JP3612204B2 - 合成杭構築用掘削攪拌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はソイルセメントと中空杭からなる合成杭を構築する方法に使用され、地盤を掘削しながら、固化材と掘削土を攪拌,混合する合成杭構築用掘削攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ソイルセメントと鋼管杭等の中空杭からなる合成杭を構築する方法は、掘削攪拌装置により支持層まで地盤を掘削しながら、固化材と掘削土を攪拌,混合した後、掘削攪拌装置を引き抜いて掘削土と固化材が混合したソイルセメント中に中空杭を挿入することにより、または中空杭の下端から掘削攪拌装置を突出させ、掘削攪拌装置により地盤を先行して掘削,攪拌しながら、掘削攪拌装置と中空杭を同時に降下させることにより行われる。
【0003】
後者の、掘削攪拌装置を中空杭の下端より突出させて施工する方法では、固化材は中空杭に先行して降下する掘削攪拌装置の攪拌翼によって掘削土と攪拌,混合されるが、固化材は掘削ロッドの先端から吐出されることから、中空杭の内部に流入する傾向があり、過剰に流入すれば中空杭外部の固化材と掘削土との混合が不十分になるため、中空杭の内部と外部のソイルセメントの密度に差が生ずる可能性がある。
【0004】
この発明は上記背景より、中空杭の内部と外部のソイルセメントに密度差を発生させない掘削攪拌装置を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明ではロッドの外周に、掘削ビットが地盤を掘削する向きにロッドが回転するときに掘削土に下向きの力を加える向きの螺旋翼を部分的に、もしくは連続的に突設することにより、掘削ビットが地盤を掘削しながらロッドが降下するときに、ロッドと共に回転する螺旋翼によって中空杭の内部に存在する掘削土と固化材を下向きに押し、固化材、あるいは固化材と掘削土の混合物であるソイルセメントが中空杭の内部に集中的に流入することを抑制する。
【0006】
掘削攪拌装置はロッドと、その先端に接続される掘削ビットと、ロッドの外周に装着される掘削攪拌翼と、上記螺旋翼から構成され、ロッドがいずれか一方の向きに回転しながら、中空杭と共に降下するときに、掘削ビットと掘削攪拌翼が掘削した掘削土と固化材を掘削攪拌翼が攪拌,混合し、ソイルセメントと中空杭から構成される合成杭を構築する。
【0007】
螺旋翼は掘削ビットが地盤を掘削する向きにロッドが回転するときに、掘削土に下向きの力を加える向きに形成されることで、ロッドの回転と共に掘削土と固化材を下向きに押し、ソイルセメントが中空杭の内部に過剰に流入することと、流入したソイルセメントがロッドと共に降下する中空杭に対して上昇することを抑制し、ソイルセメントを中空杭の外部に行き亘らせる。
【0008】
固化材やソイルセメントの、中空杭内部への過剰な流入が抑制されることで、中空杭外部の固化材と掘削土との混合が十分に行われ、中空杭内部のソイルセメントの密度と、外部のソイルセメントの密度の差がなくなる。
【0009】
螺旋翼はまた、ロッドの回転と共にソイルセメントを下向きに押すことで、中空杭内部のソイルセメントを圧密させ、ソイルセメント内に気泡が発生することを防止する。ロッドが降下時とは逆向きに回転しながら上昇するときには、螺旋翼はソイルセメントを上向きに押すため、このときにも中空杭内部のソイルセメントを圧密させ、ソイルセメント内での気泡の発生を防止する働きをする。
【0010】
中空杭の内周面とロッドの外周面との間の間隔は従来、ロッドの外周に装着されるスタビライザによって保持されるが、本発明では螺旋翼がロッドに対して少なくとも部分的に、螺旋状に形成されることで、中空杭の内部で中空杭内周面とロッド外周面との間の間隔を保持する役目を持つため、従来のスタビライザは不要になる。
【0011】
中空杭の径が大きく、螺旋翼の外周と中空杭内周面との間の間隔が大きい場合には、螺旋翼の外周と中空杭の内周面間の間隔を保持する調整翼を螺旋翼に着脱自在に固定することにより、ロッドを交換することなく、中空杭の径の相違に対応することが可能になる。調整翼は螺旋翼に固定されることで、螺旋翼と中空杭間の間隔を保持する役目と、掘削土と固化材の上昇を抑制する役目を持つ。
【0012】
調整翼を螺旋翼に対して着脱自在に固定する上で、螺旋翼と調整翼にはボルトやピンが挿通する挿通孔が明けられるが、請求項2に記載のように調整翼の挿通孔をロッドの半径方向に間隔をおいて複数列明けることにより、一種類のロッドと一種類の調整翼によって中空杭の径の変化に対応することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1の掘削攪拌装置1は図1に示すようにロッド2と、その先端に接続される掘削ビット3と、ロッド2の外周に装着される掘削攪拌翼4と、ロッド2の外周に突設される螺旋翼5から構成され、ロッド2がいずれか一方の向きに回転しながら、鋼管杭や中空のコンクリート杭等の中空杭11と共に降下するときに、掘削ビット3と掘削攪拌翼4が掘削した掘削土と固化材を掘削攪拌翼4が攪拌,混合し、螺旋翼5が掘削土と固化材の上昇を抑制するものである。
【0014】
螺旋翼5は図1,図5に示すように掘削ビット3が地盤を掘削する向きにロッド2が回転するときに掘削土に下向きの力を加える向きに螺旋状に形成され、ロッド2の長さ方向には部分的に、もしくは連続的に形成される。
【0015】
図面ではロッド2が正(時計回りに)回転するときに地盤を掘削する向きに掘削ビット3を形成していることに対応し、上方から下方へ向けて反時計回りとなる向きに螺旋翼5を形成しているが、ロッド2が逆(反時計回りに)回転するときに掘削ビット3が地盤を掘削する場合には、螺旋翼5は上方から下方へ向けて時計回りとなる向きに形成される。
【0016】
掘削攪拌翼4が掘削する掘削孔の径は中空杭11の径より大きいことから、ロッド2の中心から掘削攪拌翼4の先端までの距離は中空杭11の半径より大きいが、掘削攪拌翼4は中空杭11をソイルセメント12中に残してロッド2を引き上げるときにロッド2内に格納されるよう、ロッド2に対して回転自在に装着される。
【0017】
図1では図10−(c) 〜(e) に示すように掘削攪拌翼4をロッド2内に格納した後に再度掘削攪拌翼4をロッド2の下端から突出させ、掘削攪拌翼4による攪拌が行えるようにするために、ロッド2の外周にロッド2の回転から絶縁された状態で装着されるスリーブ6の外周に掘削攪拌翼4を回転自在に連結し、ロッド2の回転や昇降と共に掘削攪拌翼4が開閉するようにしている。
【0018】
図1のx−x線断面図である図2に示すようにロッド2の、スリーブ6が装着される部分の外周には掘削攪拌翼4の閉鎖時と開放時にスリーブ6が係止する被係止部21が形成される。一方、図3に示すようにスリーブ6の内周の、掘削攪拌翼4の閉鎖時と開放時に被係止部21に対応した位置には被係止部21に係止する係止部61が形成される。
【0019】
この場合、スリーブ6はロッド2の回転から絶縁されることで、係止部61が被係止部21に係止するまでロッド2の回転の向きとは逆向きに回転し、係止部61が被係止部21に係止した後にロッド2と共に回転する。
【0020】
掘削攪拌翼4はスリーブ6の外周に一体化しているプレート62にピン63により水平な軸、あるいは水平に対して傾斜した軸の回りに回転自在に連結され、図1に実線で示すようにロッド2の正回転時や降下時にその向きと逆向きの土の抵抗により開放し、ロッド2の逆回転時や上昇時にその向きと逆向きの土の抵抗により鎖線で示すように閉鎖する。
【0021】
ロッド2の外周の、スリーブ6の下に突設される下部ストッパ7は図2に示すように掘削攪拌翼4の開放時に掘削攪拌翼4が下向きに係止可能で、掘削攪拌翼4の閉鎖時に掘削攪拌翼4が離脱できる形状をし、掘削攪拌翼4は開放時には下部ストッパ7によって下向きに回転せず、閉鎖しないように保持される。ロッド2の外周の、スリーブ6の上には掘削攪拌翼4が開放しているときに、土の上向きの抵抗によって更に上向きに回転しないように保持する上部ストッパ8が突設される。
【0022】
ロッド2が正回転し、掘削攪拌翼4が開放した状態では、図4−(a) に示すようにスリーブ6の係止部61がロッド2の被係止部21に逆回転の向きに係止しながら、掘削攪拌翼4が下部ストッパ7と上部ストッパ8に係止可能になることで開放状態を維持する。ロッド2が逆回転し、掘削攪拌翼4が閉鎖した状態では、図4−(b) に示すように掘削攪拌翼4が下部ストッパ7から離脱し、スリーブ6の係止部61がロッド2の被係止部21に正回転の向きに係止することで閉鎖状態を維持する。
【0023】
螺旋翼5は図5に示すように中空杭11がロッド2に対して傾斜したときに螺旋翼5の縁が中空杭11の内周面に接触し得る幅を持つことで、中空杭11の内周面とロッド2の外周面との間の間隔を保持し、中空杭11を安定させる役目を持つが、中空杭11の径が大きい場合には図6に示すように螺旋翼5の縁と中空杭11の内周面間の間隔を保持する調整翼9が螺旋翼5に着脱自在に固定される。
【0024】
調整翼9は図1,図6−(b) に示すように調整翼9と螺旋翼5を貫通するボルト10やピンによって螺旋翼5に固定される。調整翼9は螺旋翼5の1ピッチの範囲でロッド2の周方向に均等に配置される。調整翼9は螺旋翼5に固定されることで、中空杭11を安定させる役目の他、螺旋翼5と同じくロッド2の正回転時に掘削土と固化材の上昇を抑制する役目を持つ。
【0025】
調整翼9はロッド2の外周側の縁が中空杭11に内接し得る曲線状に形成されていればよく、平面形状や断面形状と幅は問われない。図面では螺旋翼5への固定状態での安定性を確保するために、螺旋翼5を上下から挟み込むコ字形の断面形状に調整翼9を形成しているが、調整翼9を一枚のプレートで形成する場合もある。図6,図7は幅がロッド2側から中空杭11側へ次第に大きくなる平面形状に形成した場合、図8は幅が一定の平面形状に形成した場合を示す。
【0026】
図7,図8ではまた、ボルト10やピンが挿通する調整翼9の挿通孔91をロッド2の半径方向に間隔をおいて複数列明けることで、一定幅の螺旋翼5が突設された一種類のロッド2と一種類の調整翼9によって中空杭11の径の変化に対応できるようにしている。
【0027】
図9は掘削攪拌装置1を用いてソイルセメント12と中空杭11からなる合成杭13を構築する方法の施工手順を示す。
【0028】
掘削攪拌装置1は図9−(a) に示すように中空杭11の下端より突出し、正回転した状態で、掘削ビット3と、開放している掘削攪拌翼4によって地盤を掘削し、同時にロッド2を通じて、もしくは地上から地中に供給される固化材と掘削土を掘削攪拌翼4によって攪拌,混合する。
【0029】
螺旋翼5、または螺旋翼5と調整翼9はロッド2が正回転しながら降下する間に、ソイルセメント12が中空杭11の内部に過剰に流入することと、流入したソイルセメント12が中空杭11に対して上昇することを抑制する。
【0030】
掘削ビット3が目標の支持層14に到達する直前までは、固化材には低濃度(貧配合)の周辺固定液が使用され、支持層14の手前からは(b) に示すように固化材は高濃度(富配合)の根固め液に切り換えられ、そのまま支持層14を掘削しながら、攪拌,混合し、杭先端部15を構築する。
【0031】
杭先端部15の、掘削土と固化材からなるソイルセメント12の硬化前に、(c) に示すように一旦掘削攪拌装置1と中空杭11が引き上げられる。このとき、掘削攪拌装置1は逆回転しながら引き上げられ、掘削攪拌翼4が閉鎖する。
【0032】
その後、(d) に示すように掘削攪拌翼4を閉鎖させたまま、掘削攪拌装置1を中空杭11の内部に取り込み、(e) に示すように中空杭11を杭先端部15中に圧入し、掘削攪拌装置1を引き上げることにより施工が終了する。
【0033】
図1に示す掘削攪拌装置1のようにロッド2の正回転と逆回転によって掘削攪拌翼4が開閉できる場合には、支持層14に到達する以前の中間層に硬質層16が存在する場合にも対応する。
【0034】
図10に中間層が硬質層16である場合の、合成杭13構築の施工手順を示す。この場合は中空杭11の下端に爪が突設される。
【0035】
掘削ビット3が硬質層16に到達するまでは(a) に示すように図9の場合と同様に行われ、掘削ビット3が硬質層16に到達した時点で、(b) に示すように掘削攪拌装置1を逆回転させながら上昇させて中空杭11内に格納する。
【0036】
その状態で(c) に示すように掘削攪拌装置1と中空杭11を回転させ、掘削ビット3と中空杭11の爪によって硬質層16を貫通するまで地盤を掘削する。
【0037】
硬質層16の貫通後、(d) に示すように掘削攪拌装置1と中空杭11を硬質層16の上層まで引き上げ、再度掘削攪拌装置1を(a) と同様に中空杭11の下端より突出させると共に、ロッド2を正回転させて掘削攪拌翼4を開放させ、(e) に示すように掘削ビット3と掘削攪拌翼4によって支持層14まで地盤を掘削しながら、固化材と掘削土を掘削攪拌翼4によって攪拌,混合する。
【0038】
その後は図9−(c) 〜(e) に示す工程によって施工される。
【0039】
支持層14が硬質層16である場合にも、図10−(a) 〜(e) に示す工程と同様に施工される。
【0040】
【発明の効果】
ロッドの外周に、掘削ビットが地盤を掘削する向きにロッドが回転するときに掘削土に下向きの力を加える向きの螺旋翼を突設するため、掘削ビットが地盤を掘削しながらロッドが降下するときに、ロッドと共に回転する螺旋翼が中空杭の内部に存在する掘削土と固化材を下向きに押し、固化材、あるいはソイルセメントが中空杭の内部に過剰に流入することと、流入した固化材やソイルセメントがロッドと共に降下する中空杭に対して上昇することを抑制することができ、ソイルセメントを中空杭の外部に行き亘らせることができる。
【0041】
この結果、中空杭外部の固化材と掘削土との混合が十分に行われ、中空杭内部のソイルセメントの密度と、外部のソイルセメントの密度の差が解消される。
【0042】
また螺旋翼はロッドの降下時にロッドの回転と共にソイルセメントを下向きに押し、ロッドの上昇時にロッドの回転と共にソイルセメントを上向きに押すことで、中空杭内部のソイルセメントを圧密させるため、ソイルセメント内での気泡の発生を防止することができる。
【0043】
加えて螺旋翼はロッドに対して少なくとも部分的に、螺旋状に形成されることで、中空杭の内部で中空杭内周面とロッド外周面との間の間隔を保持する役目を持つため、中空杭の内周面とロッドの外周面との間の間隔を保持するためのスタビライザが不要になる。
【0044】
更に螺旋翼の外周と中空杭の内周面間の間隔を保持する調整翼を螺旋翼に着脱自在に固定するため、中空杭の径が大きく、螺旋翼の外周と中空杭内周面との間の間隔が大きい場合にもロッドを交換することなく、中空杭の径の相違に対応することができる。
【0045】
請求項2では調整翼の挿通孔をロッドの半径方向に間隔をおいて複数列明けるため、一種類のロッドと一種類の調整翼によって中空杭の径の変化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削攪拌装置を示した立面図である。
【図2】図1のx−x線断面図である。
【図3】掘削攪拌翼が連結されるスリーブを示した平面図である。
【図4】(a) は掘削攪拌翼が開放しているときの掘削攪拌翼とロッドの関係を示した平面図、(b) は掘削攪拌翼が閉鎖しているときの掘削攪拌翼とロッドの関係を示した平面図である。
【図5】(a) は掘削攪拌装置と中空杭の関係を示した立面図、(b) は(a) の平面図である。
【図6】(a) は調整翼を付けた掘削攪拌装置と中空杭の関係を示した立面図、(b) は(a) の平面図である。
【図7】(a) は調整翼を示した平面図、(b) は(a) の正面図、(c) は(a) の側面図である。
【図8】(a) は他の調整翼を示した平面図、(b) は(a) の正面図、(c) は(a) の側面図である。
【図9】(a) 〜(e) は掘削攪拌装置を用いて合成杭を構築する場合の施工手順を示した立面図である。
【図10】(a) 〜(e) は支持層までの間に硬質層が存在する場合の施工手順を示した立面図である。
【符号の説明】
1……掘削攪拌装置、2……ロッド、21……被係止部、3……掘削ビット、4……掘削攪拌翼、5……螺旋翼、6……スリーブ、61……係止部、62……プレート、63……ピン、7……下部ストッパ、8……上部ストッパ、9……調整翼、91……挿通孔、10……ボルト、11……中空杭、12……ソイルセメント、13……合成杭、14……支持層、15……杭先端部、16……硬質層。
Claims (2)
- ロッドと、その先端に接続される掘削ビットと、ロッドの外周に装着される掘削攪拌翼から構成され、ロッドが正回転、または逆回転しながら、中空杭と共に降下するときに、掘削ビットが掘削した掘削土と固化材を掘削攪拌翼が攪拌,混合し、掘削土と固化材からなるソイルセメントと中空杭から構成される合成杭を構築する掘削攪拌装置であり、ロッドの外周に、その長さ方向に部分的に、もしくは連続的に螺旋翼が突設され、この螺旋翼は前記正回転して掘削ビットが地盤を掘削するロッドにおいては上方から下方へ向けて反時計回りとなる向きに形成され、前記逆回転して掘削ビットが地盤を掘削するロッドにおいては上方から下方へ向けて時計回りとなる向きに形成されており、前記螺旋翼に、螺旋翼の外周と中空杭の内周面間の間隔を保持する調整翼が着脱自在に固定されている合成杭構築用掘削攪拌装置。
- 螺旋翼と調整翼には挿通孔が明けられ、調整翼の挿通孔はロッドの半径方向に間隔をおいて複数列明けられている請求項1記載の合成杭構築用掘削攪拌装置。
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