JP2765980B2 - 血圧計の阻血袋 - Google Patents

血圧計の阻血袋

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JP2765980B2
JP2765980B2 JP1220574A JP22057489A JP2765980B2 JP 2765980 B2 JP2765980 B2 JP 2765980B2 JP 1220574 A JP1220574 A JP 1220574A JP 22057489 A JP22057489 A JP 22057489A JP 2765980 B2 JP2765980 B2 JP 2765980B2
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晴博 寺田
幸一 石野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は血圧計のカフ帯内に配設される阻血袋に関す
るものである。
【従来の技術】
カフ帯内に配設される阻血袋は、カフ帯を腕や手首に
巻いた状態で空気が充填された時に膨張し、動脈を圧迫
するものであり、通常、第12図に示すように、同形同大
の外シート11と内シート12の周縁同士を気密的に接合す
るとともに吸排気口(図示せず)を設けることによって
形成されている。
【発明が解決しようとする課題】
阻血袋1に空気を充填すると、第13図に示すように膨
らむのであるが、上記形状の阻血袋1であると、四隅の
膨らみと中央部分の膨らみとが大きく異なるために、こ
の阻血袋1で動脈血管を圧迫する際の圧迫特性が場所に
よってかなり異なってしまい、これが測定された血圧値
に誤差となってあらわれてしまう。 第14図及び第15図に示すように、内シート12として外
シート11との対向面に凹部13を備えた皿状となっている
ものを使用した場合には、凹部13によって内シート12が
余裕をもったものとなるために、四隅も充分に膨らむも
のとなり、従って、各部の膨らみの差が上記の場合より
小さくなるが、この阻皿袋1が実際に使用される状態は
第16図に示すように、腕や手首に巻かれた状態であり、
このように巻かれた形状となった時に内側に多くの深い
皺19が生じて、この皺19の部分で圧迫特性が悪くなった
り変わったりするものであり、また皺19の部分で皮膚を
はさんでしまうことで皮膚にうっ血を生じさせてしまう
こともある。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは各部の膨らみの差が少なくて良好
な膨らみを得られるとともに、皺が生ずることもない血
圧計の阻血袋を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、外シートと、外シートとの対向面
側に凹部を備えた内シートとの周縁同士が接着されて袋
状とされたものであって、内シートは張力が加えられた
状態で外シートに接着されていることに特徴を有してい
る。 [作用] 本発明によれば、内シートが外シートとの対向面側に
凹部を備えた形状となっているために、膨張時における
各部の膨らみの差が小さいものであり、そして接着時に
内シートに張力が加えられていることから、この張力を
除けば内シート側を内面側とする円弧状となるために、
内側に皺が生じにくいものである。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、阻
血袋1は、第1図〜第3図に示すように、外シート11と
内シート12との周縁同士を接合することで構成されるの
であるが、ここにおける外シート11は吸排気口14を備
え、内シート12は外シート11との対向面側に凹部13を有
する皿状に形成されたものとなっている。 そして上記外シート11と内シート12との周縁同士の接
合に際しては、第2図に示すように、内シート12の長手
方向に張力Tを加えて内シート12を引き伸ばした状態
で、外シート11と内シート12との周縁同士を超音波溶着
や接着等の手段によって接合して袋状とする。 接合時に内シート12に張力Tを加えていることから、
接合が終わって張力Tを解除したならば、内シート12が
元の状態に戻ろうとするために、阻血袋1は第4図に示
すように、内シート12側を内面とする円弧状となる。つ
まり、内シート12が凹部13を有するために、膨張させた
時の各部の膨らみの差が小さくなっている上に、腕や手
首に巻き付ける時の形状である円弧状の状態が通常の状
態となるために、内側に皺がよることもないものであ
る。 第5図に示すように、阻血袋1を内部に収納するカフ
帯への取付部15を阻血袋1に設けておかなくてはならな
い場合には、第6図に示すように、外シート11及び内シ
ート12に大きめのサイズのものを使用して、内シート12
に張力Tを加えた状態で両シート11,12を接合した後、
図中太実線で示すカッティングラインCでカットすれば
よい。 ところで内シート12の長手方向に張力Tを加えた場
合、内シート12の長手方向中央部の幅Wが狭くなること
が生じる。この場合には、第7図に示すように、内シー
ト12の両側を固定具16,16で固定した状態で張力Tを加
えるようにすればよい。 第8図に示すように、幅方向にも張力T′を加えて、
幅がW1(W1>W)となるようにした状態で外シート11と
の接合を行うようにしてもよい。 更には、第9図に示すように、半円筒状の台4の円弧
状の表面上に載せて、この台4の表面に添わせた状態で
内シート12の両端を引っ張って張力Tを加えるようにし
てもよい。この場合、外シート11との接合後に張力Tを
除けば、阻血袋1は確実に円弧状のものとなる。図中40
は内シート12の凹部13を納めるために台4の表面に設け
た凹面である。 第10図及び第11図は、上記阻血袋1を用いた血圧計の
一例を示しており、手首に装着されて手首部分の動脈を
圧迫することで血圧を測定するこの血圧計は、阻血袋1
を内部に納めたカフ帯2の外周に合成樹脂板であるクリ
ップ板5が取り付けられており、このクリップ板5上に
血圧計本体6が取り付けられている。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、内シートが外シート
との対向面側に凹部を備えた形状となっているために、
膨張させた時に四隅も十分に膨らむものであって、各部
の膨らみの差が小さく、従って阻血袋のどの部分で動脈
を圧迫することになろうと、圧迫を確実に行えるもので
あり、そして接着時に内シートに張力が加えられている
ことから、この張力を除けば内シート側を内面側とする
円弧状となるために、内側に皺が生じにくいものであ
り、皺による弊害をなくすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の分解斜視図、第2図は同上の
分解正面図、第3図は同上の正面図、第4図は同上の張
力を除いた状態の正面図、第5図は同上の他例の斜視
図、第6図は同上の製造途中の斜視図、第7図は更に他
例の内シートの斜視図、第8図は別の例の内シートの斜
視図、第9図は更に別の例で使用する台の正面図、第10
図は血圧計の一例の斜視図、第11図は同上のカフ帯の破
断斜視図、第12図(a)(b)(c)は従来例の平面図
と正面図と側面図、第13図(a)(b)は同上の膨張時
の正面図と側面図、第14図(a)(b)は他の従来例の
正面図と側面図、第15図(a)(b)は同上の膨張時の
正面図と側面図、第16図は同上の円弧状に巻いた状態の
正面図であって、1は阻血袋、11は外シート、12は内シ
ート、13は凹部、Tは張力を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外シートと、外シートとの対向面側に凹部
    を備えた内シートとの周縁同士が接着されて袋状とされ
    たものであって、内シートは張力が加えられた状態で外
    シートに接着されていることを特徴とする血圧計の阻血
    袋。
JP1220574A 1989-08-28 1989-08-28 血圧計の阻血袋 Expired - Lifetime JP2765980B2 (ja)

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JP4595526B2 (ja) * 2004-12-20 2010-12-08 オムロンヘルスケア株式会社 血圧計用カフおよび血圧計
JP4665757B2 (ja) 2005-12-27 2011-04-06 オムロンヘルスケア株式会社 血圧計用カフおよびこれを備えた血圧計
JP5838013B2 (ja) * 2011-07-01 2015-12-24 株式会社エー・アンド・デイ 血圧測定用膨張袋の製造方法および血圧測定用圧迫帯
JP7175738B2 (ja) * 2018-12-13 2022-11-21 オムロン株式会社 血圧測定装置
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