JP4595526B2 - 血圧計用カフおよび血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、流体袋を備えた血圧計用カフおよびこれを備えた血圧計に関する。
一般に、生体情報を測定する生体情報測定装置として、血圧計や脈波計等が知られている。通常、これら血圧計や脈波計は生体圧迫装置を備えており、生体圧迫装置を生体の被測定部位に装着した状態において、生体圧迫装置に内蔵される流体袋を膨張させることにより生体を圧迫し、生体情報の測定が行なわれる。
たとえば、血圧値の測定に際しては、生体内部に位置する動脈を圧迫するための流体袋を内包するカフを生体の体表面に巻き付け、巻き付けた流体袋を加圧・減圧することによって動脈内に生じる動脈圧脈波の検出を行い、これによって血圧値の測定が行なわれる。ここで、カフとは、内腔を有する帯状の構造物であって生体の一部に巻き付けが可能なものを意味し、気体や液体等の流体を内腔に注入することによって上下肢の動脈圧測定に利用されるもののことを指す。したがって、カフは、流体袋とこの流体袋を生体に巻き付けるための巻付手段とを含めた概念を示す言葉であり、特に手首や上腕に巻き付けられて装着されるカフは、腕帯あるいはマンシェットと呼ばれることもある。
近年、血圧計は、病院等の医療施設において使用されるのみならず、家庭内において日々の健康状態を知る手段として頻繁に利用されている。したがって、血圧計に対する取扱い性の向上、特に装着作業の容易化への要請が強く、これを解決すべくカフの小型化が推し進められている。カフの小型化に際しては、幅方向(すなわち、カフが巻き付けられる被測定部位(たとえば手首や上腕等)の軸方向と平行な方向)における狭小化が必要である。
血圧計用カフの幅を狭小化する場合には、動脈を十分に圧迫阻血することができるかどうかが問題となる。幅広の血圧計用カフを用いた場合には、カフによって覆われる被測定部位の軸方向における長さが長く確保できるため、十分に動脈を圧迫阻血することが可能である。しかしながら、カフ幅を狭小化した場合には、これに伴ってカフで覆われる被測定部位の軸方向における長さも短くなるため、十分に動脈を圧迫阻血することが困難になる。
このカフ幅の狭小化に伴う阻血性能の低下の防止が図られた血圧計用のカフとして、たとえば特開平2−107226号公報(特許文献1)に開示の血圧計用カフや、特開2001−224558号公報(特許文献2)に開示の血圧計用カフが知られている。これら公報に開示の血圧計用カフは、カフ内に配置される流体袋としての空気袋の幅方向における両側端部に襠を設け、空気袋が膨張した際にこの襠が伸びることによって空気袋が幅方向においてより均等に膨張するように構成したものである。このように構成することにより、カフの両側端部およびその近傍においてもカフの中央部と同様に動脈の圧迫阻血が十分に行なえるようになるため、カフ幅を狭小化した場合にも精度よく血圧値を測定することができる。
特開平2−107226号公報 特開2001−224558号公報
しかしながら、このように空気袋の幅方向における両側端部に襠を設けた場合には、空気袋の膨張時において、空気袋の幅方向における両側端部の厚み方向における高さが大きくなるため、結果として後述する空気袋の横ずれ現象を誘発する原因となる。
図23は、一般的な手首式血圧計を被測定部位である手首に装着した状態を示す模式図であり、図24は、図23中に示す血圧計用カフのXXIV−XXIV線に沿った模式断面図である。また、図25は、図23に示す測定状態において手首式血圧計のカフに横ずれ現象が発生した場合の状態を示す模式図であり、図26は、図25中に示す血圧計用カフおよび手首のXXVI−XXVI線に沿った模式断面図である。
図23に示すように、手首式の血圧計100は、装置本体110とカフ130とを備える。手首式の血圧計100を用いて血圧値を測定する際には、被測定部位である手首300に血圧計100のカフ130が周方向に巻き付けられる。図24に示すように、カフ130は、袋状のカバー体140と、このカバー体140の内部に配置された空気袋150および当該カフを手首に仮装着させるための湾曲弾性のカーラ160とによって主に構成されている。これらカバー体140、空気袋150およびカーラ160は、カフ130の巻き付け方向を長手方向として延在している。
カバー体140は、伸縮性に富んだ布等からなる内側カバー141と伸縮性に乏しい布等からなる外側カバー142とを重ね合わせてその周縁を結合することによって袋状に形成されている。空気袋150は、装着状態において手首側に位置する内側壁部を形成する樹脂シート151と、内側壁部の外側に位置する外側壁部を形成する樹脂シート152とを重ね合わせてその周縁を溶着することにより袋状に形成されており、内部に膨縮空間157を有している。空気袋150の内側壁部を形成する樹脂シート151は、その両端部が折り返されて外側壁部を形成する樹脂シート152に溶着されており、これによって空気袋150の側壁部に襠が形成されている。空気袋150の外側壁部の外表面には、環状に巻き回されることによって径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材であるカーラ160が両面テープ171等の接着手段によって接着されている。
上記構成の手首式血圧計100にあっては、装置本体110の内部に設置された膨縮手段としてのポンプおよび弁等を用いてカフ130内に位置する空気袋150の膨縮空間157が加減圧されることにより空気袋150が膨縮し、この空気袋150の膨縮の際に検知される圧力情報を基に血圧値の算出が行なわれる。
空気袋150が膨張状態にある場合においてカバー体140の外側カバー142に手首300の軸方向と平行な方向に何らかの外力が加わった場合には、カフ130の外側部分が手首300の軸方向に横ずれすることになり、この際カフ130の内側部分は手首300と接触しているため横ずれを起こさず、結果としてカフ130に図25において符号190で示す如くのはみ出し部分が生じる。また、外力が加わらなくても、手首300表面の傾斜形状によって空気袋150の圧力バランスが崩れ、横ずれが生じる場合もある。
図26に示すように、上述の横ずれ現象は、膨張時における空気袋150の圧力バランスの崩れに伴い、カーラ160、外側カバー142および樹脂シート152が一体となって手首300の軸方向に移動することによって生じる。カーラ160が手首300の軸方向に移動した場合には、カーラ160の移動方向とは反対側に位置する空気袋150の端部に向かって空気袋150内の空気が逃げるため、空気袋150に変形が生じ、上述のはみ出し部分190が発生する。このはみ出し部分190が発生した場合には、手首300に対して空気袋150を効率よく均等に押圧することができなくなるため、十分な阻血性能を得ることができず、測定精度が低下する原因となる。また、空気袋150とカーラ160との接着部の両端(図中に示す領域A)においてカーラ160から空気袋150を引き剥がす方向に力が加わることになるため、接着部の信頼性が低下することが懸念される。
上述の横ずれ現象は、膨張時における空気袋150の幅に対する内部の膨縮空間157の厚みが大きければ大きいほど発生し易く、カフ130の幅を狭小化させることによって生じる測定精度の低下を防止すべく空気袋150の両側端部に襠を形成した構成において特に問題となる。しかしながら、上記問題は、上述のような構成の血圧計用カフに限定される問題ではなく、空気袋の両側端部に襠を形成していない血圧計用カフにおいても少なからず発生している問題であり、その解決が望まれるところである。
また、血圧計用のカフの他にも、生体を圧迫するために用いられる流体袋を備えた生体情報測定装置として脈波計が知られている。脈波計は、生体の皮膚より比較的浅いところに位置する動脈に発生する脈波を測定するために、半導体センサに代表される感圧手段を体表に押圧して脈波を測定する装置である。この脈波計においても、センサチップの感圧面を生体に押圧するための押圧手段として空気袋等の流体袋が利用されており、上述した血圧計用カフの横ずれ現象と同様の現象が生じるおそれがある。
したがって、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、カフの横ずれ現象の発生が防止可能な血圧計用カフを提供することにより、高性能でかつ高信頼性の血圧計を実現することを目的とする。
本発明に基づく血圧計用カフは、流体が出入りすることによって膨縮する流体袋と、上記流体袋の外側に環状に巻き回されることによって径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材とを備える。上記流体袋は、生体に巻き付けられた状態において内側に位置する内側壁部と、上記内側壁部よりも外側に位置する外側壁部と、上記流体袋の幅方向における側端部から延びる係止部とを有する。上記係止部は、上記側端部から上記可撓性部材側に向かって折り曲げられるとともに、上記外側壁部の外表面よりも上記可撓性部材側において移動不能に固定されている。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記係止部が、上記流体袋の幅方向における両側端部にそれぞれ1箇所以上設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記可撓性部材が、上記流体袋に対向する内周面と上記内周面の反対側に位置する外周面とを含む板状部材からなり、上記係止部が、上記側端部から上記可撓性部材の上記外周面上に向かって折り曲げられるとともに、上記外周面上において移動不能に固定されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記係止部が上記可撓性部材の外周面に固定されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記流体袋の幅方向における両側端部のそれぞれに設けられた上記係止部同士が、上記外周面上において重ね合わされて固定されていてもよい。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記流体袋が内部に空間が形成されるように複数のシートを積層してその周縁を接合することによって形成されていてもよく、その場合には、上記係止部が上記複数のシートのうちの少なくとも一枚の周縁を外側に向かって延設することによって形成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧計用カフにあっては、上記係止部が上記流体袋の長手方向の略中央部に位置していることが好ましい。
本発明に基づく血圧計は、上述のいずれかの血圧計用カフと、上記流体袋を膨縮させる膨縮手段と、上記流体袋内の圧力を検知する圧力検知手段と、上記圧力検知手段によって検知された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出手段とを備える。
本発明によれば、上述の横ずれ現象の発生が未然に防止可能な血圧計用カフとすることができ、被測定部位への圧迫力分布の均一化を図ることができ、高性能でかつ高信頼性の血圧計を実現することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態1においては、生体情報測定装置として手首式の血圧計を例示して説明を行ない、以下に示す実施の形態2においては、生体情報測定装置として脈波計を例示して説明を行なう。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1における血圧計100は、装置本体110とカフ130とを備える。装置本体110の表面には、表示部111と操作部112とが配置されており、この装置本体110に上述のカフ130が取付けられている。
図2は、図1に示す血圧計用カフの内部構造を示す縦断面図である。図2に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ130は、伸縮性に富んだ布等からなる袋状のカバー体140と、このカバー体140の内部に配置された流体袋としての空気袋150と、カバー体140の内部に配置され、装着状態において空気袋150の外側に位置するカーラ160とを主に備える。これらカバー体140、空気袋150およびカーラ160は、カフ130の巻き付け方向を長手方向として延在している。
カバー体140は、装着状態において内側に位置する内側カバー141と、内側カバー141よりも外側に位置する外側カバー142とを備えており、これら内側カバー141と外側カバー142とを重ね合わせてその周縁を結合することによって袋状に形成されている。カバー体140の長手方向の一方端の内周面側には、面ファスナ165が設けられており、カバー体140の長手方向の他方端の外周面には、上記面ファスナ165と係合する面ファスナ166が貼り付けられている。これら面ファスナ165,166は、被測定部位である手首にカフ130を装着した状態において、血圧計100を手首に安定的に固定するための手段である。
空気袋150は、樹脂シートを用いて形成された袋状の部材からなる。たとえば、後述する本実施の形態に基づく実施例1に係る血圧計用カフ130Aに内包される空気袋150にあっては、カフ130Aを手首に巻き付けた状態において手首側に位置する内側壁部を形成する樹脂シート151と、内側壁部の外側に位置する外側壁部を形成する樹脂シート152とを重ね合わせ、その周縁を溶着することにより袋状に形成されており、内部に膨縮空間157を有している(詳細については、後述の実施例1を参照)。上記空気袋150の内側壁部の手首側の表面は、手首を圧迫するための圧迫作用面158として機能する。なお、膨縮空間157は、後述する装置本体110の血圧測定用エア系121と、配管120を介して接続される(図3参照)。
空気袋150を構成する樹脂シートの材質としては、伸縮性に富んでおり溶着後において膨縮空間157からの漏気がないものであればどのようなものでも利用可能である。このような観点から、樹脂シートの最適な材質としては、エチレン−酢酸ビニール共重合体(EVA)、軟質塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン(PU)、生ゴム等が挙げられる。
空気袋150の外側には、環状に巻き回されることによって径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材であるカーラ160が配置されている。カーラ160は、空気袋150の外側壁部の外表面に図示しない両面テープ等の接着手段によって接着されている。このカーラ160は、自身の環状形態を維持して手首に沿うように構成されており、測定者自身が被測定部位にカフ130を装着し易くするためのものである。このカーラ160は、十分な弾性力を発現するように、たとえばポリプロピレン等の樹脂部材にて形成される。
図3は、本実施の形態における血圧計の構成を示すブロック図である。図3に示すように、装置本体110は、上述の空気袋150に配管120を介して空気を供給または排出するための血圧測定用エア系121と、血圧測定用エア系121に関連して設けられる発振回路125、ポンプ駆動回路126および弁駆動回路127とを含む。これら各構成要素は、空気袋150を膨縮させるための膨縮手段として機能する。
また、装置本体110は、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)113と、CPU113に所定の動作をさせるプログラムや測定された血圧値などの各種情報を記憶するためのメモリ部114と、血圧測定結果を含む各種情報を表示するための表示部111と、測定のための各種指示を入力するために操作される操作部112と、操作部112からの電源ONの指示によりCPU113に電力を供給するための電源部115とを含む。CPU113は、血圧値を算出するための血圧値算出手段として機能する。
血圧測定用エア系121は、空気袋150内の圧力(以下、「カフ圧」という)により出力値が変化する圧力センサ122と、空気袋150に空気を供給するためのポンプ123と、空気袋150の空気を排出しまたは封入するために開閉される弁124とを有する。圧力センサ122は、カフ圧を検知するための圧力検知手段として機能する。発振回路125は、圧力センサ122の出力値に応じた発振周波数の信号をCPU113に出力する。ポンプ駆動回路126は、ポンプ123の駆動をCPU113から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路127は、弁124の開閉制御をCPU113から与えられる制御信号に基づいて行なう。
図4は、本実施の形態における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは、メモリ部114に予め記憶されて、CPU113がメモリ部114からこのプログラムを読出し実行することにより血圧測定処理が行なわれる。
図4に示すように、被験者が血圧計100の操作部112の操作ボタンを操作して電源ONすると血圧計100の初期化がなされる(ステップS101)。次に、CPU113は、測定可能状態になると、ポンプ123を駆動開始し、空気袋150のカフ圧を徐々に上昇させる(ステップS102)。徐々に加圧する過程において、血圧測定のための所定レベルにまでカフ圧が達すると、CPU113はポンプ123を停止し、次に閉じていた弁124を徐々に開いて、空気袋150の空気を徐々に排気し、カフ圧を徐々に減圧させる(ステップS103)。本実施の形態ではカフ圧の微速減圧過程において血圧を測定する。
次に、CPU113は公知の手順で血圧(最高血圧値、最低血圧値)を算出する(ステップS104)。具体的には、カフ圧が徐々に減圧する過程において、CPU113は発振回路125から得られる発振周波数に基づき脈波情報を抽出する。そして、抽出された脈波情報により血圧値を算出する。ステップS104において血圧値が算出されると、算出された血圧値を表示部111に表示する(ステップS105)。なお、以上において説明した測定方式は、空気袋の減圧時に脈波を検出するいわゆる減圧測定方式に基づいたものであるが、空気袋の加圧時に脈波を検出するいわゆる加圧測定方式を採用することも当然に可能である。
本実施の形態における血圧計100および血圧計用カフ130は、血圧計用カフ130内に配置される空気袋150の固定構造において特徴を有している。以下においては、空気袋150の固定構造について、各実施例ごとに図を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
図5は、本実施の形態に基づく実施例1に係る血圧計用カフの図2中に示すV−V線に沿った概略断面図である。図6は、本実施例に係る血圧計用カフに内包される空気袋およびカーラの組付け構造を示す模式分解図である。
図5に示すように、本実施例における血圧計用カフ130Aは、内側カバー141および外側カバー142からなるカバー体140の内部に、流体袋としての空気袋150と、可撓性部材としてのカーラ160とを備えている。空気袋150は、内側壁部を形成する樹脂シート151と、外側壁部を形成する樹脂シート152とを積層してその周縁を溶着することにより袋状に形成されており、内部に膨縮空間157を有している。空気袋150の内側壁部の手首側の表面は、手首を圧迫するための圧迫作用面158として機能する。カーラ160は、空気袋150の外側に位置しており、その内周面が空気袋150の外側壁部の外表面と両面テープ171によって接着されている。
空気袋150は、幅方向(カフ130Aの装着時において、手首の軸方向と平行となる方向)における両側端部から外側に向かって延びる係止部152aを有している。図6に示すように、この係止部152aは、積層される2枚の樹脂シート151,152のうちの一方の樹脂シート152の一部の幅W2を他方の樹脂シート151の幅W1およびカーラ160の幅W3よりも大きくすることにとによって形成される。すなわち、係止部152aは、図6に示すように2枚の樹脂シート151,152を袋状に溶着し、カーラ160の内周面に接着させた後において、これら樹脂シート151およびカーラ160からはみ出る部分によって形成される。
図5に示すように、この係止部152aは、カーラ160の外周面の一部を覆うようにカーラ160の端面に沿って折り返され、両面テープ172を用いてカーラ160の外周面に対して固定される。すなわち、係止部152aは、空気袋150の両側端部からカーラ160側に向かって折り曲げられるとともに、空気袋150の外側壁部の外表面よりもカーラ160側に位置するカーラ160の外周面上においてカーラ160に接着されることにより、移動不能に固定されている。
図7は、上述の構成を有する本実施例に係る血圧計用カフを手首に装着させて空気袋を膨張させた状態を示す模式断面図である。図7に示すように、空気袋150が膨張した状態においては、空気袋150の外側壁部を形成する樹脂シート152の外表面がカーラ160に接着されているため、空気袋150は主に内側壁部を形成する樹脂シート151が伸張することによって膨張する。この際、カーラ160の有する剛性および外側カバー142の引っ張り強さによって空気袋150が外側に向かって膨らもうとする作用が規制されるため、膨張した空気袋150は手首300を内側に向かって圧迫する。
このとき、空気袋150は、膨張することによって所定の大きさだけ厚みを増すことになる。この厚みの増加に伴い、上述した横ずれ現象が生じるおそれが高まる。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Aにおいては、上述のように、空気袋150の両側端部に係止部152aが設けられ、この係止部152aがカーラ160の外周面に固定されていため、カバー体140の外側カバー142に手首300の軸方向と平行な方向に何らかの外力が加わった場合にも、その力の大部分が係止部152a自体および係止部152aとカーラ160の接着部にかかることになり、図7において領域Aで示す空気袋150の外側壁部の外表面とカーラ160の内周面との接着部の両端に加わる力が大幅に軽減されるようになり、横ずれが生じ難くなる。また、上述の従来の血圧計用カフ130(図26参照)において作用していた、この部分におけるカーラ160から空気袋150を引き剥がそうとする力が緩和されることになり、この接着部における信頼性の低下の防止が図られることになる。したがって、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。
なお、空気袋150に設けられる係止部152aの大きさや数、形状、係止部152aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。本実施例においては、空気袋を構成する樹脂シートのうち、樹脂シート152の幅を広くした場合を例示しているが、樹脂シート151の幅を広くしても同様の効果が得られる。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Aにあっては、係止部152aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。このように構成することにより、空気袋150のうちの最も厚み方向に膨らむ領域である空気袋150の長手方向の略中央部における空気袋150とカーラ160との幅方向における位置ずれが生じ難くなるため、横ずれ現象が発生することを効果的に防止することができる。
(実施例2)
図8は、本実施の形態に基づく実施例2に係る血圧計用カフの概略断面図である。なお、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図8に示すように、本実施例に係る血圧計用カフ130Bの空気袋150は、4枚の樹脂シート151,152,153,154を用いて袋状に形成されている。より具体的には、空気袋150は、平面視略矩形形状の2枚の樹脂シート151,152を積層し、その周縁を溶着することによって内部に第1の膨縮空間157aを有する第1の袋体を形成し、さらに平面視略矩形形状の2枚の樹脂シート153,154を積層し、その周縁を溶着することによって内部に第2の膨縮空間157bを有する第2の袋体を形成し、これら第1の袋体と第2の袋体とを積層して所定の部位を溶着することにより、第1の膨縮空間157aと第2の膨縮空間157bとを有する2層の一体化された袋体として形成される。なお、上記4枚の樹脂シートのうち、第1の袋体と第2の袋体の接続部に位置する2枚の樹脂シート152,153の所定位置には、予めそれぞれ対応して孔が穿たれており、これら孔は、空気袋150の形成後において第1の膨縮空間157aと第2の膨縮空間157bとを連通する連通孔159となる。
樹脂シート151は、血圧計用カフ130Bを手首に装着した状態において、内側に位置する内側壁部を形成している。また、樹脂シート154は、血圧計用カフ130Bを手首に装着した状態において、上記内側壁部よりも外側に位置する外側壁部を形成している。空気袋150の内側壁部の手首側の表面は、手首を圧迫するための圧迫作用面158として機能する。樹脂シート152,153は上述の通り第1の袋体と第2の袋体とを接合するために溶着されており、その溶着部よりも外側に位置する幅方向における両端部おいて空気袋150の側壁部を構成し、溶着部よりも内側において空気袋150の内部に位置する連結部を構成している。側壁部は、空気袋150の膨張時において厚み方向に伸張する襠として機能する。また、連結部は、空気袋150が膨張状態から収縮状態に移行する際に、襠として機能する側壁部が確実に内側に折り畳まれるように導くためのものである。
空気袋150は、幅方向における両側端部から外側に向かって延びる係止部154aを有している。この係止部154aは、積層される4枚の樹脂シート151,152,153,154のうち、最も外側に位置する樹脂シート154の一部の幅を他の樹脂シート151,152,153の幅およびカーラ160の幅よりも大きくすることにとによって形成される。この係止部154aは、カーラ160の外周面の一部を覆うようにカーラ160の端面に沿って折り返され、両面テープ172を用いてカーラ160の外周面に対して固定されている。
このように構成した場合にも、上述の実施例1と同様に、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。
なお、空気袋150に設けられる係止部154aの大きさや数、形状、係止部154aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Bにあっても、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の理由により、係止部154aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。
図9は、本実施例に係る血圧計用カフの変形例を示す概略断面図である。図9に示すように、本変形例に係る血圧計用カフ130Cにあっては、積層される4枚の樹脂シート151,152,153,154のうち、外側から2番目に位置する樹脂シート153の一部の幅を他の樹脂シート151,152,154の幅およびカーラ160の幅よりも大きくすることにとによって係止部153aを形成し、この係止部153aを、カーラ160の外周面の一部を覆うようにカーラ160の端面に沿って折り返し、両面テープ172を用いてカーラ160の外周面に固定することにより、横ずれの発生を防止している。
また、図10は、本実施例に係る血圧計用カフの他の変形例を示す概略断面図である。図10に示すように、本変形例に係る血圧計用カフ130Dにあっては、積層される4枚の樹脂シート151,152,153,154のうち、最も外側に位置する樹脂シート154および外側から2番目に位置する樹脂シート153の一部の幅を他の樹脂シート151,152の幅およびカーラ160の幅よりも大きくすることにとによって係止部153a,154aを形成し、この係止部153a,154aを、カーラ160の外周面の一部を覆うようにカーラ160の端面に沿って折り返し、両面テープ172を用いてカーラ160の外周面に固定することにより、横ずれの発生を防止している。
このように、図8ないし図10に示す如く複数の樹脂シートを積層して多層の膨縮空間を有する多層空気袋層をもつ空気袋とする場合には、積層される樹脂シートのうちのどの樹脂シートを用いて係止部を形成してもよい。また、積層される樹脂シートのうちの複数の樹脂シートに係止部を形成してもよく、そのバリエーションは様々なものが考えられる。
(実施例3)
図11は、本実施の形態に基づく実施例3に係る血圧計用カフの概略断面図である。なお、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図11に示すように、本実施例に係る血圧計用カフ130Eの空気袋150は、6枚の樹脂シート151,152,153,154,155,156を用いて袋状に形成されている。より具体的には、空気袋150は、平面視略矩形形状の2枚の樹脂シート151,152を積層し、その周縁を溶着することによって内部に第1の膨縮空間157aを有する第1の袋体を形成し、平面視略矩形形状の2枚の樹脂シート153,154を積層し、その周縁を溶着することによって内部に第2の膨縮空間157bを有する第2の袋体を形成し、さらに平面視略矩形形状の2枚の樹脂シート155,156を積層し、その周縁を溶着することによって内部に第3の膨縮空間157cを有する第3の袋体を形成し、これら第1の袋体、第2の袋体および第3の袋体を積層して所定の部位を溶着することにより、第1の膨縮空間157a、第2の膨縮空間157bおよび第3の膨縮空間157cを有する3層の一体化された袋体として形成される。なお、上記6枚の樹脂シートのうち、第1の袋体と第2の袋体の接続部に位置する2枚の樹脂シート152,153の所定位置には、予めそれぞれ対応して孔が穿たれており、これら孔は、空気袋150の形成後において第1の膨縮空間157aと第2の膨縮空間157bとを連通する連通孔159aとなる。また、上記6枚の樹脂シートのうち、第2の袋体と第3の袋体の接続部に位置する2枚の樹脂シート154,155の所定位置には、予めそれぞれ対応して孔が穿たれており、これら孔は、空気袋150の形成後において第2の膨縮空間157bと第3の膨縮空間157cとを連通する連通孔159bとなる。
樹脂シート151は、血圧計用カフ130Eを手首に装着した状態において、内側に位置する内側壁部を形成している。また、樹脂シート156は、血圧計用カフ130Eを手首に装着した状態において、上記内側壁部よりも外側に位置する外側壁部を形成している。空気袋150の内側壁部の手首側の表面は、手首を圧迫するための圧迫作用面158として機能する。樹脂シート152,153は上述の通り第1の袋体と第2の袋体とを接合するために溶着されており、その溶着部よりも外側に位置する幅方向における両端部おいて空気袋150の側壁部を構成し、溶着部よりも内側において空気袋150の内部に位置する連結部を構成している。また、樹脂シート154,155は上述の通り第2の袋体と第3の袋体とを接合するために溶着されており、その溶着部よりも外側に位置する幅方向における両端部おいて空気袋150の側壁部を構成し、溶着部よりも内側において空気袋150の内部に位置する連結部を構成している。これら側壁部は、空気袋150の膨張時において厚み方向に伸張する襠として機能する。また、これら連結部は、空気袋150が膨張状態から収縮状態に移行する際に、襠として機能する側壁部が確実に内側に折り畳まれるように導くためのものである。
空気袋150は、幅方向における両側端部から外側に向かって延びる係止部153aを有している。この係止部153aは、積層される6枚の樹脂シート151,152,153,154,155,156のうち、膨縮空間157bを形成する樹脂シート153の一部の幅を他の樹脂シート151,152,154,155,156の幅およびカーラ160の幅よりも大きくすることにとによって形成される。この係止部153aは、カーラ160の外周面の一部を覆うようにカーラ160の端面に沿って折り返され、両面テープ172を用いてカーラ160の外周面に対して固定される。
このように構成した場合にも、上述の実施例1と同様に、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。特に、積層される3つの袋体のうちの真中に位置する第2の袋体の両側端に係止部が延設されているため、空気袋の横ずれの防止と十分な阻血性能の維持とが効果的に両立されるようになる。これは、最も外側に位置する第3の袋体の一部に係止部を設けた場合には、第1および第2の袋体の幅方向における両側端部の係止部による拘束が不十分となり、横ずれが生じ易くなるためであり、また、最も内側に位置する第1の袋体の一部に係止部を設けた場合には、空気袋150の幅方向における両側端部における空気袋の厚み方向における膨張が不十分となり、手首の十分な圧迫が行なえなくなるおそれがあるためである。
なお、空気袋150に設けられる係止部153aの大きさや数、形状、係止部153aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Eにあっても、係止部153aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。これは、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の理由に加え、以下の理由にもよるものである。
通常、手首式の血圧計にあっては、手首にカフを巻き付けた状態において、手首の掌側部分に空気袋の長手方向の略中央部が位置するように構成される。この手首の掌側部分の皮下には、手首の他の部分よりも比較的硬い腱が位置しているため、上述のように、係止部153aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられることにより、他の部位に係止部153aを設けた場合に比べて動脈の圧迫阻血に対する影響を小さくすることができる。したがって、係止部153aを設けることによって生じる圧迫阻血の性能低下の影響を最小限に抑えることが可能になる。
(実施例4)
図12は、本実施の形態に基づく実施例4に係る血圧計用カフの概略断面図である。なお、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図12に示すように、本実施例に係る血圧計用カフ130Fは、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aの係止部152aをさらに幅方向に向かって延長させることにより、この係止部152aをカーラ160の端面に沿って折り返してカーラ160の外周面上に位置させた場合に、空気袋150の両側端部から延設されたこれら一対の係止部152a同士が、カーラ160の外周面上において重なり合うように構成されている。そして、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aとは異なり、係止部152aをカーラ160に固定することなく、上記一対の係止部152a同士を両面テープ173によって固定している。これにより、血圧計用カフ130Fの幅方向における断面において、カーラ160が樹脂シート152によって取り囲まれることになる。すなわち、一対の係止部152aは、空気袋150の両側端部からそれぞれカーラ160側に向かって折り曲げられるとともに、空気袋150の外側壁部の外表面よりもカーラ160側に位置するカーラ160の外周面上において互いに接着されることにより、移動不能に固定されている。
このように構成した場合にも、上述の実施例1と同様に、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。
なお、空気袋150に設けられる係止部152aの大きさや数、形状、係止部152aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Fにあっても、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の理由により、係止部152aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。
(実施例5)
図13は、本実施の形態に基づく実施例5に係る血圧計用カフの概略断面図である。なお、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図13に示すように、本実施例に係る血圧計用カフ130Gは、空気袋150の両側端部に設けられる係止部152aをカーラ160の外周面に両面テープを用いて固定するのではなく、押さえ板182によって固定したものである。より具体的には、図13に示すように、係止部152aをカーラ160の端面に沿って折り返してカーラ160の外周面上に位置させるとともに、カーラ160の外周面にビス181によって取付けられた押さえ板182を用いて係止部152aをカーラの外周面との間で挟み込む。これにより、一対の係止部152aは、空気袋150の両側端部からそれぞれカーラ160側に向かって折り曲げられるとともに、空気袋150の外側壁部の外表面よりもカーラ160側に位置するカーラ160の外周面上においてカーラ160に移動不能に固定されることになる。
このように構成した場合にも、上述の実施例1と同様に、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。
なお、空気袋150に設けられる係止部152aの大きさや数、形状、係止部152aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Gにあっても、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の理由により、係止部152aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。
(実施例6)
図14は、本実施の形態に基づく実施例6に係る血圧計用カフの概略断面図である。なお、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図14に示すように、本実施例に係る血圧計用カフ130Hは、空気袋150の両側端部に設けられる係止部152aをカーラ160の外周面に両面テープを用いて固定するのではなく、カーラ160の外周面に立設された爪部161によって固定したものである。より具体的には、図14に示すように、係止部152aの所定の位置に穴を設け、この係止部152aをカーラ160の端面に沿って折り返してカーラ160の外周面上に位置させるとともに、カーラ160の外周面に設けられた一対の爪部161に一対の係止部152aのそれぞれに設けられた上記穴を引っ掛けることにより、係止部152aをカーラ160に固定する。すなわち、一対の係止部152aは、空気袋150の両側端部からそれぞれカーラ160側に向かって折り曲げられるとともに、空気袋150の外側壁部の外表面よりもカーラ160側に位置するカーラ160の外周面上において、カーラ160に移動不能に固定される。
このように構成した場合にも、上述の実施例1と同様に、横ずれが生じ難くかつ高信頼性の血圧計用カフとすることができ、また、カフを狭小化した場合にも高い阻血性能を得ることができる。
なお、空気袋150に設けられる係止部152aの大きさや数、形状、係止部152aを構成する樹脂シート等は特に制限されるものではない。しかしながら、本実施例に係る血圧計用カフ130Hにあっても、上述の実施例1に係る血圧計用カフ130Aと同様の理由により、係止部152aが空気袋150の長手方向の略中央部に設けられていることが好ましい。
図15は、本実施例に係る血圧計用カフの変形例を示す概略断面図である。図15に示すように、本変形例に係る血圧計用カフ130Iにあっては、上述の本実施例に係る血圧計用カフ130Hにおいて、カーラ160の外周面に設けられていた一対の爪部161を共有化した1つの爪部162とし、この爪部162に一対の係止部152aのそれぞれに設けられた上記穴を引っ掛けることにより、係止部152aをカーラ160に固定することにより、横ずれの発生を防止している。
なお、上述の実施の形態1においては、複数の樹脂シートを積層して溶着することにより空気袋を形成した場合を例示して説明を行なったが、必ずしも複数枚の樹脂シートが用いられる必要はなく、一枚の筒状のシートを用いて空気袋を形成することも可能であり、この場合にも本発明の適用は可能である。
また、上述の実施の形態1においては、両面テープを用いて空気袋にカーラを接着した場合を例示して説明を行なったが、必ずしも接着等することによってこれらを固着する必要はなく、他の手段を用いてこれらを固着してもよいし、あるいは全く固着しない構成としてもよい。
また、上述の実施の形態1においては、被測定部位として手首を想定した手首式の血圧計に用いられる血圧計用カフに本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、上腕式のものや指式のもの等どのような形式の血圧計用カフについても本発明の適用が可能である。
(実施の形態2)
図16は、本発明の実施の形態2における脈波計を生体に装着した状態を示す斜視図である。図17は、図16に示す状態における脈波計の概略断面図である。また、図18は、本実施の形態における脈波計のセンサユニットの斜視図である。
図16および図17に示すように、本実施の形態における脈波計200は、感圧手段である半導体圧力センサがアレイ状に配置された半導体チップ236を有するセンサユニット230と、生体の姿勢を固定する生体固定具としての固定台220および締付けバンド221,222と、PC(Personal Computer)280(図19参照)とを備える。
センサユニット230は、半導体チップ236を有するケース体231と、このケース体231をスライド自在に支持するベース体232とからなる。ケース体231の内部には、押圧手段としての流体袋である空気袋250が内蔵されており、この空気袋250の下面に上述の半導体チップ236が組付けられている。図18に示すように、ケース体231の下面には開口が設けられており、空気袋250が膨縮することによって半導体チップ236がこの開口を介して下降することにより、測定時において半導体圧力センサが手首300の表面に押圧されることになる。なお、図18に示すように、半導体チップ236は、破損防止のための保護キャップ238によって覆われている。
図16および図17に示すように、固定台220は、被験者の肘から手首にかけての腕を載置することが可能な凹部220aを上面に有する箱形状の台であり、その内部に膨縮手段214(図19参照)としての加圧ポンプ202、負圧ポンプ203および切換弁204を備えている。さらに、固定台220の内部には、これら膨縮手段214を制御する制御回路205が配置されている。
固定台220の前面には、入出力端子が設けられており、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信手段を介して固定台220内部の制御回路205とPC280とが通信可能に接続される。また、センサユニット230と固定台220とは、信号ケーブル218とエアチューブ219(図18参照)とを介して接続される。なお、センサユニット230と固定台220とは、可撓性を有する締付けバンド221,222によって連結されている。
以上の構成の脈波計200においては、図16および図17に示すように、固定台220の凹部220aに肘から手首にかけての腕を載置し、載置された腕の手首部分にセンサユニット230を締付けバンド221,222を用いて固定することにより、生体に対する脈波計200の装着が行なわれる。そして、センサユニット230内に内蔵された空気袋250を膨張させることにより、空気袋250の下面に取付けられた半導体チップ236を手首の橈骨動脈353に対応した位置に押圧させ、脈波の検出を行なう。
図19は、本実施の形態における脈波計の構成を示すブロック図である。図19に示すように、センサユニット230には、脈圧を検出するためのダイアフラムと抵抗ブリッジ回路からなる複数の半導体圧力センサを含む半導体チップ236と、これら複数の半導体圧力センサが出力する複数の電圧信号を時分割多重し選択的に導出する信号抽出部としてのマルチプレクサ207と、半導体圧力センサを手首上に押圧するために加圧調整される空気袋250とが設けられている。
固定台220には、空気袋250の内圧を加圧するための加圧ポンプ202と、減圧するための負圧ポンプ203と、加圧ポンプ202と負圧ポンプ203のいずれかを選択的にエアチューブ219に切換接続するための切換弁204と、これら加圧ポンプ202、負圧ポンプ203および切換弁204の動作を制御する制御回路205と、センサユニット230から導出された出力信号をデジタルデータに変換するためのA/D変換部であるA/Dコンバータ208とが設けられる。なお、上記加圧ポンプ202、負圧ポンプ203および切換弁204は、流体袋としての空気袋250を膨縮させる膨縮手段として機能する。
PC280は、脈波計200を集中的に制御するための演算を含む各種演算処理を実行する演算処理部としてのCPU209と、脈波計200を制御するためのデータおよびプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)210およびRAM(Random Access Memory)211と、外部から操作可能に設けられて各種情報を入力するために操作される操作部212と、脈波測定結果などの各種情報を外部出力するためにLCDなどからなる表示部213とを有する。なお、上述のCPU209は、感圧手段としての半導体圧力センサによって検知された圧力情報に基づいて脈波を計測する脈波計測手段としても機能する。
図20は、本実施の形態における脈波計において、脈波を測定するための処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムと、このプログラム実行時に参照されるデータとは、ROM210またはRAM211に予めストアされており、CPU209がこのデータを適宜参照しながらプログラムを読出し実行することにより、脈波測定処理が進行する。
まず、ユーザは電源スイッチ(図示せず)をONすると、CPU209は制御回路205に対して負圧ポンプ203を駆動するように指示するので、制御回路205はこの指示に基づいて切換弁204を負圧ポンプ203側に切換えて、負圧ポンプ203を駆動する(ステップS201)。
負圧ポンプ203は駆動されると切換弁204を介して空気袋250の内圧を大気圧よりも十分に低くするように作用するので、半導体チップ236はセンサユニット230内において上方に移動する。この結果、半導体チップ236が不用意に突出して誤動作や故障するのを回避できる。
その後、ユーザがセンサユニット230をたとえば図16のように手首上に装着してスタートボタン(図示せず)をONすると、半導体チップ236が移動したか否か、すなわちセンサユニット230のケース体231がスライド溝に沿って手首の表面上に位置するようにスライド移動したか否かを判定する(ステップS202)。センサユニット230の筐体内にはスライド移動を検知するための図示されないマイクロスイッチが設けられており、CPU209はこのマイクロスイッチの検出信号に基づいて半導体チップ236が移動したか否かを判定する。
移動したと判定されない間は(ステップS202でNO)ステップS201の処理が繰返されるが、移動したと判定されると(ステップS202でYES)、CPU209は制御回路205に対し加圧ポンプ202を駆動するように指示するので、制御回路205はこの指示に基づいて切換弁204を加圧ポンプ202側に切換えて、加圧ポンプ202を駆動する(ステップS203)。これにより、空気袋250の内圧が上昇して半導体チップ236が手首に向かって下降し、半導体チップ236が手首の表面に押圧される。
半導体チップ236が手首の表面に押圧されると、半導体圧力センサから電圧信号の圧力情報がマルチプレクサ207を介して導出され、A/Dコンバータ208でデジタル情報に変換されて、CPU209に与えられる。CPU209はこれらのデジタル情報を用いてトノグラムを作成し、表示部213に表示する(ステップS204)。
次に、CPU209は半導体圧力センサから入力する圧力情報に基づき脈波検出するために、空気袋250による押圧レベルの変動量を算出して、算出した変動量と脈波検出可能な所定変動量とを比較する(ステップS205)。比較結果、算出した変動量が所定変動量を満たしていれば脈波検出のための空気袋内の圧力条件が満たされたと判定するが(ステップS206でYES)、満たしていなければ、加圧ポンプ202による空気袋250に対する加圧を継続しながら、空気袋内の圧力条件が満たされるまでステップS205およびステップS206の処理を繰返す。
空気袋内の圧力条件が満たされた場合には(ステップS206でYES)、加圧ポンプ202を空気袋250による半導体圧力センサに対する押圧レベルが脈波検出のための最適レベルとなるよう調整する(ステップS207)。
空気袋250について最適圧力調整がなされる下で、半導体圧力センサが出力する圧力情報は、すなわち橈骨動脈の脈波の波形データは、マルチプレクサ207およびA/Dコンバータ208を介してCPU209に転送される(ステップS208)。
CPU209は波形データを受理して、受理した波形データに基づき脈波検出する。波形データを受理して脈波検出終了の所定条件が成立したと判定するまではステップS208の脈波データの転送処理が繰返される。なお、受理した波形データに基づく脈波検出処理は公知の手順に従うので、ここではその詳細は略す。
脈波検出終了の所定条件が成立したときは(ステップS209でYES)CPU209は切換弁204を介して負圧ポンプ203を駆動するように制御する(ステップS210)。これにより、手首に対する半導体チップ236の押圧状態は解かれて、一連の脈波検出処理は終了する。
CPU209は検出した脈波の情報を表示部213などを介して外部に出力する。また、脈波の情報はAI(Augmentation Index)の算出に用いられて算出されたAIが出力されるようにしてもよい。
図21は、本実施の形態における脈波計のセンサユニットのケース体の断面図である。また、図22は、図21に示すケース体の模式分解図である。図21および図22に示すように、本実施の形態における脈波計200のセンサユニット230のケース体231は、下部ケース231aと上部ケース231bとを有している。下部ケース231aは、板状に形成された基部239を有しており、この基部239に空気袋250が固定されている。空気袋250は、手首を圧迫する圧迫作用面258を含む下側壁部251と、前記下側壁部251の反対側に位置する上側壁部252とを有し、内部に膨縮空間257を備える。空気袋250の圧迫作用面258には、ピン244によって基台237が取付けられており、この基台237の下面に半導体チップ236が固定されている。なお、半導体チップ236は、保護キャップ238によって覆われている。
空気袋250の両側端部には、係止部252aが設けられている。係止部252aは、下部ケース231aの基部239の端面に沿って折り曲げられており、基部239の空気袋250と対向する第1の主面(基部239の下面)とは反対側に位置する第2の主面(基部239の上面)上に向かって延びている。係止部252aの所定の位置には、穴252a1が設けられており、この穴252a1が基部239の上面に立設して設けられた爪部239aに引っ掛けられている。さらに、係止部252aが係止された基部239の上面には、上方から押さえ板240が取付けられ、ビス242によって押さえ板240が基部239に固定されることにより、係止部252aが基部239の上面上において移動不能に固定されることになる。なお、押さえ板240には、爪部239aが挿通する穴240aが設けられている。
このように脈波計においても、上述の実施の形態1における血圧計と同様に、横ずれの生じ難い空気袋を具備した構成を実現することが可能である。そのため、脈波を測定するために空気袋を膨張させて所定量半導体センサを下降させて生体に対して押圧させる場合にも、横ずれ現象が生じず、安定的に感圧面を生体に対して押圧させることができる脈波計を提供することが可能となる。したがって、高信頼性でかつ高精度の脈波計とすることができる。
上述の実施の形態1および2においては、いずれも係止部を折り返して基部(血圧計用カフにあってはカーラに相当)の第2の主面(血圧計用カフにあってはカーラの外周面に相当)上において移動不能に固定した場合を例示して説明を行なったが、必ずしもこの構成に限られるものではない。たとえば、基部以外の他の構成部材に係止部を固定したり、あるいは、基部が厚み方向において所定の大きさを有している場合には、基部の端面に固定することも可能である。いずれにせよ、係止部が空気袋と基部との境界部よりも基部側に向かって折り曲げられ、かつ係止部が当該境界部よりも基部側の領域において移動不能に固定されていれば、本発明の目的である横ずれ防止効果は得られる。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における血圧計の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの内部構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に基づく実施例1に係る血圧計用カフの図2中に示すV−V線に沿った概略断面図である。 に示す血圧計用カフに内包される空気袋およびカーラの組付け構造を示す模式分解図である。 図5に示す血圧計用カフを手首に装着させて空気袋を膨張させた状態を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例2に係る血圧計用カフの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例2に係る血圧計用カフの変形例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例2に係る血圧計用カフの他の変形例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例3に係る血圧計用カフの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例4に係る血圧計用カフの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例5に係る血圧計用カフの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例6に係る血圧計用カフの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に基づく実施例6に係る血圧計用カフの変形例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における脈波計を生体に装着した状態を示す斜視図である。 図16に示す状態における脈波計の概略断面図である。 本発明の実施の形態2における脈波計のセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態2における脈波計の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における脈波計において、脈波を測定するための処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における脈波計のセンサユニットのケース体の断面図である。 図21に示すケース体の模式分解図である。 一般的な手首式血圧計を被測定部位である手首に装着した状態を示す模式図である。 図23中に示す血圧計用カフのXXIV−XXIV線に沿った模式断面図である。 図23に示す測定状態において手首式血圧計のカフに横ずれ現象が発生した場合を示す模式図である。 図25中に示す血圧計用カフおよび手首のXXVI−XXVI線に沿った模式断面図である。
符号の説明
100 手首式血圧計、110 装置本体、111 表示部、112 操作部、114 メモリ部、115 電源部、120 配管、121 血圧測定用エア系、122 圧力センサ、123 ポンプ、124 弁、125 発振回路、126 ポンプ駆動回路、127 弁駆動回路、130,130A〜130I 血圧計用カフ、140 カバー体、141 内側カバー、142 外側カバー、150 空気袋、151〜156 樹脂シート、152a,153a,154a 係止部、157,157a〜157c 膨縮空間、158 圧迫作用面、159,159a,159b 連通孔、160 カーラ、161,162 爪部、165,166 面ファスナ、171〜173 両面テープ、181 ビス、182 押さえ板、190 はみ出し部分、200 脈波計、202 加圧ポンプ、203 負圧ポンプ、204 切換弁、205 制御回路、207 マルチプレクサ、208 A/Dコンバータ、212 操作部、213 表示部、214 膨縮手段、218 信号ケーブル、219 エアチューブ、220 固定台、220a 凹部、221,222 締付けバンド、230 センサユニット、231 ケース体、231a 下部ケース、231b 上部ケース、232 ベース体、236 半導体チップ、237 基台、238 保護キャップ、239 基部、239a 爪部、240 押さえ板、240a 穴、242 ビス、244 ピン、250 空気袋、251 下側壁部、252 上側壁部、252a 係止部、252a1 穴、257 膨縮空間、258 圧迫作用面、300 手首、301 掌、302 腕、352 橈骨、353 橈骨動脈。

Claims (8)

  1. 流体が出入りすることによって膨縮する流体袋と、前記流体袋の外側に環状に巻き回されることによって径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材とを備え、
    前記流体袋は、生体に巻き付けられた状態において内側に位置する内側壁部と、前記内側壁部よりも外側に位置する外側壁部と、前記流体袋の幅方向における側端部から延びる係止部とを有し、
    前記係止部は、前記側端部から前記可撓性部材側に向かって折り曲げられるとともに、前記外側壁部の外表面よりも前記可撓性部材側において移動不能に固定されている、血圧計用カフ。
  2. 前記係止部は、前記流体袋の幅方向における両側端部にそれぞれ1箇所以上設けられている、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  3. 前記可撓性部材は、前記流体袋に対向する内周面と、前記内周面の反対側に位置する外周面とを含む板状部材からなり、
    前記係止部は、前記側端部から前記可撓性部材の前記外周面上に向かって折り曲げられており、前記外周面上において移動不能に固定されている、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  4. 前記係止部は、前記可撓性部材の外周面に固定されている、請求項3に記載の血圧計用カフ。
  5. 前記流体袋の幅方向における両側端部のそれぞれに設けられた前記係止部同士が、前記外周面上において重ね合わされて固定されている、請求項3に記載の血圧計用カフ。
  6. 前記流体袋は、内部に空間が形成されるように、複数のシートを積層してその周縁を接合することによって形成されており、
    前記係止部は、前記複数のシートのうちの少なくとも一枚の周縁を外側に向かって延設することによって形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  7. 前記係止部が、前記流体袋の長手方向の略中央部に位置している、請求項1から6のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の血圧計用カフと、
    前記流体袋を膨縮させる膨縮手段と、
    前記流体袋内の圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段によって検知された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出手段とを備えた、血圧計。
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