JPH10137201A - 非観血式血圧計用カフ - Google Patents

非観血式血圧計用カフ

Info

Publication number
JPH10137201A
JPH10137201A JP8315516A JP31551696A JPH10137201A JP H10137201 A JPH10137201 A JP H10137201A JP 8315516 A JP8315516 A JP 8315516A JP 31551696 A JP31551696 A JP 31551696A JP H10137201 A JPH10137201 A JP H10137201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cuff
air
blood pressure
cylindrical body
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8315516A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Sakaguchi
武彦 坂口
Masahiro Wakabayashi
正弘 若林
Toyoichi Nanbu
豊一 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP8315516A priority Critical patent/JPH10137201A/ja
Publication of JPH10137201A publication Critical patent/JPH10137201A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被験者の血圧測定部位への装着が良好に行な
えるとともに、その血圧測定部位に対して確実にカフ内
圧を付与可能とする。 【解決手段】 内部に血圧測定部位(例えば、被験者の
上腕や指)を挿通可能な大きさの硬質材料からなる筒体
11と、この筒体11内に同心状に配置され、両端部が
同筒体の内壁に対して気密的にシールされたゴムなどの
伸縮性シート材からなる筒状の空気嚢16とを備え、空
気孔13より圧縮空気を導入して空気嚢16を膨脹させ
ることにより、血圧測定部位の全周に対して均一にカフ
内圧を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非観血式血圧計用カ
フに関し、さらに詳しく言えば、被験者に対して簡単に
装着できるとともに、その装着部位の体形に左右される
ことなく正確な血圧測定を可能とした非観血式血圧計用
カフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4には、聴診法(リバロッチ法)や振
動法(オシロメトリック法)において、一般的に用いら
れている止血用カフ1が展開された状態で示されてい
る。これによると、止血用カフ1は被験者の上腕に巻き
付けられる関係上、長辺がその腕の周長よりも大きな長
さを有する矩形状の当て布2を備えている。
【0003】この当て布2は実際には袋状になってお
り、その内部にはゴム材などからなる偏平な空気嚢3が
収納されている(図4の鎖線部分参照)。なお、図示さ
れていないが、当て布2の両端部位には面状ファスナが
設けられている。
【0004】JIS−T−1115によると、空気嚢3
はその有効カフ幅Wが約130mm、長さLが約220
〜240mmとされており、当て布2を介して被験者の
例えば上腕に巻き付けられる。図5には腕への巻き付け
状態が模式的に示されているが、この場合、カフ内圧を
測定部位の動脈に伝えて確実に止血できるようにするた
め、その初期巻き付け状態は、きつすぎず、緩すぎない
程度(例えば、指が2本入る程度)とされる。
【0005】空気嚢3からは2本のゴム管3a,3bが
引き出されており、その一方のゴム管3aは加圧源とし
ての例えば加減圧用のゴム球に、他方のゴム管3bは測
定部としての例えば圧力表示器(ともに図示しない)に
それぞれ接続される。
【0006】血圧測定にあたっては、この止血用カフ1
よりも末梢側に聴診器もしくはマイクロホンを当てた
後、そのカフ内圧を予想最高血圧値よりも高くして止血
状態とする。そして、カフ内圧を好ましくは一定速度で
減圧して行き、最初にコロトコフ音が聞こえた時点での
カフ内圧をもって最高血圧値が特定される。引き続き、
カフ内圧を減圧して行き、コロトコフ音が消失した時点
のカフ内圧が最低血圧値とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この止血用カフ1は当
て布2を介して上腕などの測定部位に巻き付けるもので
あるため、その測定部位の太さに関係なく巻き付けるこ
とができるという、点では使い勝手がよいと言える。
【0008】しかしながら、測定部位の太さに関係なく
巻けてしまうため、特に測定部位が太い場合には、いわ
ゆる“smoll−cuff effect”が生じて
血圧が実際よりも高く判断される可能性がある。これに
対して、測定部位が細い場合には、反対にいわゆる“w
ide−cuff effect”が生じ、血圧が実際
よりも低く判断されるおそれがある。
【0009】また、測定部位への巻き付け時において、
空気嚢3の両端が重ならず図5のようにその端部間に隙
間ができる場合には、カフ内圧の一部がその隙間部分か
ら外側に逃げてしまうため、血圧値が実際よりも高くで
ることがある。
【0010】なお、上記従来例では聴診器やマイクロホ
ンによってコロトコフ音を検出するようにしているが、
これに代えて脈波検出用カフを用いて最高血圧値と最低
血圧値を特定する方法も知られている。
【0011】すなわち、構造的には止血用カフ1と同じ
であるが、形態的にそれよりも小さくしたものを脈波検
出用カフとして、止血用カフ1よりも末梢側の例えば手
首や指先に装着する。この場合、そのカフ内圧は装着部
位を多少圧迫してその周囲に密着する程度とされ、これ
によりこの脈波検出用カフ内には動脈の脈波による微小
圧振動が発生する。
【0012】したがって、これによれば上記のような止
血用カフ1の減圧過程において、その脈波が最初に検出
された時点の止血用カフの内圧が最高血圧値、脈波消失
時点の止血用カフの内圧が最低血圧値として特定される
が、止血用カフ1と同様に装着部位に巻き付けるもので
あるため、その巻き付け圧や装着部位の太さなどにより
微小振動幅が変化してしまい、これが誤差原因となる。
【0013】また、装着部位が例えば指である場合、加
圧時にその指の膨脹が指先側に逃げたり、もしくは上記
止血用カフ1と同様に空気嚢の両端間の隙間から指の膨
脹が逃げてしまうため、脈波がカフ内に良好に伝達され
ず検出エラーが生ずるおそれも含んでいる。
【0014】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、被験者の血圧測定部位
への装着が良好に行なえるとともに、その血圧測定部位
に対して確実にカフ内圧を付与することができる止血用
カフを提供することにある。また、本発明の他の目的
は、止血用カフよりも末梢部側に装着され、動脈からの
脈波を確実に検出することができる脈波検出用カフを提
供することにある。さらに、本発明の目的は、上記止血
用カフと脈波検出用カフとを一体的に連結した使い勝手
の良い非観血式血圧計用カフを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1においては、被験者の腕もしくは指などの
血圧測定部位に装着され、加圧源から供給される圧縮空
気により膨脹して上記血圧測定部位を止血する非観血式
血圧計用カフにおいて、内部に上記血圧測定部位を挿通
可能な大きさの硬質材料からなる筒体と、この筒体内に
同心状に配置され、両端部が同筒体の内壁に対して気密
的にシールされたゴムなどの伸縮性シート材からなる筒
状の空気嚢と、上記筒体に穿設され、上記空気嚢内と上
記加圧源とを連通する空気孔とを備えていることを特徴
としている。
【0016】この止血用カフによれば、筒体内に被験者
の上腕もしくは指を通すだけでその血圧測定部位に簡単
に装着される。また、加圧源からの圧縮空気を空気孔よ
り空気嚢内に導入することにより、硬質の筒体内におい
て空気嚢が膨脹して血圧測定部位の周囲全体を均一に圧
迫することになるため、圧力損失を生ずることなく効果
的に止血することができる。
【0017】この場合、請求項2に記載されているよう
に、空気嚢の直径を圧縮空気の無加圧状態において筒体
の内径とほぼ同一にするとともに、筒体の空気嚢にて覆
われる内壁に同空気嚢に対して同心状をなす凹部を形成
することが好ましく、これによれば血圧測定部位の周囲
全体に対してより均一に圧力を加えることができる。
【0018】また、請求項3のように、圧縮空気の無加
圧状態時における空気嚢の軸長をWとし、その直径をφ
とするとき、W=1.2φの寸法関係とすることによ
り、“smoll−cuff effect”や“wi
de−cuff effect”の影響をなくすことが
できる。
【0019】一方、請求項4においては、検出部位とし
ての被験者の指先に装着され、加圧源から供給される圧
縮空気により膨脹し上記検出部位に密着してその動脈か
らの脈波を検出する非観血式血圧計用カフにおいて、一
端が開口部とされているとともに、他端が底壁により閉
塞されていて、その開口部から上記検出部位が挿入され
る硬質材料からなる筒体と、ゴムなどの伸縮性シート材
により一端が開放された袋状に形成され、その開放端縁
が上記筒体の開口部側に気密的にシールされ、かつ、底
部側が上記筒体の底壁に接着剤などにて固着された空気
嚢と、上記筒体に穿設され、上記空気嚢内と上記加圧源
とを連通する空気孔とを備えていることを特徴としてい
る。
【0020】この脈波検出用カフによれば、指先を筒体
内に挿入することにより簡単に装着され、また、カフ内
圧が外側に逃げることなくその指先全体に掛けられるた
め、動脈からの脈波を確実に検出することができる。
【0021】また、請求項5においては、請求項1の止
血用カフと請求項4の脈波検出用カフとを所定の間隔を
もって連結する連結固定台を備えていることを特徴とし
ており、これによれば被験者としては指を止血用カフに
挿通し、その指先を脈波検出用カフに挿入するだけで簡
単に血圧測定を行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するため、図面を参照しながらその好適な実施
の形態について説明する。
【0023】図1には本発明による第1実施例としての
止血用カフ10の断面図が示されている。これによる
と、同止血用カフ10はABS樹脂などの硬質材からな
る例えば円筒状の筒体11を備えている。この実施例に
おいて、同筒体11は被験者の指を余裕をもって挿通し
得る直径とされ、その両端は開口されている。
【0024】筒体11の長さは指の根元から第1関節ま
での長さ、もしくは第1関節から第2関節までの長さと
ほぼ等しくされ、その内壁には両端部側を除いて所定深
さの凹部12が環状に形成されている。また、筒体11
にはその外側から凹部12内に至る空気孔13が穿設さ
れている。そしてこの実施例では、筒体11の外側には
空気孔13に連通するスリーブ14が一体的に立設され
ており、このスリーブ14に例えば減圧弁を有する加圧
源(図示しない)からの空気チューブ15が連結され
る。
【0025】筒体11内には、例えば厚さ0.2〜0.
3mm程度のゴムフィルムからなる空気嚢16が同軸的
に配置されている。すなわち、この空気嚢16は圧縮空
気の無加圧状態における直径が筒体11の内径とほぼ同
一とされ、かつ、両端が開口された円筒状を呈し、その
両端が筒体11の開口部側に接着剤もしくはヒートシー
ルなどにより気密的にシールされる。
【0026】これにより、筒体11の凹部12が空気嚢
16にて全面的に覆われ、この凹部12と空気嚢16と
の間が空気溜まりとされる。この場合、空気嚢16の有
効カフ幅Wと、その直径(筒体11の内径)φはW=
1.2φの関係とされており、“smoll−cuff
effect”や“wide−cuff effec
t”の影響がでないようにされている。
【0027】血圧測定時には、この止血用カフ10の筒
体11内に被験者の指を挿通し、図示しない加圧源よ
り、その空気チューブ15および空気孔13を介して凹
部12と空気嚢16との間に圧縮空気を供給する。な
お、加圧源としてはゴム球もしくはエアコンプレッサな
どが例示されるが、この実施例では使用される空気チュ
ーブ15は1本であるため、減圧弁を備えた加圧源が用
いられる。
【0028】これにより、空気嚢16がその中心に向か
って膨脹し、血圧測定部位としての指を圧迫することに
なるが、この場合、空気嚢16の外側は硬質の筒体11
にて囲われているため、空気嚢16の内圧は外側に逃げ
ることなく、指の周り全体に均一に加えられ、最終的に
その指が止血されることになる。
【0029】そして、空気嚢16の内圧を徐々に減圧し
て行く過程で、常法したがって最高血圧値と最低血圧値
の特定が行なわれる。なお、この第1実施例の止血用カ
フ10は指用として構成されているが、筒体11を大き
くすることにより上腕に適用させることもできる。ま
た、空気嚢16内を別の空気チューブを介して減圧弁に
接続するようにしてもよく、これによれば上記のような
減圧弁付きの加圧源は不要となる。
【0030】次に、図2に示されている第2実施例とし
ての脈波検出用カフ20について説明する。この脈波検
出用カフ20は被験者の指先に適用されるもので、その
指先が挿入される大きさの筒体21を備えている。この
筒体21は上記第1実施例の筒体11と同じくABS樹
脂などの硬質材により円筒状に形成され、その一端は開
口部とされているが、他端は底壁21aにより閉塞され
ている。
【0031】この筒体21内には、上記第1実施例の空
気嚢16と同じく例えば厚さ0.2〜0.3mm程度の
ゴムフィルムからなる空気嚢22が収納されているが、
この場合、同空気嚢22は一端が開放された袋状に形成
され、その開放端縁が接着剤もしくはヒートシールなど
にて筒体21の開口部側に気密的にシールされ、これに
対してこの空気嚢22の底部側は筒体21の底壁21a
に接着剤などにて固着されている。
【0032】また、筒体21の側壁には、同筒体21の
内壁と空気嚢22との間に図示しない加圧源からの圧縮
空気を導入する空気孔23が穿設されている。なお、上
記第1実施例とに、筒体21の外側には空気孔23に連
通するスリーブ24が一体的に立設されており、このス
リーブ24に加圧源からの空気チューブ25が連結され
る。
【0033】この脈波検出用カフ20は止血用カフ、好
ましくは第1実施例の止血用カフ10とともに用いら
れ、血圧測定に際してはその筒体21内、具体的には空
気嚢22内に被験者の指先が挿入される。そして、図示
しない加圧源よりその空気チューブ25および空気孔2
3を介して所定圧力の圧縮空気が供給される。
【0034】これにより、空気嚢22が膨脹するのであ
るが、この場合、その底部は筒体21の底壁21aに固
着されているため、空気嚢22が筒体21から飛び出す
ことなく指先の周り全体を圧迫することになる。また、
止血カフの止血作用により指先が膨脹したとしても、そ
の膨脹が筒体21の外側に逃げることなく空気嚢22に
対して作用するため、血圧による指先への血液の流入
(脈波)を正確に検出することができる。
【0035】図3には、第1実施例の止血用カフ10と
第2実施例の脈波検出用カフ20とを連結固定台30に
てユニット化した第3実施例が示されている。すなわ
ち、この連結固定台30は金属もしくは合成樹脂からな
る板状の基台31を備え、同基台31上には所定厚みの
スペーサ32を挟んでその両側に止血用カフ10の載置
部33と脈波検出用カフ20の載置部34とが設けられ
ている。
【0036】この実施例において、スペーサ32は各カ
フ10,20の外径にほぼ等しい高さを有する隔壁状に
形成され、その中央部分には被験者の指を挿通可能な透
孔32aが穿設されているが、これに代えてカフ10側
からカフ20内に指を挿通し得るような高さの低い単な
る突起もしくはリブ状としてもよい。
【0037】各カフ10,20の載置部33,34に対
する固定手段としては、着脱可能なバンドや面状ファス
ナもしくはネジ止めなど採用することができるが、好適
には基台31側に各カフ10,20を嵌合保持する保持
リングを一体的に形成し、ワンタッチ操作で固定し得る
ようにすとよい。なお、場合によっては接着剤などにて
固定するようにしてもよい。
【0038】いずれにしても、この第3実施例によれ
ば、止血用カフ10と脈波検出用カフ20とが連結固定
台30にてユニット化されているため、被験者の指に対
して両カフ10,20を同時かつ簡単に装着することが
できるとともに、その指の動きが連結固定台30により
拘束されるため、より正確な血圧測定を行なうことが可
能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が奏される。すなわち、請求項1の止血用
カフによれば、筒体内に被験者の上腕もしくは指を通す
だけでその血圧測定部位に簡単に装着することができ
る。また、空気嚢が硬質の筒体により囲われているた
め、その空気嚢の膨脹により血圧測定部位の周囲全体が
均一に圧迫され、圧力損失を生ずることなく効果的に止
血することができる。
【0040】また、空気嚢の直径を圧縮空気の無加圧状
態において筒体の内径とほぼ同一にするとともに、筒体
の空気嚢にて覆われる内壁に同空気嚢に対して同心状を
なす凹部を形成するようにした請求項2によれば、血圧
測定部位の周囲全体に対してより均一に圧力を加えるこ
とができる。
【0041】さらに、圧縮空気の無加圧状態時における
空気嚢の軸長をWとし、その直径をφとするとき、W=
1.2φの寸法関係とした請求項3によれば、“smo
ll−cuff effect”や“wide−cuf
f effect”の影響をなくすことができる。
【0042】請求項4の脈波検出用カフによれば、指先
を筒体内に挿入することにより簡単に装着され、また、
カフ内圧が外側に逃げることなくその指先全体に掛けら
れるため、動脈からの脈波を確実に検出することができ
る。
【0043】また、請求項1の止血用カフと請求項4の
脈波検出用カフとを連結固定台にて所定の間隔をもって
連結するようにした請求項5によれば、被験者としては
指を止血用カフに挿通し、その指先を脈波検出用カフに
挿入するだけで簡単に両カフを装着できるとともに、指
の動きが連結固定台により拘束されるため、より正確な
血圧測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての止血用カフを示し
た断面図。
【図2】本発明の第2実施例としての脈波検出用カフを
示した断面図。
【図3】上記止血用カフと脈波検出用カフをユニット化
した本発明の第3実施例を示した断面図。
【図4】従来の一般的なカフを展開した状態の平面図
【図5】図4のカフを血圧測定部位に巻き付けた状態を
示した断面図。
【符号の説明】
10 止血用カフ 11,21 筒体 12 凹部 13,23 空気孔 14,24 スリーブ 15,25 空気チューブ 16,22 空気嚢 30 連結固定台 31 基台 32 スペーサ 33,34 載置部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の腕もしくは指などの血圧測定部
    位に装着され、加圧源から供給される圧縮空気により膨
    脹して上記血圧測定部位を止血する非観血式血圧計用カ
    フにおいて、内部に上記血圧測定部位を挿通可能な大き
    さの硬質材料からなる筒体と、この筒体内に同心状に配
    置され、両端部が同筒体の内壁に対して気密的にシール
    されたゴムなどの伸縮性シート材からなる筒状の空気嚢
    と、上記筒体に穿設され、上記空気嚢内と上記加圧源と
    を連通する空気孔とを備えていることを特徴とする非観
    血式血圧計用カフ。
  2. 【請求項2】 上記空気嚢はその直径が上記圧縮空気の
    無加圧状態において上記筒体の内径とほぼ同一とされ、
    上記筒体の上記空気嚢にて覆われる内壁には同空気嚢に
    対して同心状をなす凹部が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の非観血式血圧計用カフ。
  3. 【請求項3】 上記圧縮空気の無加圧状態時における上
    記空気嚢の軸長をWとし、その直径をφとするとき、W
    =1.2φの寸法関係であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の非観血式血圧計用カフ。
  4. 【請求項4】 検出部位としての被験者の指先に装着さ
    れ、加圧源から供給される圧縮空気により膨脹し上記検
    出部位に密着してその動脈からの脈波を検出する非観血
    式血圧計用カフにおいて、一端が開口部とされていると
    ともに、他端が底壁により閉塞されていて、その開口部
    から上記検出部位が挿入される硬質材料からなる筒体
    と、ゴムなどの伸縮性シート材により一端が開放された
    袋状に形成され、その開放端縁が上記筒体の開口部側に
    気密的にシールされ、かつ、底部側が上記筒体の底壁に
    接着剤などにて固着された空気嚢と、上記筒体に穿設さ
    れ、上記空気嚢内と上記加圧源とを連通する空気孔とを
    備えていることを特徴とする非観血式血圧計用カフ。
  5. 【請求項5】 請求項1の止血用カフと請求項4の脈波
    検出用カフとを所定の間隔をもって連結する連結固定台
    を備えていることを特徴とする非観血式血圧計用カフ。
JP8315516A 1996-11-12 1996-11-12 非観血式血圧計用カフ Withdrawn JPH10137201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8315516A JPH10137201A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 非観血式血圧計用カフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8315516A JPH10137201A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 非観血式血圧計用カフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10137201A true JPH10137201A (ja) 1998-05-26

Family

ID=18066291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8315516A Withdrawn JPH10137201A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 非観血式血圧計用カフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10137201A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503280A (ja) * 2000-06-14 2004-02-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 生命徴候をモニタする装置
JP2008513091A (ja) * 2004-09-15 2008-05-01 イタマール メディカル リミテッド 血流および静脈容量の測定
JP2012510840A (ja) * 2008-12-05 2012-05-17 アティス エスアエールエル 収縮期圧力測定
CN113069097A (zh) * 2021-03-16 2021-07-06 合肥华科电子技术研究所 一种手指末梢血压测量装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503280A (ja) * 2000-06-14 2004-02-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 生命徴候をモニタする装置
JP4855630B2 (ja) * 2000-06-14 2012-01-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 生命徴候をモニタする装置
JP2008513091A (ja) * 2004-09-15 2008-05-01 イタマール メディカル リミテッド 血流および静脈容量の測定
JP2012510840A (ja) * 2008-12-05 2012-05-17 アティス エスアエールエル 収縮期圧力測定
CN113069097A (zh) * 2021-03-16 2021-07-06 合肥华科电子技术研究所 一种手指末梢血压测量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040181254A1 (en) Sphygmomanometer cuff having double bladder
US4210154A (en) Sleeve with armband
JP3159768U (ja) 止血バンド
MXPA04007016A (es) Dispositivo para medicion de presion sanguinea con un manguito de dos partes de envolvente concava que se abren.
WO1999055400B1 (fr) Brassard pour tensiometre
JPH03103228A (ja) 浅側頭動脈用縛帯およびこれを用いた診断装置
JP2000350706A (ja) 血圧計
WO2018209983A1 (zh) 脉搏压力传导结构、便携式血压检测模块和智能穿戴设备
US6224558B1 (en) Signal enhancing and artifact reducing blood pressure cuff
JPH10137201A (ja) 非観血式血圧計用カフ
JPH09238910A (ja) 手首血圧計のカフ
CA1336651C (en) Blood pressure cuff with integral acoustic pickup cup
JPS63150051A (ja) 電子血圧計のカフ帯
US2833274A (en) Sphygmomanometer
JP3232779B2 (ja) 電子血圧計
JPH0234143A (ja) 手首用血圧計
JP2765980B2 (ja) 血圧計の阻血袋
JPS6176127A (ja) 血圧測定用阻血装置
JPH11151212A (ja) 血圧計用の聴診器付き腕帯セット
CN214342282U (zh) 用于听诊法电子血压计的袖带
JPH08332172A (ja) 非観血式血圧測定用の手指用カフ構造
WO1997012542A1 (en) Improved blood pressure monitoring cuff
JPH0613683Y2 (ja) 血圧計用カフ
JPH0342892Y2 (ja)
WO2004069049A1 (ja) 血圧脈波測定装置及び血圧脈波測定用装着具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203