JP3590497B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタや複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置には、外装カバー内の下部に用紙を積載する底板が設けられており、外装カバー内に収納できない大きい用紙を積載する際には、外装カバーの底板の後方にあたる部分に形成された開口部から用紙の後端側を延出させ、この用紙の後端側を補助トレイで保持することによって、大きい用紙を積載可能にするものがある。ここで、後端側とは、給送方向の上流側を意味し、逆に、前端側とは、給送方向の下流側を意味する。補助トレイは、開口部に回動自在に取り付けられており、外装カバー内に収納可能である小さい用紙が積載される場合には、外装カバーの一部として開口部を閉じている。用紙が積載される底板は、後端を回動自在に支持され、前方をスプリングなどの付勢部材によって押し上げられており、底板に積載された用紙を給紙コロに圧接させている。
【0003】
図6には、外装カバーの開口部に回動自在に取り付けられた補助トレイを備える従来の画像形成装置を示している。これを従来の第一の例として説明する。この画像形成装置1には、底板2が後端を回動自在に支持されている。ここで、後端とは、給送方向に対して上流側の一辺である。外装カバー3内に収納できるサイズの用紙4は、底板2に積載される。底板2の下には付勢部材であるスプリング5が設けられており、積載された用紙4の前端側は給紙コロ6に圧接している。給紙コロ6の下部には、給送される用紙4を一枚ずつ分離するための分離部材7が設けられている。
【0004】
外装カバー3の底板2の後方にあたる部分には、開口部8が形成されている。ここで、後方とは、給送方向に対して上流側である。開口部8の下部には、補助トレイ2aが一端を回動自在に取り付けられている。補助トレイ2aは、外装カバー3の一部として開口部8を閉じる位置と、底板2とスプリング5とからなる用紙積載部101を後方へ延長する積載部延長位置との間で回動される。補助トレイ2aの他端には、用紙積載部101をさらに延長する補助トレイ2bが回動自在に取り付けられている。
【0005】
外装カバー3内に収納できないサイズの用紙4aが積載される場合には、補助トレイ2a,2bが積載部延長位置へ回動されて開口部8が開放され、開口部8から延出した用紙4aの後端側を補助トレイ2aが保持する。また、より長い用紙4bが積載される場合には、補助トレイ2aと共に補助トレイ2bが用いられる。
【0006】
用紙4,4a,4bの搬送経路には、用紙4,4a,4bの向きを直す一対のレジストローラ9、感光体10及び転写ローラ11、定着部12、排紙センサ13、排紙コロ14が、この順番に設けられ、外装カバー3の上面に排紙トレイ15が形成されている。排紙トレイ15には、必要に応じて使用される補助排紙トレイ15aが回動自在に取り付けられている。また、外装カバー3の内部には光学ユニット16及び現像装置17が収納されている。
【0007】
このような構造のものでは、補助トレイ2a,2bが積載部延長位置へ回動されて開口部8が開放された状態で用紙4,4a,4bの補充が行われる。内部には、手を入れられるスペースSが設けられており、小さいサイズの用紙4でも所定位置に確実に積載することができる。
【0008】
このように、底板を押し下げて用紙を補充するようにした画像形成装置では、用紙を補充する際には、底板を押し下げ、給紙コロと底板とを、或いは残った用紙とを離反させなければならない。また、用紙の補充が済んだら、底板をもとの給送可能位置に戻して、底板に積載された用紙を給紙コロに圧接させなければならない。
【0009】
ここで、底板を押し下げる具体的な手段には、例えば、特開昭62−83932号公報に記載の給紙装置がある。これを従来の第二の例として図7に基づいて説明する。
【0010】
まず、給紙装置21は、給紙トレイ22を有する。用紙23は、給紙トレイ22上の底板24に積載される。底板24は回動自在であり、バネ25で一方向に引張られて用紙23を給紙コロ26に圧接させている。
【0011】
給紙トレイ22の後端には、補助トレイ22aが取り付けられている。レバー27は、バネ25の引張り力に逆らって底板24を強制的に回動させる際に用いられる。
【0012】
このような構造のものでは、用紙23を補充する場合、まず、レバー27を操作して底板24を反時計回りに回動させて押し下げ、用紙23を給紙コロ26から離反させる。そして、用紙23を補充する。最大積載可能高さは、底板24が押し下げられた状態で給紙コロ26に触れない程度に設定されている。
【0013】
再びレバー27を操作し、底板24を時計回りに回動させて給送可能位置まで戻し、補充された用紙23を給紙コロ26に圧接させる。
【0014】
また、用紙を補充する手段の他の例には、用紙が一枚給紙される毎に、最上面の用紙と給紙コロとが離反されるものもある。このような構造のものでは、常に用紙の補充が可能であって、用紙の補充に際して操作者による特別な操作を要しない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示されるような画像形成装置1では、補助トレイ2a及び2bが用いられる場合、外装カバー3の後部の開口部8は開放され、稼動中も開放されたままである。この画像形成装置1には、手が入るスペースSが設けられているので、外装カバー3が開放されたままの状態では、見た目が悪いだけでなく、稼動中に手を入れること等が可能であるため、安全性に問題がある。
【0016】
また、底板2や補助トレイ2a,2bの強度によって、用紙4,4a,4bの最大積載可能重量が設定され、それに基づいて最大積載可能高さが決定される。用紙4,4a,4bは長さや幅が異なり、同じ積載高さで比較すると重量が異なるので、それぞれ最大積載可能高さが異なる。しかし、従来のものには、積載高さを明確に制限するものがないので、操作者が誤って最大積載可能重量を超えて積載してしまうこともある。
【0017】
図7に示されるような給紙装置21では、用紙23を補充するにはレバー27を手動で操作しなければならないが、不慣れな操作者にとっては、用紙23を補充するという目的に対して、用紙23を補充する際には底板24を押し下げることや底板24の上下動作はレバー27によって操作されることが分かりにくいので、操作者の操作ミス或いは操作忘れを招きやすい。
【0018】
また、用紙が一枚給紙される毎に最上面の用紙と給紙コロとが離反されるものでは、常に用紙の補充が可能であり用紙の補充に際して操作者による特別な操作を要しないものであるが、用紙が一枚給紙される毎に用紙と給紙コロとが当接及び離反されるのであるから、当然プリントスピードが遅くなる。特に、積載されている用紙の枚数が多く上下する移動量が大きい場合に顕著である。また、上下動させる機構のためのコストがかかり、さらに、上下動に必要なスペースを設けるため装置本体が大型化する。
【0019】
そこで本発明は、補助トレイの開放時にも外装カバー後部の開口部が開いたままにならず、且つ、用紙補充時の操作ミス及び操作忘れを防止する画像形成装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、給紙コロにピックアップされて分離給送された用紙に所定事項を記録するようにした画像形成装置において、画像形成装置の外形を形成する外装カバー内には、用紙を給送可能な状態に積載する用紙積載部が設けられており、用紙積載部では、底板が後端を回動自在に支持され付勢部材で上方に付勢され、底板の上に積載された用紙が給紙コロに圧接され、画像形成装置の底板の後方にあたる部分に形成された開口部の下縁には、補助トレイが外装カバーの一部として開口部を閉じる位置と用紙積載部を後方へ延長する積載部延長位置との間に回動自在に支持されており、インナーカバーが開口部に回動自在に支持されて開口部の下縁に対して近接離反し、変換伝達機構が、インナーカバーが開口部の下縁から離反する方向への回動動作を底板が下降する方向への回動動作に変換して底板に伝達しインナーカバーが開口部の下縁に近接する方向への回動動作を底板が上昇する方向への回動動作に変換して底板に伝達する。従って、補助トレイが積載部延長位置にあっても、インナーカバーを開口部の下縁に近接させることによって開口部を塞ぐことができ、また、インナーカバーの回動動作のみによって用紙の補充が許容される状態と用紙の給送が可能である状態とに底板の位置を切換えることができる。
【0021】
請求項2に記載の発明では、開口部を塞いでいる状態のインナーカバーと用紙積載部との間には、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さを制限する隙間が形成されている。従って、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さを明確に制限することができる。
【0022】
請求項3に記載の発明では、外装カバー内に収納できるサイズの用紙の最大積載可能高さと、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さとは、最大積載可能重量に応じてそれぞれのサイズに適した高さに設定されている。従って、外装カバー内に収納できるサイズの用紙の最大積載可能高さよりも外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さは低く制限される。
【0023】
請求項4に記載の発明では、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さは、インナーカバーの用紙の最上面に対向する一辺に形成された階段形状によって用紙の幅が広いほど低く制限される。従って、最大積載可能高さを用紙の幅の大小によってそれぞれ設定しインナーカバーによって適正に制限することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図5に基づいて説明する。なお、従来例で示した部分と同一部分は同一符号を用い、説明も省略する。本実施の形態の画像形成装置31では、板状のインナーカバー32が、回動軸33によって開口部8の上縁近傍に回動自在に支持され、回動動作に伴って開口部8の下縁に対して近接離反する。開口部8の上方に設けられているカバーストッパ34は、インナーカバー32の開口部8の下縁から離反する方向への回動を制限するものである。
【0025】
外装カバー3の内部には、変換伝達機構102が設けられている。この変換伝達機構102は、操作者が手動で開口部8を塞いでいるインナーカバー32を回動させて開口部8を開放すると、この回動動作を変換して用紙積載部101に伝達し、底板2を押し下げ、給紙コロ6と底板2とを、或いは残った用紙4,4a,4bとを離反させるものである。
【0026】
まず、外装カバー3の両側面には、一端にカム35を有するアーム36が、それぞれ一つずつ設けられている。アーム36は、回動支点37により回動自在に支持されている。外装カバー3の両側面の所定位置に設けられているアームストッパ38は、アーム36がカム35が底板2から離反する方向への回動を制限するものである。
【0027】
インナーカバー32の回動は、三つのギヤ39,40,41によってアーム36に伝達される。回動軸33のインナーカバー32と対向する側には、ギヤ39が設けられている。また、アーム36の回動支点37に連結して、ギヤ40が設けられている。さらに、ギヤ39の回動をギヤ40に伝達するアイドラギヤ41が、ギヤ39とギヤ40との間に設けられている。ギヤ40とアイドラギヤ41とは常に噛み合っているが、ギヤ39とアイドラギヤ41とはインナーカバー32が開口部8の下縁から離反する方向へ回動されているときには噛み合っていない。
【0028】
これらのカム35とアーム36とギヤ39とギヤ40とアイドラギヤ41とにより、変換伝達機構102が形成されている。
【0029】
ここで、図4に示されるように、インナーカバー32には、閉じられたとき下になる方の端部に、高さ制限部42が形成されている。最大積載可能高さは、底板2及び補助トレイ2a,2bの最大積載可能重量を考慮して設定されるため、各種用紙4a,4bの幅によって最大積載可能高さが異なる。この用紙の幅によって異なる最大積載可能高さを、階段形状に形成された高さ制限部42によって制限する。
【0030】
図5に示されるように、高さ制限部42によって、幅がwaより小さい用紙4aは、最大積載可能高さが高めのhaに制限され、幅がwaより大きくwbより小さい用紙4bの場合は最大積載可能高さが低めのhbに制限されている。
【0031】
また、図4に示されるように、底板2には、積載された用紙4,4a,4bの両側端を保持するサイドフェンス43が設けられている。
【0032】
このような構成において、開口部8は、補助トレイ2a,2bが積載部延長位置にあっても、インナーカバー32によって内側から塞がれている。このインナーカバー32の回動動作は、変換伝達機構102によって変換され、用紙積載部101に伝達される。その様子を以下に順を追って説明する。
【0033】
図1に示される状態は、用紙4,4a,4bの最上面が給紙コロ6に圧接されており、用紙4,4a,4bの給送が可能である。この状態で、補助トレイ2a,2bが積載部延長位置にあっても、インナーカバー32は自重によって開口部8の下縁に近接しており、開口部8は塞がれている。また、アーム36はアームストッパ38に当接しており、カム35と底板2とは離反している。
【0034】
用紙4,4a,4bを補充する際、操作者は、図1に示される状態からインナーカバー32を反時計方向に回動させ、開口部8を開放する。インナーカバー32が回動されると、インナーカバー32と連結しているギヤ39も反時計方向に回動する。ある位置まで回動されると、ギヤ39は、図2に示されるように、アイドラギヤ41に噛み合う。
【0035】
更にインナーカバー32が回動されると、アイドラギヤ41が時計方向に回転する。ギヤ40と常に噛み合っているアイドラギヤ41は、反時計方向に回動する。そして、ギヤ40に連結されているアーム36も反時計方向に回動する。カム35は、アーム36の回動に従って変位する。
【0036】
アーム36がある位置まで回動されると、カム35は、底板2の用紙4,4a,4bが積載されない両側端の余剰部分に当接する。そして、アーム36がさらに回動されると、カム35は底板2を押し下げる。底板2はスプリング5を押し縮めて下降し、給紙コロ6と底板2とが、或いは残っている用紙4,4a,4bとが離反する。
【0037】
インナーカバー32がカバーストッパ34に当接するまで回動されると、図3の状態になる。P点は、回転支点37から底板2に下ろされた垂線と底板2との交点である。このとき、カム35は、P点よりもややずれたアイドラギヤ41寄りに位置し、底板2から垂直抗力Fを受けるので、回動支点37の周りに反時計方向のモーメントM1が働く。
【0038】
操作者が用紙4,4a,4bを補給するためにインナーカバー32から手を離すと、回動軸33の周りにインナーカバー32の自重による時計方向のモーメントM2が働くが、変換伝達機構102はこのときのモーメントがM1≧M2となるように形成されており、操作者が手を離してもインナーカバー32が自重によって戻ることはない。
【0039】
また、最大積載可能高さは、カム35によって押し下げられている底板2から給紙コロ6までの高低差よりも小さく設定されており、用紙4,4a,4bが最大積載可能高さまで積載されても、用紙4,4a,4bの最上面は給紙コロ6に触れない。
【0040】
操作者が用紙4,4a,4bを補充し終えて、インナーカバー32を時計方向に回動させることによって、開口部8が塞がれる。すると、底板2を押圧していたカム35が底板2から離反し、積載された用紙4,4a,4bの最上面は、給紙コロ6に圧接し、給送可能となる。アーム36は、アームストッパ38に当接するまで戻る。
【0041】
開口部8から延出する長い用紙4a,4bを用いている場合、用紙4a,4bが最大積載可能高さを超えて積載されていれば、インナーカバー32を閉じることができない。このようなときには、再度インナーカバー32を開いて、余剰の用紙4a,4bを取り除く。
【0042】
また、円滑な給紙を行うために、インナーカバー32を閉じた状態では、高さ制限部42と用紙4a,4bの最上面との間に、図5に示されるような隙間αが設けられているのが望ましい。
【0043】
このため、実施にあたっては、高さ制限部42を隙間αの分を見込んで最大積載可能高さよりもやや高めに形成して、用紙4a,4bをほぼ最大積載可能高さまで積載することができるようにしてもよい。
【0044】
なお、本実施の形態では、二段の高さ制限部42が形成されて二種類の最大積載可能高さが設定されているが、実施にあたっては、段数を多くして、種々の用紙サイズに細かく対応するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、給紙コロにピックアップされて分離給送された用紙に所定事項を記録するようにした画像形成装置において、画像形成装置の外形を形成する外装カバー内には、用紙を給送可能な状態に積載する用紙積載部が設けられており、用紙積載部では、底板が後端を回動自在に支持され付勢部材で上方に付勢され、底板の上に積載された用紙が給紙コロに圧接され、画像形成装置の底板の後方にあたる部分に形成された開口部の下縁には、補助トレイが外装カバーの一部として開口部を閉じる位置と用紙積載部を後方へ延長する積載部延長位置との間に回動自在に支持されており、インナーカバーが開口部に回動自在に支持されて開口部の下縁に対して近接離反し、変換伝達機構が、インナーカバーが開口部の下縁から離反する方向への回動動作を底板が下降する方向への回動動作に変換して底板に伝達しインナーカバーが開口部の下縁に近接する方向への回動動作を底板が上昇する方向への回動動作に変換して底板に伝達するので、補助トレイが積載部延長位置にあっても、インナーカバーを開口部の下縁に近接させることによって開口部を塞ぐことができるため、見た目をよくすることができ、また、インナーカバーの回動動作のみによって用紙の補充が許容される状態と用紙の給送が可能である状態とにすることができるため、操作者による操作を簡略化して作業性を良くすることができ、操作ミスや操作忘れをなくすことができ、さらに、インナーカバーが開かれたままでは給送が不可能であるので、安全性を高めることができる。
【0046】
請求項2に記載の発明では、開口部を塞いでいる状態のインナーカバーと用紙積載部との間には、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さを制限する隙間が形成されているので、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さを明確に制限することができるため、誤って最大積載可能高さを超えて積載することを防止でき、これにより、補助トレイの破損を防止することができる。
【0047】
請求項3に記載の発明では、外装カバー内に収納できるサイズの用紙の最大積載可能高さと、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さとは、最大積載可能重量に応じてそれぞれのサイズに適した高さに設定されているので、外装カバー内に収納できるサイズの用紙の最大積載可能高さよりも外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さは低く制限され、最大積載可能重量を超えない最適な積載高さに制限することができる。
【0048】
請求項4に記載の発明では、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さは、インナーカバーの用紙の最上面に対向する一辺に形成された階段形状によって用紙の幅が広いほど低く制限されるので、最大積載可能高さを用紙の幅の大小によってそれぞれ設定しインナーカバーによって適正に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1のインナーカバーの開放途中の状態を示す縦断側面図である。
【図3】図1のインナーカバーの全開状態を示す縦断側面図である。
【図4】図3の状態の画像形成装置の内部の様子を示す斜視図である。
【図5】各種サイズの用紙の積載状態を一部拡大して示す縦断側面図である。
【図6】従来の画像形成装置の第一の例を示す縦断側面図である。
【図7】従来の画像形成装置の第二の例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 底板
2a,2b 補助トレイ
3 外装カバー
4,4a,4b 用紙
5 付勢部材
6 給紙コロ
8 開口部
31 画像形成装置
32 インナーカバー
101 用紙積載部
102 変換伝達機構
Claims (4)
- 給紙コロにピックアップされて分離給送された用紙に所定事項を記録するようにした画像形成装置において、
後端を回動自在に支持されて前記用紙を積載する底板が付勢部材で付勢されて上昇することによって前記底板に積載された前記用紙の最上面を前記給紙コロに圧接させる用紙積載部と、
前記画像形成装置の外形を形成し前記底板の後方に開口部を有する外装カバーと、
前記外装カバーの一部として前記開口部を閉じる位置と前記用紙積載部を後方へ延長する積載部延長位置との間に回動自在に支持された補助トレイと、
前記開口部に回動自在に支持され前記開口部の下縁に対して近接離反するインナーカバーと、
前記インナーカバーの前記開口部の下縁から離反する方向への回動動作を前記底板が下降する方向への回動動作に変換して前記底板に伝達し前記インナーカバーの前記開口部の下縁に近接する方向への回動動作を前記底板が上昇する方向への回動動作に変換して前記底板に伝達する変換伝達機構と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 開口部を塞いでいる状態のインナーカバーと用紙積載部との間には、外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さを制限する隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 外装カバー内に収納できるサイズの用紙の最大積載可能高さと、前記外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さとは、最大積載可能重量に応じてそれぞれのサイズに適した高さに設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 外装カバー外に延出するサイズの用紙の最大積載可能高さは、インナーカバーの用紙の最上面に対向する一辺に形成された階段形状によって用紙の幅が広いほど低く制限されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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