JP3602800B2 - 折畳ロック付紙箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、嵩低く折り畳んだ状態で廃棄できるようにした折畳ロック付の紙箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、厚紙製の包装箱を廃棄する際には、嵩を低くするため、その身及び蓋を、それぞれ扁平化した状態で二つ折りにすることがある。このとき、厚紙の反発による折目の戻りを防ぐロックとして、一般に、図8に示すようなものが使用される。
【0003】
このロックは、重なり合う厚紙シート50に、切込による先広がり台形状のロック片51を設け、ロック片51,51を同方向に折り曲げて、一方のロック片51が抜け出した抜穴の側縁と、他方のロック片51の側縁との摩擦により、両シート50,50の重合状態を保持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなロックでは、シートの反発が大きい場合、ロック片の折り曲げが不意に戻ってロックが外れることがある。
【0005】
そこで、この発明は、嵩低く折り畳んだ状態を確実に保持できる折畳ロック付紙箱を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、基板の周縁各辺に連設した側板を起立させ、隣接する側板同士を連結し、基板及び対向する側板に跨った折目線を挟んで対称な位置にそれぞれ切込によるロック片を設け、扁平化した状態で折目線に沿って二つ折りにし、重なり合ったロック片を同方向へ折り曲げて、折畳状態を保持するようにした折畳ロック付紙箱において、前記各ロック片を、基板と側板の稜部に位置させ、その基板に位置する部分と、側板に位置する部分とを、それぞれ中央部が括れた鼓状としたのである。
【0007】
このような位置に鼓状のロックを設けると、側板を基板に重ねて嵩低く折り畳んだ状態において、一方のロック片が抜け出した抜穴の突出部に他方のロック片が係合し、重なり合ったシートが確実にロックされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、この発明に係る折畳ロック付の包装用紙箱を示す。この紙箱は、段ボールシートを素材とし、商品を収納する身1と、それに被せる蓋2とから構成されている。
【0010】
身1は、図2に示すブランクから成り、このブランクでは、基板3の周縁各辺のうち、一方の対の2辺に側板4、頂板5及び重合板6が、他方の対の2辺に側板7、頂板8及び重合板9がそれぞれ順次連設され、側板4及び重合板9の両側縁には、それぞれ折曲片10,11が連設されている。
【0011】
基板3と両方の側板7、頂板8及び重合板9には、折目線12が連続して設けられ、この折目線12を対称軸として、基板3と側板4の稜部には、切込による1組のロック片13が設けられている。
【0012】
各ロック片13は、基板3に位置する部分と、側板4に位置する部分とが隣接するものであり、これらの部分は、それぞれ中央部が括れた鼓状となっている。
【0013】
このようなブランクを身1に組み立てるには、基板3に対し側板4及び側板7を起立させ、折曲片10を側板7と重合板9とで挟持し、折曲片11を側板4と重合板6とで挟持する。
【0014】
一方、蓋2は、図3に示すブランクから成り、このブランクでは、基板20の周縁各辺のうち、一方の対の2辺に側板21が、他方の対の2辺に側板22がそれぞれ連設され、側板22の両側縁には折曲片23が連設されている。
【0015】
基板20と両方の側板22には、折目線24が連続して設けられ、この折目線24を対称軸として、基板20と側板22の稜部には、切込による1組のロック片25が設けられている。
【0016】
各ロック片25は、基板20に位置する部分と、側板22に位置する部分とが隣接するものであり、これらの部分は、それぞれ中央部が括れた鼓状となっている。また、側板21には、基板20の角を起点とする45°の折目線26が設けられている。
【0017】
このようなブランクを蓋2に組み立てるには、基板20に対し側板21及び側板22を起立させ、折曲片23を側板21に貼着する。
【0018】
そして、商品の梱包に際しては、上記のように組み立てた身1に商品を収納して、その上方から蓋2を被せる。
【0019】
一方、この紙箱を廃棄する際、身1を折り畳むには、図4に示すように、重合板6をはね上げ、側板7を外側へ倒し、側板4を内側へ折り曲げる。
【0020】
その後、図5に示すように、扁平となった身1を折目線12に沿って二つ折りにし、ロック片13,13を同方向に折り曲げる。
【0021】
このとき、ロック片13の括れに対応して、一方のロック片13が抜け出した抜穴の側縁に突出部が形成され、この突出部に他方のロック片13が係合する。
【0022】
このため、重合板9などの厚さによりロックの部分で段ボールシートの間に距離が生じても、身1は折畳状態で確実にロックされる。
【0023】
また、蓋2を折り畳むには、図6に示すように、側板21を折目線26に沿って内側に折り曲げつつ、側板22を内側へ倒して扁平化する。
【0024】
そして、扁平となった蓋2を、図7に示すように、折目線24に沿って二つ折りにし、ロック片25,25を同方向に折り曲げる。
【0025】
これにより、一方のロック片25の抜穴の側縁に突出部が形成され、この突出部に他方のロック片25が係合し、蓋2は段ボールシートが重なり合った折畳状態で確実にロックされる。
【0026】
また、上記身1及び蓋2のロックでは、ロック片13,25をいずれの方向に折り曲げても同様にロックされるので、折曲方向を意識する必要がない。
【0027】
そのほか、材料の段ボールシートの厚さに応じて、ロック片13,25の大きさを変化させることにより、ロックの強度を調整できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る折畳ロック付紙箱では、基板と側板の稜部に鼓状のロック片を設けたので、側板を基板に重ねて嵩低く折り畳んだ状態において、一方のロック片が抜け出した抜穴の突出部に他方のロック片が係合し、重なり合ったシートが確実にロックされ、折畳状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る折畳ロック付紙箱の身及び蓋を示す斜視図
【図2】同上の身のブランクを示す図
【図3】同上の蓋のブランクを示す図
【図4】同上の身の折畳過程を示す斜視図
【図5】同上の身の折畳状態を示す斜視図
【図6】同上の蓋の折畳過程を示す斜視図
【図7】同上の蓋の折畳状態を示す斜視図
【図8】従来のロックを示す斜視図
【符号の説明】
1 身
2 蓋
3,20 基板
4,21 側板
7,22 側板
12,24 折目線
13,25 ロック片
Claims (1)
- 基板の周縁各辺に連設した側板を起立させ、隣接する側板同士を連結し、基板及び対向する側板に跨った折目線を挟んで対称な位置にそれぞれ切込によるロック片を設け、扁平化した状態で折目線に沿って二つ折りにし、重なり合ったロック片を同方向へ折り曲げて、折畳状態を保持するようにした折畳ロック付紙箱において、前記各ロック片を、基板と側板の稜部に位置させ、その基板に位置する部分と、側板に位置する部分とを、それぞれ中央部が括れた鼓状としたことを特徴とする折畳ロック付紙箱。
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