JP2840075B2 - 手首血圧計のカフ帯 - Google Patents
手首血圧計のカフ帯Info
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- JP2840075B2 JP2840075B2 JP63259799A JP25979988A JP2840075B2 JP 2840075 B2 JP2840075 B2 JP 2840075B2 JP 63259799 A JP63259799 A JP 63259799A JP 25979988 A JP25979988 A JP 25979988A JP 2840075 B2 JP2840075 B2 JP 2840075B2
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- band
- piece
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、手首血圧計のカフ帯に関し、詳しくは手首
の形状によく適合させようとする技術に係るものであ
る。
の形状によく適合させようとする技術に係るものであ
る。
[従来の技術] 第5図に従来の血圧計のカフ帯bの外観を示し、第6
図に第5図のA−A線矢印方向の断面を示していて、第
6図(a)のように上腕用として用いられるカフ帯bは
可撓性クリップ板1のような押さえ板、袋状の阻血カフ
2、外布7、内布8などからできており、構成の容易さ
などの理由から、カフ帯bの端部Eで溶着等にて固定し
ている。ところでこのように構成したカフ帯bの阻血カ
フ2に空気を送り膨らませると、第6図(b)に示すよ
うに、端部Eを固定点として、弧状に膨らむ。このこと
によって実質的なカフ帯bの阻血範囲はW1(<W)とな
る。ところで、従来、上腕用のカフ帯bはカフ巾W=14
0mmと定められているので、端部の不完全な膨らみ部分
の範囲は全体の巾Wからみると小さく、無視できた。つ
まり(W−W1)/Wが小さいからである。
図に第5図のA−A線矢印方向の断面を示していて、第
6図(a)のように上腕用として用いられるカフ帯bは
可撓性クリップ板1のような押さえ板、袋状の阻血カフ
2、外布7、内布8などからできており、構成の容易さ
などの理由から、カフ帯bの端部Eで溶着等にて固定し
ている。ところでこのように構成したカフ帯bの阻血カ
フ2に空気を送り膨らませると、第6図(b)に示すよ
うに、端部Eを固定点として、弧状に膨らむ。このこと
によって実質的なカフ帯bの阻血範囲はW1(<W)とな
る。ところで、従来、上腕用のカフ帯bはカフ巾W=14
0mmと定められているので、端部の不完全な膨らみ部分
の範囲は全体の巾Wからみると小さく、無視できた。つ
まり(W−W1)/Wが小さいからである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、手首用血圧計に用いるカフ帯bは上腕に使用
するものに比べて巾Wが狭くなるので、(W−W1)/Wが
大きくなり、手首への圧迫能力が低くなり、手首への良
好な装着ができ難くなるという問題がある。
するものに比べて巾Wが狭くなるので、(W−W1)/Wが
大きくなり、手首への圧迫能力が低くなり、手首への良
好な装着ができ難くなるという問題がある。
<比較> 上腕用の場合 W=140mm 手首用の場合 W=60mm(仮) そしてW−W1を20mmとすると、 上腕:W−W1/W=20/140=0.14 手首:W−W1/W=20/60=0.33 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、手首血圧計のカフ帯のよ
うにカフ巾が狭くても、実質的な阻血範囲が狭くなるこ
とがなく、手首への圧迫能力が充分で良好な阻血ができ
る手首血圧計のカフ帯を提供することにある。
り、その目的とするところは、手首血圧計のカフ帯のよ
うにカフ巾が狭くても、実質的な阻血範囲が狭くなるこ
とがなく、手首への圧迫能力が充分で良好な阻血ができ
る手首血圧計のカフ帯を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の手首血圧計のカフ帯は、阻血カフを内外2枚
のカフ片にて形成し、阻血カフ2に空気を入れると阻血
カフ2の厚さ方向に膨らみをもたせるための両側壁部10
を内側のカフ片2aの両側端で手首に巻き付ける周方向に
設けて成ることを特徴とするものである。
のカフ片にて形成し、阻血カフ2に空気を入れると阻血
カフ2の厚さ方向に膨らみをもたせるための両側壁部10
を内側のカフ片2aの両側端で手首に巻き付ける周方向に
設けて成ることを特徴とするものである。
[作用] このように、阻血カフ2を内外2枚のカフ片2a,2bに
て袋状に形成し、阻血カフ2に空気を入れて阻血カフ2
の厚さ方向に膨らみをもたせるための両側壁部10,10を
内側のカフ片2aの両側端で手首に巻き付ける周方向に形
成して、阻血カフ2が膨らむと、内側のカフ片2aに形成
した両側壁部10,10が阻血カフ2の両側端で手首に巻き
付ける周方向において厚さ方向に膨らみ、阻血のための
巾W1を広くでき、カフ帯の阻血範囲を広げることがで
き、手首Cにおける阻血を確実に行うようにしたもので
ある。
て袋状に形成し、阻血カフ2に空気を入れて阻血カフ2
の厚さ方向に膨らみをもたせるための両側壁部10,10を
内側のカフ片2aの両側端で手首に巻き付ける周方向に形
成して、阻血カフ2が膨らむと、内側のカフ片2aに形成
した両側壁部10,10が阻血カフ2の両側端で手首に巻き
付ける周方向において厚さ方向に膨らみ、阻血のための
巾W1を広くでき、カフ帯の阻血範囲を広げることがで
き、手首Cにおける阻血を確実に行うようにしたもので
ある。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図はカフ帯bの一部を破断した全体斜視図を示し
ていて、長い外布7が断面略C字状の可撓性クリップ板
1の外面に取着されて外布7の一端側の端部6が可撓性
クリップ板1より長く延ばされ、可撓性クリップ板1の
内面には圧力空気の供給を受けて膨張する阻血カフ2が
取付けられ、阻血カフ2の内面には伸縮性がある織布な
どの内布8が取付けられ、そして外布7の端部6及び他
端部にはマジックテープのような止着具(図示せず)が
取付けられ、手首にカフ帯bを巻いて、外布7の端部6
を他端部にマジックテープのような止着具にて止着する
ことで、カフ帯bを手首に装着することができるように
してある。
ていて、長い外布7が断面略C字状の可撓性クリップ板
1の外面に取着されて外布7の一端側の端部6が可撓性
クリップ板1より長く延ばされ、可撓性クリップ板1の
内面には圧力空気の供給を受けて膨張する阻血カフ2が
取付けられ、阻血カフ2の内面には伸縮性がある織布な
どの内布8が取付けられ、そして外布7の端部6及び他
端部にはマジックテープのような止着具(図示せず)が
取付けられ、手首にカフ帯bを巻いて、外布7の端部6
を他端部にマジックテープのような止着具にて止着する
ことで、カフ帯bを手首に装着することができるように
してある。
そして本発明においては、第2図(a)に示すよう
に、袋状の形成された阻血カフ2の手首(内方)側のカ
フ片2aの端部をカフ帯bの溶着にて接続された端縁Eか
らは離れた位置において他方のカフ片2bに固定し、しか
して手首側のカフ片2aにおいて、第2図(b)のように
阻血カフ2に空気を入れると阻血カフ2の厚さ方向に膨
らみをもたせるための側壁部10を設けたものである。そ
して第2図(b)のように、阻血カフ2が膨らむと、側
壁部10も阻血カフ2の厚さ方向に膨らみ、このようにカ
フ片2aが端縁Eに固定されずに端縁Eから離れた箇所に
側壁部10を構成して他方のカフ片2bに固定されること
で、阻血カフ2が膨れた場合に、その巾W1が広くなり、
カフ帯bの阻血範囲が広くなり、手首における阻血を確
実に行うことができるのである。
に、袋状の形成された阻血カフ2の手首(内方)側のカ
フ片2aの端部をカフ帯bの溶着にて接続された端縁Eか
らは離れた位置において他方のカフ片2bに固定し、しか
して手首側のカフ片2aにおいて、第2図(b)のように
阻血カフ2に空気を入れると阻血カフ2の厚さ方向に膨
らみをもたせるための側壁部10を設けたものである。そ
して第2図(b)のように、阻血カフ2が膨らむと、側
壁部10も阻血カフ2の厚さ方向に膨らみ、このようにカ
フ片2aが端縁Eに固定されずに端縁Eから離れた箇所に
側壁部10を構成して他方のカフ片2bに固定されること
で、阻血カフ2が膨れた場合に、その巾W1が広くなり、
カフ帯bの阻血範囲が広くなり、手首における阻血を確
実に行うことができるのである。
第3図は他の実施例を示していて、カフ片2aを屈曲さ
せて側壁部10を形成し、左右の側壁部10にて略蛇腹状に
形成したものである。又、第4図は更に他の実施例を示
していて、略蛇腹状の屈曲数を複数に増したものであ
る。
せて側壁部10を形成し、左右の側壁部10にて略蛇腹状に
形成したものである。又、第4図は更に他の実施例を示
していて、略蛇腹状の屈曲数を複数に増したものであ
る。
[発明の効果] 本発明は、人体の手首部位に巻回当接し、間接的に血
圧測定を行う手首血圧計のカフ帯において、阻血カフを
内外2枚のカフ片にて袋状に形成し、阻血カフに空気を
入れて阻血カフの厚さ方向に膨らみをもたせるための両
側壁部を内側のカフ片の両側端で手首に巻き付ける周方
向に設けているから、空気を入れて阻血カフを膨らませ
る場合に、内側のカフ片の両端部で手首に巻き付ける周
方向に設けた両側壁部の存在によって、阻血カフは阻血
のための巾を広くして膨らむのであり、阻血の巾を広げ
ることができるのであり、手首の阻血を確実におこなう
ことができるという利点がある。
圧測定を行う手首血圧計のカフ帯において、阻血カフを
内外2枚のカフ片にて袋状に形成し、阻血カフに空気を
入れて阻血カフの厚さ方向に膨らみをもたせるための両
側壁部を内側のカフ片の両側端で手首に巻き付ける周方
向に設けているから、空気を入れて阻血カフを膨らませ
る場合に、内側のカフ片の両端部で手首に巻き付ける周
方向に設けた両側壁部の存在によって、阻血カフは阻血
のための巾を広くして膨らむのであり、阻血の巾を広げ
ることができるのであり、手首の阻血を確実におこなう
ことができるという利点がある。
第1図は本発明の一実施例の一部破断した斜視図、第2
図(a)(b)は同上の作用を示す断面図、第3図
(a)(b)は同上の他の実施例の作用を示す断面図、
第4図(a)(b)は同上の更に他の実施例の作用を示
す断面図、第5図は従来例の概略斜視図、第6図(a)
(b)は第5図A−A線断面における作用を示す断面図
であり、2は阻血カフ、10は側壁部である。
図(a)(b)は同上の作用を示す断面図、第3図
(a)(b)は同上の他の実施例の作用を示す断面図、
第4図(a)(b)は同上の更に他の実施例の作用を示
す断面図、第5図は従来例の概略斜視図、第6図(a)
(b)は第5図A−A線断面における作用を示す断面図
であり、2は阻血カフ、10は側壁部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/022
Claims (1)
- 【請求項1】人体の手首部位に巻回当接し、間接的に血
圧測定を行う手首血圧計のカフ帯において、阻血カフを
内外2枚のカフ片にて袋状に形成し、阻血カフに空気を
入れて阻血カフの厚さ方向に膨らみをもたせるための両
側壁部を内側のカフ片の両側端で手首に巻き付ける周方
向に設けて成ることを特徴とする手首血圧計のカフ帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63259799A JP2840075B2 (ja) | 1988-10-15 | 1988-10-15 | 手首血圧計のカフ帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63259799A JP2840075B2 (ja) | 1988-10-15 | 1988-10-15 | 手首血圧計のカフ帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107226A JPH02107226A (ja) | 1990-04-19 |
JP2840075B2 true JP2840075B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17339160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63259799A Expired - Lifetime JP2840075B2 (ja) | 1988-10-15 | 1988-10-15 | 手首血圧計のカフ帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840075B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6527727B2 (en) | 2000-02-17 | 2003-03-04 | Omron Corporation | Sphygmomanometer cuff capable of blocking blood flow favorably even with small width in wrapping direction |
US6866636B2 (en) * | 2002-06-18 | 2005-03-15 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002051992A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-19 | Citizen Watch Co Ltd | 手首装着型血圧計 |
JP4742576B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-08-10 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧計用カフおよびこれを備えた血圧計 |
JP4595525B2 (ja) | 2004-12-20 | 2010-12-08 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧計用カフおよびこれを備えた血圧計 |
JP4595526B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2010-12-08 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧計用カフおよび血圧計 |
JP4595573B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2010-12-08 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧計用カフおよびその製造方法ならびに血圧計 |
US20060287672A1 (en) * | 2005-06-15 | 2006-12-21 | Western Clinical Engineering Ltd. | Tourniquet cuff with improved pneumatic passageway |
JP5189895B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2013-04-24 | シチズン・システムズ株式会社 | 生体圧迫装置及び血圧測定装置 |
US20090326394A1 (en) | 2008-06-25 | 2009-12-31 | General Electric Company | Blood pressure cuff apparatus and system |
JP4685951B2 (ja) * | 2009-06-09 | 2011-05-18 | シチズン・システムズ株式会社 | 血圧計用カフの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61196707U (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-08 | ||
JPS626804U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | ||
JPH0342887Y2 (ja) * | 1985-10-18 | 1991-09-09 |
-
1988
- 1988-10-15 JP JP63259799A patent/JP2840075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6527727B2 (en) | 2000-02-17 | 2003-03-04 | Omron Corporation | Sphygmomanometer cuff capable of blocking blood flow favorably even with small width in wrapping direction |
US6758821B2 (en) | 2000-02-17 | 2004-07-06 | Omron Corporation | Sphygmomanometer cuff capable of blocking blood flow favorably even with small width in wrapping direction |
US6866636B2 (en) * | 2002-06-18 | 2005-03-15 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107226A (ja) | 1990-04-19 |
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