JP7443959B2 - 車両のサイドドアヒンジ構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、車体側と、サイドドアの基端側とに、上下に離間して取り付けられる一対のヒンジを備えた車両のサイドドアヒンジ構造に関する。
車体とサイドドアとは、車体側ヒンジブラケットとドア側ヒンジブラケットとヒンジピンとを備えたドアヒンジを介して取り付けられる。ヒンジは、サイドドアの基端側と車体側とに上下方向に離間するように一対が配設されている。
上下のヒンジは、サイドドアを、車体に対して滑らかに開閉させるためや、車体への組付け時にスムーズに組み付けるために、上下夫々のヒンジにおけるヒンジ軸(ヒンジピンの軸)が平行になるように車体およびサイドドアに取り付ける必要がある。
このため、上下のヒンジのヒンジ軸の平行度を保証するために上下のヒンジを、剛性を有する連結部で一体に連結したヒンジ構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のヒンジ構造には、サイドドアの側に取り付けられるドア側ヒンジブラケットと、車体の側に取り付けられる車体側ヒンジブラケットと、一端がドア側ヒンジブラケットに、他端が車体側ヒンジブラケットに、夫々枢支連結される接続部材とを備えたヒンジを上下に離間して備えた構造において、上下各側のヒンジの接続部材同士を連結するバー部材を備えたヒンジ構造が開示されている。
ところで従来より、車両のサイドドアは、車両組み立て作業の関係上、一旦、車体に組付けて塗装(塗装工程)等を行い、その後、サイドドアを車体から取り外し、該サイドドアに対してサイドドアガラスやウインドレギュレータ等のドア部品の組付け(ドア部品組み付け工程)を行った後に、再び車体に取り付けられるのが一般的である。
ドア部品組み付け工程の前後においては一般に、車体に既に取り付けられたヒンジに対してサイドドアを着脱する必要があるが、その際に、特許文献1のヒンジ構造のように、上下のヒンジを連結部で連結した構成においては連結部が邪魔になって着脱作業性の作業効率が低下することが懸念される。
特に特許文献1のヒンジ構造のように、上下各側に備えたドア側ヒンジブラケットをサイドドアに対して、ボルト等の締結具を締結したり締結を解除したりすることによって着脱する構成においては、このような着脱作業をドア部品組み付け工程の前後に行う必要があるため面倒であるという課題を有する。
また、特許文献1に開示するような、接続部材を備えたヒンジ(以下、「間接接続タイプのヒンジ」とも称する)に限らず、ドア側と車体側との各ヒンジブラケットを接続部材を介さずに直接的に連結した一般的なヒンジ(以下、「直接接続タイプのヒンジ」とも称する)においても、特許文献1の間接接続タイプのヒンジと同様に例えば、上下のヒンジのヒンジ軸の平行度を確保する等の理由により、上下のヒンジを連結するニーズはある。
しかし、このような直接接続タイプのヒンジは、間接接続タイプのヒンジのように接続部材を備えていないため、例えば、連結部をドア側ヒンジブラケットに接続した場合は、間接接続タイプのヒンジの場合と比して連結部は、サイドドアの基端側に近接する位置に接続されることになる。このため、ドア側ヒンジブラケットをサイドドアの基端側に対して着脱する際に、連結部が邪魔になるという上述した課題がより顕著になることが懸念される。
一方、例えば、間接接続タイプのヒンジの場合と比して連結部は、車体側に近接する位置に接続されることになる。このため、連結部を車体側ヒンジブラケットに接続した場合は、車体側ヒンジブラケットを車体に対して取り付ける際において、連結部が邪魔になることが懸念される。
特開2005-193894号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、連結部の影響を受けることなく車体に対してサイドドアを容易に脱着することができる車両のサイドドアヒンジ構造の提供を目的とする。
この発明の車両のサイドドアヒンジ構造は、車体骨格部材としてのヒンジピラーとサイドドアの基端とに、上下に離間して取り付けられる上下一対のヒンジを備え、上記ヒンジは、上記ヒンジピラーの側に取り付けられる車体側取付け部を有する車体側ヒンジブラケットと、上記サイドドアの側に取り付けられるドア側取付け部を有するドア側ヒンジブラケットと、上記車体側および上記ドア側のヒンジブラケット同士を回動可能に軸支するヒンジピンと、を備え、上下の上記ヒンジ同士を、夫々の上記ヒンジピンの軸方向が平行になるように連結させる連結部を備え、上記ヒンジピンが位置する軸支部において、上記車体側ヒンジブラケットと上記ドア側ヒンジブラケットとのうち、一方が他方に対して上記ヒンジピンの軸方向に着脱可能に構成され、上記連結部は上下の上記ヒンジの上記車体側ヒンジブラケット同士を連結する構造とし、上記車体側ヒンジブラケットは、上記車体側取付け部と、その基端から車外側に延びる先端に上記軸支部を有する立設部からなる平面視でL字形状部材から構成され、上記連結部が上記立設部の後方側に設けられたものである。
上記構成によれば、上記連結部の影響を受けることなく車体に対してサイドドアを容易に脱着することができる。
また上述したように、上記連結部は上下の上記ヒンジの上記車体側ヒンジブラケット同士を連結する構造としたため、上記車体側ヒンジブラケットに対して脱着するドア側ヒンジブラケットをコンパクト化することができる。
また上述したように、上記車体側ヒンジブラケットは、上記車体側取付け部と、その基端から車外側に延びる先端に上記軸支部を有する立設部からなる平面視でL字形状部材から構成され、上記連結部が上記立設部の後方側に設けられたため、サイドドアをヒンジを介して車体に組付け時に連結部が邪魔になることなく車体へ取り付けることができる。
この発明の態様として、上記立設部の先端に上記ヒンジピンを差し込む差込み穴が設けられ、上記差込み穴に差し込んだ上記ヒンジピンを側方からの押圧により保持する押圧具を備え、上記ヒンジピンを押圧する押圧位置と押圧を解除する側との間の変位を許容する押圧具変位許容部が上記立設部の後方側に設けられたものである。
上記構成によれば、押圧具変位許容部を立設部の後方側に設けたため、作業者がサイドドアを、既に車体側ヒンジブラケットが取り付けられた車体に対して着脱する際に、開状態のサイドドアと車体との間から、すなわち車両後方から押圧具変位許容部に容易にアクセスすることができる。すなわち、押圧具変位許容部を立設部の後方側に設けることで、車体側ヒンジブラケットの車体への取付け箇所へのアクセスが制限された状態でも、作業者は、ヒンジピンの押圧具による押圧または押圧解除操作を行うことができる。
さらに上記構成によれば、上記連結部が、押圧具変位許容部と同様に立設部の後方側に設けられた構成であっても、作業者は、車両後方から上記連結部が邪魔になることなく、押圧具変位許容部に容易にアクセスして、ヒンジピンの押圧具による押圧、押圧解除操作を行うことができ、結果として車体に対してサイドドアを容易に脱着することができる。
上記構成によれば、連結部の影響を受けることなく車体に対してサイドドアを容易に脱着することができる。
第1実施形態のヒンジ構造の車体およびサイドドアに対する取り付け部分の要部を前方かつ車幅方向外側から視た斜視図 図1中のA-A線矢視拡大断面図 第1実施形態のヒンジ構造を前方かつ車幅方向外側から視た斜視図 第1実施形態のヒンジ構造を後方かつ車幅方向内側から視た斜視図 図4中のB-B線矢視拡大断面図 第1実施形態のヒンジ構造の図4に示した状態における分解斜視図 第1実施形態の変形例に係るヒンジ構造を前方かつ車幅方向外側から視た斜視図 図7中のC-C線矢視拡大断面図
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態の車両のサイドドアヒンジ構造について図1~図6を用いて説明する。
また、図中において、矢印Fは車両前方向を、矢印Uは車両上方向を、矢印Oは車幅方向外側を、夫々示している。
図1に示すように、サイドシル(図示省略)の前端部とフロントピラー101の下端部とを車両上下方向に連結するヒンジピラー1を設けている。このヒンジピラー1は図1、図2に示すように、ヒンジピラーインナ1bとヒンジピラーレインフォースメント(図示省略)とヒンジピラーアウタ1aとを接合固定して、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面1S(図2参照)を備えた車体強度部材である。
上述のヒンジピラー1に、上側のヒンジ11Uおよび下側のヒンジ11Lを介して開閉可能に取り付けられるサイドドア3は、次のように構成している。
すなわち、図1、図2に示すように、サイドドア3はボディサイドアアウタパネルを形成するドアアウタパネル4を設け、該ドアアウタパネル4にはそのヘミング加工部4a(図2参照)を介して中間パネル5を取り付けている。
この中間パネル5は、ドアアウタパネル4の車幅方向内側とドアフレーム6の車幅方向外側との間に位置しており、該中間パネル5はドアフレーム6の車幅方向外側面に沿う枠状に形成されている。
上述のドアフレーム6は、サイドドア3におけるドア本体8の前辺部を形成する前側の縦枠部7と、ドア本体8の後辺部を形成する後側の縦枠部(図示省略)と、ドア本体8の上辺部を形成するベルトラインレインフォースメントインナ(図示省略)と、ドア本体8の下辺部を形成する連結部材(図示省略)と、を備えている。
上述の前側の縦枠部7および後側の縦枠部は、軽金属または軽合金製の鋳物部材にて形成されている。この実施例では、これら両縦枠部はアルミダイカストにより形成されている。
そして、サイドドア3の前部を形成する前側の縦枠部7の上端部後側と、サイドドア3の後部を形成する後側の縦枠部の上端部前側とは、上述のベルトラインレインフォースメントインナで、車両前後方向に連結されている。また、前側の縦枠部7の下端部後側と、後側の縦枠部(図示省略)の下部前側とを、上述の連結部材で車両前後方向に連結し、ドアフレーム6は車幅方向内側から視て枠状に形成されている。
図2に示すように、上述のドアフレーム6における前側の縦枠部7は、車両前後方向に延びる前片部7aと、該前片部7aの後端から車幅方向内側へ縦壁状に延びる前壁部7bと、前壁部7bの車幅方向内端から車両後方へ延びる後片部7cとを備えている。上述した前壁部7bには、後述するドア側ヒンジブラケット16を取り付ける平坦状の取付け座7dを有している。
図2に示すように、前側の縦枠部7における取付け座7dの背面部、すなわち取付け座のドア内部空間側には、ヒンジレインフォースメント9を取り付けている。
続いて、本実施形態のサイドドアヒンジ構造10について説明する。
図1、図3、図4に示すように、サイドドアヒンジ構造10は、互いに上下略対称形状で構成されており、上下一対のヒンジ(上側のヒンジ11Uおよび下側のヒンジ11L)と、上下のヒンジ11U,11Lを連結する連結部材としての連結パイプ2を備えている。
連結パイプ2は、上下のヒンジ11U,11Lに備えた各ヒンジピン30の軸方向が互いに平行になるように、すなわち平行度が維持されるように、上部が上側のヒンジ11Uに、下部が下側のヒンジ11Lに夫々取り付けられている。
連結パイプ2は、上下のヒンジ11U,11Lを結ぶように直線状に連続して延び、上下のヒンジ11U,11L間において撓むことがなく、上下のヒンジ11U,11Lの相対的な位置および姿勢を維持可能とする剛性を有するように例えば、鋼材等により形成された円筒状のパイプである。
なお本実施形態においては、連結パイプ2は、その軸方向と、上下のヒンジ11U,11Lに備えた各ヒンジピン30の軸方向とが平行になるように上下各側のヒンジ11U,11Lに取り付けられている。
図4に示すように、連結パイプ2の、上側のヒンジ11Uへの取付け部分2Aは、該連結パイプ2の上部の前側部を上端から下方へ切り欠いた上部切欠き部171が形成されている。上部切欠き部171の縁部には、連結パイプ2の上端から下方へ延びる上部切欠き部縁部後端171aと、上部切欠き部縁部後端171aの下端から前方向へ段状に延びる上部切欠き部縁部下端171bとが形成される。
なお、連結パイプ2の下側のヒンジ11Lへの取付け部分2Aは、連結パイプ2の上側のヒンジ11Uへの取付け部分2Aと上下略対称形状であるため(図4参照)、同一の符号を付してその説明を省略する。
また、上下のヒンジ11U,11Lは、何れも主に車体側ヒンジブラケット12とドア側ヒンジブラケット16とヒンジピン30とを備えている。
図3、図6に示すように、車体側ヒンジブラケット12は、前後方向に延びて車体に対して締結により取り付けられる車体側取付け部13と、車体側取付け部13の基端(後端)から車幅方向外側へと延び、先端(車幅方向外端)にピン取付け部15が設けられた車体側立設部14とで、平面視で略L字形状に一体形成されている。
図5、図6に示すように、ピン取付け部15は、車体側立設部14の先端部において上下方向に軸を有する略円筒状に形成され、略円筒状の先端部の平面視中心には、ヒンジピン30を差し込み可能に貫通した貫通穴15hが形成されている。ヒンジピン30は、ピン取付け部15の貫通穴15hに差し込まれた状態で取り付けられている。
図4、図6に示すように、車体側立設部14の基部(ピン取付け部15と車体側取付け部13との間)には、連結パイプ2が取り付けられている。すなわち、連結パイプ2は上下のヒンジ11U,11Lにおける各車体側ヒンジブラケット12同士を連結する構造としている。
具体的には、連結パイプ2の、上側のヒンジ11Uへの取付け部分2Aを例にとり説明すると、車体側立設部14の基部の下面の後部には、連結パイプ2の上部切欠き部縁部下端171bが下方から当接するとともに、車体側立設部14の基部の後面には、連結パイプ2の上部切欠き部縁部後端171aが後方から当接する。その状態で、連結パイプ2は、車体側立設部14の基部に対して溶接(当例ではアーク溶接)により接合されている。
図3~図6に示すように、ドア側ヒンジブラケット16は、上下方向に延びて車体に対して締結により取り付けられるドア側取付け部17と、ドア側取付け部17からサイドドア3閉時(図1、図2に示す状態)において車両前側へと延び、先端(前端)にヒンジピン30によって軸支される軸受け部19が設けられたドア側立設部18とで一体形成されている。
なお、図3、図4におけるドア側ヒンジブラケット16は、車体側ヒンジブラケット12に対してサイドドア3が所定角度で開いた状態における姿勢を示している。
ドア側取付け部17は、ドア本体8に備えた前側の縦枠部7の前壁部7bにおける取付け座7dに締結等により取り付けられる。
なお、上側のヒンジ11Uを例にとり説明するとドア側取付け部17は、ドア側立設部18が位置する基部側(上部側)から下方へ延びる上下辺17aと、上下辺17aの基部からサイドドア3閉時において上方程車幅方向内側に位置するように傾斜して延びる傾斜辺17bとで一体形成されている。そして、上下辺17aの下部および傾斜辺17bの上部に、サイドドア3の側(取付け座7d)に対してボルトにより締結する締結箇所が設けられる。
図5、図6に示すように、軸受け部19は、ヒンジピン30の上部を挿通可能に貫通した貫通穴19hが形成されており、貫通穴19hにヒンジピン30が遊嵌(回動可能に挿通)され、該ヒンジピン30によって軸支されている。
上述したドア側ヒンジブラケット16は、車体側ヒンジブラケット12に対してヒンジ軸としてのヒンジピン30を介して回動可能に軸支されている。また、上述したヒンジピン30とピン取付け部15と軸受け部19とで軸支部20が形成される。なお、当例において軸支部20は、上下のヒンジ11U,11L共に軸受け部19がピン取付け部15に対して上方に位置するように配置される。
本実施形態の上下のヒンジ11U,11Lは共に、ドア側ヒンジブラケット16が、車体側ヒンジブラケット12に対して軸支部20においてヒンジピン30の軸方向に着脱可能に構成されている。
続いてこの着脱構造について説明する。
図5、図6に示すように、ヒンジピン30は、軸方向の下部に車体側挿入部31を、軸方向の上部にドア側挿入部32を、夫々備えている。
これら車体側挿入部31とドア側挿入部32との間には、車体側挿入部31およびドア側挿入部32に対して径外側へ鍔状に突出する係止突片33が形成されている。
ヒンジピン30における車体側挿入部31は、係止突片33の直下からヒンジピン30の下端に至る部分に形成され、車体側ヒンジブラケット12に設けたピン取付け部15の貫通穴15hに上方から差し込み可能であるとともに貫通穴15hの内周面に保持されるように貫通穴15hの内径に対して若干小径に形成されている。
ヒンジピン30におけるドア側挿入部32は、ドア側ヒンジブラケット16に設けた軸受け部19の貫通穴19hに下方から差し込み可能に貫通穴19hの内径に対して若干小径に形成されている。これにより、軸受け部19は上述したように、貫通穴19hにドア側挿入部32が遊嵌(ドア側挿入部32の軸回りに回動可能に挿通)され、該ドア側挿入部32によって軸支される。
なお当例において、車体側挿入部31はピン取付け部15の貫通穴15hと、ドア側挿入部32は軸受け部19の貫通穴19hと、夫々上下方向の長さが略同じになるように形成されている(図5参照)。
さらに図5、図6に示すように、ヒンジピン30におけるドア側挿入部32の直上部分には、ドア側挿入部32に対して縮径した縮径部34が形成されるとともに、ヒンジピン30における、縮径部34の直上部分には、上端係止部35が形成されている。上端係止部35はヒンジピン30の上端に位置し、ドア側挿入部32と略同じ外径となるように縮径部34よりも径外側へ拡径されている。また、縮径部34は、係止部材21を挿着可能に形成されている。
図5、図6に示すように、係止部材21は、当例において上下方向に貫通する貫通穴21hを有する、上下方向に薄肉の円環板状の弾性部材によって形成されている。係止部材21は、弾性変形していない定常状態において、縮径部34に挿着され、かつ上端係止部35から抜けないように貫通穴21hの内径が上端係止部35の外径よりも小径となるように形成されている。係止部材21は、上述したように弾性部材で形成されているため、ヒンジピン30に対して上方から差し込んで縮径部34に挿着する際に、貫通穴21hの内径が上端係止部35よりも拡径するように弾性変形する。
ここで図5に示すように、軸受け部19は、軸受け部19の貫通穴19hにヒンジピン30のドア側挿入部32が下方から差し込まれた状態において、ヒンジピン30の鍔状の係止突片33によって下方から支持された状態となる。
この状態において、ヒンジピン30は、縮径部34および上端係止部35が軸受け部19の上面よりも上方へ突き出した状態となる(図5参照)。そしてヒンジピン30の縮径部34には、係止部材21が軸受け部19の上面に対して上方から対向するように挿着されている(同図参照)。
これにより、軸受け部19は、ヒンジピン30に対して軸方向に抜けないように係止部材21とヒンジピン30の係止突片33とによって上下各側から規制された状態でヒンジピン30のドア側挿入部32に軸支される。
ドア側ヒンジブラケット16が、軸支部20においてヒンジ軸としてのヒンジピン30によって車体側ヒンジブラケット12に対して軸支されている状態においては、ヒンジピン30の車体側挿入部31がピン取付け部15の貫通穴15hに上方から差し込まれた状態となる。この状態において係止突片33はピン取付け部15の上端に当接する。これにより、ヒンジピン30はピン取付け部15によって支持された状態となる。
また図5、図6に示すように、略円筒状のピン取付け部15の後部には、ピン取付け部15の径外側と貫通穴15hとの間で貫通するネジ穴25hが形成されている。ネジ穴25hには、該ネジ穴25hの軸方向に沿ってピン取付け部15の径内側又は径外側へ螺進可能とするイモネジ25を備えている。
さらに、ピン取付け部15の後部に形成されたネジ穴25hにおいて、イモネジ25を径内側(当例では前方向)へ螺進させることで、該イモネジ25をピン取付け部15の貫通穴15hに差し込まれた、ヒンジピン30の車体側挿入部31に対して側方から押し当てることができる(図5参照)。これにより、ヒンジピン30のピン取付け部15に対する回動を規制するとともに、ヒンジピン30の車体側挿入部31のピン取付け部15からの意に反する抜け出しを規制することができる。
一方、イモネジ25をピン取付け部15の後部に設けたネジ穴25hにおいて径外側(当例では後方向)へ螺進させることで、ピン取付け部15の貫通穴15hに差し込まれた車体側挿入部31に対するイモネジ25による押し当てを解除することができる。これにより、ヒンジピン30の車体側挿入部31をピン取付け部15の貫通穴15hから上方へ抜き取ることができる。
よって、ドア側ヒンジブラケット16は、軸支部20において車体側ヒンジブラケット12からヒンジピン30ごと取り外すことができる。
上述した本実施形態のサイドドアヒンジ構造10は、図1に示すように、車体骨格部材としてのヒンジピラー1と、サイドドア3の前端(基端)とに、上下に離間して取り付けられる上下一対のヒンジ11U,11Lを備え、図1、図2に示すように、ヒンジ11U,11Lは、ヒンジピラー1の側に取り付けられる車体側取付け部13を有する車体側ヒンジブラケット12と、サイドドア3の側に取り付けられるドア側取付け部17を有するドア側ヒンジブラケット16と、図3、図4に示すように、上記車体側および上記ドア側のヒンジブラケット12.16同士を回動可能に軸支するヒンジピン30と、を備え、上下のヒンジ11U,11L同士を連結させる連結部としての連結パイプ2を備え、図4~図6に示すように、ヒンジピン30が位置する軸支部20において、車体側ヒンジブラケット12に対してドア側ヒンジブラケット16がヒンジピン30の軸方向に着脱可能に構成されたものである。
上記構成によれば、連結パイプ2の影響を受けることなく車体に対してサイドドア3を容易に脱着することができる。
詳述すると、一般に塗装工程は、サイドドア3を車体(すなわちヒンジピラー1)に対して取り付けた状態で行われ、その後のドア部品組み付け工程においてはサイドドア3を車体から取り外した状態で行われる。すなわち、塗装工程の後に行われるドア部品組み付け工程に際して、サイドドア3は車体に対して一時的に取り付外した後で再度取り付けられる。
しかしながら、上下のヒンジ11U,11Lを個別に車体やサイドドア3に取り付けた場合、上下のヒンジ11U,11Lの各ヒンジ軸(ヒンジピン30の軸方向)が相互にずれるおそれがある。
これに対して本実施形態においては、上下のヒンジ11U,11Lを連結パイプ2で連結することで各ヒンジ軸の平行度を保証できるため、サイドドア3を車体に対して抉ることなく装着できるとともに、サイドドア3の滑らかな回動を実現することができる。
ところで、サイドドア3を車体に取り付ける際には一般に、上下のヒンジを予めサイドドア3の基部に取り付けておき、このヒンジ付きのサイドドア3における、上下のヒンジがヒンジピラーアウタ1aに締結される。
但し、塗装工程の前に車体側ヒンジブラケット12がヒンジピラーアウタ1aに一旦締結された後は一般に、ヒンジピラー1(詳しくは車体側取付け部13のヒンジピラーアウタ1aへの締結箇所)を車幅方向外側から覆うようにフロントフェンダ等の外板パネル(図示省略)が車体に取り付けられる。このため、外板パネルが車体に一旦取り付けられた後は一般に、作業者は、上下のヒンジの車体への締結箇所(当例においては、車体側取付け部13のヒンジピラーアウタ1aへの締結箇所(図1参照))に対して、サイドドア3の基端(前端)よりも前方側から締結を解除する等のアクセスが制限される。
そのような状況の下で一般に、塗装工程の後(外板パネルが車体に取り付けられた後)にサイドドア3を車体に対して着脱する必要がある。
その際、従来においては、サイドドア3を開状態とし、この開状態のサイドドア3と車体との間から、すなわちヒンジに対して車両後方から、上下のヒンジとサイドドア3との締結箇所における締結を解除することが行われていた。これにより、車体の側にヒンジを残したままサイドドア3のみを車体から取り外すことができる。
しかしながら上下のヒンジを連結する連結部材を備えた構成においては、連結部材が邪魔になって、作業者がヒンジに対して車両後方から、上下のヒンジとサイドドア3との締結箇所に備えた締結部材を抜いたり工具をアクセスすることが制限され、結果として締結をスムーズに解除できないことが懸念される。
これに対して本実施形態においては、上述したように軸支部20において、ドア側ヒンジブラケット16を車体側ヒンジブラケット12に対してヒンジピン30の軸方向に着脱可能に構成したため、連結パイプ2の影響を受けることなく車体に対してサイドドア3を容易に脱着することができる。
この発明の態様として図2、図4、図6に示すように、連結パイプ2は上下のヒンジ11U,11Lの車体側ヒンジブラケット12同士を連結する構造としたものである。
また当例においては、ドア側ヒンジブラケット16を車体側ヒンジブラケット12に対して取り外すことで、サイドドア3をドア側ヒンジブラケット16と共に車体から取り外すことができる。さらに当例においては、図2、図4、図6に示すように、連結パイプ2を、上下のヒンジ11U,11Lの車体側ヒンジブラケット12同士を連結する構造としたため、サイドドア3を車体から取り外した状態において、連結パイプ2を車体側(車体側ヒンジブラケット12の側)に残した状態とすることができる。よって当例においては、サイドドア3をその基端がコンパクトな状態で車体から取り外すことができる。
この発明の態様として図4、図6に示すように、車体側ヒンジブラケット12は、車体側取付け部13と、その後端(基端)から車外側に延びて先端にピン取付け部15を有する車体側立設部14(立設部)からなる平面視でL字形状部材から構成され、連結パイプ2が車体側立設部14の車体側取付け部13の側に設けられたものである。
上記構成によれば、連結パイプ2を、車体側ヒンジブラケット12における例えば車体側取付け部13の側に設けた構成と比して平面視でピン取付け部15に備えたヒンジピン30(ヒンジ軸)に該連結パイプ2を近づけることができる。これにより、上下のヒンジ11U,11Lのヒンジ軸の平行度を、連結パイプ2によって高い精度に保つことができる。
さらに、連結パイプ2を車体側立設部14の後側に設けることで、例えば車体側立設部14の前方側に設けた構成と比して車体側ヒンジブラケット12の車体側取付け部13を車体に対してより後方位置で取り付けることができ、結果として上下のヒンジ11U,11Lによるサイドドア3の支持剛性を高めることができる。
すなわち、車体側取付け部13を車両前後方向においてヒンジ軸(軸支部20)に対してより近い位置で車体に取り付けることができる。
加えて上記構成によれば、車体側取付け部13を車体に取り付け時に、連結パイプ2が邪魔になることなく車体に取り付けることができる。
また本実施形態においては、上述したように、上下のヒンジ11U,11Lは、軸支部20におけるヒンジピン30の挿脱により、車体側ヒンジブラケット12とドア側ヒンジブラケット16とを着脱する構成を採用したものである。これにより、上述したように連結パイプ2を車体側立設部14の後方側に設けた構成としながらも、連結パイプ2が邪魔になることがなくサイドドア3を車体に対して容易に着脱することができる。
この発明の態様として図5、図6に示すように、車体側立設部14の先端にヒンジピン30を差し込む差込み穴としての、ピン取付け部15の貫通穴15hが設けられ、図4~図6に示すように、貫通穴15hに差し込んだヒンジピン30を側方からの押圧により保持する押圧具としてのイモネジ25を備え、ヒンジピン30を押圧する押圧位置と押圧を解除する側との間の変位を許容する押圧具変位許容部としてのネジ穴25hが車体側立設部14(ピン取付け部15)の後方側に設けられたものである。
上記構成によれば、ピン取付け部15の貫通穴15hに差し込んだヒンジピン30をイモネジ25により押圧することで、貫通穴15hから抜け出さないようにヒンジピン30を保持(規制)することができる。
サイドドア3を車体から取り外す際には、ネジ穴25hにおいて押圧位置に位置するイモネジ25を押圧を解除する位置まで変位させることでイモネジ25によるヒンジピン30の押圧を解除し、さらにヒンジピン30を車体側立設部14に設けた、ピン取付け部15の貫通穴15hから抜き出すことで取り外すことができる。
具体的には、サイドドア3は車体に対して、例えば、上述したように塗装工程の前に取り付けられるが、塗装工程の後に行われるドア部品組み付け工程を行うに際して、車体に対して一時的に取り付外した後、再度取り付けることが行われている。
そして一般に、ドア部品組み付け工程を行う際には上述したように、サイドドア3の前端よりも前方に位置する、上下のヒンジ11U,11Lの車体への締結箇所は、フロントフェンダによってアクセスが制限されているため、作業者は上下のヒンジ11U,11Lに対して、開状態のサイドドア3と車体との間から、すなわち車両後方から締結を解除する等のアクセスを行うことになる。
その場合においても本実施形態においては、ネジ穴25hを車体側立設部14におけるピン取付け部15の後方側に設けたため、作業者は、ネジ穴25hに対して後方から容易にアクセスすることができる。
従って上述したように、ネジ穴25hにおいて、イモネジ25によるヒンジピン30の押圧を解除してヒンジピン30を、車体側立設部14に設けた、ピン取付け部15の貫通穴15hから抜き出すことでサイドドア3を車体から容易に取り外すことができる。
しかも、ピン取付け部15の貫通穴15hに差し込んだヒンジピン30を保持する手段としてイモネジ25を採用することで、例えば、ボルトを用いた締結によりヒンジピン30を保持する場合と比して保持手段自体や、保持する或いは保持を解除する際に用いる工具もコンパクト化することができる。
従って、上述したように、連結パイプ2が、ネジ穴25hと同様に車体側立設部14の後方側に設けられた構成であっても、作業者は、車両後方からネジ穴25hにアクセスする際に連結パイプ2が邪魔になることなく容易にアクセスしてイモネジ25によるヒンジピン30の押圧または押圧解除作業を行うことができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
例えば、本発明は、上述した実施形態のように上下のヒンジ11U,11Lを連結する連結部材を連結パイプ2で形成するに限らず、図7に示すように、ヒンジピン30の軸方向に沿って延びる、閉断面となる内部空間42Sを有する押出し部材41により構成してもよい。
以下、押出し部材41により形成された連結部材50を備えた変形例に係るヒンジ構造40について説明する。
但し、変形例のヒンジ構造40は、連結部材50以外の構成については軸支部20も含めて上述した実施形態のサイドドアヒンジ構造10のそれと要部が略同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、連結部材50を形成する押出し部材41は、上下の車体側ヒンジブラケット12を結ぶようにヒンジピン30の軸方向に沿って直線状に延び、閉断面部42と、該閉断面部42の車幅方向内端から車両上下方向および前方向に張り出す張出し部43とで一体に形成されている。
閉断面部42は、上下の車体側ヒンジブラケット12の間に相当する部分において連続して形成されている。さらに図7、図8に示すように、閉断面部42は、長手方向に直交する断面が車幅方向外側程車両前後方向の長さが徐々に小さくなる略三角形状で形成されている。閉断面部42の内部には、長手方向に直交する断面が閉断面となる内部空間42Sが該閉断面部42の長手方向の全長に亘って同じ断面形状および断面積となるように形成されている。
換言すると、連結部材50は、延在部51と、上下各側の車体側ヒンジブラケット12に締結により取り付けるヒンジ取付けフランジ52とで一体に形成されている。
延在部51は、閉断面部42と、閉断面部42の長手方向の全長に亘って該閉断面部42の前端から前方へフランジ状に張り出した平板部53とで一体形成されている。
すなわち、押出し部材41は、張出し部43のうち、平板部53およびヒンジ取付けフランジ52に相当する箇所が残留するように、それ以外の箇所を切削等の追加工により除去している。これにより、連結部材50には、延在部51(閉断面部42および平板部53)とヒンジ取付けフランジ52とが形成される(図7参照)。
ヒンジ取付けフランジ52は、上下各側の車体側ヒンジブラケット12に対応して延在部51に対して上下各側に突出するヒンジ取付け前側フランジ52aとヒンジ取付け後側フランジ52bとを有している。
ヒンジ取付け前側フランジ52aは、平板部53から上下各側へ突出形成され、上下夫々に対応する車体側ヒンジブラケット12の車体側取付け部13の前部に締結により取り付けられている。
ヒンジ取付け後側フランジ52bは、閉断面部42の後壁および車幅内壁の後部から上下各側へ突出形成され、上下夫々に対応する車体側ヒンジブラケット12の車体側立設部14に前側から締結により取り付けられている。
上記構成によれば、連結部材50は、長手方向の直交断面が閉断面となる押出し部材41により形成したものであるため、該連結部材50によって上下のヒンジ11U,11Lを頑強に連結することができる。
さらに、連結部材50は、上下各側のヒンジ11U,11Lの車体側ヒンジブラケット38に対してボルトBによる締結により連結したものである。連結部材50は、車体側ヒンジブラケット38に対して例えば、溶接等により連結したものではないため、連結部材50が、上下の車体側ヒンジブラケット38に対する取付け部分において熱歪の影響を受けることがない。
従って、変形例に係るヒンジ構造40は、上下各側のヒンジ11U,11Lの各ヒンジ軸(各ヒンジピン30の軸方向)の平行度を高精度に維持することができる。
また本発明の軸支部は、上述した実施形態の軸支部20のように、ドア側ヒンジブラケット16の側に軸受け部19を備え、車体側ヒンジブラケット12の側にピン取付け部15を備えた構成(図3~図5、図7参照)に限らず、図示省略するが、車体側ヒンジブラケット12の側に軸受け部19を備えるとともに、ドア側ヒンジブラケット16の側にピン取付け部15を備えた構成を採用してもよい。
この場合、車体側ヒンジブラケット12に対してドア側ヒンジブラケット16を取り外した状態において、ヒンジピン30は、車体側ヒンジブラケット12の側に備えた軸受け部19から上方へ突出した形態で該車体側ヒンジブラケット12の側に残留した状態となる。
1…ヒンジピラー
2…連結パイプ(連結部)
3…サイドドア
10,40…サイドドアヒンジ構造
11U,11L…上下一対のヒンジ
12…車体側ヒンジブラケット
13…車体側取付け部
14…車体側立設部(立設部)
15h…貫通穴(差込み穴)
16…ドア側ヒンジブラケット
17…ドア側取付け部
20…軸支部
25…イモネジ(押圧具)
25h…ネジ穴(押圧具変位許容部)
30…ヒンジピン
50…連結部材(連結部)

Claims (2)

  1. 車体骨格部材としてのヒンジピラーとサイドドアの基端とに、上下に離間して取り付けられる上下一対のヒンジを備え、
    上記ヒンジは、上記ヒンジピラーの側に取り付けられる車体側取付け部を有する車体側ヒンジブラケットと、
    上記サイドドアの側に取り付けられるドア側取付け部を有するドア側ヒンジブラケットと、
    上記車体側および上記ドア側のヒンジブラケット同士を回動可能に軸支するヒンジピンと、を備え、
    上下の上記ヒンジ同士を、夫々の上記ヒンジピンの軸方向が平行になるように連結させる連結部を備え、
    上記ヒンジピンが位置する軸支部において、上記車体側ヒンジブラケットと上記ドア側ヒンジブラケットとのうち、一方が他方に対して上記ヒンジピンの軸方向に着脱可能に構成され
    上記連結部は上下の上記ヒンジの上記車体側ヒンジブラケット同士を連結する構造とし、
    上記車体側ヒンジブラケットは、上記車体側取付け部と、その基端から車外側に延びる先端に上記軸支部を有する立設部からなる平面視でL字形状部材から構成され、
    上記連結部が上記立設部の後方側に設けられ
    車両のサイドドアヒンジ構造。
  2. 上記立設部の先端に上記ヒンジピンを差し込む差込み穴が設けられ、
    上記差込み穴に差し込んだ上記ヒンジピンを側方からの押圧により保持する押圧具を備え、
    上記ヒンジピンを押圧する押圧位置と押圧を解除する側との間の変位を許容する押圧具変位許容部が上記立設部の後方側に設けられた
    請求項に記載の車両のサイドドアヒンジ構造。
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