JP3594224B2 - フィルムアンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の窓ガラスに貼付けて用いられるフィルムアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用フィルムアンテナは、アンテナ導体線を帯状の透明フィルムに貼付け、このフィルムをたとえば自動車のフロントガラスに貼付けて用いられる。フィルムアンテナは、視界の妨げとならないように帯状のフィルムを窓ガラスの周縁に沿って貼付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
帯状のフィルムは透明であるけれども、窓ガラスに貼付けたとき、フィルムの周縁が線状に浮き出て視認される。帯状のフィルムは窓ガラスの周縁に沿って貼付けられるので、フィルムの周縁の線が窓ガラスの周縁に平行となる。このときフィルムがずれて貼付けられた場合にはフィルムの周縁と窓ガラスの周縁とが平行とならず、見栄えが悪くなる。
【0004】
通常、フィルムと窓ガラスの周縁との間隔は数mm程度の僅かの間隔である。このように間隔が小さいほど平行か否かが明瞭に認識され、僅かでもずれると美観が大きく低下してしまう。したがって、フィルムがずれて貼付けられないようにアンテナの貼付け作業も慎重に行わねばならず、作業効率も悪くなってしまう。
【0005】
また、フロントガラスは平面でなく、曲面であるので、このような曲面ガラスにフィルムを正確に所定の位置に貼付けることは非常に困難である。
【0006】
このような車載用フィルムアンテナに類似の従来技術としては、特開昭61−82502、特開平7−122919、特開平7−122920、特開平10−308620または特開平11−17595などに開示されているが、上述した問題を解決する方法については何ら記載されていない。
【0007】
本発明の目的は、美観を低下させることなく、容易にフィルムアンテナを窓ガラスに貼付けることができるフィルムアンテナを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電気絶縁性を有する透明な帯状のフィルムと、前記フィルムに線状に配設されるアンテナ導体とを有し、前記フィルムが窓ガラスに貼付けられるフィルムアンテナにおいて、
前記帯状のフィルムは、幅広部と幅細部とから成り、該幅広部の幅方向一方側と該幅細部の幅方向一方側は直線状に連なり、該幅広部の幅方向他方側が窓ガラス周縁に近接して配置されることを特徴とするフィルムアンテナである。
【0009】
本発明に従えば、帯状の透明フィルムは幅広部と幅細部とから成り、幅細部は幅広部の幅方向一方側に連なる。このフィルムは、幅広部の幅方向端部側、すなわち幅細部が設けられない側が窓ガラスの周縁に近接するように窓ガラスに貼付けられる。したがって、幅細部は窓ガラスの周縁から離反した位置へ窓ガラスの周縁に平行に配置される。したがって、帯状のフィルムの全長が窓ガラスの周縁に近接した位置に配置されるのでなく、幅広部の幅方向一方側の周縁のみが窓ガラスの周縁に近接した位置に配置され、残りの幅細部の周縁は窓ガラスの周縁から離反して配置されるので、フィルムがずれて貼付けられたとしても、見る者にはそれが判りにくく、美観が低下することが防がれる。したがって、貼付け作業も幅広部の周縁のみ窓ガラスの周縁に平行となるように気をつけて貼付ければよく、作業効率も向上する。また、窓ガラスに貼付けてアンテナを取り付けるので、後付けすることができる。
【0012】
また本発明は、前記フィルムの一表面に、窓ガラスに貼付けるための粘着層が形成され、他表面にアンテナ導体が配設され、該アンテナ導体を覆って透明層が印刷によって形成されることを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、フィルムの一表面側には粘着層が形成されるので、容易に窓ガラスに貼付けることができる。またフィルムの他表面側にアンテナ導体が設けられ、このアンテナ導体を覆って透明層が印刷によって形成されるので、これによってアンテナ導体が保護され、防錆性が向上する。またこの透明層は印刷によって形成するため、容易にかつ正確に形成することが可能である。
【0016】
また本発明は、前記フィルムの一表面に、窓ガラスに貼付けるための粘着層が形成され、他表面にアンテナ導体が配設され、該アンテナ導体の上から透明なカバーフィルムが貼付けられることを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、アンテナ導体の上から透明なカバーフィルムが貼付けられるので、これによってアンテナ導体が保護され、フィルムアンテナの強度が向上し、錆やアンテナ導体の破断などが防がれる。
【0018】
また本発明で、前記フィルムは、窓ガラスの室内側に貼付けられることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、フィルムアンテナが室内側に設けられることにより、耐候処理を施す必要がなく、製造コストを抑制することができる。また、アンテナフィルムの端部を車体と内装材との間に引き込むことも容易である。
【0020】
また本発明は、前記フィルムの長手方向一端部が、車体と内装材との間に引き込まれ、該引き込まれた部分に、前記アンテナ導体に給電するための給電端子が形成されることを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、アンテナの給電部は車体側に設けられ、窓ガラスの開口部に設けられるのは透明フィルムと線状のアンテナ導体のみであるので、開口部に給電部が設けられず、美観が低下することが防がれる。
【0022】
また本発明で、前記粘着層は、窓ガラスに貼付けられる部分のみに設けられることを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、フィルムは窓ガラスから車体にわたって設けられるので、粘着層がフィルムの全面に形成される場合には、窓ガラスと車体との両方にフィルムが貼付き、フィルムの貼付け作業が困難となるが、本発明では粘着層は窓ガラスに貼付ける部分のみに設けられるので、フィルムの貼付け作業が容易となる。
【0024】
また本発明で、前記粘着層は、前記フィルムの一表面全面に形成され、窓ガラスに貼付ける前の該フィルムの粘着層を保護するために粘着層を覆う剥離シートが設けられ、該剥離シートは少なくとも、窓ガラスに貼付けられる部分と車体に引き込まれる部分との境界部で分割されることを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、フィルムの粘着層には予め剥離シートが設けられており、この剥離シートは窓ガラスに貼付ける部分と車体に引き込まれる部分との境界部で分割されている。したがって、まず窓ガラスに貼付ける部分の剥離シートを剥がし、車体に引き込まれる部分の剥離シートは残した状態で窓ガラスにフィルムを貼付け、次に残りの剥離シートを剥がして車体にフィルムを貼付ける。このように剥離シートを分割して、貼付け作業を2段階に分けることによってフィルムの貼付け作業が容易となる。
【0026】
また本発明で、前記給電端子は面状に形成され、アンテナ導体の端部に連なり、該給電端子に接続する給電用同軸ケーブルには、給電用同軸ケーブルの内部導体に端子が接続される給電用コネクタが取り付けられ、該給電用コネクタの端子と該給電端子とが圧接して接続されることを特徴とする。
【0027】
本発明に従えば、給電用同軸ケーブルの給電用コネクタの端子とアンテナ導体の給電端子とが圧接して接続されるので、ハンダ付けすることなく、良好に接続することができる。
【0028】
また本発明は、前記給電用同軸ケーブルの外部導体が、車体にねじ止めされて接地されることを特徴とする。
【0029】
本発明に従えば、給電用同軸ケーブルの外部導体を車体にねじ止めすることにより、車体に塗装が施されている場合であっても、車体の金属部分と同軸ケーブルの外部導体とを電気的に接続し、確実に接地することが可能となる。また、外力が作用したとしても、容易に取れることはない。
【0030】
また本発明は、前記給電用同軸ケーブルの外部導体に端子が接続される接地用コネクタが取り付けられ、車体の塗装を除去して露出した車体の金属部分に該接地用コネクタの端子を圧接して接地することを特徴とする。
【0031】
本発明に従えば、車体の塗装を除去した部分と接地用コネクタの端子とを圧接して接続することにより、ハンダ付けなどを行うことなく良好に接地することが可能となる。
【0032】
また本発明で、前記給電用同軸ケーブルには、給電用同軸ケーブルの外部導体に端子が接続される接地用コネクタが取り付けられ、車体の塗装の上から導体シートを貼付け、該導体シートに前記接地用コネクタの端子を圧接して接地することを特徴とする。
【0033】
本発明に従えば、塗装された車体に導体シートを貼付けることによって、導体シートと車体との間に容量が形成される。したがって、この導体シートに端子を圧接してコネクタを取り付けることによって、接地することができる。このようにして、塗装を除去することなく接地することが可能となり、フィルムアンテナの取付け作業が非常に簡単となる。
【0034】
また本発明は、前記アンテナ導体は、フィルムの幅細部では長手方向に延び、幅広部では幅方向にジグザグ状に配設されることを特徴とする。
本発明に従えば、アンテナ導体は幅広部でジグザグ状に折り返されて配置されるので、フィルムの長さを短くすることができ、これによって、たとえばフロントガラスの側辺に縦方向に配置することができる。
また本発明で、前記透明層の印刷は、アンテナ導体およびその周辺部のみであることを特徴とする。
本発明に従えば、透明層の形成は、アンテナ導体およびその周辺部のみであるので、フィルムの透明度の低下を可及的に抑えることができる。
また本発明で、前記アンテナ導体は、導電性ペーストの印刷によって形成されていることを特徴とする。
【0035】
本発明に従えば、アンテナ導体を印刷によって形成することにより、アンテナのパターンがジグザク状であっても正確にかつ迅速に形成することが可能である。
【0036】
また本発明で、前記アンテナ導体は、導体線から成ることを特徴とする。
【0037】
本発明に従えば、アンテナ導体を導体線によって形成することによって直流抵抗を低減し、アンテナ感度を向上することができる。
【0038】
また本発明で、前記窓ガラスは、フロントガラスであることを特徴とする。
【0039】
本発明に従えば、たとえばリアガラスにはデフォガ(曇り止め)の導線が張られているので、この導線がアンテナ線に干渉する恐れがあるが、本発明ではフィルムアンテナをフロントガラスに設けることにより、このような干渉を防ぎ、良好に受信することが可能である。
【0040】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である車載用フィルムアンテナ1の使用状態を示す図であり、図2はこのフィルムアンテナ1を用いたVICS(Vehicle
Information and Communication System)装置2の構成を示すブロック図である。フィルムアンテナ1は、1/4波長のモノポールアンテナであり、自動車の室内側からフロントガラス3の左側辺部に貼付けられ、端部がフロントピラー17の内装材内に引き込まれ、この引き込まれた端部から給電される。このアンテナ1は、中心周波数が83MHzで、76〜90MHzのFM帯域の電波を受信し、本実施形態ではVICS装置2のアンテナとして用いられる。
【0041】
VICS装置2は、図2に示されるようにフィルムアンテナ1、アンテナアンプ4、VICSチューナ5、ナビゲーションユニット6および表示器7とから構成され、フィルムアンテナ1で受信した信号をアンテナアンプ4で増幅し、VICSチューナ5で復調し、ナビゲーションユニット6に記憶される地図情報とともに、受信した渋滞情報などの交通情報を表示器7に表示する。
【0042】
図3は、フィルムアンテナ1を示す正面図である。フィルムアンテナ1は、帯状の透明なフィルム14と、フィルム14に線状に配設されるアンテナ導体15とから構成される。フィルム14は、フロントガラス3の開口部に貼付けられる帯状のアンテナ部12と、このアンテナ部12の長手方向一端部(図3の上端部)12aから垂直に延び、車体に引き込まれる引き込み部13とから成る。
【0043】
アンテナ部12は、長手方向他端部(図3の下方)12bの幅広部11と、一端部12a側の幅細部10とから成り、幅細部10は幅広部11の幅方向一方側(図3の右方)11aに連なる。すなわち、幅広部11の幅方向一方側11aの側縁21と幅細部10の幅方向一方側10aの側縁22とは一直線上に連なり、幅広部11の幅方向他方側11bの側縁23と、幅細部10の幅方向他方側10bの側縁24と段差25を介して連なる。
【0044】
前記引き込み部13は、幅細部10の端部から幅方向他方側に延び、引き込み部13の先端部にはアンテナ導体25に連なる給電端子20が形成される。後述するようにこの給電端子20に給電用同軸ケーブルが接続される。
【0045】
図4は、図3の切断面線IV−IVから見た断面図である。フィルム14は、透光性および電気絶縁性を有する合成樹脂、本実施形態ではポリエステルから成り、厚みは0.075mmである。このフィルム14の一表面14aには、フロントガラス3に貼付けるための粘着層30が形成される。粘着層30は、フィルム14の一表面14a全面に粘着剤を塗布して形成される。この粘着層30は、剥離シート31によって覆われ、フィルム14をフロントガラス3に貼付ける前の粘着層30が保護される。
【0046】
フィルム14の他表面14bに、前記アンテナ導体15が設けられる。アンテナ導体15は、銀から成る導電性ペーストをフィルム14の他表面14b上にパターン印刷することによって形成される。図3に示されるように、アンテナ導体15は引き込み部13および幅細部10では長手方向に沿って直線状に延び、幅広部11では幅方向に複数回折り返されてジグザク状に配設される。このようにアンテナ導体15をジグザク状に配設することにより、FM帯域の周波数を受信するのに必要なアンテナ導体15の所定の長さを確保した上で、フィルムアンテナ1の長さを短くすることができ、これによってフィルムアンテナをフロントガラス3の縦方向に配置することが可能となる。
【0047】
また引き込み部13の端部に面上に形成される給電端子20も、アンテナ導体15を形成するときに同時にパターン印刷によって形成する。
【0048】
アンテナ導体15および給電端子20を形成した後、図4に示されるようにアンテナ導体15を覆って透明層32を形成する。透明層32は、透明インクのパターン印刷によってアンテナ導体15およびアンテナ導体15の周縁部のフィルム14上にのみ形成される。これによって透明フィルム14の透明度が低下するといったことが防がれる。このような透明層32でアンテナ導体15を覆うことによって、アンテナ導体15が錆びるといったことが防がれる。またこの透明層32は、給電端子20上には形成せず、給電端子20を露出させる。したがって、フィルムアンテナ1を自動車に取付ける前には露出した給電端子20が錆びないように、給電端子20全面を覆う防錆シール33を貼付けておく。
なおアンテナ導体15および給電端子20の厚みは0.25mmとする。
【0049】
フィルム14を覆う剥離シート31は、フィルム14のアンテナ部12と引き込み部13との境界部35で分割される。フィルム14のアンテナ部12はフロントガラス3に貼付けられ、引き込み部13は車体のフロントピラー17に貼付けられる。フロントガラス3からピラー17にわたって1度にフィルム14を貼付けることは困難であるが、前述したように剥離シート31が境界部35で分割されるので、まずアンテナ部12側の剥離シート31を剥がしてフロントガラス3に貼付けた後、引き込み部13の剥離シート31を剥がしてピラー17にフィルム14の引き込み部13を貼付けることによって、容易に貼り付けることができる。またアンテナ部12側の剥離シート31および引き込み部13側の剥離シート31にはそれぞれ剥離するための剥離補助片36,37が設けられる。剥離補助片36,37は、たとえば紙片から成り、外方に突出するように各剥離シート31に取付けられ、少なくとも一方、本実施形態では引き込み部13側の剥離補助片37は境界部35に近接して取付けられる。
【0050】
剥離シート31は2つに完全に分割されてもよいが、本実施形態ではハーフカットによって剥離シート31の境界部35に切込を形成する。したがって、この境界部35近傍の剥離補助片37をもって剥離シート31をフィルム14から剥がすことによって、剥離シート31は境界部35で確実に分割される。
【0051】
また、フィルム14のアンテナ部12の長さL1は本実施形態では414mmであり、このうち幅広部11の長さL2は134mmであり、幅細部10の長さL3は180mmであり、幅広部11の長さは全体の約1/3である。また、幅広部11の幅W1は38mmであり、幅細部10の幅W2は23mmである。また、引き込み部13の長さL4は57mmである。また、アンテナ導体15は引き込み部13では幅方向中央部で長手方向に沿って延びているが、幅細部10では幅方向一方10a側、すなわちフロントピラー17から離反する側で長手方向に沿って延びている。また、幅広部11ではアンテナ導体15は、30mmの幅で10mm間隔でジグザグ状に折り返される。
【0052】
図5は、フィルムアンテナ1の給電部の取付け方法を示す図である。フィルムアンテナ1を取付ける場合には、予め車体のフロントピラー17から内装材を取り外しておく。そして、前述したように、フィルム14のアンテナ部12を先ずフロントガラス3に貼付け、次に引き込み部13をフロントピラー17に貼付ける。次にこの貼付けた引き込み部13の下方のピラー17上に導体シート50を貼付ける。導体シート50は、アルミニウム箔から成り、塗装された車体のフロントピラー17の上に貼付けることによって、導体シート50と車体の金属部とで容量を形成する。したがって、塗装を除去することなく、この導体シート50から接地することが可能となる。
【0053】
次に、前述したVICS装置2のアンテナアンプ4に接続される給電用同軸ケーブル40をフィルムアンテナ1の給電部20と導電シート50に接続する。給電用同軸ケーブル40の端部には、給電用同軸ケーブル40の内部導体に接続される被覆電線41を介して給電用コネクタ43が接続され、同様に給電用同軸ケーブル40の端部には外部導体に接続される被覆電線42を介して接地用コネクタ44が取付けられる。
【0054】
図6は、給電用コネクタ43を示す側面図である。なお接地用コネクタ44も給電用コネクタ43と同様の構成であるので、対応する構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0055】
給電用コネクタ43は中空の直方体状のコネクタ本体51と、コネクタ本体51の底壁54に貼付けられる両面粘着テープ52と、両面粘着テープ52の中央部に貼付けられる端子53とを有する。両面粘着テープ52は、1mm程度の肉厚を有するウレタンから成り、弾発性を有し、コネクタ本体51の底壁54に貼付けられる。端子53は金属製の薄板から成り、コネクタ本体51内で被覆電線41に電気的に接続されて給電用同軸ケーブル40の内部導体に電気的に接続される。図5に示すように、両面粘着テープ52には挿通孔55が形成され、この挿通孔55から端子53が挿通して引き出され、折り曲げられて両面粘着テープ52の中央部に貼付けられる。なお、この両面粘着テープ52上には、端子53を覆って剥離シート(図示せず)が貼られている。
【0056】
このようにして外部に露出する端子53はフィルムアンテナ1の給電端子20とほぼ同じ大きさであり、また両面粘着テープ52および底壁54は端子53よりも充分に大きく、端子53を外囲するように粘着テープ52が露出する。また、両面粘着テープ52の表面に端子が貼付けられるので、図6からも分かるに、両面粘着テープ52から端子53は突出して配置される。
【0057】
前述したように両面粘着テープ52は弾発性を有するので、フィルムアンテナ1の給電端子20から防錆シール33を剥がし、給電用コネクタ43から剥離シートを剥がし、端子53と給電端子20とが接触するように給電コネクタ43を貼付けることによって、給電用コネクタ43の端子53は両面粘着テープ52の弾発力によって給電端子20に押し付けられ、端子53とフィルムアンテナ1の給電端子20とが面接触した状態で圧接されて確実に接続される。また、給電端子20および端子53の外部は両面粘着テープ52がフィルム14に貼付いて外囲されるので、コネクタ43の取付け状態においては各端子20,53が外部に露出せず、錆びるといったことが防がれる。このようにして、ハンダ付けすることなく確実に給電用同軸ケーブル40とフィルムアンテナとを接続することができる。
【0058】
接地用コネクタ44も同様に、底部に両面粘着テープ52の中央部に端子53が露出して配置されるので、接地用コネクタ44の両面粘着テープ52を導体シート50の中央部に貼付けることによって、端子53が導体シート50に面接触し、両面粘着テープ52の弾発力によって圧接される。このようにして、接地用コネクタ44をハンダ付けすることなく、容易に取付けることが可能である。また前述したように導体シート50は、車体の金属部との間で容量を形成するので、給電用同軸ケーブル40の外部導体を導体シート50に電気的に接続することによって車体の塗装を除去することなく接地することができる。また、この導体シール50は、アルミ箔であるので、防錆性が高い。なおこの導体シート50の面積は、たとえば15cm2程度である。
【0059】
次にフィルムアンテナ1の取付け方法について説明する。まず予めフィルムアンテナ1の引き込み部13を貼付けるフロントピラー17から内装材を取り外しておく。次にフィルムアンテナ1を貼付ける部分に洗剤を含んだ水を霧吹きで吹付けておく。そして、フィルムアンテナ1のアンテナ部12の剥離シート31を剥がし、アンテナ部12の幅広部11の幅方向他方11b側の側縁23がフロントガラス3の側辺、すなわちフロントピラー17に所定の間隔、本実施形態では5mm程度あけて平行となるように位置合わせし、水分を追い出すようにして貼付ける。引き続いて幅細部10も水分を追い出しながら貼付けていく。
【0060】
このように本発明では、フロントピラー17に僅かな間隔をあけて平行となるのは、帯状のアンテナ部12の全長のうち、1/3弱の長さを有する幅広部11の側縁23のみであり、アンテナ部12の2/3強の長さを有する幅細部10の周縁24はフロントピラー17から離反して配置されるので、正確にフロントピラー17に平行に貼付けられない場合であっても、目だたず、美観が低下するといったことが防がれる。また、幅細部10は、前述したように20mm程度の幅を有するので、貼付ける際に皺などを形成することなく容易に美しく貼付けることができる。
【0061】
次に引き込み部13の剥離シート31bを剥がし、フロントピラー17に引き込み部13を貼付ける。そして前述したように、導体シート50をフロントピラー17に貼付け、給電用同軸ケーブル40の給電用コネクタ43を給電端子20に貼付け、接地用コネクタ44を導体シート50に貼付ける。そして再び内装材をフロントピラー17に取付けて、フィルムアンテナ1の引き込み部13、各コネクタ43,44および給電用同軸ケーブル40を内装材の下に隠し、フィルムアンテナ1の装着作業が完了する。このように、フィルムアンテナ1は、引き込み部13をフロントピラー17に引き込むので、取外す内装材がピラー部のみで済む。たとえばルーフ側に引き込む場合には、取り外す内装材が非常に多くなるが、これに比べて取付け作業が非常に簡単となる。
【0062】
本実施形態ではフィルムアンテナ1はフロントガラスに貼付けたが、貼付ける窓は、自動車の嵌めごろしの窓であればよく、たとえばリアガラスに貼り付けてもよい。
【0063】
また、本実施形態ではフィルムアンテナを室内側から貼付けたが、屋外側から貼付けるようにしてもよい。また、引き込部はピラー側としたが、ルーフ側に引き込んでもよく、また貼付ける位置がフロントガラスの左側辺としたが、右側辺でもよく、または上もしくは下側辺であってもよい。
【0064】
本実施形態のフィルムアンテナ1ではアンテナ導体15は、パターン印刷によって形成したが、本発明の他の実施形態としてアンテナ導体を導体線で形成してもよい。これによってアンテナの感度を向上することができる。またアンテナ導体15を覆う透明層32は透明インクを印刷して形成したが、他の実施形態として透明のカバーフィルムをアンテナ導体の上からフィルム全面を覆うように貼付けてもよい。これによってアンテナ導体が損傷しにくくなり、たとえば窓ガラスの屋外側に貼付けることも可能となる。
【0065】
また本実施形態では、導体シート50と接地用コネクタ44とを用いて給電用同軸ケーブル40の外部導体の接地を行ったが、本発明はこのような形態に限らず、たとえば給電用同軸ケーブル40の外部導体に接続する被覆電線42にY字状の金具を取付け、この金具をフロントピラー17にねじ止めすることによって、給電用同軸ケーブルの外部導体と車体の金属部とを電気的に接続して接地するように構成してもよい。これによって外力などによって容易に外れることはない。またさらに、このようなねじ止めでなく、フロントピラー17の塗装を部分的に剥がして車体の金属部分を露出させ、本実施形態で用いた接地用コネクタ44をこの露出した金属部分に貼付けて接地するようにしてもよい。この場合も接地用コネクタ44の端子53が両面粘着テープ52の弾発力によって露出した金属部分に圧接され、これによってハンダ付けなどを行うことなく容易に接地することが可能となる。
【0066】
また、本実施形態ではフィルムアンテナ1はVICS装置に用いたが、FMラジオのアンテナとして用いてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、帯状のフィルムを、たとえば窓ガラスなどに貼付ける際に、フィルムがずれて貼付けられ、窓ガラスの周縁に正確に平行でない場合であっても、見る者にはそれが判りにくく、美観を低下させることがなく、アンテナとして使用することができる。
【0069】
また本発明によれば、フィルムの一表面側には粘着層が形成されるので、容易に窓ガラスに貼付けることができる。またフィルムの他表面側にはアンテナ導体が設けられ、このアンテナ導体を覆って透明層が印刷によって形成されるので、これによってアンテナ導体が保護され、防錆性が向上する。またこの透明層は印刷によって形成されるため、迅速にかつ正確に形成することが可能である。
【0071】
また本発明によれば、アンテナ導体の上から透明なカバーフィルムが貼付けられるので、これによってアンテナ導体が保護され、錆の発生やアンテナ導体の破断などが防がれる。
【0072】
また本発明によれば、フィルムアンテナが室内側に設けられることにより、耐候処理を施す必要がなく、製造コストを抑制することができる。
【0073】
また本発明によれば、アンテナのフィルムの長手方向一端部に、アンテナ導体に給電をするための給電端子が形成されているので、給電端子を目立たなくして、美観が低下するのを防ぐことができる。
【0074】
また本発明によれば、粘着層は窓ガラスに貼付ける部分のみに設けられるので、フィルムの貼付け作業が非常に容易となる。
【0075】
また本発明によれば、剥離シートは窓ガラスに貼付ける部分と車体に引き込まれる部分との境界部で分割されているので、フィルムの貼付け作業を容易に行うことができる。
【0076】
また本発明によれば、給電用同軸ケーブルの給電用コネクタの端子とアンテナ導体の給電端子とは圧接して接続されるので、ハンダ付けすることなく、良好に接続することができる。
【0077】
また本発明によれば、給電用同軸ケーブルの外部導体を車体にねじ止めすることにより、外力が作用しても容易にはずれなくなる。
【0078】
また本発明によれば、車体の塗装を除去した部分と接地用コネクタの端子とを圧接して接続することにより、ハンダ付けなどを行うことなく良好に接地することができる。
【0079】
また本発明によれば、塗装された車体に貼付けた導体シートに露出する端子を圧接して接地用コネクタを導体シートに貼付けることにより、塗装を除去することなく接地することが可能となり、フィルムアンテナの取付け作業が非常に簡単となる。
また本発明によれば、アンテナ導体は幅広部でジグザグ状に折り返されて配置されるので、フィルムの長さを短くすることができ、これによって、たとえばフロントガラスの側辺に縦方向に配置することができる。
また本発明によれば、透明層の印刷がアンテナ導体およびその周辺部のみに形成されるので、フィルムの透明度が低下することが防がれる。
【0080】
また本発明によれば、アンテナ導体を印刷によって形成することにより、アンテナのパターンがジグザグ状であっても正確かつ迅速に形成することが可能である。
【0081】
また本発明によれば、アンテナ導体が導体線から形成されるので、アンテナの感度が良好となる。
【0082】
また本発明によれば、フィルムアンテナをフロントガラスに設けることにより、デフォガと干渉することなく、良好に受信することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である車載用フィルムアンテナ1の使用状態を示す図である。
【図2】車載用フィルムアンテナ1を用いたVICS装置2の構成を示すブロック図である。
【図3】フィルムアンテナ1の平面図である。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見た断面図である。
【図5】フィルムアンテナ1の給電部の取付け方法を説明する図である。
【図6】給電用コネクタ43の側面図である。
【符号の説明】
1 フィルムアンテナ
3 フロントガラス
10 幅細部
11 幅広部
14 フィルム
15 アンテナ導体
20 給電端子
30 粘着層
31 剥離シート
32 透明層
40 給電用同軸ケーブル
50 導体シート
53 端子
Claims (16)
- 電気絶縁性を有する透明な帯状のフィルムと、前記フィルムに線状に配設されるアンテナ導体とを有し、前記フィルムが窓ガラスに貼付けられるフィルムアンテナにおいて、
前記帯状のフィルムは、幅広部と幅細部とから成り、該幅広部の幅方向一方側と該幅細部の幅方向一方側は直線状に連なり、該幅広部の幅方向他方側が窓ガラス周縁に近接して配置されることを特徴とするフィルムアンテナ。 - 前記フィルムの一表面に、窓ガラスに貼付けるための粘着層が形成され、他表面にアンテナ導体が配設され、該アンテナ導体を覆って透明層が印刷によって形成されることを特徴とする請求項1記載のフィルムアンテナ。
- 前記フィルムの一表面に、窓ガラスに貼付けるための粘着層が形成され、他表面にアンテナ導体が配設され、該アンテナ導体の上から透明なカバーフィルムが貼付けられることを特徴とする請求項1記載のフィルムアンテナ。
- 前記フィルムは、窓ガラスの室内側に貼付けられることを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
- 前記フィルムの長手方向一端部が、車体と内装材との間に引き込まれ、該引き込まれた部分に、前記アンテナ導体に給電するための給電端子が形成されることを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
- 前記粘着層は、窓ガラスに貼付けられる部分のみに設けられることを特徴とする請求項2または3記載のフィルムアンテナ。
- 前記粘着層は、前記フィルムの一表面全面に形成され、窓ガラスに貼付ける前の該フィルムの粘着層を保護するために粘着層を覆う剥離シートが設けられ、該剥離シートは少なくとも、窓ガラスに貼付けられる部分と車体に引き込まれる部分との境界部で分割されることを特徴とする請求項2または3記載のフィルムアンテナ。
- 前記給電端子は面状に形成され、アンテナ導体の端部に連なり、該給電端子に接続する給電用同軸ケーブルには、給電用同軸ケーブルの内部導体に端子が接続される給電用コネクタが取り付けられ、該給電用コネクタの端子と該給電端子とが圧接して接続されることを特徴とする請求項5記載のフィルムアンテナ。
- 前記給電用同軸ケーブルの外部導体が、車体にねじ止めされて接地されることを特徴とする請求項8記載のフィルムアンテナ。
- 前記給電用同軸ケーブルの外部導体に端子が接続される接地用コネクタが取り付けられ、車体の塗装を除去して露出した車体の金属部分に該接地用コネクタの端子を圧接して接地することを特徴とする請求項8または9記載のフィルムアンテナ。
- 前記給電用同軸ケーブルには、給電用同軸ケーブルの外部導体に端子が接続される接地用コネクタが取り付けられ、車体の塗装の上から導体シートを貼付け、該導体シートに前記接地用コネクタの端子を圧接して接地することを特徴とする請求項8または9記載のフィルムアンテナ。
- 前記アンテナ導体は、フィルムの幅細部では長手方向に延び、幅広部では幅方向にジグザグ状に配設されることを特徴とする請求項1〜11のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
- 前記透明層の印刷は、アンテナ導体およびその周辺部のみであることを特徴とする請求項2記載のフィルムアンテナ。
- 前記アンテナ導体は、導電性ペーストの印刷によって形成されていることを特徴とする請求項1〜13のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
- 前記アンテナ導体は、導体線から成ることを特徴とする請求項1〜13のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
- 前記窓ガラスは、フロントガラスであることを特徴とする請求項9〜15のうちの1つに記載のフィルムアンテナ。
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