JP2002068037A - 自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具 - Google Patents

自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具

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JP2002068037A JP2000266014A JP2000266014A JP2002068037A JP 2002068037 A JP2002068037 A JP 2002068037A JP 2000266014 A JP2000266014 A JP 2000266014A JP 2000266014 A JP2000266014 A JP 2000266014A JP 2002068037 A JP2002068037 A JP 2002068037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの自重による傾きを見込んで,治具フレ
ームに対する上下のヒンジ位置決め保持手段の位置を容
易,迅速に調整することができる,自動車ボディへのド
アヒンジ組み付け治具を提供する。 【解決手段】 自動車ボディBの外側壁の少なくとも二
箇所に位置決め係合する位置決め係合部19,19′を
有する治具フレーム15と,枢軸22f,22rにより
治具フレーム15に連結されて自動車ボディBの外側壁
に沿って回動調整し得る支持腕23f,23rと,この
支持腕23f,23rを固定し得る調整固定手段24
f,24rと,支持腕23f,23rの上下両端に取り
付けられ,ドアヒンジHfa,Hfb;Hra,Hrb
を位置決め保持する上下一対のヒンジ位置決め保持手段
30fa,30fb;30ra,30rbとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自動車の組立ライ
ン上で,自動車ボディへのドアの取り付けに先立って,
自動車ボディにドアヒンジを組み付ける際に使用するド
アヒンジ組み付け治具に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる自動車ボディへのドアヒンジ組み
付け治具は,例えば特開平8−39364公報に開示さ
れているように,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具は,治具
本体に,自動車ボディのフロントピラー及びセンタピラ
ーの基準孔に嵌合し得る前後一対の位置決めピンを設
け,また治具本体の縦杆に,ドアヒンジを位置決め保持
する上下一対のヒンジセットブロックを上下及び前後方
向調整可能に設けて構成されている。
【0004】こうした従来のものでは,ドアの自重によ
る傾きを修正する際にも,上下のヒンジセットブロック
の縦杆に対する取り付け位置をそれぞれ個別に調整する
ので,その調整作業が面倒で長い作業時間を要するとい
う欠点がある。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,ドアの自重による傾きを見込んで,治具フレーム
に対する上下のヒンジ位置決め保持手段の位置を容易,
迅速に調整することができる,自動車ボディへのドアヒ
ンジ組み付け治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための装置】上記目的を達成するため
に,本発明の自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具
は,自動車ボディの外側壁の少なくとも二箇所に位置決
め係合する位置決め係合部を有する治具フレームと,自
動車ボディ上の上下一対のヒンジ取り付け部の中間に位
置する枢軸により治具フレームに連結されて上下方向に
延びると共に,自動車ボディの外側壁に沿って回動調整
し得る支持腕と,この支持腕を任意の回動調整位置に固
定し得る調整固定手段と,支持腕の上下両端に取り付け
られ,前記ヒンジ取り付け部にボルト結合すべきドアヒ
ンジを位置決め保持する上下一対のヒンジ位置決め保持
手段とを備えることを第1の特徴とする。
【0007】この第1の特徴によれば,治具フレームの
位置決め係合部を自動車ボディの所定の位置決め係合部
に係合させた状態で,調整固定手段を緩め,支持腕を枢
軸周りに回動することにより,上下のヒンジ位置決め保
持手段の位置を互いに反対方向に調整し,その後,前部
及び後部調整固定手段を緊締する。こうして,ドアの自
重による傾き分を見込んで,上下一対のヒンジ位置決め
保持手段の位置調整を一挙に行うことができ,その調整
作業の迅速化を図ることができる。
【0008】また本発明は,第1の特徴に加えて,治具
フレームに,これを吊り下げる索条を接続したことを第
2の特徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,索条をもって治
具フレームを車両の前後及び左右方向に移動自在に支持
することができ,治具フレームの位置決め係合部の自動
車ボディへの位置決め係合を容易に行うことができる。
【0010】さらに本発明は,第1の特徴に加えて,各
ヒンジ位置決め保持手段を,支持腕に固定されるベース
板と,このベース板に固設されるストッパ部材と,この
ストッパ部材と協働してドアヒンジのドア側ヒンジアー
ムを挟持する閉じ位置,並びにストッパ部材から離間し
て該ドア側ヒンジアームを解放する開き位置との間を移
動可能にベース板に支持される押圧部材と,この押圧部
材を前記閉じ位置及び開き位置に作動し得る作動手段と
で構成し,押圧部材には,ドア側ヒンジアームのボルト
孔に係合する位置決め部材を設けたことを第3の特徴と
する。
【0011】この第3の特徴によれば,押圧部材の閉じ
位置では,ドア側ヒンジアームのボルト孔を利用して,
このドア側ヒンジアームをヒンジ位置決め保持手段の所
定位置に保持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態を,添付図
面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】図1は完成された自動車の要部側面図,図
2は図1における上部フロントドアヒンジの自動車への
取り付け構造を示す一部縦断正面図,図3は図2の3−
3線断面図,図4は図1における上部及び下部フロント
ドアヒンジのドア側ヒンジアームの正面図,図5は図1
における上部リアドアヒンジの自動車への取り付け構造
を示す一部縦断正面図,図6は図5の6−6線断面図,
図7は自動車の製造工程の一部の説明図,図8は各ドア
ヒンジへのドアの仮止め構造を示す断面図,図9は自動
車の製造工程で使用する自動車ボディへのドアヒンジ組
み付け治具の正面図,図10は図9の10部拡大図(上
部及び下部フロントドアヒンジは外した状態で示す),
図11は図9の11矢視図,図12は図9の12−12
線断面図,図13は上部及び下部フロントドアヒンジを
位置決め保持した状態を示す,図10に対応した作用説
明図,図14は図9の14部拡大図,図15は図9の1
5矢視図,図16は図9の16−16線断面図,図17
は前記ドアヒンジ組み付け治具におけるヒンジ位置決め
保持手段の変形例を示す正面図である。
【0014】図1において,完成された自動車Aはフロ
ントドアDf及びリアドアDrを有するもので,そのフ
ロントドアDfは,自動車ボディBのフロントピラーP
fに,対をなす上部フロントドアヒンジHfa及び下部
フロントドアヒンジHfbを介して取り付けられ,また
リアドアDrは,自動車ボディBのセンタピラーPs
に,対をなす上部リアドアヒンジHra及び下部リアド
アヒンジHrbを介して取り付けられる。
【0015】先ず,上部及び下部フロントドアヒンジH
fa,Hfb並びにそれらの自動車Aへの取り付け構造
について,図2及び図3により説明する。
【0016】上部フロントドアヒンジHfaは,ボディ
側ヒンジアーム1,ドア側ヒンジアーム2及び両ヒンジ
アーム1,2を相互に回動自在に連結するヒンジピン3
からなっている。ボディ側ヒンジアーム1には一対のボ
ルト孔4,4が穿設されており,これらボルト孔4,4
に挿通したボルト6,6を,自動車ボディBのフロント
ピラーPfに固着した一対のウエルディングナット8,
8に螺合,緊締することにより,ボディ側ヒンジアーム
1はフロントピラーPfに固着される。その際,前記ボ
ルト孔4,4は,ボディ側ヒンジアーム1の取り付け位
置の微調整を可能にすべく,ボルト6,6より充分大径
に形成される。
【0017】またドア側ヒンジアーム2には,その上端
部に基準ボルト孔5,下端部に大径ボルト孔5′が穿設
されており(図4参照),これらボルト孔5,5′に挿
通した段付きボルト7,7を,フロントドアDfの前端
壁上部に固着したウエルディングナット9,9に螺合,
緊締することにより,ドア側ヒンジアーム2はフロント
ドアDfに固着される。その際,基準ボルト孔5には,
段付きボルト7の大径軸部が殆ど隙間無く嵌合され,大
径ボルト孔5′側では,段付きボルト7の大径軸部の周
りに比較的大きな隙間が残される。
【0018】下部フロントドアヒンジHfbは,ドア側
ヒンジアーム2の形状を除けば,上部フロントドアヒン
ジHfaと同様の構成を有する。即ち,図4に示すよう
に,下部フロントドアヒンジHfbのドア側ヒンジアー
ム2は,その上端部に大径ボルト孔5′,下端部に上下
に長い長孔からなる基準ボルト孔5が穿設されており
(図4参照),これらボルト孔5′,5に挿通した段付
きボルト7,7を,フロントドアDfの前端壁下部に固
着したウエルディングナット9,9に螺合,緊締するこ
とにより,ドア側ヒンジアーム2はフロントドアDfに
固着される。その際,上下に長い基準ボルト孔5の両側
壁には,段付きボルト7の大径部が殆ど隙間無く当接す
る。
【0019】而して,上部及び下部フロントドアヒンジ
Hfa,Hfbの各ドア側ヒンジアーム2のフロントド
アDfの基準ボルト5への段付きボルト7の大径部の嵌
合により,各ドア側ヒンジアーム2のフロントドアDf
への取り付け位置が確定する。
【0020】次に,図5及び図6により,上部及び下部
リアドアヒンジHra,Hrb並びにそれらの自動車へ
の取り付け構造について説明する。
【0021】上部リアドアヒンジHraも,前記上部フ
ロントドアヒンジHfaと同様に,ボディ側ヒンジアー
ム1,ドア側ヒンジアーム2及び両ヒンジアーム1,2
を相互に回動自在に連結するヒンジピン3からなってお
り,ドア側ヒンジアーム2は,その上端部に基準ボルト
孔5,下端部に大径ボルト孔5′を備えているが,ボデ
ィ側ヒンジアーム1には,上下一対の結合ボルト10の
頭部が予め固着されている。而して,結合ボルト10を
ボディBのセンタピラーPs外壁のボルト孔11に挿通
し,これにセンタピラーPsの裏側からナット12を螺
合,緊締することにより,ボディ側ヒンジアーム1はセ
ンタピラーPsに固着される。ドア側ヒンジアーム2の
リアドアDrへの固着は,フロントドアヒンジHfaの
場合と同様に段付きボルト7,7により行われる。した
がって,この場合も,基準ボルト孔5には,段付きボル
ト7の大径軸部が殆ど隙間無く嵌合され,大径ボルト孔
5′側では,段付きボルト7の大径軸部の周りに比較的
大きな隙間が残される。
【0022】下部リアドアヒンジHrbは,ボディ側及
びドア側ヒンジアーム1,2の形状を除けば,基本的に
は上部リアドアヒンジHraと同様の構成を有するもの
であり,この下部リアドアヒンジHrbの自動車ボディ
B及びリアドアDrへの取り付け構造も上部リアドアヒ
ンジHraの場合と基本的に変わらない。
【0023】而して,この場合も上部及び下部リアドア
ヒンジHra,Hrbの各ドア側ヒンジアーム2のリア
ドアDrの基準ボルト5への段付きボルト7の大径部の
嵌合により,各ドア側ヒンジアーム2のリアドアDrへ
の取り付け位置が確定する。
【0024】このような自動車Aの製造工程について,
図7を参照しながら説明する。
【0025】先ず,溶接工程を終えた未塗装の自動車ボ
ディB,即ちホワイトボディBは,ドアヒンジ取り付け
工程(a)に移す。この工程(a)では,後述するドア
ヒンジ組み付け治具Jを使用して上部及び下部フロント
ドアヒンジHfa,Hfbの各ボディ側ヒンジアーム
1,1をホワイトボディBのフロントピラーPfに前述
のように取り付け,また上部及び下部リアドアヒンジH
ra,Hrbの各ボディ側ヒンジアーム1,1をホワイ
トボディBのセンタピラーPsに前述のように取り付け
る。
【0026】次いで,上記ホワイトボディBをリアドア
仮止め工程(b)へ移して,ホワイトボディBのセンタ
ピラーPsに既に取り付けられた上部及び下部リアドア
ヒンジHra,Hrbの各ドア側ヒンジアーム2,2に
リアドアDrを仮止めする。そして,このリアドアDr
を閉じてからホワイトボディBをフロントドア仮止め工
程(c)へ搬送し,そのフロントピラーPfに既に取り
付けられた上部及び下部フロントドアヒンジHfa,H
fbの各ドア側ヒンジアーム2,2にフロントドアDf
を仮止めする。その際,リアドアDrは閉鎖状態にある
ので,それに何ら干渉されることなく,フロントドアD
fの仮止めを行うことができる。
【0027】ところで,一般に,フロントドアDfを閉
じると,センタピラーPsに取り付けられた上部及び下
部リアドアヒンジHra,HrbにこのフロントドアD
fの後端が近接するので,若し上記と反対に,先にフロ
ントドアDfの仮止めを行ったとすると,次にこのフロ
ントドアDfに邪魔されずにリアドアDrの仮止めを行
うには,フロントドアDfを開放状態に保持しておかな
ければならず,そうなると,フロントドアDfがホワイ
トボディB外側での作業員の動きを制約することになっ
て好ましくない。
【0028】リアドアDr及びフロントドアDfの仮止
め時,図8に示すように,各ドアヒンジHra,Hr
b;Hfa,Hfbのドア側ヒンジアーム2は,仮止め
ボルト07によって対応するドアDr,Dfに結合され
る。この仮止めボルト07の頭部フランジ07aは,前
記段付きボルト7の頭部フランジ7aよりも小径に形成
されるが,両者7,07の頭部6角部は,同一工具の使
用を可能にすべく同一形状となっている。
【0029】ホワイトボディBにリアドアDr及びフロ
ントドアDfを仮止めした後は,ホワイトボディBに,
フロントフェンダ,ボンネット及びトランクリッドを取
り付ける。このように,リアドアDr及びフロントドア
Dfの仮止めは,フロントフェンダの取り付け前に行う
と,フロントドアDfの仮止めをフロントフェンダに邪
魔されることなく行うことができるので,作業性を良好
にする上で有利となる。
【0030】こうして,リアドアDr及びフロントドア
Dfを仮止めし,フロントフェンダ,ボンネット及びト
ランクリッドを取り付けたホワイトボディBは,次の塗
装工程(d)に移して,ホワイトボディB並びに,リア
ドアDr及びフロントドアDfを同時に塗装する。こう
することにより,自動車ボディBと各ドアDf,Dr,
並びにフロントフェンダ,ボンネット及びトランクリッ
ドとの塗装の色調の差をなくすることができる。
【0031】塗装後はドア取り外し工程(e)へ移し
て,上部及び下部フロントドアヒンジHfa,Hfbか
らフロントドアDfを,上部及び下部リアドアヒンジH
ra,HrbからリアドアDrをそれぞれ取り外す。そ
して,自動車ボディBはメインの組立ラインへ搬送し
て,通常通り,エンジンの搭載,懸架装置や内装品の取
り付け等の艤装を行い,フロント及びリアドアDf,D
rはサブラインのドア艤装工程(f)へ移して,ウイン
ドレギュレータや内装品の取り付け等の艤装を行う。
【0032】その後,これらドアDf,Drはメインの
組立ラインにおけるドア最終取り付け工程(g)へ移
し,対応する自動車ボディBの上部及び下部フロントド
アヒンジHfa,Hfbの各ドア側ヒンジアーム2,2
にフロントドアDfを正規の段付きボルト7をもって取
り付け,また上部及び下部リアドアヒンジHra,Hr
bの各ドア側ヒンジアーム2,2にリアドアDrも正規
の段付きボルト7をもって取り付ける。
【0033】かくして,艤装後はフロント及びリアドア
Df,Drの建て付け修正を行わずとも,これらドアD
f,Drの最終取り付けを的確に行うことができ,ドア
の取り付け作業の能率向上を図ることができる。
【0034】ところで,前述のように,正規の段付きボ
ルト7の頭部フランジ7aは,仮止めボルト07の頭部
フランジ07aよりも大径に形成してあるので,段付き
ボルト7で各ドアヒンジHfa,Hfb;Hra,Hr
bのドア側ヒンジアーム2に,対応するドアDf,Dr
を取り付けると,仮止めボルト07の頭部フランジ07
aが密着していた自動車ボディBの非塗装部は,段付き
ボルト7の頭部フランジ7aによって覆われることにな
り,非塗装部が露出状態となることを簡単,確実に防ぐ
ことができる。
【0035】さて,ドアヒンジ組み付け治具Jの構成,
並びにその使用方法について,図9〜16を参照しなが
ら説明する。
【0036】先ず,図9〜図12において,ドアヒンジ
組み付け治具Jの治具フレーム15は,自動車ボディB
のフロントピラーPf及びセンタピラーPs間に渡る長
さを有するもので,上下一対の長い横枠16,16′相
互を,複数の短い縦枠17,17…を介して結合して構
成される。
【0037】この治具フレーム15には,自動車ボディ
Bの外側壁に設けられた少なくとも一対の位置決め孔1
8,18′に嵌合する一対の位置決めピン19,19′
(図9,図11,図12及び図16参照)が突設され
る。これら位置決めピン19,19′及び位置決め孔1
8,18′の嵌合により,自動車ボディBに対するドア
ヒンジ組み付け治具Jの所定のセット位置が規定され
る。
【0038】また治具フレーム15の上部横枠16には
前後一対のアイボルト20,20′が固着され,これら
に図示しないリフトに支持された索条21が接続され,
これによりドアヒンジ組み付け治具Jは,自動車の前後
及び左右方向に移動可能に吊り下げられる。
【0039】治具フレーム15の前部には,水平方向の
前部枢軸22fを介して前部支持腕23fが回動可能に
連結され,また治具フレーム15の後部には,同じく水
平方向の後部枢軸22rを介して後部支持腕23rが回
動可能に連結される。前部枢軸22fは,治具フレーム
15が前記所定のセット位置を占めるとき,フロントピ
ラーPfの上下一対のヒンジ取り付け部13fa,13
fba,13fa,13fbb間の略中点にくるように
なっている。また後部枢軸22rは,治具フレーム15
が前記所定のセット位置を占めるとき,センタピラーP
sの上下一対のヒンジ取り付け部13ra,13rb
a,13ra,13rbbの間の略中点にくるようにな
っている。
【0040】治具フレーム15と,前部及び後部支持腕
23f,23rとの各間には,対応する支持腕23f,
23rの回動調整位置を固定し得る前部及び後部調整固
定手段24f,24rが設けられる。
【0041】各調整固定手段24f,24rは,図10
及び図14に示すように,治具フレーム15に固設され
る固定目盛り板25と,支持腕23f,23rに固設さ
れて固定目盛り板25に重ねられる回動板26と,両板
15,26間を結合し得る固定ボルト27とから構成さ
れる。固定目盛り板25には調整位置目盛り28が表示
してあり,回動板26の端縁を適当な調整位置目盛り2
8に合わせて対応する支持腕23f,23rに所望の回
動位置を与えることができ,その位置で固定ボルト27
を締めつけることにより,支持腕23f,23rを固定
することができる。
【0042】前部支持腕23fには上下一対の前部ヒン
ジ位置決め保持手段30fa,30fbが,また後部支
持腕23rには上下一対の後部ヒンジ位置決め保持手段
30ra,30rbがそれぞれ設けられる。
【0043】図10,図11,図13及び図14に示す
ように,各ヒンジ位置決め保持手段30fa,30f
b;30ra,30rbは,各支持腕23f,23rに
固設された取り付け板34に,図示しない位置調整手段
により上下及び前後方向調整可能に固定されるベース板
31と,このベース板31に固設されるストッパ部材3
2と,このストッパ部材32と協働してドアヒンジHf
a,Hfb;Hra,Hrbのドア側ヒンジアーム2を
解放可能に挟持し得る押圧部材33とを備える。
【0044】ストッパ部材32は,ドア側ヒンジアーム
2の両端部を受け止め得る上下一対の支承部32a,3
2bを有しており,上部の支承部34には,ドア側ヒン
ジアーム2のボルト孔5と同径の位置決めガイド孔35
が設けられる。
【0045】ベース板31には,自動車ボディBの前後
方向に延びる上下一対のガイド筒36,36′が固設さ
れ,これらに摺動可能に嵌装される支持ロッド37,3
7′の前端に押圧部材33が固着される。この押圧部材
33は,前記支承部32a,32bに対峙する上下一対
の押圧部33a,33bを有しており,上部の押圧部3
2aには,ドア側ヒンジアーム2の上部のボルト孔5を
貫通して前記位置決めガイド孔35に嵌合し得る位置決
めプランジャ38が設けられ,また下部の押圧部33b
には,ドア側ヒンジアーム2の下部のボルト孔5に係合
し得る球状突起39が設けられる。
【0046】また押圧部材33には,一対の支持ロッド
37,37′間にそれらと平行に配置される作動ロッド
40が固着され,この作動ロッド40を軸方向に作動し
て押圧部材33をストッパ部材32に対して進退させる
エアシリンダ41がベース板31に取り付けられる。
【0047】図10〜図12,図14及び図15に示す
ように,治具フレーム15の前部及び後部に前部及び後
部ブラケット42f,42rが立設され,これらの先端
に前部及び後部クランプ部材43f,43rが鉛直方向
の枢軸44f,44rを介して支持される。
【0048】各クランプ部材43f,43rは,対応す
る枢軸44f,44rに回転自在に嵌合するボス45
と,このボス45の外周に結合された操作アーム46及
びクランプアーム47とからなっており,操作アーム4
6によりクランプアーム47を,これがフロントピラー
Pfの周縁フランジ部48f又はセンタピラーPsの周
縁フランジ部48rを内側からクランプする閉じ位置C
と,該フランジ部48f,48rを解放する開き位置O
との間を回動するように操作することができる。
【0049】尚,図中,56f,56rは上部の前部及
び後部ヒンジ位置決め保持手段30fa,30fb;3
0ra,30rbの各エアシリンダ41を進退作動させ
るスイッチ,57f,57rは下部の前部及び後部ヒン
ジ位置決め保持手段30fa,30fb;30ra,3
0rbの各エアシリンダ41を進退作動させるスイッ
チ,58fは上下の前部ヒンジ位置決め保持手段30f
a,30fbの各エアシリンダ41を一斉に後退作動さ
せるスイッチ,58rは上下の後部ヒンジ位置決め保持
手段30ra,30rbの各エアシリンダ41を一斉に
後退作動させるスイッチである。
【0050】ドアヒンジ組み付け治具Jの使用に当たっ
ては,予め,自動車の製造ラインのドアヒンジ組み付け
ステーションにおいて,製造されるべき自動車ボディB
の位置決め孔18,18′の位置に治具フレーム15の
位置決めピン19,19′が合致するように,図示しな
いリフトにより索条21を昇降させ,ドアヒンジ組み付
け治具Jを所定高さにセットする。その後,前部及び後
部枢軸22f,22rをそれぞれ基準にして,上下一対
のフロントドアヒンジHfa,Hfb及びリアドアヒン
ジHra,Hrbの取り付け位置に対応して,前部及び
後部支持腕23rの各取り付け板34に対する各ベース
板31の固着位置を図示しない調整手段により調整し
て,固定する。
【0051】それから前部及び後部調整固定手段24
f,24rを緩め,フロント及びリアドアDf,Drの
それぞれ自重による傾きを見込んで,前部及び後部支持
腕23rを前部及び後部枢軸22f,22r周りに回動
することにより,前部及び後部ヒンジ位置決め保持手段
30fa,30fb;30ra,30rbの位置を調整
する。その際,前部及び後部支持腕23rの回動によれ
ば,前部及び後部ヒンジ位置決め保持手段30fa,3
0fb;30ra,30rbは,互いに反対方向に移動
することになるので,フロント及びリアドアDf,Dr
のそれぞれ自重による傾きを一挙に調整することができ
て,その調整作業の容易,迅速化を図ることができる。
この調整後,前部及び後部調整固定手段24f,24r
を緊締する。
【0052】上記調整後は,ホワイトボディBが到来す
るのに先立って,図13に示すように,前部及び後部ヒ
ンジ位置決め保持手段30fa,30fb;30ra,
30rbによりフロント及びリアドアヒンジHfa,H
fba;Hra,Hrbを位置決め保持しておく。
【0053】その位置決め保持に際しては,先ず,エア
シリンダ41により押圧部材33を後退させておき,対
応するドア側ヒンジアーム2の上方のボルト孔5を押圧
部材33の位置決めプランジャ38外周に嵌合すると共
に,下方のボルト孔5を押圧部材33の位置決め突起3
9に係合する。次いでエアシリンダ41を作動して押圧
部材33をストッパ部材32に向かって前進させ,上記
位置決めプランジャ38をストッパ部材32の位置決め
ガイド孔35に嵌合しながら,押圧部33a,33b及
び支承部32a,32bによりドア側ヒンジアーム2を
挟持する。
【0054】こうしたドアヒンジ組み付け治具Jが待機
しているところにホワイトボディBが到着すると,治具
フレーム15をホワイトボディB外側壁に押し当てるよ
うにしながら,前部及び後部位置決めピン19,19′
を自動車ボディBの前部及び後部位置決め孔18,1
8′にそれぞれ嵌合する。その際,治具フレーム15
は,索条21によって所定高さに吊り下げられているか
ら,作業者は,治具フレーム15をホワイトボディBの
前後,左右方向に軽快に移動させ,前部及び後部位置決
めピン19,19′を自動車ボディBの前部及び後部位
置決め孔18,18′にそれぞれ極めて容易に嵌合する
ことができる。これと同時に,フロントドアヒンジHf
a,Hfbにおいては,ボディ側ヒンジアーム1の結合
ボルト10がフロントピラーPfのボルト孔4に嵌挿さ
れると共に,該ボディ側ヒンジアーム1がフロントピラ
ーPfの外側面に当接することになり,またリアドアヒ
ンジHra,Hrbにおいては,ボディ側ヒンジアーム
1の結合ボルト10がフロントピラーPf及びセンタピ
ラーPsのボルト孔11に合致すると共に,該ボディ側
ヒンジアーム1がセンタピラーPsの外側面に当接する
ことになる。
【0055】そこで,前部及び後部クランプ部材43
f,43rの各操作アーム46を前述のように閉じ位置
Cに回動して,各クランプアーム47をフロントピラー
Pf又はセンタピラーPsの周縁フランジ部48f,4
8rを内側からクランプする。而して,前部及び後部ク
ランプ部材43f,43rは,前部及び後部ヒンジ位置
決め保持手段30fa,30fb;30ra,30rb
と協働して,フロントピラーPfとフロントドアヒンジ
Hfa,Hfb,センタピラーPrとリアドアヒンジH
ra,Hrbとをそれぞれ挟持する。
【0056】この状態で,フロントドアヒンジHfa,
Hfbでは,ボディ側ヒンジアーム1のボルト孔4に挿
通したボルト6をフロントピラーPfのウエルディング
ナット8に螺合,緊締することにより,該ボディ側ヒン
ジアーム1をフロントピラーPfの所定位置に固着する
ことができ,またリアドアヒンジHra,Hrbでは,
ボディ側ヒンジアーム1の結合ボルト10をセンタピラ
ーPsのボルト孔11に挿通し,これにナット12を螺
合,緊締することにより,該ボディ側ヒンジアーム1を
センタピラーPsの所定位置に固着することができる。
【0057】前部及び後部ドアヒンジHfa,Hfb;
Hra,Hrbの組み付け後は,前部及び後部クランプ
部材43f,43rの各操作アーム46を開き位置Oに
操作して,フロント及センタピラーPf,Psを解放
し,またエアシリンダ41の後退作動により押圧部材3
3を後退させて,これらドアヒンジHfa,Hfb;H
ra,Hrbを解放するものである。
【0058】次に,ドアヒンジ組み付け治具Jの変形例
について図17により説明する。
【0059】この変形例は,上記実施例のおける前部及
び後部ヒンジ位置決め保持手段30fa,30fb;3
0ra,30rbのエアシリンダ41に代えて,手動式
作動装置50を押圧部材33に連結したものである。手
動式作動装置50は,ベース板31に固定された支持台
51に,同軸状に配置されたガイド筒52と雌ねじ筒5
3とが固着され,その雌ねじ筒53に螺合すると共にガ
イド筒52に回転及び摺動自在に嵌合する作動ロッド5
4の前端が押圧部材33に回転自在に連結され,この作
動ロッド54の後端にはハンドル55が付設される。
【0060】而して,ハンドル55をもって作動ロッド
54を右又は左方向に回転することにより,押圧部材3
3をストッパ部材32に対して進退させ,これらの間に
フロントドアヒンジHfa,Hfb又はリアドアヒンジ
Hra,Hrbを挟持したり,解放したりすることがで
きる。
【0061】その他の構成は前実施例と同様であるの
で,図9及び図10中,前実施例と対応する部分には,
同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0062】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば,本発明は,2ドアタイプの自動車
ボディに対するドアヒンジの組み付け用にも適用可能で
ある。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具は,自動
車ボディの外側壁の少なくとも二箇所に位置決め係合す
る位置決め係合部を有する治具フレームと,自動車ボデ
ィ上の上下一対のヒンジ取り付け部の中間に位置する枢
軸により治具フレームに連結されて上下方向に延びると
共に,自動車ボディの外側壁に沿って回動調整し得る支
持腕と,この支持腕を任意の回動調整位置に固定し得る
調整固定手段と,支持腕の上下両端に取り付けられ,前
記ヒンジ取り付け部にボルト結合すべきドアヒンジを位
置決め保持する上下一対のヒンジ位置決め保持手段とを
備えるので,治具フレームの位置決め係合部を自動車ボ
ディの所定の位置決め係合部に係合させた状態で,支持
腕を枢軸周りに回動することにより上下のヒンジ位置決
め保持手段を互いに反対方向に移動させ,ドアの自重に
よる下がり分を見込んでのヒンジ位置決め保持手段の位
置調整を一挙に行うことができ,その調整作業の容易,
迅速化に寄与し得る。
【0064】また本発明の第2の特徴によれば,治具フ
レームに,これを吊り下げる索条を接続したので,索条
をもって治具フレームを車両の前後及び左右方向に移動
自在に支持することができ,治具フレームの位置決め係
合部の自動車ボディへの位置決め係合を容易に行うこと
ができる。
【0065】さらに本発明の第3の特徴によれば,各ヒ
ンジ位置決め保持手段を,支持腕に固定されるベース板
と,このベース板に固設されるストッパ部材と,このス
トッパ部材と協働してドアヒンジのドア側ヒンジアーム
を挟持する閉じ位置,並びにストッパ部材から離間して
該ドア側ヒンジアームを解放する開き位置との間を移動
可能にベース板に支持される押圧部材と,この押圧部材
を前記閉じ位置及び開き位置に作動し得る作動手段とで
構成し,押圧部材には,ドア側ヒンジアームのボルト孔
に係合する位置決め部材を設けたので,押圧部材の閉じ
位置では,ドア側ヒンジアームのボルト孔を利用して,
このドア側ヒンジアームをヒンジ位置決め保持手段の所
定位置に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】完成された自動車の要部側面図。
【図2】図1における上部フロントドアヒンジの自動車
への取り付け構造を示す一部縦断正面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図1における上部及び下部フロントドアヒンジ
のドア側ヒンジアームの正面図。
【図5】図1における上部リアドアヒンジの自動車への
取り付け構造を示す一部縦断正面図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】自動車の製造工程の一部の説明図。
【図8】各ドアヒンジへのドアの仮止め構造を示す断面
図。
【図9】自動車の製造工程で使用する自動車ボディへの
ドアヒンジ組み付け治具の正面図。
【図10】図9の10部拡大図(上部及び下部フロント
ドアヒンジは外した状態で示す)。
【図11】図9の11矢視図。
【図12】図9の12−12線断面図。
【図13】上部及び下部フロントドアヒンジを位置決め
保持した状態を示す,図10に対応した作用説明図。
【図14】図9の14部拡大図。
【図15】図9の15矢視図。
【図16】図9の16−16線断面図。
【図17】前記ドアヒンジ組み付け治具におけるヒンジ
位置決め保持手段の変形例を示す正面図。
【符号の説明】
B・・・・・自動車ボディ Hfa,Hfb・・・・ドアヒンジ(上部及び下部フロ
ントドアヒンジ) Hra,Hrb・・・・ドアヒンジ(上部及び下部リア
ドアヒンジ) J・・・・・ドアヒンジ組み付け治具 1・・・・・ボディ側ヒンジアーム 2・・・・・ドア側ヒンジアーム 4・・・・・ボディ側ヒンジアームのボルト孔 5・・・・・ドア側ヒンジアームの基準ボルト孔 5′・・・・ドア側ヒンジアームの大径ボルト孔 13fa,13fb・・・ヒンジ取り付け部 13ra,13rb・・・ヒンジ取り付け部 15・・・・治具フレーム 19・・・・位置決め係合部(位置決め係合ピン) 19′・・・位置決め係合部(位置決め係合ピン) 21・・・・索条 22f・・・枢軸(前部枢軸) 22r・・・枢軸(後部枢軸)24f・・・調整固定手
段(前部調整固定手段) 24r・・・調整固定手段(後部調整固定手段) 30fa,30fb・・・ヒンジ位置決め保持手段(前
部ヒンジ位置決め保持手段) 30ra,30rb・・・ヒンジ位置決め保持手段(後
部ヒンジ位置決め保持手段) 31・・・・ベース板 32・・・・ストッパ部材 33・・・・押圧部材 38・・・・位置決め部材(位置決めプランジャ) 39・・・・位置決め部材(球状突起) 41・・・・作動手段(エアシリンダ) 50・・・・作動手段(手動式作動装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 邦夫 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 Fターム(参考) 3C030 CC03 3D114 AA01 AA04 AA15 BA14 CA06 DA06 DA17 EA12 FA09 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディ(B)の外側壁の少なくと
    も二箇所に位置決め係合する位置決め係合部(19,1
    9′)を有する治具フレーム(15)と,自動車ボディ
    (B)上の上下一対のヒンジ取り付け部(13fa,1
    3fb;13ra,13rb)の中間に位置する枢軸
    (22f,22r)により治具フレーム(15)に連結
    されて上下方向に延びると共に,自動車ボディ(B)の
    外側壁に沿って回動調整し得る支持腕(23f,23
    r)と,この支持腕(23f,23r)を任意の回動調
    整位置に固定し得る調整固定手段(24f,24r)
    と,支持腕(23f,23r)の上下両端に取り付けら
    れ,前記ヒンジ取り付け部(13fa,13fb;13
    ra,13rb)にボルト結合すべきドアヒンジ(Hf
    a,Hfb;Hra,Hrb)を位置決め保持する上下
    一対のヒンジ位置決め保持手段(30fa,30fb;
    30ra,30rb)とを備えることを特徴とする,自
    動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車ボディへのドアヒ
    ンジ組み付け治具において,治具フレーム(15)に,
    これを吊り下げる索条(21)を接続したことを特徴と
    する,自動車ボディへのドアヒンジ組み付け治具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車ボディへのドアヒ
    ンジ組み付け治具において,各ヒンジ位置決め保持手段
    (30fa,30fb;30ra,30rb)を,支持
    腕(23f,23r)に固定されるベース板(31)
    と,このベース板(31)に固設されるストッパ部材
    (32)と,このストッパ部材(32)と協働してドア
    ヒンジ(Hfa,Hfb;Hra,Hrb)のドア側ヒ
    ンジアーム(2)を挟持する閉じ位置(C),並びにス
    トッパ部材(32)から離間して該ドア側ヒンジアーム
    (2)を解放する開き位置(O)との間を移動可能にベ
    ース板(31)に支持される押圧部材(33)と,この
    押圧部材(33)を前記閉じ位置(C)及び開き位置
    (O)に作動し得る作動手段(41,50)とで構成
    し,押圧部材(33)には,ドア側ヒンジアーム(2)
    のボルト孔(5,5′)に係合する位置決め部材(3
    8,39)を設けたことを特徴とする,自動車ボディへ
    のドアヒンジ組み付け治具。
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