JPH0342892Y2 - - Google Patents

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JPH0342892Y2
JPH0342892Y2 JP18057985U JP18057985U JPH0342892Y2 JP H0342892 Y2 JPH0342892 Y2 JP H0342892Y2 JP 18057985 U JP18057985 U JP 18057985U JP 18057985 U JP18057985 U JP 18057985U JP H0342892 Y2 JPH0342892 Y2 JP H0342892Y2
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finger
air bag
cuff
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tightening band
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、手の指体を圧迫して阻血し、血圧
を測定する指圧迫式の電子血圧計(指用血圧計)
のカフに関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、血圧計は、カフを上腕部に巻付けて、
この上腕部を阻血し、血圧を測定していたが、近
年、カフを手の指体、例えば第2指に巻付けて血
圧を測定する指用血圧計がある。
この指用血圧計は、カフを指体に巻回し、この
カフに加圧空気を供給して指体を阻血し、この加
圧空気を微速排気しつつ、光電素子で脈波を検知
し、この脈波より最高血圧及び最低血圧を検出す
るように構成されている。この種の指用血圧計の
カフは、従来、第6図及び第7図に示すように、
種々考案されている。第6図のカフは、円筒状の
支持筒aの内面に円筒状のゴム製空気袋bが装着
されて構成されている。また、第7図のカフは、
空気袋cが複数個の袋体dで形成され、この袋体
dが略台形に形成されて基板eに装着され、各袋
体d内が流通自在に構成されると共に、袋体dに
光電素子fが装着されて成り、この袋体dを内側
にして空気袋cを円筒状に装着するように構成さ
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来の何れのカフにおいても、指体gが空
気袋b,cの内径にほぼ合致している場合、加圧
空気で各空気袋b,cが内側に膨出し、空気圧が
そのまま指体gに作用することになる。しかし、
第8図に示すように、指体gが細い場合、第9図
に示すように、空気袋b,cが膨出すると、その
張力Tが作用することになり、空気圧にこの張力
Tが含まれ、そのまま指体gに作用せず、正確な
血圧測定が行えないという問題があつた。
また、カフの内径に対し、指体の径が大きい
と、もちろん指体の挿通が不可であるから、測定
不可であつた。
この考案は、上記に鑑み、挿着される指体の太
さに関係なく、指体表面にカフの空気袋がぴつた
りと接触する、しかも装着を適正かつ容易になし
得る指用血圧計のカフを提供することを目的とし
ている。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び作用 この考案は、指体を巻回してこの指体を圧迫す
る指用血圧計のカフにおいて、前記指体に巻回さ
れる空気袋と、この空気袋を指体に固定する締付
帯とより成り、この空気袋が可撓性材で形成され
ると共に、空気袋における指体巻回方向の中央部
が厚く、両端にいくに従つて薄く形成され、前記
締付帯が軟質性材で形成されると共に、締付帯の
一端部がケースに固定されて固定端部に形成さ
れ、この固定端部より環状に1回巻回してリング
部が形成され、このリング部の内面に前記空気袋
が装着される一方、締付帯の他端が固定端部近傍
を通つて延長されてリング部より延長部が延接さ
れ、この延長部に掛止手段が設けられ、この掛止
手段が固定部(ケース)の係合手段に多段に係合
離脱自在に形成されて前記リング部径が可変に構
成されている。
このカフでは、締付帯のリング部を大径にした
状態で指体をそのリング部の空気袋内に挿入し、
延長部を引張してリング部を小径にし、空気袋を
指体に接し、掛止手段を係合手段に係合してリン
グ部を固定した後、空気袋に加圧空気を供給し、
指体を圧迫する。
(ホ) 実施例 以下、この考案の一実施例を、図面に基づいて
説明する。
第1図乃至第5図に示すように、1は指用血圧
計2のカフであつて、指体3、例えば手の第2指
を巻回して、その第2指を圧迫阻血するものであ
る。
この指用血圧計2は、本体4に計測部5が連接
されて成り、カフ1は、この計測部5に設けられ
ている。この計測部5は、矩形体の手置用ケース
6にカフ1が取付けられて成り、このカフ1は空
気袋7と締付帯8とより構成されている。
空気袋7は、第4図及び第5図に示すように、
複数個(例えば8つ)の袋体9より成り、袋体9
はゴムなどの可撓性材で形成されている。この袋
体9は、指体3の長手方向に形成され、指体3回
りより小幅に形成されて、内部が空気室10に構
成されている。更に袋体9は、両側を除き略台形
に形成され、底辺9aにて互いに連接されるとと
共に、各空気室10が流通自在に構成されてい
る。そして、この底辺9aを内側にして湾曲さ
れ、頂辺9bにて締付帯8に取付けられている。
更に、空気袋7は、巻回方向の中央部の袋体9
が厚く、両側端にいくに従つて薄く形成され、両
側の袋体9が最も薄く略三角形に形成されてい
る。
前記締付帯8は、軟質ビニールなどの軟質材と
プラスチツクなどの硬質材とで形成され、空気袋
7を指体3に固定するように成つている。この締
付帯8の一端部はケース6の上面に支持台6aを
介して固着されて、円弧状固定端部8aに構成さ
れ、この固定端部8aより環状に1回巻回してリ
ング部8bが形成されている。そして、このリン
グ部8bの内面に空気袋7が固着され、この空気
袋7は一端が固定端部8aの側端に一致し、袋体
9の頂辺9bにてリング部8bに接着されて、こ
の空気袋7内が指体3の挿入孔となつている。こ
のリング部8bの下半部が硬質材の固定端部8a
で構成されている。
更に、締付帯8の他端は、リング部8bより固
定端部8aの近傍を通つて延長され、延長部8c
が形成されている。この延長部8cは、固定端部
8aのほぼ真下に穿設された開口6bよりケース
6内に導入され、ケース6内のガイド6cを介し
て側方に導かれ、貫通孔6dよりケース6の側方
に導出されている。この延長部8cの両側には、
略V字状の掛止溝8d(掛止手段)が複数個鋸刃
状に形成されている。
一方、ケース6には両側の掛止溝8dにおける
底辺間長さにほぼ一致した係合孔6e(係合手段)
が貫通孔6dの下部に穿設され、この掛止溝8d
を係合孔6eに係合して、リング部8bを一定の
径に固定すると共に、この掛止溝8dを多段に係
合離脱して、リング部8bの径を変化させるよう
に成つている。
また、前記空気袋7には、送排気用パイプ11
が連接されると共に、発光ダイオード及びフオト
ダオードなどの発光素子12が設けられて、脈波
を検出するようになつている。
前記血圧計本体4には、プリント基板13、表
示板14、加圧ポンプ15、バツテリ16及びエ
アーバツフア17が収納されると共に、電源スイ
ツチ18及びスタートスイツチ19等が設けられ
ている。そして、カフ1はパイプ11を介してエ
アーバツフア17に連通され、加圧ポンプ15よ
り加圧空気が供給されるようになつている。ま
た、光電素子12はプリント基板13に連繋さ
れ、表示板14より最高血圧及び最低血圧を表示
するように構成されている。
次に、カフ1の動作について説明する。
先ず、締付帯8の掛止溝8dをケース6の係合
孔6eより離脱しておき、ケース6上に手を設置
し、指体3を空気袋7内に挿入する。その際、指
体3が太い場合、リング部8bの径を大きくす
る。
その後、空気袋7が指体3の回りにほぼ密着す
る程度に延長部8cを引張り、リング部8bの径
を小径にする。この状態において、掛止溝8dを
係合孔6eに係合し、リング部8bの径を一定に
固定する。続いて、スタートスイツチ19を操作
し、加圧ポンプ15より加圧空気を空気袋7に供
給すると、この空気袋7が膨張する一方、リング
部8bが一定に保持されているので、指体3が圧
迫されて阻血されることになる。
その後、加圧空気を徐々に微速排気しつつ、光
電素子12で脈波を検知し、この脈波より最高血
圧及び最低血圧を測定して、表示板14で表示す
る。
そして、再び掛止溝8dを係合孔6eより離脱
し、リング部8bを大きくして指体3を抜取るこ
とになる。従つて、指体3の太さに応じてリング
部8bの径を調整し、空気袋7を指体3に密着さ
せる。その際、指体3が細く、空気袋7の端部が
重なつても、薄く形成されているので、容易に巻
回されることになる。
尚、この実施例において、掛止手段及び係合手
段は鋸刃状の掛止溝と矩形状の係合孔としたが、
円形の掛止孔と係合突起などでもよい。
また、このカフ1を適用する指用血圧計2は、
実施例に限られるものではなく、手動ポンプを用
いたものや、本体4と計測部5とを一体にしたも
のでもよい。
(ヘ) 考案の効果 以上のように、この考案の指用血圧計のカフに
よれば、締付帯でリング部を形成し、このリング
部に空気袋を装着すると共に、リング部径を可変
にして調整自在に構成したために、指体の太さに
無関係に、この指体に空気袋を密着することがで
きるので、加圧空気の空気圧が常にそのまま指体
に作用し、空気袋の張力が作用しないから、正確
な血圧測定を行うことができる。
また、空気袋の両端が薄く形成されているの
で、細い指体でも容易に巻付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、この考案の一実施例を示
し、第1図は、ケースに装着したカフの斜視図、
第2図は、指用血圧計本体の一部省略斜視図、第
3図は、カフの一部断面正面図、第4図は、平坦
状態の空気袋の正面図、第5図は、略円筒状態の
同正面図、第6図乃至第9図は従来例を示し、第
6図は、カフの斜視図、第7図は、他のカフの斜
視図、第8図は、加圧前を示す第6図及び第7図
のカフの概略作用図、第9図は、加圧後を示す同
概略作用図である。 1:カフ、2:指用血圧計、3:指体、4:本
体、5:計測部、6:ケース、6e:係合孔、
7:空気袋、8:締付帯、8a:固定端部、8
b:リング部、8c:延長部、8d:掛止溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 指体を巻回してこの指体を圧迫する指用血圧計
    のカフにおいて、 前記指体に巻回される空気袋と、この空気袋を
    指体に固定する締付帯とより成り、この空気袋が
    可撓性材で形成されると共に、空気袋における指
    体巻回方向の中央部が厚く、両端にいくに従つて
    薄い形成され、前記締付帯が軟質性材で形成され
    ると共に、締付帯の一端部がケースに固定されて
    固定端部に形成され、この固定端部より環状に1
    回巻回してリング部が形成され、このリング部の
    内面に前記空気袋が装着される一方、締付帯の他
    端が固定端部近傍を通つて延長されてリング部よ
    り延長部が延接され、この延長部に掛止手段がが
    設けられ、この掛止手段が固定部の係合手段に多
    段に係合離脱自在に形成されて前記リング部径が
    可変に構成されて成り、前記空気袋に加圧空気が
    供給されることを特徴とする指用血圧計のカフ。
JP18057985U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0342892Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18057985U JPH0342892Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JP18057985U JPH0342892Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6287612U JPS6287612U (ja) 1987-06-04
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JP18057985U Expired JPH0342892Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084577B2 (ja) * 1991-06-24 1996-01-24 株式会社エー・アンド・デイ 指用血圧計
DE102007031345B4 (de) * 2007-07-05 2018-09-13 Siemens Healthcare Gmbh Anordnung und Trägereinrichtung zur Befestigung von Lokalspulen bei einem Magnetresonanzgerät

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Publication number Publication date
JPS6287612U (ja) 1987-06-04

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