JP3598976B2 - 電源ノイズセンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源ラインに印加されて、ディジタルシステムを誤動作に至らせるインパルス性ノイズ(グリッジ)を検出する電源ノイズセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、ディジタル回路を収納したディジタルシステムが広い分野で用いられている。一般に、このディジタル回路は、アナログ回路に比べノイズに強いと言われているが、許容値を超えるノイズに対しては致命的なエラーを生じてしまい、甚大な損害を被る場合がある。一方、ディジタルシステムの誤動作は、その大半が、信号線と電源線からこのディジタルシステムに混入したノイズによって引き起こされている(電気学会技術報告(II)部第123号“制御機器の雑音と対策”、1979)。
特に、ディジタル回路においては、電源側からノイズが混入した場合、出力がハイ(H)になるかロー(L)になるか全く予想できないことが、さらに対策を困難にしている。また、ディジタル回路の故障に対してフェイルセーフな系を実現するために、一般にはバックアップシステムをもった冗長系が組み込まれることが多いが、このバックアップシステム自体も電源ノイズによって同じように誤動作してしまうため、役に立たない場合がある。
【0003】
ところで、電源系に重畳するノイズに対してフェイルセーフな系を実現するための1つの手法として、電源系ノイズを検出することにより、その検出信号によってディジタルシステムを安全側に、すなわち、誤動作のない状態に制御することが可能である。この電源系に重畳するノイズを検出する手段としては、例えば特開平9−054620号公報に記載の「電源監視回路」や特開平4−115634号公報に記載の「電源ノイズ検出回路」などがある。前者は、電源監視回路が誤動作しないように遅延回路とスルーレート検出回路を組み合わせて、所定のスルーレート値以下での電源低下時または所定時間以上の電源低下時にリセット信号を出力するというものである。一方、後者は、ノイズに敏感な非同期入力であるフリップフロップのクロック入力端子を電源に接続しておき、電源に重畳するノイズでフリップフロップが反転することを利用したものである。さらに、瞬時停電などによる大きな電源電圧の低下時にパワーオンに働くリセットを改良した特許第2713890号公報に記載の「半導体集積回路」があるが、この中にも、電源投入時にワンショットパルスを発生する電源投入検出回路が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記「電源監視回路」にあっては、比較的低い周波数の電源変動を検出するものであり、一方、前記「電源ノイズ検出回路」では、フリップフロップも電源ノイズを受けて誤動作する可能性があるという問題があった。さらに、前記「半導体集積回路」にあっては、電源低下時はうまく働くが、正方向のインパルス性ノイズの対策は何ら示されていない。また、前記いずれの電源ノイズの検出技術にあっても、回路構成が複雑になるという問題があった。インパルス性ノイズは、LSIに到達する時点では一般的に減衰振動になっており、正方向にも負方向にも振れるため、このように、負方向、又は、正方向のみのインパルス性ノイズに対応しただけでは実用的には充分とはいえない。
本発明は、前記のような問題を解決するものであり、高い周波数の電源変動を検出でき、さらに簡単な構成で、自身の電源系に重畳した正方向及び負方向のインパルス性ノイズを確実に検出することができる電源ノイズセンサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、本発明にかかる電源ノイズセンサは、電源ラインに印加されたインパルス性ノイズを検知するノイズ検知部と、該ノイズ検知部の検知出力を保持する出力保持部とを備え、前記ノイズ検知部にはインパルス性ノイズを含む電源電圧を緩やかに変動させる時定数回路を設けて、前記インパルス性ノイズの波高値が設定値を超えた後減少する際に、前記時定数回路を流れる電流の方向を逆転させて、前記出力保持部からのノイズ出力を前記インパルス性ノイズの消滅後も維持させるようにしたものである。これにより、電源ラインに重畳したインパルス性ノイズを確実に検出可能にし、以て各回路保護の対策を容易にとることができる。
【0006】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、前記ノイズ検知部を、電源端子とグランドとの間に直列接続された第1の抵抗、第2の抵抗および第3の抵抗と、前記第1の抵抗および第2の抵抗とともに前記時定数回路を構成し、かつ第2の抵抗に並列接続されたコンデンサと、前記第2の抵抗と第3の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが第4の抵抗を介して前記電源端子に接続され、エミッタがグランドに接続された第1のトランジスタとから構成したものである。これにより、ノイズ検知を簡単な回路構成にて実現できる。
【0007】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、前記出力保持部を、前記第4の抵抗と第1のトランジスタのコレクタとを結ぶ接続点とグランドとの間に直列接続された第5の抵抗および第1ー6の抵抗と、該第5の抵抗と第6の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に接続され、エミッタがグランドに接続された第2のトランジスタとから構成したものである。これにより、ノイズ検知保持を簡単な回路構成にて実現できる。
【0008】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、インパルス性ノイズ検知前の第1のトランジスタのベース電流よりも、インパルス性ノイズ検知後の第2のトランジスタのベース電流を大きくしたものである。これにより、ノイズ検知をより確実にすることができる。
【0009】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路を、前記第2のトランジスタのベース電位をグランドに落とす第1のスイッチ回路としたものである。これにより、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノイズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0010】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路を、前記第2のトランジスタのコレクタを電源端子に接続する第2のスイッチ回路としたものである。これにより、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノイズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0011】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路を、前記第1のトランジスタのコレクタ電位をグランドに落とす第3のスイッチ回路としたものである。これにより、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノイズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0012】
また、本発明にかかる電源ノイズセンサは、前記ノイズ検出部および出力保持部を一組として、これらの複数組を並列接続し、かつ各組の前記時定数回路の時定数を異ならせたものである。これにより、インパルス性ノイズに対して感度の異なる、すなわちノイズの大きさに応じたノイズセンシングを実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図について説明する。本発明による電源ノイズセンサは、図1に示すように、センサそれ自身の電源ラインに印加されたインパルス性ノイズを検知する電源のノイズ検知部Aと、このノイズ検知部Aで検知した出力を保持する出力保持部Bとからなり、ノイズ検知部Aは電源ノイズによるトランジスタのベース電流の過渡応答を支配する時定数回路に特徴をもつ。すなわち、この時定数回路は、電源電圧Vccの電源端子とノードN1との間に挿入された第1の抵抗としての抵抗R1と、ノードN1とノードN2との間に挿入された第2の抵抗としての抵抗R2およびコンデンサC1の並列回路とからなる。時定数回路のノードN2はトランジスタT1のベースに接続され、第1のトランジスタT1のコレクタは第4の抵抗としての抵抗R4を介して電源端子に接続され、ベースは接地されている。さらに、ノードN2は第3の抵抗としての抵抗R3を介してグランドに接続されている。
【0014】
一方、前記出力保持部Bにおいて、第5の抵抗としての抵抗R5および第6の抵抗としての抵抗R6が直列接続され、抵抗R5の入力端が、前記抵抗R4とトランジスタ1のコレクタとの接続点であるノードN3に接続され、抵抗6端はグランドに接続されている。また、抵抗R5と抵抗R6の接続点であるノードN4には、第2のトランジスタとしてのトランジスタT2のベースが接続され、このトランジスタT2のコレクタは前記ノードN1に接続され、エミッタはグランドに接続されている。さらに、トランジスタT2のベースとグランドとの間、およびコレクタと電源端子との間にリセットスイッチS1、S2が接続されている。
【0015】
次に動作を説明する。電源ノイズセンサの動作原理は、図2に示すように、ノード1の電位V1を、検知しようとするインパルス性ノイズによる電源電圧変動に対して緩やかに変動させることを特徴としている。電源電圧Vccにノイズ電圧Vnが重畳された電源電圧Vinにおいて、変動するノイズ電圧Vnの波高値がある値(設定値)を超えると、ノイズ電圧Vnが減少する際にV1>Vinとなり、これにより抵抗R1に流れる電流の方向が逆転して、第1のトランジスタT1のベース電流が負方向に引かれ、このトランジスタT1がオン→オフとなる。このため、第1のトランジスタT1の反転出力V2は出力保持部Bに伝達され、第2のトランジスタT2はオフ→オンとなり、出力Voutはハイ(H)→ロー(L)となり、ノイズが消滅した後も、検知出力を維持することとなる。
【0016】
図3にノイズ検知部Aの時定数Tcと検知感度の関係を示す。この場合においては、電源系に加えるインパルス性ノイズとして、図4に示すような台形波を使用し、その立ち上がり時間tr および立ち下がり時間tf は、共にフラット領域tw の20分の1のものを使用した。検知感度は反転が生じたときの台形波の波高値Vnで示してある。また、図3の横軸は、一般化するために時定数Tcを測定に用いたノイズ幅tw で規格化した値を用いている。これにより、本発明の電源ノイズセンサは、検知する電源ノイズのノイズ幅tw と同程度から10分の1程度までの時定数で検知感度が最も良くなるインパルス性ノイズの検出に適した特性を実現している。
【0017】
一方、出力保持部Bでは出力Voutをロー(L)に固定するために、このローの出力をフィードバックしてトランジスタT1のゲートに入力すればよい。しかし、そのローの出力を第1のトランジスタT1のゲートにダイレクトに接続すると、検知前の出力がベース電圧と同じ低い電圧(トランジスタ特性にもよるがおよそ0.4〜0.7V)になる。そこで、本発明の電源ノイズセンサでは、前記時定数回路におけるノードN1に前記ローの出力を接続することで、所望の時定数を実現しつつ、前記出力Voutと第1のトランジスタT1のベース電圧とに電位差を与えている。
【0018】
従って、最初のインパルス性ノイズを検知した後は、ノードN1の電圧V1は充分に低い値となっている。しかし、2度目に同様のインパルス性ノイズが印加された場合に、ノードN1の電位V1が上昇し、第1のトランジスタT1のベース電位がオン可能な電圧(0.4〜0.7V)になると、再び第1のトランジスタT1はオンとなり出力Voutがロー(L)からハイ(H)となる再反転が生じる可能性がある。この出力の再反転を回避し、安定して出力Voutがローを続けるために、本発明の電源ノイズセンサでは、2つの工夫をしている。その第1は、第1のトランジスタT2のベースに対して、意図的にスピードアップコンデンサを装荷しないことである。スピードアップコンデンサを装荷しないことによって、第2のトランジスタT2側の電源系ノイズに対する時定数を0とすることができ、電源電圧Vinの変動に常にV1が追従し、前記電位の逆転を防止できる。従って、出力Voutが反転しなくなる。
【0019】
また、前記工夫の第2は、仮にコンデンサが装荷されていても、第2のトランジスタT2がオンとなった後のこの第2のトランジスタT2のベース電流を充分に大きくしておくことで、前記のような再反転を防ぐとこができる。このため、第2のトランジスタT2のベースはノードN3にダイレクトに接続するか(図示していない)、または、ノードN3とグランドとの間に直列に接続された抵抗5および抵抗6を、第2のトランジスタT2をオンにするベース電流が充分となるような電圧に分圧するノード4に、図示のように接続している。
【0020】
この電源ノイズセンサを実際に用いるためには、初期状態で第1のトランジスタT1がオン状態になるようにセットする必要がある。特に、最初に電源をオンにした直後は、先に述べた再反転防止回路のため、必ず第2トランジスタT2がONする回路定数になっている。そこで、電源ノイズセンサの周辺回路として電源オン時、またはインパルス性ノイズ検出後のリセットを行うリセット回路を有することにより、電源ノイズセンサをノイズ待ち受け状態にセットすることができる。このリセット回路として、第2のトランジスタT2のベース電位をグランド電位に落とす第1のスイッチ回路S1、または出力Voutを電源電圧Vccに短絡する第2のスイッチ回路S2、またはノード3をグランド電位に落とす第3のスイッチ回路(図示しない)を設けることが望ましい。
【0021】
さらに、本発明の電源ノイズセンサを基本回路とし、この応用として、図5に示すように、複数個の基本回路NS−1〜NS−nを並列に接続し、それぞれのノイズ検知部Aの時定数を異ならしめることにより、電源系ノイズに対する感度の異なる一連のノイズセンサ群を構成することができる。感度の高い順に、または低い順にその出力端子を並べ、それぞれに発光ダイオードL1〜Ln等の表示デバイスをつけておけば、ノイズの大きさを多段階に分けて検知および表示することができる。
【0022】
図6は図1に示す回路の回路定数、評価に用いる電源系に印加するインパルス性ノイズ波形(台形波)のパラメータ、およびこのときの検知感度を示す。また図7は電源系ノイズ印加時のセンサ出力の過渡応答の、アナログ電子回路のシミュレーションを行うプログラムであるSPICEによるシミュレーション結果を示し、図7(b)は図7(a)に示す円内の拡大図である。図8はノイズ消滅時t3におけるシミュレーションで得られた電流を示す。
本発明の電源ノイズセンサを実際に構成し、実回路を用いた電源ノイズの検出例を図9に示す。検知電圧が図6より6.8V(Vn=4、検知感度=1.8V)であるため、Vn=1Vのノイズに対して検出していないが、Vn=2Vのノイズに対しては、最初のノイズの印加時に出力がハイ(H)からロー(L)に変化し、次のノイズに対しては反応していない。すなわち、最初のノイズを安定して検出したことを示している。
【0023】
本発明では第1、第2のトランジスタT1、T2に2SC3732を用いており、遷移周波数ft=750MHZ と高速であるため、図のようなノイズ幅tw=200nsのノイズを検知可能であるが、これより遷移周波数ftの低い、すなわち低速のスイッチングトランジスタを用いた場合は検知感度が低下する傾向にあるので、各トランジスタT1、T2の選定に留意する必要がある。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明によればノイズ検知部にはインパルス性ノイズを含む電源電圧を緩やかに変動させる時定数回路を設けて、前記インパルス性ノイズの波高値が設定値を超えた後減少する際に、前記時定数回路を流れる電流の方向を逆転させて、出力保持部からのノイズ出力を前記インパルス性ノイズの消滅後も維持させるように構成したので、電源に印加された電源系の正方向および負方向のインパルス性ノイズを確実に検出することができ、これを簡単な構成にてローコストに実現でき、したがって、別電源を用意する必要がなく、簡単に装置内に組み込むことができる。また、この電源ノイズセンサの出力をフェイルセーフ制御、またはシステムのリセットなどに用いることで、システムの電源系インパルス性ノイズに対する信頼性を飛躍的に向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による電源ノイズセンサを示す回路図である。
【図2】図1におけるノイズ検知部各部の信号を示すタイミングチャートである。
【図3】図1におけるノイズ検知部の時定数と検知感度との関係を示す説明図である。
【図4】電源電圧に重畳したインパルス性ノイズを示す模式図である。
【図5】本発明の電源ノイズセンサを多段に並列接続したノイズレベルセンサを示すブロック図である。
【図6】図1に示す電源ノイズセンサの回路パラメータを示す説明図である。
【図7】本発明による電源ノイズセンサ出力の過渡応答を示す説明図である。
【図8】ノイズ消滅時点t3に図1の電源ノイズセンサに流れる、ノイズ消滅時点t3における電流の方向を示す説明図である。
【図9】本発明の電源ノイズセンサを用いて、電源ラインに印加されたノイズを検出した例を示す説明図である。
【符号の説明】
A ノイズ検知部
B 出力保持部
R1 抵抗(第1の抵抗)
R2 抵抗(第2の抵抗)
R3 抵抗(第3の抵抗)
R4 抵抗(第4の抵抗)
R5 抵抗(第5の抵抗)
R6 抵抗(第6の抵抗)
R7 抵抗(第7の抵抗)
C1 コンデンサ
T1 第1のトランジスタ
T2 第2のトランジスタ
S1 第1のスイッチ回路(リセット回路)
S2 第2のスイッチ回路(リセット回路)
Claims (8)
- 電源ラインに印加されたインパルス性ノイズを検知するノイズ検知部と、
該ノイズ検知部の検知出力を保持する出力保持部とを備え、
前記ノイズ検知部にはインパルス性ノイズを含む電源電圧を緩やかに変動させる時定数回路を設けて、
前記インパルス性ノイズの波高値が設定値を超えた後減少する際に、前記時定数回路を流れる電流の方向を逆転させて、前記出力保持部からのノイズ出力を前記インパルス性ノイズの消滅後も維持させることを特徴とする電源ノイズセンサ。 - 前記ノイズ検知部が、
電源端子とグランドとの間に直列接続された第1の抵抗、第2の抵抗および第3の抵抗と、
前記第1の抵抗および第2の抵抗とともに前記時定数回路を構成し、かつ第2の抵抗に並列接続されたコンデンサと、
前記第2の抵抗と第3の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが第4の抵抗を介して前記電源端子に接続され、エミッタがグランドに接続された第1のトランジスタとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源ノイズセンサ。 - 前記出力保持部が、
前記第4の抵抗と第1のトランジスタのコレクタとを結ぶ接続点とグランドとの間に直列接続された第5の抵抗および第6の抵抗と、
該第5の抵抗と第6の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に接続され、エミッタがグランドに接続された第2のトランジスタとから構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電源ノイズセンサ。 - インパルス性ノイズ検知前の第1のトランジスタのベース電流よりも、インパルス性ノイズ検知後の第2のトランジスタのベース電流を大きくしたことを特徴とする請求項3に記載の電源ノイズセンサ。
- 電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路が、前記第2のトランジスタのベース電位をグランドに落とす第1のスイッチ回路であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセンサ。
- 電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路が、前記第2のトランジスタのコレクタを電源端子に接続する第2のスイッチ回路であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセンサ。
- 電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回路が、前記第1のトランジスタのコレクタ電位をグランドに落とす第3のスイッチ回路であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセンサ。
- 前記ノイズ検出部および出力保持部を一組として、これらの複数組が並列接続され、かつ各組の前記時定数回路の時定数が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電源ノイズセンサ。
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