JPH0122367Y2 - - Google Patents

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JPH0122367Y2
JPH0122367Y2 JP1311783U JP1311783U JPH0122367Y2 JP H0122367 Y2 JPH0122367 Y2 JP H0122367Y2 JP 1311783 U JP1311783 U JP 1311783U JP 1311783 U JP1311783 U JP 1311783U JP H0122367 Y2 JPH0122367 Y2 JP H0122367Y2
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JP
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power supply
circuit
voltage
supply load
point
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【考案の詳細な説明】 本考案は、電源の投入時又は遮断時に当該電源
によつて作動電力が供給されている電子回路が誤
動作しないようにするための誤動作防止回路に関
するものである。
電子回路、特にデイジタル信号を扱う電子回路
に於いては電源の投入時、又は電源の遮断時(遮
断時とは、スイツチをオフにするときの他、停電
時、過負荷によるヒユーズ溶断時等、事故による
電源断時をもいう。)に誤動作が生じ、不要な信
号を出力して他の電子回路に悪影響を及ぼすこと
がしばしば生ずる。
本考案は、このような不都合を除去できる誤動
作防止回路を得ることを目的とするものである。
この目的のため、本考案では、電源の投入時に
於いては電子回路への印加電圧が当該電子回路の
正常動作電圧にまで上昇したことの確認を得るま
での間当該電子回路のイニシヤライズ動作が継続
されるようにし、電源の遮断時に於いては、電子
回路への印加電圧が当該電子回路の正常動作電圧
以下に下降する前に当該電子回路がリセツト状
態、インヒビツト状態又はホールド状態となるよ
うにした。
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例の回路図であり、1は
直流電源(以下、電源という。)、2及び3は電源
端子、4はダイオード、5は遅延回路、6は第1
のシユミツトトリガ回路、7は第2のシユミツト
トリガ回路、8は負論理のオア回路、9はコンデ
ンサ、10は電源負荷(電子回路)である。
第2図は第1図に示す実施例の動作を説明する
図であり、第1図のa点〜f点の電子変化を示し
たものである。
ダイオード4は、電源1からの電力供給路に電
源負荷10と直列に、かつ当該電源負荷10に流
れる電流の方向に対して順方向に挿入接続されて
いる。
第1のシユミツトトリガ回路6は、ダイオード
4に対して電源1側の電力供給路の電圧が一定レ
ベルに達したこと又は一定レベルまで下降したこ
とを判定するための電圧判定回路で、その被検出
電圧入力端子であるトリガ入力端子が上記ダイオ
ード4と電源端子2との接続点、すなわち上記ダ
イオード4に対して電源1側の電力供給路に接続
され、その出力端子はオア回路8の一方の入力端
子に接続されている。又、当該第1のシユミツト
トリガ回路6自体への作動電力は上記ダイオード
4と電源負荷10との接続点、すなわち上記ダイ
オード4に対して電源負荷10側から供給されて
いる。
第2のシユミツトトリガ回路7は、ダイオード
4に対して電源負荷10側の電力供給路の電圧が
一定レベルに達したこと又は一定レベルまで下降
したことを判定するための電圧判定回路で、その
被検出電圧入力端子であるトリガ入力端子が遅延
回路5を介して上記ダイオード4と電源負荷10
との接続点、すなわち上記ダイオード4に対して
電源負荷10側に接続され、その出力端子はオア
回路8の他の一方の入力端子に接続されている。
又、当該第2のシユミツト回路7自体への作動電
力は上記ダイオード4と電源端子2との接続点、
すなわち上記ダイオード4に対して電源1側から
供給されている。
コンデンサ9は、上記ダイオード4に対して電
源負荷10側の電力供給路に当該電源負荷10と
並列に接続されている。
電源負荷10は、当該誤動作防止回路を介して
電源1から作動電力が供給されて動作する電子回
路であつて外部からリセツト端子Rへの信号入力
でそれ自体がリセツトされる機能を有する必要が
あり、この機能から当該電源負荷10は多くの場
合、デイジタル電子回路でなる。また、この電源
負荷10は、その機能がいかなるものであつて
も、その構成が複数の電子部品によつて成るも
の、あるいは本考案集積回路化された所謂ワンチ
ツプ素子であつても本考案が実施でき、更にリセ
ツト端子Rの他にそれ自体の作動を禁止するため
のインヒビツト端子、それ自体の動作シーケンス
を一時的に停止して停止直前の作動状態を保持す
るためのホールド端子等を有する電子回路であつ
てもよい。但し、本実施例の説明ではリセツト端
子Rを例とする。
負論理で示すオア回路8は、前記したように第
1及び第2のシユミツトトリガ回路6及び7の出
力の負論理による論理和をとる回路で、その出力
は上記電源負荷10のリセツト端子Rに接続され
ており、当該オア回路8の論理和出力(負論理)
が上記電源負荷10のリセツト信号となる。
第1図に於いて、電源1とダイオード4との接
続点をa点(第1図では“a”と表示してある。
以下b点〜f点について同じ)、ダイオード4と
電源負荷10との接続点をb点、第1のシユミツ
トトリガ回路6の出力端子とオア回路8の入力端
子との接続点をc点、遅延回路5と第2のシユミ
ツトトリガ回路7のトリガ入力端子との接続点を
d点、第2のシユミツトトリガ回路7の出力端子
とオア回路8の入力端子との接続点をe点、アン
ド回路8の出力端子と電源負荷10のリセツト端
子Rとの接続点をf点とし、第2図に当該a点〜
f点の電圧変化を示して以下に実施例の動作を説
明する。尚、周知のようにシユミツトトリガ回路
は、そのトリガレベルが、オントリガのときとオ
フトリガのときとで若干異なるが、この相違は本
考案では特に意味をもたないので、第2図ではオ
ントリガレベルとオフトリガレベルを区別しない
で示してある。また電源負荷10、第1及び第2
のシユミツトトリガ回路6,7及びオア回路8等
について、それ等が正常に動作する電圧のレベル
は全て同一であるものとして説明する。
まず、電源の投入時の動作について説明する。
ダイオード4が電源負荷10に流れる作動電流
に対して順方向に挿入接続されていることによ
り、電源1が投入されると電源負荷10の電源経
路直流インピーダンスとコンデンサ9の容量とで
決まる時定数に従つてa点とb点の双方の電圧が
上昇する。
第1のシユミツトトリガ回路6のトリガレベル
は通常、その正常動作電圧レベルより低いので、
a点の電圧が上記トリガレベルに達した瞬間には
未だ第1のシユミツトトリガ回路6は出力を生起
せず、b点の電圧が正常動作電圧レベルに達した
瞬間に当該第1のシユミツトトリガ回路6は上記
正常動作電圧レベルに対応したレベルの信号をc
点に出力し、以後a点の電圧の上昇に従つて当該
c点のレベルも上昇していき、やがて電源1から
の供給電圧に対応したレベルになる。
また、d点には遅延回路5によつて時間t1だけ
遅れてb点と同じように電圧が変化する信号が出
力され、従つてこの信号が第2のシユミツトトリ
ガ回路7のトリガレベルに達する時間も、b点が
第1のシユミツトトリガ回路6のトリガレベルに
達する時間より時間t1だけ遅れる。この結果e点
にはc点よりも必ず遅れて第2のシユミツトトリ
ガ回路7がトリガされた後のb点の電圧変化に対
応した信号が出力される。
f点にはオア回路8によつて上記c点とe点の
信号の論理和(負論理)が出力されるので当該f
点のレベルは電源負荷10に供給されている電源
電圧が正常動作電圧レベルに達してからe点の電
圧が反転するまでの時間t2だけ確実に(遅延回路
5によつて遅延時間t1を確保していることにより
当該時間t2は必ず存在する。)ローレベル(以下、
“L”レベルとする。)にあり、この“L”レベル
信号がリセツト端子Rに入力されることにより電
源負荷10は必ずリセツトされる。すなわち、電
源負荷10が正常動作に入つてからイニシヤルリ
セツト時間t2が確実に存在することにより電源投
入時の誤動作が確実に防止される。
電源負荷10は上記イニシヤルリセツト時間t2
が経過してf点にハイレベル(以下、“H”レベ
ルとする。)が出力されるとリセツト端子Rのレ
ベルが“H”レベルとなり電源負荷10は所定の
機能で作動する。
次に電源の遮断時の動作について説明する。
コンデンサ9は電源負荷10に作動電力が供給
されている間、充電された状態にある。
ダイオード4が上記コンデンサ9からの放電電
流の流出方向に対して逆方向に挿入接続されてい
ることにより、電源1が遮断されると、a点の電
圧は電源負荷10側の時定数に殆んど無関係に下
降し、b点の電圧は電源負荷10側の時定数に従
つた特性で下降する。従つてa点の電圧降下は速
いが、b点の電圧降下はa点に比べてかなり遅く
徐々に進行する。
その結果、電源負荷10には電源1の遮断後、
暫時正常動作電圧で電力が供給され、a点の電圧
はb点の電圧が上記正常動作電圧を維持している
間に第1のシユミツトトリガ回路6のトリガレベ
ルに達する。すなわち、c点には電源負荷10が
正常動作にある間に電源電圧から0レベルに反転
する信号が出力され、f点にはe点の電圧に関係
なく“H”レベルから“L”レベルに変化する信
号が出力され、この信号がリセツト端子Rに入力
されて電源負荷10の作動はインヒビツト状態と
なる。
このように電源1の遮断時には電源負荷10が
正常動作を維持している間に当該電源負荷10に
インヒビツト(リセツト)信号が入力されるので
電源遮断時の誤動作が確実に防止される。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば
電源負荷への印加電圧が正常動作電圧レベルに上
昇するまでの間、当該電源負荷に対するイニシヤ
ルリセツト作動を継続させ、又当該電源負荷への
印加電圧が正常動作電圧レベル以下になる前に当
該電源負荷に対するリセツト作動、インヒビツト
作動又はホールド作動を行なわしめるようにした
ので、電源の投入時及び遮断時に於ける誤動作が
確実に防止されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の回路図、第2図は第
1図に示す実施例の動作説明図である。 4……ダイオード、5……遅延回路、6,7…
…電圧判定回路(シユミツトトリガ回路)、8…
…オア回路(負論理)、9……コンデンサ、10
……電源負荷。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電力供給路に電源負荷と直列に、かつ当該電源
    負荷に流れる電流に対して順方向に接続されたダ
    イオードと、該ダイオードに対して電源負荷側に
    当該電源負荷と並列に接続されたコンデンサと、
    上記ダイオードに対して電源側の電力供給路に被
    検出電圧入力端子が接続された第1の電圧判別回
    路と、遅延回路を介し、かつ上記ダイオードに対
    して電源負荷側の電力供給路に被検出電圧入力端
    子が接続された第2の電圧判定回路と、上記第1
    及び第2の電圧判定回路のそれぞれの出力端子が
    2つの入力端子のそれぞれに接続され、出力端子
    が上記電源負荷のリセツト端子、インヒビツト端
    子又はホールド端子に接続されたオア回路でなる
    電源の投入・遮断時の誤動作防止回路。
JP1311783U 1983-02-01 1983-02-01 電源の投入・遮断時の誤動作防止回路 Granted JPS59119743U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1311783U JPS59119743U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 電源の投入・遮断時の誤動作防止回路

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1311783U JPS59119743U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 電源の投入・遮断時の誤動作防止回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59119743U JPS59119743U (ja) 1984-08-13
JPH0122367Y2 true JPH0122367Y2 (ja) 1989-06-30

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ID=30144507

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JP1311783U Granted JPS59119743U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 電源の投入・遮断時の誤動作防止回路

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