JP3605726B2 - 蓋の表示具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種地下構造物の開口を閉塞する蓋の表示具に関し、更に詳しくは、蓋表面において各種地下構造物を管理するための情報を標示する蓋の表示具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の表示具としては、例えば数字、文字、記号等の情報を標示した表示板の下面にボルトが植設され、該ボルトを蓋の取付孔に挿入して蓋裏面側に突出させ、ナットで螺合されることにより蓋に固定されるものがある。
【0003】
又、特開2000−273889号公報には、数字、文字、記号等の情報を標示した表示盤の下面に4つの分割片からなる脚部が突設され、該脚部の下部に膨出部が設けられた表示部材が開示されている。該表示部材は、脚部が蓋に設けた孔に挿入されて膨出部上面が蓋の孔の下面縁部に係合されることにより蓋に固定されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のボルト、ナットで固定する表示具は、ボルトとナットの螺合に手間がかかり固定作業が煩瑣となる問題がある。又、車両の通行等により蓋が振動するとナットが緩んでボルトから外れたり、かかる緩みから表示具にがたつきが生じて車両通行時の衝撃で表示板がボルトから破断する等の恐れがあり、表示具を蓋に確実かつ安定して固定することができない問題がある。
【0005】
後者の脚部に膨出部を有する表示部材は、脚部の膨出部上面が蓋下面の孔縁部に単に係止されて固定されるのみで、前者の場合と同様に車両の通行等による蓋の振動に加えて、車両等が表示盤上を直接走行する際の荷重により脚部の膨出部と孔縁部の係止が外れやすい問題がある。又、表示盤下面と膨出部上面間の寸法が特定されてなるため、当該表示部材を固定できる蓋の厚みが限定され、例えて蓋の厚みにばらつきがある場合には、遊びが生じてガタついたり(薄い時)、寸法不足で係止ができなかったり(厚い時)して、蓋に確実かつ安定した状態で固定することが困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、蓋に確実かつ安定した状態で容易に着脱又は固定できて固定時にはその離脱や破損を防止するとともに、たとえ蓋の厚みにばらつきがあっても、該ばらつきを吸収して対応しうる蓋の表示具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明蓋の表示具は、蓋4の取付孔4aに嵌挿されて固定される表示具1であって、該表示具1は表示具本体2と弾性体3とからなり、且つ表示具本体2は表示板部2aの下面で垂下する脚部2bの下部に係止部2cを設け、該脚部2bが蓋4の取付孔4aに嵌挿された際、蓋4の裏面4b側に突出した脚部2bに嵌め込まれる弾性体3が前記係止部2cと裏面4bとの間にその反発弾性を抗して表示具本体2を着脱自在に固定することを基本構成となし、請求項1の発明においては脚部2bの下部の係止部2cを、脚部2b自体をその外面より凹陥して形成し、前記係止部2cに弾性体3がその下端部3bを着脱自在に係合させて脚部2bに嵌め込み可能となされることを特徴とする。
【0008】
上記基本構成から本発明によれば、係止部2cと裏面4bとの間に作用する弾性体3の反発弾性力が裏面4bを反発面として表示具本体2を押し下げて常に下方に引張る作用を奏するので、蓋4、表示具本体2及び弾性体3が一体的に連結固定される。又、弾性体3の柔軟特性により、車両通行時等の蓋4の振動が加振、伝達等することなく吸収され、表示具本体2には蓋4との間でがたつきやずれ等が生じることがないため、該表示具本体2は離脱や破損等することなく確実、且つ安定した状態で蓋4に固定されるとともに、蓋4の厚みのばらつきも吸収され、厚みに多少のばらつきがある蓋4は素より、厚みの異なる蓋4に計画的に使用できる。又、請求項1の発明によれば、脚部2bの凹陥した係止部2cに弾性体3の下端部3bが係合され、該下端部3bの位置が拘束されてその反発弾性力が有効且つ確実に作用し、表示具本体2が安定、確実に固定される。
【0009】
又、本発明蓋の表示具は、請求項2に記載する如く、上記基本構成を有し、その嵌挿孔2kを脚部2bに嵌挿する板状体2jが脚部2bの周方向に突出する如く装着されることにより上記係止部2cが形成され、上記板状体2jが脚部2bを軸として所定角度回転した位置において脚部2bの下部と係脱自在となされていてもよい。
更に、本発明の表示具は、請求項3に記載する如く、上記請求項2の表示具において、脚部2bの下部がその胴部より外突する断面略三角形となされ、該略三角形と相似形の嵌挿孔2kを貫設せる板状体2jの板面に、嵌挿孔2kの三辺縁で上記脚部2b下部の略三角形の各隅部と係合する凹溝2iが設けられて、上記板状体2jが脚部2bの胴部において回転、又は固定可能となされていてもよい。
上記構成から請求項2及び3の発明によれば、上記基本構成による作用に加え、蓋4の裏面4b側に突出した脚部2bに装着された弾性体3が脚部2bに嵌挿する板状体2jによって圧縮変形され、又、板状体2jが脚部2bを軸とし所定角度回転されて脚部2bの下部と係合、固定されることにより、弾性体3が板状体2j上面を係止部2cとして裏面4bとの間にその反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0010】
又、本発明蓋の表示具は、請求項4に記載する如く、上記基本構成を有し、その嵌挿孔2kを脚部2bに嵌挿する板状体2jが、可撓性を有する脚部2b自体の周方向に外突された下部に脚部2bの反発弾性に抗して着脱自在に係止されて脚部2bの周方向に突出する如く装着されることにより上記係止部2cが形成されてもよい。
この構成から請求項4の発明によれば、上記基本構成による作用に加え、蓋4の裏面4b側に突出した脚部2bに装着された弾性体3が脚部2bに嵌挿する板状体2jによって圧縮変形されるとともに、板状体2jが、脚部2b自体の外突せる下部に係止されることにより、弾性体3が板状体2j上面を係止部2cとして裏面4bとの間にその反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0011】
又、本発明蓋の表示具は、請求項5に記載する如く、上記基本構成を有し、脚部2b自体の下部が周方向に外突されることにより上記係止部2cが形成され、脚部2bが可撓性を有してその反発弾性に抗して該脚部2bに弾性体3が着脱自在、及び/又は弾性体3がその反発弾性に抗して一時的に変形して脚部2bに着脱自在に嵌め込み可能となされてもよく、この構成から本発明によれば、上記基本構成による作用に加え、蓋4の裏面4b側に突出した脚部2bの下方又は側方から嵌め込まれる弾性体3が、脚部2bの係止部2cと蓋4の裏面4b間で圧縮変形されてその反発弾性力を発揮する。
【0012】
又、本発明蓋の表示具は、請求項6に記載する如く、上記基本構成を有し、弾性体3がコイルばね3aとなされていると、上記基本構成による作用に加え、裏面4b側に突出する脚部2bの係止部2cと蓋4の裏面4b間にある脚部2bを囲繞する如く嵌め込まれたコイルばね3aの反発弾性力がその長さ方向に沿って有効、且つ均一に作用し、表示具本体2を安定かつ確実に固定でき好ましい。
【0013】
更に又、上記弾性体3としてのコイルばね3aには、円筒形コイルばねの他、円錐形コイルばね、つづみ形コイルばね、たる形コイルばね等、各種異形のコイルばねが使用され、又、該コイルばね以外の弾性体3としては、各種形状及び材質の板ばね、ゴム板等が使用される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図面において、1は本発明表示具であって、図2の場合は平面視円形の蓋4の中央部に数字を表示するべく固定されている。該表示具1は図2の場合に限定されることなく、例えば図3の如く蓋4の中央部にあって数字と文字の2種類を表示すべく2つ固定されていてもよく、或いは図2及び図3に示す蓋4の中央部の上及び/又は下に文字を表示するべく固定されてもよい。
即ち、種々の表示用として平面視円形、矩形、隅丸矩形及び多角形等各種の平面形状をなす所望蓋の適宜位置に適宜数固定されるものである。
【0015】
上記表示具1は、表示具本体2と弾性体3とから形成され、後述するように例えば図1の如く蓋4の取付孔4aに嵌挿固定されるものである。
表示具本体2は、表示板部2aの下面に脚部2bが垂下されてなるもので、通常は可撓性を有する合成樹脂製となされているが、金属製等であってもよい。
【0016】
表示板部2aは、例えば図1、図2、図4及び図8の場合は円形板状、図3の場合は隅切矩形板状となされているが、半円形、だ円形、三角形、四角形、多角形、その他異形等適宜形状の板状となされておればよい。表示板部2aの上面には管理用の情報としての数字、文字、記号、マーク等の適宜表示2gが浮彫り等適宜手段により施される。尚、図2及び図8の場合には地中埋設管の口径を示す「50」の数字が表示2gとなされ、図3の場合には口径を示す「100」の数字、管種を示す「DCIP」の文字が表示2gとなされている。
【0017】
上記脚部2bは、通常は表示板部2aの下面ほぼ中央部に垂下されるが、表示板部2aの大きさや形状によっては適宜位置に複数垂下されてもよい。
該脚部2bはその下部に係止部2cが設けられ、蓋4の取付孔4aを貫通する長さを有するとともに、取付孔4aに嵌挿された際には、係止部2cと蓋4の裏面4bとの間に弾性体3を嵌め込みうる空間が生じる長さになされるもので、例えば図1、図4乃至図7、図9、図13乃至図15、図16の右半部及び図17乃至図23に示す如き蓋4の裏面4bが平坦な場合や、図10乃至図12及び図16の左半部に示す如き取付孔4aの周囲を補強するべく蓋4の裏面4bが下方に膨出する場合、すなわち、蓋4の厚み及び弾性体3の態様に応じて適正長さに設定される。
【0018】
又、脚部2bの形状は、図1、図4、図5、図14、図17乃至図19、図22及び図23の場合の如く各種断面からなる中実棒状であってもよいし、図6乃至図13、図15、図16、図20及び図21の場合の如く相互間に隙間を有すべくその長さ方向に沿う複数の脚片2dに分割されていてもよいし、或いは中空棒状となされていてもよい。
【0019】
上記脚部2bの下部に設ける係止部2cは、図1、図4乃至図6の場合の如く脚部2bの下部に別途嵌挿されて着脱自在に固定される板状体2jから形成されてもよいし、図7乃至図21の場合の如く脚部2b自体の下部が周方向に外突して形成されてもよいし、図22及び図23の場合の如く脚部2b自体がその下部で外面より凹陥して形成されてもよい。
【0020】
上記係止部2cが脚部2bと別体の板状体2jから形成される場合は、脚部2bは通常中実棒状となされるが、中空棒状でもよく、或いは後述と同様に相互間に隙間を有すべくその長さ方向に沿う複数の脚片2dに分割されていてもよい。
この場合は後で詳述する如く、脚部2bが蓋4の取付孔4aに嵌挿された後の弾性体3の装着時に、嵌挿孔2kを有する板状体2jが、脚部2bに下方から嵌挿されて弾性体3を圧縮変形せしめるとともに、脚部2bの周方向に突出する如く装着されることにより、弾性体3が抗する反発弾性力を受承するべき係止部2cを形成するものである。
従って、板状体2jを外した状態で脚部2bを取付孔4aに嵌挿でき、板状体2jの形状や大きさが取付孔4aの径に制約されず弾性体3に応じた適宜形状、大きさにでき、弾性体3を安定した状態で係止できる。しかも板状体2jが着脱自在となされることにより弾性体3や表示具本体2の着脱も容易に行える利点がある。
【0021】
又、上記係止部2cが、脚部2b自体の下部が周方向に外突して形成される場合は、上述の如く脚部2bは通常複数の脚片2dに分割されるが、中実棒状や中空棒状となされてもよく、係止部2cが脚部2b自体その下部で外面より凹陥して形成される場合は、脚部2bは通常中実棒状や中空棒状となされる。
例えば図7、図8、図12、図16、図20及び図21の場合は脚部2bは長さ方向に沿う2つの脚片2dに分割され、図10の場合は長さ方向に沿う3つの脚片2dに分割され、図9、図11、図13及び図15の場合は長さ方向に沿う4つの脚片2dに分割され、各脚片2dの下部が周方向に外突して係止部2cが設けられている。
【0022】
上記脚部2bが複数の脚片2dに分割されている場合には、各脚片2dに可撓性が付与されることになり、各脚片2dを蓋4の取付孔4aに嵌挿、又は取付孔4aから外す場合や、弾性体3を各脚片2dに嵌め込み、又は各脚片2dから外す際に、各脚片2dの下端が縮径し、又、反発復帰するという弾性力に抗する動きがよくなり、表示具本体2の蓋4への着脱及び弾性体3の着脱も容易に行え好ましい。
【0023】
上記複数に分割された各脚片2dの下部の係止部2cは、図13を除き略水平張出し状をなし、該脚片2dに嵌め込まれる弾性体3の係止を確実にしうるようになされ、又、係止部2c以下が先細り状をなすべくその外面及び内面が傾斜面2eとなされることで、上記取付孔4aでの着脱や弾性体3の着脱が容易にできるようになされている。尚、各脚片2dのすべてに係止部2c及び傾斜面2eが設けられているのが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。又、図13の如く弾性体3の形状構造に適合するように、係止部2cは球状の一部となされていてもよい。
又、脚部2bは、図14、図17乃至図19の場合は各種断面からなる中実棒状となされ、脚部2bの外突する係止部2cの下端縁に傾斜面2eが設けられているが、必ずしも傾斜面2eは設けられなくてもよい。
【0024】
更に、図17の如く、脚部2bから周方向に外突される係止部2cは、上記したように必ずしも略水平状態で突出されずに、同図(ロ)及び(ハ)の如き周方向全体、又は同図(ニ)の如き周方向の一部が膨出して形成され、又、その上面が同図(イ)の如く外周に向けて下る傾斜面であってもよく、係止部2cの付根部たる脚部2bの胴部下端に係合部2fとしての凹溝が設けられていると、後述するように弾性体3の下端部を係合でき、弾性体3が傾斜面をなす係止部2cから外れにくく好ましい。
【0025】
上記いずれの場合の係止部2cも脚部2bの周方向全体に亘って設けられてもよいし、周方向の一部に設けられてもよい。又、図4、図5、図15、図16及び図23の如く、係止部2cの上面に係合部2fとしての凹溝若しくは孔が設けられていると、後述するように弾性体3の下端部を係合でき、弾性体3が係止部2cから外れにくく好ましい。更に、上記凹溝に代えて係止部2cの上面を外方で上向く傾斜面に形成して弾性体3の下端部と係合させることもできる。
【0026】
脚部2bの上端根元部の断面形状は、通常、蓋4の取付孔4aの孔形状に適合されており、例えば図4、図17(ハ)、(ニ)及び図22の如く円形以外の形状となされていると脚部2bが取付孔4a内で回転しないため、表示板部2aの表示2gを所定の向きに固定できる。とくに表示板部2aが円形板状の場合に有効である。
上記脚部2bの上端根元部の断面形状は勿論円形であってもよい。この場合には表示板部2aが例えば図3(ロ)及び(ハ)の如く円形以外の板状となされ、蓋4の表面に表示板部2aを嵌め込むべく、表示板部2aの外郭形状と略相似形状をなす嵌合凹部4fが設けられ、該嵌合凹部4f内で表示板部2aの動きを規制するようになされていると、表示2gを所定の向きに固定でき好ましい。
【0027】
なお、脚部2bの上端根元部が蓋4の取付孔4aの孔径とほぼ等しいかやや小さい外径となされていると、取付孔4a内面との摩擦を少なくして嵌挿でき好ましい。図面では上端根元部付近の外周に複数のリブ2hが突設され、取付孔4a内面に当接するようになされており、上記リブ2hがあると脚部2bが取付孔4a内面でガタつかず好ましいが、かかるリブ2hの具体的な態様はこれに限定されず、例えて縦状リブ、斜め状リブ、螺旋状リブ等の他、粒状の凸部等に自由に変更可能であるとともに、図9、図18及び図22に示す如くこれを設けていない脚部2bとしてもよい。
【0028】
弾性体3としては、例えば図1、図4乃至図6、図19及び図23に示す通常の円筒形のコイルばね3aの他、図8(ホ)に示す円錐形のコイルばね3a、図10乃至図14に示す各種形状構造の板ばねが使用される。その他図20に示す如きたる形のコイルばね3aや図21に示す如きつづみ形のコイルばね3aを使用することもできる。上記コイルばね3aは、脚部2bを囲繞する如く嵌挿されてその反発弾性力を脚部2bの長さ方向に沿わせて有効、且つ均一に作用させ、表示具本体2を強固に固定できることから好適な使用が行える。
尚、円錐形のコイルばね3a及びつづみ形のコイルばね3aの場合は、その大径側を蓋4の裏面4b側に位置するべく用いるので、裏面4b側での接触、支持が大となって安定上好ましい。更に又、その他ゴム板等が弾性体3として使用されてもよい。
上記弾性体3は、表示具本体2の脚部2bに着脱自在に嵌め込まれることにより、表示具本体2を蓋4に着脱自在に固定するものである。
【0029】
以下、本発明表示具1の固定方法を、使用される弾性体3と共に各実施例について説明する。
まず、脚部2bに別体の板状体2jが組付けられて、脚部2bに実質的に係止部2cが設けられる実施例について説明する。
図1に示す場合、脚部2bは、表示板部2aとの付根部断面が取付孔4aと適合する円形で、その胴部を縮径せる円柱体となすとともに、先端部が取付孔4aを通過可能な大きさの隅切三角形に形成され、且つ該隅切三角形の上面が前記胴部より外突して係止部2c′をなすもので、かかる脚部2bには円筒形のコイルばね3aが嵌挿されるとともに、前記係止部2c′に係合される板状体2j(実質的にコイルばね3aの下端部3bを係止する係止部2cをなす)により固定される。
即ち、上記板状体2jの中央部には、前記脚部2bの先端にある隅切三角形と相似形で寸法が稍大きい嵌挿孔2kが貫設され、又、その裏面には嵌挿孔2kの三辺縁で前記隅切三角形の各隅部と係合する底面視略三角形の凹溝2iが夫々設けられてなり、裏面4b側に突出した脚部2bに嵌挿されたコイルばね3aを、脚部2bの下方から凹溝2i側を下向けて嵌挿する板状体2jによって圧縮変形させるとともに、該板状体2jを胴部に至らしめて回転させると、前記凹溝2iが隅切三角形の各隅部にある係止部2c′と凹凸嵌合することで、該コイルばね3aは板状体2jの上面を係止部2cとして蓋4の裏面4bとの間にその反発弾性力を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0030】
図4は、上記図1に示す表示具本体2の変形例を示し、この場合脚部2bが隅切三角柱となされ、その下部外面に後述せる板状体2jが回転可能となるべく残余の軸断面を円形となす凹溝2iが周設されてなり、かかる脚部2bには同図(チ)及び(リ)に示す如き、その下端部3bの末端が少許屈曲して起立部3b′をなす円筒形のコイルばね3aが嵌挿されるとともに、前記凹溝2iに嵌挿される板状体2jにより固定される。
即ち、上記板状体2jの中央部には、前記脚部2bと相似形で寸法が稍大きい嵌挿孔2kが貫設されてなり、裏面4b側に突出した脚部2bに嵌挿されたコイルばね3aを、脚部2bの下方から嵌挿する板状体2jによって圧縮変形させるとともに、該板状体2jの位置を凹溝2iと合致せしめて回転させることで、板状体2jが凹溝2iに係合すると同時に、脚部2bの外面部に回転移動して現出した嵌挿孔2kの一箇所が係合部2fとなり、該所にコイルばね3aの起立部3b′が係止、係合することで、該コイルばね3aは板状体2jの上面を係止部2cとして蓋4の裏面4bとの間にその反発弾性力を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0031】
図5の場合は、脚部2bが円柱となされ、その下部外面に、下端面から縦設する溝体の上端を水平に屈折させることで略逆L字形を呈する凹溝2iが背向して設けられてなり、かかる脚部2bには円筒形のコイルばね3aが嵌挿されるとともに、前記凹溝2iに嵌着される板状体2jにより固定される。
即ち、上記板状体2jの中央部には、前記脚部2bに適合する嵌挿孔2kが貫設され、該嵌挿孔2kの対向面には前記凹溝2iに挿入可能な円形の凸部2lが設けられてなり、裏面4b側に突出した脚部2bに嵌挿されたコイルばね3aを、脚部2bの下方からその凹溝2iに凸部2lを挿入して嵌挿する板状体2jによって圧縮変形させるとともに、その凸部2lが凹溝2iの上端に当接した時点で板状体2jを回転させて横設せる凹溝2iに係合することで、該コイルばね3aはその下端部3bが板状体2jの上面にある凹状の係合部2fで固定されると同時に、係合部2fと裏面4bとの間にその反発弾性力を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
尚、上記実施例においては、凸部2lと凹溝2iの係合を2箇所で行ったが、かかる係合個所を3箇所以上に増加せしめれば、板状体2jがぐらつかず安定して好ましい。
【0032】
図6の場合は、脚部2bは相互間に隙間を有すべくその長さ方向に沿う4つの脚片2dに分割され、各脚片2dの下部が周方向に外突して係止部2c′が設けられてなる。而して、該脚部2bには円筒形のコイルばね3aが嵌挿されるとともに、係止部2c′に係止された板状体2jにより固定される。
即ち、上記板状体2jの中央部には、前記脚部2bに適合する嵌挿孔2kが貫設され、裏面4b側に突出した脚部2bに嵌挿されたコイルばね3aを、脚部2bの下方から嵌挿する板状体2jによって圧縮変形させる。この板状体2jの嵌挿時に、その嵌挿孔2kを脚片2dの下端外側にある傾斜面2eに沿って押し込むと、各脚片2dの下端が夫々内側に縮径するとともに、嵌挿孔2kが外突せる係止部2c′を通過した時点で外側に反発、復帰することで板状体2jの下面が係止部2c′に係止されると同時に、コイルばね3aが板状体2jの上面を係止部2cとして蓋4の裏面4bとの間にその反発弾性力を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0033】
而して、上記図1及び図4乃至図6に示す表示具1にあっては、係止部2cたる板状体2jに設けられた係止部2c′(図1)や嵌挿孔2k(図4)及び凸部2l(図5)が脚部2bにある凹溝2i(図1、図4及び図5)と凹凸係合し、或いは板状体2jがその下面で脚部2b自体に外突された係止部2c′に係止され(図6)るとともに、コイルばね3aの反発力に抗して常に押し下げられてなるために、蓋4の振動等、如何なる外力が作用した際にも上記固定状態が解除されない。
更に、上記固定状態にある板状体2jをもってコイルばね3aを圧縮変形せしめるとともに、板状体2jを回転させ、或いは脚部2bの下端をその反発弾性に抗して一時的に縮径させてその固定を解除させるだけで、コイルばね3aの反発力に抗して板状体2jを自動的に脚部2bから抜き取ることができる。
【0034】
尚、上記各実施形態においては、脚部2bを隅切三角柱や円柱、或いは長さ方向に沿い分割された脚片2dとなし、又、板状体2jの外郭形状を円形となしているが、かかる脚部2bや板状体2jの態様は一例で、その係止、係合方法をも含めて本発明の意図する範囲内で自由に設計変更可能であるとともに、弾性体3として使用されているコイルばね3aを後述の板ばね等に替えることもできる。
尚又、上記図6の実施形態においては、脚部2bの下方からその中央部にある隙間へピン等を着脱自在に嵌挿し、各脚片2dを外方に押し広げて板状体2jの係止をより確実にしてもよいし、板状体2jの装着性を勘案して脚片2dの数を増減させたり、板状体2jを脚部2bに強嵌可能とすべく、脚部2bを可撓性の材質からなる中実や中空棒状としてもよい。
【0035】
次に、係止部2cが脚部2b自体の下部を周方向に外突して形成された実施例について説明する。
図7の場合、弾性体3としては、図8(ホ)に示す如き下端部3bの内径が係止部2cの外郭より小径に形成されるとともに、脚部2bの径より稍大きく形成され、且つその上端部3c側で拡開する円錐形のコイルばね3aが使用されている。
この場合、表示具本体2の脚部2bをなす2つの脚片2dが蓋4の取付孔4aに嵌挿され、蓋4の裏面4b側に突出した脚片2dに下方からコイルばね3aの拡開側が上向く状態で嵌め込まれる。この時、コイルばね3aの上端部3cを裏面4bに当接させた状態で、その下端部3bを脚片2dの下端外側にある傾斜面2eに沿って圧縮させて押し込むと、各脚片2dの下端が夫々内側に縮径するとともに、下端部3bが係止部2cに至った時点で外側に反発、復帰することでコイルばね3aは係止部2cと蓋4の裏面4bとの間にその反発弾性に抗して嵌め込まれて表示具本体2を蓋4に固定する。
【0036】
図9の場合も上記図7の場合と同様であり、異なるのは脚部2bが4つの脚片2dに分割されている点のみであるが、上記2つの脚片2dに比し、コイルばね3aの下端部3bを係止する係止部2cが円周上に分散するため、より安定した状態でコイルばね3aを嵌め込めるという優位性がある。
【0037】
図10の場合は、弾性体3として同図(ハ)及び(ニ)に示す如き、円筒部3eの周縁に斜め上方に向け複数の板片3fを突設した板ばね3dが使用され、同図(イ)及び(ロ)に示す如く蓋4の裏面4b側に突出した脚片2dに、下方から板ばね3dの板片3fが上向く状態で円筒部3eが嵌め込まれることで板片3fが裏面4bに当接するとともに、円筒部3eの下端が係止部2cに係止する。この時、板ばね3dの板片3fが係止部2cと蓋4の裏面4bとの間に反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
尚、上記板ばね3dの反発弾性力は、その周縁に突出する板片3fの数を変更することで調節可能で、例えて同図(ホ)及び(ヘ)に示す板ばね3dにあっては、その突出数を3つに減じている。
【0038】
図11の場合は、弾性体3として、同図(ハ)乃至(ホ)に示す如き、中央部に嵌挿孔3hを有する矩形状の基板3iの周縁四方が斜め上方に向け曲折されて板片3fをなす板ばね3gが使用され、同図(イ)及び(ロ)に示す如く、蓋4の裏面4b側に突出した脚片2dに、下方から板ばね3gの板片3fが上向く状態で嵌挿孔3hが嵌め込まれることで、板片3fが裏面4bに当接するとともに、嵌挿孔3hの周縁が係止部2cに係止する。この時、板ばね3gの板片3fが係止部2cと蓋4の裏面4bとの間に反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0039】
図12の場合は、弾性体3として同図(ハ)乃至(ホ)に示す如き、U字状に曲成された板ばね3jが使用されている。該板ばね3jの相対向する両端部にはその開口方向が互いに異なる切欠凹部3kが設けられている。すなわち、同図(ニ)に示す如く、板ばね3jの下部材に位置する切欠凹部3kは下方に開口されて略逆U字状を呈し、又上部材に位置する切欠凹部3kは上方に開口されて略U字状を呈している。この場合は、同図(イ)及び(ロ)に示す如く、蓋4の裏面4b側に突出した脚片2dを側方から挟むように、板ばね3jの両切欠凹部3kが嵌め込まれることで、その上部材が裏面4bに当接するとともに、下部材にある切欠凹部3kの周縁が係止部2cに係止する。この時、板ばね3jが係止部2cと蓋4の裏面4bとの間に反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
尚、上記板ばね3jの切欠凹部3kに代えて、例えば同図(ヘ)及び(ト)に示す如く、短く曲成された板ばね3jの相対向面に嵌挿孔3hが夫々穿設されていてもよく、この場合には脚部2bの下方から嵌挿孔3hが嵌め込まれることで、その上部材が裏面4bに当接するとともに、下部材にある嵌挿孔3hの周縁が係止部2cに係止する。
【0040】
図13の場合は、弾性体3として同図(ハ)乃至(ヘ)に示す如き円形で少許下湾曲する基板3iに、縁部から中心に達する外方漸開状でその中心部を欠円形となす切欠部3qが設けられるとともに、基板3iの縁部に沿う立片3rが適宜間隔を有して設けられた板ばね3oが使用され、同図(イ)及び(ロ)に示す如く、蓋4の裏面4b側に突出した脚片2dに、側方から板ばね30の立片3rが上向く状態で切欠部3qが嵌め込まれることで、立片3rが裏面4bに当接するとともに、基板3iの中心部にある切欠部3qの欠円形の周縁が球状の一部からなる係止部2cに係止する。この時、板ばね30の基板3iが係止部2cと蓋4の裏面4bとの間に反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0041】
図14の場合は、弾性体3として同図(ハ)乃至(ヘ)に示す如き円錐形に巻回されるとともに、その両端部に設けられたつまみ3tを閉じることで、巻回状態が緩んでその径を広げ、又、高さを低くなすことが可能(同図(ホ)及び(ヘ)において二点鎖線で示す状態)な板ばね3sが使用され、同図(イ)及び(ロ))に示す如く、蓋4の裏面4b側に突出した脚部2bに、前記つまみ3tの操作によりその径が広がり、又、高さが低くなった板ばね3sを嵌挿してその操作を解除することで、該脚部2bに嵌め込まれた板ばね3sが元の径及び高さに復帰すると同時に、その下端部3bが係止部2cに係止し、蓋4の裏面4bとの間に反発弾性を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0042】
図15(イ)、(ロ)及び図16の場合は、弾性体3として図7及び9の場合と同様に円錐形のコイルばね3aが使用され、その固定方法も同様であるが、当該コイルばね3aはその下端部3bが係止部2cに設けられた係合部2fとしての凹溝に係合され、又、上端部3cが蓋4の裏面4bに設けられた係合部4cとしての凸条により囲繞され固定されている。即ち、コイルばね3aが確実に係止部2cと裏面4bとの間に位置するように横方向の動きが規制されている。
特に、コイルばね3aの上端部3cの位置が拘束されると、コイルばね3aの疲労等による変形(上端部3cの径が大きくなる)が予防されてその反発弾性力を長期にわたり持続させることができる。
【0043】
上記蓋4の裏面4bにある係合部4cとしての凸条は、図15(イ)及び(ロ)の場合は環状に連続形成されており、又、図16左半部の場合は環状を分断せしめて非連続にしているが、該係合部4cは図16右半部に示す如く、蓋4の裏面4bが凹陥して形成されるものであってもよいし、図15(ハ)の如く適宜突部によって仕切られた部分として形成されるものの他、任意の外郭形状をもって形成されてもよい。
【0044】
又、図17の場合も上記と同様に円錐形のコイルばね3aが使用され、可撓性材料からなるとともに、下部で膨出成形された中実の脚部2bを取付孔4aに強嵌して裏面4b側へ突出せしめ、その下方からコイルばね3aの拡開側を上向き状態にして強制的に嵌め込むと、コイルばね3aの下端部3bが膨出成形された係止部2cの付根部たる脚部2bの胴部下端で凹溝をなす係合部2fに係合され、又、上端部3cが蓋4の裏面4bで環状の凹溝をなす係合部4cに係合され、コイルばね3aが確実に係止部2cと裏面4bとの間に位置するようになされている。
【0045】
ここで、脚部2bの下部で膨出成形される係止部2cの外郭寸法が蓋4の取付孔4a及びコイルばね3aの下端部3bの寸法よりも大きく形成されてなるために、該取付孔4a及び下端部3bへ強嵌可能となすべく脚部2bを可撓性の材質で構成することを要するが、前記形状の脚部2bが剛性を有する場合は、図18(イ)に示す如く、脚部2bの表示板部2a側の付根部及び係止部2cの外郭部の寸法を取付孔4aと略適合する寸法となして脚部2bの胴部を先細り状に形成し、或いは、同図(ロ)及び(ハ)に示す如く、大径に形成される係止部2cの外郭部、及びこれよりも小径に形成される脚部2bの付根部の寸法と略適合する夫々寸法の異なった2つの孔4a′を連結形成して蓋4の取付孔4aとなす方法等がある。
【0046】
又、図15乃至図17の場合は、コイルばね3aの上端部3c、下端部3bが共にそれぞれ係合部2f,4cに係合されるようになされており好ましいが、上端部3cのみが係合部4cに係合されたり、下端部3bのみが係合部2fに係合されるようになされていてもよい。すなわち、脚部2bの係止部2cに係合部2fが設けられている場合には蓋4には係合部4cがなく、蓋4に係合部4cが設けられている場合には係止部2cに係合部2fがなくともよい。
【0047】
更に又、弾性体3としてのコイルばね3aには、図19に示す如き通常の円筒形のコイルばね3aの他、図20に示す如きたる形のコイルばね3a及び図21に示す如きつづみ形のコイルばね3a等、各種異形のコイルばねを使用することも可能で、これらを含めてコイルばね3aはその反発弾性力を脚部2bの長さ方向に沿って有効、且つ均一に作用させて表示具本体2を固定する。
【0048】
次に、係止部2cが脚部2b自体の下部で、その外面より凹陥して形成された実施例について説明する。
図22の場合、脚部2bが隅切三角柱となされ、その下部三隅部に外面から凹陥する係止部2cが設けられてなり、かかる脚部2bがこれと同形状をなす蓋4の取付孔4aに嵌挿されるとともに、その裏面4b側に突出した脚部2bの各係止部2cに円錐形のコイルばね3aの下端部3bを夫々係合せしめることで、該コイルばね3aは係止部2cと蓋4の裏面4bとの間にその反発弾性に抗して嵌め込まれて表示具本体2を蓋4に固定する。
ここで、係止部2cに係合してコイルばね3aの下端部3bが囲繞する脚部2bの軸断面を円形となして前記下端部3bとの係合性を高めているが、かかる軸断面は脚部2b自体の形状を含めて同図(ト)に示す多角形の他、自由に設定可能である。
【0049】
図23の場合は、脚部2bが円柱となされ、その下端面に2つの脚片2dを形成するべく、一文字状の凹溝2iを設けるとともに、該凹溝2iと直交する凹状の係止部2cを前記縦断面略L字状をなす脚片2dに夫々内蔵せしめてなるもので、かかる脚部2bには同図(チ)及び(リ)に示す如き、その下端部3bをなすばね部材が直線的に屈曲されることで、底面視がの字形をなす円筒形のコイルばね3aが嵌挿される。
即ち、蓋4の取付孔4aに嵌挿されて裏面4b側に突出した脚部2bの下方から、前記コイルばね3aを圧縮変形させて嵌挿するとともに、その下端部3bを脚部2bの下端面にある一文字状の凹溝2i内に挿入し、且つ凹溝2iの上端に至らせた時点でコイルばね3aを90度回転させ、かかる下端部3bを脚片2dに内蔵せる係止部2cに係合させることで、該コイルばね3aは脚部2bに固定されると同時に、係止部2cと裏面4bとの間にその反発弾性力を抗して表示具本体2を蓋4に固定する。
【0050】
以上述べた各実施例において、係止部2cと裏面4bとの間に作用する弾性体3の反発弾性力が裏面4bを反発面として表示具本体2を押し下げて常に下方に引張る作用を奏するので、蓋4、表示具本体2及び弾性体3が一体的に連結固定される。又、係止部2cをなす板状体2jを除去したり、脚部2bの下端をその反発弾性力に抗して一時的に縮径させたり、或いは弾性体3自体をその反発弾性力に抗して一時的に変形させたりして、弾性体3を脚部2bに着脱自在とすることにより、表示具本体2もまた蓋4に着脱自在に固定される。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述した如く、基本的に本発明表示具は、蓋の裏面側に突出した表示具本体の脚部に嵌め込まれる弾性体が、脚部の係止部と蓋の裏面との間にその反発弾性を抗して表示具本体を固定するようになされているため、車両の通行等により蓋が振動しても該振動は弾性体の柔軟特性によって加振、伝達等することなく吸収され、表示具本体には蓋との間でがたつきやずれ等が生じることがないので、該表示具本体は離脱や破損等することなく確実かつ安定した状態で蓋に固定される。しかも、弾性体の反発弾性力によって固定していることから、厚みに多少のばらつきがある蓋は素より、厚みの異なる蓋に計画的に使用できる。
又、弾性体が表示具本体を着脱自在に固定することから、一旦表示具本体を蓋に固定した後に表示内容に変更が生じた場合や、表示具本体、弾性体に不都合が生じた場合等必要に応じて取替えできる。
【0052】
又、本発明表示具は、その嵌挿孔を脚部に嵌挿する板状体が脚部の周方向に突出する如く装着されて係止部が形成され、上記板状体が脚部を軸として所定角度回転した位置において脚部の下部と係脱自在となされ、或いはかかる表示具において、脚部の下部がその胴部より外突する断面略三角形となされ、該略三角形と相似形の嵌挿孔を貫設せる板状体の板面に、嵌挿孔の三辺縁で上記脚部下部の略三角形の各隅部と係合する凹溝が設けられて、上記板状体が脚部の胴部において回転又は固定可能となされているので、板状体を外した状態で表示具本体の脚部を蓋の取付孔に容易に嵌挿でき、又、蓋の裏面側に突出した脚部に板状体を嵌挿し所定角度回転させて脚部の下部に係止、係合させるという簡単な操作により脚部に挿通された弾性体を板状体上面と蓋の裏面間で圧縮変形させることができ、固定や取外し作業が速やかにできて作業性がよい。
【0053】
又、本発明表示具は、その嵌挿孔を脚部に嵌挿する板状体が、可撓性を有する脚部自体の周方向に外突された下部に脚部の反発弾性に抗して着脱自在に係止され、脚部の周方向に突出する如く装着されて係止部が形成されるため、脚部に板状体の嵌挿孔を強嵌して脚部の外突する下部に係止させるという簡単な操作により、脚部に挿通された弾性体を板状体上面と蓋の裏面間で圧縮変形させることができ、固定や取外し作業が速やかにできる。
【0054】
しかも、上記板状体が脚部に組付けられて係止部が形成される本発明表示具では、圧縮変形せる弾性体の反発力に抗して板状体は常時押し下げられているために、固定時には蓋の振動等、如何なる外力が作用してもその係止、係合が解除されずに確実な固定が行えるとともに、取り外し時には板状体を回転させて前記係止、係合を解除させたり、或いは脚部下端を一時的に縮径させて板状体との係止を外すだけで板状体を自動的に脚部から抜き取れる。
更に、板状体の形状や大きさが上記取付孔の径に制約されず、弾性体に応じて適宜形状や大きさとして弾性体下端部を安定した状態で係止でき、表示具本体を安定且つ確実に固定できる。
又、本発明表示具は、脚部自体の下部が周方向に外突されたり、或いは脚部自体の下部がその外面より凹陥されることにより脚部の係止部が形成されているので、表示具本体と弾性体の2つの部品、即ち少部品により構成できるとともに、上記係止部が外突する場合には脚部が可撓性を有してその反発弾性に抗して該脚部に弾性体が着脱自在、及び/又は弾性体がその反発弾性に抗して一時的に変形して脚部に着脱自在に嵌め込み可能となされ、又、係止部が凹陥する場合には弾性体がその下端部を係止部に着脱自在に係合させて脚部に嵌め込み可能となされるので、蓋の裏面側に突出した脚部に、その下部で外突又は凹陥する係止部と蓋の裏面間に弾性体を圧縮変形させて嵌め込むという簡単な作業で表示具本体を固定できる。
【0055】
更に、本発明表示具は、弾性体がコイルばねとなされていることから、裏面側に突出する脚部の係止部と蓋の裏面との間にある脚部を囲繞する如く嵌挿されたコイルばねの反発弾性力をその長さ方向に沿って有効、且つ均一に作用させ、表示具本体を安定かつ確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(イ)は図2(イ)におけるA−A拡大断面図、(ロ)は図2(ハ)におけるB部拡大図、(ハ)は(イ)におけるX−X断面図、(ニ)は表示具本体の正面図、(ホ)は同底面図、(ヘ)は板状体の底面図、(ト)は(ヘ)におけるY−Y断面図。
【図2】本発明表示具を蓋に固定した状態を示し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は底面図。
【図3】本発明の他の実施例を示し、(イ)は表示具を固定した蓋の一部平面図、(ロ)及び(ハ)は表示具本体の平面図。
【図4】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は(イ)におけるP−P断面図、(ニ)は表示具本体の正面図、(ホ)は同底面図、(ヘ)は板状体の正面図、(ト)は同底面図、(チ)は弾性体の正面図、(リ)は同底面図。
【図5】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は(イ)におけるQ−Q断面図、(ニ)は表示具本体にある脚部の一部正面図、(ホ)は同一部右側面図、(ヘ)は同底面図、(ト)は(ニ)におけるR−R断面図、(チ)は板状体の正面図(一部(リ)におけるS−S断面図)、(リ)は同底面図。
【図6】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は板状体の正面図、(ニ)は同底面図。
【図7】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図。
【図8】表示具本体と弾性体の一例を示し、(イ)は表示具本体の正面図、(ロ)は同(イ)におけるC部拡大図、(ハ)は同平面図、(ニ)は同底面図、(ホ)は弾性体の正面図。
【図9】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図。
【図10】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は弾性体の底面図、(ニ)は(ハ)におけるD−D断面図、(ホ)は他の弾性体の底面図、(ヘ)は同(ホ)のE−E断面図。
【図11】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は弾性体の正面図、(ニ)は同底面図、(ホ)は(ニ)におけるF−F断面図。
【図12】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は弾性体の正面図、(ニ)は同底面図、(ホ)は(ハ)におけるG−G断面図、(ヘ)は他の弾性体の正面図(一部(ト)におけるJ−J断面図)、(ト)は同底面図。
【図13】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は弾性体の正面図、(ニ)は同平面図、(ホ)は同底面図、(ヘ)は(ホ)におけるH−H断面図。
【図14】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は弾性体の正面図、(ニ)は同平面図、(ホ)は同底面図、(ヘ)は(ホ)におけるI−I断面図。
【図15】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は他の蓋を示す一部底面図。
【図16】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図。
【図17】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は(イ)における表示具本体の脚部にある係止部を表す水平断面図、(ハ)及び(ニ)は同他の表示具本体の脚部にある係止部を表す水平断面図。
【図18】(イ)は本発明の更に他の実施例を示す使用状態の要部断面図、(ロ)は他の蓋を示す一部平面図、(ハ)は(ロ)におけるK−K断面図。
【図19】(イ)は本発明の更に他の実施例を示す使用状態の要部断面図、(ロ)は弾性体の正面図。
【図20】(イ)は本発明の更に他の実施例を示す使用状態の要部断面図、(ロ)は弾性体の正面図。
【図21】(イ)は本発明の更に他の実施例を示す使用状態の要部断面図、(ロ)は弾性体の正面図。
【図22】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は表示具本体にある脚部の一部正面図、(ニ)は同底面図、(ホ)は(ハ)におけるL−L断面図、(ヘ)は(イ)におけるM−M断面図、(ト)は他の脚部を示す水平断面図。
【図23】本発明の更に他の実施例を示し、(イ)は使用状態の要部断面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は(イ)におけるN−N断面図、(ニ)は表示具本体にある脚部の一部正面図、(ホ)は同一部左側面図、(ヘ)は同底面図、(ト)は(ニ)におけるO−O断面図、(チ)は弾性体の正面図、(リ)は同底面図。
【符号の説明】
1 表示具
2 表示具本体
2a 表示板部
2b 脚部
2c 係止部
2d 脚片
2e 傾斜面
2f 係合部
2j 板状体
2k 嵌挿孔
3 弾性体
3a コイルばね
3b 下端部
3c 上端部
3d,3g,3j,3o,3s 板ばね
4 蓋
4a 取付孔
4b 裏面
4c 係合部
4f 嵌合凹部
Claims (6)
- 蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿されて固定される表示具(1)であって、該表示具(1)は表示具本体(2)と弾性体(3)とからなり、且つ表示具本体(2)は表示板部(2a)の下面で垂下する脚部(2b)の下部に該脚部(2b)自体がその外面より凹陥してなる係止部(2c)が設けられ、該係止部(2c)に弾性体(3)がその下端部(3b)を着脱自在に係合させて脚部(2b)に嵌め込み可能となされ、上記脚部(2b)が蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿された際、蓋(4)の裏面(4b)側に突出した脚部(2b)に嵌め込まれる弾性体(3)が前記係止部(2c)と裏面(4b)との間にその反発弾性を抗して表示具本体(2)を着脱自在に固定することを特徴とする蓋の表示具。
- 蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿されて固定される表示具(1)であって、該表示具(1)は表示具本体(2)と弾性体(3)とからなり、且つ表示具本体(2)は表示板部(2a)の下面で垂下する脚部(2b)の下部に係止部(2c)が設けられ、該係止部(2c)は、その嵌挿孔(2k)を脚部(2b)に嵌挿する板状体(2j)が脚部(2b)の周方向に突出する如く装着されて形成され、上記板状体(2j)が脚部(2b)を軸として所定角度回転した位置において脚部(2b)の下部と係脱自在となされ、上記脚部(2b)が蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿された際、蓋(4)の裏面(4b)側に突出した脚部(2b)に嵌め込まれる弾性体(3)が前記係止部(2c)と裏面(4b)との間にその反発弾性を抗して表示具本体(2)を着脱自在に固定することを特徴とする蓋の表示具。
- 脚部(2b)の下部がその胴部より外突する断面略三角形となされ、該略三角形と相似形の嵌挿孔(2k)を貫設せる板状体(2j)の板面に、嵌挿孔(2k)の三辺縁で上記脚部(2b)下部の略三角形の各隅部と係合する凹溝(2i)が設けられて、上記板状体(2j)が脚部(2b)の胴部において回転又は固定可能となされた請求項2記載の蓋の表示具。
- 蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿されて固定される表示具(1)であって、該表示具(1)は表示具本体(2)と弾性体(3)とからなり、且つ表示具本体(2)は表示板部(2a)の下面で垂下する脚部(2b)の下部に係止部(2c)が設けられ、該係止部(2c)は、その嵌挿孔(2k)を脚部(2b)に嵌挿する板状体(2j)が、可撓性を有する脚部(2b)自体の周方向に外突された下部に脚部(2b)の反発弾性に抗して着脱自在に係止されて脚部(2b)の周方向に突出する如く装着されて形成され、上記脚部(2b)が蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿された際、蓋(4)の裏面(4b)側に突出した脚部(2b)に嵌め込まれる弾性体(3)が前記係止部(2c)と裏面(4b)との間にその反発弾性を抗して表示具本体(2)を着脱自在に固定することを特徴とする蓋の表示具。
- 蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿されて固定される表示具(1)であって、該表示具(1)は表示具本体(2)と弾性体(3)とからなり、且つ表示具本体(2)は表示板部(2a)の下面で垂下する脚部(2b)の下部に該脚部(2b)自体が周方向に外突して係止部(2c)が設けられ、脚部(2b)が可撓性を有してその反発弾性に抗して該脚部(2b)に弾性体(3)が着脱自在、及び/又は弾性体(3)がその反発弾性に抗して一時的に変形して脚部(2b)に着脱自在に嵌め込み可能となされ、上記脚部(2b)が蓋(4)の取付孔(4a)に嵌挿された際、蓋(4)の裏面(4b)側に突出した脚部(2b)に嵌め込まれる弾性体(3)が前記係止部(2c)と裏面(4b)との間にその反発弾性を抗して表示具本体(2)を着脱自在に固定することを特徴とする蓋の表示具。
- 上記弾性体(3)がコイルばね(3a)となされた請求項1乃至5のいずれかに記載の蓋の表示具。
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