め切ることができ、自動車を走行させることができる。
1 ドアステー
1b ラック
1c 外側カム面
1d 急斜カム面
1e 内側カム面
5 歯車
6 ブラケット
12 ピン
13 梃子杆
13a 内歯ラック
15 転子
D ドア
D1 前端部
S ピラー

Claims (3)

  1. ドアのヒンジ連結される前端部に水平進退自在に挿通支持されたドアステーの先端部を車体のピラーに枢着し、ドア内の前端部近傍にして、ドアステーの長手一側面側には、ドアステーの長手一側面の基端側に所定長さにわたって刻設したラックに、ドアが所定開度に開扉される直前から全開されるまでの間で噛合可能な歯車を回転自在に設け、該歯車に噛合・離脱可能な円弧状の内歯ラックを先端前部に有する梃子杆を前後揺動自在に設けると共に、該梃子杆を内歯ラックと歯車とが噛合する前方に付勢し、梃子杆の基端側には、ドアステーの長手他側面において、ドアの閉扉状態からドアが所定開度に開扉される直前までの間は、梃子杆を後傾させて内歯ラックの歯車との離間状態を保持する様に外向きに斜行形成した外側カム面を転動し、該外側カム面より連続して内向きに斜行形成した急斜カム面を介してドアが所定開度に開扉した時に梃子杆を前傾させて内歯ラックと歯車を噛合させる様に外側カム面より内寄りに形成した内側カム面へ転動する転子を設けたことを特徴とする自動車用ドアの開扉保持装置。
  2. 梃子杆は、ドアに既設のアウトサイドハンドル及びインサイドハンドルに、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドルによるドアロック装置の解錠操作に連動して内歯ラックを歯車より離脱させる様に、連繋したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアの開扉保持装置。
  3. 歯車はブラケットに回転自在に支持され、該ブラケットはドアの前後方向に移動自在に支持されると共に、前方に付勢され、梃子杆を内歯ラックが歯車より離脱する後方へ押圧可能なピンをブラケットに設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用ドアの開扉保持装置。
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