JP3611148B2 - 重量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
秤の表示部の取り付け構造に関し、特に計量部と表示部とをポールで連結する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に基づいて、従来の例を説明する。表示ケースは合成樹脂製で、内側には電子基板組立(図示せず)が配設されている。ケースの四隅には、裏蓋取り付けネジ用のボスが配設されている。裏蓋は、鋼板製で、箱状の裏蓋の強度を増すために縁全周に立ち上がりがあり、外形は表示ケースの内側寸法より若干小さく、四隅には止めネジ用孔が配設されている。中央部には円筒形の立ち上がり部があり、左右に止めネジ用雌ネジが切ってある。
円筒形のポールは、外径が裏蓋中央部の円筒形の立ち上がり部の内径より若干小さく、下方外周にはポールをポール金具へ取り付けるための溝が設けてある。ポールの内側には表示部と基台の重量センサ(図示せず)との間の信号ケーブル(図示せず)が通るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の構造では、ポールと表示部とを組み立てたとき(図5のB)、ポールが裏蓋だけに取り付けられて、ポールと表示ケースとは裏蓋を介して取り付けられているために、ポール受け部に負担が掛かり、この負担による裏蓋の変形を防止する必要から、裏蓋の材厚が厚くなり縁部の立ち上がりも高くしなければならず、高価になるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの観点によれば、重量検出部と裏蓋にポール受け部を備えた表示部とをポールにより連結する重量計において、前記表示部の表示ケースの底部にポール受け部を設け、前記表示ケースと前記裏蓋をそれぞれのポール受け部を介して前記ポールに固定することを特徴とする重量計が提供される。
本発明の一つの実施の形態によれば、前記表示ケースのポール受け部は、前記表示ケースの底部から延出成型し、その高さは、表示ケースの縁の高さより取り付けネジ部の分だけ高い。
本発明の別の実施の形態によれば、前記裏蓋は、立ち上がり片を備え、前記表示ケースのポール受け部には、溝が掘られ、前記立ち上がり片が前記ポール受け部の溝に嵌入する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の概略を説明する。基台と載台との間には重量センサーが配設される。基台の裏面前方にはポール金具が取り付けられ、ポール金具の先端にはポールが取り付けられる。ポールの先端には表示ケース,裏蓋等からなる表示部が取り付けられる。表示部と基台の重量センサーとの間にはポール金具,ポールを通って信号線が配設される。
【0006】
各部は次のようになっている。表示ケースの底中央部には筒状のポール受け部が設けられ、ポール受け部の内径はポールを嵌着する為にポールの外形より若干大きくできている。ポール受け部の外径は裏蓋のポール受け部と嵌合するために、裏蓋のポール受け部の内径より若干小さくできている。止めネジ部の内側には溝があり、裏蓋の止めネジ用立ち上がり片が嵌入されるようになっている。表示ケースの四隅には、裏蓋をネジで取り付けるためのボスが設けられている。表示ケースの内側には、電子基板組立が取り付けられており、また電池ケース用孔部の横には電池ケース収納部が設けられている。
【0007】
裏蓋の外周は若干の立ち上がりを有しており、電池ケース用孔を設けた箇所は部分的に立ち上がりが大きくなっている。四隅には、表示ケースのネジ用ボスに対応する位置に、裏蓋を表示ケースへ取り付けるためのネジ用の孔を設けている。中央部には表示ケースのポール受け部が嵌入するための孔が設けてあり、周辺の一部には止めネジ用の雌ネジを有する立ち上がり片があり、この立ち上がり片は表示ケースのポール受け部の止めネジ部の内側の溝に嵌入される。
【0008】
ポールは筒状で、その一端はポール金具に取り付ける為に外周が細く加工されており、他端から中央よりの位置には外周に止めネジ受けが設けられている。この止めネジ受けは、表示ケースと裏蓋とポールを取り付ける止めネジの先端が入るためのものである。ポールは、表示ケースのポール受け部の内側へ嵌入するために、その外径はポール受け部の内径より若干小さく、ポール受け部の底部まで嵌入するようになっている。
【0009】
表示ケースと裏蓋とは四隅のネジで止められ、裏蓋の立ち上がり片は表示ケースのポール受け部の止めネジ部の溝へ嵌入されている。立ち上がり片の元部は細く、雌ネジを設けている先端部は広くなっており、一方ポール受け部の溝の狭い部分は立ち上がり片の先端部より狭くなっているので、立ち上がり片は上下方向へは動くが、前後方向へは動かないようになっている。止めネジを立ち上がり片の雌ネジ部へ螺着すると、裏蓋は表示ケースのポール受け部で表示ケースと固定され、止めネジの先端部がポールの溝に押しつけられるのでポールも同時に固定される。
【0013】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図4の外形組立図で、本発明の実施例の計量装置の概略を説明する。基台(1)と載台(2)との間には重量センサー(図示せず)が配設されている。基台の裏面前方にはポール金具(3)が取り付けられており、ポール金具の先端にはポール(4)が取り付けられている。ポールの先端には表示ケース(5),裏蓋(6)等からなる表示部(7)が取り付けられている。表示部と基台の重量センサーとの間にはポール金具,ポールを通って信号線(図示せず)が配設されている。図2は主要部の展開斜視図である。図示されていないが、表示ケース(5)には電子基板組立が装着されている。
【0014】
次に、本発明の実施例を理解し易くするために、主要部を裏面から見た展開図である図1で説明する。表示ケース(5)はプラスチック製でその底中央部には筒状のポール受け部(8)が設けられている。ポール受け部の内側は、止めネジの為の一部を除いて円形断面で、その内径は後に説明するポール(4)を嵌着する為にポールの外形より若干大きくできている。
【0015】
ポール受け部(8)の外側は、止めネジのための一部を除いて円形断面で、その外径は後に説明する裏蓋(6)のポール受け部(9)と嵌合するために、裏蓋のポール受け部の内径より若干小さくできている。止めネジ部(10)の内側には溝(11)があり、後説する裏蓋の止めネジ用立ち上がり片(12)が嵌入されるようになっている。表示ケースの四隅には、裏蓋をネジで取り付けるためのボス(13)が設けられている。表示ケースの内側には、電子基板組立(図示せず)が取り付けられており、また電池ケース用孔部(14)の横には電池ケース収納部(図示せず)が設けられている。
【0016】
裏蓋(6)は鋼板製で、外周は若干の立ち上がりを有しており、電池ケース用孔(15)を設けた箇所は部分的に立ち上がりが大きくなっている。四隅には、表示ケースの4個のネジ用ボス(13)に対応する位置に、裏蓋を表示ケースへ取り付けるためのネジ用の孔を設けている。中央部には表示ケースのポール受け部が嵌入するための孔(16)が設けてあり、周辺の一部には止めネジ用の雌ネジを有する立ち上がり片(12)があり、この立ち上がり片は先説した表示ケースのポール受け部の止めネジ部の内側の溝(11)に嵌入される。
【0017】
ポール(4)は円筒状で、その一端は図2に示すポール金具(3)に取り付ける為に外周が細く加工されており、他端から中央よりの位置には外周に止めネジ受けである溝(17)が設けられている。この溝は、表示ケースと裏蓋とポールを取り付ける止めネジ(18)の先端が入るためのものである。ポールは、表示ケースのポール受け部の内側へ嵌入するために、その外径はポール受け部の内径より若干小さく、ポール受け部の底部まで嵌入するようになっている。
【0018】
図1(B)は、ポール,裏蓋,表示ケースを組み立てた図で、表示ケースと裏蓋とは四隅のネジで止められ、裏蓋の立ち上がり片は表示ケースのポール受け部の止めネジ部の溝(11)(次説のd寸法)へ嵌入されている。図1(C)の部分拡大図に示すように、立ち上がり片の元部(a寸法)は細く、雌ネジを設けている先端部(c寸法)は広くなっており、一方ポール受け部の溝の狭い部分(b寸法)は立ち上がり片の先端部より狭くなっているので、立ち上がり片は上下方向へは動くが、前後方向へは動かないようになっている。立ち上がり片と溝との寸法関係は a<b<c<d となっている。
【0019】
止めネジを立ち上がり片の雌ネジ部へ螺着すると、裏蓋は表示ケースのポール受け部で表示ケースと固定され、止めネジの先端部がポールの溝に押しつけられるのでポールも同時に固定される。
【0020】
以上説明したように表示ケースと裏蓋とは、四隅の4個のネジと中央部の止めネジで止められ、表示ケースとポールとは、表示ケース中央部のポール受け部に嵌入された後止めネジで固定されるので、ポールと表示部とは極めて安定した状態で固定されることになる。
【0021】
図3は本発明の第二の実施例で、第一の実施例に対し立ち上がり片(19)を変えた例である。裏蓋の立ち上がり片は平板が曲げられただけで、その中央部には止めネジ用の孔(20)があいている。表示ケースの止めネジ部にはネジ用孔(21)があり、内側の溝(22)には雌ネジ板(23)が嵌入できるようになっている。表示ケースに裏蓋を取り付けポールを嵌入した後、溝へ雌ネジ板を挿入すると、止めネジ用孔と雌ネジ板の雌ネジ部とポールの溝とが重なり、止めネジで一度に固定することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、重量検出部と裏蓋にポール受け部を備えた表示部とをポールにより連結する重量計において、前記表示部の表示ケースの底部にポール受け部を設け、前記表示ケースと前記裏蓋をそれぞれのポール受け部を介して前記ポールに固定し、更に、前記表示ケースのポール受け部は、前記表示ケースの底部から延出成型し、その高さは、表示ケースの縁の高さより取り付けネジ部の分だけ高く、前記裏蓋は、立ち上がり片を備え、前記表示ケースのポール受け部には、溝が掘られ、前記立ち上がり片が前記ポール受け部の溝に嵌入しているので、ポールと表示ケースの取り付けは強固で安定したものになる。さらに、表示ケースと裏蓋とは、中央部の止めネジの他に四隅の4個のネジと中央部の止めネジで止められるので、ポールと裏蓋と表示ケースとは極めて安定した状態で固定されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の図
【図2】本発明の実施例の図
【図3】本発明の他の実施例の図
【図4】本発明の実施例の秤の外形組立図
【図5】従来の表示部の図
【符号の説明】
1 基台
2 載台
3 ポール金具
4 ポール
5 表示ケース
6 裏蓋
7 表示部
8 ポール受け部
9 ポール受け部
10 止めネジ部
11 溝
12 立ち上がり片
13 ボス
14 電池ケース用孔部
15 電池ケース用孔
16 孔
17 溝
18 止めネジ
19 立ち上がり片
20 孔
21 孔
22 溝
23 雌ネジ板
Claims (3)
- 重量検出部と裏蓋にポール受け部を備えた表示部とをポールにより連結する重量計において、前記表示部の表示ケースの底部にポール受け部を設け、前記表示ケースと前記裏蓋をそれぞれのポール受け部を介して前記ポールに固定することを特徴とする重量計。
- 前記表示ケースのポール受け部は、前記表示ケースの底部から延出成型し、その高さは、表示ケースの縁の高さより取り付けネジ部の分だけ高い請求項1に記載の重量計。
- 前記裏蓋は、立ち上がり片を備え、前記表示ケースのポール受け部には、溝が掘られ、前記立ち上がり片が前記ポール受け部の溝に嵌入する請求項1または請求項2に記載の重量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06025496A JP3611148B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 重量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06025496A JP3611148B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 重量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09229756A JPH09229756A (ja) | 1997-09-05 |
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ID=13136858
Family Applications (1)
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JP06025496A Expired - Fee Related JP3611148B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 重量計 |
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Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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KR200464930Y1 (ko) * | 2010-05-18 | 2013-01-24 | 주식회사 카스 | 분리형 표시기가 장착된 전자저울 |
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1996
- 1996-02-23 JP JP06025496A patent/JP3611148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09229756A (ja) | 1997-09-05 |
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