JPS589409Y2 - 電話機筐体 - Google Patents

電話機筐体

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Publication number
JPS589409Y2
JPS589409Y2 JP10659278U JP10659278U JPS589409Y2 JP S589409 Y2 JPS589409 Y2 JP S589409Y2 JP 10659278 U JP10659278 U JP 10659278U JP 10659278 U JP10659278 U JP 10659278U JP S589409 Y2 JPS589409 Y2 JP S589409Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
dial mechanism
inclined surface
casing
peripheral wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP10659278U
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English (en)
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JPS5524847U (ja
Inventor
関根勝行
金田辰次
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社田村電機製作所 filed Critical 株式会社田村電機製作所
Priority to JP10659278U priority Critical patent/JPS589409Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電話機筐体に係り、特にその成形を容易に行な
えるようにした電話機筐体に関する。
一般に、この種の電話機筐体は全体が略箱形状となるよ
うに合成樹脂材により一体に形成されており、その頭部
には送受器を載置する受部およびフック釦挿通用孔等が
形成され、またその底部は開口されて筐体内部に電話機
本体を構成する回路網、磁石電鈴およびフックスイッチ
等を組み込めるように構成されている。
ところで、この種の電話機筐体においては、その機能お
よび美観上の観点からダイヤル機構を筐体前面に形成さ
れる前部傾斜面上に装着することが多く、このためにそ
の傾斜面にダイヤル横溝取付用の開口を形成する必要が
ある。
したがって、従来この種の電話機筐体では、第1図およ
び第2図に示すように、その前部傾斜面1にダイヤル機
構2を嵌め込んで固定する円形の開口3が形成されてい
る。
この開口3ばその内径がダイヤル機構2のベースプレー
ト2aの外径寸法と略同−に形成され、またその周壁面
4は傾斜面1と垂直な面によって形成されている。
そして、この周壁面4には全周にわたってダイヤル機構
20ベースプンー)2aを支持する段部5が前記傾斜面
1と平行に突出され、さらにその裏面側にはベースプレ
ー)2aをねじ止め固定する取付片6が形成され、これ
によって開口3にダイヤル機構2を固定するように構成
されていた。
したがって、このような構造の電話機筐体を成形する場
合には、開口3に対するダイヤル機構2の差し込み方向
、すなわち傾斜面1に直交する方向に向って開口30周
壁面4を形成する必要があるが、一方筐体の頭部および
底部などはその上下方向に向って型抜きされる成形用金
型によって成形されるものであった。
このため、この種の電話機筐体においては、前部傾斜面
1に型抜きの方向が異なる開口3を形成できるように成
形用金型にスライドコア構造を用いる必要があり、その
金型の加工が面倒で、また筐体の成形作業が繁雑となり
、その結果成形コストが嵩んでしまう等の欠点があった
また、上述した欠点を解決するために、第3図および第
4図に示すように、電話機筐体における開口3の上側縁
部分をダイヤル機構2の外径よりもやや太き(なるよう
に外方に彎曲させてその部分の周壁面4aを筐体の上下
方向に対して垂直な面で形成し、これによって上型と下
型とからなる成形用金型を用いて簡単に電話機筐体を成
形できるようにすることが考えられている。
しかしながら、このような構造では、ダイヤル機構2を
開口3に嵌め込んだ際に開口3の上側縁部分とダイヤル
機構20ベースプレー)2aとの間に周壁面4aの開口
内側への突出量だけのギャップLが生じてしまい、その
ギャップが電話機の上方から見え易いために見栄えのよ
いものではなかった。
本考案はこのような点に鑑み、ダイヤル機構を装着する
開口の上側縁部分の周壁面を、筐体の前部傾斜面とのな
す角度が90度以下となる面で形成することにより、成
形用金型の型抜き方向を単に筐体の上下方向とすること
ができ、これによって筐体の成形が容易に行なえ、その
成形コストを大幅に低減できるようにした電話機筐体を
提供するものである。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第5図ないし第7図は本考案に係る電話機筐体の一実施
例を示すものであり、第5図は筐体の平面図、第6図は
正面図、第7図は底面図をそれぞれ示している。
なお、本実施例では、本考案を装飾電話機用の筐体に適
用した場合を示し、その外観形状には装飾用としてのデ
ザイン的な考慮が施こされている。
これらの図において、この電話機筐体10は全体が略箱
形状となるように合成樹脂材により一体に形成され、そ
の前部傾斜面11にはダイヤル機構(図示せず)を装着
する略円形状の開口12が形成されている。
また、この電話機筐体10の内部は電話機本体を構成す
る回路網、磁石電鈴およびフックスイッチなどを収容す
るように中空状に形成され、さらにその底部13が開口
されている。
なお、電話機筐体100頭部14は送受器を載置する送
受器掛けを支持する支持台状に形成されている。
また、前記開口12に装着されるダイヤル機構は回転ダ
イヤル、ナンバープレート、ベースプレートおよびガバ
ナ機構等を−ユニットとして組み立てたものである。
さて、本考案によれば、電話機筐体10における開口1
2が本考案を特徴づけ全部分であり、この開口12の成
形用金型の型抜き方向を他の筐体部分と同一の方向とす
ることができるような構成としたものである。
すなわち、開口12は、第5図ないし第8図に示すよう
に、前記筐体10の前部傾斜面11に対して略直交する
周壁面15によって形成され、特にその周縁の上側縁部
分で開口12の外周のl/3の長さに対応する周壁面部
16が前部傾斜面11に対して直交する面よりも開口1
2の中央に向って突出しないように、すなわち前部傾斜
面11とのなす角度が90度以下の面にて形成されてい
る。
また、開口12の前記周壁面部16以外の下側縁部分の
周縁には前記ダイヤル機構を支持する弧状段部17が開
口周壁面15の下側から前記傾斜面11に平行となるよ
うにしてわずかに突出して形成されている。
この場合、弧状段部17は開口12の左右両側縁部分に
対応する2個所が切欠され、この部分の周壁面15が下
方に向って延設されている。
そして、その突出片18の先端が前記傾斜面11に平行
となるようにして開口内側に折曲げられ、前記ダイヤル
機構をねじ止めする一対の取付片19を構成している。
これらの取付片19には、第5図および第7図から明ら
かなように、ねじ孔20が形e、され、これらのねじ孔
20の内壁は、第8図に示すように、筐体10に対して
垂直な面で形成されている。
なお、21はダイヤル機構のフィンガストッパを挿通す
るように弧状段部17の一部に形成された切欠である。
このように構成されている電話機筐体10によれば、成
形用金型として第5図および第7図に示すような形状に
合わせて形成された上型と下型とで簡単に成形される。
すなわち、従来その成形が困難であった前記開口12は
その上側縁部分の周壁面部16を下型によって傾斜面゛
11の表面側まで形成され、−男子側縁部分の周壁面1
5および弧状段部17等は上型によって形成される。
したがって、このような構造では、その型抜き方向が筐
体10に対してその上下方向のみでよく、筐体10の他
の部分と同一の金型で成形されることになる。
ここで、前記弧状段部17のうち、上型と下型との接合
部分となる開口12の左右両側の取付片19よりもやや
上側に形成される段部17部分、すなわち開口12の中
央水平線よりも上側に形成される部分の周壁面15につ
いては、筐体10に対して垂直な面で形成するために、
金型の型抜きおよびその抜き勾配などの問題から下方か
ら上方に向ってわずかに外方の彎曲して形成する必要が
あるが、それ以外の開口120周縁はダイヤル機構の外
径寸法に合わせて形成される。
したがって、このようにして成形された電話機筐体10
の開口12は、第8図において矢印A方向およびB方向
矢視図である第9図および第10図に示すように、ダイ
ヤル機構の差し込み方向から見た場合、略円形状に形成
されることとなる。
その結果、第11図に示すように、この開口12にダイ
ヤル機構22のベースプレー)22aを嵌め込んだ場合
、ベースプレー)22aが開口12の上端および下端側
に良好に密着され、また段部17により確実に保持され
る。
そして、そのダイヤル機構22が取付片19によりねじ
止め固定される。
以上説明したように本考案によれば、電話機筐体の前部
傾斜面に形成されるダイヤル機構取付用の開口の上側縁
部分の周壁面を前部傾斜面となす角度が90度以下の面
で形成するとともに、この上側縁側の周壁面部以外の下
側縁側の周縁にダイヤル機構を支持する段部を弧状に形
成するようにしたので、簡単な構造で、この開口を成形
する型抜き方向を筐体の他の部分を成形する金型と同一
方向で形成することができ、これにより筐体の成形用金
型を簡単に形成することができる。
したがって、本考案によれば電話機筐体の成形が簡単に
行なえ、しかもその成形コストを大幅に低減させる等、
実用上程々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は従来の電話機筐体における開口の
構造を説明するための正面図および断面図、第5図ない
し第7図は本考案に係る電話機筐体の一実施例を示す平
面図、正面図および底面図、第8図は第5図の■−■線
拡犬断面図、第9図および第10図は本考案を特徴づけ
る開口を説明するための第8図中矢印A方向およびB方
向矢視図、第11図はその開口にダイヤル機構を装着し
た場合を説明するための要部断面図である。 10・・・・・・電話機筐体、11・・・・・・前部傾
斜面、12・・・・・・開口、15・・・・・・周壁面
、16・・・・・・周壁面部、17・・・・・・弧状段
部、22・・・・・・ダイヤル機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に二分割される成形用金型により合成樹脂材に
    て一体に成形され、その前記傾斜面にダイヤル機構が装
    着される円形の開口を有する電話機筐体において、前記
    開口の下側縁部分に、前記ダイヤル機構を支持する段部
    を弧状に形成するとともに、前記開口の上側縁部分の周
    壁面を前記前部傾斜面とのなす角度が90度以下の面で
    形成したことを特徴とする電話機筐体。
JP10659278U 1978-08-04 1978-08-04 電話機筐体 Expired JPS589409Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10659278U JPS589409Y2 (ja) 1978-08-04 1978-08-04 電話機筐体

Applications Claiming Priority (1)

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JP10659278U JPS589409Y2 (ja) 1978-08-04 1978-08-04 電話機筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5524847U JPS5524847U (ja) 1980-02-18
JPS589409Y2 true JPS589409Y2 (ja) 1983-02-21

Family

ID=29049908

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10659278U Expired JPS589409Y2 (ja) 1978-08-04 1978-08-04 電話機筐体

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