JP3613382B2 - 金属管の成形ロールスタンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯板すなわちストリップを複数台のフォーミングロールスタンドにより連続的に管状に成形し、その継ぎ目部分を電縫溶接した後、所定寸法の金属管に絞り成形するロール成形装置の成形ロールスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の成形ロールスタンドとしては、特開平7−116729のような強制駆動式の3ロール式成形ロールスタンド又は4ロール式成形ロールスタンドが提案されている。
いずれも、外部に別体に設けたロール駆動源からの駆動トルクをカップリングを介して成形ロールスタンド内に伝達し、該成形ロールスタンド内において、ロール軸又はロールに係合されているギアの噛み合いによって3又は4個の各ロールに駆動トルクを分配し伝達することにより、全ロールが強制駆動される構成となっている。
【0003】
すなわち、一個の成形ロールスタンドの中には、ロール、ロール軸受け、ロール軸、ロール軸支持用軸受け及びロール回転駆動用分配歯車機構などの全ての構成部材がコンパクトに組み込まれている。
従って、製造する金属管の管外径を変更する場合には、前記カップリングで縁切りし、予め所定の管外径を有するロールを組み込んだ成形ロールスタンドと一括交換すればよく、製造寸法変更に要する時間を極めて短時間で済ませることができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記強制駆動式の3ロール式成形ロールスタンド又は4ロール式成形ロールスタンドのいずれにおいても、変更後の管外径が大きい場合には、前記一括交換される成形ロールスタンドの寸法、重量も大きくなるため、このような成形ロールスタンドを予備として一式保有することは、経済的にも、保管場所の点からもユーザーにとって大きな負担となる、という問題があった。
本発明は、前記の点に鑑み、予備として保有すべき機体を従来よりも寸法、重量ともに小さくし、経済性、保管性の面から有利な金属管の成形ロールスタンドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
請求項1においては、帯板を連続的に管状に成形し、突き合わせた継ぎ目部分を溶接して金属管を製造する金属管製造ラインで、3以上のロールを強制駆動して溶接後の金属管を所定寸法に仕上げるロール成形装置において、ロール成形装置の成形ロールスタンドを、ロール駆動源からの駆動トルクを前記ロールに分配し伝達するための分配歯車機構を内蔵し共用可能なアウタースタンドと、成形管サイズに応じたロール、ロール軸及びロール軸受け等を内蔵したインナーカセットとから構成し、該インナーカセットは前記アウタースタンドに装脱自在でロールの一括交換を可能とし、隣接する二つのアウタースタンドは、連結部材を橋架させて結合し、該アウタースタンド間が開かないようにする一方、片側のアウタースタンドのスタンドフレームからはストッパーを突設させ、前記アウタースタンド間が狭くならないように構成し、インナーカセットのカセットフレームの略中央からは、隣接するスタンドに向かって案内筒を突設したものである。
【0006】
請求項2においては、前記インナーカセット側のロール軸と、アウタースタンド側のロール軸支持軸とを連結するためのカップリングであって、前記ロール軸支持軸に固定された結合用カップリングの把持部には、該把持部に特定幅の溝部を直径方向に形成すると共に、該ロール軸には、特定幅に相当する厚み分だけの先端部をすり割り状に面加工し、前記溝部には、ロール軸の端部をガイドするスリーブを構成し、該ロール軸の端部を前記溝部に挿入係脱可能としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を、添付の図面を基に詳述する。
図1は金属管製造ラインの全体レイアウトを示す図、図2は金属管製造ライン中のフォーミングウェルディング装置、クーリング装置及びロール成形装置を示す斜視図、図3はロール成形装置の正面図、図4は成形ロールスタンドの正面断面図、図5は同じく平面断面図、図6は同じく側面断面図、図7は結合用カップリングの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図、図8は成形ロールスタンドの正面図、図9は成形ロールスタンドからインナーカセットを取り外した場合の説明図であり、(a)はアウタースタンドの正面図、(b)はインナーカセットの正面図、図10は成形ロールスタンドの平面図、図11は同じく側面図である。
【0008】
まず、図1、図2により、本発明に係わる金属管製造ラインの全体構成を説明する。
マザーコイル1には帯板、いわゆるストリップが巻かれたコイルが回転可能に支持されており、該マザーコイル1の端部が引っぱり出され、コイル端部矯正装置2において、先端の曲がりなどが矯正される。
該コイル端部矯正装置2によりストリップの先端を矯正するのは、次のコイル端部切断溶接装置3において、前に通板したコイルのストリップ後端と次に通板するストリップの前端を溶接し、一本の連続したストリップに構成する場合において、溶接する端面同士に齟齬状態が発生しないようにするためである。
【0009】
また、金属管の製造においては、多数の本数の金属管を自動的に且つ連続的に製造するため、コイルの切れ目においても、金属管製造ラインを停止させることができない。そこで、該停止をなくすために、前記コイル端部切断溶接装置3により、コイルの終端と始端とを溶接するのである。
この溶接作業の間に、前のストリップの許容長さが一杯となり、次のストリップを引っ張ることがないように、ストリップを一定量だけ貯留するためのストリップアキュムレータ4が配置されている。該ストリップアキュムレータ4には、コイル端部切断溶接装置3において溶接する時間だけのストリップ量を貯留可能な機構を具備されている。
【0010】
該ストリップアキュムレータ4を出たストリップは、パスライン10を通過し、コイルガイド18から、フォーミングウェルディング装置5に供給される。該フォーミングウェルディング装置5においては、複数台、例えば6乃至8台のフォーミングロールスタンド11を通過する間に管状に成形され、高周波溶接電源19から電力が供給されるシーム溶接装置12において溶接される。さらに、ビードカッター13により溶接肉盛り部分を切削し、次いでプルアウトスタンド14によりクーリング装置6に送り出される。
【0011】
該クーリング装置6により溶接時の熱が冷却された金属管は、ロール成形装置7に供給され、本発明に係わる成形ロールスタンド15により管外径を所定寸法に成形し、かつ管形状を真円に整形する作業が行われるのである。前記ロール成形装置7により仕上げられた金属管は、走行切断装置8において、一定長さに切断され、ランアウトテーブル9に並べられる。
【0012】
なお、前記フォーミングウェルディング装置5には、回転可能に支持したロータリーベッド16の四面の周囲に、四組のフォーミングウェルディング装置5が配置されており、該四組はそれぞれ管外径が相違するフォーミングロールスタンド11を配置している。
これらのフォーミングウェルディング装置5は、フォーミングロールスタンド11を回転することにより、ワンタッチで交換が可能であり、駆動モータ17からの動力伝達部の脱着もワンタッチで行えるように構成している。
【0013】
次に、本発明に係わる成形ロールスタンド15及び該成形ロールスタンド15を有するロール成形装置7の構成について、図3乃至図7により説明する。
図3に示すように、コモンベッド20の上に前記成形ロールスタンド15と軸駆動モータ21が載置され、該軸駆動モータ21には減速機構22が一体的に構成されている。該減速機構22からは伝動軸23が成形ロールスタンド15に向かって突出し、成形ロールスタンド15の入力軸24と連結し、該入力軸24を駆動している。
成形ロールスタンド15のスタンドフレーム25の内部には、3ロールが配置されて駆動されており、金属管は該3ロールの隙間を通過する間に所定の管外径に成形されたり、真円度を出すための整形処理が行われるのである。なお、本実施例では3ロールについて説明するが、本発明においては、4ロール以上が配置された場合でも3ロールと同様な作用効果を発揮するものである。
【0014】
図4乃至図6に示すように、前記入力軸24上にはギア24aが固定され、該ギア24a上方には中間ギア26a、26b、26c、26dが順に配設され、各ギア間は互いに噛合されている。このうちの最上部の中間ギア26dは、成形ロールスタンド15の上部に横架した右ロール伝動軸27の右端に固定されたギア27aと噛合し、該右ロール伝動軸27の左端に固定されたベベルギア27bには右ロール軸支持軸36のベベルギア36aが噛合されている。該右ロール軸支持軸36は結合用カップリング33を介して右ロール軸30aと連結され、該右ロール軸30aの先端部には右ロール30が固設されており、前記軸駆動モータ21からの駆動トルクが該右ロール30に伝達される構成となっている。
【0015】
前記ギア24aの下方には中間ギア26eが配設され、該中間ギア26eはギア24aと噛合すると共に、下ロール軸支持軸37に固定されている。該下ロール軸支持軸37は結合用カップリング34を介して下ロール軸31aの右端と連結され、該下ロール軸31aの左端には下ロール31が固設されており、前記軸駆動モータ21からの駆動トルクが該下ロール31に伝達される構成となっている。
【0016】
また、前記中間ギア26eは、その下方に配設した中間ギア26fと噛合し、該中間ギア26fは成形ロールスタンド15の下部に横架した左ロール伝動軸28の右端に固定されたギア28aと噛合し、該左ロール伝動軸28の左端に固定されたベベルギア28bには左ロール軸支持軸35のベベルギア35aが噛合されている。該左ロール軸支持軸35は結合用カップリング32を介して左ロール軸29aと連結され、該左ロール軸29aの先端部には左ロール29が固設されている。
すなわち、このように前記軸駆動モータ21からの駆動トルクは、一本の入力軸24を介して、左ロール29、右ロール30、下ロール31の3ロールに同時に伝達される構成となっているため、ロール間の回転に位相差が生じにくく、均質な成形を行うことができるのである。
【0017】
ここで、前記結合用カップリング32、33、34の構造について、結合用カップリング33を例にとり説明する。
図7に示すように、前記右ロール軸支持軸36に外嵌固定された結合用カップリング33の把持部33aには、該把持部33aにボルト38・38・・で固定された特定幅の溝部33bを直径方向に形成すると共に、該特定幅に相当する厚み分だけ右ロール軸30aの先端部を面加工(すり割り状)とし、該右ロール軸30aの端部を前記溝部33bに挿入係脱可能としている。なお、前記溝33b部には右ロール軸30aの端部をガイドするスリーブが配置されている。
【0018】
従って、結合用カップリング33から右ロール軸30aを離脱する場合は、結合用カップリング33を、前記溝33bの方向がインナーカセット40の取り出し方向、すなわち、金属管の搬送方向と一致するように回動させ、その後は、そのまま、インナーカセット40を手前に引き出すようにすればよい。なお、結合用カップリング33に右ロール軸30aを装着する場合は、逆の手順で行えばよく、さらには、この際には、右ロール軸30aの面加工された端部を溝部33bに挿入しておくだけで十分に駆動トルクを伝達することができ、特にキーやボルトなどによる固定は不要である。
【0019】
次に、該インナーカセット40の交換機構について、図4、図6、図8、図9により詳述する。
本発明に係わる成形ロールスタンド15は、軸駆動モータ21からの駆動トルクを、前記のように、各ロール29、30、31に同時に伝達する分配歯車機構を内包したアウタースタンド44と、インナーカセット40とから成り、該インナーカセット40はアウタースタンド44から、次のような構成により、装脱可能となっている。
【0020】
すなわち、インナーカセット40正面のカセットフレーム49には、水平方向にアウタースタンド44から引き出すための複数の引き出しフック48を突設し、それと共に、インナーカセット40側にはライナー42を設け、アウタースタンド44側にはライナー43を設け、該ライナー43は前記ライナー42に摺動可能に係合し、ロールの回転軸と直交方向に摺動できるようにしている。それと共に、前述の如く、カセットフレーム49のロール軸29a、30a、31aを、アウタースタンド44の結合用カップリング33に簡単に装着し、離脱させることができる。
【0021】
従って、インナーカセット40の装着時には、該インナーカセット40を回転軸と直交方向にライナー43上を摺動させ、アウタースタンド44に組み込むと同時に、前述の如く、インナーカセット40のロール軸29a、30a、31aを結合用カップリング33の溝に挿入する。その結果、ロール軸は回転方向に対しては拘束された状況となるため、回転駆動時においても抜け落ちることがない。
一方、インナーカセット40の離脱時には、前述の如く、結合用カップリング33の溝の方向をインナーカセット40の取り出し方向、すなわち回転軸と直交方向と一致させた後、フック48にワイヤー等を掛止して該ワイヤー等を牽引することにより、インナーカセット40を回転軸と直交方向にライナー43上を摺動させ、インナーカセット40をアウタースタンド44から抜き出すのである。このため、インナーカセット40の交換には大がかりな装置は不要であり、離脱を簡単かつ確実に行うことができる。
【0022】
なお、前記ライナー42、43はロール数に対応した数だけ設けられており、さらに、該ライナー42、43の後面には、インナーカセット40をアウタースタンド44に押し込んだ時の出側の位置決め用の位置決めストッパー50を固設し、ライナー42、43の前面には、押し込み完了後にインナーカセット40が外に抜け出ないための押さえプレート51を着脱自在に付設しており、インナーカセット40の装脱を、より安定、かつ高精度に行うことが可能な構成となっている。
【0023】
以上にような構成からなる成形ロールスタンド15の設置状況、および該成形ロールスタンド15からインナーカセット40の具体的な交換手順について、図8乃至図11により説明する。
成形ロールスタンド15を構成するアウタースタンド44は、コモンベッド20上に載置され、該コモンベッド20と前記アウタースタンド44の両側下部とは、クランパー55で上から下にボルトで締結固定され、金属管生産中に、アウタースタンド44がコモンベッド20から離脱しないようにしている。また、アウタースタンド44の前後下部には複数の案内ストッパー52が設けられ、該案内ストッパー52により前記アウタースタンド44が拘束され、コモンベッド20上を移動しないようにしている。
【0024】
隣接したアウタースタンド44・44は、ピンとコッタ等からなる連結部材46を橋架させて結合し、アウタースタンド44間が開かないようにする一方、片側のアウタースタンド44のスタンドフレーム25からはストッパー47を突設させ、アウタースタンド44間が狭くならないようにしている。すなわち、前記連結部材46、ストッパー47によって、薄いアウタースタンド44の自立剛性を相互に補強しあい、全体として、金属管進行方向に倒れないようにしているのである。
【0025】
なお、インナーカセット40のカセットフレーム49の略中央からは、隣接するスタンドに向かって案内筒53が突設され、該案内筒53内を金属管がスムーズに挿通することができ、金属管が隣接するスタンドに向かって確実に進入できる構成となっている。また、アウタースタンド44の上部には取り外し用吊手45が立設されており、該取り外し用吊手45を天井クレーン等で吊り上げることにより、アウタースタンド44のコモンベッド20上からの取り外しができるようにしている。
【0026】
このような構成において、インナーカセット40の交換は次のようにして行うことができる。
すなわち、コモンベッド20上では、隣接したアウタースタンド44の間隔は狭く、インナーカセット40が取り出せないため、まず、アウタースタンド44を前記取り外し用吊手45を天井クレーン等により掛止し、一旦外部に吊り出す。そこで、アウタースタンド44を、前記フック48が上面となるようにして、一旦床上に降ろす。そこから、フック48を天井クレーン等により掛止し、インナーカセット40のみを吊り上げて取り出し、新たなロールを組み込んだインナーカセット40に交換するのである。
交換が終了したアウタースタンド44は、再び、天井クレーン等で前記コモンベッド20上に載置され、前記クランパー55や案内ストッパー52等によりアウタースタンド44の動きは拘束され、コモンベッド20上を移動しないようにする。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1のように、帯板を連続的に管状に成形し、突き合わせた継ぎ目部分を溶接して金属管を製造する金属管製造ラインで、3乃至4以上のロールを強制駆動して溶接後の金属管を所定寸法に仕上げるロール成形装置において、該ロール成形装置の成形ロールスタンドを、ロール駆動源からの駆動トルクを前記ロールに分配し伝達するための分配歯車機構を内蔵し共用可能なアウタースタンドと、成形管サイズに応じたロール、ロール軸及びロール軸受け等を内蔵したインナーカセットとから構成し、該インナーカセットは前記アウタースタンドに装脱自在でロールの一括交換を可能としたので、ロール交換に必要な予備品の小型化が可能となり、予備品コストの大幅な低減や保管に必要なスペースの縮小を図ることができる。
また、連結部材、ストッパーを介装配置することによって、薄いアウタースタンドの自立剛性を相互に補強しあい、全体として、金属管進行方向に倒れないように構成しているのである。
また、インナーカセットのカセットフレームの略中央からは、隣接するスタンドに向かって案内筒を突設したので、該案内筒内を金属管がスムーズに挿通することができ、金属管が隣接するスタンドに向かって確実に進入できる構成となっている。
【0028】
請求項2においては、請求項1記載のインナーカセット側のロール軸と、該ロール軸を軸支するアウタースタンド側のロール軸支持用軸とを連結するためのカップリングにおいて、前記ロール軸が該カップリングの回転方向には拘束され、回転軸の直径方向には係脱可能としたので、簡単な操作でロール交換を行うことができ、ロール交換に要するライン休止時間を大きく短縮できるため、ライン生産性が著しく向上するのである。
また、前記ロール軸支持軸に固定された結合用カップリングの把持部には、該把持部に特定幅の溝部を直径方向に形成すると共に、該ロール軸には特定幅に相当する厚み分だけの先端部をすり割り状に面加工し、前記溝部には右ロール軸の端部をガイドするスリーブを構成したので、該ロール軸の端部を前記溝部にスムーズに挿入係脱可能とすることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属管製造ラインの全体レイアウトを示す図である。
【図2】金属管製造ライン中のフォーミングウェルディング装置、クーリング装置及びロール成形装置を示す斜視図である。
【図3】ロール成形装置の正面図である。
【図4】成形ロールスタンドの正面断面図である。
【図5】同じく平面断面図である。
【図6】同じく側面断面図である。
【図7】結合用カップリングの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図8】成形ロールスタンドの正面図である。
【図9】成形ロールスタンドからインナーカセットを取り外した場合の説明図であり、(a)はアウタースタンドの正面図、(b)はインナーカセットの正面図である。
【図10】成形ロールスタンドの平面図である。
【図11】同じく側面図である。
【符号の説明】
7 ロール成形装置
15 成形ロールスタンド
21 ロール駆動源
29、30、31 ロール
29a、30a、31a ロール軸
32、33、34 カップリング
35、36、37 ロール軸支持用軸
40 インナーカセット
44 アウタースタンド
Claims (2)
- 帯板を連続的に管状に成形し、突き合わせた継ぎ目部分を溶接して金属管を製造する金属管製造ラインで、3以上のロールを強制駆動して溶接後の金属管を所定寸法に仕上げるロール成形装置において、
ロール成形装置の成形ロールスタンド(15)を、ロール駆動源からの駆動トルクを前記ロールに分配し伝達するための分配歯車機構を内蔵し共用可能なアウタースタンド(44)と、成形管サイズに応じたロール、ロール軸及びロール軸受け等を内蔵したインナーカセット(40)とから構成し、
該インナーカセット(40)は前記アウタースタンド(44)に装脱自在でロールの一括交換を可能とし、
隣接する二つのアウタースタンド(44,44)は、連結部材(46)を橋架させて結合し、該アウタースタンド(44,44)間が開かないようにする一方、片側のアウタースタンド(44)のスタンドフレーム(25)からはストッパー(47)を突設させ、前記アウタースタンド(44,44)間が狭くならないように構成し、
インナーカセット(40)のカセットフレーム(49)の略中央からは、隣接するスタンドに向かって案内筒(53)を突設したことを特徴とする金属管の成形ロールスタンド。 - 前記インナーカセット(40)側のロール軸(30a)と、アウタースタンド(44)側のロール軸支持軸(36)とを連結するためのカップリングであって、
前記ロール軸支持軸(36)に固定された結合用カップリング(33)の把持部(33a)には、該把持部(33a)に特定幅の溝部(33b)を直径方向に形成すると共に、該ロール軸(30a)には、特定幅に相当する厚み分だけの先端部をすり割り状に面加工し、前記溝(33b)部には、ロール軸(30a)の端部をガイドするスリーブを構成し、該ロール軸(30a)の端部を前記溝部(33b)に挿入係脱可能としたことを特徴とする請求項1記載の金属管の成形ロールスタンド。
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