JP2000504975A - 汚れた後の向上した引き剥がし開放取り扱い性を有する使い捨てプル・オン着衣 - Google Patents

汚れた後の向上した引き剥がし開放取り扱い性を有する使い捨てプル・オン着衣

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Abstract

(57)【要約】 外側表面、内側表面、前方部分(11)、後方部分(12)、クロッチ部分(13)を含む使い捨てプル・オンおむつ(10)であって、前記前方部分(11)および前記後方部分(12)のそれぞれは、サイドエッジ(14)を有するサイドパネルと、脚部開口(16)および腰部領域を形成するように前記前方部分(11)および前記後方部分(12)の前記サイドパネルを互いに結合する重合サイドシーム(15)とを有し、少なくとも一方のサイドフラップ(17)は前記重合サイドシーム(15)の最も外側の部分を形成する前記サイドパネルのサイドエッジ(14)のそれぞれの外側寄りに配置されることを特徴とする使い捨てプル・オンおむつ。

Description

【発明の詳細な説明】 汚れた後の向上した引き剥がし開放取り扱い性を有する 使い捨てプル・オン着衣 分野 本発明は、使い捨てプル・オン着衣に関する。その様な使い捨てプル・オン着 衣の例には、使い捨て下着、プル・オンおむつ、トレーニングパンツ、および月 経時の使用のための使い捨てパンティが含まれる。本発明は特にプル・オンおむ つ、トレーニングパンツ、失禁用プル・オンブリーフなどのような一体的使い捨 て吸収性プル・オン着衣に関し、それらは汚れた後の向上した引き剥がし開放取 り扱い性を提供する。 背景 乳幼児および他の失禁者は、尿および他の身体滲出物を受け取り、含有するお むつのような使い捨て吸収製品を着用する。固定された側面を有する吸収性着衣 (例えばトレーニングパンツまたはプル・オンおむつ)は、歩くことが可能な子 供およびしばしば排泄訓練をしている子供についての使用にとって一般的となっ た。身体滲出物を含有するために並びに広範な身体の形状および大きさに適合す るために、これらのパンツは、胴体上のその位置からの垂れ下がり、たるみまた は滑り落ちなしに着用者の腰部および脚部の回りに快適に適合し、ならびに製品 がきつすぎるために皮膚に対する刺激を引き起こすことなくより大きな着用者に 適合しなければならない。従って、パンツは、高い程度の伸張を提供する弾性的 特徴を有して腰部および脚部において弾性的伸長性を有さなければならない。 多くのトレーニングパンツおよびプル・オンおむつは、腰部および脚部開口に おいて弾性的収縮状態がもたらされる通常の弾性要素を使用する。典型的には、 耐久性のある下着で提供されるように脚部および腰部のまわりの完全な弾性的適 合を保証するために、脚部開口および腰部開口は、開口の曲線に沿って配置され るゴムまたは他の材料の弾性的なバンドで取り囲まれる。これらのパンツは、典 型的には、残りの材料が膨らむ傾向がある一方で、製品の固有のゾーンにおいて 弾性的なバンドにより引き起こされる収縮のために、「バルーン・スタイル」の パンツとして特徴づけられる。そのようなトレーニングパンツの例は、1992 年12月15日のイガウエらへの米国特許第5,171,239号および198 6年9月9日のストロービーン(Strohbeen)らへの米国特許第4,6 10,681号において開示されている。 これらのトレーニングパンツは、典型的には、2つの脚部開口と腰部開口を形 成するようにその端部が互いに継ぎあわせられているサイドパネルを有する。1 つの典型的な継ぎ合わせの方式において、シームパネルの身体に面する側はその 端部で互いに継ぎあわせられる。そのようなシーミング方式の例は、上記参照さ れる米国特許第5,171,239号および第4,610,681号において開 示されている。もう1つの典型的なシーミング方式において、一方のシームパネ ルの身体に面する側面と他方のシームパネルの外部に面する側面とはその端部で 互いに継ぎ合わされる。その様なシーミング方式の例は、1996年10月29 日のビュエル(Buell)らへの米国特許第5,569,234号において開 示されている。後者のシーミング方式は一般的に、前者のシーミング方式より強 力なシーム構造を提供する。特に、使い捨てプル・オン着衣のより良い適合を保 証するために、シームは、適用および使用の間の大きな力に耐えることが必要と される。さもなければ、その様な力および応力は、サイドパネルが破壊すること かまたは裂けて開くことを引き起こしうる。 その様な強力なシーム構造は強く所望されるが、さらに、汚れた後に使用者の 指により、結合されたかまたは継ぎあわされたサイドパネルが容易に引き剥がさ れて開放されうることもまた所望される。しかしながら、シームの強度のために 、プル・オン着衣が汚れた後に、重なったシーム構造が、引裂いて開放するのに 困難になる傾向がある。 前述に基づいて、適用と使用の間の大きな力に耐えるのに十分に強く、一方、 汚れた後の着衣の除去を過剰に妨げない、側面のシームを有する使い捨てプル・ オン着衣についての必要が存在する。現存する技術には、本発明のすべての長所 および利益を提供するものはない。 概要 本発明は、使い捨てプル・オン着衣に関する。本発明の1側面において、使い 捨てプル・オン着衣は、外側表面、内側表面、前方部分、後方部分、クロッチ部 分を含み、前方部分および後方部分のそれぞれは、サイドエッジを有するサイド パネルと、脚部開口と腰部領域を形成するように前方部分と後方部分のサイドパ ネルを互いに結合する重合サイドシームを有し、少なくとも一方のサイドフラッ プは、重合サイドシームの最も外側の部分を形成するサイドパネルのサイドエッ ジのそれぞれの外側寄りに配置されることを特徴とする。 本発明のもう1つの側面において、使い捨てプル・オン着衣は、前方領域、後 方領域および前方領域と後方領域との間のクロッチ領域を有するシャーシを含む 。シャーシは、液体透過性トップシート、そのトップシートとつながる液体不透 過性バックシート、およびトップシートとバックシートとの間に配置される吸収 性コアを含む。本発明の使い捨てプル・オン着衣は更に、前方領域においてシャ ーシのそれぞれの側面から横に外側に伸びるフロントサイドパネル、後方領域に おいてシャーシのそれぞれの側面から横に外側に伸びるバックサイドパネル、フ ロントおよびバックザサドパネルのそれぞれから横に外側にそれぞれ伸びるシー ムパネル、シームパネルの少なくとも一方から横に外側に伸びる引き剥がし開放 タブ、および重合シーム構造を作るために重合方式において対応するシームパネ ルをそれぞれ結合し、それにより2つの脚部開口および腰部開口を形成するシー ムを含む。 本発明は更に、使い捨てプル・オン着衣を作る方法に関する。本発明のさらに もう1つの側面において、方法は、サイドパネルのサイドエッジからサイドフラ ップを切り出す工程、および重合サイドシームを形成するように前方部分と後方 部分のサイドパネルを結合させる工程を含む。 本発明のこれらのおよび他の特徴、側面および長所は、本明細書の開示を読む ことから当業者にとって明瞭となるであろう。 図面の簡単な説明 明細書は本発明を特定して指摘し、明瞭に権利請求する請求の範囲で終わるが 、本発明は、添付の図面とともに理解され、同様の呼称が実質的に同一の要素を 明示するために用いられる好ましい態様の続く記載からよりよく理解されるであ ろ うと思われる。 図1は、使用形態において典型的な本発明の1つの側面による使い捨てプル・ オン着衣の好ましい態様の斜視図である。 図2は、着衣のさまざまのパネルまたはゾーンを示すその平坦で収縮していな い状態における図1において示される態様の単純化された平面図である。 図3は、外側表面を示し、下にある構造を明らかにするために切欠された部分 を有するその平坦で収縮していない状態における図1において示される態様の平 面図である。 図4は、図3の切断線4−4に沿って取られた図3において示されるプル・オ ン着衣の部分図である。 図5は、内部表面を示し、下にある構造を明らかにするために切欠された部分 を有するその平坦で収縮していない状態における図1において示されるプル・オ ン着衣の平面図である。 図6は、本発明の好ましい態様の引き剥がし開放タブおよびシームパネルの平 面図である。 図7Aは、着用の間に発生する力を示す図6の線7−7に沿って取られたシー ムパネルの部分的断面図である。 図7Bは、プル・オンおむつが引き剥がされて開放されるときの図7Aにおい て示されるシームパネルの部分的断面図である。 図8は、汚れた後に折りたたまれるときのプル・オンおむつの好ましい態様の 斜視図である。 図9は、図8において示されるプル・オンおむつが使い捨てのための形状に固 定されるときの好ましい態様の斜視図である。 図10は、図8において示されるプル・オンおむつが使い捨てのためのもう1 つの形状に固定されるときのもう1つの好ましい態様の斜視図である。 図11は、本発明のもう1つの側面による使い捨てプル・オン着衣の好ましい 態様の斜視図である。詳細な説明 すべての引用された参照文献は、それら全体として参照によりここに組み込ま れる。いずれの参照文献の引用も、特許請求された発明に対する先行技術として のその有用性についての確認に関しての承認ではない。 ここで用いられるものとして、「プル・オン着衣」という術語は、規定された 腰部開口および1対の脚部開口を有し、脚を脚部開口に挿入し、製品を腰まで引 き上げることにより着用者の身体に引き上げられて着用される着用製品を称する 。「使い捨て」という術語は、ここでは、洗濯されるかまたはさもなければ修復 されるかもしくは着衣として再使用されることが意図されない着衣を記述するた めに用いられる(すなわち、それらは1回の使用の後に廃棄されることを意図さ れ、好ましくは、リサイクルされるか、堆肥化されるか、またはさもなければ、 環境に適合する様式で処理されることが意図される)。「一体的」プル・オン着 衣とは、調和した存在を形成するために互いに統一された分離した部分で形成さ れるがしかし、サイドパネルが、着衣のセントラルパネルすなわちシャーシをも また形成する少なくとも1層により形成されることにおいて、サイドパネルが分 離したシャーシに結合する分離した要素ではないプル・オン着衣を称する(すな わち、着衣は分離したシャーシおよび分離したサイドパネルのような分離して操 作するパネルを必要としない)。プル・オン着衣は、また、好ましくは、身体か ら排出されるさまざまの滲出物を吸収し、含有するように「吸収性である」。本 発明のプル・オン着衣の好ましい態様は、図1に示される一体的使い捨て吸収性 プル・オン着衣、すなわちプル・オンおむつ20である。ここで用いられるもの として、「プル・オンおむつ」という術語は、小便および大便を吸収し、含有す るために、乳幼児および他の失禁者により一般的に着用されるプル・オン着衣を 称する。しかしながら、本発明は、トレーニングパンツ、失禁用ブリーフ、女性 用衛生着衣またはパンティなどの様な他のプル・オン着衣にもまた適用可能であ ることが理解されるべきである。ここで用いられるものとして、「パネル」と言 う術語はここでは、プル・オン着衣の領域または要素を表すために用いられる。 (パネルは、典型的には、別個の領域または要素であるけれども、1枚のパネル は、隣接するパネルと幾分か重なり合い(機能的に対応し)得る。)ここで用い られるものとして、「結合された」または「結合している」という術語は、ある 要素を他の要素に直接張り付けることによりある要素が他の要素に直接固定され る形状、およ びある要素を中間部材に張り付け、それが今度は他の要素に張り付けられること によりある要素が他の要素に間接的に固定される形状を包含する。「引き剥がし 開放タブ」という術語は、捉まれうる、使い捨てプル・オンおむつを引き剥がし て開放するために用いられうる短い突出したすなわち突き出ているデバイスを指 称する。 図11は、本発明の1つの側面による使い捨てプル・オンおむつ10の斜視図 である。プル・オンおむつ10は、外側表面、内側表面、前方部分11、後方部 分12、クロッチ部分13を有し、前記前方部分11および前記後方部分12の それぞれはサイドエッジ14を有するサイドパネルを有し、重合サイドシーム1 5は、脚部開口16および腰部領域を形成するように前方部分11および後方部 分12のサイドパネルを互いに結合し、少なくとも一方のサイドフラップ(すな わち引き剥がし開放タブ)17は、重合サイドシーム15の最も外側の部分を形 成するサイドパネルのサイドエッジ14のそれぞれの外側よりに配置される。好 ましくは、サイドフラップ17は、使い捨てプル・オンおむつの一体部分である 。プル・オンおむつ10は、好ましくは、シャーシ層、前方部分11のそれぞれ のサイドパネルに位置する弾性的に伸長可能なストレッチ積層体、すなわち前方 ストレッチ積層体、後方部分12のそれぞれのサイドパネルに位置する弾性的に 伸長可能なストレッチ積層体、すなわち後方ストレッチ積層体、前方部分11お よび後方部分12の両方に位置する少なくとも1つの弾性的ウエストバンドを含 む。プル・オンおむつ10は、クロッチ部分13における脚部の適合を向上させ るために加えて弾性的脚部形態を含む脚部開放16を含む。プル・オンおむつ1 0は、呼吸性および通気性を与えるためにプル・オンおむつ10の少なくともサ イドパネルにおいて開孔または切り込み(図示せず)を備えうる。 プル・オンおむつ10は、メインパネルおよび1対のレッグフラップパネルを 含むクロッチ部分13を有する。吸収性コアは一般的にクロッチ部分13のメイ ンパネルの中に位置する。と言うのは身体滲出物は典型的にはこの領域に排出さ れるからである。レッグフラップパネルは、メインパネルのそれぞれのサイドエ ッジからおよびそれに沿って一般的に横に外側に伸びる。それぞれのレッグフラ ップパネルは一般的に弾性的脚部形態の少なくとも一部を形成する。プル・オン おむつ10の外側表面は、使用の間に着用者の身体から離れて位置する部分を含 む。おむつ10の内側表面は、外側表面の反対側であり、使用の間に着用者の身 体に隣接して位置するおむつの部分を含む。 弾性的に伸長可能なストレッチ積層体(前方ストレッチ積層体および後方スト レッチ積層体)は、前方部分11および後方部分12の両方のそれぞれのサイド パネルに形成される。それぞれのストレッチ積層体は、ストレッチ積層体を少な くとも横方向において弾性的に伸長可能とさせるように機械的に伸長されるかま たは延伸される。(横方向(x方向または幅)は、プル・オンおむつ10の横中 心線に平行な方向として定義される。サイドパネルは好ましくは、シャーシ層お よびトップシートのような他の要素、またはこれらの要素のいずれか他の組み合 わせの延長である。重合サイドシーム15において、ストレッチ積層体は好まし くは、この領域において付加的な伸長性を与えるために機械的伸長により活性化 される。重合サイドシーム15はまた、機械的伸長により活性化され得ない。 身体排出物を含むのに必要な吸収性を与えるために、プル・オンおむつ10は 、液体透過性トップシートおよびトップシートとシャーシ層との間に位置する吸 収性コアを含む。トップシートは吸収性コアの身体表面に隣接して位置し、好ま しくは当該技術において周知のもののような付着手段により吸収性コアおよびシ ャーシ層に結合する。好ましい態様において、トップシートおよびシャーシ層は 、それらを吸収性コアまたは弾性パネル部材またはプル・オンおむつの他の要素 に直接結合させることにより互いに間接的に結合する。トップシートは好ましく は互いに結合する3つの異なる層を含む。液体透過性1次層は、液体を製品に急 速に吸収させるために吸収性コアにわたって位置する。バリヤ層は、1次層に結 合し、プル・オンおむつ10の側面に沿ってバリヤカフスを与える一方で切り裂 きまたは引裂きなしにサイドパネルが機械的に伸長されることを可能とするよう に好ましくは延伸可能であり、より好ましくは疎水性である。弾性的脚部形態は 好ましくはガスケットカフスおよびバリヤカフスを含む。ガスケットカフスは好 ましくは、シャーシ層、バリヤ層、または両方に有効に結合する1以上の弾性的 脚部部材により形成され、好ましくはシャーシ層とクロッチ部分13のレッグフ ラップパネルにおけるバリヤ層のフラップ部分との間に形成される。バリヤカフ ス は好ましくは、フラップ(バリヤ層の立ち上がった部分)、1次層に立ち上がっ た部分の縦末端を固定すろるための閉鎖手段、および立ち上がった部分に有効に 結合する弾性的スペーサー部材により形成される。 1次層は好ましくは、従順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に対して 刺激がない。1次層は、液体(例えば、尿)がその厚さを容易に貫通することを 可能とするように液体透過性である。適切な1次層は、多孔性発泡体、網状発泡 体、開孔されたプラスチックフィルムまたは3次元的に膨張して形成されたフィ ルム、または天然繊維、合成繊維、もしくは天然および合成繊維の組み合わせの 製織または不織ウエブのような広範な材料から製造されうる。好ましくは、1次 層はアモコ(Amoco)により製造される。1次層は好ましくは、液体が1次 層に沿っておよび通ってプル・オンおむつ10の端部に灯心作用を起こさないよ うに、液体がバリヤ層により形成される立ちあがったバリヤカフスの表面下にお よびそれを越えて灯心作用を起こさないように、およびより延伸可能な材料が、 より強力なストレッチ積層体を作り出すようにサイドパネルに位置しうる様に、 シャーシ層と隣接していない。1次層は、プル・オンおむつ10に排出される滲 出物が1次層を貫通して吸収性コアにより吸収されるように、好ましくは吸収性 コアの身体表面の主要部分を覆い、より好ましくは、少なくともクロッチ部分1 3における吸収性コアの身体表面領域の全てを覆う。1次層は、吸収性コアのサ イドエッジに向かって横に外側に伸び、好ましくは少なくともクロッチ部分13 における吸収性コアのサイドエッジを越えて伸びる。しかしながら、1次層は、 クロッチ部分13のレッグエッジの内側で終わる。最も好ましい形状において、 1次層はバリヤ層の近位端に隣接して終わる(すなわち、1次層の終止端は近位 端に隣接して位置する)かまたは終止端は近位端から離れて、および内側よりに 位置する。「隣接」は、このコンテキストにおいて、1次層が製造の間の機械の 許容差または製造されるときの1次層の面積における変化により近位端の内部に またはそれを越えて伸びうる1次層材料の近位端プラスまたはマイナスの小領域 で終止することを意味するように用いられる。トップシートの好ましい態様にお いて、バリヤ層は、弾性的脚部形態(好ましくはガスケットカフスおよび/また はバリヤカフス)および好ましくはストレッチ積層体の一部を形成する。 シャーシ層は好ましくは、前方部分11、後方部分12、およびクロッチ部分 13を規定する連続シートまたはウエブを含む。従って、シャーシ層はプル・オ ンおむつ10の1次層(stratum or layer)である。(ここで 用いられるものとして、「層」という術語は、層が実際には必要なタイプの材料 のシートまたはウエブの積層体または組み合わせを含みうると言う点において、 要素を材料の単一層に必須には限定しない。)シャーシ層は内側表面および外側 表面を有する。シャーシ層の内側表面および外側表面は、その方向において、プ ル・オンおむつ10の内側表面および外側表面に一致する。 好ましい態様において、シャーシ層は一般的に、プル・オンおむつ10の全形 態を決定する。シャーシ層は、他の形態が加えられうるかまたは結合しうるプル ・オンおむつ10の主要構造層として機能する。従って、シャーシ層はプル・オ ンおむつ10の表面積の全部またはほとんどにおいて位置する。とは言うものの 、ある種の態様においては、シャーシ層のある部分は、プル・オンおむつ10ま たはその領域におけるプル・オンおむつ10の特徴の伸長性および/または呼吸 性を高めるために、開孔され、切り落とされ、または除去され(「ウインドウと され」)うるけれども。従って、シャーシ層は、力が層全体にわたって分散的に 伝えられるような「ジョイント」またはシームを有さない連続シートまたはウエ ブを含みうるかまたは、シャーシ層は、弾性化されたレッグカフス12で「ジョ イント」を有する連続シートまたはウエブを含みうる。ここで以前に考察された 様に、シャーシ層の連続シートまたはウエブは、材料の単一ウエブまたは異なる 材料の幾つかの連続ウエブまたは層の積層体を含みうる。シャーシ層は、外側表 面、内側表面、またはいずれかもしくは両方の部分を形成しうるかまたは、プル ・オンおむつ10の内部に全体として位置しうる。シャーシ層は好ましくは、ク ロッチ部分13においてプル・オンおむつ10の外側表面を形成する。 サイドパネルにストレッチ積層体を与えるためにシャーシ層の少なくとも一部 は機械的伸長に供されているために、その元の増幅されていない形状に完全には 回復しない様に、機械的伸張に際して、シャーシ層が少なくともある程度まで恒 久的に伸長されるように、好ましくは伸長可能であり、より好ましくは延伸可能 である(がしかし、エラストマー性である必要はない)。従って、シャーシ層は 、 製織または不織ウエブ、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはそれらの混合物 の熱可塑性フィルムのようなポリマー性フィルム、その様な材料の積層体、また は複合材料のような吸収製品における使用にとって公知のいずれかの材料を含み うる。好ましい態様において、シャーシ層は、最小のまたはゼロの破裂または引 裂きで機械的伸長に供されうる。それゆえ、シャーシ層は好ましくはポリマー性 フィルムである。 シャーシ層が好ましくはポリマー性フィルムであると言う事実により、それが 、吸収性コアに吸収され、含まれる身体排出物がベッドシーツおよび下着のよう なプル・オンおむつ10と接触する着衣をぬらすことを防止する構成部分として もまた働きうるように、それは液体(例えば尿)に対してもまた一般的に不透過 性である(すなわち、それは通常のおむつのバックシートとして機能する)。も しシャーシ層が液体不透過性でないのなら、典型的に、通常のバックシートのよ うな付加層が吸収性コアの後ろに用いられるべきである。所望であれば、シャー シ層は呼吸可能(空気または水蒸気に対して透過性)でもありうる。シャーシ層 は、代わりに、微小多孔性であり、典型的には強度および伸長性についてより低 い呼吸可能な材料を含みうる。その様なフィルムの1例は、商品名エクセア(E XXAIRE)の下でエクソン・ケミカル・カンパニーにより製造されるもので ある。比較的良好な伸長性を有するが、しかし呼吸性でないシャーシ層としての 使用にとって典型的なフィルムには、名称クロペイ(Clopay)1401の 下でオハイオ州シンシナチのクロペイ・コーポレーションにより製造されるポリ マー性フィルム、または名称X−8323またはX−9954の下でインディア ナ州テール・ホート(Terre Haute)のトレデガー(Tredega r)から入手可能なフィルムが含まれる。 シャーシ層のサイズは、プル・オンおむつ10が適合するように設計される着 用者のサイズにより指示される。好ましい態様において、シャーシ層は、着用者 によりよく適合する修正された砂時計形を有する。大きな小児(約9kgから約 15.4kg)に適合するように設計された態様において、シャーシ層は好まし くは、前方領域および後方領域において約483ミリメートル長で約234ミリ メートル幅であり、クロッチ領域において約165ミリメートル幅である。サイ ドパネルは約41ミリメートル幅であり、サイドパネルの活性化された部分は約 32ミリメートル幅であり、重なっているサイドシーム15は約85ミリメート ル幅である。(重なっているサイドシーム15の重なりの実際の領域は、ここで 示される態様において約11ミリメートルである。)前方部分11は約114ミ リメートル長であり、後方部分12は約165ミリメートル長であり、クロッチ 部分13は約220ミリメートル長である。 シームは、前方部分11のサイドパネルを後方部分12のサイドパネルに互い に結合させることにより形成される。シームの結合は、シームパネルにおいて用 いられる具体的な材料について適切な技術において周知のいずれか適切な手段に よりなされうる。従って、超音波シーリング、熱シーリング、圧力結合、接着結 合、縫合、自溶結合などが適切な技術でありうる。好ましい態様において、前方 部分11のサイドパネルおよび後方部分12のサイドパネルは、重なっているサ イドシーム15を形成するように結合される。重なっているサイドシーム15は 、熱/圧力のパターンまたは超音波溶接により結合される。この特定の態様にお いて、シームは、クラスターとしてグループとされている個別の結合の断続的パ ターンを含む。潜在的に、強力な重なるサイドシームは、サイドシームパネル1 5におけるポリマー性材料の量を増加させることにより作り出されうる。サイド シーム15におけるポリマー性材料の量は、大きな坪量の不織材料、厚いプラス チックフィルムを用いることにより、またはサイドパネルに材料の付加層を導入 することにより増加されうる。例えば、付加プラスチックフィルムまたは不織ウ エブは、サイドパネル内に結合されうる。代わりに、プル・オンおむつ10を形 成する層は、シーミングの意図される領域を越えて延長され、サイドパネルにお いて付加層を導入するためにサイドパネルに折り戻されうる。シームのこれらの タイプの例は、上記参照された米国特許第5,236,430号において記述さ れる。 プル・オンおむつ10は、液体および他の身体滲出物の向上した封入を与える ために弾性化されたレッグカフス12を具備する脚部領域14を含む。弾性的脚 部形態は、一般的に、クロッチ部分13においておよび脚部開口16の回りに液 体および他の身体滲出物の向上した封入を提供する。それぞれの弾性的脚部形態 は、レッグフラップパネルにおいて身体滲出物の漏れを減少させるための幾つか の異なる態様を含みうる(弾性的脚部形態は、また、時々、レッグバンド、サイ ドフラップ、バリヤカフス、または弾性カフスとも称されうるし、称される)。 米国特許第3,860,003号は、弾性化されたレッグカフス(ガスケットカ フス)を提供するためにサイドフラップおよび1以上の弾性的パネル部材を有す る収縮可能な脚部開放16を提供する使い捨ておむつを記載する。米国特許第4 ,909,803号は、脚部領域の封入を向上させるために「立ち上がっている 」弾性化されたフラップ(バリヤカフス)を有する使い捨ておむつを開示する。 米国特許第4,695,278号は、ガスケットカフスおよびバリヤカフスを含 む二重カフスを有する使い捨ておむつを教示する。米国特許第4,795,45 4号は、着衣の側面に灯心作用でしみ出ることを防止するためにトップシートが おむつのサイドエッジに至らずに停止する漏れ抵抗性二重カフスを有する使い捨 ておむつを開示する。それぞれの弾性的脚部形態は、上記のレッグバンド、サイ ドフラップ、バリヤカフスまたは弾性カフスのいずれかと同様であるように造形 されうるけれども、それぞれの弾性的脚部形態はガスケットカフスとバリヤカフ スとの組み合わせを含むことが好ましい。ガスケットカフスおよびバリヤカフス は好ましくは、米国特許第4,795,454号において示されるように形成さ れる。 吸収性コアは、好ましくはシャーシ層の内側表面に隣接して位置し、好ましく は当該技術において周知のもののような付着手段によりそれに結合される。例え ば、シャーシ層は、接着剤の均一連続相、接着剤のパターン化された層、または 接着剤の分離した線、螺旋、もしくは点の配列により吸収性コアに固定されうる 。代わりに、付着手段は、熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械的結合、ま たはいずれか他の適切な付着手段または当該技術において公知であるこれらの付 着手段の組み合わせを含みうる。 吸収性コアは、一般に圧縮可能であり、従順であり、着用者の皮膚に対して刺 激がなく、尿および他のある種の身体排出物のような液体を吸収し、保持するこ とが可能であるいずれかの吸収性手段でありうる。吸収性コアは、さまざまの大 きさおよび形状(例えば、長方形、砂時計形、「T」字形、非対称など)で、お よびエアフェルトと一般的に称される細砕された木材パルプのような使い捨てお むつおよび他の吸収製品において一般的に用いられる広範な液体吸収材料から製 造されうる。他の適切な吸収材料の例には、しわのあるセルロースの詰め物、コ フォーム(coform)を含む溶融ブローポリマー、架橋されたセルロース性 繊維、ティッシュラップを含むティッシュ、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超 吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、またはいずれか等価の材料または材料の組 み合わせが含まれる。吸収性コアの形状および構造もまた変化しうる(例えば、 吸収性コアは、変化する厚さゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、または低平均 密度および低平均坪量獲得ゾーンを有しうるし、または1以上の層または構造を 含みうる)。しかしながら、吸収性コアの全吸収能力は、プル・オンおむつ10 の設計負荷および意図される用途と合致すべきである。さらに、吸収性コアの大 きさおよび吸収能力は、乳幼児から成人までの範囲を取る着用者に適合して変化 しうる。 吸収性コアの好ましい態様は、非対称の、修正された砂時計形を有し、着用者 の身体に向く身体表面(内側表面)および身体表面の反対側の着衣表面を有する 。広範な受容と商業的成功を達成した吸収性コアとしての使用のための典型的な 吸収構造は、米国特許第5,360,420号において記載されている。好まし くは、吸収性コアは、米国特許第4,610,478号において記載されている 様に、化学的に硬化されたセルロース性繊維の獲得/分散層および木材パルプ繊 維と超吸収性材料との混合物を含む獲得/分散層の下に配置される貯蔵層を含む 。 プル・オンおむつ10はまた、好ましくは、プル・オンおむつ10の内部に、 および内部からの、空気および水蒸気の通過を可能とするための切れ込み(ve nt)または開孔を備えうる。好ましい態様において、開孔はサイドパネルに位 置する。この形状で、身体排出物が吸収性コアに隣接する領域から漏れ出ること が防止されるがしかし、空気および水蒸気は、製品が身体の発汗により過剰に濡 れて、着用して不快にならないように通気して製品において交換されることが可 能とされる。切れ込みは、加えて、プル・オンおむつ10の他のパネルにおいて またはウエストバンドのようなプル・オンおむつ10の特徴のあるものについて 与えられうる。プル・オンおむつ10は、好ましくは、サイドパネルの中に複数 の切れ込みを有するであろうし、切れ込みは、大きなおよび小さな開孔の規定さ れたパターンの中に配置される。呼吸性は代わりに、当該技術において公知であ るもののような空気または蒸気透過性材料でプル・オンおむつ10の材料を作る ことにより与えられうる。例えば、シャーシ層は、呼吸性(蒸気透過性)である がしがし液体不透過性のプラスチックフィルムを含みうるであろう。弾性パネル 部材は、プル・オンおむつ10の呼吸性を更に高めるために、発泡体、スクリム 、不織布または呼吸可能なエラストマー性フィルムのような開放材料でありうる 。特に好ましい態様において、ウエストバンドは、水蒸気がプル・オンおむつ1 0の前方部分11および後方部分12から逃げ出ることを可能とするように呼吸 性である。呼吸性は、その構造のために比較的呼吸可能な材料を選択することに よりおよび/またはサイドパネルにおけるストレッチ積層体についてここで記載 されているようにウエストバンドを開孔するかまたは切れ込みを入れることによ り、ウエストバンドに与えられうる。もう1つの態様において、ウエストバンド は、疎水性、親水性、または組み合わせの疎水性/親水性部材でありうる。親水 性ウエストバンドは、皮膚が水和するようになることから保護するために水分を 着用者の皮膚から引き離すために用いられうる。代わりに、疎水性ウエストバン ドは、おむつ10により吸収される流体が腰部開放を通して漏れ出ることを防止 するために用いられうる。組み合わせの疎水性/親水性ウエストバンドは、おむ つ10により吸収される流体が腰部開放を通して漏れ出ることを防止するために 用いられうる一方で、また、皮膚が水和されるようになることから保護するため に水分着用者の皮膚から引き離す。 本発明はまた、使い捨てプル・オンおむつ10を作る方法に関する。図11に 関して、前方部分11のサイドパネルを後方部分12のサイドパネルに結合する 前に、サイドフラップすなわち引き剥がし開放タブ17は、重なるサイドシーム 15の最も外側の部分を最終的には形成するサイドパネルのサイドエッジ14か ら切り出される。この態様のために、引き剥がし開放タブ17は、後方部分12 のサイドパネルのサイドエッジ14から切り出される、すなわち、引き剥がし開 放タブ17は、サイドパネルのサイドエッジ14の外側よりに配置される。別の 態様において、後方部分12のサイドパネルは前方部分11のサイドパネルに結 合されうるし、このために、引き剥がし開放タブ17は前方部分11のサイドパ ネルのサイドエッジ14がら切り出される。引き剥がし開放タブ17は好ましく は容易な取り扱いのために曲線の形態を有し、好ましくは、腰部領域、脚部領域 または腰部領域と脚部領域とのあいだの領域のいずれかに対応するサイドパネル のサイドエッジ14に沿って配置される。引き剥がし開放タブ17を作り出すの に余分な材料は必要とされない。従って、引き剥がし開放タブ17はプル・オン おむつ10の一体(integral)部分である。その様な一体構造に対して の代わりは、当該技術において周知の手段を用いての組み立ての前のシャーシの 前方部分11のサイドパネルのサイドエッジ14かまたは後方部分12のサイド パネルのサイドエッジ14のいずれかに取り付けられうる引き剥がし開放タブ1 7である。 プル・オンおむつ10は、介護者により着用されうるかまたは着用者により自 身で着用されうる。典型的には、腰部開口は、着用者がその足の一方を脚部開口 16の一方に挿入することを可能とするように拡張されるであろう。他方の足が 次いで他方の脚部開口16に挿入される。プル・オンおむつ10は次いで、着用 者の胴体までその着用位置に引き上げられる。ストレッチ積層体により作り出さ れる力の壁は特に、更なる拡張よりもむしろおむつ10が臀部まで引き上げられ るようにさせることによりプル・オンおむつ10の自身での着用を助ける。プル ・オンおむつ10は次いで着用され、排出された身体滲出物を含有し保持しうる 。プル・オンおむつ10は、重なっているサイドシーム15の最も外側の部分を 形成するサイドバネルのサイドエッジ14の外側寄りに配置される引き剥がし開 放タブ17を引き剥がして開放することにより着用者から除去される。 図1は、本発明のもう1つの側面による使い捨てプル・オンおむつ20の斜視 図である。図1を参照すると、プル・オンおむつ20は、前方領域26、後方領 域28および前方領域26と後方領域28との間のクロッチ領域30を有するシ ャーシ41を含む。シャーシ41は、液体透過性トップシート80、トップシー ト80と結合する液本不透過性バックシート22、およびトップシート80とバ ックシート22との間に配置される吸収性コア84(図1において示されていな い)を含む。プル・オンおむつ20は更に、前方領域26におけるシャーシ41 の対応する側面からそれぞれ横に外側に伸びるフロントサイドパネル46、およ び後方領域28におけるシャーシ41の対応する側面からそれぞれ横に外側に伸 びるバックサイドパネル48を含む。プル・オンおむつ20は更に、フロントお よびバックサイドパネル46および48のそれぞれからそれぞれ横に外側に伸び るシームパネル66を含み、そのシームパネル66からそれぞれ横に外側に伸び る引き剥がし開放タブ31を含む。プル・オンおむつ20の好ましい例は、19 96年10月29日のビュエル(Buell)らへの米国特許第5,569,2 34号において開示されている。 本発明のフロントおよびバックサイドパネル46および48は、シャーシ41 の対応するサイドエッジから横に外側に伸びるいずれの部材であっても良い。好 ましい態様において、フロントおよびバックサイドパネル46および48のそれ ぞれは、シャーシ41から横に外側に突出する突き出した部材である(図2およ び3においてより明確に示される)。好ましくは、フロントサイドパネル46お よびバックサイドパネル48は、プル・オンおむつの一体的要素である(すなわ ち、それらはプル・オンおむつに固定された分離して取り扱われる要素ではなく 、むしろ、プル・オンおむつの1以上のさまざまの層の延長から形成され、延長 そのものである)。より好ましくは、シームパネル66のそれぞれは、対応する フロントおよびバックサイドパネル46および48の延長であり、または構成部 分の少なくとも1つはそこで用いられる要素であり、または要素のいずれか他の 組み合わせである。好ましくは、引き剥がし開放タブ31のそれぞれは、対応す るシームパネル66の延長であり、またはその構成部分の少なくとも1つはそこ で用いられる要素であり、または要素のいずれか他の組み合わせである。好まし い態様において、フロントおよびバックサイドパネル46および48は、シャー シ41から連続的に伸びる連続部材である。より好ましくは、フロントおよびバ ックサイドパネル46および48の少なくとも一方、好ましくは両方は、シャー シ41の一部であり、シャーシ41から連続的に伸びる連続的なシートまたはフ ィルム材料42を含む。別の態様において、フロントおよびバックサイドパネル 46および48は、シャーシ41のサイドエッジに取り付けられる分離した部材 (図においては示されない)である。 好ましい態様において、フロントおよびバックサイドパネル46および48は 、少なくとも横方向において弾性的に伸長可能である。ここで用いられるものと して、「弾性的に伸長可能」という術語は、張力(サイドパネルについては典型 的には横張力)が掛けられるときには少なくとも1方向(好ましくはサイドパネ ルについては横方向)に伸長し、張力が除かれるときにはほぼその以前の大きさ および形状に回復するセグメントまたは部分を意味する。より好ましくは、フロ ントおよびバックサイドパネル46および48は、横および縦方向の両方におい て弾性的に伸長可能である。 プル・オンおむつ20は更に、重合シーム構造を作るために重合様式で対応す るシームパネル66をそれぞれ結合させ、それにより2つの脚部開口34および 腰部開口36を形成するシーム32を含む。本発明のシーム32の結合は、シー ムパネルにおいて用いられる具体的な材料について適切な技術において公知のい ずれか適切な手段により実施されうる。従って、超音波シーリング、熱シーリン グ、圧力結合、接着剤または粘着結合、縫合、自溶(autogeneous) 結合などが適切な技術でありうる。好ましくは、シームパネル66は、熱/圧力 のパターンまたは超音波溶接により結合される。 連続ベルト38が腰部開口36の回りに形成される。連続ベルト38は、適合 力(fitment force)を動的に作り出し、着用の間に動的に発生す る力を分散させるように働く。従って、プル・オンおむつ20は、好ましくは、 シャーシ層40、第1ベルト層42および第2ベルト層44を含む。好ましくは 、弾性的腰部形態50は、前方領域26および後方領域28の両方に与えられる 。プル・オンおむつ20は加えて、弾性的脚部形態52を含む。より好ましくは 、開孔または切り込み(vent)(図示されていない)が、呼吸性および通気 性を与えるためにプル・オンおむつ20の少なくともサイドパネル46および4 8において与えられる。第1のベルト層42および第2のベルト層44は好まし くは布の外観を有する不織ウエブであり、シャーシ層40は好ましくはプラスチ ックフィルムであるので、プル・オンおむつ20は、クロッチ領域において知覚 される封入の利益を有する一方で腰部領域において着衣のような快適さおよび感 触を有することを介護者(caregiver)および着用者が知覚する独特の 美 観を有する 腰部および脚部の両方に沿って力を分散させることにより滲出物を負荷された とき、連続ベルト38は、着用者に対してプル・オンおむつ20を最初に快適に 適合させ、かなり経過した着用時間にわたってこの適合を持続させることにより 、より快適で輪郭に合せた適合を提供するようにサイドパネル46および48に おいて弾性的に伸長可能である。と言うのは、プル・オンおむつの側面は伸長し 、収縮しうるからである。連続ベルト38は、以下に規定されるように多数の異 なる材料および層から形成されうる。 図2は、さまざまのパネルおよび互いに関してのその配置を描写するその平坦 に伸ばされた、収縮されていない状態において、図1のプル・オンおむつ20の 単純化された平面図を示す。プル・オンおむつ20は、メインパネル56および 1対の脚部フラップパネル58を含むクロッチ領域30、ウエストバンドパネル 60および中間パネル62を含むセントラルパネル、フロントサイドパネル46 、およびシームパネル66を含む前方領域26、並びにウエストバンドパネル6 0’および中間パネル62’を含むセントラルパネル、バックサイドパネル48 、シームパネル66’および引き剥がし開放タブ31を含む後方領域28を有す る。吸収性コア84は典型的には、ベルトの中間パネル62および62’に伸び るけれども、吸収性コア84(図2においては示されていない)は一般的にはメ インパネル56の中に位置する。と言うのは、滲出物は典型的にはこの領域に排 出されるからである。 図2において示される態様において、脚部フラップパネル58は、メインパネ ル56のそれぞれのサイドエッジ68から、およびそれに沿って一般的に横に外 側に伸びる。それぞれの脚部フラップパネル58は一般的に、弾性的脚部形態5 2の少なくとも一部を形成する(図3において示される)。連続ベルト38(前 方領域26および後方領域28)は、クロッチ領域30(メインパネル56およ び脚部フラップパネル58)のそれぞれの横端部69からおよびそれに沿って一 般的に縦に外側に伸びる。前方領域26において、中間パネル62は、クロッチ 領域30の横端部69からおよびそれに沿って一般的に縦に外側に伸びる。ウエ ストバンドパネル60は、中間パネル62からおよびそれに沿って一般的に縦に 外側に伸びる。サイドパネル46はそれぞれ、セントラルパネル(パネル60お よび62)からおよびそれに沿って一般的に横に外側に伸びる。シームパネル6 6はそれぞれ、それぞれのサイドパネル46からおよびそれらに沿って一般的に 横に外側に伸びる。後方領域28において、中間パネル62’は、クロッチ領域 30の他方の横端部69からおよびそれに沿って一般的に縦に外側に伸びる。ウ エストハンドパネル60’は、中間パネル62’からおよびそれに沿って一般的 に縦に外側に伸びる。サイドパネル48はそれぞれ、セントラルパネル(パネル 60’および62’)からおよびそれに沿って一般的に横に外側に伸びる。シー ムパネル66’はそれぞれ、それぞれのサイドパネル48からおよびそれに沿っ て一般的に横に外側に伸びる。引き剥がし開放タブ31はそれぞれ、それぞれの シームパネル66’からおよびそれに沿って一般的に横に外側に伸びる。使い捨 て手段33がそれぞれの引き剥がし開放タブ31について与えられる。前方領域 26、加えてそのパネルもまた、エンドエッジ70、レッグエッジ71、および サイドエッジ72を有する。後方領域28、加えてそのパネルもまた、エンドエ ッジ70’、レッグエッジ71’、およびサイドエッジ72’を有する。クロッ チ領域30はレッグエッジ74を有する。 ウエストバンドパネル60は、腰部開放36の中央部分においてプル・オンお むつ20をよりよく適合させるために、好ましくは弾性的に伸長可能であり、よ り好ましくは弾性的に収縮可能であるかまたはギャザーリングされている。中間 パネル62は、使用の間の吸収性コア84の一体性を維持するためにギャザーリ ングされていない。中間パネル62および62’は弾性的に伸長可能(しかしギ ャザーリングされていない)でありうるけれども、それらは好ましくは伸長可能 でない。 図3は、前方領域26および後方領域28がシーム32により互いに結合され る前の、バックシート22が見る者に面している、その平坦に伸ばされた収縮し ていない状態における(すなわち、サイドパネル46および48がその弛緩した 状態のままにされていることを除いて弾性的に誘発された収縮が引き伸ばされた 状態での)図1のプル・オンおむつ20の一部切欠平面図である。プル・オンお むつ20のバックシート22は、使用時の着用者の身体から離れて配置する部分 を含む。示される態様において、プル・オンおむつ20のバックシート22は、 前方領域26において第1のベルト層42、後方領域28において第2のベルト 層44、およびクロッチ領域30においてシャーシ層40を含む。(おむつの内 側表面24は、バックシート22の反対側にあり、使用時に着用者の身体に隣接 して配置されるおむつの部分を含む。) 図3において示される態様において、シャーシ層40は好ましくは、前方領域 26、後方領域28、およびクロッチ領域30を規定する連続シートまたはウエ ブを含む。従って、シャーシ層40は、プル・オンおむつの1次層(strat um or layer)である。(ここで用いられるものとして、「層」とい う術語は、層が実際には必要なタイプの材料の積層体またはシートもしくはウエ ブの組み合わせを含みうると言う点において、要素を材料の単一の層に必須のも のとして限定しない。)シャーシ層40は内側表面76(図3において示されて いない)および外側表面77を有する。シャーシ層40の内側表面76および外 側表面77は、その配向において、プル・オンおむつ20の内側表面24および バックシート22と一致する。シャーシ層40は好ましくは前方領域26、後方 領域28、およびクロッチ領域30を規定するので、シャーシ層40は、以前に 規定されたものとしての対応する領域およびパネルをもまた有する。(単純さの ために、これらの領域およびパネルは、図2において示される様な対応するプル ・オンおむつ領域およびパネルと同じ参照番号により図面中で表されている。) 第1のベルト層42は、前方領域26においてシャーシ層40の外側表面77上 に配置され、一方のサイドエッジ72から他方のサイドエッジ72に前方領域2 6にわたって連続的に横に伸び、エンドエッジ70から少なくともレッグエッジ 71に縦に伸びる。第1のベルト層42は好ましくはシャーシ層40に結合する 。第2のベルト層44は、後方領域28においてシャーシ層40の外側表面77 上に配置され、一方のサイドエッジ72’から他方のサイドエッジ72’に後方 領域28にわたって連続的に横に伸び、エンドエッジ70’から少なくともレッ グエッジ71’に伸びる。第2のベルト層44は、好ましくはシャーシ層40に 結合する。したがって、シャーシ層40との組み合わせにおいてそれぞれのベル ト層は、着用者の腰部の回りに(図1において示される様に)連続的なベルト3 8 を形成する。以下に詳細に説明される様に、このベルトは、プル・オンおむつ2 0)の適合性および封じ込め特性を高めるために、さまざまなゾーンにおいてさ まざまな弾性的伸長特性を有する。 弾性的に伸長可能なストレッチ積層体は、前方領域26および後方領域28の 両方のそれぞれのサイドパネル46および48において形成される。それぞれの フロントサイドパネル46は少なくともサイドパネルおよびそれに結合する弾性 的パネル部材78において第1のベルト層42の一部を含み、この特定の態様に おいて、シャーシ層40の一部はサイドパネルを形成する。好ましくは、弾性的 パネル部材78はシャーシ層40と第1のベルト層42との間に配置され、より 好ましくはエンドエッジ70から縦に伸び、最も好ましくはレッグエッジ71に 伸びる。それぞれのリヤサイドパネル48は少なくともそれぞれのサイドパネル およびそれに結合する弾性的パネル部材78’において第2のベルト層44の一 部を含み、この特定の態様において、シャーシ層40の一部はサイドパネルを形 成する。好ましくは、弾性的パネル部材78’はシャーシ層40と第2のベルト 層44との間に配置され、より好ましくは、エンドエッジ70’から縦に伸び、 最も好ましくはレッグエッジ71’に伸びる。図3において示されるプル・オン おむつの態様において、それぞれのサイドパネルは好ましくは更に、サイドパネ ルにおけるトップシート80の一部(バリヤ層)を含む。それぞれのサイドパネ ルは、サイドパネルが少なくとも横方向において弾性的に伸長可能であることを 可能とするために機械的に伸長させられるかまたは引張られる(力線により示さ れる)。(横方向(x方向または幅)は、プル・オンおむつの横中心線に対して 平行な方向として定義される。縦方向(y方向または長さ)は、縦中心線に対し て平行な方向として定義される。および軸方向(z方向または厚さ)は、プル・ オンおむつの厚さを通して伸びる方向として定義される。) 弾性的腰部形態50は、前方領域26のウエストバンドパネル60または後方 領域28のウエストバンドパネル60’、または好ましくは前方領域26および 後方領域28の両方において与えられる。弾性的腰部形態50は、セントラルパ ネルにおいて着用者の腰部に動的に適合し、一致する様に、弾性的に伸長可能な 部材、好ましくはギャザーリングされた弾性的に収縮可能な部材を提供する。示 される態様において、弾性的腰部形態50は、好ましくは、弾性的に収縮可能な 状態でウエストバンドパネルにおいて、好ましくはトップシート80の1次層に 有効に結合する一体的ウエストキャップ/ウエストバンド82を含む。一体的ウ エストキャップ/ウエストバンド82は、プル・オンおむつ20の腰部開放から 外に滲出物が漏れることに対する障壁として、並びに着用者の腰部の回りにプル ・オンおむつ20の適合を与える収縮可能なウエストバンドとして機能する。最 も好ましい態様において、一体的ウエストキャップ/ウエストバンドもまた腰部 開放に隣接してプル・オンおむつの水蒸気を外に通気することを可能とするよう に呼吸可能である。 図3において示される態様において、プル・オンおむつ20は、クロッチ領域 30において脚部での適合を向上させるように弾性的脚部形態52もまた与えら れている。プル・オンおむつ20は加えて、排出された滲出物を含有する様に、 連続ベルトとともに働く吸収アセンブリを提供するトップシート80およびトッ プシート80とシャーシ層40との間に位置する吸収性コア84(図示せず)を 含む。 図4は、前方領域26において図3の線4−4に沿って取られたプル・オンお むつ20の断面斜視図である。シャーシ層40は、プル・オンおむつ20の1次 層(primary strata or layer)を形成することが示さ れ、内側表面76および外側表面77を有する。第1のベルト層42は、前方領 域26においてプル・オンおむつ20のバックシート22を形成する様に、シャ ーシ層40の外側表面77上に位置する。弾性的パネル部材78は、好ましくは 第1のベルト層42とシャーシ層40との間に位置する。トップシート80は、 シャーシ層40の内側表面76上に位置し、それに結合する。トップシート80 は好ましくは、液体透過性1次層86および2つのバリヤ層88を含む。バリヤ 層88は、1次層86からサイドエッジ72に横に外側に伸びる。それぞれのバ リヤ層88はフラップ部分90およびスタンドアップ部分92を含む。スタンド アップ部分92は、弾性的スペーサー部材94のギャザーとなる力がスタンドア ップ部分92を、使用時にバリヤまたは壁となるバリヤカフス93を形成するよ うに1次層86の表面から離れて立ち上がらせることを可能とするように1次層 86に結合される。フラップ部分90は、スタンドアップ部分92(近位端)か らサイドエッジ72に横に外側に伸びる。吸収性コア84は、好ましくは、1次 層86とシャーシ層40との間に位置する。後方領域28の構造は、好ましくは 前方領域26の構造と同一である。 図5は、前方領域26および後方領域28がシームにより互いに結合される前 のプル・オンおむつ20の内側表面24が見るものに面している状態でのその平 坦に伸ばされた収縮されていない状態における(すなわち、サイドパネルがその 弛緩した状態のままであるサイドパネルであることを例外として弾性的に誘発さ れた収縮が引き伸ばされた状態での)図1において示されるプル・オンおむつ2 0の一部切欠平面図である。身体滲出物を含有するのに必要な吸収性を提供する ために、プル・オンおむつ20は液体透過性トップシート80およびトップシー ト80とシャーシ層40との間に位置する吸収性コア84を含む。図5において 示される態様において、トップシート80は、好ましくは、互いに結合する3つ の別個の層を含む。液体透過性1次層86は、液体を製品に急速に吸収させるた めに吸収性コア84上に配置される。バリヤ層88は、1次層86に結合し、切 り裂きまたは引き剥がしなしにサイドパネルが機械的に伸長されることを可能と する一方でプル・オンおむつ20の側面に沿ってバリヤカフス93を提供するよ うに好ましくは延伸可能であり、より好ましくは疎水性である。バリヤ層88は 、弾性的脚部形態52のさまざまの構成部分を提供するようにフラップ部分90 およびチャンネルまたはスタンドアップ部分92を有する。弾性的脚部形態52 は好ましくはガスケットカフス91およびバリヤカフス93を含む。ガスケット カフス91は、好ましくは、クロッチ領域30のレッグフラップパネルにおいて シャーシ層40とバリヤ層88のフラップ部分90との間で、シャーシ層40、 バリヤ層88、または両方に有効に結合する1以上の弾性的脚部部材96により 好ましくは形成される。バリヤカフス93は、好ましくは、フラップ(バリヤ層 88のスタンドアップ部分92)、スタンドアップ部分92の縦末端を1次層8 6に固定するための閉鎖手段98、およびスタンドアップ部分92に有効に結合 する弾性的スペーサー部材94により形成される。 サイドパネル46および48における弾性的伸長性は、多数の異なる材料およ び形状により与えられうる。ベルトのさまざまの構成部分(例えば、ベルト層ま たはシャーシ層)は、通常の弾性材料を含みうるし、またはベルトのサイドパネ ルは、多数の異なる弾性的積層構造から構築されうる。例えば、ベルトのサイド パネルは、1975年1月14日にビュエルに発行された「使い捨ておむつのた めの収縮可能な側面部分(Contractable Side Portio ns For A Disposable Diaper)」と言う表題の米国 特許第3,860,003号において記載されているような弾性的に収縮可能な 状態における1以上の非弾性的構成部分(ベルト層またはシャーシ層または両方) に有効に結合する弾性材料を含みうる。それとは別に、サイドパネルは、199 5年2月9日に公開されたザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーのWO95 /03765、「弾性的挙動を示すウエブ材料(Web Materials E xhibiting Elastic−like Behavior)」において 記載されているような構造的弾性的フィルム(SELF)ウエブを含みうる。ベ ルトのサイドパネルは、当該技術において公知である多数の異なる伸長性または 弾性材料から構築されうるけれども、1以上、および好ましくはそれぞれのベル トのサイドパネルはストレッチ積層体で構築される。 本発明の好ましい態様において、弾性パネル部材78は、サイドパネル46お よび48が少なくとも横方向において弾性的に伸長可能であることを可能とする ようにサイドパネル46および48において、好ましくはシャーシ層40とベル ト層42および44との間に有効に結合される。(特にゼロ歪ストレッチ積層体 としての)弾性パネル部材としての使用にとって特に適切であることが見出され たエラストマー性材料は、名称PA18−2870の下でオハイオ州シンシナチ のクロペイ・コーポレーション(Clopay Corporation)によ り作られるかまたはテキサス州ベイタウンのエクソン・ケミカル由来のエクソン 500シリーズ弾性フィルムのような好ましくは0.05mm〜0.064mm (0.002in〜0.0025in)の厚さを有するスチレンブロックコポリ マー系弾性フィルムである。弾性パネル部材としての使用にとって適切な他のエ ラストマー性材料には、「生」合成または天然ゴム、他の合成または天然ゴム発 泡体、(熱収縮性エラストマー性フィルムを含む)エラストマー性フィルム、エ ラストマー性製織または不織ウエブ、スクリム、エラストマー性複合材料などが 含まれる。より好ましくは、弾性パネル部材78はエラストマー性スクリム材料 である。その様なエラストマー性スクリム材料には、複数の開孔を有する網状開 放構造を形成する、複数の第2のストランドと交差する複数の第1のストランド が与えられる。それぞれの開孔は少なくとも2本の隣接する第1のストランドお よび少なくとも2本の隣接する第2のストランドにより規定され、それで、開孔 は形態として実質的に長方形である。好ましいエラストマー性スクリムは、名称 TN2514の下でコンウェド(Conwed)・プラスチックス・カンパニー により製造される。 より好ましい態様において、弾性パネル部材は、実質的に張力を掛けられてい ない(ゼロ歪)状態である一方で、それらをシャーシ層40、ベルト層42およ び44、またはそれら両方に固定することによりサイドパネルにおいて有効に結 合される。弾性パネル部材を含む得られる複合材料ストレッチ積層体の少なくと も一部は次いで、ストレッチ積層体の非弾性構成部分(シャーシ層、バリヤ層、 およびベルト層)を恒久的に伸長させるのに十分な機械的伸長に供される。複合 材料ストレッチ積層体は次いで、その実質的に張力を掛けられていない状態に回 復するようにさせられる。サイドパネルはしたがって、「ゼロ歪」ストレッチ積 層体に形成される。(代わりに、弾性パネル部材は張力を掛けられた状態で有効 に結合し、ついで機械的伸長に供され得たであろう。これは、「ゼロ歪」ストレ ッチ積層体ほどは好ましくないけれども。)ここで用いられるものとして、「ゼ ロ歪」ストレッチ積層体という術語は、実質的に張力を掛けられていない(「ゼ ロ歪」)状態にある間にその共に伸長する表面の少なくとも一部に沿って互いに 固定される材料の少なくとも2プライで構成される積層体を称する。プライの一 方は伸長可能でありエラストマー性である材料を含み(すなわち、加えられた張 力が開放された後に実質的にその張力を掛けられていない寸法に回復する)、第 2のプライは伸長可能である(がしかし、エラストマー性である必要はない)、 それで、伸長させる際に、第2のプライは、少なくともある程度まで、恒久的に 延長され、それで、加えられた張力の開放の際に、その元の変形されていない形 状に完全には回復しない。得られるストレッチ積層体はそれにより、最初の伸長 の方向において、少なくとも最初の伸長の点まで弾性的に伸長可能にされる。ス トレッチ積層体を作るために用いられる特に好ましい方法および装置は、構成部 分を機械的に伸長する噛み合わせ波形ロールを利用する。特に好ましい装置およ び方法は、1992年12月1日にウエーバー(Weber)らに発行された米 国特許第5,167,897号、1990年10月20日にビュエルらに発行さ れた米国特許第5,156,793号、および1992年9月1日にウエーバー らに発行された米国特許第5,143,679号において開示される。 連続ベルト38は、身体滲出物が負荷されたときでさえ着用者についてプル・ オンおむつを維持し、したがって、着用者に対して極めて近接して吸収性コアを 維持し、腰の回りに着用する間に動的に発生する力を分散し、それによりプル・ オンおむつの中間パネルにおいて吸収性コアを結び付けるかまたは集中させるこ となく吸収性コアのための補足の支持を提供するために、着用者について位置す るときにプル・オンおむつ20において適合力を動的に作り出すように働く。そ のベルトは、腰部開放のまわりの、あるセグメントにおいて弾性的に伸長可能で あり、他のセグメントにおいて少なくとも弾性的に伸長可能であり、好ましくは 弾性的に収縮可能であり、脚部開放の一部について弾性的に伸長可能であり、吸 収性コアが位置する中間パネルにおいてギャザーリングされていないかまたは集 中していないように設計される。ベルトの弾性的伸長性は、プル・オンおむつが より容易に着用されることを可能とするために、それを超えてベルトが弾性的に 伸長しない「フォース/エクステンション・ウォール」をもまた有する。と言う のは、おむつが過剰に伸長せず、それにより製品が臀部を越えてより容易にスラ イドすることを可能とするためである。この「フォース/エクステンション・ウ ォール」は、自身で製品を着用し、その臀部を越えて完全に伸長可能な製品を完 全に引き上げ位置させることが不可能であろう小児のために特に重要である。そ のベルトは、吸収性コアを包囲するベルトウエブについてより良い着用圧力をも また管理する。得られるおむつは、着用者の腰のまわりのその適合においてより かさばらない。吸収性コアを横切るベルトの連続とともにある吸収性コアにわた ってのベルトにおけるギャザーリングまたは収縮の欠如は、着用の間に身体に対 して吸収性コアを圧縮する傾向があるベルトにおいて発生する環状圧力に基づく 連続垂直力を提供することにより向上した適合をもまた提供する。従って、その 吸収性コアは、吸収性コアの領域にわたって弾性的収縮またはギャザーリングを 提供するおむつまたはベルトをその全長の範囲で集中させず、その全長にわたっ て吸収性コアの領域のまわりの環状圧力を分散させないおむつより、より近接し て、より快適で、より隙間のない方式で維持される。 シームパネル66および66’は、規定された腰部開放36および脚部開放3 4を形成するように製造者により互いにつなぎ合わされるかまたは結合されるこ とが企図される部分である。図2において示される様に、シームパネル66およ び66’はそれぞれ、それぞれのサイドパネル46および48からサイドエッジ 72または72’に横に外側に伸び、エンドエッジ70または70’からレッグ エッジ71または71’に一般的に縦に伸びる。シームパネルは好ましくは、シ ャーシ層および、ベルト層およびトップシートのような他の要素、またはこれら の要素のいずれか他の組み合わせの延長である。好ましい態様において、それぞ れのシームパネルは、シャーシ層、ベルト層、弾性的パネル部材、およびトップ シートのバリヤ層の一部により形成される。(シームパネルにおいて、ストレッ チ積層体は、好ましくは、機械的伸長により活性化されない。所望であれば、こ の領域において付加的な伸長性を提供しうるけれども。) より好ましい態様において、シーム32は、シームが引き剥がし開放タブ31 を用いることにより容易に引きはがされて開放されうるようにあらかじめ決定さ れたシームパターンを有する。好ましくは、シーム32は、個別の結合または、 例えば図6において示される様なクラスター4a、4b,4cおよび4dとして クループとされている結合の断続的なパターンを含む。この態様において、シー ム32は4つのクラスター4a〜4dを含む。他の適切なシームは、2、3、5 、またはそれ以上のようないずれかの数のクラスターを有しうる。いずれの形態 の結合および/またはクラスターも、シームが引き剥がし開放タブ31を用いる ことにより、容易に引き剥がして開放されうる限り用いられうる。結合および/ またはクラスターの好ましい形態には、円形、楕円形、三角形および長方形が含 まれる。 隣接するクラスター4a〜4dの間の離間は、シーム32の中にギャップすな わち結合されない部分5a〜5cを作り出す。おむつ20が着用されるとき、シ ーム32は、着用者の動きとともに歪む傾向がある。隣接するクラスターのあい だの離間でのシーム32の歪みは、おむつを通気する、使用のあいだに空気をお むつの内部および外部に動かすチャンネルを作り出す。従って、シーム32の結 合されていない部分(すなわち、すべての個別の離間距離の合計)は、シームの 呼吸性、したがって、おむつ20の呼吸性を決定する。シーム32の結合されて いない部分が増加するとき、それはおむつの呼吸性を増加させる。しかしながら 、シーム32の結合されていない部分が増加すると、シーム32の強度が減少す る。好ましくは、シーム32の結合されていない部分は、シーム32に沿って脚 部開放34から腰部開放36まで測定されたとしてシーム全長の約20%から約 65%の範囲を取る。適切なシームの例は、シーム全長の約30%、35%また は40%を含む結合されていない部分を有する。約20%を下回る結合されてい ない部分は一般的に望ましくない。と言うのは、それは十分な量の内部の空気に ついておむつを通気することを許容しないからである。約65%を超える結合さ れていない部分もまた一般的に望ましくない。と言うのは、それは十分な量の内 部の空気についておむつを通気することを許容するがしかし、着用の間におむつ にかかる強い力および圧迫に耐えるほど十分に強力ではないからである。 好ましいシームパターンには、シームが引き剥がし開放タブ31を用いること により容易に引き剥がされて開放されうるようにシームパネル66のあいだで変 化する結合強度を提供する異なるシーム強度パターンが含まれうる。好ましい態 様において、結合強度のそのような制御は、シームパネル66において含まれる ポリマー性材料の量を変化させることによりなされうる。結合強度を増加させる ために、例えば、シームパネル66を形成する要素において含まれるポリマー性 材料の量は、大きな坪量の不織材料、厚いプラスチックフィルムを用いることに より、またはシームパネル66に材料の付加層を導入することにより増加させら れうる。例えば、付加的なプラスチックフィルムまたは不織ウエブはシームパネ ル66に結合されうる。代わりに、おむつを形成する層は、シームの意図される 領域を超えて伸ばされ、シームパネルに付加層を導入するためにシームパネルに 折り戻されうる。これらのタイプのシームの例は、上記参照される米国特許第5 , 236,430号において記述される。 好ましい態様において、引き剥がし開放タブ31は、シームパネル66のエッ ジに沿っていずれの場所にも配置されうる。図6において示される態様において 、引き剥がし開放タブ31は、クラスター4aおよび4bの両方にほぼ等しく近 接している離間5aの外側に伸びた部分に配置される。 好ましくは、引き剥がし開放タブ31の位置は、脚部開口34と腰部開口36 とのあいだに偏らせられる。好ましい態様において、引き剥がし開放タブの位置 は腰部開口36より脚部開口34に近い。より好ましい態様において、引き剥が し開放タブ31の位置は、図6において示される様に脚部開口34より腰部開口 36により近い。引き剥がし開放タブ31の偏った位置は、そこから使用者が指 でおむつの引き剥がし開放を開始すべき位置を使用者に示す。 図7Aは、シームパネル66を結合させることにより形成される重合シーム構 造32を示す。この図において、シーム要素32の1つは、説明のためにその厚 さおよび幅について誇張されて描かれている。矢印F1およびF2は、おむつ2 0が着用されるときに発生する力を示し、したがって、フロントおよびバックサ イドパネル46および48を通してシームパネル66および66’におけるシー ム要素32に掛けられる。重合シーム構造は、着用者の腰部領域についてプル・ オンおむつを維持するのに必要とされる必要なシーム強度を提供する。図7Bは 、着用者からおむつを除去する間にプル・オンおむつが引き剥がされて開放され るときに引き剥がし開放タブ31およびフロントサイドパネル46のそれぞれに 掛けられる力F3およびF4を示す。対向する力F3およびF4は、バックサイ ドパネル48のシームパネル66’からフロントサイドパネル46のシームパネ ル66を分離するように有効に働くので、引き剥がし開放タブ31の偏らせられ た位置は、脚部開口34また腰部開口36に近接して位置する具体的なシーム要 素32で引き剥がし開放力F3の集中を引き起こす。従って、プル・オンおむつ 20は、使用者が小さな力を掛けることにより脚部開口34または腰部開口36 から引き剥がされて開放されうる。 より好ましい態様において、プル・オンおむつ20は更に、プル・オンおむつ が簡便な使い捨てを提供する形状に固定されることを可能とするための引き剥が し開放タブ31に結合された使い捨て手段33を含む。使い捨て手段33の好ま しい例は図8において示される。好ましい態様において、引きはがし開放タブ3 1は内部表面35および外部表面37(図9において示される)を有する。使い 捨て手段33は、使い捨て手段33が引き剥がし開放タブ31とフロントサイド パネル46との間に位置し、図1に示される様にそれらのあいだに隠される様に 、引き剥がし開放タブ31の内部表面35に結合する。 使い捨て手段33は、プル・オンおむつ20が簡便な使い捨てを準備する形状 に固定されることを可能としうるいずれの材料でもありうる。好ましい態様にお いて、使い捨て手段は、使い捨てのためにバックシート22の少なくとも一部ま たはフロントおよびバックサイドパネル46および48の一方と係合しうるかま たはそれらに粘着しうる材料である。好ましい態様において、使い捨て手段33 は、使い捨てのためにバックシート22とともに機械的ファスナーシステムを構 成する機械的ファスナー要素を含む。別の好ましい態様において、使い捨て手段 33は、使い捨てのためにフロントおよびバックサイドパネル46および48の 一方とともに機械的ファスナーシステムを構成する機械的ファスナー要素を含む 。機械的ファスナー要素は、ボタン、スナップ、フックファスナー材料、または ループファスナー材料のような閉鎖を達成するためのいずれかの公知の手段を含 みうる。 機械的ファスナーシステムは当該技術において公知のいずれかの機械的ファス ナーを含みうる。機械的ファスナー構成部分を含む典型的なファスナーシステム は、1991年10月22日にトマス(Thomas)に発行された「機械的フ ァスナー突起(Mechanical Fastening Prong)」と 言う表題の米国特許第5,058,247号、1989年9月26日にスクリッ プス(Scripps)に発行された「吸収製品の使い捨てのための接着テープ 使い捨て手段を伴う機械的ファスナーシステム(Mechanical Fas tening Systems With Adhesive Tape Di sposal Means For Disposal of Absorbe nt Articles)」と言う表題の米国特許第4,869,724号、お よび1989年7月11日にスクリップスに発行された「改善されたファスナー デバイスを有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Ha ving an Improved Fastening Device)」と 言う表題の米国特許第4,846,815号において記載されている。 1つの好ましい態様において、機械的ファスナーシステムはフック・アンド・ ループタイプのファスナーを含む。ここで用いられるものとして、「フック・ア ンド・ループタイプのファスナー」という術語は、「フック」のファスナー材料 および相補的なループのファスナー材料を含むファスナー手段を指称する。「フ ック」という術語は、係合要素を有する材料を称するために用いられる。従って 、フックファスナー材料は、雄ファスナーともまた称されうる。「フック」とい う術語の使用は、相補的な着地部材と係合するように適合する限り、係合要素が 当該技術において公知であるいずれの形態も含みうると言う意味において、非限 定的であるべきであることもまた理解されるべきである。従って、フックファス ナー材料は広範な材料から製造されうる。さらに、係合要素は、フック、「T字 形」、「マッシュルーム形」または当該技術において周知であるいずれか他の形 状のようないずれの形状も有しうる。適切な材料には、ナイロン、ポリエステル 、ポリプロピレン、またはこれらの材料のいずれかの組み合わせが含まれる。好 ましいフックファスナー材料の一例は、商品名XPH−5089の下で住友3M から入手可能である。さらにもう1つの好ましいフックファスナー材料は、19 91年10月22日にトマスに発行された「機械的ファスナー突起」と言う表題 の米国特許第5,058,247号において記載されている。 もう1つの好ましい態様において、使い捨て手段はフックファスナー材料を含 み、一方、バックシート22またはフロントおよびバックパネル46および48 の一方は少なくと予測される着地部分にループファスナー材料を含む。より好ま しくは、フックファスナー材料は、基部および基部から伸びる複数の係合要素を 含む。フックファスナー材料は、バックシート22またはフロントおよびバック パネル46および48の一方においてまたはそれら上に形成されるループファス ナー材料の繊維性要素と係合することが意図される。基部は、いずれか適切な手 段により引き剥がし開放タブ31に結合されうる。好ましい態様において、それ らは、引き剥がし開放タブ31の内側表面に直接結合している。 他の好ましい態様において、バックシート22またはフロントおよびバックパ ネル46および48は、使い捨てのための使い捨て手段33の少なくとも予測さ れる着地部分に着地部材(図示せず)を含む。着地部材は、使い捨て手段33と 係合しうるかまたはそれに粘着しうる。着地部材は、係合部材と安定して係合す ることが可能な広範な材料および形状から製造されうる。例えば、着地部材は、 同一の相補的要素または異なる相補的要素を含みうる。ここで用いられるものと して、「同一の相補的要素」という術語は、係合部材および着地部材の係合要素 が同じ形状または構造を含む機械的ファスナーシステムを定義するために用いら れる。「異なる相補的要素」という術語は、ここでは、係合部材が着地部材とは 異なるがしかし、それと係合可能であるシステムを称するために用いられる。 1つの好ましい態様において、着地部材は、使い捨て手段33の係合要素と係 合するループファスナー材料のような複数の繊維要素を含む。ループファスナー 材料は、好ましくはループである繊維要素を提供する広範な材料から製造されう る。適切な材料には、製織材料、不織布、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピ レン、またはいずれか他の公知のループファスナー材料またはこれらの材料の組 み合わせが含まれる。好ましいループファスナー材料は、製織された裏地から突 出する多数の造形された係合要素を含む。廉価なループファスナー材料およびそ れを作る方法は、1991年7月16日にノエル(Noel)らに発行された「 ファスナーデバイスのためのループファスナー材料およびそれを作る方法(Lo op Fastening Material For Fastening Device and Method of Making Same)」と言 う表題の米国特許第5,032,122号において記載されている。もう1つの 適切な着地部材材料は、1994年7月5日にデービッド(David)J.K .グーレット(Goulait)に発行された「再固着可能なファスナーデバイ スのための不織雌部材およびそれを作る方法(Nonwoven Female Component for Refastenable Fastenin g Device and Method of Making the Sa me)」と言う表題の米国特許第5,326,612号において記載されている 。 もう1つの好ましい態様において、着地部材は基部および基部から伸びる複数 の係合要素を有する。基部は、予測される着地部分でバックシート22またはフ ロントおよびバックパネル46および48に結合する。着地部材は、限定はされ ないが、接着剤、粘着物、熱、圧力、超音波、またはそれらのいずれかの組み合 わせを含む当核技術において公知のいずれかの手段によりバックシート22また はフロントおよびバックパネル46および48と結合しうる。代わりに、着地部 材は、バックシート22およびフロントおよびバックパネル46および48の一 部において形成されうる。 好ましい態様において、バックシート22は、不織ウエブが少なくとも一部、 好ましくは70%を超えて、より好ましくはプラスチックフィルムの外側に面す る表面の実質的に全てを覆うようにプラスチックフィルムおよびプラスチックフ ィルムの外側に面する表面に結合する不織ウエブを含む。不織ウエブは、着地部 材を形成する少なくともある部分を有する。好ましくは、プラスチックフィルム は水分透過性である。不織ウエブは、当該技術において公知のいずれか適切な付 着手段によりプラスチックフィルムに結合しうる。例えば、不織ウエブは、接着 剤の均一連続相、接着剤のパターン化された層、または接着剤の分離した線、螺 旋、もしくは点の配列によりプラスチックフィルムに固定されうる。適切な不織 ウエブには、13561DAPPとしてアメリカ合衆国サウスカロライナ州のフ ァイバーウエブCo.,Ltd.から入手可能なポリプロピレンの紡糸結合不織 ウエブが含まれる。もう1つの適切なポリプロピレンの紡糸結合不織ウエブは、 L4819としてアメリカ合衆国マサチューセッツ州のベラテック(Verat ec)Co.,Ltd.から入手可能である。 別の態様において、使い捨て手段は、使い捨てのためにバックシート22また はフロントおよびバックパネル46および48に粘着または接着しうる接着付着 手段を含む。より好ましい態様において、接着付着手段は、引き剥がし開放タブ 31の内側表面上に位置する接着剤および使い捨てプル・オンおむつが汚れた後 まで接着剤が暴露しないように接着剤上に配置されるレリースライナーを含む。 接着付着手段は、当該技術において用いられるいずれかの接着剤またはのりを含 みうる。好ましくは、感圧接着剤が用いられる。レリースライナーは、接着付着 手段を乾ききってしまうことおよび使用の前に異質の表面に粘着することから保 護する役割をする。その様な目的のために一般的に用いられるいずれのレリース ライナーも用いられうる。 プル・オンおむつ20が使用されたかまたは汚された後に、着用者から汚れた おむつ20を取り除くために引き剥がし開放タブ31およびフロントサイドパネ ル46をしっかり握ることによりシーム32に沿って汚れたおむつ20が引き剥 がされて開放される。取り除かれたおむつ20は次いで、例えば図8において示 される様に汚れたおむつの中に内容物を含ませて使い捨てのための形状に巻き込 まれて折りたたまれる。使い捨て手段33で折りたたまれたかまたは巻かれたお むつ20を固定するために、いかなる形状も選ばれうる。例えば、図9において 示される様な使い捨て形状を固定するために、引き剥がし開放タブ31は、使い 捨て手段33(図示せず)を通してバックシート22に結合する。代わりに、図 10において示される使い捨て形状を固定するために、一方の側の引き剥がし開 放タブ31の1つは、使い捨て手段33を通して他方の側のバックサイドパネル 48に結合する。(図9および10において示される)これらの例において、使 い捨て手段33は、引き剥がし開放タブ2上に与えられ、バックシート22また はバックサイドパネル48と係合するかまたはそれらに粘着することが企図され る機械的ファスナー要素または接着剤のいずれかでありうる。 吸収性コア84は、好ましくはシャーシ層40の内側表面76に隣接して位置 し、好ましくは当該技術において周知のもののような付着手段(図示せず)によ りそれに結合する。例えば、シャーシ層は、接着剤の均一連続層、接着剤のパタ ーン化された層、または接着剤の分離した線、螺旋、もしくは点の配列により吸 収性コアに固定されうる。接着手段は好ましくは、1986年3月4日にミネト ラ(Minetola)およびタッカー(Tucker)に発行された「使い捨 て廃棄物封入着衣(Disposable Waste−Containmen t Garment)」と言う表題の米国特許第4,573,986号において 開示されている接着剤のフィラメントの開放パターン網状構造を含む。フィラメ ントの開放パターン網状構造の典型的な付着手段は、1975年10月7日にス プラーグ・ジュニア(Sprague,Jr.)に発行された米国特許第3,9 11,173号、1978年11月22日にザイエッカー(Ziecker)ら に発行された米国特許第4,785,996号、および1989年6月27日に ウェレニッツ(Werenicz)に発行された米国特許第4,842,666 号において示される装置および方法により例示されるような螺旋パターンに旋回 する何本かの線の接着剤フィラメントを含む。代わりに、付着手段は、熱結合、 圧力結合、超音波結合、動的機械的結合、またはいずれか他の適切な付着手段ま たは当該技術において公知であるこれらの付着手段の組み合わせを含みうる。 吸収性コア84は、一般的に圧縮可能であり、従順であり、着用者の皮膚に刺 激がなく、尿および他のある種の身体滲出物のような液体を吸収し、保持するこ とが可能であるいずれかの吸収性手段でありうる。吸収性コアは、さまざまの大 きさおよび形状(例えば、長方形、砂時計形、「T」字形、非対称など)で、お よび一般的にエアフェルトと称される細砕された木材パルプのような使い捨てお むつおよび他の吸収製品において一般的に用いられる広範な液体吸収材料から製 造されうる。他の適切な吸収材料の例には、しわのあるセルロースの詰め物、コ フォーム(coform)を含む溶融ブローされたポリマー、架橋されたセルロ ース性繊維、ティッシュラップを含むティッシュ、吸収性発泡体、吸収性スポン ジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、またはいずれか等価の材料または材 料の組み合わせが含まれる。吸収性コアの形状および構造もまた変化しうる(例 えば、吸収性コアは、変化する厚さゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、または 低平均密度および低平均坪量獲得ゾーンを有しうるし、または1以上の層または 構造を含みうる)。しかしながら、吸収性コアの全吸収能力は、プル・オンおむ つの設計負荷および意図される用途に合致すべきである。さらに、吸収性コアの 大きさおよび吸収能力は、乳幼児から成人までの範囲がある着用者に対応して変 化しうる。 吸収性コアの好ましい態様は、非対称な修正された砂時計形を有し、着用者の 身体に向く身体表面(内側表面)および身体表面の反対のおむつ表面を有する。 広く受け入れられた本発明の吸収性コアとしての使用のための典型的な吸収構造 は、1994年11月1日にクック、ラッシュ、ムーアおよびヤング(Cook ,Lash,Moore&Young)に発行された「硬化された繊維および超 吸収性材料を含む吸収構造(Absorbent Structures Co n taining Stiffened Fibers and Superab sorbent Material)」と言う表題の米国特許第5,360,4 20号において記載されている。好ましくは、吸収性コアは、1986年9月9 日にワイズマン(Weisman)およびゴールドマン(Goldman)に発 行された「高密度吸収構造(High−Density Absorbent Structures)」と言う表題の米国特許第4,610,478号において 開示されているような、化学的に硬化されたセルロース性繊維の獲得/分散層お よび木材パルプ繊維および超吸収性材料の混合物を含む獲得/分散層の下に位置 する貯蔵層を含む。 トップシート80は、吸収性コア84の身体表面に隣接して位置し、好ましく は当該技術において周知のもののような付着手段(図示せず)により吸収性コア 84およびシャーシ層40に結合する。好ましい態様において、トップシートお よびシャーシ層は、吸収性コアまたは弾性的パネル部材またはプル・オンおむつ の他の要素にそれらを直接結合させることにより互いに間接的に結合する。 トップシート80は好ましくは、1989年1月3日にドラグー(Drago o)に発行された「漏れ抵抗性2重カフスを有する吸収製品(Absorben t Article Having Leakage−Resistant D ual Cuffs)」と言う表題の米国特許第4,795,454号において 開示されるような3員構造(three member structure) を含む。図5において示される様に、トップシート80は、1次層86および1 次層86に結合し、そこから横に外側に伸びるバリヤ層88を含む。1次層86 は、液体がその厚さを高速で貫通し、吸収性コアにより吸収されることを可能と する液体透過性材料である。2つのバリヤ層88は、好ましくはおむつの側面か ら漏れ出ることを防止するために疎水性であり、より好ましくはストレッチ積層 体を強化するために延伸可能である。 本発明の特定の態様が例示され、記載されてきたが、さまざまな他の変更およ び修正が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされうることが当業者 にとって明らかであろう。ここで記載された例および態様は単に例示目的のため であり、さまざまの修正または変更が本発明の範囲から逸脱することなく当業者 に示唆されるであろうことが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 チャン、ジョン・ジョフリー 中華人民共和国、ガングゾウ 510010、リ ウ・ファー・ロード 9/109、ティー・ ピー・プラザ、アパートメント1307

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.外側表面、内側表面、前方部分、後方部分、クロッチ部分を含む使い捨て プル・オン着衣であって、前方部分および後方部分のそれぞれはサイドエッジを 有するサイドパネルと、脚部開口および腰部領域を形成するように前方部分およ び後方部分のサイドパネルを互いに結合する重合サイドシームとを有し、少なく とも一方のサイドフラップは、重合サイドシームの最も外側の部分を形成するサ イドパネルのサイドエッジのそれぞれの外側寄りに配置されることを特徴とする 使い捨てプル・オン着衣。 2.サイドフラップがサイドエッジの一体部分である請求項1記載の使い捨て プル・オン着衣。 3.サイドフラップが引き剥がし開放タブである請求項1または2記載の使い 捨てプル・オン着衣。 4.サイドフラップが容易な取り扱いのための曲線の形態を有する請求項1な いし3のいずれか1項記載の使い捨てプル・オン着衣。 5.サイドフラップが、腰部領域、脚部領域または腰部領域と脚部領域との間 の領域のいずれかに対応するサイドパネルのサイドエッジに沿って配置される請 求項1ないし4のいずれか1項記載の使い捨てプル・オン着衣。 6.方法が、サイドパネルのサイドエッジからサイドフラップを切り出す工程 、および重合サイドシームを形成するために前方部分および後方部分のサイドパ ネルを結合する工程を含む請求項1記載の使い捨てプル・オン着衣を作る方法。 7.前方領域、後方領域および前方領域と後方領域との間のクロッチ領域を有 するシャーシであって、そのシャーシは液体透過性トップシート、そのトップシ ートとつながる液体不透過性バックシート、およびトップシートとバックシート との間に配置された吸収性コアを含むシャーシ、 前方領域においてシャーシのそれぞれの側面から横に外側に伸びるフロントサ イドパネル、 後方領域においてシャーシのそれぞれの側面から横に外側に伸びるバックサイ ドパネル、 フロントおよびバックサイドパネルのそれぞれからそれぞれ横に外側に伸びる シームパネル、 シームパネルの少なくとも一方から横に外側に伸びる引き剥がし開放タブ、お よび 重合シーム構造を作るために重合方式で対応するシームパネルにそれぞれ結合 し、それにより2つの脚部開口と腰部開口を形成するシーム を具備する使い捨てプル・オン着衣。 8.引き剥がし開放タブの位置が脚部開口と腰部開口との間に偏らせられてい る請求項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 9.引き剥がし開放タブの位置が脚部開口に対してより腰部開口に対して近接 している請求項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 10.引き剥がし開放タブの位置が腰部開口に対してより脚部開口に対して近 接している請求項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 11.フロントおよびバックサイドパネルが少なくとも横方向において弾性的 に伸長可能である請求項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 12.フロントおよびバックサイドパネルの少なくとも一方がシャーシから連 続的に伸びる連続シート材料を含む請求項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 13.引き剥がし開放タブを用いることによりシームが容易に引き剥がされて 開放されうるようにシームがあらかじめ決定されたシームパターンを有する請求 項7記載の使い捨てプル・オン着衣。 14.あらかじめ決定されたシームパターンがあらかじめ決定されたシーム強 度パターンを有する請求項13記載の使い捨てプル・オン着衣。 15.あらかじめ決定されたシーム強度パターンがシームを作る条件を変更す ることにより形成される請求項14記載の使い捨てプル・オン着衣。 16.あらかじめ決定されたシーム強度パターンがシームパネルにおいて用い られる材料の量を変更することにより形成される請求項14記載の使い捨てプル ・オン着衣。
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