JP3611267B2 - 自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の関係する分野】
この発明は、自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンに関する。
【0002】
【背景技術】
最近、乗用車のリア・シートは、パワー・シート・アジャスタを備えてシート・クッションを前後に調整可能にする傾向にある。そのパワー・シート・アジャスタは、電動モータ、およびコントロール・ユニットなどで構成され、そして、操作スイッチがセンタ・アームレストの先端に配置されてそのコントロール・ユニットに電気的に接続され、そして、押しボタンで開閉されるのが一般的である。ヒトが、そのリア・シートにおいてセンタに座ると、そのセンタ・アームレストが、そのヒトの荷重で後方に動かされ、そして、その押しボタンがバック・スクリーンに当ってその操作スイッチが閉じられる恐れがあった。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、センタ・アームレストが格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレストの先端に配置される操作スイッチの押しボタンがバック・スクリーンに当ってその操作スイッチが誤動作されることを未然に回避するところの自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、スイッチ・ポケットがセンタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面に段違いに突き出されて開口され、そして、そのセンタ・アームレストが格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレストの先端に配置される操作スイッチの押しボタンを収納してその押しボタンの逃げとして機能する。
【0005】
また、この発明は、スイッチ・ポケットがセンタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面からへこんでそのスクリーン面に開口され、そして、そのセンタ・アームレストが格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレストの先端に配置される操作スイッチの押しボタンを収納してその押しボタンの逃げとして機能する。
【0006】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンを説明するに、図1ないし図3は、乗用車のセンタ・アームレスト付きリア・シート20に適用されたところのこの発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンの具体例10を部分的に示し、そして、そのリア・シート20がパワー・シート・アジャスタを備え、そして、操作スイッチをそのセンタ・アームレスト21の先端に配置してその操作スイッチの押しボタン23,24,25をそのセンタ・アームレスト21の先端面22に突き出しているので、このバック・スクリーン10では、スイッチ・ポケット12が、そのセンタ・アームレスト21の先端を受ける上端でスクリーン面11に段違いに突き出されて開口される。
【0007】
そのスイッチ・ポケット12は、図3に示されたようにその押しボタン23,24,25の突出し量を十分に吸収できる深さでそのバック・スクリーン10に段違いにプレス加工される。そのバック・スクリーン10は、勿論、特殊クリップで上端をそのリア・シート20のシート・バック・フレームに止められ、一方、下端をそのシート・バック・フレームのブラケットにねじ止めされ、そして、そのシート・バック・フレームに取り付けられる。
【0008】
その上述されたバック・スクリーン10がそのセンタ・アームレスト付きリア・シート20に活用されるので、ヒトがそのリア・シート20においてセンタに座ってそのセンタ・アームレスト21がそのヒトの荷重で後方に動かされてもその押しボタン23,24,25はそのスイッチ・ポケット12に収容され、そして、その押しボタン23,24,25がそのバック・スクリーン10に当ってそのバック・スクリーン10で押し込められるのが未然に防止される。その結果、その操作スイッチが誤動作されるのが未然に回避される。
【0009】
図4は、乗用車のセンタ・アームレスト付きリア・シート20に適用されたところのこの発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンの具体例30を部分的に示し、そして、このバック・スクリーン30では、スイッチ・ポケット32が、そのセンタ・アームレスト21の先端を受ける上端でスクリーン面31からへこんでそのスクリーン面31に開口され、そして、そのセンタ・アームレスト21が格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレスト21の先端に配置されるその操作スイッチのその押しボタン23,24,25を収容する。
【0010】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0011】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンは、スイッチ・ポケットが、センタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面に段違いに突き出されて開口されるので、この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンでは、そのセンタ・アームレストが格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレストの先端に配置される操作スイッチの押しボタンがそのスイッチ・ポケットに収容され、その押しボタンがそのバック・スクリーンに当ってそのバック・スクリーンで押し込まれるのが未然に防止され、そして、その操作スイッチの誤動作が未然に回避され、その結果、パワー・シート・アジャスタを備える自動車のセンタ・アームレスト付きリア・シートにとって非常に有用で実用的である。
【0012】
また、この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンは、スイッチ・ポケットが、センタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面からへこんでそのスクリーン面に開口されるので、この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンでは、そのセンタ・アームレストが格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのセンタ・アームレストの先端に配置される操作スイッチの押しボタンがそのスイッチ・ポケットに収容され、その押しボタンがそのバック・スクリーンに当ってそのバック・スクリーンで押し込まれるのが未然に防止され、そして、その操作スイッチの誤動作が未然に回避され、その結果、パワー・シート・アジャスタを備える自動車のセンタ・アームレスト付きリア・シートにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンの具体例を活用するところの乗用車のセンタ・アームレスト付きリア・シートを示した部分斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿って示した断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿って示した断面図である。
【図4】乗用車のセンタ・アームレスト付きリア・シートに適用されたところのこの発明の自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーンの具体例を断面して示した部分縦断面図である。
【符号の説明】
11 スクリーン面
12 スイッチ・ポケット
23 押しボタン
24 押しボタン
25 押しボタン

Claims (2)

  1. スイッチ・ポケットが、センタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面に段違いに突き出されて開口され、そして、そのセンタ・アームレストがその先端に操作スイッチの押しボタンを突き出して配置し、そして、格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのスイッチ・ポケットがそのセンタ・アームレストのその先端を受けるその上方位置のみでその操作スイッチのその押しボタンの押し操作を防止するところの自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーン。
  2. スイッチ・ポケットが、センタ・アームレストの先端を受ける上方位置でスクリーン面からへこんでそのスクリーン面に開口され、そして、そのセンタ・アームレストがその先端に操作スイッチの押しボタンを突き出して配置し、そして、格納状態においてヒトの荷重で後方に動かされる際、そのスイッチ・ポケットがそのセンタ・アームレストのその先端を受けるその上方位置のみでその操作スイッチのその押しボタンの押し操作を防止するところの自動車のリア・シートに使用されるバック・スクリーン。
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