JP2002228696A - 電源ノイズセンサ - Google Patents

電源ノイズセンサ

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JP2002228696A JP2001024862A JP2001024862A JP2002228696A JP 2002228696 A JP2002228696 A JP 2002228696A JP 2001024862 A JP2001024862 A JP 2001024862A JP 2001024862 A JP2001024862 A JP 2001024862A JP 2002228696 A JP2002228696 A JP 2002228696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、自身の電源系に重畳した正方
向及び負方向のインパルス性ノイズを検出可能にする。 【解決手段】 電源ラインに印加されたインパルス性ノ
イズを検知するノイズ検知部Aと、ノイズ検知部Aの検
知出力を保持する出力保持部Bとを備え、ノイズ検知部
Aにはインパルス性ノイズを含む電源電圧を緩やかに変
動させる時定数回路を設けて、インパルス性ノイズの波
高値が設定値を超えた後減少する際に、時定数回路を流
れる電流の方向を逆転させて、出力保持部Bからのノイ
ズ出力をインパルス性ノイズの消滅後も維持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ラインに印加
されて、ディジタルシステムを誤動作に至らせるインパ
ルス性ノイズ(グリッジ)を検出する電源ノイズセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、ディジタル回路を収納したデ
ィジタルシステムが広い分野で用いられている。一般
に、このディジタル回路は、アナログ回路に比べノイズ
に強いと言われているが、許容値を超えるノイズに対し
ては致命的なエラーを生じてしまい、甚大な損害を被る
場合がある。一方、ディジタルシステムの誤動作は、そ
の大半が、信号線と電源線からこのディジタルシステム
に混入したノイズによって引き起こされている(電気学
会技術報告(II)部第123号“制御機器の雑音と対
策”、1979)。特に、ディジタル回路においては、
電源側からノイズが混入した場合、出力がハイ(H)に
なるかロー(L)になるか全く予想できないことが、さ
らに対策を困難にしている。また、ディジタル回路の故
障に対してフェイルセーフな系を実現するために、一般
にはバックアップシステムをもった冗長系が組み込まれ
ることが多いが、このバックアップシステム自体も電源
ノイズによって同じように誤動作してしまうため、役に
立たない場合がある。
【0003】ところで、電源系に重畳するノイズに対し
てフェイルセーフな系を実現するための1つの手法とし
て、電源系ノイズを検出することにより、その検出信号
によってディジタルシステムを安全側に、すなわち、誤
動作のない状態に制御することが可能である。この電源
系に重畳するノイズを検出する手段としては、例えば特
開平9−054620号公報に記載の「電源監視回路」
や特開平4−115634号公報に記載の「電源ノイズ
検出回路」などがある。前者は、電源監視回路が誤動作
しないように遅延回路とスルーレート検出回路を組み合
わせて、所定のスルーレート値以下での電源低下時また
は所定時間以上の電源低下時にリセット信号を出力する
というものである。一方、後者は、ノイズに敏感な非同
期入力であるフリップフロップのクロック入力端子を電
源に接続しておき、電源に重畳するノイズでフリップフ
ロップが反転することを利用したものである。さらに、
瞬時停電などによる大きな電源電圧の低下時にパワーオ
ンに働くリセットを改良した特許第2713890号公
報に記載の「半導体集積回路」があるが、この中にも、
電源投入時にワンショットパルスを発生する電源投入検
出回路が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
「電源監視回路」にあっては、比較的低い周波数の電源
変動を検出するものであり、一方、前記「電源ノイズ検
出回路」では、フリップフロップも電源ノイズを受けて
誤動作する可能性があるという問題があった。さらに、
前記「半導体集積回路」にあっては、電源低下時はうま
く働くが、正方向のインパルス性ノイズの対策は何ら示
されていない。また、前記いずれの電源ノイズの検出技
術にあっても、回路構成が複雑になるという問題があっ
た。インパルス性ノイズは、LSIに到達する時点では
一般的に減衰振動になっており、正方向にも負方向にも
振れるため、このように、負方向、又は、正方向のみの
インパルス性ノイズに対応しただけでは実用的には充分
とはいえない。本発明は、前記のような問題を解決する
ものであり、高い周波数の電源変動を検出でき、さらに
簡単な構成で、自身の電源系に重畳した正方向及び負方
向のインパルス性ノイズを確実に検出することができる
電源ノイズセンサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明にかかる電源ノイズセンサは、電源ラインに印加
されたインパルス性ノイズを検知するノイズ検知部と、
該ノイズ検知部の検知出力を保持する出力保持部とを備
え、前記ノイズ検知部にはインパルス性ノイズを含む電
源電圧を緩やかに変動させる時定数回路を設けて、前記
インパルス性ノイズの波高値が設定値を超えた後減少す
る際に、前記時定数回路を流れる電流の方向を逆転させ
て、前記出力保持部からのノイズ出力を前記インパルス
性ノイズの消滅後も維持させるようにしたものである。
これにより、電源ラインに重畳したインパルス性ノイズ
を確実に検出可能にし、以て各回路保護の対策を容易に
とることができる。
【0006】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、前記ノイズ検知部を、電源端子とグランドとの間に
直列接続された第1の抵抗、第2の抵抗および第3の抵
抗と、前記第1の抵抗および第2の抵抗とともに前記時
定数回路を構成し、かつ第2の抵抗に並列接続されたコ
ンデンサと、前記第2の抵抗と第3の抵抗との接続点に
ベースが接続され、コレクタが第4の抵抗を介して前記
電源端子に接続され、エミッタがグランドに接続された
第1のトランジスタとから構成したものである。これに
より、ノイズ検知を簡単な回路構成にて実現できる。
【0007】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、前記出力保持部を、前記第4の抵抗と第1のトラン
ジスタのコレクタとを結ぶ接続点とグランドとの間に直
列接続された第5の抵抗および第1ー6の抵抗と、該第
5の抵抗と第6の抵抗との接続点にベースが接続され、
コレクタが前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に接
続され、エミッタがグランドに接続された第2のトラン
ジスタとから構成したものである。これにより、ノイズ
検知保持を簡単な回路構成にて実現できる。
【0008】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、インパルス性ノイズ検知前の第1のトランジスタの
ベース電流よりも、インパルス性ノイズ検知後の第2の
トランジスタのベース電流を大きくしたものである。こ
れにより、ノイズ検知をより確実にすることができる。
【0009】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトラン
ジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回
路を、前記第2のトランジスタのベース電位をグランド
に落とす第1のスイッチ回路としたものである。これに
より、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノイ
ズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0010】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトラン
ジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回
路を、前記第2のトランジスタのコレクタを電源端子に
接続する第2のスイッチ回路としたものである。これに
より、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノイ
ズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0011】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、電源オン時またはノイズ検出後に前記第1のトラン
ジスタをオンにするリセット回路を設け、該リセット回
路を、前記第1のトランジスタのコレクタ電位をグラン
ドに落とす第3のスイッチ回路としたものである。これ
により、ノイズ検出後のノイズセンサの状態を、常にノ
イズ検出可能状態に復旧させることができる。
【0012】また、本発明にかかる電源ノイズセンサ
は、前記ノイズ検出部および出力保持部を一組として、
これらの複数組を並列接続し、かつ各組の前記時定数回
路の時定数を異ならせたものである。これにより、イン
パルス性ノイズに対して感度の異なる、すなわちノイズ
の大きさに応じたノイズセンシングを実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
について説明する。本発明による電源ノイズセンサは、
図1に示すように、センサそれ自身の電源ラインに印加
されたインパルス性ノイズを検知する電源のノイズ検知
部Aと、このノイズ検知部Aで検知した出力を保持する
出力保持部Bとからなり、ノイズ検知部Aは電源ノイズ
によるトランジスタのベース電流の過渡応答を支配する
時定数回路に特徴をもつ。すなわち、この時定数回路
は、電源電圧Vccの電源端子とノードN1との間に挿
入された第1の抵抗としての抵抗R1と、ノードN1と
ノードN2との間に挿入された第2の抵抗としての抵抗
R2およびコンデンサC1の並列回路とからなる。時定
数回路のノードN2はトランジスタT1のベースに接続
され、第1のトランジスタT1のコレクタは第4の抵抗
としての抵抗R4を介して電源端子に接続され、ベース
は接地されている。さらに、ノードN2は第3の抵抗と
しての抵抗R3を介してグランドに接続されている。
【0014】一方、前記出力保持部Bにおいて、第5の
抵抗としての抵抗R5および第6の抵抗としての抵抗R
6が直列接続され、抵抗R5の入力端が、前記抵抗R4
とトランジスタ1のコレクタとの接続点であるノードN
3に接続され、抵抗6端はグランドに接続されている。
また、抵抗R5と抵抗R6の接続点であるノードN4に
は、第2のトランジスタとしてのトランジスタT2のベ
ースが接続され、このトランジスタT2のコレクタは前
記ノードN1に接続され、エミッタはグランドに接続さ
れている。さらに、トランジスタT2のベースとグラン
ドとの間、およびコレクタと電源端子との間にリセット
スイッチS1、S2が接続されている。
【0015】次に動作を説明する。電源ノイズセンサの
動作原理は、図2に示すように、ノード1の電位V1
を、検知しようとするインパルス性ノイズによる電源電
圧変動に対して緩やかに変動させることを特徴としてい
る。電源電圧Vccにノイズ電圧Vnが重畳された電源
電圧Vinにおいて、変動するノイズ電圧Vnの波高値
がある値(設定値)を超えると、ノイズ電圧Vnが減少
する際にV1>Vinとなり、これにより抵抗R1に流
れる電流の方向が逆転して、第1のトランジスタT1の
ベース電流が負方向に引かれ、このトランジスタT1が
オン→オフとなる。このため、第1のトランジスタT1
の反転出力V2は出力保持部Bに伝達され、第2のトラ
ンジスタT2はオフ→オンとなり、出力Voutはハイ
(H)→ロー(L)となり、ノイズが消滅した後も、検
知出力を維持することとなる。
【0016】図3にノイズ検知部Aの時定数Tcと検知
感度の関係を示す。この場合においては、電源系に加え
るインパルス性ノイズとして、図4に示すような台形波
を使用し、その立ち上がり時間tr および立ち下がり時
間tf は、共にフラット領域tw の20分の1のものを
使用した。検知感度は反転が生じたときの台形波の波高
値Vnで示してある。また、図3の横軸は、一般化する
ために時定数Tcを測定に用いたノイズ幅tw で規格化
した値を用いている。これにより、本発明の電源ノイズ
センサは、検知する電源ノイズのノイズ幅tw と同程度
から10分の1程度までの時定数で検知感度が最も良く
なるインパルス性ノイズの検出に適した特性を実現して
いる。
【0017】一方、出力保持部Bでは出力Voutをロ
ー(L)に固定するために、このローの出力をフィード
バックしてトランジスタT1のゲートに入力すればよ
い。しかし、そのローの出力を第1のトランジスタT1
のゲートにダイレクトに接続すると、検知前の出力がベ
ース電圧と同じ低い電圧(トランジスタ特性にもよるが
およそ0.4〜0.7V)になる。そこで、本発明の電
源ノイズセンサでは、前記時定数回路におけるノードN
1に前記ローの出力を接続することで、所望の時定数を
実現しつつ、前記出力Voutと第1のトランジスタT
1のベース電圧とに電位差を与えている。
【0018】従って、最初のインパルス性ノイズを検知
した後は、ノードN1の電圧V1は充分に低い値となっ
ている。しかし、2度目に同様のインパルス性ノイズが
印加された場合に、ノードN1の電位V1が上昇し、第
1のトランジスタT1のベース電位がオン可能な電圧
(0.4〜0.7V)になると、再び第1のトランジス
タT1はオンとなり出力Voutがロー(L)からハイ
(H)となる再反転が生じる可能性がある。この出力の
再反転を回避し、安定して出力Voutがローを続ける
ために、本発明の電源ノイズセンサでは、2つの工夫を
している。その第1は、第1のトランジスタT2のベー
スに対して、意図的にスピードアップコンデンサを装荷
しないことである。スピードアップコンデンサを装荷し
ないことによって、第2のトランジスタT2側の電源系
ノイズに対する時定数を0とすることができ、電源電圧
Vinの変動に常にV1が追従し、前記電位の逆転を防
止できる。従って、出力Voutが反転しなくなる。
【0019】また、前記工夫の第2は、仮にコンデンサ
が装荷されていても、第2のトランジスタT2がオンと
なった後のこの第2のトランジスタT2のベース電流を
充分に大きくしておくことで、前記のような再反転を防
ぐとこができる。このため、第2のトランジスタT2の
ベースはノードN3にダイレクトに接続するか(図示し
ていない)、または、ノードN3とグランドとの間に直
列に接続された抵抗5および抵抗6を、第2のトランジ
スタT2をオンにするベース電流が充分となるような電
圧に分圧するノード4に、図示のように接続している。
【0020】この電源ノイズセンサを実際に用いるため
には、初期状態で第1のトランジスタT1がオン状態に
なるようにセットする必要がある。特に、最初に電源を
オンにした直後は、先に述べた再反転防止回路のため、
必ず第2トランジスタT2がONする回路定数になって
いる。そこで、電源ノイズセンサの周辺回路として電源
オン時、またはインパルス性ノイズ検出後のリセットを
行うリセット回路を有することにより、電源ノイズセン
サをノイズ待ち受け状態にセットすることができる。こ
のリセット回路として、第2のトランジスタT2のベー
ス電位をグランド電位に落とす第1のスイッチ回路S
1、または出力Voutを電源電圧Vccに短絡する第
2のスイッチ回路S2、またはノード3をグランド電位
に落とす第3のスイッチ回路(図示しない)を設けるこ
とが望ましい。
【0021】さらに、本発明の電源ノイズセンサを基本
回路とし、この応用として、図5に示すように、複数個
の基本回路NS−1〜NS−nを並列に接続し、それぞ
れのノイズ検知部Aの時定数を異ならしめることによ
り、電源系ノイズに対する感度の異なる一連のノイズセ
ンサ群を構成することができる。感度の高い順に、また
は低い順にその出力端子を並べ、それぞれに発光ダイオ
ードL1〜Ln等の表示デバイスをつけておけば、ノイ
ズの大きさを多段階に分けて検知および表示することが
できる。
【0022】図6は図1に示す回路の回路定数、評価に
用いる電源系に印加するインパルス性ノイズ波形(台形
波)のパラメータ、およびこのときの検知感度を示す。
また図7は電源系ノイズ印加時のセンサ出力の過渡応答
の、アナログ電子回路のシミュレーションを行うプログ
ラムであるSPICEによるシミュレーション結果を示
し、図7(b)は図7(a)に示す円内の拡大図であ
る。図8はノイズ消滅時t3におけるシミュレーション
で得られた電流を示す。本発明の電源ノイズセンサを実
際に構成し、実回路を用いた電源ノイズの検出例を図9
に示す。検知電圧が図6より6.8V(Vn=4、検知
感度=1.8V)であるため、Vn=1Vのノイズに対
して検出していないが、Vn=2Vのノイズに対して
は、最初のノイズの印加時に出力がハイ(H)からロー
(L)に変化し、次のノイズに対しては反応していな
い。すなわち、最初のノイズを安定して検出したことを
示している。
【0023】本発明では第1、第2のトランジスタT
1、T2に2SC3732を用いており、遷移周波数f
t=750MHZ と高速であるため、図のようなノイズ
幅tw=200nsのノイズを検知可能であるが、これ
より遷移周波数ftの低い、すなわち低速のスイッチン
グトランジスタを用いた場合は検知感度が低下する傾向
にあるので、各トランジスタT1、T2の選定に留意す
る必要がある。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によればノイズ検
知部にはインパルス性ノイズを含む電源電圧を緩やかに
変動させる時定数回路を設けて、前記インパルス性ノイ
ズの波高値が設定値を超えた後減少する際に、前記時定
数回路を流れる電流の方向を逆転させて、出力保持部か
らのノイズ出力を前記インパルス性ノイズの消滅後も維
持させるように構成したので、電源に印加された電源系
の正方向および負方向のインパルス性ノイズを確実に検
出することができ、これを簡単な構成にてローコストに
実現でき、したがって、別電源を用意する必要がなく、
簡単に装置内に組み込むことができる。また、この電源
ノイズセンサの出力をフェイルセーフ制御、またはシス
テムのリセットなどに用いることで、システムの電源系
インパルス性ノイズに対する信頼性を飛躍的に向上させ
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態による電源ノイズセン
サを示す回路図である。
【図2】 図1におけるノイズ検知部各部の信号を示す
タイミングチャートである。
【図3】 図1におけるノイズ検知部の時定数と検知感
度との関係を示す説明図である。
【図4】 電源電圧に重畳したインパルス性ノイズを示
す模式図である。
【図5】 本発明の電源ノイズセンサを多段に並列接続
したノイズレベルセンサを示すブロック図である。
【図6】 図1に示す電源ノイズセンサの回路パラメー
タを示す説明図である。
【図7】 本発明による電源ノイズセンサ出力の過渡応
答を示す説明図である。
【図8】 ノイズ消滅時点t3に図1の電源ノイズセ
ンサに流れる、ノイズ消滅時点t3における電流の方向
を示す説明図である。
【図9】 本発明の電源ノイズセンサを用いて、電源ラ
インに印加されたノイズを検出した例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A ノイズ検知部 B 出力保持部 R1 抵抗(第1の抵抗) R2 抵抗(第2の抵抗) R3 抵抗(第3の抵抗) R4 抵抗(第4の抵抗) R5 抵抗(第5の抵抗) R6 抵抗(第6の抵抗) R7 抵抗(第7の抵抗) C1 コンデンサ T1 第1のトランジスタ T2 第2のトランジスタ S1 第1のスイッチ回路(リセット回路) S2 第2のスイッチ回路(リセット回路)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ラインに印加されたインパルス性ノ
    イズを検知するノイズ検知部と、 該ノイズ検知部の検知出力を保持する出力保持部とを備
    え、 前記ノイズ検知部にはインパルス性ノイズを含む電源電
    圧を緩やかに変動させる時定数回路を設けて、 前記インパルス性ノイズの波高値が設定値を超えた後減
    少する際に、前記時定数回路を流れる電流の方向を逆転
    させて、前記出力保持部からのノイズ出力を前記インパ
    ルス性ノイズの消滅後も維持させることを特徴とする電
    源ノイズセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ検知部が、 電源端子とグランドとの間に直列接続された第1の抵
    抗、第2の抵抗および第3の抵抗と、 前記第1の抵抗および第2の抵抗とともに前記時定数回
    路を構成し、かつ第2の抵抗に並列接続されたコンデン
    サと、 前記第2の抵抗と第3の抵抗との接続点にベースが接続
    され、コレクタが第4の抵抗を介して前記電源端子に接
    続され、エミッタがグランドに接続された第1のトラン
    ジスタとから構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電源ノイズセンサ。
  3. 【請求項3】 前記出力保持部が、 前記第4の抵抗と第1のトランジスタのコレクタとを結
    ぶ接続点とグランドとの間に直列接続された第5の抵抗
    および第6の抵抗と、 該第5の抵抗と第6の抵抗との接続点にベースが接続さ
    れ、コレクタが前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点
    に接続され、エミッタがグランドに接続された第2のト
    ランジスタとから構成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の電源ノイズセンサ。
  4. 【請求項4】 インパルス性ノイズ検知前の第1のトラ
    ンジスタのベース電流よりも、インパルス性ノイズ検知
    後の第2のトランジスタのベース電流を大きくしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の電源ノイズセンサ。
  5. 【請求項5】電源オン時またはノイズ検出後に前記第1
    のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リ
    セット回路が、前記第2のトランジスタのベース電位を
    グランドに落とす第1のスイッチ回路であることを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセン
    サ。
  6. 【請求項6】電源オン時またはノイズ検出後に前記第1
    のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リ
    セット回路が、前記第2のトランジスタのコレクタを電
    源端子に接続する第2のスイッチ回路であることを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセン
    サ。
  7. 【請求項7】電源オン時またはノイズ検出後に前記第1
    のトランジスタをオンにするリセット回路を設け、該リ
    セット回路が、前記第1のトランジスタのコレクタ電位
    をグランドに落とす第3のスイッチ回路であることを特
    徴とする請求項3または請求項4に記載の電源ノイズセ
    ンサ。
  8. 【請求項8】前記ノイズ検出部および出力保持部を一組
    として、これらの複数組が並列接続され、かつ各組の前
    記時定数回路の時定数が異なることを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載の電源ノイズセンサ。
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