JP3610162B2 - プリペイドカード処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、カード挿入口を前面の操作面に臨ませるようにしてカード処理ユニットが組み込まれたプリペイドカード処理装置に関連し、特にこの発明は、使用済のプリペイドカードを装置内に回収することができるプリペイドカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリペイドカードの普及に伴い、パチンコホールなどの遊戯場でも、プリペイドカードによりパチンコ玉やメダルなどの遊戯媒体を貸し出すようになっている。
このような遊戯場では、プリペイドカードを発行する発券装置が設けられると共に、遊戯機毎に、前記プリペイドカードを受け付けて遊戯機に対する遊戯媒体の貸出しを行うプリペイドカード処理装置が隣接配置されている。
【0003】
遊戯者は、前記発券装置に所定の金額の紙幣(例えば千円札)を投入して、所定の金額価値が記録されたプリペイドカードを購入した後、このプリペイドカードを遊戯機に隣接するプリペイドカード処理装置へ投入して、遊戯媒体を借り受け、ゲームを実行する。
【0004】
プリペイドカード処理装置は、投入されたプリペイドカードの真偽および金額価値を判断し、前記金額価値より所定の金額価値を差し引いてメダル枚数に相応する度数データに変換すると共に、プリペイドカードの金額価値を書き替えてそのカードを装置外へ排出するようにしている。
【0005】
ところが、金額価値がゼロになった使用済のプリペイドカードは、遊戯者にとって不要であり、遊戯者は装置外へ排出された使用済のプリペイドカードをわざわざ廃棄しなければならず、客サービスに欠けるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、図8に示すように、プリペイドカード処理装置60内にカード回収容器41を設けて、使用済のプリペイドカードCを回収することも提案されている。
このプリペイドカード処理装置60では、機体前面の操作面61にカード挿入口31を臨ませるようにしてプリペイドカード処理ユニット30が水平に組み込まれている。前記プリペイドカード処理ユニット30は、カード搬送系32の終端位置に、カード排出口35を備えており、プリペイドカード処理ユニット30内に取り込まれたプリペイドカードの金額価値がゼロになったとき、前記カード排出口35よりその使用済のプリペイドカードCを排出させて、下方に設置されたカード回収容器41内に落下させている。
【0007】
しかしながら、上記プリペイドカード処理装置60では、カード処理ユニット30の全長(奥行き)が長く、しかも使用済のプリペイドカードBをカード排出口35より水平方向へ排出させるため、機体の奥行き幅を大きく設定する必要がある。そのためプリペイドカード処理装置が大型化し、パチンコ機やスロットマシンのように、奥行き幅の小さな遊戯機に隣接配置するには不向きである。
【0008】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、カード処理ユニットの組込み方法を工夫することにより、機体の奥行き幅を小さくできかつ、使用済のプリペイドカードを回収できるプリペイドカード処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明のプリペイドカード処理装置は、プリペイドカードが挿入されるカード挿入口を前面の操作面に臨ませるようにしてカード処理ユニットが組み込まれた構成のものである。前記カード処理ユニットは、前記カード挿入口より挿入されたプリペイドカードを搬送するカード搬送系と、プリペイドカードより情報を読み取る読取ヘッドとを内蔵すると共に、前記カード搬送系の終端に使用済のプリペイドカードを排出するカード排出口を備えている。前記カード排出口がカード挿入口より低位に位置するよう前記カード処理ユニットが斜めに取り付けられると共に、前記カード排出口の下方に上面開口のカード回収容器が配設されている。
【0010】
【作用】
カード挿入口へ挿入されたプリペイドカードのうち、使用済になったものは、カード排出口より排出されて下方のカード回収容器に回収される。
カード処理ユニットが斜めに取り付けられており、しかも使用済のプリペイドカードをカード排出口より斜め下方へ排出することが可能であるので、プリペイドカード処理装置の奥行き幅は小さく設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明のプリペイドカード処理装置をスロットマシン2に隣接配置した遊戯場システムの構成が示してある。前記プリペイドカード処理装置1は、図2〜図4に示すように、プリペイドカードが挿入されるカード挿入口31を前面の操作面22に臨ませるようにしてカード処理ユニット30が組み込まれて成る。前記カード処理ユニット30は、挿入されたプリペイドカードを搬送するカード搬送機構32と、プリペイドカードに対して情報を読み書きする磁気ヘッド34とを内蔵しており、カード搬送機構32の終端には、使用済のプリペイドカードを排出するためのカード排出口35が形成されている。このカード処理ユニット30は、前記カード排出口35がカード挿入口31より低位に位置するよう後端部に向かって低く傾斜するように配設される。前記カード排出口35の下方には、上面開口のカード回収容器41が配設される。
【0012】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例のプリペイドカード処理装置1を使用した遊戯場システムを示す。
この遊戯場システムは、スロットマシン2毎に設けられた複数台のプリペイドカード処理装置1と、遊戯場内の適所に配置された発券装置3とを、双方向型の通信回線L1により制御装置4に電気接続して成るもので、さらに制御装置4は、公衆回線などの通信回線L2を介してカード会社のセンター装置5に接続される。
【0013】
前記プリペイドカード処理装置1は、発券装置3で発行されたプリペイドカードを受け付けて、隣接するスロットマシン2へのメダルの貸出しを行うもので、各スロットマシン2とプリペイドカード処理装置1との間はコード線6により電気接続されている。
【0014】
発券装置3は、金額価値が予め記録されたプリペイドカードを発行するためのもので、機体前面に設けられた紙幣投入口13より所定金額の紙幣(例えば千円札)が投入されると、機体内部のカード収容部から1枚のカードが繰り出され、情報記録部に、発券番号,発行店番号,発行日,投入紙幣に応じた金額価値などの情報(以下、「カード情報」という)が書き込まれた後、カード発行口14より発行される。
【0015】
なお、この遊戯場システムでは、プリペイドカードは、発行された遊戯場において発行当日に限り有効になるよう設定されており、各プリペイドカードに記録された金額価値や発行日などのカード情報は、発券装置3のメモリに記憶されるほか、通信回線L1を介して適宜制御装置4へと送信される。
【0016】
スロットマシン2は、周面に複数の図柄がそれぞれ表示された3個のリール(図示せず)を備えており、機体の前面には、メダル貸出スイッチ7,始動レバー9,リール毎の停止釦スイッチ8,度数表示器10,メダル枚数表示器11などが設けられ、機内には、CPUを制御主体として構成各部を電気制御する制御回路部12が組み込まれている。
【0017】
制御装置4は、発券装置3で発行されたプリペイドカードのカード情報を適宜受信するほか、各プリペイドカード処理装置1におけるカード利用度数や発券装置3におけるカード売上金額などのデータを受信して処理し、その処理結果をモニタ15などに出力する。またこの処理結果は、適宜、回線L2を介してカード会社のセンター装置5に送信され、精算処理などの管理に利用される。
【0018】
前記プリペイドカード処理装置1は、プリペイドカードより読み取ったカード情報を前記通信回線L1を介して発券装置3へ送信する。発券装置3では、受信した前記カード情報をメモリ内の記憶情報と照合し、その照合結果をカード情報送信元のプリペイドカード処理装置1に返送する。
【0019】
前記照合結果により、投入されたプリペイドカードが適正であると判定されると、プリペイドカード処理装置1は、そのカードを受け付けて、スロットマシン2のメダル貸出スイッチ7の押操作に待機する。
【0020】
遊戯者が、スロットマシン2のメダル貸出スイッチ7を押操作すると、プリペイドカード処理装置1は、プリペイドカードから差し引く金額価値(以下これを「差引き金額データ」という)を所定の度数に変換して、変換した度数データをスロットマシン2に送信すると共に、前記差引き金額データを用いてカードに記録された金額価値情報の書換え処理を行う。
【0021】
このとき、書換え処理を受けたプリペイドカードは、不正使用を防止するために所定位置に穿孔処理などが施され、金額価値がゼロになれば、装置内へ回収される。
【0022】
スロットマシン2では、制御回路部12が、受信した度数データを用いて度数表示器10の表示内容を更新すると共に、機体を前記度数データ分のメダルが投入された状態に設定して、ゲームの開始に待機する。
【0023】
なお、プリペイドカード処理装置1は、プリペイドカードの投入に応じてメダルを排出する構成のものであってもよく、またプリペイドカードの発行機能を備えたものであってもよい。
【0024】
図2〜図4は、前記プリペイドカード処理装置1の構成を示す。
このプリペイドカード処理装置1は、縦長ボックス1の前面開口の中央部に中板21bが配備され、その上端に上扉21aが、下端に下扉21cが、それぞれ蝶番により開閉可能に取り付けられている。前記上扉21a,中板21b,下扉21cにより操作面22が形成される。
【0025】
前記上扉21a上には、受け付けられたプリペイドカードの金額価値を表示する金額表示部25と、機械の動作状態を報知する第1の表示ランプ24およびスピーカー23と上扉21aを施錠するための錠26とが設けられている。
【0026】
前記第1の表示ランプ24は、プリペイドカード処理装置1が正常に作動しているときは消灯しているが、プリペイドカードの詰まりなど、機体内に異常が発生すると点灯する。また、スピーカー23は、機体内に異常が発生すると警報音を発生させる。
【0027】
中板21b上には、カード返却スイッチ27と第2の表示ランプ28とが並べて設けれており、その下方には、機体内に組み込まれたカード処理ユニット30の前端部が、前端面に形成されたカード挿入口31を斜め上方に向けた状態で突出している。
【0028】
前記カード返却スイッチ27は、カード処理ユニット30内に取り込まれたプリペイドカードの返却を要求するためのものであり、第2の表示ランプ28は、カード処理ユニット30内に処理対象のプリペイドカードが保持されている間点灯し、カード返却スイッチ27の押操作によりプリペイドカードがカード挿入口31に返却されると点滅する。
【0029】
下扉21c上は、下扉21Cを施錠するための錠29が配備されており、下扉21Cを開放することにより、カード回収容器41が出し入れ可能である。
【0030】
前記カード処理ユニット30は、外形が直方体であり、カード挿入口31よりプリペイドカードを取り込んでカード情報の読取や金額価値情報の書換えなどの処理を行う。前端面にはカード挿入口31が形成され、内部には、カード搬送機構32,入口センサ33,磁気ヘッド34が配備されている。前記カード搬送機構32の終端位置であって、カード処理ユニット30の後端面には、使用済のプリペイドカードBを排出するためのカード排出口35が形成されている。
【0031】
前記カード搬送機構32は、カード挿入口31より挿入されるプリペイドカードAをカード処理ユニット30内へ取り込んだり、カード返却スイッチ27の押操作などに応じてカード処理ユニット30内のプリペイドカードを外部へ返却したりする。入口センサ33は、カード処理ユニット30に対するプリペイドカードの出入を検知する。磁気ヘッド34は、取り込まれたプリペイドカードに対してカード情報の読み書きを実行する。
【0032】
このカード処理ユニット30は、図4に示すように、斜めに傾けて取り付けられたユニットホルダ36内に収納保持されるもので、カード挿入口31を有する前端面の上辺が中板21bの面上に位置し、カード排出口35が前記カード挿入口31より低位に位置する。
【0033】
ユニットホルダ36の後端部にはユニットセンサ37が配備され、カード処理ユニット30がユニットホルダ36の一番奥まで嵌め込まれているかどうかを検知する。また、ユニットホルダ36の後端面には、カード処理ユニット30のカード排出口35と連通させるようにして、同様のカード排出口が形成されている。
【0034】
中板21bの内側の空間と下扉21cの内側の空間とは、仕切板40により区分されており、前記カード排出口35より排出された使用済のプリペイドカードBが落下する位置に貫通孔44が形成されている。この貫通孔44上には、カード排出口35より排出されたプリペイドカードBを確実に貫通孔44へ導くための筒状のガイド38が形成されており、ガイド38の内面には、プリペイドカードBが排出されたことを検出するための出口センサ39が設置されている。
【0035】
下扉21cの内側は、カード回収容器41を収容するための空間であり、背部には、容器センサ43を設けて、カード回収容器41が定位置にセットされていることを検知するようにしてある。
【0036】
カード回収容器41の開口縁には、前記貫通孔44の下方に位置する箇所に、容器の中央部に向かって傾斜するガイド板42が形成されており、ガイド38および貫通孔44を経て落下する使用済のプリペイドカードBを容器内へ導いている。
【0037】
図5は、プリペイドカード処理装置1の電気的構成を示すもので、制御・演算の主体であるCPU51と、プログラムが格納されるROM52と、データの読み書きに使用されるRAM53とから成る制御部50を備えている。CPU51には、バス54を介して、前記した第1の表示ランプ24,金額表示部25,第2の表示ランプ28,カード返却スイッチ27,スピーカー23,カード搬送機構32,磁気ヘッド34,入口センサ33,ユニットセンサ37,出口センサ39,容器センサ43のほか送受信部55,タイマ56などが接続されている。
【0038】
送受信部55は、カード処理ユニット30に挿入されたプリペイドカードのカード情報により、そのカードの真偽を発券装置3に照会する場合など、他の各装置との間で情報の送受信を行うためのものである。
なおタイマ56の機能は、後述するプリペイドカード処理装置1の制御手順の説明の中で言及する。
【0039】
図6は、前記プリペイドカード処理装置1の制御手順を示す。
なお、図6〜図8中,「ST」は「ステップ」を意味しており、以下の説明文でも「ステップ」を「ST」と表す。
CPU51は、まずST1で、カード挿入口31へのプリペイドカードの挿入に待機しており、つぎのST2で、ユニットホルダ36へカード処理ユニット30が正しく設置されているかどうか、続くST3で、下扉21c内の空間へカード回収容器41が正しく設置されているかどうかが判断される。
【0040】
カード処理ユニット30およびカード回収容器41が正しく設置されている状態で、プリペイドカードがカード挿入口31へ投入されると、ST1〜ST3は全て「YES」となり、CPU51は、ST4でカード搬送機構32のモータを正転させて、プリペイドカードをカード処理ユニット30内へ取り込んだ後、ST5で、磁気ヘッド34によりプリペイドカードのカード情報を読み取り、そのフォーマットが適正であるか否かをチェックする。もしフォーマットが適正であれば、さらに前記カード情報を発券装置3のメモリ内に記憶された情報と照合して、その適否を判定する。
【0041】
前記照合の結果、取り込まれたプリペイドカードが適正であれば、ST5の判定は「YES」であり、CPU51は、ST6で、第2の表示ランプ28を点灯させた後、スロットマシン2からの金額差引要求(ST7)またはカード返却スイッチ27の押操作(ST8)のいずれかに待機する。
【0042】
挿入されたプリペイドカードが適正でなければ、ST5は「NO」であり、CPU51は、ST30〜ST43に示すカード返却処理により、不適正なカードをカード挿入口31に返却した後、全ての処理を終了する。
なお、前記カード返却処理の詳細については、後述する。
【0043】
遊戯者がスロットマシン2のメダル貸出スイッチ7を押操作することにより、プリペイドカード処理装置1に対して金額差引要求が出されると、ST7が「YES」になり、CPU51は、差引金額データを所定の度数データに変換して、スロットマシン2に送信し(ST9)、さらに、前記差引金額データを用いてプリペイドカードの金額価値情報の書換え処理を行う(ST10)。
なお、スロットマシン2は、度数データの送信によりメダルが貸与された状態になり、ゲームの実行に待機する。
【0044】
続くST11では、書換え処理後のプリペイドカードの金額価値がゼロか否かを判定しており、もし、金額価値が残っていれば、判定が「NO」となって、再び、スロットマシン2からの金額差引要求(ST7)またはカード返却スイッチ27の押操作(ST8)のいずれかに待機する。
【0045】
また、書換え処理後の金額価値がゼロの場合は、ST11が「YES」になり、CPU51は、カード搬送機構32のモータを正転させて、金額価値がゼロ、すなわち使用済のプリペイドカードをカード排出口35へ導き(ST12)、図7のST13に進んで、タイマ56をスタートさせた後、出口センサ39からのプリペイドカードの検知出力(ST14)またはタイマ56のタイムアップ(ST15)に待機する。
【0046】
もし、タイマ56のタイムアップまでに、カード排出口35より使用済のプリペイドカードが排出されてガイド38を通過し、出口センサ39の出力がオンになると、ST14が「YES」となり、CPU51は、タイマ56と、カード搬送機構32のモータとを停止させ、第2の表示ランプ28を消灯させて、カード回収容器41内のプリペイドカードを計数するカウンタN(以下、「回収カードカウンタN」という)の値を「1」インクリメントする(ST16〜ST19)。
【0047】
続くST20では、インクリメント後の回収カードカウンタNの値が、所定の値N0 より大きいか否かを判定している。
前記N0 は、カード回収容器41内に回収可能なプリペイドカードの最大枚数を示しており、回収カードカウンタNの値がN0 以下、すなわちカード回収容器41内のプリペイドカード数が許容枚数以内のときは、ST20が「NO」となってそのまま処理を終えるが、回収カードカウンタNの値がN0 より大、すなわち許容枚数を越えたときは、ST20が「YES」となり、CPU51は、カード回収容器41が機体内より取り出されるまでの間、第1の表示ランプ24を点灯させ、スピーカー23より警報音を発生させて、機体内に異常が発生したことを報知し続ける(ST21〜23)。
【0048】
ホールの従業員などが下扉21cを開けて、カード回収容器41の中身を廃棄すべく容器を取り出すと、CPU51は、第1の表示ランプ24を消灯させ、警報音を停止させて(ST23)、回収カードカウンタNの値をゼロクリアした後(ST24)、全ての処理を終える。
【0049】
ST12でカード搬送機構32が作動した後、カード処理ユニット30内でプリペイドカードの詰まり等の異常が発生し、ST14で出口センサ39の出力がオンになる前に、タイマ56がタイムアップすると、ST15が「YES」となり、CPU51は、カード搬送機構32のモータを停止させ、カード処理ユニット30がユニットホルダ36から取り出されるまでの間、第1の表示ランプ24を点灯させ、スピーカー23より警報音を発生させて、機体内に異常が発生したことを報知し続ける(ST25〜28)。
【0050】
ホールの従業員などが、カード処理ユニット30の中を点検すべく、ユニットホルダ36よりカード処理ユニット30を取り出すと、ST27が「YES」になり、CPU51は、第1の表示ランプ24を消灯させ、警報音を停止させて(ST28)、第2の表示ランプ28を消灯させた後(ST29)、全ての処理を終える。
【0051】
再び図6に戻って、もし、ゲームが終了し、カード返却スイッチ27が押操作された場合は、ST8が「YES」になり、CPU51は、カード搬送機構32のモータを逆転させて、カード処理ユニット30内のプリペイドカードをカード挿入口31へ導き(ST30)、タイマ56をスタートさせた後(ST31)、入口センサ33からのプリペイドカードの検知出力(ST32)またはタイマ56のタイムアップ(ST33)に待機する。
【0052】
もし、タイマ56のタイムアップまでに、カード挿入口31にプリペイドカードが返却されて、入口センサ33の出力がオンになると、ST32が「YES」となり、CPU51は、タイマ56と、カード搬送機構32のモータとを停止させ、第2の表示ランプ28を点滅させてカード挿入口31にプリペイドカードが返却されていることを報知し、プリペイドカードが取り出されることに待機する(ST34〜ST37)。
【0053】
遊戯者が、カード挿入口31に返却されたプリペイドカードを取り出すことにより、入口センサ33の出力がオフになると、ST37が「YES」となり、CPU51は、点滅していた第2の表示ランプ28を消灯させて(ST38)、全ての処理を終える。
【0054】
ST30でカード搬送機構32が作動した後、カード処理ユニット30内でプリペイドカードの詰まり等の異常が発生し、ST32で入口センサ33の出力がオンになる前に、タイマ56がタイムアップすると、ST33が「YES」になり、CPU51は、カード搬送機構32のモータを停止させ、カード処理ユニット30がユニットホルダ36から取り出されるまでの間、第1の表示ランプ24を点灯させ、スピーカー23より警報音を発生させて、機体内に異常が発生したことを報知し続ける(ST39〜42)。
【0055】
ホールの従業員などが、カード処理ユニット30の中を点検すべく、ユニットホルダ36よりカード処理ユニット30を取り出すと、ST41が「YES」になり、CPU51は、第1の表示ランプ24を消灯させ、警報音を停止させて(ST42)、第2の表示ランプ28を消灯させた後(ST43)、全ての処理を終える。
【0056】
【発明の効果】
この発明は、上記のように、前記カード処理ユニットのカード搬送系の終端にカード排出口を設け、このカード排出口がカード挿入口より低位に位置するようカード処理ユニットを斜めに取り付けると共に、カード排出口の下方に上面開口のカード回収容器を配設して、使用済のプリペイドカードを機体内に回収するようにしたから、遊戯者は、不要な使用済カードを自分で廃棄する手間がなくなり、客サービスを向上できる。また、プリペイドカードが再利用可能な場合、使用済カードの回収漏れがなくなるので、資源の有効活用が図れる。
また、カード処理ユニットを斜めに設置し、しかも使用済のプリペイドカードを斜め下方へ排出可能としたから、装置の奥行き幅を小さく抑えることができ、装置の小型化を実現できる。従ってスロットマシンなどの遊戯機に隣接配置させる場合など、装置の奥行き幅に制限があっても、容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のプリペイドカード処理装置が使用された遊戯システムの構成を示す説明図である。
【図2】プリペイドカード処理装置の外観を示す斜面図である。
【図3】プリペイドカード処理装置の側面図である。
【図4】プリペイドカード処理装置の一部を破断した側面図である。
【図5】プリペイドカード処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】プリペイドカード処理装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】プリペイドカード処理装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】従来のプリペイドカード処理装置の一部を破断した側面図である。
【符号の説明】
1 プリペイドカード処理装置
22 操作面
30 カード処理ユニット
31 カード挿入口
32 カード搬送系
34 磁気ヘッド
35 カード排出口
41 カード回収容器
A,B プリペイドカード
Claims (1)
- プリペイドカードが挿入されるカード挿入口を前面の操作面に臨ませるようにしてカード処理ユニットが組み込まれたプリペイドカード処理装置において、
前記カード処理ユニットは、前記カード挿入口より挿入されたプリペイドカードを搬送するカード搬送系と、プリペイドカードより情報を読み取る読取ヘッドとを内蔵すると共に、前記カード搬送系の終端に使用済のプリペイドカードを排出するカード排出口を備えており、
前記カード排出口がカード挿入口より低位に位置するよう前記カード処理ユニットを斜めに取り付けると共に、前記カード排出口の下方に上面開口のカード回収容器を配設して成るプリペイドカード処理装置。
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