JP3606192B2 - 燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体、気体燃料に点火する燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図8、図9において、従来の燃焼器具の一つであるガステーブル器具は、着火用のコンロ点火部1を有するコンロ部2と、着火用のグリル点火部3を有するグリル部4と、コンロ点火部1およびグリル点火部3に高電圧を出力する複数の出力用端子20を有した点火トランス5と、この点火トランス5の出力用端子とコンロ点火部1およびグリル点火部3とを接続するケーブル6と、点火トランス5を駆動させるために電源を供給する電源部とを備えている。
【0004】
また、点火トランス5は、トランス部とこれを駆動させる駆動部とを有し、トランス部は、軸方向に貫通孔11を有したボビン12と、このボビン12の外周に巻回した第二巻線部14と、ボビン12の貫通孔11に挿入するとともに、第一巻線部13を巻回した磁芯15と、ボビン12を内包するとともに下方が開口部16となったケース17、このケース17内に充填する絶縁樹脂部とを備えている。
【0005】
さらに、第一巻線部13および第二巻線部14は、同心円状に、第一巻線部13の外側に第二巻線部14を配置するように巻回しており、ボビン12は両端に鍔18を有するとともに、この両端の鍔18間に、第二巻線部14を複数に分割する分割鍔19を有しており、鍔18および分割鍔19に出力用端子20を植設している。
【0006】
そして、このときの単位火花放電あたりの出力電圧−火花放電時間は図10に示すようになり、1回の火花放電による放電時間は(T)となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、液体、気体燃料に点火する燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具に用いるトランス部5では、第二巻線部14から出力される電圧を高電圧にして、コンロ点火部1およびグリル点火部3において、出力用端子20に接続されたケーブル6の先端に配置した放電部とアース間での火花放電の発生を容易にするとともに、火花放電による放電時間を持続させて、燃料への着火を容易にする必要がある。
【0008】
特に、燃焼器具の点火部分は様々な形態があるので、点火部分における点火率がよくなるように、点火部分の形態に合わせて、点火トランス5のトランス部の第二巻線部14から出力される電圧の電圧波形を最適な波形にする必要もある。
【0009】
しかし、上記従来の構成では、一次巻線部13および二次巻線部14は、一次巻線部13の外側に二次巻線部14を、同心円状になるようにボビン12の外周に巻回し配置しているので、一次巻線部13と二次巻線部14とは結合が強結合となり、二次巻線部14の出力電圧は高電圧となるが、火花放電時間による放電時間が短く、特に着火させにくいガステーブル器具のグリル部4等、燃焼器具の点火部分の形態によっては、燃料への着火が困難であるという問題点を有していた。
【0010】
本発明は上記問題点を解決するもので、火花放電時間による放電時間を長くし、容易に燃料へ着火することができるとともに、燃焼器具の点火部分の形態が異なっていても、確実に着火することができる燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有する。
【0012】
本発明の請求項1記載の発明は、燃焼器具用点火トランスにおいて、特に、ボビンには、第一巻線部および第二巻線部を分割する分割鍔を設けるとともに、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、前記第一補助分割鍔の厚さを前記第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、前記第一補助分割鍔間を前記第二補助分割鍔間よりも狭くし、かつ前記第一巻線部および前記第二巻線部には巻き始め部および巻き終わり部を設け、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は少なくとも一方を前記出力用端子にするとともに、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方を出力用端子、他方を接地用端子とした構成である。
【0013】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって挟設されているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が強結合となり、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、着火させにくいグリル部においても燃料への着火を損なうことがない。
【0014】
また、第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部の少なくとも一方を出力用端子としているので、使用形態によって、第二巻線部から2つの出力用端子を取出すこともでき、第二巻線部を新たに形成する必要がなく、小型化を図れる。
【0015】
一方、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって非挟設され、この第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部の一方を出力用端子、他方を接地用端子としているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が弱結合となり、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部においても、燃料への着火を容易にすることができる。
【0016】
さらに、第一巻線部によって挟設された第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と第一巻線部によって非挟設された第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、第一補助分割鍔の厚さを第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、第一補助分割鍔間を第二補助分割鍔間よりも狭くしているので、ボビンの外周面上に、第一巻線部によって挟設された第二巻線部および第一巻線部によって非挟設された第二巻線部を配置することができる。
【0017】
つまり、第一巻線部とこの第一巻線部によって挟設された第二巻線部との結合は、第一巻線部とこの第一巻線部によって非挟設された第二巻線部との結合よりも、結合が強結合なので、第一巻線部によって挟設された第二巻線部は第一巻線部によって非挟設された第二巻線部よりも絶縁性を向上させる必要がある。
【0018】
よって、第一補助分割鍔の厚さを第二補助分割鍔の厚さよりも厚くすることにより、隣接する第一補助分割鍔間に巻回された第二巻線部を互いに絶縁しており、また、第一補助分割鍔間を第二補助分割鍔間よりも狭くすることにより、第二巻線部が整列されずに乱れたりすることを抑制し、強結合であるが故に、第二巻巻線部が乱れた際に発生しやすい短絡を防止している。
【0019】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さは、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さよりも厚くした構成である。
【0020】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部と巻き終わり部の両方を出力用端子として、高電圧を出力する2つの出力用端子を取出したとしても、隣接する第一巻線部との絶縁を図ることができ、絶縁性を向上できる。
【0021】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、第一巻線部を2個、第二巻線部を3個設けるとともに、前記第一巻線部の巻回方向と前記第二巻線部の巻回方向とを互いに逆方向にし、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を出力用端子、巻き終わり部を接地用端子とし、一方の前記第一巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とし、他方の前記第一の巻線部は、巻き始め部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とした構成である。
【0022】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部からは、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、通常の使用状態において、燃料への着火を損なうことがなく、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部からは、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部においても、燃料への着火を容易にすることができ、的確に燃料への着火ができる。
【0023】
また、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部と巻き終わり部の両方を出力用端子として、高電圧を出力する2つの出力用端子を取り出したとしても、隣接する第一巻線部との絶縁を図ることができ、的確に絶縁性を向上できる。
【0024】
さらに、第一巻線部、第二巻線部とも互いに影響を受けにくく、特に、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部の出力電圧の低下を抑制し、電圧信頼性を向上できる。
【0025】
本発明の請求項4記載の発明は、燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具において、着火用のコンロ点火部を有するコンロ部と、着火用のグリル点火部を有するグリル部と、前記コンロ点火部および前記グリル点火部に高電圧を出力する複数の出力用端子を有したトランス部と、前記トランス部を駆動させる駆動部と、前記出力用端子と前記コンロ点火部および前記グリル点火部とを接続するケーブルと、前記駆動部に電源を供給する電源部とを備え、前記トランス部は、貫通孔を有した筒形状のボビンと、前記ボビンの外周面上に巻回するとともに、互いに隣接するように交互に配置した第一巻線部および第二巻線部と、前記ボビンの貫通孔に挿入した磁芯とを有しており、前記ボビンには、前記第一巻線部および前記第二巻線部を分割する分割鍔を設けるとともに、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、前記第一補助分割鍔の厚さを前記第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、前記第一補助分解鍔間を前記第二補助分割鍔間よりも狭くし、かつ前記第一巻線部および前記第二巻線部には巻き始め部および巻き終わり部を設け、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は前記出力用端子にするとともに、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方を出力用端子、他方を接地用端子とした構成である。
【0026】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって挟設されているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が強結合となり、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、通常の使用状態において、燃料の着火を損なうことがなく、燃焼器具の着火信頼性を向上できる。
【0027】
また、第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部の少なくとも一方を出力用端子としているので、使用形態によって、第二巻線部から2つの出力用端子を取り出すこともでき、第二巻線部を新たに形成する必要がなく、点火トランスの小型化が図れ、燃焼器具への取付スペースを削減できる。
【0028】
一方、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって非挟設され、この第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部の一方を出力用端子、他方を接地用端子としているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が弱結合となり、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部においても、燃料への着火を容易にし、燃焼器具の着火信頼性を向上できる。
【0029】
さらに、第一巻線部によって挟設された第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と第一巻線部によって非挟設された第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、第一補助分割鍔の厚さを第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、第一補助分割鍔間を第二補助分割鍔間よりも狭くしているので、ボビンの外周面上に、第一巻線部によって挟設された第二巻線部および第一巻線部によって非挟設された第二巻線部を配置することができる。
【0030】
つまり、第一巻線部とこの第一巻線部によって挟設された第二巻線部との結合は、第一巻線部とこの第一巻線部によって非挟設された第二巻線部との結合よりも、結合が強結合なので、第一巻線部によって挟設された第二巻線部は第一巻線部によって非挟設された第二巻線部よりも絶縁性を向上させる必要がある。
【0031】
よって、第一補助分割鍔の厚さを第二補助分割鍔の厚さりも厚くすることにより、隣接する第一補助分割鍔間に巻回された第二巻線部を互いに絶縁しており、また、第一補助分割鍔間を第二補助分割鍔間よりも狭くすることにより、第二巻線部が整列されずに乱れたりすることを抑制し、強結合であるが故に、第二巻線部が乱れた際に発生しやすい短絡を防止している。
【0032】
本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は、コンロ点火部に高電圧を出力する出力用端子にするとともに、第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方をグリル点火部に高電圧を出力する出力用端子、他方を接地用端子とした構成である。
【0033】
上記構成により、酸素濃度の低下のない通常の使用状態で使用するコンロ点火部に対して、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部を出力用端子にするので、燃料への着火を損なうことがない。
【0034】
また、着火されにくいグリル点火部に対して、第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方を出力用端子にするので、燃料への着火を容易にする。
【0035】
よって、燃焼器具の点火部分の形態が異なっていても、一つの燃焼器具点火トランスで、燃焼器具として着火信頼性を向上できる。
【0036】
本発明の請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さは、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さよりも厚くした構成である。
【0037】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部と巻き終わり部の両方を出力用端子として、高電圧を出力する2つの出力用端子を取り出したとしても、隣接する第一巻線部との絶縁を図ることができ、燃焼器具として絶縁信頼性を向上できる。
【0038】
本発明の請求項7記載の発明は、請求項4記載の発明において、第一巻線部を2個、第二巻線部を3個設けるとともに、前記第一巻線部の巻回方向と前記第二巻線部の巻回方向とを互いに逆方向にし、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を出力用端子、巻き終わり部を接地用端子とし、一方の前記第一巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とし、他方の前記第一巻線部は、巻き始め部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とした構成である。
【0039】
上記構成により、第一巻線部によって挟設された第二巻線部からは、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、着火させにくいグリル部への燃料への着火も損なうことがなく、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部からは、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部においても、燃料への着火を容易にすることができ、燃焼器具として着火信頼性を向上できる。
【0040】
また、第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部と巻き終わり部の両方を出力用端子として、高電圧を出力する2つの出力用端子を取り出したとしても、隣接する第一巻線部との絶縁を図ることができ、燃焼器具として絶縁信頼性を向上できる。
【0041】
さらに、第一巻線部、第二巻線部とも互いに影響を受けにくく、特に、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部の出力電圧の低下を抑制し、電圧信頼性を向上できる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(実施の形態)
以下、実施の形態を用いて、本発明の全ての請求項に記載の発明について説明する。
【0043】
図1は本発明の一実施の形態における燃焼器具用点火トランスのトランス部の断面図、図2は同燃焼器具用点火トランスの透視斜視図、図3は同燃焼器具用点火トランスの第一巻線部によって挟設された第二巻線部の出力電圧波形図、図4は同燃焼器具用点火トランスの第一巻線部によって非挟設された第二巻線部の出力電圧波形図、図5は同燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具の斜視図、図6は同燃焼器具の透視斜視図、図7は同燃焼器具とこれに用いた燃焼器具用点火トランスとの結線を示す回路図である。
【0044】
図1〜図4において、本発明の一実施の形態における燃焼器具用点火トランスは、燃焼器具の点火部に高電圧を出力する複数の出力用端子31を有したトランス部32と、このトランス部32を駆動させる駆動部33とを備え、トランス部32は、貫通孔34を有した筒形状のボビン35と、このボビン35の外周面上に巻回するとともに、互いに隣接するように交互に配置した第一巻線部36および第二巻線部37と、ボビン35の貫通孔34に挿入した磁芯38とを有している。
【0045】
このとき、第一巻線部36は2個、第二巻線部37は3個設けるとともに、第一巻線部36の巻回方向(右巻)と第二巻線部37の巻回方向(左巻)とを互いに逆方向にして、一方の第一巻線部36は、巻き終わり部44を第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37側に配置するとともに、巻き始め部43を接地用端子42とし、他方の第一巻線部36は、巻き始め部43を第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37側に配置するとともに、巻き始め部43を接地用端子42としており、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37は、巻き終わり部41を第一巻線部36側に配置するとともに、巻き始め部40を出力用端子31、巻き終わり部41を接地用端子42とし、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37は、巻き始め部40を一方の第一巻線部36側に配置し、巻き終わり部41を他方の第一巻線部36側に配置して、少なくとも一方を出力用端子31としている。
【0046】
また、ボビン35には、第一巻線部36および第二巻線部37を分割する分割鍔45を設けるとともに、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37をさらに分割する第一補助分割鍔46と第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37をさらに分割する第二補助分割鍔47とを設けている。
【0047】
特に、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37と第一巻線部36とを分割する分割鍔45の厚さ(T1)は、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37と第一巻線部36とを分割する分割鍔45の厚さ(T2)よりも厚くしている。
【0048】
さらに、第一補助分割鍔46の厚さ(T3)を第二補助分割鍔47の厚さ(T4)よりも厚くするとともに、第一補助分割鍔46間(W1)を第二補助分割鍔47間(W2)よりも狭くしている。
【0049】
このような燃焼器具用点火トランスにおいて、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37の出力電圧について、単位火花放電あたりの出力電圧−火花放電時間は図3に示すようになり、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の出力電圧について、単位火花放電あたりの出力電圧−火花放電時間は図4に示すようになり、1回の火花放電による放電時間は、それぞれ(X1)、(X2)となる。
【0050】
このとき、出力リード線等が出力用端子31に接続されて引き廻された場合等、出力リード線の長さに応じて生じる負荷容量の大小によって、実線で示した出力電圧値が破線で示した出力電圧値に変動する場合がある。
【0051】
そして、このような燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具としては、図5〜図7において、着火用のコンロ点火部51を有するコンロ部52と、着火用のグリル点火部53を有するグリル部54と、燃焼器具用点火トランス55と、燃焼器具用点火トランス55の出力用端子31とコンロ点火部51およびグリル点火部53とを接続するケーブル56とを有したガステーブル器具57がある。
【0052】
このとき、燃焼器具用点火トランス55において、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41は、2つのコンロ部52の各々のコンロ点火部51に出力する出力用端子31にして、出力用端子31に接続されたケーブル56の先端の放電部58から火花を放電させるとともに、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41は、一方をグリル点火部53に出力する出力用端子31にして、出力用端子31に接続されたケーブル56の先端の放電部58から火花放電させ、他方を接地用端子42としている。
【0053】
この状態において、燃焼器具とこれに用いた燃焼器具用点火トランスとの結線を示す回路図は図7に示すようになる。
【0054】
上記構成の燃焼器具用点火トランスおよびそれを用いた燃焼器具の動作について説明する。
【0055】
上記構成により、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37から出力される電圧は、第二巻線部37が第一巻線部36によって挟設されているので、第一巻線部36と第二巻線部37との結合が強結合となり、図3に示したように、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、通常の使用状態において、燃料への着火を損なうことがない。
【0056】
また、第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41の少なくとも一方を出力用端子31としているので、使用状態によって、第二巻線部37から2つの出力用端子31を取り出すこともでき、第二巻線部37を新たに形成する必要がなく、小型化が図れる。
【0057】
一方、第1巻線部36によって非挟設された第二巻線部37から出力される電圧は、第二巻線部37が第一巻線部36によって非挟設され、この第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41の一方を出力用端子31、他方を接地用端子42としているので、第一巻線部36と第二巻線部37との結合が弱結合となり、図4に示したように、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部の燃料への着火を容易にすることができる。特に、負荷容量の影響を受けにくく、安定した着火を行うことができる。
【0058】
さらに、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37をさらに分割する第一補助分割鍔46と第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37をさらに分割する第二補助分割鍔47とを設け、第一補助分割鍔46の厚さ(T3)を第二補助分割鍔47の厚さ(T4)よりも厚くするとともに、第一補助分割鍔46間(W1)を第二補助分割鍔47間(W2)よりも狭くしているので、ボビン35の外周面上に、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37および第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37を配置することができる。
【0059】
つまり、第一巻線部36とこの第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37との結合は、第一巻線部36とこの第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37との結合よりも、結合が強結合なので、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37は第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37よりも絶縁性を向上させる必要がある。
【0060】
よって、第一補助分割鍔46の厚さ(T3)を第二補助分割鍔47の厚さ(T4)よりも厚くすることにより、隣接する第一補助分割鍔46間(W1)に巻回された第二巻線部37を互いに絶縁しており、また、第一補助分割鍔46間(W1)を第二補助分割鍔37間(W2)よりも狭くすることにより、第二巻線部37が整列されずに乱れたりすることを抑制し、強結合であるが故に、第二巻線部37が乱れた際に発生しやすい短絡を防止している。
【0061】
また、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37と隣接する第一巻線部36とを分割する分割鍔45の厚さ(T1)を、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37と隣接する第一巻線部36とを分割する分割鍔45の厚さ(T2)よりも厚くしているのも、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37の巻き始め部40と巻き終わり部41の両方を出力用端子31として、高電圧を出力する2つの出力用端子31を取り出したとしても、隣接する第一巻線部36との絶縁を図り、絶縁性を向上させるためである。
【0062】
さらに、第一巻線部36を2個、第二巻線部37を3個設けるとともに、第一巻線部36の巻回方向(右巻)と第二巻線部37の巻回方向(左巻)とを互いに逆方向にし、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37は、巻き終わり部41を第一巻線部36側に配置するとともに、巻き始め部40を出力用端子31、巻き終わり部41を接地用端子42とし、一方の第一巻線部36は、巻き終わり部44を第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37側に配置するとともに、巻き始め部43を接地用端子42とし、他方の第一巻線部36は、巻き始め部43を第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37側に配置するとともに、巻き始め部43を接地用端子42とすることにより、上記効果を一層向上し、燃料への着火と絶縁性を向上できるとともに、第一巻線部36および第二巻線部37の間で、互いに影響を受けにくくなり、特に、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の出力電圧の低下を抑制し、電圧信頼性を向上できる。
【0063】
一方、燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具は、上記構成により、着火させにくいグリル部においての燃料への着火も損なうことがなく、燃焼器具の着火信頼性を向上できる。
【0064】
特に、通常の使用状態で使用するコンロ点火部51に対して、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41を出力用端子31にし、着火させにくいグリル点火部53に対して、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41は一方を出力用端子31にするので、燃焼器具として着火信頼性を向上できる。
【0065】
また、第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41の少なくとも一方を出力用端子31としているので、使用形態によって、第二巻線部37から2つの出力用端子31を取り出すこともでき、第二巻線部37を新たに形成する必要がなく、点火トランスの小型化を図れ、燃焼器具への取付スペースを削減できる。
【0066】
このように本発明の一実施の形態によれば、着火させにくいグリル部においても燃料への着火を損なうことがなく、燃料への着火を容易にし、燃焼器具の着火信頼性を向上できるとともに、使用形態によって、第二巻線部37から2つの出力用端子31を取り出すこともでき、第二巻線部37を新たに形成する必要がなく、点火トランスの小型化を図れる。また、第一補助分割鍔46、第二補助分割鍔47、分割鍔45によって、絶縁性を向上できるとともに、第一巻線部36および第二巻線部37の間で、互いに影響を受けにくく、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の出力電圧の低下を抑制し、電圧信頼性を向上できる。
【0067】
さらに、燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具においては、通常の使用状態で使用するコンロ点火部51に対して、第一巻線部36によって挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41を出力用端子31にし、着火させにくいグリル点火部53に対して、第一巻線部36によって非挟設された第二巻線部37の巻き始め部40および巻き終わり部41は一方を出力用端子31にするので、燃焼器具として着火信頼性を向上できるとともに、燃焼器具用点火トランスの小型化により、取付スペースを削減できる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第一巻線部によって挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって挟設されているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が強結合となり、火花放電時間による放電時間が短いものの、高電圧を出力することができ、通常の使用状態において、燃料への着火を損なうことがなく、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部から出力される電圧は、第二巻線部が第一巻線部によって非挟設され、この第二巻線部の巻き始めおよび巻き終わり部の一方を出力用端子、他方を接地用端子としているので、第一巻線部と第二巻線部との結合が弱結合となり、高電圧を出力することができるとともに、火花放電時間を長くすることができ、着火させにくいグリル部においても、燃料への着火を容易にすることができる。
【0069】
また、燃焼器具の点火部分の形態に異なっていても、その形態に合わせて、第一巻線部によって挟設された第二巻線部、または、第一巻線部によって非挟設された第二巻線部を出力用端子として選択できるので、確実に着火することができる。
【0070】
したがって、火花放電時間による放電時間を長くし、容易に燃料へ着火することができるとともに、燃焼器具の点火部分の形態が異なっていても、確実に着火することができる燃焼器具用点火トランスおよびを用いた燃焼器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における燃焼器具用点火トランスのトランス部の断面図
【図2】同燃焼器具用点火トランスの透視斜視図
【図3】同燃焼器具用点火トランスの第一巻線部によって挟設された第二巻線部の出力電圧波形図
【図4】同燃焼器具用点火トランスの第一巻線部によって非挟設された第二巻線部の出力電圧波形図
【図5】同燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具の斜視図
【図6】同燃焼器具の透視斜視図
【図7】同燃焼器具と燃焼器具用点火トランスとの結線を示す回路図
【図8】従来の燃焼器具用点火トランスを用いた燃焼器具の透視斜視図
【図9】同燃焼器具用点火トランスの分解斜視図
【図10】同燃焼器具用点火トランスの出力電圧波形図
【符号の説明】
31 出力用端子
32 トランス部
33 駆動部
34 貫通孔
35 ボビン
36 第一巻線部
37 第二巻線部
38 磁芯
40 巻き始め部
41 巻き終わり部
42 接地用端子
43 巻き始め部
44 巻き終わり部
45 分割鍔
46 第一補助分割鍔
47 第二補助分割鍔
51 コンロ点火部
52 コンロ部
53 グリル点火部
54 グリル部
55 燃焼器具用点火トランス
56 ケーブル
57 ガステーブル器具
58 放電部

Claims (7)

  1. 燃焼器具の点火部に高電圧を出力する複数の出力用端子を有したトランス部と、前記トランス部を駆動させる駆動部とを備え、前記トランス部は、貫通孔を有した筒形状のボビンと、前記ボビンの外周面上に巻回するとともに、互いに隣接するように交互に配置した第一巻線部および第二巻線部と、前記ボビンの貫通孔に挿入した磁芯とを有しており、前記ボビンには、前記第一巻線部および前記第二巻線部とを分割する分割鍔を設けるとともに、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、前記第一補助分割鍔の厚さを前記第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、前記第一補助分割鍔間を前記第二補助分割鍔間よりも狭くし、かつ前記第一巻線部および前記第二巻線部には巻き始め部および巻き終わり部を設け、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は少なくとも一方を前記出力用端子にするとともに、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方を出力用端子、他方を接地用端子とした燃焼器具用点火トランス。
  2. 第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さは、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さよりも厚くした請求項1記載の燃焼器具用点火トランス。
  3. 第一巻線部を2個、第二巻線部を3個設けるとともに、前記第一巻線部の巻回方向と前記第二巻線部の巻回方向とを互いに逆方向にし、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を出力用端子、巻き終わり部を接地用端子とし、一方の前記第一巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とし、他方の前記第一巻線部は、巻き始め部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とした請求項1記載の燃焼器具用点火トランス。
  4. 着火用のコンロ点火部を有するコンロ部と、着火用のグリル点下部を有するグリル部と、前記コンロ点火部および前記グリル点火部に高電圧を出力する複数の出力用端子を有したトランス部と、前記トランス部を駆動させる駆動部と、前記出力用端子と前記コンロ点火部および前記グリル点火部とを接続するケーブルと、前記駆動部に電源を供給する電源部とを備え、前記トランス部は、貫通孔を有した筒形状のボビンと、前記ボビンの外周面上に巻回するとともに、互いに隣接するように交互に配置した第一巻線部および第二巻線部と、前記ボビンの貫通孔に挿入した磁芯とを有しており、前記ボビンには、前記第一巻線部および前記第二巻線部を分割する分割鍔を設けるとともに、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第一補助分割鍔と前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部をさらに分割する第二補助分割とを設け、前記第一補助分割鍔の厚さを前記第二補助分割鍔の厚さよりも厚くするとともに、前記第一補助分解鍔間を前記第二補助分割鍔間よりも狭くし、かつ前記第一巻線部および前記第二巻線部には巻き始め部および巻き終わり部を設け、前記第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は少なくとも一方を前記出力用端子にするとともに、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方を出力用端子、他方を接地用端子とした燃焼器具。
  5. 第一巻線部によって挟設された第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は、コンロ点火部に高電圧を出力する出力用端子にするとともに、第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部の巻き始め部および巻き終わり部は一方をグリル点火部に高電圧を出力する出力用端子、他方を接地用端子とした請求項4記載の燃焼器具。
  6. 第一巻線部によって挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さは、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部と前記第一巻線部とを分割する分割鍔の厚さよりも厚くした請求項4記載の燃焼器具。
  7. 第一巻線部を2個、第二巻線部を3個設けるとともに、前記第一巻線部の巻回方向と前記第二巻線部の巻回方向とを互いに逆方向にし、前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を出力用端子、巻き終わり部を接地用端子とし、一方の前記第一巻線部は、巻き終わり部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を設置用端子とし、他方の前記第一巻線部は、巻き始め部を前記第一巻線部によって非挟設された前記第二巻線部側に配置するとともに、巻き始め部を接地用端子とした請求項4記載の燃焼器具。
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