JP2558332Y2 - 電圧監視回路 - Google Patents

電圧監視回路

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JP2558332Y2
JP2558332Y2 JP1991016717U JP1671791U JP2558332Y2 JP 2558332 Y2 JP2558332 Y2 JP 2558332Y2 JP 1991016717 U JP1991016717 U JP 1991016717U JP 1671791 U JP1671791 U JP 1671791U JP 2558332 Y2 JP2558332 Y2 JP 2558332Y2
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武博 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電圧監視回路に係り、特
に機器の電源の変動を検出して、その検出信号を出力す
る様にした電圧監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バッテリの電圧のチェックに使
用するバッテリチェック回路、或いはCPUシステムや
ロジックシステム等において、それらの電源の異常を検
出し、これらのシステムに対してリセットをかける為の
電圧監視回路がある。
【0003】図2は、この電圧監視回路の従来例を示
す。図中、Vccは被監視電源の電源電圧、1は比較回
路であり、電源電圧Vccと基準電圧とを比較してその
比較出力を出力する。Q1 、Q2 はその出力でオン、オ
フ動作する出力トランジスタであり、出力端子Vout
から検出(リセット)信号を出力する。CF はトランジ
スタQ1 のベースとアース(GND)間に存在する浮遊
容量を示す。
【0004】図3は、図2の回路動作を説明する為のタ
イムチャートを示す。図3(A)のVsは基準電圧。V
cc’は電源電圧Vccを抵抗R1 、R2 により分圧し
た分圧電圧を示す。通常分圧電圧Vcc’は基準電圧V
sより高く、このときは出力トランジスタQ2 はオフ
で、出力電圧VoutはHである。時刻t1 において分
圧電圧が基準電圧Vsより低下すると、比較回路1の出
力はLとなり、図3(B)の如く、出力トランジスタQ
1 のベース電位VB1は低下する。この状態で、時刻t2
において何らかの原因により、電源電圧Vccが図3
(A)の如く更に急峻に低下した場合、比較回路1の出
力も低下し、Q1 のベース電位は図3(B)の様に変化
する。出力電圧Voutはt1 以後Lレベルの信号を出
力するのが正常なのだが、Vccの低下に符合してQ2
は一時期オフとなり、Hレベルの偽信号(図3(C)の
点線d)を出力する。
【0005】この様に、Vccの急峻な低下時に出力ト
ランジスタQ2 が偽信号を出力する理由は、浮遊容量C
Fに起因する。時刻t1 時のQ1 のベース電位をV1
する。時刻t2 時のように急峻なVccの下降が発生す
ると、V1 が殆んと変化しない為、Q1 のベースエミッ
タ間電位差が一瞬減少しQ1 がその期間オフとなる。こ
れは、浮遊容量CFに電荷が蓄積されていて、比較回路
の出力が低下しても、それに応じてVB1が低下できない
為である。従ってこの期間Q1 、Q2 がオフとなり、Q
2 からHレベルの偽信号を出力する事になる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記の様に従来例で
は、電源電圧Vccが急峻に低下して、コンデンサCF
の両端電位との関係で、Q1 を一瞬オフにする様な電圧
迄Vccが低下すると、コンデンサCF の電荷がある程
度放電する迄はQ1 、Q2 がオフとなり、本来この状態
でLレベルの信号をVoutから出力すべき所を偽信号
のHレベルの信号を出力する事になる。
【0007】本考案は上記従来の課題に鑑みて成された
もので、電源電圧が急峻に低下しても偽信号が出力端子
へ出力されない電圧監視回路を提供する事を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案では、基準電圧と電源の電圧の分圧電圧とを比
較する比較回路と、この比較回路に入力電極が接続され
た出力トランジスタとからなり、該入力電極とアース間
に浮遊容量を有し、該各比較回路及び出力トランジスタ
は1チップ半導体ICにて形成された電圧監視回路にお
いて、該出力トランジスタの入力電極と該電源との間に
該浮遊容量より大容量のコンデンサを該1チップ半導体
IC内に一体に接続した事を特徴とするものである。
【0009】
【作用】電源と出力トランジスタの入力電極との間にコ
ンデンサを接続する構成とした為、電源電圧に急峻な低
下があっても、電源電圧にコンデンサの略両端電圧を差
し引いた電圧で出力トランジスタの入力電極の電位を変
化させる事ができ、これにより、出力トランジスタはオ
フにならず、出力端子からの偽信号の出力防止できる。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面と共に説
明する。図1は本考案の実施例である電圧監視回路を示
す。尚、図2と同一部分には同一符号を付して説明す
る。Vccは、被監視電圧である電源電圧。R1 、R2
は電源電圧Vccを分圧する分圧抵抗で、分圧電圧をV
cc’とする。抵抗R3 とツェナーダイオードDzで基
準電圧Vsを生成している。1は比較回路で、基準電圧
Vsと分圧電圧Vcc’とを比較し、比較出力は出力ト
ランジスタQ1 のベースへ供給される。CFはQ1 のベ
ースとアース間に存在する浮遊容量、Cは本考案の要部
になる電源VccとQ1 のベースに接続されたコンデン
サである。Q2 は抵抗R4 とQ1 のコレクタの接続点に
ベースを接続された出力トランジスタで、そのコレクタ
は出力端子Voutに接続されている。
【0011】次に、回路動作についてタイムチャートを
示す図3と共に説明する。電源電圧Vccの正常時は、
分圧電圧Vcc’は基準電圧Vsより高く、このときの
比較回路出力はHレベルで、Q1 のベース電位VB1もH
レベルとなり、出力トランジスタQ1 、Q2 はオフ状態
で、出力端子VoutからはHレベルが出力されてい
る。
【0012】次に、時刻t1 において電源電圧Vccが
低下して分圧電圧Vcc’が基準電圧Vsより低下する
と、比較回路1の出力はLレベルとなり、図3(B)の
如くQ1 のベース電位も低下し、出力トランジスタQ
1 、Q2 はオンとなり、出力端子VoutからLレベル
信号を出力する。即ちこの出力信号で電源電圧の異常状
態を警報する事になり、この信号で機器の動作をリセッ
トしたりするのに利用する。
【0013】次に、時刻t2において何らかの原因によ
り、図3(A)に示す如く、電源電圧Vcc(Vc
c’)が更に異常低下すると、それに応じてQ1のべー
電位も図3(B)の点線aに示す如く低下する。これ
は、コンデンサCに電荷が蓄積されている為で、Q1の
ベース電位はVccの低下分に略応じて低下する。コン
デンサCの容量値は16PFで、浮遊容量CFの容量値
は数PFである。Cの容量値が大きすぎると、図3の時
刻t1においてQ1のベース電位VB1の変化が線b
の様に緩慢となり、出力端子Voutの出力が図3
(C)の点線Cで示す如く、立下がり時間が遅延すると
いう問題が発生し、又逆にCの容量値が小さ過ぎると、
Cの効果が小さくなり偽信号を発生し易くなる。従って
Cの容量値は浮遊容量に対して10PF程度大きな容量
が最適と考えられる。
【0014】上記説明では、図3(A)の場合の様に分
圧電圧Vcc’が基準電圧Vsより低い状態で、Vcc
が急峻に低下した場合について説明したが、これに限ら
ずVcc’がVsより高い正常動作状態において、上記
と同様Vccが急峻に降下した場合にも、コンデンサC
は偽信号発生防止に有効に動作する。
【0015】図1の電圧監視回路は、モノリシックIC
で1チップとして作成され、16PF程度のコンデンサは
IC間に半導体で容易に作る事ができる。
【0016】
【考案の効果】上述した本考案になる電圧監視回路によ
れば、被監視電圧(電源電圧)が急峻に電圧降下して
も、出力端子への偽信号の発生を、コンデンサを追加す
るだけの極めて簡易な構成で効果的に防止する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例になる電圧監視回路の回路図
である。
【図2】従来の電圧監視回路の回路である。
【図3】図1、図2の回路動作を説明する為のタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 比較回路 Vcc 電源電圧(被監視電圧) Vcc’ 分圧電圧 Vs 基準電圧 Vout 出力電圧 Q1 出力トランジスタ Q2 出力トランジスタ C コンデンサ CF 浮遊容量

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧と電源の電圧の分圧電圧とを比
    較する比較回路と、 この比較回路に入力電極が接続された出力トランジスタ
    とからなり、 該入力電極とアース間に浮遊容量を有し、 該各比較回路及び出力トランジスタは1チップ半導体I
    Cにて形成された 電圧監視回路において、 該出力トランジスタの入力電極と該電源との間に該浮遊
    容量より大容量のコンデンサを該1チップ半導体IC内
    に一体に接続した事を特徴とする電圧監視回路。
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