JPH07122919A - 自動車用fm、tv帯フィルムアンテナのアース構造 - Google Patents

自動車用fm、tv帯フィルムアンテナのアース構造

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JPH07122919A
JPH07122919A JP26370993A JP26370993A JPH07122919A JP H07122919 A JPH07122919 A JP H07122919A JP 26370993 A JP26370993 A JP 26370993A JP 26370993 A JP26370993 A JP 26370993A JP H07122919 A JPH07122919 A JP H07122919A
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JP
Japan
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antenna
adhesive tape
conductive adhesive
outer conductor
grounding means
Prior art date
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JP26370993A
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English (en)
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Yuji Baba
祐司 馬場
Harunori Murakami
治憲 村上
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な取付け作業で外側導体を車体に接続す
ることができる自動車用FM、TV帯フィルムアンテナ
のアース構造を提供すること。 【構成】 アンテナと受信機を結ぶ信号線として同軸給
電線4を用い、この同軸給電線4の芯線5をアンテナ終
端部に接続するとともに外側導体9を接地手段11を介
して車体12に接地するようにした自動車用FM、TV
帯フィルムアンテナ1において、前記接地手段11は車
体12との間で容量が形成されるよう車体12に貼着し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用FM、TV帯
アンテナ、特に後から取付けることができる自動車用F
M、TV帯フィルムアンテナのアース構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、後から取付けることができる自動
車用アンテナとして自動車の窓ガラスに貼着するフィル
ムアンテナが注目されるようになってきている。
【0003】このフィルムアンテナはプラスチックフィ
ルム間にアンテナ素子およびこのアンテナ素子の引出し
線を形成して構成されている。
【0004】このフィルムアンテナの信号線としては、
一般に同軸給電線が用いられ、芯線を引出し線の終端部
に接続するとともに外側導体を車体に接続することでア
ンテナアースをとるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記外側導
体のアースは、例えば一端部を外側導体に圧接して取付
けた接地手段であるアース板の他端部を車体に穴を形成
しビス等で取付けたり、あらかじめ車体側にアース用に
専用のビス止め構造を設けることによって行うものが一
般的である。しかし、上記構成の場合、穴あけ等の取付
け作業が面倒であるばかりかアースを十分なアンテナ性
能を発揮できる最良の位置に設けることができるとは限
らないという問題がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためなされた
もので、その目的は簡単な取付け作業でアンテナ性能か
ら見て最良の位置にアースを設定できる自動車用FM、
TV帯フィルムアンテナのアース構造を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ところで、絶縁体の種類
によって周波数特性は大きく異なるがFM/TV帯(例
えば、100MHz)で絶縁体を挟んで電極導体を対向
させたとき、容量が1μF程度であればインピーダンス
は0.0015Ωである。
【0008】自動車のように表面が塗装されている金属
(車体)に対し塗装層(絶縁体)を挟んで電極導体とな
る接地手段を対向させた場合、容量が1μF程度であれ
ば直流信号は阻止されるが交流信号は通りアースとして
機能させることができる。
【0009】さらに車体と金属板(電極)間の間隔を狭
くして電極導体の容量を大きくすればインピーダンスは
より小さくなり、外側導体と車体とを結合は十分低いも
のとなる。
【0010】本出願人はこの事実に鑑み、上記課題を解
決するため本発明に係る自動車用FM、TV帯フィルム
アンテナのアース構造は、アンテナと受信機を結ぶ信号
線として同軸給電線を用い、この同軸給電線の芯線をア
ンテナ終端部に接続するとともに外側導体を接地手段を
介して車体に接地するようにした自動車用FM、TV帯
フィルムアンテナにおいて、前記接地手段は車体との間
で容量を形成するように配設されたことを特徴とする。
前記接地手段としては導電性粘着テープを用いるのが好
ましい。
【0011】
【作用】本発明に係る自動車用FM、TV帯フィルムア
ンテナのアース構造は、例えば接地手段である導電性粘
着テープ等で外側導体を車体に貼着することで車体との
間に容量を形成してアンテナアースを構成する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1は本発明の第1実施例に係る自動車用F
M、TV帯フィルムアンテナのアース構造を適用したフ
ィルムアンテナの接地手段取付け状態を示す概略図、図
2はテープ貼着部の拡大図である。
【0013】図1に示すフィルムアンテナ1は前述した
ようにプラスチックフィルム間に水平および垂直に配設
したアンテナ素子2,3と、このアンテナ素子2,3を
同軸給電線4の芯線5に接続する引出し線6とから構成
し、後部窓ガラス7の上部に貼着されている。
【0014】前記引出し線6終端部8の給電点に同軸給
電線4の芯線5が接続され、同軸給電線4の外側導体9
がアース線10として接地手段11を介して車体(図示
せず)に接続する。
【0015】なお、実際には同軸給電線4はコネクタを
介して接続されるが図1においてはコネクタ等を省略し
模式化して示してある。
【0016】この実施例においては、接地手段11とし
て、図2に示すように導電性粘着テープ13を用い外側
導体9をこの導電性粘着テープ13と車体とでもって挟
み込むようにして貼り付ける。
【0017】このとき、導電性粘着テープ13はあらか
じめ外側導体9に接着材等で固着しておけば湿気等に起
因する接触不良を防止することができより好ましい。
【0018】この導電性粘着テープ13は自動車後部窓
ガラス7の近傍12であってこの後部窓ガラス7と側方
窓の間の自動車後部ピラー(何れも図示せず)の適宜の
位置に取付ける。
【0019】このとき、導電性粘着テープ13はフィル
ムアンテナ1の終端部8の給電点付近に設けるのが最適
であり、上記したように自動車後部ピラーやその他後部
窓ガラス7周囲の所定の場所に設ける。
【0020】このとき、外側導体9は妨害電波を拾い易
いことからその長さは短い方が良く、20cm以下、好
ましくは10cm以下となるようにするのが良い。
【0021】ところで、導電性粘着テープ13を車体に
貼着して所期の静電容量を得るためには導電性粘着テー
プ13と車体との間の絶縁体(塗装層等)の間隔が、通
常0.03cm以下であることを考慮し、電極として間
隔に比べて十分大きな面積を持たせ、また外側導体9を
挟み込むために1cm×3cm(3cm2 )以上の大き
さのものが必要である。ただし、作業上その他の観点か
ら最大でも300cm2 以下とする。
【0022】導電性粘着テープ13として1cm×3c
m(3cm2 )の大きさのものを使用したとき、導電性
粘着テープ13と車体との間の絶縁体の間隔を0.03
cmとすると、テープと車体との容量は数1から8.8
5μFとなる。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、Sは導電性粘着テープの面積(単
位:cm2 )、tは電極間(導電性粘着テープと車体)
の間隔(単位:cm)である。
【0025】この容量であるとき、FM/TV帯(例え
ば、100MHz)においては、インピーダンスは0.
00018Ωとなり、外側導体9と車体との結合として
十分低いインピーダンスとなりアースとして機能できる
ことがわかる。
【0026】なお、この実施例においては塗装層の上か
ら外側導体9を導電性粘着テープ13を用いて貼着した
が、貼着する塗装層をあらかじめ剥ぎ取って直接貼着す
るようにしてもよい。
【0027】図3は本発明の第2実施例に係る自動車用
FM、TV帯フィルムアンテナのアース構造を適用した
フィルムアンテナの接地手段取付け状態を示す概略図、
図4はテープ貼着部の拡大図であり、同一部分には同一
符号を付し説明を省略する。
【0028】この実施例においては同軸給電線4の引出
し線6終端部8から所定距離(この実施例においては約
50mm)離れた位置の被膜を所定長さ(この実施例に
おいては約10mm)除去して外部導体9を露出させ、
この露出部分14を図4に示すように接地手段である導
電性粘着テープ13で巻き込むようにして車体に貼着し
てアースをとるようにしている。
【0029】この際、第1実施例と同様に導電性粘着テ
ープ13をあらかじめ外側導体9にハンダ付けしておい
たり、貼着する塗装層をあらかじめ剥ぎ取るようにすれ
ばより好ましい効果を発揮する。
【0030】このような構成とすることで第1実施例と
同様の作用効果を奏することができることになる。な
お、接地手段として本発明では導電性粘着テープを用い
たが、これに限らず容量を形成できるものであれば、例
えば導電性塗料等を用いることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動車
用FM、TV帯フィルムアンテナのアース構造によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0032】フィルムアンテナを後から取付けると
き、例えば外側導体を導電性粘着テープ等で車体に貼着
するだけで車体との間に容量を形成できるため、車体か
らのアンテナアースを簡単にとることができ、車体に穴
をあけビス止めする等の作業を不要とすることができ
る。
【0033】妨害電波を拾い難くなる等アンテナ性能
から見て最良の位置にアースを設けることができるの
で、SN比が向上する等性能の優れたアンテナを容易に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車用FM、TV
帯フィルムアンテナのアース構造を適用したフィルムア
ンテナの接地手段取付け状態を示す概略図
【図2】テープ貼着部の拡大図
【図3】本発明の第2実施例に係る自動車用FM、TV
帯フィルムアンテナのアース構造を適用したフィルムア
ンテナの接地手段取付け状態を示す概略図
【図4】テープ貼着部の拡大図
【符号の説明】
1 フィルムアンテナ 2,3 アンテナ素子 4 同軸給電線 5 芯線 6 引出し線 7 後部窓ガラス 8 終端部 9 外側導体 10 アース線 11 接地手段 12 近傍 13 導電性粘着テープ 14 露出部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと受信機を結ぶ信号線として同
    軸給電線を用い、この同軸給電線の芯線をアンテナ終端
    部に接続するとともに外側導体を接地手段を介して車体
    に接地するようにした自動車用FM、TV帯フィルムア
    ンテナにおいて、前記接地手段は車体との間で容量を形
    成するように配設されたことを特徴とする自動車用F
    M、TV帯フィルムアンテナのアース構造。
  2. 【請求項2】 前記接地手段は導電性粘着テープである
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車用FM、TV帯
    フィルムアンテナのアース構造。
JP26370993A 1993-10-21 1993-10-21 自動車用fm、tv帯フィルムアンテナのアース構造 Pending JPH07122919A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003026062A2 (en) * 2001-09-11 2003-03-27 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Film antenna, windshield, and film antenna grouding structure
JP2007158462A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ten Ltd アンテナの給電回路及び給電回路を用いたアンテナの設置方法
JP2011009995A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> アンテナ装置

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003026062A2 (en) * 2001-09-11 2003-03-27 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Film antenna, windshield, and film antenna grouding structure
WO2003026062A3 (en) * 2001-09-11 2003-07-10 Nippon Sheet Glass Co Ltd Film antenna, windshield, and film antenna grouding structure
JP2007158462A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ten Ltd アンテナの給電回路及び給電回路を用いたアンテナの設置方法
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Effective date: 20020501