JPH11500028A - 弾性的に伸張可能な接合部材を有する吸収性製品 - Google Patents

弾性的に伸張可能な接合部材を有する吸収性製品

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JPH11500028A
JPH11500028A JP8524971A JP52497196A JPH11500028A JP H11500028 A JPH11500028 A JP H11500028A JP 8524971 A JP8524971 A JP 8524971A JP 52497196 A JP52497196 A JP 52497196A JP H11500028 A JPH11500028 A JP H11500028A
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Abstract

(57)【要約】 吸収性製品(20)において、ループ型材料を有する接合部材(64)を備えた機械的固定装置(24)が提供される。接合部材(64)は、前部横断端部の方同へ少なくとも5%、好ましくは、少なくとも30%弾性的に伸長可能であり、前部腰部領域(94)の弾性的収縮と拡大が出来る。接合部材(64)は、伸長可能な材料であって、バックシート(30)の前部横断端部より突出したトップシート材料(26)、または、前部腰部領域(94)で2重重ねされたトップシート材料(26)で形成されている。または、バックシート(30)は、後部腰部領域(98)とは異なった材料の前部腰部部分(94)を有していても良い。別の弾性的材料が、接合部材と一体にされても良いし、または、接合部材はそれ自体伸張可能でも良い。他の実施例において、接合部材は、接合部材(64)のループ型材料が露出されるバックシート(30)に少なくとも1つの切り欠き部(90、99、100、101、102)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性的に伸張可能な接合部材を有する吸収性製品発明の分野 本発明は、機械的固定装置を有する使い捨て吸収性製品に関する。 このような使い捨て吸収性製品は、EP−A−0321234で知られている 。 使い捨て吸収性製品に使用される公知の機械的固定装置は、フックが機械的に 接合部材と係合する後部腰部領域にフック型固定要素を有するテープ状のひもを 備えている。接合部材は、テープ状のひものフックと絡んで剥離力とせん断力に 対する抵抗を持つような閉止部を形成するために、製品の衣服に面した側の前部 腰部領域に設けられたループ型材料である。 公知の機械的固定装置の接合部材に使われるループ型材料は、比較的高価な材 料である。 更に、公知のループ型材料は、バックシートの衣服に面した側に取着され、こ れらの製品を圧縮して配列した圧縮包装における吸収性製品のかさを増加する余 分な層を形成する。 比較的小さなループ型材料の布片をバックシートに取着することにより、吸収 性製品を製造する製造工程は複雑になる。より大きな布片またはループ型材料の 細長い布をバックシートの衣服に面した側に付加することは、吸収性製品の前部 腰部領域の材料の弾性的拡大が害されることの原因となる。 最終的に、弾性的にされた前部腰部領域が、吸収性製品に備えられた時、この 領域のバックシート材料は、前部腰部領域の弾性要素の収縮に帰因する沢山のひ だまたは表面の不規則性を有するであろう。ループ型材料の布片は、そのような 不規則な形状の表面には適切に取着出来ない。 それ故、本発明の目的は、使用者の動きに対して前部腰部領域の良好な適合性 をもたらし、前部腰部領域の力強い自己調整型適合をもたらす機械的固定装置を 有する吸収性製品を提供することである。 本発明の他の目的は、弾性的な前部腰部領域の領域に簡単に応用できる機械的 固定装置を有する吸収性製品を提供することである。 本発明の更に他の目的は、比較的簡単な構造で、コスト効果のある機械的固定 装置を提供することである。 本発明の更に他の目的は、圧縮した配列に包装したときかさが少ない機械的固 定装置を有する吸収性製品を提供することである。発明の概要 本発明による吸収性製品は、2つの長手方向側部と、前部横断端部と、後部横 断端部とを有する衣服に面したバックシートを備えている。製品は、製品を着用 者に取着するための機械的固定装置を有していて、後部横断端部の領域に設けら れ、各長手方向側部を越えて横方向に延在した少なくとも2つのフック型固定部 材を有している。ループ型接合部材が、フック型固定部材と機械的に係合するた めに、前部横断端部の領域に設けられていて、接合部材は前部横断端部の方向に 少なくとも5%弾性的に伸長可能である。 接合部材は、例えば弾性的不織布材料のような弾性的ループ型材料で作られ得 る。このような実施例の弾性的ループ型材料は、フック型材料が同時に吸収性製 品を着用者に固定するのに対し、前部腰部領域の前部腰部弾性要素を形成する。 或いは、接合部材は、弾性的フィルムに積層された非弾性的ループ型材料を有し ていても良い。 上述の接合部材は、接合部材の収縮が複数のひだで前部腰部領域を収縮するよ うに、予め伸張する方法でバックシートの前部腰部領域の衣服に面した側に取着 される。或いは、接合部材は、ゆるんだ状態でバックシートに取着されても良く 、続いて、接合部材に伸長性を与えるために、機械的に変形されるか予め歪みを 与えられる。機械的変形は、例えば、US−A−5、196、000とUS−A −5、236、430とに記載されたような、接合部材を1対の溝付かみ合いロ ーラ間を通すことにより与えられる。 接合部材は、また、ループ型材料が腰部弾性要素によってひだになるように収 縮されるように、前部腰部領域で吸収性製品のトップシートまたはバックシート に適用された前部腰部弾性要素に挿入された布片またはループ型材料の細長い布 を有していても良い。前部腰部弾性要素の収縮は接合部材の表面のループ或いは 繊維を外方へ突出させるので、その固定特性を改良する。 本発明による吸収性製品の一実施例において、内層は、バックシートの衣服に 面した側に設けられている。接合部材は、バックシートを通って延在し、内層の 下側を露出する少なくとも1つの切り欠き部を有している。少なくとも1つの切 り欠き部の下側に位置する下側の層は、フック型固定部材と機械的に契合し、接 合部材の一部分を形成する。 バックシート材料を通った開口を設けることにより、バックシートの下側の内 層は、開口を通して露出される。例えば、繊維性不織布層を有する内層は、吸収 性芯を覆うトップシートであるか、または、トップシートとバックシートとの間 に配置された層である。或いは、内層は、吸収性芯の下方に配置された層である か、または、芯を包む高濡れ強度の薄織物である。内層として普通に用いられる フック型固定部材として不織布材料に合うものを選択することにより、フックは 、吸収性製品を着用者の周りに固定するのにこれらの層と機械的に係合出来る。 本発明の吸収性製品の他の実施例において、接合部材はフック型固定部材を受 ける接合帯を規定していて、バックシートは、この接合帯内には延在していない 。内層は、接合部材を形成するように、バックシートの前部横断端部を越えて接 合帯の中へ延在している。 内層よりも短いバックシートを使用することにより、内層は、前部腰部部分で 露出される。 本発明の吸収性製品の更なる実施例において、接合部材は、フック型固定部材 を受けるための接合帯を規定する。バックシートは、接合帯の外に配置された第 1の部分と、第1の部分に結合された第2の部分とを有し、第2の部分は、第1 の部分とは異なった材料で形成されている。第2の部分は、少なくとも一部分前 部腰部領域に配置されていて、接合部材を形成する。 このようにして、ループ型材料の別の布片の取着の必要がない、柔らかくかつ 柔軟な腰部パネルが得られる。それ故、工程が単純化でき、バックシートに余分 な付加的なかさも増加しない。 更にまた、接合部材がバックシートの前部腰部部分によって形成されているが 、接合部材は、前部横断端部の実質的に全幅に沿って延在していて、それ故、フ ッ ク型固定部材の種々の位置への取着を可能とする。前部腰部領域のバックシート 部分は、弾性的不織布材料を有していても良いし、別の弾性的要素によりひだを 付けられて、弾性化され収縮されてもよい。 本発明による吸収性製品の、再び他の実施例において、製品の使用者に面した 側の少なくとも内層は、内層がバックシートの衣服に面した側に折り返され接合 部材を形成するように、前部腰部領域の折り曲げ線に沿って2重重ねされている 。取着手段が内層を2重重ね形状に維持するために設けられている。 内層は、バックシートの前部横断端部を越えて延在していても良いし、また、 前部横断端部に沿ってバックシートに2重重ねされていても良い。或いは、内層 は、バックシートと共に伸張し、バックシートと内層とが前部腰部領域で2重重 ねされても良い。 バックシートの使用者に面した側に位置する内層を外方へ返すことにより、接 合部材は簡単な方法で得られる。製品を製造するのに通常使用される他のいかな るループ型材料も、接合部材を形成するのに付加しなくとも良い。 本発明の一実施例によれば、少なくとも2つの切り欠きが、前部腰部端部から 後部腰部端部の方向へ延びるように、バックシートを通って延在していて、切り 欠きの間に延在しているバックシートの前部腰部領域の部分が2重重ねされてい る。 これらの切り欠きに沿ってバックシートを2重重ねすることにより、いわゆる 「低運動帯」と呼ばれる着用者の腹部の下方に適合する低切り欠き前部腰部領域 が得られる。好ましくは、複数の切り欠きが、前部腰部領域から内方へ向かって 凹状の折り曲げ線の方へ放射状に延在しているので複数のバックシート材料部分 が、凹状の折り曲げ線に沿って各折り曲げられて形成される。このようにして、 成形された前部横断端部と接合部材とは、同時に形成される。 上記実施例の接合部材は、内層の材料で形成されていて、この層は、可撓性で 、着用者の動きに一致して弾性的に接触して拡大する。前部腰部領域の形状に対 する本発明によるループ型固定部材の一致性は、弾性要素が、製品の着用者の腰 部の周りへのぴったりした一致を提供するために前部腰部領域に配置されたとき 必要である。 比較的小さな表面変形を有した繊維性内層のためと、比較的小さく鋭い先端の フックが、そのような層との係合が可能なように、固定部材のフック型材料のた めに必要である。比較的沢山の突出したループをその表面に有する不織布シート または薄織物のために、フック型材料のフックは、そのようなシートや薄織物へ の機械的取着を得るために、比較的大きな寸法で比較的可撓性がある。或いは、 内層の表面のきめは、フック固定部材の与えられた型が適切な固定をするように 選択される。 バックシートは、不織布材料、熱可塑性フィルムまたは不織布材料と熱可塑性 フィルムとの積層を有していても良い。バックシートは、弾性的材料で作られて も良い。付加的な層がトップシートとバックシートとの間に配置されても良い。図面の簡単な説明 本発明は、図面を参照して詳細に説明する。図において: 図1は、本発明による弾性的に延在した接合部材を有する使い捨ておむつの一 部を切り欠いた斜視図を示す。 図2は、図1の後部横断端部に平行な断面の線に沿ったフック型固定部材を通 った断面図を示す。 図3〜7は、前部横断端部に平行な断面の線に沿い前部腰部弾性要素を通った 、図1のおむつの前部腰部領域の他の実施例の断面図を示す。 図8は、バックシートに切り欠き部を有する弾性的に延在可能な接合部材を備 えた使い捨ておむつの、一部を切り欠いた斜視図を示す。 図9〜11は、前部横断端部に平行な断面の線に沿い前部腰部弾性要素を通っ た、図8のおむつの前部腰部領域の他の実施例の断面図を示す。 図12〜14は、バックシートに切り欠き部を有する吸収性製品の他の実施例 の衣服に面した側の概略的斜視図を示す。 図15は、前部腰部領域において、トップシートがバックシートを越えて突出 した使い捨ておむつの一部を切り欠いた斜視図を示す。 図16〜19は、図15に示した吸収性製品の他の実施例の長手方向に沿った 断面図を示す。 図20は、バックシートが曲線状の前部横断端部を有する吸収性製品の他の実 施例の概略的斜視図を示す。 図21は、図20の20―20線に沿った吸収性製品の断面図を示す。 図22は、図20の20―20線に沿った吸収性製品の他の実施例の断面図を 示す。 図23は、複数の波形を有する予め歪みを与えられた接合部材の拡大した概略 的斜視図を示す。 図24は、図23に示したような接合部材を有する吸収性製品の概略的斜視図 を示す。 図25は、2つの異なったバックシート部分を有する使い捨ておむつの一部を 切り欠いた斜視図を示す。 図26〜28は、図25に示した吸収性製品の他の実施例の長手方向に沿った 断面図を示す。 図29は、2重重ねされた前部腰部領域を有する使い捨ておむつの一部を切り 欠いた斜視図を示す。 図30〜32は、図29の吸収性製品の前部腰部領域の概略的断面図を示す。 図33〜36は、2重重ねされた前部腰部領域を有する使い捨ておむつの他の 実施例の概略的斜視図を示す。そして、 図37は、後部腰部領域の長手方向側部の曲線状の部分と、2重重ねされた前 部腰部領域とそれらに取着された付加的なフック型固定具とを有する使い捨て吸 収性製品を示す。発明の詳細な説明 本発明の機械的固定装置は、使い捨て吸収性製品に応用したとき便利で有益で ある。ここで使用される用語「使い捨て吸収性製品」は、体滲出物を吸収し保持 する製品に関し、特に、着用者の身体に対面しているかまたは近接して、身体か ら放出される種々の滲出物を吸収し保持するように配置され、1回の使用後に捨 てられるような(即ち、洗濯したり、再貯蔵したり、または再使用したりされる ことはない)製品に関する。本発明の使い捨て吸収性製品の好ましい実施例は、 おむつ20である。ここで使用される用語「おむつ」は、一般に、幼児や体の不 自由な人に着用され、着用者の足の間を引き上げ腰部の周りに固定される衣料に 関する。本発明が大変都合良く適合されるこの種のおむつの例は、上述のダンカ ン他に発行された米国再発行特許第26、151号およびケネス・B・ビュエル に1975年1月14に発行された「使い捨ておむつ用収縮可能な側方部」の表 題の米国特許第3、860、003号に示されている。 以下の記述から、ここで図示され記述された機械的固定装置は、そのようなお むつの本体部に応用できることが明らかとなるであろう。一方、本発明が特定の おむつの構造や形状に限定されるものでないことが理解できるであろう。 図面を参照すると、第1図は、おむつがおむつの着用者に使用される前の状態 の、本発明の一部を切除したおむつ20の斜視図である。図から分かるように、 好ましいおむつ20は、本体部22と固定装置24とを有している。好ましい本 体部22は、液体透過性トップシート26と、吸収性芯28と、液体不透過性バ ックシート30と、側部フラップ34と1つまたはそれ以上の弾性部材36を有 した弾性的に収縮可能なレッグカフス(leg cuffs)32とを備えてい る。トップシート26と、吸収性芯28と、バックシート30と側部フラップ3 4と弾性部材36とは、良く知られた種々の形状に組み立てられ得るが、使い捨 ておむつの好ましい形状は、一般に、上述のケネス・B・ビュエルに1975年 1月14に発行された米国特許第3、860、003号に示され述べられている 。 図1は、本体部22の好ましい実施例を示しており、トップシート26とバッ クシート30とは、同一の拡がりを有していて、一般に吸収性芯28より大きい 長さと幅を有している。トップシート26はバックシート30に重ねられていて 、本体部22の周面38を形成する。周面38は、本体部22の外周部即ち言い 換えれば外延部を規定している。周面38は、長手方向側部40と終端部即ち横 断端部42、42’とを有している。本体部22は、使用者に面した側44と衣 服に面した側46とを有している。一般に、おむつ20の衣服に面した側46は 、おむつの後部横断端部42から前部横断端部42’へ、また、おむつの一方の 長手方向側部40から他方の長手方向側部40へ延在していて、おむつ20を使 用している間着用者から一番遠い表面である。おむつ20に形成されたどの層の 衣服に面した側も、使用中に着用者から一番遠い層の側である。バックシート3 0が使われるとき、それは、典型的には、本体部22の衣服に面した側46を形 成 する。使用者に面した側44は、衣服に面した側46と向き合ったおむつの表面 であり、実施例に示したものでは、典型的には、トップシート26で形成されて いる。一般に、おむつ20の使用者に面した側44は、衣服に面した側46と同 一の拡がりの表面であり、おむつ20が使用されるとき、大部分が着用者と接触 する。おむつ20を形成するどの層の使用者に面した側も、おむつ20が使用さ れるとき使用者に最も近接する側の層である。 おむつ20は、第1と第2の終端領域48と50とを有していて、おむつ周面 38の各横断端部42、42’からおむつ20を横切る中心線に向かって延在し ている。第1の終端領域48と第2の終端領域50の何れも、各終端領域がおむ つ20の各半分を構成するように、おむつ20の長さの約半分の距離まで延在し ている。 第1の終端領域48と第2の終端領域50の何れもパネル51を有している。 このパネル51は、おむつ20が、着用者の腰部の周りに固定されたとき重なり 合う第1の終端領域48と第2の終端領域50のような位置である。終端領域の 重なりの広さとパネル51の広さとは、おむつ20の形状と全体の寸法および着 用者の大きさによるであろう。 本体部22の吸収性芯28は、着用者の肌に対して、圧縮可能で、快適で、い らいらしなく、液体やある体滲出物を吸収し保持可能でなければならない。吸収 性芯28は、広範囲な寸法と形状(例えば、矩形、漏刻、非対称など)に製造さ れ、また、例えば、一般にエアフェルト(airfelt)として参照される粉 砕した木材パルプのような、通常おむつや使い捨て吸収性製品に使われる広範囲 な液体吸収性物質から製造されるであろう。他の適当な吸収性物質の例は、縮み セルロース塊、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲ ル状物質、或いは他の等しい物質または物質の組み合わせを有する。しかしなが ら、吸収性芯28の全体の吸収容量は、おむつ20の予定された使用による意図 した滲出物の負荷が可能でなければならない。さらに、吸収性芯28の大きさと 吸収容量は、幼児から大人まで、着用者の範囲に適応して変更し得る。 吸収性芯28が吸収性物質の単一の層で形成されているものとして、1986 年9月9日にポール・T・ワイズマンとスティーブン・A・ゴールドマンに発行 された「高密度吸収性構造体」と題する米国特許第4、610、678号に述べ られたような形状があるが、吸収性芯28の好ましい実施例は、1987年6月 16日にポール・T・ワイズマン、ダウン・I・ホートンおよびデール・A・ゲ ラートに発行された「2層式芯を有する吸収性製品」と題する米国特許第4、6 73、402号に一般的に述べられた、非対称型の上層52と下層54とを有す るような好ましい形状の2層式吸収性芯である。上層52は、好ましくは、大部 分親水性の繊維材料からなり、液体捕捉/分配層として作用する。下層54は、 親水性の繊維材料と吸収性ゲル状物質(ヒドロゲル物質)の粒子との混合物から なり、液体貯蔵層として作用する。 上層52と下層54との両方は、好ましくは、薄織物層に包まれた吸収層を形 成する。しかしながら、上層52と下層54との大きさ、形、形状および全吸収 容量は、幼児から大人までを通した着用者の範囲に合わせて変えられることを理 解されなければならない。従って、上層52と下層54との両方の寸法および形 状は変え得る(例えば、上層または下層は、可変キャリパー(caliper) 、親水性勾配、急速捕捉帯を有しているか、或いは、吸収性ゲル状物質を含んで いる)。 吸収性芯28はバックシート30上に重ねられ、好ましくは、例えば、感圧接 着、溶融接着、または他の超音波接合或いは熱/圧力シールのような、当業者に 良く知られている芯取着手段55によって互いに一体にされる。吸収性芯28は 、接着剤の一様な連続した層、接着剤の模様化された層、または、接着剤の離れ た線状或いは点状の配列によってバックシート30に固定される。満足のいく接 着剤として挙げられるものは、好ましくは、テネシー州キングスポートのイース トマン・ケミカル・プロダクツ社で製造され、イーストボンドA−3の商品名で 販売されているものか、または、オハイオ州コロンバスのセンチュリー・アドヘ ッシブ社で製造され、センチュリー5227の商品名で販売されているような溶 融接着剤である。芯取着手段55は、好ましくは、1986年3月4日にジェー ムス・A・ミネトーラとデイビット・R・タッカーに発行された「使い捨て汚染 物収容衣料」と題する米国特許第4、573、986号に示されたような、接着 剤の繊維状の開放型模様網を有している。 バックシート30は液体不透過性で、好ましくは、プラスチックフィルムで作 られるが、他の液体不透過性物質も同様に使用し得る。バックシート30は、吸 収性芯28に吸収され収容されている滲出物が、シーツや下着のように、おむつ 20に接触しているものを汚すのを防ぐ。バックシート30は、厚さが0.01 2mm(0.5ミル)から0.051mm(2.0ミル)のポリエチレンフィル ムが好ましいが、他の可撓性の液体不透過性物質も使用し得る。ここで用いる用 語「可撓性」は、従順で普通の形と人体の輪郭に容易に形成できる物質を意味す る。 適切なポリマーフィルムは、モンサント・ケミカル社で製造され、フィルム第 8020号として販売されている。バックシート30は、好ましくは、より布の ような感触を呈するように、エンボス加工および/またはマット(matte) 仕上げされている。更に、バックシート30は、滲出物が依然としてバックシー ト30を通るのを阻止しながら、吸収性芯28から蒸気を逃がすことを可能にす る。 バックシート30の大きさは、吸収性芯28の大きさおよび選択された正確な おむつの設計に従わされる。好ましい実施例において、バックシート30は、お むつ周面38の全体の周囲を最小限少なくとも1.3cmから2.5cm(0. 5から1.0インチ)吸収性芯を越えて延在した変形型漏刻形状を有している。 本発明の本体部22のトップシート26は、従順で、柔らかい感触で、着用者 の肌をいらいらさせない。更に、トップシート26は、その厚さ方向に容易に液 体を浸透させることが出来る液体透過性である。適切なトップシート26は、多 孔性フォーム、網状フォーム、穴あきフィルム、天然繊維(例えば、木または木 綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維)或いは 、天然と合成繊維の組み合わせのような広範囲の物質から製造し得る。好ましく は、それは、着用者の肌を吸収性芯28に保持されている液体から隔離するため に、疎水性の材料で作られる。 特に好ましいトップシート26は、約1.5デニールの標準長さ(stapl e length)のポリプロピレン繊維を有していて、例えば、デラウェア州 ウィルミントンのヘルキュールス社から販売されているヘルキュールス151型 ポリプロピレン繊維がある。ここで用いられる用語「標準長さの繊維」は、これ らの繊維を指し、少なくとも15.9mm(0.625インチ)の長さを有して いる。 トップシート26を製造するのに使用される沢山の製造技術がある。例えば、 トップシート26は、織物、不織物、紡ぎ接合、梳毛(card)、ハイドロホ ームまたはそれらに似たように加工される。好ましいトップシート26は、梳毛 されたもので、繊維関係の分野の当業者に良く知られた方法で熱的に接合される 。好ましくは、トップシート26は、坪量が15から約30グラム/平方センチ メータ、乾燥時の最小引っ張り強度が機械方向で400グラム/センチメータ、 および、湿潤時の引っ張り強度が機械と交差する方向で少なくとも55グラム/ センチメータである。 トップシート26とバックシート30とは、おむつ製造分野で良く知られた適 当な方法で一体化される。ここで用いられる用語「一体化」は、トップシート2 6を直接バックシート30に固定することにより、トップシート26がバックシ ート30に直接結合されている形状と、トップシート26をバックシート30に 固定された中間物質に固定することにより、トップシート26がバックシート3 0に間接的に結合されている形状とを含んでいる。好ましい実施例において、ト ップシート26とバックシート30とは、接着剤または当業者に知られた接合方 法のような、フラップ取着手段56によっておむつ周面38内で互いに直接接合 されている。一般に、吸収性芯28をバックシート30に固定する芯取着手段5 5は、トップシート26をバックシート30に固定するフラップ取着手段56と 同様の方法である。ここで、例えば、上述の米国特許第4、573、986号に 示されたような、接着剤の一様な連続した層、接着剤の模様化された層、接着剤 の離れた線状或いは点状の配列、または、接着性繊維の網が使用される。 弾性的に収縮可能なレッグカフス32は、好ましくは、各長手方向端部40に 沿って、本体部22の周面38に隣接して設けられているので、レッグカフス3 2は、おむつ20を着用者の足に対して引っ張り保持するのに役立つ。レッグカ フス32がおむつ分野において良く知られた幾つかの手段を有しているが、特に 好ましいレッグカフス構造は、上述の米国特許第3、860、003号に詳細に 記載されているように、側部フラップ34と1つまたは幾つかの弾性部材36と を有している。更に、弾性的に収縮可能なレッグカフスを有した使い捨ておむつ を製造するのに好適な方法と装置は、1978年3月28日にケネス・B・ビュ エルに発行された「個別の伸長された弾性的撚り糸を、使い捨て吸収性製品の予 め定めた隔離部分に連続的に取着する方法と装置」と題する米国特許第4、08 1、301号に記載されている。 好ましい実施例において、弾性的に収縮可能なレッグカフスは、側部フラップ 34と弾性的な繊維で作られた弾性部材36とを有している。 おむつ20は、前部腰部弾性要素89を有していて、図1において弾性的な接 合部材64で形成されている。前部腰部弾性要素89は、好ましくは、30と2 80g/インチの間の力で5%と60%との間、好ましくは、150g/インチ の力で30%で延び、着用者の腰部に対して前部腰部領域94の弾性的な適合が されるように、前部腰部領域94を集めて収縮する。 一般に、前部腰部弾性要素89は、トップシート26とバックシ、ート30と の衣服に面した側または使用者に面した側か、或いは、トップシートとバックシ ートとの間に配置され得る。 おむつ20は、側面閉鎖を形成するための固定装置24を備えている。フック 型固定部材58をループ型固定部材64に適合することにより、おむつ20は、 着用者に密着し、第1の終端領域48と第2の終端領域50とは、おむつ20が 着用されているとき重なり合った形状を維持される。 図1に示した本発明の好ましい実施例において、固定装置24は、固定部材5 8を有していて、好ましくは、第1の終端領域48の後部腰部領域98の本体部 22の各長手方向側部40に隣接して設けられたテープ状のひも60とフック型 固定要素62と;フック型固定要素62と接合可能で、前部腰部領域94の本体 部22の外表面46に設けられた接合部材64とを備えている。付加的な結合/ 処分手段68が,おむつ20の適切な処分が出来るようにおむつ20を処分可能 な形状に取着するために、テープ状のひも60に設けられても良い。 各固定部材58は、おむつ20の側面閉鎖を確実にするための接合部材64を 係合する機械式固定部材を有するために企画される。 固定部材58は、おむつ20の本体部22に設けられたフック型固定要素と接 着性取着手段の組み合わせを有しても良い。各固定部材58のフック型固定要素 62は、本体部と結合され、好ましくは、本体部22のパネル51において、2 5mmの幅(即ち、一般的に長手方向の中心線29に対して垂直に)の領域を6 2.5mmの長さ(即ち、一般的に長手方向の中心線29に対して平行に)に亘 って覆う。フック型固定部材62のある実施例は、1987年10月13日にジ ョン・W・トウサントとマーガレット・H・ハッセとに発行された「改良された 側面閉鎖を有する使い捨ておむつ」と題する米国特許第4、699、622号に 記載されている。 図2に示したように、固定部材58は、最も好ましくは、テープ状のひも60 を有する。良く知られたいかなる形状、構造のテープ状のひもでも使用し得る。 好ましくは、テープ状のひも60は、GB−A−1458566に詳細が記載さ れているY字状のテープ状のひもである。好ましいテープ状のひもとして、ヨー ロッパ特許出願第87300450.1号に詳細が記載されているものでも良い 。 特に好ましいテープ状のひも60は、図2に示されていて、固定側の表面70 と裏側の表面72とを有している。固定側の表面70は、本発明の接合部材64 と係合するように設計されたテープ状のひも60の表面である。このように、テ ープ状のひも60の固定側の表面70は通常本体部22の衣服に面した側44に 対応している。裏側の表面72は、固定側の表面70の反対側の表面で、通常本 体部22の外表面に対応している。裏側の表面72は、このように、通常おむつ 20の着用中にさらされる。 図2に示した好ましいテープ状のひも60は、製造者の分担(end)をはっ きりするための本体部22の使用者に面した側44と衣服に面した側46との両 方に固定されているものである(即ち、テープ状のひも60の付属品のおむつ2 0はの取着は、おむつ20の製造中に形成される)。テープ状のひも60は、使 用者の分担を形成する他方の部品を有している(即ち、結合はおむつを着用者に 取着する人によって成される)。このように、本発明の好ましいテープ状のひも 60は、少なくとも3つの部品即ち、第1の固定された部分74と、第2の固定 された部分76と接続部分78とを有している。第1の固定された部分74は、 テープ状のひも60の部分であって、本体部22の使用者に面した側44に取着 されている。第2の固定された部分76は、テープ状のひも60の部分であって 、本体部22の衣服に面した側46に取着されている。第1の固定された部分7 4と第2の固定された部分76はこのようにテープ状のひも60の製造者の分担 を形成する。接続部分78は、着用者におむつ20を取着するとき使用者によっ てテープ状のひも60のおむつ20の他の部分に取着されるその部分で、一般に 接合部材64である。接続部分78はこのように、使用者の分担を形成する。更 に、第2の固定された部分76の外表面と接続部分78の外表面とが、テープ状 のひも60の裏側の表面72を形成するのに対し、第1の固定された部分74の 内表面と接続部分78の内表面とはテープ状のひも60の固定側の表面70を形 成する。 本発明の好ましいY字状のテープ状のひも60は、複数の方法で構築できる。 第1の固定された部分74と、第2の固定された部分76と、接続部分78とは 、接合物の領域で本体部22の長手方向端部に隣接して遭遇し結合される各テー プで分けられる。テープ状のひも60のより実用的な構造は、接続部分78と、 第1の固定された部分74または第2の固定された部分76のいずれかが、テー プ材料の一体的な紐である。図2に示したように、もし接続部分78が第2の固 定された部分76と一体ならば、第1の固定された部分74は、本体部22の長 手方向側部40に隣接した一体化された結合部と第2の固定部に取着された別部 品である。 図2は、また、テープ状のひも60を本体部22に取着するためのひも付着手 段を示している。これらのひも付着手段は、適当な結合力を有し、好ましくは、 接着分野の当業者に良く知られた感圧式接着剤であるような付着手段である。第 1の固定された部分74の外表面は、第1のひも80によって本体部22の使用 者に面した側44に付着されている。第2の固定された部分76の内表面は、第 2のひも82によって本体部22の衣服に面した側46に付着されている。接続 部分は、接着性付着手段が、第1の固定要素62に別々に、また、接続部分78 に結合された結合材料に配置されるであろうけれども、好ましくは、第2のひも 付着手段82(或いは、もし接続部分78が第2の固定された部分76から離れ た部品ならば第3のひも付着手段)によって第1の固定要素62と結合して設け られている。 テープ状のひも60用の好ましい材料は、ミネソタ州セントポールのミネソタ ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社から入手できるテープコー ド番号XPF14.43.0,Y―9376またはY―9030のようなテープ 材料を有している。本実施例のテープ材料は、好ましくは、テープ材料に設けら れたポリエチレンに接合するために仕立てられたひも付着手段を有するポリエチ レンフィルムである。テープひも付着手段は、おむつの他の部分と適当な接合を するような接着剤であって、好ましくは、この分野の通常の当業者にとって良く 知られているある感圧接着剤を有する。好ましいひも付着手段は、ミネソタ州セ ントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社から 入手できるコード番号XPF1.42.34のような感圧接着剤である。図2に 示したように、テープ状のひも60は、また、接続部分78のde71に握りひ も83を有している。握りひも83は、接続部分78のde71の小さい縁を折 り曲げてそれ自身に付着させて形成される。これは、おむつ20が着用者に取着 されるときおむつの使用者にとって把持しやすいような、接続部分78の端部を 形成する。握りひも83は、使用時に、接続部分78が第1の固定された部分7 4に重ねられる時最も有益である。 本発明のフック型固定要素62は、フック固定材料を有している。ここで用い る用語「フック固定材料」は、係合要素86を有する材料を示すために使用され る。用語「フック」の使用は、それらが補足的な第2の固定要素66を係合する のに適している限りにおいて、係合要素86が当業者に知られているいかなる形 状を有しているかということに限定されるべきでないことが、同様に理解されな ければならない。フック固定材料84は、好ましくは、基部88を有していて、 これは、第1の表面と第2の表面並びに基部88の第1の表面から延在した複数 の係合要素86を有している。各係合要素86は、基部の第1の表面の一方の端 部に支持されたステムと、基部の反対のステムの端部に設けられた拡大頭部とを を有することが示されている。 本発明のフック固定材料84は、バックシートの使用者に面した側44の繊維 性材料の繊維性部品を係合するために企画されていて、この繊維性材料は例えば 、トップシート26または腰部遮蔽91によって形成される。このように、フッ ク固定材料84は、広範囲な材料から製造される。適切な材料は、ナイロン、ポ リエステル、ポリプロピレン、またはこれらの材料の組み合わせである。適切な フック固定材料84は、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アン ド・マニュファクチュアリング社から入手できる商品番号第FJ3402号「ス コッチメート」の名前で商業的に利用可能な材料のように、織布裏当てから突出 した種々の形状の係合要素86を有している。または、係合要素は、「T」或い は当業者に良く知られた他のいかなる形状のフックでも良い。特に好ましいフッ ク固定材料は、C.ロッケ・スクリップスの1987年1月26日に出願された 出願中の、表題「改良された緊締装置を有する使い捨ておむつ」の米国特許出願 第07/007,841号に記載されている。 本発明に使用される他の適切なフック型材料は、例えば、ミネソタ州セントポ ールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社から参照符 号MC5として入手可能な突出したフックまたは、同社からCS200およびM C6として入手できる印刷法による(printed)フックである。そのほか の適切なフック型材料は、ノースキャロライナ州28241シャーロッテ私書箱 7505のアプリックス社から入手できる942または960Eである。 接合部材64は、例えば、繊維性トップシート材料のようなループ型材料を有 している。 ここで用いる用語「ループ型」は、固定部材58のフック型材料と機械的に係 合し、おむつ20を着用者の腰部の周りに付着して維持するか使い捨ての形に維 持するようなある繊維性材料を意味するように企画されてている。適切なループ 型材料は、US−A−5、326、612(ゴウレート)に記載されている。 本発明に使用されるた適切なループ型材料は、フランスのモワ・ドゥ・レーヌ のリュ・パストゥール02610のテックスメイユ社から入手できるブラシ型ル ープ;フランスのアノネーのパルク・ダクティビテ・ドゥ・マラントンのB.P .158―07104のティサージュ・ドゥ・カンテナス社から入手できる2重 編みループおよび、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング 社 からLLLとして入手できる裏打ちのないループのような織布材料を有している 。 更に、他の適切なループ型材料が、不織布材料から作られる。 一般に、フック型固定部材58とループ型接合部材64との材料は、フック型 材料の30mm幅の布片の剥離力が、3と20Nとの間、好ましくは、約7〜8 Nで、30×13mmの寸法のフック型材料の布片のせん断力が10と100N との間、好ましくは、約50Nに選択されなければならない。 ループ型接合部材64上のフック型固定部材58に及ぼされる剥離力とせん断 力とを測定する試験は、次のように表される。 I.135度剥離力試験 この方法は、フック型固定部材とループ型接合部材との組み合わせの剥離力を グラムで測定する手順を示している。試験される材料は、鋼板のそり(sled )組み立てに設けられ、一定の剥離角度135度で分けられる。 試験中、温度は73±2度Fに維持される。相対湿度は、50±2%に調整さ れる。 2インチ×4インチの寸法のループ型材料の布片は、ループ型材料の布片とし て同じ寸法の両側テープと2インチ×8インチ×0.06インチ鋼板に載置され る。 1インチ×0.75インチの寸法のフック型材料の布片は、図1に示されたテ ープ状のひも60と同種のテープ状のひもに取着されていて、握りひも83の領 域に隣接していて、テープ状のひも60の先端部としてこの試験方法に更に関連 している。試験中、テープ状のひも60の先端部に握りひもは必要ない。もし、 フック型材料のフックがテープ状のひもに関連して曲げられていると、フックは 先端の方へ向かって傾斜するように方向付けられる。 フック型材料は、ループ型接合部材に載置される。続いて、直径3.25イン チ、幅1.75インチおよび重さ4.5ポンドのゴム引き鋼製ローラで、テープ 状のひも60の長手方向に前後に2回(合計4回通過する)ならされる。 フック型とループ型材料を有する鋼板は、交差ヘッド速度が12インチ/分で セル負荷(Load Cell)が1kgに設定された、4201型インストロ ン(INSTRON)試験装置内に配置される。 鋼板は、INSTRON装置の下部の顎部に支持されたそりに摺動可能に設け られている。 テープ状のひも60の先端部は、INSTRON装置の上部の顎部に配置され ている。 上部交差ヘッドは、ループ型接合部材に関連して、テープ状のひも60の先端 部を引き、ループ型接合部材を135度の角度で離すように動くように設定され る。ループ型接合部材が設けられている鋼製試験板は、交差ヘッドで下部の顎部 に関連して、テープ状のひもを引き剥がすサイクルの間中、一定の角度135度 を維持するためにそりに連続的に移動される。 最大の力が、グラムで少なくとも4つの試験片で記録され、平均される。II . 180度 せん断試験 この方法は、フック型固定部材とループ型接合部材との組み合わせのせん断力 をグラムで測定する手順を記載している。試験される材料は、鋼板に載置され、 180度の一定の引き剥がし角度で分けられる。 試験中、温度は73±2度Fに維持される。相対湿度は、50±2%に調整さ れる。 2インチ×5インチの寸法のループ型材料の布片は、ループ型材料の布片とし て同じ寸法の両側テープと2インチ×5インチ×0.06インチ鋼板に載置され る。 1インチ×0.75インチの寸法のフック型材料の布片が、握りひも83の領 域に隣接し、更にテープ状のひも60の先端部としてこの試験方法に関して、図 1に示したテープ状のひも60と同じ種類のテープ状のひもに取着される。試験 中、テープ状のひも60の先端部に握りひもは必要ない。もし、フック型材料の フックがテープ状のひもに関連して曲げられていると、フックは、先端の方へ向 かって傾斜するように方向付けられる。 フック型材料は、ループ型接合部材に載置される。続いて、直径3.25イン チ、幅1.75インチおよび重さ4.5ポンドのゴム引き鋼製ローラで、テープ 状のひも60の長手方向に前後に2回(合計4回通過する)ならされる。 フック型とループ型材料を有する鋼板は、交差ヘッド速度が12インチ/分で 、 セル負荷(Load Cell)が10.0kgで、ゲージ長さが2インチに設 定された、4201型INSTRON試験装置の上部の顎部内に水平に配置され る。 テープ状のひも60の先端部は、INSTRON装置の上部の顎部に配置され ている。 上部交差ヘッドは、ループ型接合部材に関連して、テープ状のひも60の先端 部を引き、ループ型接合部材を185度の角度で離すように動くように設定され る。引っ張り力が最大値に達したとき、交差ヘッドは最初の設定のゲージ長さに 戻される。 最大の力が、グラムで少なくとも4つの試験片で記録され、平均される。 図3から7は、図1のおむつの前部腰部領域94の異なった実施例の、線即ち 前部の横断端部42’に平行で前部腰部弾性部材89を通った断面に沿った断面 図を示している。図3〜6において、前部腰部部分94は平らな状態が示されて いる、即ち、前部腰部領域94の弾性要素89は伸ばされている。 図3の実施例において、接合部材64は、弾性的ループ型材料で形成されてい て、これは、弾性的より糸または弾性的繊維から成る弾性的不織布材料またはル ープ型材料である。接合部材64は、バックシート30の衣服に面した側46に 配置されていて、前部腰部弾性要素89を形成する。 図4は、接合部材64が弾力性のフィルム96とループ型材料97との積層か ら成る実施例を示している。ループ型材料97は、フイルム96に、例えば、接 着剤による接合か超音波による接合によって、接合されている。適切なフィルム は、エクソン社から型第500として入手可能であり、適切なループ型材料はア モコ社から繊維型第P8として入手可能である。積層96、97は、フィルムが 予め伸ばされた状態でループ型材料97を弾力性のフィルム96に取着して形成 されるので、ループ型材料はフィルム96によってひだを形成される。あるいは 、積層96、97は、フィルムがゆるんだ状態でループ型材料97をフィルム9 6に取着して形成しても良い。そのような積層材料は、トップシートかバックシ ートに取着される前またはトップシートかバックシートに取着された後、繊維層 97を引き延ばして機械的に変形するかまたは波形ローラ対間を通過させること に より、それに伸長性を与えるために活性化される。このような処理により、層9 7の沢山の繊維が破壊されるかまたはもつれるので、この層は、前部の横断端部 42’の方向へ伸長可能になる。機械的に活性化されたいわゆる「ゼロ歪み」の 弾性的積層は、ヨーロッパ特許出願第93117656.4号と、US−A−5 、196、000と、US−A−5、236、430とに記載されている。 他の型の弾性的積層は、弾性的積層を形成するために弾性的に収縮するように 加熱されるフィルム96に取着された繊維層97を有している。 図5の実施例において、前部腰部弾性要素89は、トップシート26の使用者 に面した側44に接続されている。接合部材64は、バックシート30の衣服に 面した側46に接続されていて、一般に前部の横断端部42’に直角に走って横 断するひだを形成する弾性要素によって収縮される。接合部材64は、それ自身 非弾性的ではないが、少なくとも5%、好ましくは、少なくとも30%弾性的に 伸長可能である。 図6の実施例において、弾性要素89は、トップシート26とバックシート3 0とに挟まれている。接合部材64は、バックシート30の衣服に面した側46 に設けられている。 図7の実施例において、弾性要素96はそのゆるんだ状態を示されていて、バ ックシート30と接合部材64とは収縮した弾性要素96によってひだをつけら れている。弾性要素96の収縮によるトップシート26とバックシート30との ひだの代わりに、図7に示した波形が、バックシート30と、ループ型材料97 と弾性的フィルムとを、弾性的フィルム96がゆるんだ状態の間に、US−A− 5、236、430に記載されているような、1対の溝付かみ合いローラの間を 通すことによって同様に与えられるべきである。 図8は、バックシート30が前部腰部領域94に切り欠き部90を有している 実施例を示している。トップシート26は、切り欠き部90の領域においてバッ クシート30の衣服に面した側46で接合部材64を形成するように露出してい る。弾性要素89は、トップシート26の繊維がトップシートの表面から立つよ うに、また、トップシート26の一部が切り欠き部90から外方へ突出するよう に、トップシートを横断するひだで収縮する。これは、フック型固定部材58の 接合部材64への固定を改良するであろう。 図9は、線即ち前部の横断端部42’に平行で前部腰部弾性部材89を通った 断面に沿った図8のおむつの前部腰部領域94の断面図を示している。バックシ ート30を通った切り欠き部即ち孔90は、トップシート26を露出し、バック シート30の使用者に面した側44に内面を形成し、固定部材58のフックと係 合する。図10の実施例において、付加層92がトップシート26とバックシー ト30との間に設けられている。層92は、例えば、ポリエチレンフィルムであ って、トップシートと芯28との間に、それからの漏れを防ぐために芯部の前部 の横断端部に沿って配置されていて、層92はこの場合いわゆる「腰部遮蔽体」 である。層92は、芯の下側で、バックシート30と共に伸長する薄片でも良い 。再び他の実施例において、内層92は、バックシート30と共に伸長し、バッ クシート30の使用者に面した側44に積層され、そして熱可塑性フィルムを有 している。この場合、バックシート30は、好ましくは、柔らかく布地のような 衣服に面した側を提供する不織布で形成される。この場合、内層92は、フック 型固定部材58に機械的に取着されるのは適当ではなく、切り欠き部90は、フ ック型固定部材58にもつれて取着するのに適した内層まで内層92を通って延 びている。 図11は、前部の横断端部42’に平行な断面の線に沿った前部腰部領域94 の断面図を示していて、弾性的積層96、97は前部の横断端部42’に沿って トップシート26とバックシート30との間にある。積層は、不織布層97と、 不織布層97に取着された弾力性のフィルム96とを有している。弾性的積層は 、層97の繊維が孔90内へ外方に突出するように、沢山のひだによって前部の 横断端部42’を収縮する。 図12は、吸収性製品20の衣服に面した側の概略を示す平面図であって、接 合部材64は、前部の横断端部42’に沿ってバックシート30に単一の細長い 形状の開口を有している。図13の実施例において、接合部材64は、前部腰部 領域94に設けられた複数の独立した切り欠き領域99、100、101および 102を有している。 図14は、バックシート30の前部の横断端部42’がカーブした実施例を示 している。切り欠き部103、104が、前部の横断端部42’に関連した角度 で、角度を付けられた固定部材58を受けるために配置されている。この形の吸 収性製品は、着用者の腹部に密着し、着用者の動きの少ない部分に配置されるで あろう。それ故、前部腰部領域94は動きが少なく、所定の位置に適切に留まる であろう。 固定部材58は、図1に示したように、ループ型材料68をその裏側の表面7 2に有している。これは、閉止部品58が、EP−A−321234に記載され ているように、おむつ20を、ロールされた(rolled−up)使い捨て形 状に維持するために、互いに係合するのに使用し得ることで進んでいる。 図15の実施例において、バックシート30は、トップシート26の前部の横 断端部42’’から中央寄りで、トップシート26の下方に配置された前部の横 断端部42’を有している。バックシート30は、製品20が着用者に装着され たときフック型固定部材58が取着出来る衣服に面した側によって規定される接 合区域61までは延在していない。トップシート26はバックシートの前部の横 断端部42’を越えて延在し、接合部材64を形成する。前部腰部弾性要素89 はトップシート26の使用者に面した側44に接続されている。 図16は、図15に示された吸収性製品の長手方向の中心線29に沿った断面 図である。弾性要素89は、トップシート26の衣服に面した側46に設けられ ていて、例えば、フック型固定具が係合し得る弾力性のフィルム96と繊維層9 7との積層により形成される。この場合、下方にあるトップシート材料は、それ 自体ではフック型固定部材58に取着するのに適さない有孔プラスチックフィル ムまたは繊維性材料から成る。 図17において、図1に示されているのと同様、弾性部材89が、トップシー ト26の使用者に面した側44に設けられたものが描かれている。図18は、内 層91が、芯28の前部横断端部59から滲出物が漏れるのに対する腰部遮蔽体 を形成した実施例を描いている。内層91は、芯28の前部の横断端部59とバ ックシート30の前部の横断端部42’とを越えて突出し、固定部材64を形成 している。図19の実施例において、弾性要素89は内層91の間に形成されて いて、バックシート30およびトップシート26と一緒に延びているが一緒には 終わらない。この場合の内層は、バックシート30に積層された芯補強層または 不織布内層である。弾性要素は、内層91とトップシート26との間に設けられ ている。 図20は、バックシートが、腰部パネル(panel)の輪郭を規定するカー ブした前部の横断端部42’を有する実施例を示している。前部腰部領域94で 、バックシートによって曲線状にされていない内層91は、接合部材64を形成 する。内層91は端部93と前端部42’’との間に延在している。図21と2 2とには、図20の20―20線に沿った断面が示されている。内層91は、弾 性的材料で形成され、図21に示したように、ひだがなく平らである。この場合 、前部腰部弾性要素89は弾性的な層91で形成される。 内層91はそれ自体非弾性的であるが、しかし、図22に示したように、別々 の前部腰部弾性要素89によって複数の交差するひだに沿って収縮されるように しても良い。交差するひだは、内層91の繊維を立たせ、外方へ突出させ、それ によってフック型材料の接合能力を増加する。交差するひだは、弾性的材料87 の弾性的構造によって形成される。交差するひだは、平行な波形を形成する内層 の機械的予備歪みによって得ても良い。この場合、予備歪みは、本来非弾性的な 織布にある程度の弾性を与え、前部腰部弾性要素89が省略され、予備歪みを与 えられた内層は、腰部の伸縮性を形成する。 図23は、前部腰部領域94の予備歪みを与えられた内層の一部分を拡大した 平面を示している。内層91は、複数の平行な波形120、121を有している 。この場合、内層91は弾性的に伸長可能ではなく、これらの波形121、12 2が、層91の0〜50%の間、好ましくは、10%と20%との間のある程度 の弾性的伸長可能性を与える。更に、内層の繊維が波形形成の工程において、か なりまたは少しの程度もつれがなくなるような内層の機械的処理は、フック型材 料の改良された結合のために、内層91の表面のきめを改良する。そのような表 面構造を与える工程は、US−A−5、196、000とUS−A−5、236 、430、および、プロクタ・アンド・ギャンブル社の名前で1993年11月 19日に出願された米国特許出願第08/155406号に詳細に記載されてい る。 図24は、内層91が複数の平行な波形120、121を有していて、前部腰 部領域に弾性的な腰部パネルを形成する実施例を示している。1つの実施例とし て、図24の層91は、ポリプロピレン繊維トップシート材料のような非弾性的 不織布層と、ポリエチレンバックシートフィルムのような非弾性的熱可塑性フィ ルムとの積層である。 図25の実施例において、バックシート30は、第1のバックシート部分と第 2のバックシート部分31’とを有している。この第1と第2の部分は、第1の バックシート部分31の前部周端部43の領域で互いに取着されている。前部バ ックシート部分31’は、図25で点線49で示した接合帯61内に延在してい る。前部バックシート部分31’は、フック型ファスナー58と係合するループ 型材料を有している。前部バックシート部分31’は、弾性的不織布材料で形成 されるかまたは、前部腰部弾性要素89で集められた伸長性で非弾性的な材料を 有していても良い。 図26から28は、図25の吸収性製品の異なった実施例の長手方向の中心線 29に沿った断面図を示している。前部バックシート部分31’は、接着剤、超 音波または熱封止取着手段のような取着手段でバックシート部分31に取着され ている。バックシート部分31は、接合帯61から外方に配置された前部周端部 43で終わる。前部バックシート部分31’は、バックシート部分31の衣服に 面した側46に取着されている。図26の実施例において、バックシート部分3 1は吸収性芯28の下方に位置し、液体不透過性熱可塑性フィルムで形成されて いて、前部バックシート部分31’は、吸気可能な弾性的不織布材料で形成され ている。 図27の実施例において、前部腰部弾性要素89は、バックシート30の第2 の部分の使用者に面した側44に設けられている。第1のバックシート部分31 は、吸収性製品28の周辺を越えて延在し、第2のバックシート部分31’は、 第1の部分31の使用者に面した側44に接続されている。 図28の実施例において、トップシート26は、前部バックシート部分31の 向こうまで延在している。弾性要素89は、トップシート26と前部バックシー ト部分31’との間に包まれている。 図29は、接合部材64がトップシート26と、バックシート30と、トップ シートとバックシートとの間に設けられた腰部弾性要素89とを有する実施例を 示している。トップシート26とバックシート30は、折り曲げ線41に沿って 折り曲げられている。トップシート26と、バックシート30と、弾性部材89 との2重重ねの組み合わせは、弾性的に伸長可能な接合部材64を形成する。バ ックシート30の前部横断端部42’は、1つまたはそれ以上の数珠状の膠で形 成され、2重重ねの前部腰部領域94をバックシート30の衣服に面した側46 に取着する固定手段95によって折り重ねた形状を維持される。 図30の実施例において、腰部弾性要素89は、トップシート26とバックシ ート30との間に設けられていて、折り曲げ線41に沿って完全に折り曲げられ ている。トップシート26と、バックシート30と、腰部弾性要素89は、螺旋 状の接着剤模様125、126、127、128、および131によって互いに 取着されている。 図31の実施例において、弾性要素89は、トップシート26の使用者に面し た側44に設けられている。弾性要素89は、この場合、フック型固定部材と係 合するのに適した伸縮可能な不織布材料で形成されていても良い。或いは、弾性 要素89は、弾力性のフィルム96とこの弾力性のフィルムに取着した不織布層 97との積層を有していても良い。弾性的積層の弾力性のフィルム96は、トッ プシート26に取着されていて、弾性的積層の不織布層97は、折り曲げ線41 に沿って折り曲げられる前にトップシートの使用者に面した側44に設けられる 。前部腰部部分94は折り曲げ線41に沿って2重重ねされた時、弾性的積層の 不織布層97は、バックシートの衣服に面した側に外方を向いて接合部材64を 形成するように配置されるであろう。 図32の実施例において、弾性要素89は、トップシート層26の下方に取着 されていない領域110を有している。トップシート26とバックシート30と を折り曲げ線41に沿って2重重ねする際、弾性要素87の非取着部分110は 、外方へ突出され、使用中着用者の腹部に接触する屈曲性の弾性的な腰部パネル を形成する。 接合部材64を形成する前部腰部領域94の2重重ねされた後の内層は、芯の 下方にあり、図19に示した層91と類似していて、バックシート30の使用者 に面した側44と共に伸長する層によって形成されても良い。そのような内層は 、芯補強層であってもよいし、または、芯28を包む包絡層の下層であっても良 い。 トップシート26は、バックシートの前部横断端部42’であっても良いし、 図36に示したように、接合部材を形成するために、前部横断端部42’に沿っ て2重重ねされていても良い。 図33の実施例において、複数の切り欠き111、112、113が、バック シート30とバックシート30の使用者に面した側44の内層を通って前部横断 端部42’から折り曲げ線41へ向かって延在している。複数の断片114、1 15、116、および117が、各隣接した切り欠き対の間に形成されている。 バックシート30と各断片の内層とは、低部切り欠き前部腰部領域を成すように に沿って折り曲げられる。図33の折り曲げ線41は、前部腰部領域94で内方 へ凹状の切り欠きを形成している。このような曲線状の前部腰部部分は、着用者 の腹部の下側の低い運動帯に良くなじむ。 図32の実施例において、2つの切り欠き111、112のみが、バックシー ト30に設けられていて、単一のフラップ(flap)のような材料が、折り曲 げ線41に沿って折り重ねられて前部腰部領域に得られる。図34の折り重ねら れた断片114、115および117と折り重ねられたフラップとは、内層91 のある材料を有し、この場合、内層91は、バックシート30の前部横断端部4 2’を越えて延在している。 図35の実施例において、切り欠き111、112、113は、バックシート 30の前部横断端部42’に垂直に延在している。各切り欠き111、112、 113は、前部横断端部42’に平行な折り曲げ線41で終わっている。2重重 ね断片114、115、116は、階段状の腰部断片を形成していて、内方へ凹 状の腰部断片を得るために輪郭115に沿って切断される。 図36の実施例において、トップシート26は、バックシート30の前部横断 端部42’を越えて延在し、前部横断端部42’は、折り曲げ線41を形成する 。前部腰部領域94のトップシート26とバックシート30とは、図23に示し たような複数の波形120、121を有している。他の付加的な弾性的要素は、 前部腰部領域には不要で、弾性力は、接合部材64の波形のトップシートおよび バ ックシート層によって供給される。 図37は、着用者に装着したとき図32に示されるような接合部材を有する吸 収性製品20を示している。製品20は、長手方向側部40の円形部123を有 している。円形部123は、弾性要素89の上端部126と合致し円形の輪郭を 形成する。フック型材料122の付加的切片が、2重重ね接合部材64において 後部腰部領域98の使用者に面した側(トップシート材料)に接続するために設 けられている。付加的なフック型材料122があるので、前方と後方の端部領域 48、50を着用者に適切に重ね合わした関係に維持することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,UG ),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 2つの長手方向側部(40)と、前部横断端部(42’)と、前記前部横 断端部(42’)に沿って設けられた前部腰部領域(94)と、後部横断端部( 42)と、前記後部横断端部(42)に沿って設けられた後部腰部領域(98) とを有するバックシート(30)と、 前記前部腰部領域(94)に設けられた前部腰部弾性要素(89)と、 前記後部腰部領域(98)に設けられ各長手方向側部(40)を越えて横切っ た少なくとも2つのフック型固定部材(58)、および、前記フック型固定部材 (58)と機械的に係合する前記前部腰部領域(94)に設けられたループ型接 合部材(64)とを有する機械的固定装置(24)とを備え、前記接合部材(6 4)は、前部横断端部の方向に少なくとも5%、好ましくは、少なくとも15% 伸長可能であることを特徴とする吸収性製品(20)。 2. 前記接合部材(64)は、1インチ当たり30と280グラムとの間の力 において5%と60%との間で弾性的に伸長可能な弾性的ループ型材料を有して いて、かつ、前記前部腰部領域(94)に接続されていて、前記接合部材(64 )が前記前部腰部弾性要素(89)を形成することを特徴とする請求項1記載の 吸収性製品(20)。 3. 前記接合部材(64)が、ループ型材料の第1の層(97)と、前記ルー プ型材料の第1の層(97)に積層された第2の弾性的な層(96)との積層を 有し、前記接合部材(64)は、1インチ当たり30と280グラムとの間の力 において5%と60%との間で弾性的に伸長可能で、かつ、前記前部腰部領域( 94)に接続されていて、前記接合部材(64)が前記前部腰部弾性要素(89 )を形成することを特徴とする請求項1記載の吸収性製品(20)。 4. 前記接合部材の長さは、前部横断端部(42’)の長さの少なくとも1/ 3であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の吸収性製品(2 0)。 5. 前記ループ型接合部材(64)は、前記腰部弾性要素(89)によって縮 められることを特徴とする請求項1記載の吸収性製品(20)。 6. 前記前部腰部弾性要素(89)は、製品に予備伸長方法で設けられている ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の吸収性製品(20)。 7. 前記接合部材(64)は、前記バックシート(30)の衣服に面した側( 46)に接続されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の 吸収性製品(20)。 8. 前記前部腰部領域(94)でその使用者に面した側(44)に少なくとも バックシート(30)の一部を覆う内層(26、91、97)を更に有し、前記 接合部材(64)は: バックシートを通って延在し内層の下方部分を露出する少なくとも1つの切り 欠き部(90、99、100、101、102)と、 前記切り欠き部の少なくとも1つの下方に位置する前記内層の部分と、 を有し、前記内層は前記フック型固定部材(58)と機械的に係合するのに適 していることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の吸収性製品(2 0)。 9. 使用者に面した側(44)で前記バックシート(30)の少なくとも一部 を覆う内層(26、91、97)を有し、前記接合部材(64)は、フック型固 定部材(58)を受ける接合帯(61)を規定し、前記バックシート(30)は 前記接合帯(61)内に延在していず、前記内層(26、91、97)が前記接 合部材(61)の少なくとも一部を形成するための前記バックシートの前記前部 横断端部(42’)を越えて延在していることを特徴とする請求項1ないし6い ずれか1項記載の吸収性製品(20)。 10. 前記接合部材(64)は、フック型固定部材(58)を受けるための接 合帯(61)を規定していて、前記バックシート(30)は、前記接合帯(61 )の外方に設けられた第1の部分(31)と前記第1の部分(31)に接続され た第2の部分(31’)とを有し、前記第2の部分(31’)は、前記第1の部 分(31)とは異なった材料で作られていて、前記第2の部分(31’)は、少 なくとも一部分前記前部腰部領域(94)に位置し、前記接合部材(64)の少 なくとも一部分を形成することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載 の吸収性製品(20)。 11. 前記前部腰部領域(94)の前記使用者に面した側(44)の前記バッ クシート(30)の少なくとも一部分に重ねられた内層(26、91、97)を 有し、少なくとも前記内層が、前記バックシート(30)の衣服に面した側(4 6)に折り返されて少なくとも接合部材(64)の一部分を形成するように、前 部腰部領域(94)で折り曲げ線(41)に沿って2重に重ね合わされていて、 および 前記内層を2重に重ね合わした形状に保持するための取着手段(95)と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の吸収性製品( 20)。 12. 前記接合部材(64)は普通非伸長可能に前記バックシートに設けられ ているが、前記接合部材(64)は取着された後は、前記接合部材に機械的変形 を与えることにより伸ばしうることを特徴とする請求項1ないし11いずれか1 項記載の吸収性製品(20)。
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