JP3591669B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、感熱記録材料に関するものであり、高感度で、画像保存性に優れ、さらに白紙の耐熱性に優れた感熱記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
感熱記録に関しては、古くから多くの方式が知られている。例えば、電子供与性無色染料と電子受容性化合物を使用した感熱記録体は、特公昭43−4160号公報、同45−14039号公報などに開示されており、近年これらの感熱記録システムは、ファクシミリ、プリンター、ラベルなど多分野に応用されニーズが拡大している。特にラベルなどの用途では、装置の小型化、高速化に伴い、低エネルギーでの発色性、即ち高感度化と画像保存性、および電子レンジなどでの耐熱性、即ち白紙の耐熱性が要望されている。
【0003】
高感度化のためには、ロイコ染料と顕色剤との相溶性の良い低融点の化合物、いわゆる増感剤(特開昭60−82382号公報、特公昭63−42590号公報)の使用、吸油性の高い顔料の中間層を設ける(特公昭57−52915号公報など)とか、ロイコ染料、顕色剤の微粒化(特開昭58−76293号公報)などの各種手段がなされている。
【0004】
一方、感熱記録材料の耐熱性などの改善に関しても、種々の方法が提案されている。例えば、特開平59−207283号公報には、少なくとも3位と7位に置換アミノ基を有するロイコ染料とパラヒドロキシ安息香酸エステルを組合せ、染料の分散剤としてヒドロキシエチルセルロ−スおよびカルボキシル基変性ポリビニルアルコ−ルの少なくとも一種の分散剤を用いることで、耐油性、耐熱性が向上するとある。また、特開平2−577号公報には、ロイコ型感熱発色体中の顕色剤としてメタビス(3,4−ジヒドロキシクミル)ベンゼンを用いることで、熱応答性、画像保存性(耐熱性)に優れた感熱記録体を形成するとある。
【0005】
さらに、近年では、電子レンジなどでの使用にも耐えられるラベルの要望と共に、白紙の耐熱性が要望されてきた。白紙の耐熱性は、増感剤の影響が大きく、従来の系では増感剤を使用した場合、白紙の耐熱性が不可で、増感剤なしおよび微粒化だけでは感度を十分満足するものが得られなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高感度で、画像保存性に優れ、かつ白紙の耐熱性を備えた感熱記録材料を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの欠点を改良すべく鋭意研究を行った結果、本発明の感熱記録材料は、支持体の片面に、ロイコ染料と顕色剤を含む感熱発色層を設け、その上に保護層を設けた感熱記録材料において、感熱発色層中に、該顕色剤として2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを用い、増感剤として4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンと融点120℃以上の脂肪酸アマイドのエマルジョンとを併用することを特徴とするものである。
【0008】
本発明の感熱記録材料は、主として食品用のラベルに使用されるものであり、従来は、その画像保存性が重要で包装用の塩ビフイルムなどに対する耐可塑剤性、食料油などに対する耐油性、耐食酢性、耐アルコール性、あるいは耐光性などの画像保存性が必要であり、従来、フアクシミリ用などに一般的に使用されていた顕色剤(ビスフエノールA、p−ベンジルフエニル安息香酸)では不十分であり、さらに感熱発色層の上に水溶性高分子物質を主体とした保護層を設け(実公昭59−9909号公報)、また、高感度化のために前記の増感剤を適宜使用し、さらに必要に応じて前記の中間層を設け、高感度と画像保存性を両立し使用されていた。
【0009】
本発明のラベル用としては、支持体の他面に通常は感圧接着剤層を介し剥離紙を設けた形で使用されることが多いが、さらに支持体と感圧接着剤層との間に浸透防止層などを設けることも可能であり、それらに限定されるものではない。
【0010】
感熱発色層のロイコ染料、顕色剤並びに増感剤は、水溶性高分子化合物と共に粉砕して使用されるのが一般的であり、高感度化のためには、粉砕粒径を小さくして使用される。
【0011】
前記の中間層の顔料としては、感度、カス付着改良の点からポーラスで、断熱性の高い、JIS K5101法による吸油量が50ml/100g以上の無機粉体が用いられ、例えば、焼成カオリン、活性白土、シリカ、炭酸カルシウム、けいそう土などが主として用いられ、さらにカオリン、タルクなどが併用できる。
【0012】
水性接着剤としては、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリル樹脂エマルジョン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、でんぷん、でんぷん誘導体、カゼイン、ゼラチンなどが挙げられ、その他、分散剤、消泡剤、滑剤なども添加することができ、一般のコート紙に用いられるものが使用できる。
【0013】
支持体の片面に設けられる感熱発色層は、電子供与性無色染料および電子受容性の顕色剤、増感剤(感度向上剤)を主成分とするが、必要に応じ、ワックス類、金属石鹸類、紫外線吸収剤などを添加し、さらに顔料などを混合しても良い。
【0014】
本発明に用いられるロイコ染料としては、一般の感圧記録紙、感熱記録紙などに用いられるものであれば特に制限されない。以下、具体的な例を挙げる。
(1)トリアリールメタン系化合物
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタル・バイオレット・ラクトン)3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス−(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス−(2−フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−2−イル)−6−ジメチル−アミノフタリドなど。
【0015】
(2)ジフェニルメタン系化合物
4,4´−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミンなど。
【0016】
(3)キサンテン系化合物
ローダミンB−アニリノラクタム、ローダミンB−p−ニトロアニリノラクタム、ローダミンB−p−クロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジクロル)アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−フェニチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(4−ニトロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランなど。
【0017】
(4)チアジン系化合物
ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルーなど。
【0018】
(5)スピロ系化合物
3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3,3´−ジクロロ−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジルスピロ−ジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシ−ベンゾ)−スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピランなど。
【0019】
あるいは上記の各種混合物を挙げることができる。これらは用途および希望する特性により決定される。
【0020】
本発明に使用される顕色剤としては、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの他に、支障のない範囲でフェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体などの顕色剤の併用も可能である。具体的には、フェノール類として、p−オクチルフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−2−エチル−ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパンなどが挙げられる。
【0021】
芳香族カルボン酸誘導体としては、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸およびカルボン酸においてはこれらの多価金属塩などが挙げられる。
【0022】
ワックス類としては、パラフィンワックス、カルナバロウワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックスなどが挙げられる。
【0023】
金属石ケンとしては、高級脂肪酸多価金属塩、即ち、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸亜鉛などが挙げられる。
【0024】
本発明で使用の感度向上の為の増感剤としては、4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンであるが、支障のない範囲で他の増感剤を併用することも可能である。具体的には、安息香酸やテレフタル酸のエステル類、ナフタレンスルホン酸エステル類、ナフチルエーテル誘導体、アントリルエーテル誘導体、脂肪族エーテル系その他フェナントレン、フルオレンなどの増感剤を一部併用することができる。また、前記のワックス類も増感剤として併用することも可能である。これら増感剤の使用量は、染料に対して20〜300重量%添加され、特に50〜200重量%が好ましい添加量である。
【0025】
本発明で使用される融点120℃以上の脂肪酸アマイドのエマルジョンとしては、エチレンビスステアリン酸アマイド(融点140℃)、メチレンビスステアリン酸アマイド(融点143℃)、エチレンビスラウリン酸アマイド(融点158℃)、N,N’−ジステアリルアジピン酸アマイド(融点144℃)、ヘキサメチレンビスヒドロキシステアリン酸アマイド(融点138℃)、N,N’−ジステアリルセバシン酸アマイド(融点135℃)、ヘキサメチレンビスステアリン酸アマイド(融点146℃)、エチレンビスベヘン酸アマイド(融点141℃)などが挙げられる。
【0026】
さらに、量的には、増感剤である4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンに対して、10〜100重量%、好ましくは10〜60重量%の範囲で調節すると共に、染料に対して5〜200重量%添加され、特に5〜150重量%の範囲で調節するのが望ましい。
【0027】
これらは、バインダー(接着剤)中に分散して塗布される。バインダーとしては水溶性のものが一般的であり、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチレン−無水マイレン酸共重合体、スチレン−無水マイレン酸共重合体、イソブチレン−無水マイレン酸共重合体、ポリアクリル酸、デンプン誘導体、カゼイン、ゼラチンなどが挙げられる。また、これらのバインダーに耐水性を付与する目的で耐水化剤(ゲル化剤、架橋剤)を加えたり、疎水性ポリマーのエマルジョン、具体的には、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリル樹脂エマルジョンなどを加えることもできる。
【0028】
支持体としては、紙が一般的であるが、樹脂フイルム、合成紙、不織布などを用いることも可能である。中間層および感熱発色層の塗工に用いる装置としては、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ロッドコーター、カーテンコーターなどのコーターヘッドを用いることができる。
【0029】
さらに、塗工したものの表面平滑性を改良するために、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、グロスカレンダー、ブラッシングなどの装置を利用することができる。
【0030】
中間層を設ける場合の塗工量は、特に限定するものではないが、少なすぎるとその効果が小さく、多すぎると紙の強度が弱くなり、また、経済的ではないので、3〜20g/m2、好ましくは5〜10g/m2が適当である。感熱発色層の支持体への塗工量は限定されるものではないが、通常、乾燥重量で3〜15g/m2、好ましくは、4〜10g/m2の範囲である。顕色剤の使用量は染料に対して、5〜300重量%添加されるが、特に20〜150重量%が好ましい添加量である。
【0031】
なお、本発明では耐溶剤性などの為に感熱発色層の上に、さらに保護層を設けるが、ポリビニルアルコールなどの感熱発色層に用いられる接着剤などが塗抹され、必要に応じてさらに顔料、ワックス類、耐水化剤などの添加が可能である。
【0032】
【作用】
本発明の方法で得られる感熱記録材料は、前記した如く支持体の片面に、ロイコ染料と顕色剤を含む感熱発色層を設け、その上に保護層を設けた感熱記録材料である。該感熱発色層中に2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンおよび4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンと融点120℃以上の脂肪酸アマイドのエマルジョンとを含有することにより、白紙の耐熱性を備え、高感度で画像保存性に優れた感熱記録材料を得ることができた。これは該顕色剤および該増感剤との相溶性のために耐熱性と高感度化の両立が可能になったものと考えられる。
【0033】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。尚、以下に示す部および%は何れも重量基準である。また塗抹量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗抹量を示すものとする。
【0034】
実施例1
1.中間層1の作製
を攪拌分散し、中間層1塗液とし、50g/m2の原紙にブレードコーターにて塗抹量8.5g/m2を塗抹し、中間層1とした。
【0035】
2.感熱発色層の作製
<A液の調製>
A液をダイノミル(シンマルエンタープライゼス製)を用いて体積平均径0.5μmに粉砕した。
【0036】
<B液の調製>
B液をダイノミル(シンマルエンタープライゼス製)を用いて体積平均径1.1μmに粉砕した。
【0037】
<C液の調製>
【0038】
<感熱発色層の形成>A,B,C液を混合し、28%エチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョン(中京油脂製、ハイドリンB−961、融点140℃)を30部、さらに10%PVA液を固形で全固形の20%になるように添加し感熱発色層塗液とした。この感熱発色層塗液を前記中間層の上に手塗りバー塗抹量5g/m2になるように塗抹し、感熱発色層とした。
【0039】
続いて、下記の保護層液を、実施例1の感熱発色層の上に手塗バーで3g/m2になるように塗抹し、カレンダーでベック平滑で600〜800秒になるように処理を行い、感熱記録材料を得た。
【0040】
<保護層液の配合>
【0041】
実施例2
実施例1でエチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンの代わりにメチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョン(融点143℃)に代替し、同様に行い感熱記録材料を得た。
【0042】
実施例3
実施例1でエチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンの代わりにヘキサメチレンビスヒドロキシステアリン酸アマイド(融点138℃)に代替し、同様に行い感熱記録材料を得た。
【0043】
比較例1
実施例1で感熱発色層のエチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンを抜いた以外は同様に行い感熱記録材料を得た。
【0044】
比較例2
実施例1で感熱発色層のエチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンをメチロ−ルステアリン酸アマイドのエマルジョン(中京油脂製、ハイドリンD−757、融点110℃)に代替した以外は同様に行い感熱記録材料を得た。
【0045】
比較例3
実施例1で感熱発色層のエチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンをステアリン酸アマイドのエマルジョン(中京油脂製、ハイミクロンG−270、融点100℃)に代替した以外は同様に行い感熱記録材料を得た。
【0046】
比較例4
実施例1で感熱発色層の4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホン、エチレンビスステアリン酸アマイドのエマルジョンを抜いた以外は同様に行い感熱記録材料を得た。
【0047】
次に、実施例1〜3、比較例1〜4の感熱記録材料について、下記の評価を行い、結果を下記表1に示した。なお、各評価方法については、次のとおりである。
【0048】
<感度>
感度は、ラベラ−(ISHIDA IF21EX、0.65ms、23V)の印字濃度をマクベス濃度計RD−918で測定した値で、数字が大きいほど感度が高く、実用的には少なくとも1.0以上が望ましい。
【0049】
<白紙の耐熱性>
白紙の耐熱性は、上記感熱記録材料を90℃あるいは100℃の環境下で1時間放置し、地肌(未印字)の部分の濃度をマクベス濃度計RD−918で測定した。
【0050】
<画像の保存安定性>
画像の保存安定性は、耐可塑剤での保存安定性で、画像部の上にダイヤラップG(三菱樹脂製)を3枚重ね、40℃、24時間処理した時の画像の残存率を示し、数字が大きいほど保存安定性が良く、実用的には80%以上が望ましい。
【0051】
【表1】
【0052】
上記表1に示したように、実施例1〜3の感熱記録材料は、感度、90℃、100℃における白紙部の耐熱性、画像部安定性が特に優れている。
【0053】
比較例1の感熱記録材料は、脂肪酸アマイドのエマルジョンを用いていない為、白紙部の耐熱性は十分なレベルだが、感度がやや劣る。比較例2および3の感熱記録材料は、本発明外の脂肪酸アマイドのエマルジョンを用いている為、白紙部の耐熱性が劣る。比較例4は、増感剤を用いてない為、白紙部の耐熱性は優れているが、記録感度が低い。
【0054】
【発明の効果】
実施例から明らかなように、本発明のものは、高感度で、白紙の耐熱性を備え、画像保存性に優れたものであった。
Claims (2)
- 支持体の片面に、ロイコ染料と顕色剤を含む感熱発色層を設け、その上に保護層を設けた感熱記録材料において、該感熱発色層中に、該顕色剤として2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを用い、増感剤として4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンと融点120℃以上の脂肪酸アマイドのエマルジョンとを併用することを特徴とする感熱記録材料。
- 脂肪酸アマイドが、4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホンに対して、10〜100重量%であることを特徴とする請求項1記載の感熱記録材料。
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- 1995-09-27 JP JP24961695A patent/JP3591669B2/ja not_active Expired - Fee Related
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