JP3604892B2 - 画像処理装置、方法及び媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置、方法及び媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像を光学的に記録する銀塩フィルムの一部に磁性体を塗布した磁気記録部を設けて成るAPSフィルムと呼ばれるフィルムが普及し始めている。上記磁気記録部には、通常はカメラの撮影日時等の撮影パラメータ等が記録されるが、この磁気記録部に撮影した画像の著作権を主張するための著作権コードを記録するための技術が提案されている。
【0003】
又、このAPSフィルムを読み取り、出力する際に画像上に著作権コードを電子すかし情報として重畳する技術が発明者により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例では、APSフィルム上に著作権コードが付加されているときは、APSフィルムを読み取り、出力する画像データ上に必ず著作権コードが電子透かし情報として付加される。しかしながら、著作権コードが付加されているフィルム画像で、例えば著作権を譲り渡して出力する場合は画像データ上に著作権コードを付加する必要がなくなる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑み、所定の情報を知る著作権者もしくは該権者から許可された者は、著作権情報を電子透かしとして埋め込まれていなく、かつ、画質劣化のない画像データを得ることができることを目的とする。
また、本発明はかかる点に鑑み、所定の情報を知る著作権者もしくは該権者から許可された者は、所望の著作権情報を電子透かしとして画像データに埋め込むことができることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するその一つの発明の画像処理装置は、画像データと前記画像データの著作権情報を入力する第1の入力手段と、前記著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み手段と、所定の情報を入力する第2の入力手段と、前記所定の情報と前記著作権情報とが一致する場合には、前記第1の入力手段により入力された画像データを出力し、前記所定の情報と前記著作権情報とが一致しない場合には、前記埋め込み手段により埋め込まれた画像データを出力する出力手段とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するその一つの発明の画像処理装置は、画像データと前記画像データの第1の著作権情報を入力する第1の入力手段と、所定の情報と第2の著作権情報を入力する第2の入力手段と、前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致する場合には、前記第2の著作権情報を設定し、前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致しない場合には、前記第1の著作権情報を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0008】
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0009】
図1において、不図示のAPSフィルムの磁気記録部から磁気ヘッドにより読み取られた著作権コード1は、電子すかし情報変換部2において後述する電子すかし情報3に変換された後、合成部4に送られる。
【0010】
一方、上記APSフィルムから撮像素子で読み取られ、A/D変換された画像データ5は合成部4に送られて、上記電子すかし情報3と合成される。合成部4からの出力データ7は複写機でコピーされプリントアウトしたり、あるいは記憶装置に画像ファイリングとして保存することができる。尚、著作権コード1がない場合は、セレクタ6を切り換えて画像データ5が合成部4が流れない様にスルーさせる。
【0011】
尚、プリントアウトする場合における画像データ5としては、実際には上記撮像素子で読み取ったR、G、B信号を後述するようにM、C、Y、Bk信号から成るプリント用の画像データに変換したものを用いる。
【0012】
図2はプリントアウトされたコピー8を示すもので、APSフィルムから読み取った画像9と共に、この画像9に重畳されて電子すかし情報化された著作権コード10がプリントされている。この図では、複数個の同じ著作権コード10が二列に配されてプリントされている場合を示している。
【0013】
従って、このようなコピー8を肉眼で見ても著作権コード10は目立たず、本来の画像9を損うことがなく、かつ著作権コード10は画像9の中に埋め込まれた形なので、改竄することは非常に困難となる。
【0014】
次に電子すかし情報を得る方法について説明する。
【0015】
著作権コード等の特定の情報を電子すかし情報に変換して画像中に重畳する方法として、例えば、薄いY(イエロー)のドットを上記特定情報に応じて画像中に混入させる方法がある。また濃淡のドットを形成しないで2値のドットを用いるプリンタの場合は、例えば、Yのドットを特定情報の「1」、「0」に応じて奇数ドット又は偶数ドットだけずらせるという方法がある。この外に画像データを特定情報に応じて周波数変調する等の方法がある。
【0016】
尚、これらの方法は、特開平5−301380号公報、特開平6−86049号公報等に開示されている。
【0017】
次に、上記第1の実施の形態を実現するための具体的な構成について説明する。
【0018】
図3は前記プロジェクタ内に設けられるフィルム給送部及び磁気読み取り部の構成を示す。
【0019】
図3において、1は磁気記録された著作権コード、撮影日時データ等の付加情報を読み取り、書き込みを行う磁気ヘッド、2は磁気ヘッド1の押えパット、3はフィルムカートリッジ、4は磁性体を塗布した磁気記録部を備えたフィルム(APSフィルム)、5はフィルム4を巻き取るためのスプール、123は後述するイメージスキャナ部のための照明光源である。
【0020】
8はフィルムを給送するための給送用フォーク、9はフィルム給送用ギアユニット、10はスプール5を駆動するためのフォーク、11はスプール駆動用ギアユニットである。12は給送用モータであり、上記給送用ギアユニット9、スプール駆動用ギアユニット11にともに接続される。
【0021】
上記給送用モータ12の回転動作によりギアユニット9、11を介してフィルム4が移動し、この移動中にフィルムの面に磁気記録された著作権コード、撮影日時データが磁気ヘッド1によって読み取られる。
【0022】
図4は本発明に用いられるカラー複写機の断面構成を示す図である。
【0023】
図4において、201はイメージスキャナ部であり、原稿画像をカラーで読み取り、必要なディジタル信号処理を行う。200はプリンタ部であり、イメージスキャナ部201で読み取られた原稿画像に対応して画像を記録用紙上にフルカラーでプリント出力する。121はAPSフィルムの投影を行う前記プロジェクトとしてのプロジェクタユニットであり、図3のAPSフィルム給送部及び磁気記録読み取り部を含む。
【0024】
イメージスキャナ部201において、原稿台ガラス(プラテン)203上に置かれた原稿204をハロゲンランプ205の光で照射する。この原稿204から反射光はミラー206、207に導かれ、レンズ208により撮像素子としてのCCD3ラインセンサ(以下、「CCD」という)210上に像を結ぶ。なお、レンズ208には赤外線カットフィルタ231が設けられている。
【0025】
CCD210は、原稿204からの光情報を色分解して、フルカラー情報のレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)成分を読み取った後、画像信号処理部209に送る。CCD210の各色成分読み取りセンサ列は、各々が5000画素から構成されている。これにより、原稿台ガラス203上に置かれる原稿の中で最大サイズであるA3サイズの原稿の短手方向297mmを、400dpiの解像度で読み取ることができる。
【0026】
なお、ハロゲンランプ205、ミラー206は速度vで、また、ミラー207は(1/2)vで、ラインセンサ210の電気的な走査方向(主走査方向)に対して垂直方向(副走査方向)に移動することにより、原稿204の全面を走査する。
【0027】
また、標準白色板211は、CCD210におけるR、G、Bセンサで読み取ったデータを補正する補正データを発生する。この標準白色板211は、可視光でほぼ均一の反射特性を示し、可視では白色の色を有している。ここでは、この標準白色板211を用いて上記R、G、Bセンサから出力データの補正を行う。
【0028】
また、画像信号処理部209では、読み取られたR、G、B画像信号と、外部のホストコンピュータ等から送られた画像信号とを切り替えて入力し、入力された画像信号を電気的に処理して、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成分に分解する。そして、これらの各成分の画像信号をプリンタ部200に送る。
【0029】
また、イメージスキャナ部201における1回の原稿走査(スキャン)についてM、C、Y、Bkの各成分内の1つの成分がプリンタ部200に送られ(面順次画像形成)、合計4回の原稿走査により1枚分のプリントアウトが完成する。
【0030】
次にプリンタ部200について説明する。
【0031】
プリンタ部200では、画像処理された上記M、C、Y、Bkの各画像信号がレーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた各画像信号に応じて半導体レーザ213を変調駆動する。半導体レーザ213からのレーザ光はポリゴンミラー214、F−θレンズ215、ミラー216を介して、感光ドラム217上を走査する。
【0032】
マゼンタ現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器221、ブラック現像器222の4つの現像器が交互に感光ドラム217に接して、感光ドラム217上に形成されたM、C、Y、Bkの静電潜像を対応するトナーで現像する。
【0033】
また、転写ドラム223には、用紙カセット224、または用紙カセット225より給紙された記録用紙が巻き付けられ、感光ドラム217上に形成されたM、C、Y、Bkの各成分の静電潜像にトナーで現像されると感光ドラム217に接触して回転し、現像されたトナー像を順次用紙に転写する。
【0034】
このようにして、M、C、Y、Bkの4色についてトナー像が順次、転写された後、用紙は、定着ユニット226を通過して排紙される。
【0035】
なお、240は、給紙レジストセンサであり、給紙された紙がこのセンサを横切るタイミングから、後述するフィルム読み取りを開始するタイミングを生成する。
【0036】
次に上記プロジェクタユニット121を含むAPSフィルム投影部について説明する。
【0037】
230は、図3で説明したフィルム給送部及び磁気記録読み取り部、123は図3のハロゲンランプ、122はハロゲンランプ123の光を反射する反射板、124は集光レンズ、126は投影レンズ、127は反射ミラー、102はフィルム像をスキャナ内部の読み取り部に結像するためのフレネルレンズ、125は不図示のトレイに格納された複数フィルムを回転移動しつつ連続的に読み取り位置に搬送し、読み取り終了後読み取り位置から引き出すオートキャリアである。このプロジェクタユニット121を用いてフィルム透過光を原稿台ガラス101に投影することにより、フィルム画像をCCD103にて読み取ることができる。
【0038】
図5は以上で説明したプロジェクタユニット121を備えたカラー複写機における画像処理システムの電気的な制御部分を示す図面である。
【0039】
図5において13は、磁気記録データ再生回路であり、フィルム4上の磁気データを読み取る。15は給送用モータ12を駆動するためのモータドライバ、304はフィルム4から読み取った画像データや磁気データを格納するための画像メモリである。
【0040】
303は装置全体を制御するCPU、305は装置の実行制御プログラム等を記憶する本発明による記憶媒体としてのフラッシュメモリである。306は後述する各種指示入力を行う操作部であり複写機の上面に設けられている。209は複写機で必要な各種画像処理を行う図4の画像信号処理部であり、図1の構成を含む。なお、上記記憶媒体としては、フラッシュメモリの外に、他の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を用いてもよい。
【0041】
図6は、フィルム4の読み取り及び画像形成に関するCPU303の処理を示すフローチャートである。
【0042】
ステップS401〜S407で、予めフィルム4の磁気データ及び画像データを読み取り、プリント時の処理条件及びフィルムコマ数を把握し、ステップS408〜S420で、フィルム画像読み取りと給紙動作とを並列実行する。
【0043】
なお、読み取られた磁気データは、画像図5のメモリ304に記憶される。また、読み取られた画像データからR、G、B信号毎に輝度ヒストグラムを生成し、画像データ読み取り・プリント時に画像信号処理部209に設定される各種画像信号処理パラメータを算出する。画像信号処理パラメータの算出に関する技術内容は、カラー複写機におけるフィルムプロジェクタの読み取り処理として公知であり、ここでは詳述しない。また、画像信号処理パラメータの一部は磁気データに基づいて生成することも可能である。
【0044】
次に各ステップについて詳しく説明する。
【0045】
S401において図4のミラー206、207を駆動し、フレネルレンズ102の特定の位置に、スキャナー読み取り位置を固定する。次にS402で、ハロゲンランプ123を点灯する。そしてS403で、モータドライバ15に信号を出力し、給送用モータ12を回転させてフィルム4を1コマ送る。
【0046】
S404で、フィルム給送中に、CCD210で画像データを読み取ると同時に、磁気ヘッド1からフィルム4の磁気記録部に記録された磁気データを読み取る。このとき読み取られる磁気データには、著作権コード、コマ番号、撮影日時、画像サイズ情報、色温度情報、画像方向情報が記憶されている。画像方向情報は、画像が縦位置撮影によるものか、横位置撮影によるものかを示す情報である。撮影サイズ情報は、撮影画像が通常サイズかパノラマサイズかを示す情報である。
【0047】
S405では、S404で読み取ったコマが最終か否かを判断する。S406では、読み取られたフィルムコマ数を示す情報を画像メモリ304に格納する。S407で、ハロゲンランプ123を消灯する。S408で、先に読み取られたコマ数分巻き戻す。S409では、実際にプリントする際に必要とされる画像データの読み取りを行う前に、用紙カセットより給紙を開始する。
【0048】
S410では、S404で画像メモリ304に記憶された画像信号処理パラメータを、画像信号処理部209に設定する。また、後述する図11の処理手順に従って磁気記憶された著作権コードの情報に基づき図1の電子すかし情報変換部2及びセレクタ6を設定する。更に後述する図8の手順に従って磁気記憶された著作権コードの変更を受け付ける。また、磁気記憶された撮影サイズ情報(通常サイズ/パノラマサイズ)より、読み取り領域を決定し、対応する読み取り領域信号を生成するように画像信号処理装置部209の設定を行う。
【0049】
S411で、フィルム4の画像データの読み取りを開始する。CCD210の動作速度に同期して、給送用モータ12を駆動し、フィルム4を移動する。読み取られた画像データは画像メモリ304に格納される。
【0050】
以上の動作により、ミラー206、207を移動させることなく、CCD210よりフィルム4の画像データを1コマ分画像メモリ304に格納できる。
【0051】
これにより、画像データ読み取り時、ミラー206、207移動による、ミラー面の移動の影響がなくなり、色づれの小さなR、G、B信号を得ることができる。
【0052】
次に、S412で、S409において給紙が開始された紙がレジストセンサ240に到達するのを待ち、到達したらS413に進み、紙の所定の位置に画像がプリントされるように像形成開始のタイミングをT ミリ秒遅延して調整する。S414では、画像メモリ304に格納された各コマに対する画像データに基づき、半導体レーザ217を駆動して1コマ分の像形成を開始する。
【0053】
S415で、現在プリント中のフィルムのコマは最小コマか否かを判断する。YesならS419でプリント終了を待った後、S420でランプを消灯し、S421でフィルムを巻き戻してプリント処理を終了する。Noなら前の紙のプリント中に416に進む。S416では所定時間T ミリ秒を遅延する。即ち、先に給紙した紙がプリント完了後にすぐに次の紙のプリントを開始できるタイミングになるように、次の給紙を開始するタイミングを調整する。
【0054】
S416の遅延処理後、S417で前の紙のプリント完了前に次の給紙を開始する。S418で、レーザ217によるプリント作業が終了するのを待つ。プリント作業が終了したらすぐにS410にもどり、上述と同様の処理手順を繰り返す。
【0055】
以上のプリント手順によって、フィルム4の画像データの読み取り動作と給紙及びプリント動作を並行移動させることにより、フィルム読み取り及びプリントの全体処理の速度を向上させることができる。また、反射原稿の読み取りセンサーを利用し、フィルムを給送しながら読み取ることにより、フィルム読み取りのためのセンサを省くことが可能となる。
【0056】
図番は前後するが図7は図2に示すプリントの別の例である。かかる例においては11に示される様に著作権を示すパターンを人間の目で視認できるパターンとして形成してもよい。
【0057】
次にS410において引用した図11、図8のフローチャートについて説明する。
【0058】
図11はCPU303の処理を示す、フローチャート図6の内のS410の著作権コードの電子すかし画像の設定を説明する図面である。
【0059】
図11の1101において、図10の操作部画面で入力された、プリント許諾コード−Pをハッシュ関数hを用いて、コード化し、CPを得る。
【0060】
CP=h(p)…式(1)
【0061】
尚かかる操作部画面は図5の306に示される操作部を示し、図10において1010はプリント許諾コードを入力するためのテンキー、アルファベットキーであり、1012は入力されたキー情報を表示する表示部、1014は表示されたキー情報を使用者がプリント許諾コードとして確定するためのキーである。
【0062】
1102において、前記CPの値と、APSフィルムに格納されている著作権コードの値が一致しているかどうかを調べる。
【0063】
一致している場合には1103において、図1で示す、スイッチ6を制御して、著作権コードを電子透かし情報として画像データに重畳しないよう制御する。
【0064】
一致していない場合には1104において、図1で示す、スイッチ6を制御して、著作権コードを電子透かし情報として画像データに重畳するよう制御する。
【0065】
次に図8は図9で示す操作部画面で入力した、著作権コードをAPSフィルムに設定する処理を説明した図面である。
【0066】
尚、かかる操作画面は図5の306に示される操作部を示し、図9において910は後述するコードを入力するためのテンキー、アルファベットキー、912は入力された著作権コードを表示する表示部、914は新たに設定された新著作権コードを表示する表示部、916は表示されたコードを確定するためのキーである。
【0067】
図8の801において図9の操作部画面で著作権コード及び、新著作権コードを入力する。802において、801入力された、著作権コード−Cをハッシュ関数hを用いて、コード化する。
【0068】
CC=h(c)…式(2)
【0069】
ハッシュ関数としては、本実施例では、MD5と呼ばれる関数を用いる(MD5:暗号理論の基礎 Douglas R.Stinson著 共立出版株式会社 第7章 に詳述)。
【0070】
803において、APSフィルムの磁気記録部の著作権コードと、前記CCの値が一致しているか否かを判断する。
【0071】
804において、入力された、新著作権コードNCをハッシュ関数を用いて、変換する。
【0072】
CNC=h(NC)…式(3)
【0073】
805において、前記CNCの値を図3に示す磁気ヘッド1によってAPSフィルムの磁気記録部に書き込む。
【0074】
以上説明したように著作権コードを再設定する手段により、一度発行したプリント許諾コードを無効にし新たに、著作権コードを再設定する事が可能になる。
【0075】
本実施例に開示された構成に依れば、著作権者のみが知り得る特定コードを入力し、APSフィルムに格納された著作権に関する情報と一致する際、画像データ上に著作権コードが付加されない手段をもうける事により、出力される画像データ上に、著作権コードが電子透かし情報として付加されないようにすることを、著作権者のみが実施可能にできる。
【0076】
又、著作権者のみが知り得る特定コードを入力し、APSフィルムに格納された著作権に関する情報を変更する手段を設ける事により、著作権者のみがAPSフィルムに格納された著作権に関する情報を変更する事が可能になる。
【0077】
本発明は複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0078】
また前述した実施形態の機能を実現する様に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本願発明の範疇に含まれる。
【0079】
またこの場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
【0080】
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0081】
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実現することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼動しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0082】
更に供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本願発明に含まれることは言うまでもない。
【0083】
本発明は上述の実施例に示されたAPSフィルム以外の媒体、例えば光磁気ディスク或いは半導体メモリ等の固体メモリであってもよい。
【0084】
又、画像データに付加された情報に関連した情報としては、APSフィルムに格納されている著作権コードとしたが、本発明はかかる著作権コードそのものでなくてもよい。例えば該著作権コードとは別の著作者のみが知り得るような情報であってもよい。かかる情報としては、例えば暗唱コードであってもよい。要は画像データに付加された情報であればよい。
【0085】
又、本実施例においては著作権コードをハッシュ関数を用いて更にコード化したがこれに限らず、他の種々の関数或いは他の方法を用いてコード化してもよい。
【0086】
又本実施例においては財産権として著作権を説明したが本発明はこれに限らず、通常実施権、専用実施権、一時複製権等であってもよいことは勿論である。
【0087】
又、本実施例においては複写機等の画像形成手段により例えば紙上に像形成するに際して電子すかし情報を付加したが、これに限らず、画像データをネットワークを介して伝送する場合においても同様に本発明を適用することが出来る。
【0088】
【発明の効果】
本発明は、所定の情報と画像データの著作権情報とが一致する場合に、入力された画像データを出力し、所定の情報と画像データの著作権情報とが一致しない場合には、著作権情報を電子透かしとして埋め込まれた画像データを出力するので、所定の情報を知る著作権者もしくは該権者から許可された者は、著作権情報を電子透かしとして埋め込まれていなく、かつ、画質劣化のない画像データを得ることができる。
【0089】
又、本発明は、所定の情報と画像データの第1の著作権情報とが一致する場合には、第2の著作権情報を電子透かしとして画像データに埋め込み、所定の情報と画像データの第1の著作権情報とが一致しない場合には、第1の著作権情報を電子透かしとして画像データに埋め込むので、所定の情報を知る著作権者もしくは該権者から許可された者は、所望の著作権情報を電子透かしとして画像データに埋め込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】プリントアウトされたコピーを示す構成図である。
【図3】フィルム給送部及び磁気読み取り部を示す斜視図である。
【図4】カラー複写機の断面構成図である。
【図5】カラー複写機の電気的な制御部分を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態による動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるコピーの状態を示す構成図である。
【図8】図9で示す操作部画面で入力した、著作権コードをAPSフィルムに設定する処理を説明した図である。
【図9】新たな著作権コードを入力する操作部画面を示す図である。
【図10】プリント許諾コードを入力する操作部画面を示す図である。
【図11】CPU303の処理を示す、フローチャート図6の内のS410の著作権コードの電子すかし画像の設定を説明する図である。

Claims (10)

  1. 画像データと前記画像データの著作権情報を入力する第1の入力手段と、
    前記著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み手段と、
    所定の情報を入力する第2の入力手段と、
    前記所定の情報と前記著作権情報とが一致する場合には、前記第1の入力手段により入力された画像データを出力し、前記所定の情報と前記著作権情報とが一致しない場合には、前記埋め込み手段により埋め込まれた画像データを出力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データと前記画像データの第1の著作権情報を入力する第1の入力手段と、
    所定の情報と第2の著作権情報を入力する第2の入力手段と、
    前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致する場合には、前記第2の著作権情報を設定し、前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致しない場合には、前記第1の著作権情報を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. さらに、前記埋め込み手段により埋め込まれた画像データを出力する出力手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データは、フィルムを読み取って得られた画像データであり、前記著作権情報は、前記フィルムの磁気記録部より得られた情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データは、フィルムを読み取って得られた画像データであり、前記第1の著作権情報は、前記フィルムの磁気記録部より得られた情報であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定の情報は、ハッシュ関数により変更された情報であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像データと前記画像データの著作権情報を入力する第1の入力工程と、
    前記著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み工程と、
    所定の情報を入力する第2の入力工程と、
    前記所定の情報と前記著作権情報とが一致する場合には、前記第1の入力工程で入力された画像データを出力し、前記所定の情報と前記著作権情報とが一致しない場合には、前記埋め込み工程で埋め込まれた画像データを出力する出力工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像データと前記画像データの第1の著作権情報を入力する第1の入力工程と、
    所定の情報と第2の著作権情報を入力する第2の入力工程と、
    前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致する場合には、前記第2の著作権情報を設定し、前記所定の情報と前記第1の著作権情報とが一致しない場合には、前記第1の著作権情報を設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された著作権情報を電子透かしとして前記画像データに埋め込む埋め込み工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. さらに、前記埋め込み工程で埋め込まれた画像データを出力する出力工程を有することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 請求項7〜9の何れか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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