JPH07275953A - 電縫管用成形ロールの交換機構 - Google Patents

電縫管用成形ロールの交換機構

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JPH07275953A
JPH07275953A JP6579894A JP6579894A JPH07275953A JP H07275953 A JPH07275953 A JP H07275953A JP 6579894 A JP6579894 A JP 6579894A JP 6579894 A JP6579894 A JP 6579894A JP H07275953 A JPH07275953 A JP H07275953A
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JP
Japan
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movable
roll shaft
stand
side stand
shaft
Prior art date
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JP6579894A
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English (en)
Inventor
Yukio Kusakabe
幸男 日下部
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Kusakabe Denki KK
Original Assignee
Kusakabe Denki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状鋼板を管状に成形し、該管状の突き合わ
せ部分をシーム溶接することにより電縫管を製造する装
置において、該電縫管の径を変更する場合の、ロール交
換とサイズ交換を短時間に簡単に行うものである。 【構成】 固定側スタンド1に設けた上部ロール軸3と
下部ロール軸4の軸受部を嵌脱自在に構成し、可動側ス
タンド2の側の上部ロール軸3の軸受機構13と、下部
ロール軸4の軸受機構15は、上部ロール軸3と下部ロ
ール軸4を片持支持可能とし、可動側スタンド2と予備
可動側スタンド2 'を、旋回台5の上に背中合わせに配
置し、該旋回台5は可動レール8の上に配置して移動可
能な可動台7の上に、旋回台軸受6を介して支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状鋼板を管状に成形
し、該管状の突き合わせ部分をシーム溶接することによ
り電縫管を製造する装置において、該電縫管の径を変更
する場合に、ロールを交換する為の機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電縫管の成形スタンドの交換
機構に関する技術は公知とされているのである。例え
ば、特開平5−212440号公報に記載の技術の如く
である。従来の成形スタンドの交換方式としては、次の
2方式があった。第1は造管ライン内で、スタンドに装
着しているロールを取り外し、新たなロールと入れ替え
る原始的な方法である。この場合には、造管ラインをロ
ール交換の為に停止する時間が長くなり、稼働率が低下
するのである。第2の方法では、スタンド部分を外して
クレーンにより持ち上げて、管成形ラインから外れた位
置でロールの交換をすべく構成していた。この方法にお
いては、造管ラインと同じロールの一式をオフライン上
に配置する必要があり、投資額が大きくなるのである。
またスタンドをオンラインから外し、再度取り付ける操
作に多大の時間を要するという不具合があったのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不具合を解消するものであり、スタンドをオンライン
からオフラインに取り外す操作を簡単に出来て、かつ取
り外した位置で、可動台の上の旋回台を回転することに
より、予備可動側スタンドを直ぐに固定側スタンドに向
けて配置し、可動台を固定側スタンドの側に戻すことに
より、簡単にロールの交換が出来るように構成したもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、固定側スタン
ド1と可動側スタンド2の間に上部ロール軸3と下部ロ
ール軸4を軸受支持し、該上部ロール軸3に上部ロール
14を、下部ロール軸4に下部ロール16を支持した電
縫管用成形ロール機構において、固定側スタンド1に設
けた上部ロール軸3と下部ロール軸4の軸受部を嵌脱自
在に構成し、可動側スタンド2の側の上部ロール軸3の
軸受機構13と、下部ロール軸4の軸受機構15は、上
部ロール軸3と下部ロール軸4を片持支持可能とし、可
動側スタンド2と予備可動側スタンド2 'を、旋回台5
の上に背中合わせに配置し、該旋回台5は可動レール8
の上に配置して移動可能な可動台7の上に、旋回台軸受
6を介して支持したものである。
【0005】請求項2においては、旋回台5の上に、複
数組の可動側スタンド2と予備可動側スタンド2 'を配
置したものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、予備
可動側スタンド2 'の部分は常時、成形ラインから離れ
たオフラインに位置しているので、作業時間に併行し
て、上部ロール14と下部ロール16の交換が出来るの
で、実際にロールの交換をする場合には、アクチュエー
タ35により可動台7と旋回台5を移動させて、旋回台
軸受6の上で、旋回台5を回転する作業時間だけで、短
時間の間に成形ロールの交換が出来る。
【0007】請求項2によれば、1台の可動台7と旋回
台5の移動により、複数組のロールの交換が一度に出来
ることとなり、旋回台軸受6や可動レール8や旋回台5
の数を最少限度とすることができ、また交換の為の可動
台7の移動と、旋回台5の回転の操作も最低回数とする
ことが出来た。
【0008】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の電縫
管用成形ロールのセット状態における正面図、図2は同
じく電縫管用成形ロールのセット状態における平面図、
図3は本発明の電縫管用成形ロールを外して交換作業し
ている状態の正面図、図4は同じく電縫管用成形ロール
を外して交換作業をしている状態の平面図である。
【0009】図1・図2において、駆動モーター48に
より、電縫管用成形ロール機構を駆動している。該駆動
モーター48の出力軸にカップリング22を介して分岐
駆動ミッション21に入力している。該分岐駆動ミッシ
ョン21において、3組6本のロール軸に動力を伝達す
べく、6本の駆動軸に動力を分岐している。該分岐駆動
ミッション21から固定側スタンド1の側に突出した出
力軸42・42にジョイント24・25が介装されて、
動力伝達軸18・19に動力伝達し、該動力伝達軸18
・19がジョイント23・26に動力伝達している。該
ジョイント23・26がカップリング筒軸27・28に
動力伝達している。
【0010】該カップリング筒軸27・28は軸受機構
11と軸受機構12により、固定側スタンド1の上下の
位置に支持されている。そしてカップリング筒軸27の
内部のスプライン筒に、上部ロール軸3の左端のスプラ
イン軸を挿入し、スプライン係合状態とし、カップリン
グ筒軸28の内部のスプライン筒に、下部ロール軸4の
左端のスプライン軸を挿入し、スプライン係合状態とす
べく構成している。該カップリング筒軸27と上部ロー
ル軸3、及びカップリング筒軸28と下部ロール軸4の
スプライン係合部は、挿入しているだけで止め輪等によ
り係止しておらず、シリンダー29のピストンロッドに
設けた係合部29aを可動側スタンド2の係合部に係合
させて、シリンダー29を伸縮させることによって、カ
ップリング筒軸27と上部ロール軸3、及びカップリン
グ筒軸28と下部ロール軸4の脱着ができるようにして
いる。
【0011】そして、シリンダー29を伸長させて、カ
ップリング筒軸27と上部ロール軸3、及びカップリン
グ筒軸28と下部ロール軸4を外した状態で、可動側ス
タンド2の側の軸受機構13と軸受機構15により、上
部ロール軸3と下部ロール軸4を片持ち支持可能に構成
している。アクチュエーター35の伸長によって可動台
7は可動レール8上を走行してロール交換のための操作
スペースを確保できる退避(オフライン)位置まで移動
される。また、該旋回台5上に載置した背中合わせの状
態の可動側スタンド2と予備可動側スタンド2 'を回転
させて入れ替えてからサイズ交換をするようにしてい
る。該予備可動側スタンド2 'は、固定側スタンド1と
は逆側に向けて、予備上部ロール軸3 'と、予備下部ロ
ール軸4 'が、同じく片持ち状態で突設されている。該
予備上部ロール軸3 'には、予備上部ロール14 'が、
予備下部ロール軸4 'には予備下部ロール16 'がロー
ル交換できるようにしている。
【0012】該予備上部ロール14 'と、予備下部ロー
ル16 'の交換は、上部ロール14と下部ロール16を
オンラインの上に配置して、成形作業を行っている状態
で、作業員が併行して交換することが出来るのである。
故に、実際は、可動レール8の上で可動台7を移動させ
て、旋回台5と固定台9の係合状態を解除したオフライ
ン位置で、旋回台軸受6の上で、旋回台5を180度回
転し、再度可動レール8の上でアクチュエーター35に
よって可動台7を移動して、シリンダー29によって予
備可動側スタンド2 'を固定台9に固定してサイズ交換
を行い、オフライン上では可動側スタンド2を退避させ
てロール交換が行われる。
【0013】上部ロール14と下部ロール16は、上部
ロール軸3と下部ロール軸4との間を調整することによ
り、成形の為の間隙を調整可能としている。最初に帯状
鋼板を通過させる場合や、ロールの押圧力を調整する場
合に使用される。間隙調整モーター20の回転により、
固定側スタンド1の上に軸受支持した間隙調整駆動軸3
0と間隙調整支持軸31を介して、固定側スタンド1の
上部に設けたベベルギアボックスを介して、軸受機構1
1を支持する軸受摺動体を上下し、また可動側スタンド
2の上のベベルギアボックスを介して、軸受機構13を
支持する摺動軸受体を上下動することにより、上部ロー
ル軸3の両端の軸受機構11と軸受機構13を上下し、
上部ロール軸3を上下して、上部ロール14を上下に調
節するのである。該上部ロール14が上下することによ
り、上部ロール14と下部ロール16との間隙を調整す
ることが出来る。
【0014】該ロール間隙調整機構も、予備のものが予
備可動側スタンド2 'に設けられている。該間隙調整駆
動軸30と間隙調整支持軸31の間も、可動側スタンド
2の移動により、簡単に挿抜状態で脱着が出来るのであ
る。次に旋回台5の移動構成について説明する。該旋回
台5は、成形作業をする状態では、固定台9上へ引き込
まれて摺動台9a上にシリンダー29によって位置決め
固定され、オンライン上に位置し、可動台7はアクチュ
エーター35によってオフライン上に退避される。
【0015】そして旋回台5は下部に旋回台軸受6が配
置されており、該旋回台軸受6は円形で、旋回台5が可
動台7上で360度回転可能に構成されている。該可動
台7の下面には移動輪10が設けられ、該移動輪10は
可動レール8の上に載置されて回転する。該可動レール
8上で可動台7を移動させるアクチュエータ35が下方
に配置されており、オペレーターが該アクチュエータ3
5を伸縮させることにより、可動台7がオンラインとオ
フラインの間で移動することができる。該可動台7と旋
回台5は広く構成されており、図2と図4に示す如く、
3組の成形ロール組A・B・Cが配置されている。該3
組の成形ロール組A・B・Cの全てのロールを一度に交
換することが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ので、予備可動側スタンド2 'の部分は常時、成形ライ
ンから離れたオフラインに位置しているので、成形作業
の時間に併行して、上部ロール14と下部ロール16の
ロール交換が出来、サイズ交換をする場合には、アクチ
ュエータ35により可動台7と旋回台5を移動させて、
旋回台軸受6の上で、旋回台5を回転する作業時間だけ
で、短時間の間にサイズの交換が出来るのである。
【0017】請求項2の如く構成したので、1台の可動
台7と旋回台5の移動により、複数組のロールの交換が
一度に出来ることとなり、旋回台軸受6や可動レール8
や旋回台5の数を最少限度とすることができ、また交換
の為の可動台7の移動と、旋回台5の回転の操作も最低
回数とすることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電縫管用成形ロールのセット状態にお
ける正面図。
【図2】同じく電縫管用成形ロールのセット状態におけ
る平面図。
【図3】本発明の電縫管用成形ロールを外して交換作業
している状態の正面図。
【図4】同じく電縫管用成形ロールを外して交換作業を
している状態の平面図。
【符号の説明】
1 固定側スタンド 2 可動側スタンド 3 上部ロール軸 3’ 予備上部ロール軸 4 下部ロール軸 4 ' 予備下部ロール軸 5 旋回台 6 旋回台軸受 7 可動台 8 可動レール 9 固定台 10 移動輪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電縫管用成形ロールの交換機構
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状鋼板を管状に成形
し、該管状の突き合わせ部分をシーム溶接することによ
り電縫管を製造する装置において、該電縫管の径を変更
する場合に、ロールを交換する為の機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電縫管の成形スタンドの交換
機構に関する技術は公知とされているのである。例え
ば、特開平5−212440号公報に記載の技術の如く
である。従来の成形スタンドの交換方式としては、次の
2方式があった。第1は造管ライン内で、スタンドに装
着しているロールを取り外し、新たなロールと入れ替え
る原始的な方法である。この場合には、造管ラインをロ
ール交換の為に停止する時間が長くなり、稼働率が低下
するのである。第2の方法では、スタンド部分を外して
クレーンにより持ち上げて、管成形ラインから外れた位
置でロールの交換をすべく構成していた。この方法にお
いては、造管ラインと同じロールの一式をオフライン上
に配置する必要があり、投資額が大きくなるのである。
またスタンドをオンラインから外し、再度取り付ける操
作に多大の時間を要するという不具合があったのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不具合を解消するものであり、スタンドをオンライン
からオフラインに取り外す操作を簡単に出来て、かつ取
り外した位置で、可動台の上の旋回台を回転することに
より、予備可動側スタンドを直ぐに固定側スタンドに向
けて配置し、可動台を固定側スタンドの側に戻すことに
より、簡単にロールの交換が出来るように構成したもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、固定側スタン
ド1と可動側スタンド2の間に上部ロール軸3と下部ロ
ール軸4を軸受支持し、該上部ロール軸3に上部ロール
14を、下部ロール軸4に下部ロール16を支持した電
縫管用成形ロール機構において、固定側スタンド1に設
けた上部ロール軸3と下部ロール軸4の軸受部を嵌脱自
在に構成し、可動側スタンド2の側の上部ロール軸3の
軸受機構13と、下部ロール軸4の軸受機構15は、上
部ロール軸3と下部ロール軸4を片持支持可能とし、可
動側スタンド2と予備可動側スタンド2 'を、旋回台5
の上に背中合わせに配置し、該旋回台5は可動レール8
の上に配置して移動可能な可動台7の上に、旋回台軸受
6を介して支持したものである。
【0005】請求項2においては、旋回台5の上に、複
数組の可動側スタンド2と予備可動側スタンド2 'を配
置したものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、予備
可動側スタンド2 'の部分は常時、成形ラインから離れ
たオフラインに位置しているので、作業時間に併行し
て、上部ロール14と下部ロール16の交換が出来るの
で、実際にロールの交換をする場合には、アクチュエー
タ35により可動台7と旋回台5を移動させて、旋回台
軸受6の上で、旋回台5を回転する作業時間だけで、短
時間の間に成形ロールの交換が出来る。
【0007】請求項2によれば、1台の可動台7と旋回
台5の移動により、複数組のロールの交換が一度に出来
ることとなり、旋回台軸受6や可動レール8や旋回台5
の数を最少限度とすることができ、また交換の為の可動
台7の移動と、旋回台5の回転の操作も最低回数とする
ことが出来た。
【0008】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の電縫
管用成形ロールのセット状態における正面図、図2は同
じく電縫管用成形ロールのセット状態における平面図、
図3は本発明の電縫管用成形ロールを外して交換作業し
ている状態の正面図、図4は同じく電縫管用成形ロール
を外して交換作業をしている状態の平面図である。
【0009】図1・図2において、駆動モーター48に
より、電縫管用成形ロール機構を駆動している。該駆動
モーター48の出力軸にカップリング22を介して分岐
駆動ミッション21に入力している。該分岐駆動ミッシ
ョン21において、3組6本のロール軸に動力を伝達す
べく、6本の駆動軸に動力を分岐している。該分岐駆動
ミッション21から固定側スタンド1の側に突出した出
力軸42・42にジョイント24・25が介装されて、
動力伝達軸18・19に動力伝達し、該動力伝達軸18
・19がジョイント23・26に動力伝達している。該
ジョイント23・26がカップリング筒軸27・28に
動力伝達している。
【0010】該カップリング筒軸27・28は軸受機構
11と軸受機構12により、固定側スタンド1の上下の
位置に支持されている。そしてカップリング筒軸27の
内部のスプライン筒に、上部ロール軸3の左端のスプラ
イン軸を挿入し、スプライン係合状態とし、カップリン
グ筒軸28の内部のスプライン筒に、下部ロール軸4の
左端のスプライン軸を挿入し、スプライン係合状態とす
べく構成している。該カップリング筒軸27と上部ロー
ル軸3、及びカップリング筒軸28と下部ロール軸4の
スプライン係合部は、挿入しているだけで止め輪等によ
り係止しておらず、アクチュエーター35を伸縮させる
ことによって、カップリング筒軸27と上部ロール軸
3、及びカップリング筒軸28と下部ロール軸4の脱着
ができるようにしている。
【0011】そして、アクチュエーター35を伸長させ
て、カップリング筒軸27と上部ロール軸3、及びカッ
プリング筒軸28と下部ロール軸4を外した状態で、可
動側スタンド2の側の軸受機構13と軸受機構15によ
り、上部ロール軸3と下部ロール軸4を片持ち支持可能
に構成している。アクチュエーター35の伸長によって
可動台7は可動レール8上を走行してロール交換のため
の操作スペースを確保できる退避(オフライン)位置ま
で移動される。また、該旋回台5上に載置した背中合わ
せの状態の可動側スタンド2と予備可動側スタンド2 '
を回転させて入れ替えてからサイズ交換をするようにし
ている。該予備可動側スタンド2 'は、固定側スタンド
1とは逆側に向けて、予備上部ロール軸3 'と、予備下
部ロール軸4 'が、同じく片持ち状態で突設されてい
る。該予備上部ロール軸3 'には、予備上部ロール14
'が、予備下部ロール軸4 'には予備下部ロール16 '
がロール交換できるようにしている。
【0012】該予備上部ロール14 'と、予備下部ロー
ル16 'の交換は、上部ロール14と下部ロール16を
オンラインの上に配置して、成形作業を行っている状態
で、作業員が併行して交換することが出来るのである。
故に、実際は、可動レール8の上で可動台7を移動させ
て、旋回台5と固定台9の係合状態を解除したオフライ
ン位置で、旋回台軸受6の上で、旋回台5を180度回
転し、再度可動レール8の上でアクチュエーター35に
よって可動台7を移動して、予備可動側スタンド2 'を
固定台9に固定してサイズ交換を行い、オフライン上で
は可動側スタンド2を退避させてロール交換が行われ
る。
【0013】上部ロール14と下部ロール16は、上部
ロール軸3と下部ロール軸4との間を調整することによ
り、成形の為の間隙を調整可能としている。最初に帯状
鋼板を通過させる場合や、ロールの押圧力を調整する場
合に使用される。間隙調整モーター20の回転により、
固定側スタンド1の上に軸受支持した間隙調整駆動軸3
0と間隙調整支持軸31を介して、固定側スタンド1の
上部に設けたベベルギアボックスを介して、軸受機構1
1を支持する軸受摺動体を上下し、また可動側スタンド
2の上のベベルギアボックスを介して、軸受機構13を
支持する摺動軸受体を上下動することにより、上部ロー
ル軸3の両端の軸受機構11と軸受機構13を上下し、
上部ロール軸3を上下して、上部ロール14を上下に調
節するのである。該上部ロール14が上下することによ
り、上部ロール14と下部ロール16との間隙を調整す
ることが出来る。
【0014】該ロール間隙調整機構も、予備のものが予
備可動側スタンド2 'に設けられている。該間隙調整駆
動軸30と間隙調整支持軸31の間も、可動側スタンド
2の移動により、簡単に挿抜状態で脱着が出来るのであ
る。次に旋回台5の移動構成について説明する。該旋回
台5は、成形作業をする状態では、固定台9上へ引き込
まれて係合凹部9aにアクチュエーター35によって位
置決め固定され、オンライン上に位置し、可動台7はア
クチュエーター35によってオンライン上に位置する。
【0015】そして旋回台5は下部に旋回台軸受6が配
置されており、該旋回台軸受6は円形で、旋回台5が可
動台7上で180度回転可能に構成されている。該可動
台7の下面には移動輪10が設けられ、該移動輪10は
可動レール8の上に載置されて回転する。該可動レール
8上で可動台7を移動させるアクチュエータ35が下方
に配置されており、オペレーターが該アクチュエータ3
5を伸縮させることにより、可動台7がオンラインとオ
フラインの間で移動することができる。該可動台7と旋
回台5は広く構成されており、図2と図4に示す如く、
3組の成形ロール組A・B・Cが配置されている。該3
組の成形ロール組A・B・Cの全てのロールを一度に交
換することが出来る。29は可動側スタンド2を固定台
9に確実に引きつけ固定するシリンダである。
【0016】以上の実施例においては、固定台9に設け
た係合凹部9aの内部に、可動台7と旋回台軸受6と旋
回台5の一体化したものを、引き込んで係合する構成と
していたが、旋回台5と可動台7は可動レール8の上の
残したままで、可動側スタンド2の部分のみをスライド
して固定台9から旋回台5に載せ変える構成も可能であ
る。
【0017】次に図5から図8において、旋回台5と可
動台7は残して、可動側スタンド2の部分のみをシリン
ダー29により、固定台9から旋回台5の上に移動する
実施例を説明する。図5は可動側スタンド2をオンライ
ン上に載置して電縫鋼管製造中の正面図、図6は旋回台
5と可動台7を近づけて、可動側スタンド2をシリンダ
ー29により摺動移動可能とした状態の平面図、図7は
可動側スタンド2を旋回台5の上に摺動載置して、可動
台7を後退させて旋回台軸受6により旋回する状態の正
面図、図8は同じく図7の状態の平面図である。
【0018】本実施例の場合には、可動台7の移動は、
人力又は別に設けたアクチュエーター35により行うこ
とができる。そして固定台9と旋回台5の間の移動は、
前記可動側スタンド2を固定する為のシリンダー29に
より機械的に行うのである。該固定台9から旋回台5へ
可動側スタンド2を摺動する場合には、可動台7を別に
設けたアクチュエーター35により固定した状態とする
必要がある。可動側スタンド2から予備可動側スタンド
2 'への変換は旋回台軸受6を回転することにより行う
のである。シリンダー29の先端には係合部29aが構
成されており、該係合部29aは可動側スタンド2の台
座に係合可能としている。該係合部29aにより、可動
側スタンド2の台座の部分を押したり引いたりすると共
に、固定台9の上に作業状態に固定する操作も行うので
ある。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ので、予備可動側スタンド2 'の部分は常時、成形ライ
ンから離れたオフラインに位置しているので、成形作業
の時間に併行して、上部ロール14と下部ロール16の
ロール交換が出来、サイズ交換をする場合には、アクチ
ュエータ35により可動台7と旋回台5を移動させて、
旋回台軸受6の上で、旋回台5を回転する作業時間だけ
で、短時間の間にサイズの交換が出来るのである。
【0020】請求項2の如く構成したので、1台の可動
台7と旋回台5の移動により、複数組のロールの交換が
一度に出来ることとなり、旋回台軸受6や可動レール8
や旋回台5の数を最少限度とすることができ、また交換
の為の可動台7の移動と、旋回台5の回転の操作も最低
回数とすることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電縫管用成形ロールのセット状態にお
ける正面図。
【図2】同じく電縫管用成形ロールのセット状態におけ
る平面図。
【図3】本発明の電縫管用成形ロールを外して交換作業
している状態の正面図。
【図4】同じく電縫管用成形ロールを外して交換作業を
している状態の平面図。
【図5】可動側スタンド2をオンライン上に載置して電
縫鋼管製造中の正面図。
【図6】旋回台5と可動台7を近づけて、可動側スタン
ド2をシリンダー29により摺動移動可能とした状態の
平面図。
【図7】可動側スタンド2を旋回台5の上に摺動載置し
て、可動台7を後退させて旋回台軸受6により旋回する
状態の正面図。
【図8】同じく図7の状態の平面図
【符号の説明】 1 固定側スタンド 2 可動側スタンド 3 上部ロール軸 3’ 予備上部ロール軸 4 下部ロール軸 4 ' 予備下部ロール軸 5 旋回台 6 旋回台軸受 7 可動台 8 可動レール 9 固定台 10 移動輪
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側スタンド1と可動側スタンド2の
    間に上部ロール軸3と下部ロール軸4を軸受支持し、該
    上部ロール軸3に上部ロール14を、下部ロール軸4に
    下部ロール16を支持した電縫管用成形ロール機構にお
    いて、固定側スタンド1に設けた上部ロール軸3と下部
    ロール軸4の軸受部を嵌脱自在に構成し、可動側スタン
    ド2の側の上部ロール軸3の軸受機構13と、下部ロー
    ル軸4の軸受機構15は、上部ロール軸3と下部ロール
    軸4を片持支持可能とし、可動側スタンド2と予備可動
    側スタンド2 'を、旋回台5の上に背中合わせに配置
    し、該旋回台5は可動レール8の上に配置して移動可能
    な可動台7の上に、旋回台軸受6を介して支持したこと
    を特徴とする電縫管用成形ロールの交換機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の旋回台5の上に、複数組
    の可動側スタンドと予備可動側スタンド2 'を配置した
    ことを特徴とする電縫管用成形ロールの交換機構。
JP6579894A 1994-04-04 1994-04-04 電縫管用成形ロールの交換機構 Pending JPH07275953A (ja)

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