JP3614639B2 - ソイルセメント合成杭の構築装置 - Google Patents

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は中空杭の下端から突出させた掘削ロッドにより地盤を先行して掘削し、固化材と掘削土を攪拌,混合しながら掘削ロッドと中空杭を降下させてソイルセメントと中空杭からなる合成杭を構築する方法に用いられる構築装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ソイルセメントと鋼管杭等の中空杭からなる合成杭は、中空杭の外径より径が拡大する掘削攪拌翼を有する掘削ロッドにより支持層まで地盤を掘削しながら、固化材と掘削土を攪拌,混合した後、掘削ロッドを引き抜いて掘削土と固化材からなるソイルセメント中に中空杭を挿入することにより、あるいは中空杭の下端から掘削攪拌翼を有する掘削ロッドを突出させ、掘削ロッドにより地盤を先行して掘削し、攪拌,混合しながら掘削ロッドと中空杭を降下させることにより構築される。
【0003】
後者の方法では、掘削攪拌翼が中空杭の外径より径が拡大した状態で掘削と攪拌を行い、中空杭がソイルセメント中に定着した後は掘削ロッドが中空杭の内部を通じて引き抜かれるため、通常、掘削攪拌翼は中空杭の下端に衝突することで掘削ロッドに対して閉鎖できる構造とされる。
【0004】
これに対し、掘削攪拌翼を掘削ロッドの回転と共に開閉できる構造にした場合、掘削攪拌翼は掘削ロッドの回転時に、掘削ロッドの回転とは逆向きに受ける土の抵抗によって開閉するため、土の抵抗が十分でない場合には確実に閉鎖できないことが考えられ、掘削攪拌翼が閉鎖しなければ、掘削ロッドを中空杭内部を通じて引き上げることができなくなる。
【0005】
この発明は上記背景より土の抵抗が十分でない場合にも掘削攪拌翼を確実に閉鎖させる機能を持つソイルセメント合成杭の構築装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では中空杭の下端の外周,もしくは内周に、中空杭に対して相対的に回転しながら上昇する掘削ロッドの掘削攪拌翼が掘削ロッドの周方向に係合し、掘削攪拌翼を閉鎖させる係合部材を固定することにより、土の抵抗が十分でない場合にも掘削攪拌翼を確実に閉鎖させ、掘削ロッドを中空杭内に取り込むことを可能にする。構築装置は掘削ロッドの回転と共に開閉し、開放時に中空杭の外径より径が拡大する掘削攪拌翼を持つ掘削ロッドと、下端の外周,もしくは内周に掘削攪拌翼に係合可能な係合部材が固定された中空杭からなる。
【0007】
掘削攪拌翼は掘削ロッドの回転から絶縁されながら、水平軸回りに回転できる状態で掘削ロッドに装着されることにより、掘削ロッドの回転と共に開閉し、掘削ロッドのいずれか一方の向きへの回転時に土の抵抗により開放し、逆向きへの回転時に同じく土の抵抗により閉鎖する。
【0008】
掘削ロッドが中空杭に対して回転しながら上昇するときに、土の抵抗が十分でなく、掘削攪拌翼が完全に閉鎖しきらない場合には、掘削ロッドは単独では中空杭の内部に取り込まれないことになるが、中空杭の下端に固定された係合部材の存在により、開放している掘削攪拌翼が係合部材に掘削ロッドの周方向に係合するときに閉鎖の向きに中空杭からの抵抗を受けることで確実に閉鎖できるため、掘削ロッドを中空杭内に取り込み、中空杭を通じて引き上げることが可能になる。
【0009】
係合部材はまた、掘削ロッドが中空杭に対して回転しながら降下し、閉鎖している掘削攪拌翼にその開放の向きに係合することで掘削攪拌翼の開放を補助し、確実に開放させる役目も持つ。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明は図1に示すように掘削ロッド5の回転と共に開閉し、開放時に中空杭2の外径より径が拡大する掘削攪拌翼4を持つ掘削ロッド5と、下端の外周,もしくは内周に掘削攪拌翼4に係合可能な係合部材 2a が固定された中空杭2からなり、中空杭2の下端から突出させた掘削ロッド5により地盤を先行して掘削し、固化材と掘削土を攪拌,混合しながら掘削ロッド5と中空杭2を降下させてソイルセメントと中空杭からなる合成杭を構築する方法に用いられる構築装置である。中空杭2は鋼管杭の場合と中空のコンクリート杭の場合がある。
【0011】
合成杭3は図11,図12に示すように中空杭2の下端から掘削ロッド5を突出させ、掘削ロッド5により地盤を先行して掘削し、固化材と掘削土を攪拌,混合しながら掘削ロッド5と中空杭2を降下させることにより構築される。
【0012】
中空杭2は掘削ロッド5を回転させる駆動装置とは別の駆動装置に接続される他、単純に吊り支持される。掘削ロッド5用とは別の駆動装置に接続される場合は掘削ロッド5とは逆向きに回転し、吊り支持される場合は回転しないが、掘削ロッド5が正回転することで相対的に逆回転する。
【0013】
係合部材2aは中空杭2の下端の外周,もしくは内周に固定され、中空杭2に対して相対的に回転しながら上昇する掘削ロッド5の掘削攪拌翼4が掘削ロッド5の周方向に係合することで、掘削ロッド5の回転のみによっては完全に閉鎖していない掘削攪拌翼4を閉鎖させる。
【0014】
図面では掘削ロッド5のあるレベルに付き、掘削攪拌翼4,4が同一線上に二枚あることに対応し、係合部材2a,2aを中空杭2の中心に関して対称位置の二箇所に固定しているが、係合部材2aは中空杭2に対して掘削ロッド5が相対的に回転することで掘削攪拌翼4に係合し、これを閉鎖させるため、少なくとも一箇所固定されていれば足りる。
【0015】
中空杭2が鋼管杭の場合、係合部材2aは鋼管杭の外周面や内周面に溶接されることにより、あるいは係合部材2aを溶接したリング状の部品を装着することにより突設され、コンクリート杭の場合、コンクリート杭の製作時に予め埋め込んだ鋼材に溶接することにより、あるいは製作後に係合部材2aを溶接したリング状の部品を装着することにより突設される。
【0016】
図1に示す、本発明の中空杭2と併用される掘削ロッド5の具体例を図2に示す。ここに示すように掘削ロッド5は掘削攪拌翼4が回転自在に連結されたスリーブ7が掘削ロッド5の回転から絶縁された状態で装着された構造をし、掘削攪拌翼4が掘削ロッド5の回転と共に、掘削ロッド5の回転とは逆向きに受ける土の抵抗によって開閉する。
【0017】
掘削攪拌翼4はスリーブ7の外周に一体化しているプレート7bにピン7cにより水平な、あるいは水平に対してある程度傾斜した軸の回りに回転自在に連結され、図面の場合は掘削ロッド5の正回転時に土の逆向きの抵抗により開放し、掘削ロッド5の逆回転時に土の逆向きの抵抗により閉鎖する。
【0018】
掘削ロッド5の外周の、スリーブ7の装着位置の上下にはスリーブ7の掘削ロッド5に対する上下動を拘束する、あるいは一定量以下に制限する上部ストッパ8と下部ストッパ9が突設される。上部ストッパ8はまた、掘削攪拌翼4が閉鎖した状態から開放した状態になったときに更に上向きに回転しないように保持する役目を持ち、下部ストッパ9は開放している掘削攪拌翼4が下向きに回転せず、閉鎖しないように保持する役目を持つ。
【0019】
図3に示すように掘削ロッド5の外周には、掘削攪拌翼4の閉鎖時と開放時にスリーブ7が係止する被係止部5aが形成,あるいは突設され、スリーブ7の内周の、掘削攪拌翼4の閉鎖時と開放時に被係止部5aに対応した位置には被係止部5aに係止する係止部7aが形成,あるいは突設される。
【0020】
スリーブ7は掘削ロッド5の回転から絶縁されることで、図3に示すように係止部7aが掘削ロッド5の回転の向きと逆向きに被係止部5aに係止するまで掘削ロッド5とは逆向きに回転し、係止部7aが被係止部5aに係止した後、掘削ロッド5と共に掘削ロッド5と同一の向きに回転する。
【0021】
図面では掘削ロッド5が正(時計回りに)回転するときに係止部7aが被係止部5aに逆回転の向き(反時計回り)に係止して掘削攪拌翼4が開放し、掘削ロッド5が逆回転するときに係止部7aが被係止部5aに正回転の向きに係止して掘削攪拌翼4が閉鎖するように被係止部5aと係止部7aを形成しているが、掘削ロッド5が逆回転するときに掘削攪拌翼4が開放し、正回転するときに掘削攪拌翼4が閉鎖するように被係止部5aと係止部7aを形成する場合もある。
【0022】
掘削攪拌翼4が開放した状態では、図3−(c) に示すようにスリーブ7の係止部7aが掘削ロッド5の被係止部5aに逆回転の向きに係止しながら、掘削攪拌翼4が下部ストッパ9に下向きに係止し、上部ストッパ8に上向きに係止可能になることで掘削攪拌翼4が開放した状態を維持する。
【0023】
掘削攪拌翼4が閉鎖した状態では、図3−(a) に示すように掘削攪拌翼4が下部ストッパ9から離脱し、スリーブ7の係止部7aが掘削ロッド5の被係止部5aに正回転の向きに係止することで掘削攪拌翼4が閉鎖した状態を維持する。
【0024】
下部ストッパ9はその縁と掘削ロッド5の中心との間の距離が掘削攪拌翼4の開放位置から閉鎖位置へかけて次第に短縮し、掘削攪拌翼4の閉鎖位置で掘削攪拌翼4との衝突が生じない形状をする。
【0025】
図3−(b) は掘削ロッド5を正回転させ始めたときの様子を示すが、この状態では掘削攪拌翼4が逆回転の向きに土の抵抗を受けることで、係止部7aが被係止部5aから離脱し、掘削攪拌翼4がスリーブ7と共に回転しながら、下部ストッパ9の縁に案内されることで開放する。
【0026】
図4は開放している掘削攪拌翼4を中空杭2の係合部材2aが補助的に閉鎖させるときの様子を示す。
【0027】
図示する場合、掘削攪拌翼4は掘削ロッド5に対して相対的に正回転することで閉鎖することから、図4−(a) ,(b) に示すように中空杭2が掘削ロッド5に対して相対的に正回転することで、係合部材2aが開放している掘削攪拌翼4に閉鎖の向きに係合し、(c) に示すように掘削攪拌翼4を閉鎖させる。
【0028】
係合部材2aは中空杭2が掘削ロッド5に対して相対的に正回転すれば掘削攪拌翼4を閉鎖させるため、中空杭2が吊り支持され、静止している場合は掘削ロッド5が逆回転することにより、中空杭2が掘削ロッド5とは別の駆動装置に接続されている場合は、中空杭2が正回転し、掘削ロッド5が逆回転することにより、あるいは掘削ロッド5が静止し、中空杭2が正回転することにより掘削攪拌翼4の閉鎖が行われる。
【0029】
図5は閉鎖している掘削攪拌翼4を係合部材2aが補助的に開放させるときの様子を示す。掘削攪拌翼4は逆回転の向きに抵抗を受けることで開放することから、掘削ロッド5が正回転し、土の抵抗により掘削攪拌翼4が開放し始めたところで、(b) に示すように中空杭2が掘削ロッド5に対して逆回転し、係合部材2aが掘削攪拌翼4に逆回転の向きに係合することで、(c) に示すように掘削攪拌翼4を開放させる。
【0030】
このとき、係合部材2aは掘削ロッド5が正回転すると共に、中空杭2が掘削ロッド5に対して相対的に逆回転することで掘削攪拌翼4を開放させるため、中空杭2が吊り支持され、静止している場合は掘削ロッド5が正回転することにより、中空杭2が掘削ロッド5とは別の駆動装置に接続されている場合は、掘削ロッド5が正回転し、中空杭2が逆回転することにより掘削攪拌翼4の開放が行われる。
【0031】
図6〜図10は掘削ロッド5が中空杭2の下端から突出し、掘削攪拌翼4が開放している状態から、掘削ロッド5が中空杭2の内部に取り込まれるまでの様子を示す。このとき掘削ロッド5は上記の通り、逆回転するか、静止したまま中空杭2に対して上昇する。各図の(a) は平面図、(b) は立面図である。
【0032】
図7に示すように中空杭2が正回転し、掘削ロッド5に対して降下することにより、あるいは掘削ロッド5が中空杭2に対して上昇することにより、図8に示すように係合部材2aが掘削攪拌翼4に係合して掘削攪拌翼4を閉鎖させ、そのまま中空杭2が正回転しながら、相対的に掘削ロッド5に対して降下することにより図9,図10に示すように掘削ロッド5が中空杭2内に取り込まれ、全掘削攪拌翼4が閉鎖する。
【0033】
図11は図2に示す掘削ロッド5を用いて合成杭3を構築する方法の施工手順を示す。図11中、係合部材2aは省略してある。図11は中間層や支持層10が硬質地盤でない場合の例を示す。
【0034】
掘削ロッド5は図11−(a) に示すように中空杭2の下端より突出し、一方の向きに、図面の場合は正回転した状態で、掘削ロッド5の下端に接続しているビット6と、開放している掘削攪拌翼4によって地盤を掘削し、同時に地上から掘削ロッド5を通じて吐出される、もしくはパイプ等を通じて地中に供給される固化材と掘削土を掘削攪拌翼4によって攪拌,混合する。
【0035】
ビット6が目標の支持層10に到達する直前までは、固化材には低濃度(貧配合)の周辺固定液が使用され、支持層10の手前からは(b) に示すように固化材は高濃度(富配合)の根固め液に切り換えられ、そのまま支持層10を掘削しながら、攪拌,混合し、杭先端部11を構築する。
【0036】
杭先端部11の、掘削土と固化材からなるソイルセメント1の硬化前に、(c) に示すように一旦掘削ロッド5と中空杭2が引き上げられる。このとき、掘削ロッド5は中空杭2に対して相対的に逆回転しながら引き上げられ、中空杭2の係合部材2aによって順次掘削攪拌翼4が閉鎖し、(d) に示すように中空杭2の内部に取り込まれる。(d) は図10に示す状態に相当する。
【0037】
その後、(e) に示すように中空杭2を杭先端部11中に圧入し、掘削ロッド5を引き上げることにより施工が終了する。
【0038】
図12は支持層10に到達する以前の中間層に硬質層12が存在する場合の、合成杭3構築の施工手順を示す。この場合は中空杭2の下端に爪が突設される。
【0039】
ビット6が硬質層12に到達するまでは(a) に示すように図11の場合と同様に行われ、ビット6が硬質層12に到達した時点で、(b) に示すように掘削ロッド5を逆回転させながら上昇させ、係合部材2aによって掘削攪拌翼4を閉鎖させて中空杭2内に格納する。
【0040】
その状態で(c) に示すように掘削ロッド5と中空杭2を回転させ、ビット6と中空杭2の爪によって硬質層12を貫通するまで地盤を掘削する。中空杭2の回転は掘削ロッド5の回転と同一の向きの場合と逆向きの場合がある。(b) ,(c) は図10に示す状態に相当する。
【0041】
硬質層12の貫通後、(d) に示すように掘削ロッド5と中空杭2を硬質層12の上層まで引き上げ、再度掘削ロッド5を(a) と同様に中空杭2の下端より突出させると共に、掘削ロッド5を正回転させて掘削攪拌翼4を開放させ、(e) に示すようにビット6と掘削攪拌翼4によって支持層10まで地盤を掘削しながら、固化材と掘削土を掘削攪拌翼4によって攪拌,混合する。(d) における掘削攪拌翼4の開放は中空杭2の係合部材2aによって補われる。
【0042】
その後は図11−(c) 〜(e) に示す工程によって施工される。
【0043】
支持層10が硬質層12である場合には、図12−(a) 〜(e) に示す工程と同様に施工される。
【0044】
【発明の効果】
掘削ロッドの回転と共に開閉し、開放時に中空杭の外径より径が拡大する掘削攪拌翼を持つ掘削ロッドと併用される場合に、中空杭の下端に、中空杭に対して相対的に回転しながら上昇する掘削ロッドの掘削攪拌翼が掘削ロッドの周方向に係合し、掘削攪拌翼を閉鎖させる係合部材を固定するため、開放している掘削攪拌翼を閉鎖させるための土の抵抗が十分でないときにも、掘削攪拌翼を確実に閉鎖させ、掘削ロッドを中空杭内に引き込むことができる。
【0045】
また係合部材は掘削ロッドが中空杭に対して降下しながら回転し、閉鎖している掘削攪拌翼にその開放の向きに係合することで掘削攪拌翼を開放させる機能も持つため、閉鎖している掘削攪拌翼を確実に開放させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空杭と掘削ロッドを示した立面図である。
【図2】図1に示す掘削ロッドの詳細を示した立面図である。
【図3】(a) 〜(c) は閉鎖している状態から開放するまでの掘削攪拌翼と図2に示す掘削ロッドとの関係を示した平面図である。
【図4】(a) 〜(c) は開放している状態から閉鎖するまでの掘削攪拌翼と中空杭との関係を示した平面図である。
【図5】(a) 〜(c) は閉鎖している状態から開放するまでの掘削攪拌翼と中空杭との関係を示した平面図である。
【図6】(a) は掘削ロッドが突出しているときの中空杭と掘削ロッドとの関係を示した平面図、(b) は(a) の立面図である。
【図7】(a) は中空杭が掘削ロッドに対して正回転しながら降下し始めたときの様子を示した平面図、(b) は(a) の立面図である。
【図8】(a) は中空杭が掘削攪拌翼を閉鎖させたときの様子を示した平面図、(b) は(a) の立面図である。
【図9】(a) は図8より中空杭が相対的に降下したときの様子を示した平面図、(b) は(a) の立面図である。
【図10】(a) は掘削ロッドが中空杭内に取り込まれたときの様子を示した平面図、(b) は(a) の立面図である。
【図11】(a) 〜(e) は合成杭構築の施工手順を示した立面図である。
【図12】(a) 〜(e) は合成杭構築の他の施工手順を示した立面図である。
【符号の説明】
1……ソイルセメント、2……中空杭、2a……係合部材、3……合成杭、4……掘削攪拌翼、5……掘削ロッド、5a……被係止部、6……ビット、7……スリーブ、7a……係止部、7b……プレート、7c……ピン、8……上部ストッパ、9……下部ストッパ、10……支持層、11……杭先端部、12……硬質層。

Claims (1)

  1. 掘削ロッドの回転と共に開閉し、開放時に中空杭の外径より径が拡大する掘削攪拌翼を持つ掘削ロッドと、下端の外周,もしくは内周に前記掘削攪拌翼に係合可能な係合部材が固定された中空杭からなり、中空杭の下端から突出させた掘削ロッドにより地盤を先行して掘削し、固化材と掘削土を攪拌,混合しながら掘削ロッドと中空杭を降下させてソイルセメントと中空杭からなる合成杭を構築する方法に用いられる構築装置であり前記掘削ロッドの掘削攪拌翼は掘削ロッドの回転から絶縁されながら、掘削ロッドの回転に伴って開閉可能で、前記中空杭の係合部材は中空杭が掘削ロッドに対して相対的にいずれか一方の向きに回転するときに、開放している掘削攪拌翼に閉鎖の向きに係合して掘削攪拌翼を閉鎖させ、中空杭が掘削ロッドに対していずれか他方の向きに回転するときに、開放し始めた掘削攪拌翼に開放の向きに係合して掘削攪拌翼を開放させるソイルセメント合成杭の構築装置
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