JP3604797B2 - 血圧測定装置用ディスポーザブルカフ及びカフカバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は血圧測定装置用ディスポーザブルカフ又はカフカバーに関し、特に汚れや発汗を伴う環境下で使用可能な血圧測定装置用ディスポーザブルカフ又はカフカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年虚血性の心疾患の増加に伴い、各種の運動負荷試験が行われる機会が多くなり、負荷試験の際の血圧測定の機会も増してきた。そして、この負荷試験に用いることのできる自動血圧計も登場してきている。
また、24時間携帯して血圧を測定する血圧ホルターも利用される機会が増えてきた。
【0003】
これらの自動血圧計に用いられるカフは、従来よりゴム嚢を伸縮性の少ない布地で覆う構成が主流であった。そして、この布地は堅牢に繰り返し使用可能に構成されているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、このような従来のカフを運動負荷試験及びホルター検査等の血圧測定に用いると、発汗によりカフの布地が水分をふくんだ状態となり、装着した感触が非常に悪く、また、これを繰り返し使用しては汗のにおいが染み付き、衛生面でも問題が多いのが現状であった。
【0005】
更に、カフの重量も重く、カフの重量を負担に感ずることも多かった。
また、一部にディスポーザブルカフやカフをカバーするカフカバーもあったが、ディスポーザブルカフはゴム嚢を含む全てをディスポーザブル化したもので、構造も強度に重点をおいたものとなっており、ビニールや不織布を母体としており、上述した汗の影響等に関しては何ら対策が取られておらず、発汗によりカフがべとべとした状態となり、装着した感触が非常に悪く、衛生面でも問題が解決されておらず、更に、携帯性にも問題が残されたままであった。
【0006】
また、従来のものは、コロトコフ音(以下「K音」と称す。)検出マイクロホンによりK音を収集しようとしても、K音を収納するマイクポケットは製造上(コスト上)の理由で取り付けが困難であり、K音検出を必要としないオシロメトリック計測用としてしか使用できるものがなかった。
また、カフカバーとしては、発汗部分(皮膚接触部分)のみを覆う部分カバータイプと、カフ全体をカバー化した全体カバータイプがあるが、部分カバータイプは主に木綿性の布地で構成されており、全体カバータイプは不織布で構成されいた。このため、上述した汗の影響等に関しては何ら対策が取られておらず、重量も重くかつ発汗によりカフの布地が水分を含んだ状態となり、装着した感触が非常に悪く、衛生面でも問題が解決されていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題に鑑みて成されたもので、上述の課題を解決し、運動負荷試験やホルター試験などに使用しても装着感を損なわれることがなく、衛生面の問題も無い血圧測定装置用カフ又はカフカバーを提供することを目的とする。そして、係る目的を達成する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0008】
即ち、カフの測定者への装着面に透水性の表面層を、表面層に続いて吸水性材料で形成された吸水層を設け、表面層の反対側裏面を面ファスナー地で形成するとともに、面ファスナー地に係止する対応面ファスナーと、対応面ファスナーの下部に設けられた、血管音を検出するマイクを収納可能な開口部を有するポケット部分とを有するマイクホルダーを有し、マイクホルダーが、対応面ファスナーを面ファスナー地の上端部近傍で係止し、マイクホルダーを面ファスナー地の上端で折り返すことにより、測定者への装着面に開口部が対向するように装着されることを特徴とする。
【0009】
更にまた、測定者への装着面に設けられた透水性の表面層と、表面層に続いて吸水性材料で形成された吸水層と、カフの測定者への装着面に当カフカバーを係止可能な係止部を有し、係止部は、カフ端部よりカフの裏側に折り曲げ係止可能な折り込み凸辺部と、折り込み凸辺部の折り曲げ状態時のカフの裏側当接面の所定領域にカフに係止可能な粘着材が塗布された粘着材部分を有することを特徴とするディスポーザブルカフカバーとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[発明の実施の形態の第1の例]
図1乃至図3は本発明に係る発明の実施の形態の一例の血圧測定装置用のディスポーザブルカフを説明するための図である。図1は本例の血圧測定装置用ディスポーザブルカフの展開図、図2は本例の血圧測定装置用ディスポーザブルカフのウエルダー溶着状態を説明するための図、図3は本例のディスポーザブルカフのゴム嚢配設部の断面構造を示す図である。
【0012】
図1乃至図3において、1は本例のディスポーザブルカフである。図中、10は表面材、20は本例の特徴的な構成である吸水層、30はゴム嚢、40は外面層、50は外面層40の端部に固着された雄側の面ファスナー地である。
表面材10は、例えばディスポーザブルタイプの紙おむつ等に多く用いられているポリエステルとポリエチレンの混合品の、肌に直接接触してもほとんどべとつかず、布の風合いを持ちながら柔軟性、疎水性、通気性、軽量性に優れた不織布で構成する。
【0013】
この表面材10(皮膚接触面)の直下には、ディスポーザブルの紙おむつなどにも用いられているパルプ材を基材とした水分を固形化して閉じこめる薄型吸水ポリマー層21、及び該吸水ポリマー層21のみでは強度的に不足することから所定強度を確保するためのビニールラミネート層22より構成される吸水層20が設けられている。
【0014】
以上の構成を備えることにより、発汗等があっても、この汗による水分は表面材10を透過して吸水層20で吸水される。このため、運動負荷やホルター検査に使用するような発汗を伴う血圧測定に用いても、水分が吸水層20に吸収されるため、皮膚に接触している表面材10の肌合いには変化が無く、快適な装着感が持続できる。
【0015】
そして、本例においては、この吸水層20の下部の裏面には裏面表面部が略全面に渡ってメス側の面ファスナー地42の配設された外面層40が設けられている。なお、この外面層40も面ファスナー地42のみでは強度的に不足する場合も考えられるため、吸水層20側の面にビニールラミネート層41が設けられている。
【0016】
なお、以上の説明においては強度不足を補うためにビニールラミネート層22、41を設ける場合を例として説明したが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えばビニールラミネート層に変えてオレフィン系ラミネート層としても良く、同等の品質のものであれば適時使用することができる。
また、この外面層40と吸水層20との間の一方端部のほぼ1/2〜1/3程度のところにはゴム嚢30が設けられている。このゴム嚢30の配設位置を図3に破線で示す。
【0017】
そして、上述した外面層40の他方端部の一部に図1に示すようにオス側の面ファスナー地50を固着し、外面層40の一方端部の所定位置にゴム嚢30を位置決め配置する。続いて少なくとも外面層40の面ファスナー地50配設部分を露出し、ゴム嚢30を覆うように吸水層20を配置し、更に吸水層20の上に表面材10を位置決めして重ね合わせる。
【0018】
そして、図2に斜線で示す様に表面材10の外延部及びゴム嚢30のエアー注入口31部分を除く周辺部を不図示の高周波ウエルダーにより一回で溶着する。なお、この熱溶着は以上の例に限定されるものではなく、ヒート部材で加熱することにより熱溶着しても良い。以上の様にして本例のカフが使用可能となり、ゴム嚢30が吸水層20と外面層40との間に位置決めして固定収納された状態となる。
【0019】
その後、本例のカフ1を測定者の上腕部に装着して、このゴム嚢30のエアー注入口31より不図示のエアーポンプの作動によりエアーを注入する。これにより測定者の上腕部が加圧され、血圧の測定が行われることになる。
なお、以上の様にして形成された本例のカフ1は、ゴム嚢30の配設部分を除く厚さは1.3mm以内に収められている。
【0020】
また本例においては、カフの測定者への装着状態を良くするために、装着状態で円錐台形状とするために、各層のゴム嚢30のエアー注入口31配設側に比し反対側をより大きな径で裁断している。例えば、上腕部に使用するカフの場合にはゴム嚢30のエアー注入口31配設側を1100mmRの径で裁断し、反対側を1250mmRの径で裁断している。以上の裁断方法を行なうことにより、本例のカフを測定者に装着した際に円錐台形状となり、上腕部の形状に近い形状となるため、測定部位に対する密着状態がよくなり、全体が軽量であることともあいまって運動負荷等を行なってもカフがずれたり、振動による測定誤差の発生が抑えられる。
【0021】
更に、全体のコストも低く抑えることができ、カフを使い捨てタイプ(ディスポーザブルタイプ)として最適であり、衛生面でも非常に優れたカフが提供できる。
また、本例のカフにはマイクを装着するためのマイクホルダー等が標準装備されていないが、カフの構造が上述した構造であるために、簡単な構成でしかも強固に固定することのできるマイクホルダーを取り付けることが可能である。以上の点に鑑み、本例のカフに装着することのできるマイクホルダーが用意されている。
【0022】
この本例のカフに装着して用いるマイクホルダーの構成を図4に示す。
図4に示すように本例のマイクホルダー70は、カフの表面材10とほぼ同様の材質の底部71と底部71に接合部74で接合されたポケット材72とで構成されており、底部71のポケット材72配設面上部には、当該マイクホルダーの装着されるカフの外面に設けられている面ファスナー地に対応した面ファスナー地73が配設されている。この面ファスナー地73としては、例えば、カフの外面に設けられている面ファスナー地が図1に示す様にメス側である場合にはオス側の面ファスナー地が配設されている。
【0023】
なお、底部71とポケット材72との接合は、例えば熱溶着で行なうのが比較的容易であり、マイクホルダー70に用いる材質は熱溶着できる簡易的なものを用いることができる。しかしながら、この接合はこれに限るものではなく、縫合により接合してもよい。そして、ポケット形成部の大きさは中に収納するマイクによって定まり、また、底部71のポケット形成部上部の長さ(面ファスナー地を含むポケット形成部上部の長さ)を変更することによって、マイク位置をあらゆる場所へ位置決めすることが可能である。
【0024】
また、面ファスナー地73のカフへの装着位置を変えることによってもマイク位置を種々変更する事が可能であり、あらゆる場合に容易にかつ適切に対応することが可能となる。
この本例のマイクホルダー70のカフへの装着例を図4及び図5を参照して以下に説明する。図5は本例のマイクホルダー70のカフへの装着状態を示す図である。
【0025】
本例においては、血管音等を集音する集音マイク81をマイクホルダー70のポケット形成部にマイクの集音面が底部71側となるように収納する。
そして、集音マイク81を収納したマイクホルダー70をカフに装着する場合には、図5に示すように、マイクホルダー70の面ファスナー地73を装着しようとするカフの外面層40の面ファスナー地部分に係合係止させる。そして、端部を境に表面層10側にポケット形成部が内側となるように折り曲げる。その後、このマイク81のコードの終端部のコネクタジャック82を血圧計に接続し、ゴム嚢30と血圧計の不図示の加圧ポンプとを接続し、カフを測定者の測定箇所に装着することで、血圧等の測定が可能となる。
【0026】
以上説明したように本例によれば、軽量で、かつ例えカフ装着部分に発汗等があっても水分を内部に吸収し、測定者への装着部分が汗などの水分によりべとつくことも無く、装着感に優れたカフが提供できる。
しかも、カフの組立及びマイクホルダーの製造も熱溶着等の製造の自動化に適した方法を採用可能であり、製造単価も低く抑えることができ、ディスポーザブルタイプとして最適である。
【0027】
さらに、血管音収集用のマイクロホンを装着することが可能な構成となっているため、コロトコフ音方式の測定を行うことができる。この場合においても、コロトコフ音検知用のマイクロホン位置に制約が少ないため、常に動脈上に固定することも可能であり、精度の高い測定が可能となる。
[発明の実施の形態の第2の例]
以下に説明する本発明に係る発明の実施の形態の第2の例においては、吸水層を設けたカフとするのではなく、吸水層を有するディスポーザブルカフカバーとし、このディスポーザブルカフカバーを例えば従来より用いられている通常タイプのカフに装着して上述した第1の例と同様の作用効果を達成している。
【0028】
本発明に係る発明の実施の形態の第2の例を図6及び図7に示す。図6は第2の例のディスポーザブルカフカバーの全体構成を説明するための図、図7は第2の例のディスポーザブルカフカバーの構造を示す図である。
第2の例のディスポーザブルカフカバー90は、図6に示す様に、幅が略装着するカフの幅と同様或はやや大きめで、長さが少なくとも当該ディスポーザブルカフカバーを装着したカフを測定者へ装着した場合に測定者の皮膚に接触する可能性のある領域の全域をカバーする長さ以上の長辺形の四隅の端部より長辺部の外側に半円形状の折り込み部91、92、93、94を有する様に形成されている。
【0029】
この第2の例におけるディスポーザブルカフカバーの図6のAに示す部分の断面構成を図7に示す。図7において、96は上述した第1の例の図3に示すディスポーザブルカフの表面層10と同様の材質で形成されている表面材、97は同じく図3における吸水層21と同様の吸水層、98は強度を確保するためのビニールラミネート層である。なおこのビニールラミネート層に変えてオレフィン系ラミネート層としても良く、同等の品質のものであれば適時使用することができる。そして、第2の例においては全体の厚さを0.5mm以内に形成している。
【0030】
第2の例においても、以上の各材料を上述した第1の例の図2に示す場合と同様に周辺部を不図示の高周波ウエルダーにより一回で溶着する。なお、この熱溶着は、ヒート部材で加熱することにより熱溶着しても良い。
そして、更に、ビニールラミネート層98の略中心部に図6に示すように両面粘着テープを貼着し、更に各折り込み部91、92、93、94部分にも図6に91a、92a、93a、94aに示す両面粘着テープを貼着する。そして、外面部分は粘着テープの粘着面をカバーするカバー部材が貼着されており、使用時にこのカバー部材を剥がして粘着面を露出させ、カフの血圧測定者の皮膚接触側である内側部分の所望の部分に折り込み部91、92、93、94がカフの長辺部端部より外側になるように位置決めし、中央部の両面粘着テープ95でカフに固定する。
【0031】
更に、カフの外側に折り込み部91、92、93、94を折り曲げて外側面に両面粘着テープ91a、92a、93a、94aにより貼着する。これにより第2の例のカフカバーがカフの測定者の皮膚接触面をカバーするようにして取り付けられる。
その後、従来と同様にして第2の例のカフカバーの装着されたカフを血圧測定者に装着して血圧測定を行なえば良い。この場合においても、測定者の皮膚接触部分はカフカバーの表面材96が接触している状態であり、この部分に発汗等が生じても、上述した第1の例と同様に水分は表面材96を透過して吸水層97に浸透し、ここで水分を吸収するため、常に皮膚接触面は乾いた状態に維持でき、装着感が悪化するようなことも無い。
【0032】
更に、第2の例においては、カフ全体ではなく、測定者の皮膚等に接触する部分のみカバーするものであるため、材料も少量ですみ、また、製造も簡単であり、廉価にできる。従って、ディスポーザブルタイプとして最適であり、測定毎に新たなカフカバーを使用してもランニングコストを低く抑えることができ、且つ装着感もよく、衛生面でも優れたものとすることができる。
【0033】
[発明の実施の形態の第3の例]
更に、本発明に係る発明の実施の形態の第3の例のディスポーザブルカフカバーの例を図8及び図9を参照して以下に説明する。第3の例のディスポーザブルカフカバーも、上述した第2の例と同様に、従来より用いられている通常タイプのカフに装着して上述した第1の例と同様の作用効果を達成している。
【0034】
本発明に係る発明の実施の形態の第3の例を図8及び図9に示す。図8は第3の例のディスポーザブルカフカバーの全体構成を説明するための図、図9は第3の例のディスポーザブルカフカバーの構造を示す図である。
第3の例のディスポーザブルカフカバー100は、図8に示す様に、幅が略装着するカフの幅と同様或はやや大きめで、長さが少なくとも当該ディスポーザブルカフカバーを装着したカフを測定者へ装着した場合に測定者の皮膚に接触する可能性のある領域の全域をカバーする長さ以上の長辺形に形成されている。
【0035】
この第3の例におけるディスポーザブルカフカバーの図8のAに示す部分の断面構成を図9に示す。図8及び図9において、102は上述した第1の例の図3に示すディスポーザブルカフの表面層10と同様の材質で形成されている表面材、103は同じく図3における吸水層21と同様の吸水層、104は強度を確保するためのビニールラミネート層である。なおこのビニールラミネート層に変えてオレフィン系ラミネート層としても良く、同等の品質のものであれば適時使用することができる。そして、第3の例においては全体の厚さを0.5mm以内に形成している。
【0036】
第3の例においても、以上の各材料を上述した第1の例の図2に示す場合と同様に周辺部を不図示の高周波ウエルダーにより一回で溶着する。なお、この熱溶着は、ヒート部材で加熱することにより熱溶着しても良い。
そして更に、第3の例においては、ビニールラミネート層104の下に当該カフカバー裏面の略全面に渡って図8の101に示す両面粘着テープを貼着し、更に粘着テープの外面部分には粘着テープの粘着面をカバーしてカフカバーの使用時に容易に剥離可能に構成されているカバー部材が貼着されている。
【0037】
この第3の例のカフカバーの使用時には、このカバー部材を剥がして粘着面を露出させ、カフの血圧測定者の皮膚接触側である内側部分の所望の部分に貼り付け両面粘着テープ101の粘着力でカフに固定する。
その後、従来と同様にして第3の例のカフカバーの装着されたカフを血圧測定者に装着して血圧測定を行なえば良い。この場合においても、測定者の皮膚接触部分はカフカバーの表面材102が接触している状態であり、この部分に発汗等が生じても、上述した第1の例と同様に水分は表面材102を透過して吸水層103に浸透し、ここで水分を吸収するため、常に皮膚接触面は乾いた状態に維持でき、装着感が悪化するようなことも無い。
【0038】
更に、第3の例においては、第2の例と同様にカフ全体ではなく測定者の皮膚等に接触する部分のみカバーするものであるため、材料も少量ですみ、また、製造も簡単であり、廉価にできる。従って、ディスポーザブルタイプとして最適であり、測定毎に新たなカフカバーを使用してもランニングコストを低く抑えることができ、且つ装着感もよく、衛生面でも優れたものとできる。また、第3の例では、カフカバーの略全面に渡ってカフに固定されるため、測定中もカフに強固に固定することができ、運動負荷等に特に適している。
【0039】
以上説明したように上述した第1乃至第3の例のいずれもともに直接生体に接触する部分が清潔な状態で、かつ、べとつき等なく血圧測定ができる。このため、特に運動負荷試験などの様に発汗を伴う血圧測定においても、他の人の使用したカフを使わなくて済み、衛生面でも優れたものが提供できる。更に、軽量であるため、測定者に与える負荷も少ないものとできる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、直接生体に接触する部分を常にさらさらして状態(乾燥した状態)に維持することができ、清潔な状態での血圧測定ができる。しかも、全体を廉価に構成することができ、測定毎に新たなカフカバーを使用してもランニングコストを低く抑えることができる。且つ装着感もよく、衛生面でも優れたものとできる。
【0041】
このため、特に運動負荷試験などの様に発汗を伴う血圧測定においても、他の人の使用したカフを使わなくて済み、衛生面で特に優れたものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例の血圧測定装置用カフの展開図である。
【図2】本例の血圧測定装置用カフのウエルダー溶着状態を説明するための図である。
【図3】本例の血圧測定装置用カフの展開図である。
【図4】本例のカフに装着して用いるマイクホルダーの構成を示す図である。
【図5】本例のマイクホルダーのカフへの装着状態を示す図である。
【図6】本発明に係る発明の実施の形態の第2の例のカフカバーの全体構成を説明するための図である。
【図7】第2の例のカフカバーの構造を示す図である。
【図8】本発明に係る発明の実施の形態の第3の例のカフカバーの全体構成を説明するための図である。
【図9】第3の例のカフカバーの構造を示す図である。
Claims (4)
- カフの測定者への装着面に透水性の表面層を、前記表面層に続いて吸水性材料で形成された吸水層を設け、
前記表面層の反対側裏面を面ファスナー地で形成するとともに、
前記面ファスナー地に係止する対応面ファスナーと、前記対応面ファスナーの下部に設けられた、血管音を検出するマイクを収納可能な開口部を有するポケット部分とを有するマイクホルダーを有し、
前記マイクホルダーが、前記対応面ファスナーを前記面ファスナー地の上端部近傍で係止し、前記マイクホルダーを前記面ファスナー地の上端で折り返すことにより、前記測定者への装着面に前記開口部が対向するように装着されることを特徴とする血圧測定装置用ディスポーザブルカフ。 - 前記血圧測定装置用ディスポーザブルカフは、長尺状の内側と外側で異なる径の円周径となる様に形成され、カフを測定部に装着した際にやや円錐台形状となることを特徴とする請求項1記載の血圧測定装置用ディスポーザブルカフ。
- 血圧測定装置に接続されるカフの少なくとも測定者への装着面部分をカバーするディスポーザブルカフカバーであって、
測定者への装着面に設けられた透水性の表面層と、
前記表面層に続いて吸水性材料で形成された吸水層と、
カフの測定者への装着面に当該カフカバーを係止可能な係止部を有し、
前記係止部は、カフ端部よりカフの裏側に折り曲げ係止可能な折り込み凸辺部と、前記折り込み凸辺部の折り曲げ状態時の前記カフの裏側当接面の所定領域に前記カフに係止可能な粘着材が塗布された粘着材部分を有することを特徴とするディスポーザブルカフカバー。 - 前記係止部は、前記カフへの接触面の全域に粘着材を塗布してなることを特徴とする請求項3記載のディスポーザブルカフカバー。
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