JPH066627Y2 - センサの瞬時停電時の誤動作防止回路 - Google Patents

センサの瞬時停電時の誤動作防止回路

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JPH066627Y2
JPH066627Y2 JP1984094705U JP9470584U JPH066627Y2 JP H066627 Y2 JPH066627 Y2 JP H066627Y2 JP 1984094705 U JP1984094705 U JP 1984094705U JP 9470584 U JP9470584 U JP 9470584U JP H066627 Y2 JPH066627 Y2 JP H066627Y2
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JP
Japan
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power supply
capacitor
circuit
voltage
sensor
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JP1984094705U
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JPS619931U (ja
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一仁 栢木
幹夫 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はCPU等の電子回路のリセット信号を発生する
センサの瞬時停電時の誤動作防止回路に関するものであ
る。
〔背景技術〕
第4図は従来例を示しており、この回路では電源Acc
が投入されると、電源投入遅延回路部1の抵抗Rを介
してコンデンサCが充電され、その電圧が所定レベル
を越えるまでインバータINから”H”のリセット信号
Rを発生し、また電源Acc電圧が瞬時停電等にて低下
するとコンパレータCP等からなる電源電圧変化検知回
路部2がこの低下を検知してコンパレータCPの出力
を”L”に落とし、コンデンサCの電荷をダイオード
を介して放電させ、インバータINの出力を”H”
に、つまりリセット信号Rを発生させるのである。とこ
ろでこの回路ではコンパレータCPや、基準電圧を作る
ためのツェナーダイオードZD等からなる電源電圧変化
検知回路部2を必要とし、回路構成が複雑になる上にコ
ストも高くなるという欠点があった。尚図中3はリセッ
ト信号Rでリセットがかかる電子回路、4は電子回路3
に安定した電源を供給する安定化電源回路部である。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の欠点に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは、回路構成が簡単で、応答速度も早
く、確実に瞬時停電時にも電子回路にリセットをかけて
誤報の発生を防止することができるセンサの瞬時停電時
の誤動作防止回路を提供するにある。
〔考案の開示〕
第1図は実施例回路を示しており、この実施例回路は後
述する第3図に示すセンサAに内蔵されるものである。
さて第1図において、5は瞬時停電検出回路部で、この
瞬時停電検出回路部5は、3端子レギュレータからなる
安定化電源回路部4の入出力端間にコンデンサCと抵
抗RとダイオードDとの直列回路を接続し、コンデ
ンサCと抵抗Rとの接続点と、安定化電源回路部5
の出力端に並列接続される電源投入遅延回路部1の時定
数回路の抵抗RとコンデンサCとの接続点との間に
ダイオードDを接続して構成されたものである。
電源投入遅延回路部1は第4図回路と同様に構成された
ものである。尚第1図中Dは逆流阻止用ダイオードで
ある。C,Cは平滑コンデンサである。
而して今直流電源Vccが直流電源接続端子I,I
間に接続されると、イ点の電圧は第2図(a)のように
立上がり、安定化電源回路部4は出力電圧をVを発生
する。同時に安定化電源回路部4の入出力端間、つまり
安定化電源回路部4の直列制御端子(図示せず)に並列
接続されている瞬時停電検出回路部5のコンデンサ
、抵抗R、ダイオードDの回路には安定化電源
回路部4内において出力側に接続されている出力電圧検
出用の分圧抵抗回路を通じて直流電源Accより電流が
流れ、コンデンサCは安定化電源回路部4の入出力電
圧差の電圧に充電され、ロ点の電圧は第2図(b)に示
すように安定化電源回路部4の出力電圧V〔第1図の
ニ点の電圧(第2図(d)〕と略等しい電圧となる。
一方電源投入遅延回路部1のコンデンサCは抵抗R
を通じて安定化電源回路部4の出力により充電されて、
ハ点の電圧は第2図(c)に示すように徐々に上昇す
る。そしてこの電圧がインバータINの閾値を越えるま
で上昇すると、インバータINの出力が第2図(e)に
示すように”L”から”H”に反転する。
次に直流電源Vccを得るための交流電源が瞬時停電し
て直流電源Vccが第2図(a)に示すように低下する
と、平滑コンデンサCの電荷とともに、コンデンサC
の電荷は安定化電源回路部4の内部回路を通じて放電
される。つまりコンデンサC、安定化電源回路部4の
内部回路(この場合直列制御素子のバイアス回路)、グ
ランド、コンデンサC、ダイオードD、コンデンサ
の閉回路で放電されることになる。ここでコンデン
サCは抵抗Rを通じて充電される電荷よりも放電し
た電荷の方が大きいため、コンデンサCのハ点の電圧
は安定化電源回路部3の入力電圧が安定化して出力する
べき一定電圧Vより低くなって、安定化電源回路部4
の出力電圧が電圧Vより低くなる前に、コンデンサC
の電荷の放電に応じて電圧Vより低下し始める。従
ってこの時点でハ点の電圧が直ちにインバータINの閾
値を下回ってインバータINは第2図(e)に示すよう
に出力を”L”から”H”に反転する。そしてやがて直
流電源Vccの電圧低下に伴ってコンデンサC、C
の放電が進み安定化電源回路部4の入力電圧が一定電圧
より低くなると、安定化電源回路部4の出力電圧は
第2図(d)に示すようにVより低下し始めることに
なる。これにより更にコンデンサCの放電が進み上記
放電経路でコンデンサCをハ点が負となる方向に充電
し、ロ点の電位もグランドに対して負となる。
このようにして直流電源Vccが瞬時停電した場合、安
定化電源回路部4の出力電圧が低下する前にリセット信
号RをインバータINから出力させることができる。そ
して直流電源Vccが回復した後、ハ点の電圧がV
レベルに達するまでリセット信号Rの出力は維持される
のである。
つまり直流電源Vccが完全に回復して、安定化電源回
路部4の出力電圧が一定電圧Vになった時点でリセッ
ト信号Rを止めるため確実に電子回路3にリセットをか
けることができるのである。
尚ダイオードDは電源オフ時にコンデンサCの残留
電荷を急速に放電させるために抵抗Rをバイパスする
ためのダイオードである。
図3は本考案を用いた防災システムの概略構成を示し、
このシステムのセンサAは第1図の回路を設けてあり、
本体Bから供給される直流電源Vccが交流電源の瞬時
停電によって低下したときに、センサA内の電子回路に
リセットをかけ電子回路が誤動作して誤報を発するのを
未然に防ぐようにしたものである。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように信号処理を行うCPU等の電子
回路と、外部電源を安定化する安定化電源回路部とを備
えたセンサに設けられるものであって、直流電源接続端
に接続された直流を安定化する安定化電源回路部の出力
端に並列に抵抗と第1のコンデンサとの直列回路からな
る時定数回路を接続し、第1のコンデンサの電圧が所定
レベルに上昇するまで、上記電子回路の動作をリセット
させるリセット信号を発生する電源投入遅延回路部と、
上記安定化電源回路部の入出力端間に第2のコンデンサ
と順方向の第1のダイオードとの直列回路を接続すると
ともに上記抵抗と第1のコンデンサとの接続点と、第2
のコンデンサと第1のダイオードとの接続点との間に、
第1のコンデンサ側から順方向となる第2のダイオード
を接続した瞬時停電検出回路部とを備えてあるので、電
源が瞬時停電しても確実にリセット信号を発生させるこ
とができ、しかも電源電圧の低下を第2のコンデンサの
電圧変化により検出することができるものであるから、
応答は速くしかも回路構成もコンパレータ等が不要でな
るから簡単になり、コストも安価であるという利点があ
り、しかも上述のように構成しているので、安定化電源
回路部の入力電圧が変動したことを、安定化電源回路部
の出力電圧が変動する前に検出することができ、そのた
め電源電圧変動にも影響を受けて誤報を生じるセンサの
電子回路にリセットをかけて誤報を防止することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の回路図、第2図は同上の動作
説明用のタイムチャート、第3図は同上の応用例の概略
構成図、第4図は従来例の回路図である、1は電源投入
遅延回路部、3は電子回路、4は安定化電源回路部、5
は瞬時停電検出回路部、Cは第1のコンデンサ、C
は第2のコンデンサ、INはインバータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−152321(JP,A) 特開 昭55−116118(JP,A) 特開 昭58−30229(JP,A) 特開 昭55−162127(JP,A) 特開 昭56−38622(JP,A) 特開 昭56−40929(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号処理を行うCPU等の電子回路と、外
    部電源を安定化する安定化電源回路部とを備えたセンサ
    に設けられるものであって、直流電源接続端に接続され
    た直流を安定化する安定化電源回路部の出力端に並列に
    抵抗と第1のコンデンサとの直列回路からなる時定数回
    路を接続し、第1のコンデンサの電圧が所定レベルに上
    昇するまで、上記電子回路の動作をリセットさせるリセ
    ット信号を発生する電源投入遅延回路部と、上記安定化
    電源回路部の入出力端間に第2のコンデンサと順方向の
    第1のダイオードとの直列回路を接続するとともに上記
    抵抗と第1のコンデンサとの接続点と、第2のコンデン
    サと第1のダイオードとの接続点との間に、第1のコン
    デンサ側から順方向となる第2のダイオードを接続した
    瞬時停電検出回路部とを備えて成ることを特徴とするセ
    ンサの瞬時停電時の誤動作防止回路。
JP1984094705U 1984-06-25 1984-06-25 センサの瞬時停電時の誤動作防止回路 Expired - Lifetime JPH066627Y2 (ja)

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