JP3610412B2 - 自走式台車 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば自動車工場において車ボディを搬送するために用いられる自走式台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の台車としては、例えば、特開平1−269661号に開示されているように、台車本体に、搬送物支持部材を昇降させる機構が装備されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記台車では、下回り作業を行う場合、支持部材で支持された搬送物を、その下方に作業者が入り込める高さまで持上げるようにしていたが、作業の種類によっては必ずしもそのような高さまで持上げる必要のないことがあった。また、持上げるだけでは搬送物が作業者にとって作業を行いやすい好都合の姿勢とはならない場合もあった。
【0004】
この発明の目的は、台車本体上において搬送物を作業者にとって作業を行い易い姿勢にすることができる自走式台車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による自走式台車は、台車本体に、搬送物支持部材を昇降させる昇降機構および搬送物支持部材を起伏させる起伏機構が装備され、昇降機構および起伏機構が、単独で別々に作動しうるようになされているものである。
【0006】
【作用】
この発明による自走式台車では、台車本体に、搬送物支持部材を昇降させる昇降機構および搬送物支持部材を起伏させる起伏機構が装備され、昇降機構および起伏機構が、単独で別々に作動しうるようになされているから、支持部材で支持された搬送物が昇降かつ起伏させられるか、あるいは搬送物が昇降または起伏させられる。
【0007】
【実施例】
この発明の実施例を図面を参照してつぎに説明する。以下の説明において、前後とは、台車によって搬送される搬送物が進む側(図1の左側)を前、これと反対側を後といい、左右とは、前方より見てその左右の側(図3の左右)を左右というものとする。
【0008】
床11上には、案内レール12が設けられるとともに、これの右方を案内レール12と平行にのびた給電ケーブル13が設けられている。
【0009】
自走式台車は、平面視前後に長い方形の台車本体21と、台車本体21の下面に前後左右に間隔をおいて設けられている4つのキャスタ22と、台車本体21の前部に装備されている走行ユニット23と、台車本体21の中央部に左右に間隔をおいて後向きに装備されている左右一対のチルトアーム24と、両チルトアーム24の前方に前向きに装備されている左右一対の転倒防止アーム25と、両チルトアーム24の先端部に渡されている支持部材26とを備えている。
【0010】
台車本体21の右縁部には集電ユニット27が垂下状に装備されている。集電ユニット27は、詳しく図示しないが、給電ケーブル13と摺接させられた集電子を有している。支持部材26には、搬送物であるトラックのキャビンWが支持されている。
【0011】
走行ユニット23は、案内レール12を左右両側から挟んでいる案内ローラ31と、案内レール12上を走行する駆動輪32とを備えている。駆動輪32は、図示しないクラッチ付減速モータで駆動される。
【0012】
両チルトアーム24の基部は、左右方向にのびたチルト用水平回転軸41の両端部に固定されている。回転軸41は、左右の軸受42で支持されかつボディを台車本体に固定したチルト作動用ブレーキ付モータ43の出力軸と直結されている。両チルトアーム24の先端部には、左右方向にのびた一対の水平支持軸44が同軸上にかつ内方突出状に固定されている。
【0013】
両転倒防止アーム25の基部は、回転軸41の前方をこれと平行にのびた補助回転軸45に固定されている。補助回転軸45は、回転軸41と同様に、左右の軸受42で支持されかつボディを台車本体21に固定したブレーキ付補助モータ46の出力軸と直結されている。転倒防止アーム25の適所には複数の連結ロッド47が渡し止められかつ先端近くにはパッド48が取付けられている。
【0014】
支持部材26は、平面より見て後方を開放した門形をなすものであって、後端部において両支持軸44に回転自在に取付けられかつ支持軸44から前向きにのびた左右一対の支持アーム51と、両支持アーム51の先端部に渡し止められた水平連結バー52とよりなる。
【0015】
両支持アーム51の上面には搬送物チャック53が設けられている。両支持アーム51の基部対向面には、両支持軸44に出力軸をそれぞれ直結した一対のリフト作動用ブレーキ付モータ54のボディがそれぞれ固定されている。両支持アーム51の基部には、左右一対のサブアーム55がそれぞれ後方突出状にかつ長さ調節自在に設けられている。サブアーム55の先端部にも搬送物チャック56が設けられている。両支持アーム51の下面には位置決めロッド57が一対ずつ垂下状に設けられている。位置決めロッド57の下端面には、凹状円錐面をもつ係合凹部58が設けられている。一方、台車移動経路の所要か所床11面には、係合凹部58と対応する凸状円錐面をもつ係合凸部59が設けられている。
【0016】
両支持アーム51とその下方の台車本体21の間には、蛇腹状安全カバー61が張られている。
【0017】
チルト作動用モータ43を作動させると、その出力軸とともに回転軸41が回転させられ、その結果、チルトアーム24が起伏させられる。一方、リフト作動用モータ54を作動させると、その出力軸が回転しようとしても、これと直結された支持軸44が固定されていて回転できないため、モータ54のボディ側が回転されられ、その結果、チルトアーム24に対し、支持部材26が相対的に起伏させられる。
【0018】
搬送物Wを傾斜させる場合、あらかじめ補助モータ46を作動させて転倒防止アーム25を起立させてこれを搬送物Wにあてがっておき、リフト作動用モータ54は作動させないで、チルト作動用モータ43のみを作動させる。そうすると、チルトアーム24が支持部材26とともに起立させられる。
【0019】
搬送物Wを傾斜させないで持上げる場合、チルト作動用モータ43を作動させてチルトアーム24を起立させていくとともに、リフト作動用モータ54を作動させて、チルトアーム24の起立角度に等しい角度だけ支持部材26を傾斜させていく。そうすると、支持部材26は傾斜させられないで上昇していく。
【0020】
台車本体21の位置決めを行うには、位置決めロッド57が係合凸部59の上方に至る前に、位置決めロッド57の下端が係合凸部59の高さより若干高くなるように支持部材26を上昇させておく。そして、位置決めロッド57が係合凸部59の上方に至ると、支持部材26を下降させ、係合凹部58を係合突部57に係合させる。これにより、台車本体21の前後、左右および上下の3方向の位置決めが果たされる。
【0021】
図5に、他の実施例が示されている。この実施例では、上記チルトアーム24に代えて、左右一対のリフト機構71が用いられている。各リフト機構71は、台車本体21に固定された前後方向にのびた固定レール81と、固定レール81の上方にこれと平行に配された昇降レール82と、基端部が固定レール81の前端に取付けられているリフトアーム83と、リフトアーム83の先端部に取付けられかつ昇降レール82に支持されている上ガイドローラ84と、上端が昇降レール82の前端部に取付けられかつ長さの中程でリフトアーム83に枢着されている連結ロッド85と、連結ロッド85の下端に取付けられかつ固定レール81に支持されている下ガイドローラ86と、連結ロッド85の下端近くに取付けられかつピストンロッドがリフトアーム83に連結されているリフトシリンダ87とよりなる。そして、昇降レール82の後端部に、上記支持部材26が、これの作動用モータ54とともに上記実施例と同じように取付けられている。
【0022】
リフトシリンダ87を作動させてそのピストンロッドを進退させると、上ガイドローラ84が昇降レール82にそって移動しながらリフトアーム83が起伏させられる。リフトアーム83の起伏にともない、下ガイドローラ86が固定レール81にそって移動しながら連結ロッド85が上端を中心として揺動させられる。その結果、昇降レール82が固定レール81に対し平行姿勢のまま支持部材26とともに昇降させられる。
【0023】
リフトシリンダ87を作動させることなく、支持部材作動用モータ54のみを作動させると、支持部材26は昇降させられることなく、起伏させられる。一方、支持部材作動用モータ54を作動させることなく、リフトシリンダ87を作動させると、支持部材26は起伏させられることなく、昇降させられる。モータ54およびリフトシリンダ87を同時に作動させると、支持部材26は、起伏させられかつ昇降させられる。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、支持部材で支持された搬送物が昇降かつ起伏させられるか、あるいは搬送物が昇降または起伏させられるから、台車本体上において搬送物を作業者にとって作業を行い易い姿勢にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自走車の側面図である。
【図2】同自走車の平面図である。
【図3】同自走車の正面図である。
【図4】同自走車の斜視図である。
【図5】他の実施例を示す図4相当の斜視図である。
【符号の説明】
21 台車本体
24 チルトアーム
26 支持部材
43 チルト作動用モータ
54 リフト作動用モータ
W 搬送物
Claims (3)
- 台車本体21と、
台車本体21に上下揺動自在に取付られている後向きにのびた左右一対のチルトアーム24と、
後端部において両チルトアーム24の先端部に上下揺動自在に取付られている支持部材26と、
両チルトアーム24を揺動させるアーム揺動手段43および支持部材26を揺動させる支持部材揺動手段54を有し、これら両手段を共同または単独に作動させる駆動装置と、
を備えており、
支持部材 26 が、平面より見て、後方を開放した門型をなすものであって、両チルトアーム 24 の内側をそれぞれ前向きにのびた左右一対の支持アーム 51 と、両支持アーム 51 の先端部に渡し止められた水平連結バー 52 とよりなる、
自走式台車。 - アーム揺動手段43が、両チルトアーム24の基部に固定されている左右方向にのびた水平回転軸41と、台車本体21に固定されかつ回転軸41に直結された出力軸を有するチルト用モータ43とを備えており、支持部材揺動手段54が、両チルトアーム24の先端部に同軸状に固定されている左右方向にのびた一対の水平支持軸44と、支持部材26にそれぞれ固定されかつ各支持軸44に直結された出力軸を有する一対のリフト用モータ54とを備えている請求項1に記載の自走式台車。
- 台車走行経路にそって給電ケーブル 13 が設けられており、給電ケーブル 13 と摺接させられた集電子を有する集電ユニット 27 が台車本体 21 に装備されている請求項1または2に記載の自走式台車。
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