JPH10165378A - 血圧測定用カフ - Google Patents

血圧測定用カフ

Info

Publication number
JPH10165378A
JPH10165378A JP8325627A JP32562796A JPH10165378A JP H10165378 A JPH10165378 A JP H10165378A JP 8325627 A JP8325627 A JP 8325627A JP 32562796 A JP32562796 A JP 32562796A JP H10165378 A JPH10165378 A JP H10165378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cuff
adhesive layer
blood pressure
pressure measurement
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8325627A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kawamura
真一 川村
Masami Uchibori
雅巳 内堀
Kazuo Oba
和夫 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
Priority to JP8325627A priority Critical patent/JPH10165378A/ja
Publication of JPH10165378A publication Critical patent/JPH10165378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動負荷試験などに使用しても装着感を損な
われることがなく、衛生面の問題も無い血圧測定用カフ
を提供することを目的とする。更に、運動負荷等に使用
しても装着位置がずれることがなく、かつカフの装着も
容易な血圧測定用カフを提供する。 【解決手段】 接着層4表面の保護シールを剥がす等し
て接着剤を露出させ、接着剤を測定者の腕の動脈上にマ
イク5が位置決めされる位置を選択し、このマイク5が
この位置となるようにカフの接着層4の配設端部位置を
決める。そしてこの位置にカフ端部を押し付ける等して
接着層4を皮膚表面に圧接してカフをこの接着層4の接
着力で位置決め係止する。続いてカフを腕に巻きつけて
いき、最後の他方端部は面ファスナ3で固定する。この
際に、本例においては、接着層4の接着力でカフの端部
が腕に固定された状態となるため、以後のカフの腕への
膜付けが容易に行なうことが可能であり、例え一人であ
っても、極めて容易にカフを自己の測定部位に装着でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血圧測定用カフに関
し、特に汚れや発汗を伴う環境下で使用可能なディスポ
ーザブル使用に適した血圧測定用カフに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の血圧測定は、必ず安静状態で行な
うことが原則であり、血圧測定に用いられるカフもゴム
嚢を伸縮性の少ない布地で覆う構成が主流であった。そ
して、この布地は堅牢に繰り返し使用可能に構成されて
いるものであり、重量もかなりあり、重いものであっ
た。
【0003】一方、近年虚血性の心疾患の増加に伴い、
各種の運動負荷試験やホルター計測が行われる機会が多
くなり、運動負荷試験やホルター計測の際の血圧測定の
必要性も増してきた。そして、この運動負荷試験やホル
ター計測に用いることのできるカフの必要性も増してき
ている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述したような従来のカフを運動負荷試験やホルター計測
での血圧測定に用いると、発汗によりカフの布地が水分
をふくんだ状態となり、装着した感触が非常に悪く、ま
た、これを繰り返し使用しては汗のにおいが染み付き、
衛生面でも問題が多いのが現状であった。
【0005】また、カフの重量もあり、カフ自体が重い
ため、運動中等にカフの位置がずれてしまい、正確な血
圧測定ができない事態も多々発生していた。従って、こ
のような場合にはディスポーザブルで使用するディスポ
ーザブルカフが使用に適しており、また、カフの装着状
態の変化の少ないカフが適している。この時に問題とな
るのは、ディスポーザブルカフとした場合には定常的に
使用するものでは無いため、構成が複雑となって高価に
なったり、全体の重量が重くなったりすることを避けな
ければならないことである。
【0006】更に、運動負荷やホルター計測を始め、血
圧を測定する際は、カフ装着を一人で行なう可能性もあ
る。このため、カフも一人で容易に装着できるものであ
ることが求められる。従来の血圧測定用のカフも、一人
で容易に装着できるように例えば図6、図7に示すよう
な構造としていた。図6は、カフに折り返し機構を備え
た例を示す図、図7はクリップ機構を内包した例を示す
図である。
【0007】図6において、110がカフの例えばゴム
嚢内包側端部に固定された折り返し金具110を備え、
カフの他方端部120をこの折り返し金具110に通し
て折り返し、カフの径を絞って所定のきつさで生体の例
えば腕にカフを巻き付けて折り返し面に配設されている
マジックテープ地により巻き付け状態を維持する方式で
ある。
【0008】しかし、この方法では、折り返し金具11
0が必要であり、また、カフの固定時にこの折り返し金
具110に応力が集中するため、金具を堅牢に構成する
必要があり、かつ、金具をカフ端面に固定する場合にも
この固定を堅牢にする必要があり、このための構成を備
えてはカフの価格も高価となってしまい、また、重量も
あり、ディスポーザブルで使用するには問題の多いもの
であった。
【0009】更に、クリップ機構を内包した図7の例で
は、クリップ機構としてC形状金具210を内包してお
り、このクリップ機構で生体のカフ装着部位を包みこ
み、カフを位置決めしてからカフの端部をC形状金具内
包部210を包みこむように巻き付け、カフを装着する
方式である。しかしながら、この方式では、内包するC
形状金具の重量、構造ともに上述した図6に示すものに
比し高価かつ複雑な構造であり、ディスポーザブルで使
用するには更に問題の多いものであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題に鑑
みて成されたもので、上述の課題を解決し、運動負荷試
験やホルター計測などに使用しても装着感を損なわれる
ことがなく、衛生面の問題も少ない血圧測定用カフを提
供することを目的とする。更に、運動負荷やホルター計
測等に使用しても装着位置がずれることがなく、かつカ
フの装着も容易な血圧測定用カフを提供することを目的
とする。そして、係る目的を達成する一手段として、例
えば以下の構成を備える。
【0011】即ち、カフの一方端部近傍の裏面である測
定者への生体皮膚接触面の少なくとも一部となる位置に
接着層を配設してなることを特徴とする。そして例え
ば、前記接着層は、ゴム嚢収納側端部近傍に配設されて
いることを特徴とする。また、カフの末梢側内側にコロ
トコフ音を収集するためのマイク収納部が配設されてい
ることを特徴とする。
【0012】また例えば、カフの裏面である生体皮膚接
触面の他方端部近傍及びカフの表面をマジックテープ地
で構成することを特徴とする。あるいは、前記接着層
は、前記カフ裏面の端部の生体皮膚接触面に配設されて
いることを特徴とする。更に例えば、前記接着層は、2
つ折り可能で一方表面に接着層が配設され裏面に接着剤
が配設された薄片を、2つ折りして前記裏面でカフの端
面を挟みこみ前記接着剤の接着力により前記薄片をカフ
の一方端部に固定し、該薄片の表面に配設された接着層
により形成することを特徴とする。あるいは、表面にカ
フの製造販売元、取扱い等の表示され、一方端部が所定
量延出して当該延出部に接着層が配設された接着層配設
部材を、前記カフの一方端部に前記延出部がカフ端部よ
り延出するように固定して形成することを特徴とする。
【0013】更に、例えば、前記薄片の端部を測定者の
生体皮膚表面に固定する裏面に接着剤層が配設された補
助シールが前記薄片の一部に剥がして使用可能に貼着さ
れていることを特徴とする。あるいは、前記血圧測定用
カフは、長尺状の内側と外側で異なる径の円周径となる
様に形成され、カフを測定部に装着した際にやや円錐台
形状となることを特徴とする。また、測定者への装着面
は透水性の表面層で形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。 [第1の発明の実施の形態例]図1は本発明に係る発明
の実施の形態の一例のディスポーザブル使用に適した血
圧測定用のカフを説明するための図である。
【0015】図1において、1は本例のディスポーザブ
ルカフである。2は図の表側に相当する内面材と図の裏
側に相当する外面材間に配設されたゴム嚢、3はゴム嚢
2の配設位置の反対側の端部近傍の内面材の表面に配設
された例えば雄側の面ファスナ(表面がマジックテープ
地で構成されている。)である。また、4は本発明に特
有の構成であるゴム嚢2配設位置の端部近傍の内面材の
表面に配設された接着層であり、実際には両面接着テー
プの一方シールを剥がしてこの部分に貼着し、表面のシ
ールは実際の使用時に剥がして接着面を露出させて使用
する様に構成されている。しかし、本発明は以上の例に
限定されるものではなく、例えば直接この面に接着剤を
塗布した構成であっても良く、この塗布した接着剤表面
をシールでカバーしておき、使用時にこのシールを剥が
すようにしてもよい。
【0016】5はコロトコフ音収集用のマイクロホンで
あり、当該位置の内面材と外面材間にマイク5を位置決
め収納するマイク収納ポケットが配設されている。この
ため、マイクをこの収納ポケット内に収納するのみで、
コロトコフ音の収集が可能なように構成されている。そ
して、本発明の実施の形態例におけるカフは、外面材は
面ファスナ3と係合する不織布で形成された例えば雌側
のマジックテープ地で構成されている。また、内面材
は、例えばディスポーザブルタイプの紙おむつ等に多く
用いられているポリエステルとポリエチレンの混合品
の、肌に直接接触してもほとんどべとつかず、布の風合
いを持ちながら柔軟性、疎水性、通気性、軽量性に優れ
た不織布で構成する。
【0017】また本例においては、カフの測定者への装
着状態を良くするために、装着状態で円錐台形状とする
ために、図1の上側に相当するゴム嚢2のエアー注入口
2a配設側を反対側をより大きな径で裁断している。例
えば、上腕部に使用するカフの場合にはゴム嚢2のエア
ー注入口2a配設側を1250mmRの径で裁断し、反対
側を1100mmRの径で裁断している。以上の裁断方法
を行なうことにより、本例のカフを測定者に装着した際
に円錐台形状となり、上腕部の形状に近い形状となるた
め、測定部位に対する密着状態がよくなり、後述するよ
うに接着層4の接着力、全体が軽量であることともあい
まって運動負荷やホルター計測等を行なってもカフがず
れたり、振動による測定誤差の発生が抑えられる。
【0018】そして、自動血圧計を用いて以上の構成を
備える本発明の実施の形態例のカフにより血圧測定をす
る場合のカフの装着方法を以下に説明する。なお本例に
おいては、測定に先立ちゴム嚢2のエアー注入口2aに
自動血圧計の加圧ポンプと連結している空気チューブを
連結して、加圧ポンプの作動に対応してゴム嚢2内に空
気が注入され、カフ圧が上昇するようにしておく。
【0019】まず、接着層4表面の保護シールを剥がす
等して接着剤を露出させる。続いてこの接着剤を測定者
の腕の動脈上にマイク5が位置決めされる位置を選択
し、このマイク5がこの位置となるようにカフの接着層
4の配設端部位置を決める。そしてこの位置にカフ端部
を押し付ける等して接着層4を皮膚表面に圧接してカフ
をこの接着層4の接着力で位置決め係止する。
【0020】続いてカフを腕に巻きつけていき、最後の
他方端部は面ファスナ3で固定する。この際に、本例に
おいては、接着層4の接着力でカフの端部が腕に固定さ
れた状態となるため、以後のカフの腕への巻付けが容易
に行なうことが可能であり、例え一人であっても、極め
て容易にカフを自己の測定部位に装着できる。更に、本
例においては、カフに折り返し金具やC形状金具等の重
い部材が用いられていないため、カフ全体を軽量化する
ことができ、また全体のコストも低く抑えることがで
き、カフを使い捨てタイプ(ディスポーザブルタイプ)
として最適であり、衛生面でも非常に優れたカフが提供
できる。
【0021】以上説明したように本例によれば、カフの
端部を測定者の皮膚表面に固定させることができ、カフ
の装着を一人で容易に行えると共に、カフ全体も軽量に
構成でき、上記端部の皮膚表面への固定とあいまってカ
フを装着した状態で運動等を行ってもカフがずれたりす
ることがほとんどない運動負荷試験やホルター計測時な
どにおいても血圧測定が可能なカフを提供できる。
【0022】更に、本例のカフは、装着状態で円錐台形
状となっているため、生体に密着した状態を容易に実現
することができ、更にカフを装着した状態で運動等を行
ってもカフがずれたりすることがほとんどない運動負荷
試験やホルター計測時などにおいても血圧測定が可能な
カフを提供できる。また、例えカフ装着部分に発汗等が
あっても測定者への装着部分が汗などの水分によりべと
つくことも無く、装着感に優れたカフが提供できる。
【0023】[第2の発明の実施の形態例]以上の説明
は、カフの内面材の表面に直接接着層を形成する例につ
いて説明した。しかし、本発明は以上の例に限定される
ものではなく、例えばこの接着層を別部材に形成し、こ
の別部材をカフの端部に取り付けて接着層を形成しても
良い。このように構成した本発明に係る第2の発明の実
施の形態例を図2を参照して以下に説明する。なお、図
2において、上述した第1の発明の実施の形態例と同様
構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
【0024】以下の説明は、上述した図1に示す第1の
発明の実施の形態例と異なる構成について行なう。図2
は本発明に係る第2の発明の実施の形態例の構成を示す
図である。図2中、20が接着層を形成した接着シート
である。接着シート20は略中央部21より2つ折り可
能に構成されており、図2の裏面側には略全面に接着剤
が塗布されている。
【0025】接着シート20の図2に示す表面側におい
て、22は接着層、23、24は剥離自在に構成され剥
離面に接着剤が塗布された補助シールである。第2の発
明の実施の形態例においては、この接着シート20を接
着層22がカフの内面にくるように2つ折りして裏面の
接着層でカフのゴム嚢2の配設側端部を挟みこんで前記
接着層で接着シート20をカフ端部に貼着する。そし
て、カフを使用して血圧測定を行なう際には、接着層2
2の保護シールを剥がす等して接着層22の接着面を露
出させ、この接着層を生体皮膚表面に圧接してカフ端部
を固定すればよい。
【0026】更に、第2の発明の実施の形態例において
は、接着シート20には補助シール23、24が貼着さ
れているが、次にこの補助シール23、24の使用方法
を説明する。ホルター計測等、一時的にカフの脱巻をす
る場合がある。この時、接着シート20にある接着層2
2の粘着力が弱まり、再度生体皮膚表面へ固定が困難と
なる場合も発生し得る。このため、補助シール23、2
4を用い、カフを生体皮膚表面に固定する。
【0027】この場合において、補助シール23、24
は、接着シール20の外面材側に剥離可能に貼着されて
おり、極めて容易に補助シールを剥がして図3の如くに
貼着することができる。なお、図1に示す上述した第1
の発明の実施の形態例においてもこの補助シールを別途
用意し、カフ脱着時に生じる接着層の粘着力低下に備え
る。図3の様にカフ端部の外面材より皮膚表面にわたっ
て貼着することにより再度カフ端部の固定が可能とな
る。
【0028】以上説明したように第2の発明の実施の形
態例によれば、上述した第1の例と同様に、カフに折り
返し金具やC形状金具等の重い部材が用いられていない
ため、カフ全体を軽量化することができ、また全体のコ
ストも低く抑えることができ、カフを使い捨てタイプ
(ディスポーザブルタイプ)として最適であり、衛生面
でも非常に優れたカフが提供できる。
【0029】また、容易に一人でカフを測定部位に装着
することができると共に、カフの装着状態がずれたりす
ることも無いものとできる。更に、第2の発明の実施の
形態例によれば、接着シート20によりカフ端部を生体
皮膚に接着する構成であるため、例えばカフの一時的な
脱着が必要な時で、その後の接着力が確保できない様な
場合においては、この接着シート部分のみを取り替える
ことにより、再度のカフの使用も可能となる。
【0030】[第3の発明の実施の形態例]更に、以上
の説明においては、何れもカフの内面材の端部近傍に接
着層を設ける例について説明した。しかし、本発明は以
上の例に限定されるものではなく、接着層をカフ端部よ
り更に延出した位置に設けても上述した実施の形態例と
同様の作用効果が達成できる。
【0031】以下、図4および図5を参照して本発明に
係る第3の発明の実施の形態例について詳細に説明す
る。図4は本発明に係る第3の発明の実施の形態例の構
成を示す図、図5は第3の発明の実施の形態例における
補助シールの使用例をを示す図である。第3の発明の実
施の形態例においては、カフの内面材ではなく、外面材
のゴム嚢収納側端部近傍に、端部が所定量延出した接着
ラベル30を用いてカフを端部で生体皮膚表面に固定す
る様に構成する。図4において、上述した発明の実施の
形態例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略す
る。
【0032】図4において、30はカフの端部に図4に
示すように貼着等により固定された接着ラベルであり、
31に示す所定量延出した凸部が形成されている。そし
て、表面には例えば当該カフの型式や製造販売元等のほ
かカフの装着方法等のカフの取扱い説明等を印刷等で表
示することができる。それと同時に、上述した図2に示
す補助シール23、24と同様に用いる補助シール32
をこの接着ラベル30の表面に貼着する。これにより、
一時的にカフ脱着を行った場合に生じる接着層の粘着力
低下状態時においても、この補助シール32を剥がして
例えば図5に示すように使用することにより、再度カフ
端部を固定することが実現する。
【0033】また、33はマイク収納ポケット位置、即
ち、マイクの収納位置を示すマイク位置表示である。血
圧を測定しようとするものは、このマイク位置表示を確
認してこの位置にマイクが位置するようにマイクをマイ
ク収納ポケットに収納することができる。更に、本例に
おいては、この接着ラベル30をカフ1の端部に貼着す
る様に構成することにより、例えば例えばカフの一時的
な脱着が必要な時で、その後の接着力が確保できない様
な場合においては、この接着シート部分のみを取り替え
ることにより、再度のカフの使用も可能となる。
【0034】以上説明した様に第3の発明の実施の形態
例によれば、上述した第1及び第2の発明の実施の形態
例と同様の作用効果を奏することができると共に、カフ
の装着方法等のカフの取扱い方法等をシール表面に容易
に表示することが可能であり、簡単な構造で使い易いカ
フが提供できる。以上説明したように上述した第1乃至
第3の発明の実施の形態例によれば、カフの端部を簡単
な操作で測定者の皮膚表面に固定させることができ、カ
フの装着を一人で容易に行えると共に、カフ全体も軽量
に構成でき、上記端部の皮膚表面への固定とあいまって
カフを装着した状態で運動等を行ってもカフがずれたり
することがほとんどない運動負荷試験やホルター計測時
などにおいても血圧測定が可能なカフを提供できる。
【0035】更に、装着状態で円錐台形状となっている
ため、生体に密着した状態を容易に実現することがで
き、更にカフを装着した状態で運動等を行ってもカフが
ずれたりすることがほとんどない運動負荷試験やホルタ
ー計測時などにおいても血圧測定が可能なカフを提供で
きる。また、例えカフ装着部分に発汗等があっても測定
者への装着部分が汗などの水分によりべとつくことも無
く、装着感に優れたカフが提供できる。
【0036】更に、カフに折り返し金具やC形状金具等
の重い部材が用いられていないため、カフ全体を軽量化
することができ、また全体のコストも低く抑えることが
でき、使い捨てタイプ(ディスポーザブルタイプ)とし
て最適なカフとすることができ、衛生面でも非常に優れ
たカフが提供できる。なお、上述した第2の発明の実施
の形態例や第3の発明の実施の形態例に示す例において
は、接着シート20や接着ラベル30の構成に特徴を有
しており、例えば、カフ本体部分に使用時に上述した接
着シート20や接着ラベル30を接着して使用する事も
可能であり、カフ本体部分と使用目的に合致した種々の
形態の接着層を有するシートやラベルを用意し、実際の
使用時にカフ本体に接着して使用するように構成しても
よい。例えば、1つのカフ本体に幾つかのシートやラベ
ル等をパックした状態で供給することにより、実際の使
用時にうまく適用できないなどの不具合を有効に防止で
きる。
【0037】なお、以上の説明における接着層4、接着
部22、31の接着剤は、一時的な脱着がある使用にお
いても再度の巻着時に確実に必要な接着力を確保する構
成とする場合には、所定の粘着力を有するゲルとするこ
とができる。この種のゲルはディスポーザブルタイプタ
イプの心電図電極等種々の生体皮膚表面への接着を行な
うものに用いられており、本例においてもこのゲルによ
りカフ1端部を皮膚に確実に固定することが可能とな
る。
【0038】更に、接着剤層を1層の接着剤で構成する
のではなく、例えば多層構造として1層づつ上側より剥
がして接着させていく構成とすることにより、やはり一
時的な脱着時においても必要な接着力が確保できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、カフ
の端部を簡単な操作で測定者の皮膚表面に固定させるこ
とができ、カフの装着を一人で容易に行えると共に、カ
フ全体も軽量に構成でき、上記端部の皮膚表面への固定
とあいまってカフを装着した状態で運動等を行ってもカ
フがずれたりすることがほとんどない運動負荷試験やホ
ルター計測時などにおいても血圧測定が可能なカフを提
供できる。
【0040】更に、装着状態で円錐台形状となっている
ため、生体に密着した状態を容易に実現することがで
き、更にカフを装着した状態で運動等を行ってもカフが
ずれたりすることがほとんどない運動負荷試験やホルタ
ー計測時などにおいても血圧測定が可能なカフを提供で
きる。また、例えカフ装着部分に発汗等があっても測定
者への装着部分が汗などの水分によりべとつくことも無
く、装着感に優れたカフが提供できる。
【0041】更に、カフに折り返し金具やC形状金具等
の重い部材が用いられていないため、カフ全体を軽量化
することができ、また全体のコストも低く抑えることが
でき、使い捨てタイプ(ディスポーザブルタイプ)とし
て最適なカフとすることができ、衛生面でも非常に優れ
たカフが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態の血圧測定用
カフの構成を示す図である。
【図2】本発明に係る第2の発明の実施の形態の血圧測
定用カフの構成を示す図である。
【図3】第2の発明の実施の形態例における補助シール
の使用例をを示す図である。
【図4】本発明に係る第3の発明の実施の形態の血圧測
定用カフの構成を示す図である。
【図5】第3の発明の実施の形態例における補助シール
の使用例をを示す図である。
【図6】従来のカフの構成を示す図である。
【図7】従来のカフの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスポーザブルカフ 2 ゴム嚢 2a エアー注入口 3 面ファスナ 4 接着層 5 コロトコフ音収集用のマイクロホン 20 接着シート 22 接着層 23、24 補助シール 30 接着ラベル 31 凸部 32 補助シール 33 マイク位置表示

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カフの一方端部近傍の裏面である測定者
    への生体皮膚接触面の少なくとも一部となる位置に接着
    層を配設してなることを特徴とする血圧測定用カフ。
  2. 【請求項2】 前記接着層は、ゴム嚢収納側端部近傍に
    配設されていることを特徴とする請求項1記載の血圧測
    定用カフ。
  3. 【請求項3】 カフの末梢側内側にコロトコフ音を収集
    するためのマイク収納部が配設されていることを特徴と
    する請求項1または2のいずれかに記載の血圧測定用カ
    フ。
  4. 【請求項4】 カフの裏面である生体皮膚接触面の他方
    端部近傍及びカフの表面をマジックテープ(登録商標)
    地で構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の血圧測定用カフ。
  5. 【請求項5】 前記接着層は、前記カフ裏面の端部の生
    体皮膚接触面に配設されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載の血圧測定用カフ。
  6. 【請求項6】 前記接着層は、2つ折り可能で一方表面
    に接着層が配設され裏面に接着剤が配設された薄片を、
    2つ折りして前記裏面でカフの端面を挟みこみ前記接着
    剤の接着力により前記薄片をカフの一方端部に固定し、
    該薄片の表面に配設された接着層により形成することを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の血
    圧測定用カフ。
  7. 【請求項7】 表面にカフの製造販売元、取扱い等の表
    示され、一方端部が所定量延出して当該延出部に接着層
    が配設された接着層配設部材を、前記カフの一方端部に
    前記延出部がカフ端部より延出するように固定して形成
    することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の血圧測定用カフ。
  8. 【請求項8】 前記薄片の端部を測定者の生体皮膚表面
    に固定する裏面に接着剤層が配設された補助シールが前
    記薄片の一部に剥がして使用可能に貼着されていること
    を特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の血圧測
    定用カフ。
  9. 【請求項9】 前記血圧測定用カフは、長尺状の内側と
    外側で異なる径の円周径となる様に形成され、カフを測
    定部に装着した際にやや円錐台形状となることを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載の血圧測定用カ
    フ。
  10. 【請求項10】 測定者への装着面は透水性の表面層で
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいず
    れかに記載の血圧測定用カフ。
JP8325627A 1996-12-05 1996-12-05 血圧測定用カフ Pending JPH10165378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8325627A JPH10165378A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 血圧測定用カフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8325627A JPH10165378A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 血圧測定用カフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10165378A true JPH10165378A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18178976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8325627A Pending JPH10165378A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 血圧測定用カフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10165378A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006450A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Omron Healthcare Co Ltd 血圧計用締付装置及び電子血圧計
JP2010005401A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 General Electric Co <Ge> 血圧測定用カフ装置及びシステム
CN103054566B (zh) * 2011-08-29 2016-09-14 日本光电工业株式会社 血压测量用袖带
WO2021137623A1 (ko) * 2020-01-03 2021-07-08 주식회사 인바디 커프 및 이를 포함하는 혈압 측정 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006450A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Omron Healthcare Co Ltd 血圧計用締付装置及び電子血圧計
JP2010005401A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 General Electric Co <Ge> 血圧測定用カフ装置及びシステム
US8834381B2 (en) 2008-06-25 2014-09-16 General Electric Company Blood pressure cuff apparatus and system
CN103054566B (zh) * 2011-08-29 2016-09-14 日本光电工业株式会社 血压测量用袖带
WO2021137623A1 (ko) * 2020-01-03 2021-07-08 주식회사 인바디 커프 및 이를 포함하는 혈압 측정 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4455756B2 (ja) 医学的状態の非侵襲検査に最適な圧力アプリケータ装置
JP3164114B2 (ja) 手首用血圧計
JP4116444B2 (ja) 疾病症状を検出するのに使用する非侵襲性プローブ
US20020116797A1 (en) Apparatus and method for securing an oximeter probe to a patient
US3773036A (en) Disposable blood pressure cuff
JP2004195056A (ja) 血圧計用カフ
JP2006501379A (ja) 張力インジケータ付きヘッドバンド
WO1999055400B1 (fr) Brassard pour tensiometre
JP2006518241A (ja) 医療センサ
WO2001085026A1 (fr) Brassard compressif destine a un manometre de mesure de la pression sanguine
JPH10165378A (ja) 血圧測定用カフ
US5663533A (en) Stethoscope ruler device
CN111248974A (zh) 一种袖带及血压计
WO2017175618A1 (ja) 脈波検出装置及び生体情報測定装置
US11399726B2 (en) Device for analysing cardiovascular parameters of an individual
CN212592103U (zh) 一种袖带及血压计
JPS6233896B2 (ja)
JPH1033489A (ja) 血圧計のカフ帯
WO2004080299A1 (ja) 血圧計用カフ及びそれを備えた血圧計
JPH0234143A (ja) 手首用血圧計
JP3604797B2 (ja) 血圧測定装置用ディスポーザブルカフ及びカフカバー
JPH0497738A (ja) 脈波検出装置
JPH0112809Y2 (ja)
CN216628525U (zh) 一种用于icu的压力传感器固定装置
JPH038243Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000825