JP3614688B2 - リヤローラーブラケットの取付構造 - Google Patents

リヤローラーブラケットの取付構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、後部座席の乗降口を開閉するスライドドアにおけるリヤローラーブラケットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には、図4に示すように、後部座席の乗降口を開閉するスライドドア101が設けられている。
【0003】
このスライドドア101の上縁には、互いに固定位置を調整可能に接続された上部固定ブラケット及び上部支持ブラケットからなるアッパーローラーブラケット102が設けられている。該アッパーローラーブラケット102の前記上部支持ブラケットには、アッパーローラー103が設けられており、該アッパーローラー103は、前記乗降口の上縁に沿って設けられたアッパーレール104に移動自在に支持されている。
【0004】
また、前記スライドドア101の下縁には、互いに固定位置を調整可能に接続された下部固定ブラケット及び下部支持ブラケットからなるロアローラーブラケット111が設けられている。該ロアローラーブラケット111の前記下部支持ブラケットには、ロアローラー112が設けられており、該ロアローラー112は、前記乗降口の下縁に沿って設けられたロアレール113に移動自在に支持されている。
【0005】
そして、前記スライドドア101の後端部には、リヤローラーブラケット121が設けられており、該リヤローラーブラケット121に設けられたリヤローラー122は、車体側部に延設されたリヤレール123に移動自在に支持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記リヤローラーブラケット121は、スライドドア101のドアパネルに固定されたウエルドナットあるいはスタッドボルトによって固定されており、車体取付時に位置調整を行うことができなかった。
【0007】
このため、スライドドア101の建付調整を行う際には、スライドドア101上縁のアッパーローラーブラケット102における上部固定ブラケット及び上部支持ブラケットの固定位置の調整と、スライドドア101下縁のロアローラーブラケット111における下部固定ブラケット及び下部支持ブラケットの固定位置の調整とによって行わなければならず苦労を要した。
【0008】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、スライドドアの建付調整を容易に行うことができるリヤローラーブラケットの取付構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のリヤローラーブラケットの取付構造にあっては、スライドドアの後端部に設けられ、車体側部に設けられたリヤレールに移動自在に支持されるリヤローラーブラケットの取付構造において、前記スライドドアのインナーパネルの内側面に設けられ、前記インナーパネルに沿って延在する取付面を有した取付ブラケットと、該取付ブラケットの前記取付面の車室外側に配置される位置決めプレートと、前記取付面の車室内側に配置される前記リヤローラーブラケットに設けられた固定部と、該固定部を前記位置決めプレートに固定して前記取付ブラケットを前記固定部と前記位置決めプレートとで挟持固定するボルト及びナットからなる締結部材と、前記固定部を前記位置決めプレートに固定する際に、前記締結部材を構成する前記ボルトが貫通した状態で遊嵌する前記取付ブラケットの前記取付面に設けられた大径穴と、前記取付ブラケットに設けられた長穴を介して前記位置決めプレートに螺入され、前記取付ブラケットに対する前記位置決めプレートの固定位置を車体前後方向へ調整可能に固定する調整ボルトと、前記固定部より車室内側からの前記調整ボルトの螺入を許容する前記固定部に設けられた大径の穴とで構成され、メタル工程にて前記取付ブラケットに前記位置決めプレートを前記調整ボルトで仮止めするとともに、該位置決めプレートに前記リヤローラーブラケットと同型状のダミーブラケットの固定部を前記締結部材で仮止めした状態で、前記ダミーブラケットを前記リヤレールに支持して当該スライドドアを前記車体に組み付けて建付調整を行うとともに、前記取付ブラケットへの前記位置決めプレートの固定位置を定めて固定し、前記ダミーブラケットを前記スライドドアより取り外して当該スライドドアをペイント工程にて塗装した後、トリム工程にて前記位置決めプレートに前記リヤローラーブラケットの前記固定部を前記締結部材で固定し、前記リヤローラーブラケットの前記固定部を、当該固定部と前記位置決めプレートとで前記取付ブラケットを挟持した状態で固定した。
【0010】
すなわち、スライドドアを形成する際には、先ず、メタル工程にて、スライドドアのインナーパネルに設けられた取付ブラケットの取付面の一方面に、位置決めプレートを仮止めするとともに、前記取付面の他方面に、リヤローラーブラケットと同型状に形成されたダミーブラケットの固定部を面接させ、前記取付ブラケットの取付面を貫通する締結部材によって、前記ダミーブラケットの固定部と前記位置決めプレートとを仮止めする。そして、このスライドドアを車体に組み付け、前記ダミーブラケットを、車体側部に設けられたリヤレールに係止して建付調整を行い、建付調整が完了した状態で、前記取付ブラケットの取付面への前記位置決めプレートの固定位置を定めて固定する。
【0011】
次に、前記締結部材による前記ダミーブラケットの固定状態を解除し、該ダミーブラケットをスライドドアより取り外し、該スライドドアをペイント工程にて塗装した後、トリム工程にて、前記取付ブラケットの取付面の他方面に、リヤローラーブラケットの固定部を面接させ、前記締結部材によって前記リヤローラーブラケットの前記固定部を、当該固定部と前記位置決めプレートとにより前記取付面を挟持した状態で固定する。これにより、前記リヤローラーブラケットにおける前記固定部は、前記位置決めプレートに応じた位置に固定される。このとき、前記リヤローラーブラケットの固定位置を決める前記位置決めプレートは、前記メタル工程にて行われた建付調整によって、取付ブラケットの取付面における適切な位置に固定されているので、当該トリム工程における位置決め作業が不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるリヤローラーブラケット1の取付構造を備えた車両2を示す斜視図であり、該車両2には、後部座席の乗降口を開閉するスライドドア3が設けられている。
【0013】
このスライドドア3の上縁には、アッパーローラーブラケット11が設けられており、該アッパーローラーブラケット11は、図2に示すように、前記スライドドア3のインナーパネル12に溶着された上部固定ブラケット13と、該上部固定ブラケット13の先端部に設けられた上部支持ブラケット14とにより構成されている。前記上部固定ブラケット13には、前記上部支持ブラケット14に突設されたスタッドボルト15,15が挿入される長穴16,16が形成されており、前記上部固定ブラケット13への前記上部支持ブラケット14の固定位置が調整できるように構成されている。前記上部支持ブラケット14の先端部には、樹脂製のアッパーローラー17が設けられており、該アッパーローラー17は、図1に示したように、前記乗降口の上縁に沿って設けられたアッパーレール18に移動自在に支持されている。
【0014】
また、前記スライドドア3の下縁には、ロアローラーブラケット21が設けられており、該ロアローラーブラケット21も、前記アッパーローラーブラケット11と同様に、前記スライドドア3のインナーパネル12に溶着された下部固定ブラケットと、該下部固定ブラケットの先端部に設けられた下部支持ブラケットとにより構成されている(図示せず)。前記下部固定ブラケットには、前記下部支持ブラケットに突設されたスタッドボルトが挿入される長穴が形成されており、前記下部固定ブラケットへの前記下部支持ブラケットの固定位置が調整できるように構成されている。前記下部支持ブラケットの先端部には、図1に示したように、樹脂製のロアローラー22が設けられており、該ロアローラー22は、前記乗降口の下縁に沿って設けられたロアレール23に移動自在に支持されている。
【0015】
そして、前記スライドドア3の後端部には、前記リヤローラーブラケット1が設けられており、該リヤローラーブラケット1は、図3に示すように、前記スライドドア3に固定される固定ブラケット31と、該固定ブラケット31の先端部に回動自在に枢支された可動ブラケット32とにより構成されている。前記固定ブラケット31には、上方へ折曲された固定部としての起立壁33が形成されており、前記可動ブラケット32の先端部には、リヤローラー34が設けられている。該リヤローラー34は、車体側部(図1参照)に設けられたリヤレール35内に移動自在に支持されており、該リアレール35の下面36に接して回転する樹脂製のベアリングローラー37と、該ベアリングローラー37の両脇に設けられ、前記リヤレール35の側壁38,38に接して回転する樹脂製のガイドローラー39,39とを備えている。
【0016】
一方、前記スライドドア3における前記インナーパネル12の後端部には、車室内I側へ突出した突出部41が形成されており、該突出部41の後端には、前記リヤローラーブラケット1の前記固定ブラケット31が挿入される開口部42が形成されている。このインナーパネル41の内側面には、前記突出部41に沿って延在する取付面43を有した取付ブラケット44の前方フランジ部45及び後方フランジ部46が溶着されており、この取付ブラケット44と前記突出部41との間には、前記固定ブラケット31が挿入される挿入空間47が形成されている。そして、前記取付ブラケット44の中央部には、車室外O方向へ突出した段差部48が形成されている。
【0017】
前記取付ブラケット44における前記取付面43の車室外O側に面した一方面には、該取付面43への固定位置が調整可能な位置決めプレート51が配置されている。すなわち、該位置決めプレート51の車体前方F側の前端部には、該位置決めプレート51に溶着固定された調整用スタッドボルト52が車室内I側へ向けて突設されており、前記取付ブラケット44には、前記調整用スタッドボルト52が車体前後方向へ移動自在に挿入される第1の長穴53が形成され、この第1の長穴53を挿通した前記調整用スタッドボルト52には、ナット54が螺着されている。
【0018】
また、前記位置決めプレート51には、前記取付ブラケット44の前記段差部48が遊嵌する車室外O方向へ突出した凸部61が形成されており、該凸部61には、ネジ穴62が形成されている。該ネジ穴62には、前記固定ブラケット31の起立壁33に設けられた中央大径穴63を挿通した後、前記取付ブラケット44の段差部48に形成された車体前後方向に長い第2の長穴64に挿通された調整ボルト65が螺合されるように構成されている。これにより、前記取付ブラケット44に対する前記位置決めプレート51の固定位置を、車体前後方向へ移動して位置調整した状態で、前記調整ボルト65及びナット54によって固定できるように構成されている。
【0019】
そして、前記取付ブラケット44における前記取付面43の車室内I側に面した他方面には、前記リヤローラーブラケット1における固定ブラケット31の前記起立壁33が面接された状態で固定されており、該起立壁33の車体前方F側の前端部には、前部タイト穴71が設けられている。該前部タイト穴71には、前記位置決めプレート51に溶着固定された固定用スタッドボルト72が挿入されており、前記位置決めプレート51に対する前記リヤローラーブラケット1の前記固定ブラケット31における起立壁33の位置規制を行えるように構成されている。前記固定用スタッドボルト72は、前記取付ブラケット44に設けられた前部大径穴73に遊嵌した状態で挿通された後、前記前部タイト穴71に挿入されており、ナット74が螺着されることにより、前記固定ブラケット31の固定壁33を、当該固定壁33と前記位置決めプレート51とによって、前記取付ブラケット44の取付面43を挟持した状態で固定できるように構成されている。
【0020】
また、前記固定ブラケット31の起立壁33の後端部には、後部タイト穴81が設けられており、該後部タイト穴81には、固定ボルト82が挿通されている。該固定ボルト82は、前記取付ブラケット44に設けられた後部大径穴83に遊嵌された状態で挿通した後、前記位置決めプレート51に溶着固定された固定用ウエルドナット84に螺合されている。そして、前記インナーパネル12の前記突出部41には、前記各ボルト65,82及びナット54,74を螺着する作業穴85,85が形成されており、各作業穴85,85は、ドアトリム86によって覆われている。
【0021】
以上の構成にかかる本実施の形態におけるスライドドア3を形成する際には、プレス工程にて、スライドドア3の各パネル部材をプレス成形した後、メタル工程にて、各パネル材によりスライドドア3を形成する。このとき、前記スライドドア3のインナーパネル12の内側面に、取付ブラケット44を溶着し、該取付ブラケット44の取付面43の一方面に、位置決めプレート51を配置しつつ、該位置決めプレート51に突設された調整用スタッドボルト52を、前記取付ブラケット44の第1の長穴53に挿通させてナット54を螺合する。また、前記取付ブラケット44に形成された第2の長穴64に調整ボルト65を挿入し、該調整ボルト65を前記位置決めプレート51のネジ穴62に螺着し、前記位置決めプレート51を前記取付ブラケット44に仮止めする。
【0022】
そして、前記取付ブラケット44の前記取付面43の他方面に、リヤローラーブラケット1と同型状に形成されたダミーブラケットの起立壁33を面接させ、前記位置決めプレート51に固定された固定用スタッドボルト72を、前記取付ブラケット44の前部大径穴73を介して、前記ダミーブラケットの起立壁33に設けられたタイト穴71へ挿通してナット74を螺着する。また、前記ダミーブラケットの起立壁33に形成された後部タイト穴81に固定ボルト82を挿通し、該固定ボルト82を、前記取付ブラケット44の後部大径穴83を介して、前記位置決めプレート51に固定された固定用ウエルドナット84に螺合する。これにより、前記ダミーブラケットを前記位置決めプレート51に仮止めし、該位置決めプレート51に対する前記ダミーブラケットの起立壁33を位置規制する。
【0023】
このスライドドア3を車両2に組み付け、前記ダミーブラケットを、車体側部に設けられたリヤレール35に係止する。この状態で、前記位置決めプレート51を前記取付ブラケット44に対して移動して建付調整を行い、建付調整完了後に、前記位置決めプレート51の調整用スタッドボルト52にナット54を締結するとともに、前記調整ボルト65を、前記位置決めプレート51のネジ穴62に締結し、前記取付ブラケット44の取付面43への前記位置決めプレート51の固定位置を定めて固定する。
【0024】
このように、リヤローラーブラケット1としてのダミーブラケットを位置規制する位置決めプレート51の固定位置を、スライドドア3のインナーパネル12に設けられた取付ブラケット44の取付面43に対して調整することにより、前記リヤローラーブラケット1と、該リヤローラーブラケット1が支持される車体側部に設けられたリヤレール35との位置調整を行うことができる。したがって、リヤローラーブラケット1がスライドドア3のドアパネルに固定されたウエルドナットあるいはスタッドボルトによって固定され、位置調整を行うことができず、スライドドア3上縁のアッパーローラーブラケット17と、スライドドア3下縁のロアローラーブラケット21とによって建付調整を行わなければならなかった従来と比較して、建付時の調整作業が容易となる。
【0025】
次に、前記位置決めプレート51に前記ダミーブラケットを固定する前記ナット74及び固定用スタッドボルト72による締結状態と、前記固定ボルト82及び固定用ウエルドナット84による締結状態とを解除して、前記ダミーブラケットをスライドドア3より取り外し、該スライドドア3をペイント工程にて塗装する。このとき、このペイント工程にあっては、前記スライドドア3は、塗装時に高熱に晒されるが、高温下において変形する恐れのある樹脂製の各ローラー37,39,39を備えたリヤローラーブラケット1は、スライドドア3より取り外されているので、各ローラー37,39,39への悪影響を未然に防止することができる。
【0026】
そして、塗装完了後のトリム工程にて、前記取付ブラケット44の取付面43の他方面に、リヤローラーブラケット1の固定ブラケット31における起立壁33を面接させ、前記位置決めプレート51の固定用スタッドボルト72にナット74を締結するとともに、固定ボルト82を位置決めプレート51の固定用ウエルドナット84に締結し、前記固定ブラケット31の固定壁33を、当該固定壁33と前記位置決めプレート51とによって、前記取付ブラケット44の取付面43を挟持した状態で固定する。このとき、前記リヤローラーブラケット1における前記固定ブラケット31の起立壁33は、前記位置決めプレート51に応じた位置に固定される。このとき、前記リヤローラーブラケット1の固定位置を決める前記位置決めプレート51は、前記メタル工程にて行われた建付調整によって、取付ブラケット44の取付面43における適切な位置に固定されており、前記リアローラーブラケット1を、建付調整時と同じ状態で固定することができるので、当該トリム工程において、前記リヤローラーブラケット1の再調整が不要となり、作業効率を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のリヤローラーブラケットの取付構造にあっては、リヤローラーブラケットを位置規制する位置決めプレートの固定位置を、スライドドアのインナーパネルに設けられた取付ブラケットの取付面に対して調整することにより、前記リヤローラーブラケットと、該リヤローラーブラケットが支持される車体側部に設けられたリヤレールとの位置調整を行うことができる。したがって、リヤローラーブラケットがスライドドアのドアパネルに固定されたウエルドナットあるいはスタッドボルトによって固定され、位置調整を行うことができず、スライドドア上縁のアッパーローラーブラケットと、スライドドア下縁のロアローラーブラケットとによって建付調整を行わなければならなかった従来と比較して、建付時の調整作業が容易となる。
【0028】
また、前記取付ブラケットの取付面に対する前記位置決めプレートの固定位置を定めることによって、該位置決めプレートに固定される前記リヤローラーブラケットの取付位置を定めることができるので、建付調整後において、前記リヤローラーブラケットを外した後、再度リアローラーブラケットを取り付けた場合であっても、該リアローラーブラケットを、建付調整時と同じ状態で固定することができる。よって、建付調整を行うメタル工程後に、塗装時の高熱に晒され樹脂製のローラーに悪影響が生じ得るペイント工程を行うため、前記リヤローラーブラケットの取付取外を行う場合であっても、該リヤローラーブラケットの再調整が不要となり、作業効率を高めることができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図2】同実施の形態のアッパーローラーブラケットを示す平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】従来のリアローラーブラケットの取付構造を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤローラーブラケット
3 スライドドア
12 インナーパネル
33 起立壁(固定部)
35 リヤレール
43 取付面
44 取付ブラケット
51 位置決めプレート

Claims (1)

  1. スライドドアの後端部に設けられ、車体側部に設けられたリヤレールに移動自在に支持されるリヤローラーブラケットの取付構造において、
    前記スライドドアのインナーパネルの内側面に設けられ、前記インナーパネルに沿って延在する取付面を有した取付ブラケットと、
    取付ブラケットの前記取付面の車室外側に配置される位置決めプレートと、
    前記取付面の車室内側に配置される前記リヤローラーブラケットに設けられた固定部と、
    該固定部を前記位置決めプレートに固定して前記取付ブラケットを前記固定部と前記位置決めプレートとで挟持固定するボルト及びナットからなる締結部材と、
    前記固定部を前記位置決めプレートに固定する際に、前記締結部材を構成する前記ボルトが貫通した状態で遊嵌する前記取付ブラケットの前記取付面に設けられた大径穴と、
    前記取付ブラケットに設けられた長穴を介して前記位置決めプレートに螺入され、前記取付ブラケットに対する前記位置決めプレートの固定位置を車体前後方向へ調整可能に固定する調整ボルトと、
    前記固定部より車室内側からの前記調整ボルトの螺入を許容する前記固定部に設けられた大径の穴とで構成され、
    メタル工程にて前記取付ブラケットに前記位置決めプレートを前記調整ボルトで仮止めするとともに、該位置決めプレートに前記リヤローラーブラケットと同型状のダミーブラケットの固定部を前記締結部材で仮止めした状態で、前記ダミーブラケットを前記リヤレールに支持して当該スライドドアを前記車体に組み付けて建付調整を行うとともに、前記取付ブラケットへの前記位置決めプレートの固定位置を定めて固定し、前記ダミーブラケットを前記スライドドアより取り外して当該スライドドアをペイント工程にて塗装した後、トリム工程にて前記位置決めプレートに前記リヤローラーブラケットの前記固定部を前記締結部材で固定し、前記リヤローラーブラケットの前記固定部を、当該固定部と前記位置決めプレートとで前記取付ブラケットを挟持した状態で固定したことを特徴とするリヤローラーブラケットの取付構造。
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