JP2004229969A - 自動車シートに用いるヘッド・レストレイント - Google Patents

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JP2004229969A
JP2004229969A JP2003023345A JP2003023345A JP2004229969A JP 2004229969 A JP2004229969 A JP 2004229969A JP 2003023345 A JP2003023345 A JP 2003023345A JP 2003023345 A JP2003023345 A JP 2003023345A JP 2004229969 A JP2004229969 A JP 2004229969A
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stay
seat back
headrest frame
seat
shaft
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Yoshiaki Kubo
芳明 久保
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

【課題】着座者が感じる不快な異物感を回避でき、リア・シートのバック高さを小さくできてシート・バックの前倒し軌跡を小さくし、そして、必要に応じて車室スペースを有効に利用可能にする。
【解決手段】シャフト22で左右のステイ15、16の上端に揺動可能にヒンジ結合されるヘッドレスト・フレーム11と、そのシャフト22に支持されてそのヘッドレスト・フレーム11とそのステイ15との間に配置され、そして、そのステイ15、16からそのヘッドレスト・フレーム11を前側に戻すリターン・スプリング12と、そのヘッドレスト・フレーム11からそのステイ15、16の上端部分に一体的に支持される逆L字形パッド13とを含む。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の関係する分野】
この発明は、自動車シートに用いるヘッド・レストレイントに関し、特に、前倒し型リア・シートに適するヘッド・レストレイントに関する。
【0002】
【背景技術】
最近、バンやワゴンは、必要に応じて車室内にキャビン・スペースを広く取れるようにするために、リア・シートが、シート・バックの高さを小さくし、そして、ヘッド・レストレイントを逆L字型に作ってそのシート・バック上に下げてはめ合わせる構造を採用し、そして、そのシート・バックの前倒し軌跡を小さくする傾向にある。
そのヘッド・レストレイントでは、そのシート・バックの使用時、すなわち、起し時、ヘッドレスト面がそのシート・バックの表面よりも前方に位置されて着座者の肩や背中に接触され易く、そして、その着座者に不快な異物感を与える。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、着座者が感じる不快な異物感を回避でき、リア・シートのバック高さを小さくできてそのシート・バックの前倒し軌跡を小さくし、そして、必要に応じて車室スペースを有効に利用可能にするところの自動車シートに用いるヘッド・レストレイントの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、シャフトで左右のステイの上端に揺動可能にヒンジ結合されるヘッドレスト・フレームと、そのシャフトに支持されてそのヘッドレスト・フレームとそのステイとの間に配置され、そして、そのステイからそのヘッドレスト・フレームを前側に戻すリターン・スプリングと、そのヘッドレスト・フレームからそのステイの上端部分に一体的に支持される逆L字形パッドとを含み、そして、シート・バックにそのステイを差し込んで取り付けられ、そして、着座者の頭を受けると、そのリターン・スプリングに抗して揺動されてヘッドレスト下部を後方に下げる。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の自動車シートに用いるヘッド・レストレイントを説明するに、図1ないし図4は、バンのリア・シート30に活用されるところのこの発明の自動車シートに用いるヘッド・レストレイントの具体例10を示し、そして、そのヘッド・レストレイント10では、ヘッドレスト・フレーム11が、シャフト22で左右のステイ15、16の上端に揺動可能にヒンジ結合され、また、リターン・スプリング12が、そのシャフト22に支持されてそのヘッドレスト・フレーム11とそのステイ15との間に配置され、そして、そのステイ15、16からそのヘッドレスト・フレーム11を前側に戻し、さらに、逆L字形パッド13が、そのヘッドレスト・フレーム11からそのステイ15、16の上端部分に一体的に支持され、またさらに、表皮14が、そのパッド13に被せられてからそのリア・シート30のシート・バック32にそのステイ15、16を差し込んで取り付けられ、そして、そのシート・バック32の起し時、スプリング17でそのシート・バック32から上方に突き出され、また、そのシート・バック32の前倒し時、引込め機構23でシート・クッション31の前倒しに連動されてそのスプリング17に抗してそのシート・バック32上に引き下げられ、そして、そのシート・バック32の高さを小さくでき、そのシート・バック32の格納軌跡を小さくしてそのシート・バック32を前倒し可能にする。
【0006】
そのヘッドレスト・フレーム11は、略U字形パイプ18、左右のブラケット19、20、および乗員頭部保護パネル21から組み立てられ、そして、その左右のステイ15、16のそのシャフト22にその左右のブラケット19、20をはめ合わせてその左右のステイ15、16に揺動可能に支持される。そして、そのヘッドレスト・フレーム11およびステイ15、16の組み合わせはそのパネル21を用いることによってそのパッド13を一体発泡している。
【0007】
そのスプリング17は、引張りスプリングであっても圧縮スプリングであってもかまわない。
また、その引込め機構23は、そのシート・クッション31にそのステイ15、16を連結するプッシュ・プル・ケーブル24を備え、そして、そのシート・クッション31の前倒し動作にそのヘッド・レストレイント10を連動させてそのヘッド・レストレイント10をそのシート・バック32に引き下げ、そして、そのシート・バック32にそのヘッド・レストレイント10をはめ合わせる。また、その引込め機構23はさらに遅延装置(図示せず)を付加されてそのシート・クッション31の前倒し動作に適宜に遅れてそのヘッド・レストレイント10を引き下げてもかまわない。勿論、その引込め機構23は省かれてもかまわない。その場合、そのヘッド・レストレイント10は、そのシート・バック32の前倒し動作に先立ってそのスプリング17に抗して押し下げられ、そして、ストッパ(図示せず)でそのシート・バック32にロックされる。
【0008】
したがって、この自動車シートに用いるヘッド・レストレイント10は、そのシート・バック32の起し時、そのスプリング17でそのシート・バック32から上方に突き出され、その着座者の頭を受けると、そのリターン・スプリング12に抗して揺動されてヘッドレスト下部を後方に下げる。その結果、そのヘッドレスト下部がその着座者の肩や背中に接触されなくなってその着座者に不快な異物感を与えることが回避される。
【0009】
また、そのヘッド・レストレイント10は、そのシート・バック32の前倒し時、その引込め機構23でシート・クッション31の前倒し動作に連動されてそのスプリング17に抗してそのシート・バック32上に引き下げられる。その結果、そのシート・バック32は、バック高さを小さくできてそのシート・バック32の前倒し軌跡も小さくなって前倒しされ、そして、必要に応じてそのバンの車室スペースを有効に利用可能になる。
【0010】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0011】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明の自動車シートに用いるヘッド・レストレイントは、シャフトで左右のステイの上端に揺動可能にヒンジ結合されるヘッドレスト・フレームと、そのシャフトに支持されてそのヘッドレスト・フレームとそのステイとの間に配置され、そして、そのステイからそのヘッドレスト・フレームを前側に戻すリターン・スプリングと、そのヘッドレスト・フレームからそのステイの上端部分に一体的に支持される逆L字形パッドとを含み、そして、シート・バックにそのステイを差し込んで取り付けられるので、この発明の自動車シートに用いるヘッド・レストレイントでは、着座者が不快な異物感を感じることが回避でき、リア・シートが、シート・バックの高さを小さくでき、それに伴って前倒し軌跡も小さくなって必要に応じて自動車の車室スペースが有効に利用可能になり、その結果、ワゴン、バン、およびレクリエーショナル・ビークルなどにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車シートに用いるヘッド・レストレイントの具体例を活用するところのバンのリア・シートを示した側面図である。
【図2】そのヘッド・レストレイントを拡大して示した縦断面図である。
【図3】ヘッドレスト・フレームおよびステイの組合せを示した斜視図である。
【図4】そのヘッドレスト・フレームおよびステイを示した分解斜視図である。
【符号の説明】
11 ヘッドレスト・フレーム
12 リターン・スプリング
13 略L字形パッド
14 表皮
15 左のステイ
16 右のステイ
17 スプリング
18 略U字形パイプ
19 左のブラケット
20 右のブラケット
21 乗員頭部保護パネル
22 シャフト
23 引込め機構
24 プッシュ・プル・ケーブル
31 シート・クッション
32 シート・バック

Claims (2)

  1. シャフトで左右のステイの上端に揺動可能にヒンジ結合されるヘッドレスト・フレームと、そのシャフトに支持されてそのヘッドレスト・フレームとそのステイとの間に配置され、そして、そのステイからそのヘッドレスト・フレームを前側に戻すリターン・スプリングと、そのヘッドレスト・フレームからそのステイの上端部分に一体的に支持される逆L字形パッドとを含み、そして、シート・バックにそのステイを差し込んで取り付けられるところの自動車シートに用いるヘッド・レストレイント。
  2. シャフトで左右のステイの上端に揺動可能にヒンジ結合されるヘッドレスト・フレームと、そのシャフトに支持されてそのヘッドレスト・フレームとそのステイとの間に配置され、そして、そのステイからそのヘッドレスト・フレームを前側に戻すリターン・スプリングと、そのヘッドレスト・フレームからそのステイの上端部分に一体的に支持される逆L字形パッドとを含み、そして、シート・バックにそのステイを差し込んで取り付けられ、そして、そのシート・バックの起し時、スプリングでそのシート・バックから上方に突き出され、また、そのシート・バックの前倒し時、引込め機構でシート・クッションの前倒しに連動されてそのスプリングに抗してそのシート・バック上に引き下げられるところの自動車シートに用いるヘッド・レストレイント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063128A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Johnson Controls Technology Co 乗り物用シート構造
US9511696B2 (en) 2015-05-06 2016-12-06 Daimay North America Automotive, Inc. Rotatable headrest assembly

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