JP3589886B2 - 放送受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波放送、ケーブル放送などのアナログ・デジタル混在信号の受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン放送およびラジオ放送において、地上波やケーブルでアナログ・デジタル混在信号を送信する方式が注目されており、それらの放送受信機が開発されている。図4に、従来方式のアナログ・デジタル両用の放送受信機51におけるフロントエンド部のブロック図を示す。同図において、受信端子1はアナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号を受信する端子である。帯域通過フィルター2・4・8は、入力された信号のうち所望の周波数帯域の信号を通過させるものであり、特に帯域通過フィルター2・4は後述するPLL回路7による制御により通過帯域の中心周波数が可変とされた可変型帯域通過フィルターである。
【0003】
低域通過フィルター12は、入力された信号のうち特定周波数以下の信号のみを通過させる。高周波増幅器3は帯域通過フィルター2から出力された信号を増幅する利得可変型の増幅器であり、中間周波増幅器9は帯域通過フィルター8から出力された中間周波を増幅する利得可変型の増幅器である。
【0004】
ミキサー5は、PLL回路7で位相制御された信号源6の信号を用い、帯域通過フィルター4から出力された信号を中間周波(IF)に変換する。出力端子16はアナログ放送信号の受信時にミキサー5から出力された中間周波を取り出す(IF OUT)端子である。ミキサー10は、信号源11の信号を用いて中間周波増幅器9からの出力信号を第2中間周波に変換する。復調回路13は、制御端子18から復調回路用制御ラインを経て入力される制御信号、および水晶発振器14で生成されるクロック信号によって動作し、低域通過フィルター12から出力されたデジタル変調信号を復調して出力端子17から復調データとして出力(DATA OUT)する。
【0005】
また、復調回路13は利得制御信号を出力しており、この信号を用いて高周波増幅器3および中間周波増幅器9の増幅率を制御する場合には、利得制御ライン選択回路15は外部端子20から入力される選択信号に基づき、利得制御信号が高周波増幅器3および中間周波増幅器9に入力されるよう復調回路13と高周波増幅器3および中間周波増幅器9とを接続して利得制御ラインを選択的に構成する。
【0006】
利得制御信号を外部から供給する場合には、利得制御ライン選択回路15は外部端子20から入力される選択信号に基づいて外部利得制御信号が高周波増幅器3および中間周波増幅器9に入力されるよう外部端子19と高周波増幅器3および中間周波増幅器9とを接続して利得制御ラインを選択的に構成する。さらに、復調回路13はPLL回路用制御ラインを介してPLL回路7に接続されており、PLL回路7の動作を制御している。
【0007】
なお、中間周波増幅器9およびミキサー10から構成される回路と、復調回路13とはそれぞれ電源ラインVDDに接続されている。
【0008】
上記の構成の放送受信機51において、アナログ放送受信時には外部端子20に入力する選択信号をアナログ変調波受信用のものとし、利得制御ライン選択回路15は外部端子19に入力される外部利得制御信号を選択する。これにより、高周波増幅器3および中間周波増幅器9の利得は外部利得制御信号で制御されることになる。
【0009】
受信端子1で受信された信号は可変型の帯域通過フィルター2により所定の放送帯域内の信号に制限される。帯域通過フィルター2通過後の信号は高周波増幅器3により増幅され、さらに可変型の帯域通過フィルター4によりPLL回路7で選定されたチャンネルの周波数の信号に制限される。このときPLL回路7の動作は復調回路13によってPLL回路用制御ラインを通じて制御される。帯域通過フィルター4通過後の信号はPLL回路7により制御される信号源6とミキサー5とにより所定の中間周波数の信号に周波数変換される。中間周波に変換された信号は出力端子16から出力される。
【0010】
一方、デジタル放送受信時には外部端子20に入力する選択信号をデジタル変調波受信用のものとし、利得制御ライン選択回路15は復調回路13から出力される利得制御信号を選択する。これにより、高周波増幅器3および中間周波増幅器9の増幅率は復調回路13によって制御されることになる。アナログ放送受信時と同様の経路を通って所定の中間周波に変換された信号は、イメージ信号を除去するためにさらに帯域通過フィルター8を通り、中間周波増幅器9に入力される。中間周波増幅器9により増幅された信号は、その後ミキサー10と信号源11とにより所定の周波数の第2中間周波に周波数変換される。
【0011】
第2中間周波に変換された信号は、周波数変換時に発生したイメージ信号を除去するために低域通過フィルター12に通され、続いて復調回路13に入力される。復調回路13は、自身に所定のレベルの信号が入力されるように高周波増幅器3および中間周波増幅器9の増幅率を利得制御信号によって制御する。復調回路13によって復調された信号はデータとして出力端子17からデジタル信号の形で出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように放送受信機51内の復調回路13と、ミキサー5、信号源6、およびPLL回路7からなる周波数変換回路と、高周波増幅器3や中間周波増幅器9などの増幅回路とには、それらの動作を制御する制御信号が必要である。特開平8−84154号公報に開示されているように、通常、このような制御信号が送られる制御ラインにはI2C バスラインが用いられる。I2C バスラインは2本のラインで多数のデバイスを接続し、各々を制御する方式であるが、例えば周波数変換回路の他のデバイスに対する制御信号は周波数変換回路にはノイズとなり、制御ラインを通して周波数変換回路に他のデバイスの制御信号が混入すると放送受信機の性能が劣化する。
【0013】
このため、従来の放送受信機51には復調回路13と周波数変換回路との間に専用のPLL回路用制御ラインを設け、復調回路13に周波数変換回路の制御を行う機能を具備させている。これにより、周波数変換回路に他のデバイスを制御するための余計な信号が入らないようにしている。しかしながらこの場合、アナログ放送受信時にも周波数変換回路を制御するために復調回路13を動作させる必要があり、復調回路13のクロック信号、および出力の基本波と高調波とが受信信号に対する妨害波となる。
【0014】
このことは周波数変換回路に限らず、復調回路13から出力される信号を用いて制御される他のデバイスにもあてはまり、ノイズが総合されて生じる妨害波の周波数を含むチャンネルの受信状態を劣化させるという問題が起こる。
【0015】
図5に妨害波レベルに対する画質レベルの変化の様子を示す。特にアナログ放送受信時には、デジタル放送受信時と比較して画質レベルに対する妨害波の影響が大きい。図6に、妨害波が混入したアナログ・デジタル混在信号のスペクトラムの一例を示す。このようにアナログ放送チャンネルの周波数帯域内に妨害波が存在していると、アナログ放送受信時の画質レベルが大きく劣化する。
【0016】
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、アナログ・デジタル混在信号が受信可能な場合に、アナログ放送受信時におけるクロック信号などに起因する妨害波を低減することのできる放送受信機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の放送受信機は、上記課題を解決するために、アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号を受信し、受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を所定の周波数の信号に変換する周波数変換回路と、上記デジタル変調波の受信時に、受信した上記デジタル変調波を復調するとともに上記周波数変換回路に上記デジタル変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるデジタル放送受信用制御信号を出力する復調回路とを備え、上記周波数変換回路には上記アナログ変調波の受信時には上記アナログ変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるアナログ放送受信用制御信号が入力され、上記復調回路には上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路の動作を制御する復調回路用制御信号が入力される放送受信機において、制御ライン選択回路を備え、上記制御ライン選択回路は、2つのスイッチ回路を有し、上記デジタル変調波の受信時には、一方の上記スイッチ回路が所定端子と上記復調回路とを接続して上記所定端子から上記復調回路に上記復調回路用制御信号が入力されるようにする一方、他方の上記スイッチ回路が上記復調回路と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記復調回路から出力された上記デジタル放送受信用制御信号が上記周波数変換回路に入力されるように上記復調回路と上記周波数変換回路との間に上記デジタル放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成し、上記アナログ変調波の受信時には、上記一方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記復調回路とを切り離す一方、上記他方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記周波数変換回路に上記所定端子から上記アナログ放送受信用制御信号が入力されるように上記所定端子と上記周波数変換回路との間に上記アナログ放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成することを特徴としている。
【0018】
上記の発明によれば、アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号からデジタル変調波を受信する場合は、制御ライン選択回路により、復調回路と周波数変換回路との間に制御ラインが選択的に構成されるため、受信動作に必要なデジタル放送受信用制御信号が復調回路から周波数変換回路へ供給される。一方、アナログ変調波を受信する場合は、制御ライン選択回路により、外部端子と周波数変換回路との間に制御ラインが選択的に構成されるため、受信動作に必要なアナログ放送受信用制御信号が外部から周波数変換回路へ供給される。
【0019】
従って、アナログ変調波の受信時には、復調回路から動作中の回路へのクロック信号などによるノイズの混入が阻止される。この結果、アナログ放送受信時における妨害波を低減することのできる放送受信機が提供される。
【0020】
請求項2に係る発明の放送受信機は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の放送受信機において、上記復調回路の電源を上記アナログ変調波の受信時にオフ状態とし、上記デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う復調回路電源制御回路をさらに有し、上記復調回路電源制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力されることを特徴としている。
【0021】
上記の発明によれば、復調回路電源制御回路は入力される選択信号により制御されて、アナログ変調波の受信時に復調回路への電源電圧の印加を遮断し、デジタル変調波の受信時に復調回路への電源電圧の印加を行う。また同時に、制御ライン選択回路は入力される選択信号により制御されて、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とで制御ラインの選択の切り換えを行う。
【0022】
これにより、アナログ放送受信時に復調回路から動作中の回路へのノイズの混入が阻止されると同時に、復調回路の電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができる。
【0023】
請求項3に係る発明の放送受信機は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の放送受信機において、上記復調回路のクロック信号を生成する水晶発振回路と、上記アナロ グ変調波の受信時に上記水晶発振回路の発振を停止させる制御を行う水晶発振制御回路とをさらに有し、上記水晶発振制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力されることを特徴としている。
【0024】
上記の発明によれば、水晶発振制御回路は入力される選択信号に制御されて、アナログ変調波の受信時に水晶発振回路の発振を停止させ、デジタル変調波の受信時に水晶発振回路の発振動作を行わせる。また同時に、制御ライン選択回路は入力される選択信号により制御されて、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とで制御ラインの選択の切り換えを行う。
【0025】
これにより、アナログ放送受信時に復調回路から動作中の回路へのノイズの混入が阻止されると同時に、水晶発振回路の発振を停止させた分、低消費電力化を図ることができる。
【0026】
請求項4に係る発明の放送受信機は、上記課題を解決するために、請求項2または3に記載の放送受信機において、受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を増幅する利得可変型の増幅回路と、上記増幅回路の増幅率を制御する利得制御信号が上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路から上記増幅回路へ入力されるよう上記復調回路と上記増幅回路との間に上記利得制御信号の信号線となる利得制御ラインを選択的に構成し、上記アナログ変調波の受信時には上記利得制御信号用の外部端子から上記増幅回路へ入力されるよう上記利得制御信号用の外部端子と上記増幅回路との間に上記利得制御ラインを選択的に構成する利得制御ライン選択回路とを有し、上記利得制御ライン選択回路には上記選択信号が入力されることを特徴としている。
【0027】
上記の発明によれば、利得制御ライン選択回路は入力される選択信号により制御されて、デジタル変調波の受信時には復調回路と増幅回路との間に利得制御ラインを選択的に構成するので、利得制御信号が復調回路から増幅回路へ入力される。またアナログ変調波の受信時には利得制御信号用の外部端子と増幅回路との間に利得制御ラインを選択的に構成するので、利得制御信号が利得制御信号用の外部端子から増幅回路へ入力される。
【0028】
従って、アナログ変調波の受信時には、復調回路から増幅回路へのクロック信号などによるノイズの混入が阻止される。この結果、利得可変型の増幅回路を有する構成においても、アナログ放送受信時における妨害波を低減することができる。
【0029】
請求項5に係る発明の放送受信機は、上記課題を解決するために、請求項4に記載の放送受信機において、上記増幅回路は中間周波増幅回路を含み、上記中間周波増幅回路の電源をアナログ変調波の受信時にオフ状態とし、デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う中間周波用電源制御回路を有し、上記中間周波用電源制御回路に上記選択信号が入力されることを特徴としている。
【0030】
上記の発明によれば、中間周波用電源制御回路は入力される選択信号により制御されて、アナログ変調波の受信時に中間周波増幅回路への電源電圧の印加を遮断し、デジタル変調波の受信時に中間周波増幅回路への電源電圧の印加を行う。
【0031】
これにより、デジタル変調波の受信時に第2中間周波を生成する中間周波増幅回路を用いるよう構成した場合には、アナログ変調波の受信時に中間周波増幅回路の電源を遮断するので、電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができる。
【0032】
また、他の放送受信機として、アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号 を受信する放送受信機において、受信した上記デジタル変調波を復調するとともに受信動作に必要な制御信号を出力する復調回路と、上記アナログ変調波の受信時に上記復調回路の動作を停止させる復調回路停止回路とを有することを特徴とする他の第1の放送受信機が考えられる。
【0033】
これによれば、アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号からデジタル変調波を受信する場合は、復調回路が動作して受信動作に必要な制御信号が復調回路から供給される。一方、アナログ変調波を受信する場合は、復調回路停止回路が復調回路の動作を停止させるため、制御信号は復調回路からは供給されずに例えば外部から入力されたものを用いることになる。
【0034】
従って、アナログ変調波の受信時には、復調回路から動作中の回路へのクロック信号などによるノイズの混入が低減される。この結果、アナログ放送受信時における妨害波を低減することのできる放送受信機が提供される。
【0035】
また、他の放送受信機として、上記他の第1の放送受信機において、上記復調回路停止回路は、上記復調回路の電源を上記アナログ変調波の受信時にオフ状態とし、上記デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う復調回路電源制御回路であることを特徴とする他の第2の放送受信機が考えられる。
【0036】
これによれば、復調回路電源制御回路により、アナログ変調波の受信時には復調回路は電源電圧の印加が絶たれて動作を停止する一方、デジタル変調波の受信時には復調回路は電源電圧が印加されて動作を行う。これにより、復調回路停止回路を容易に構成することができるとともに、アナログ放送受信時には復調回路の電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができる。
【0037】
また、他の放送受信機として、上記他の第1の放送受信機において、上記復調回路のクロック信号を生成する水晶発振回路をさらに有し、上記復調回路停止回路は上記アナログ変調波の受信時に上記水晶発振回路の発振を停止させる制御を行う水晶発振制御回路であることを特徴とする他の第3の放送受信機が考えられる。
【0038】
これによれば、水晶発振制御回路により、アナログ変調波の受信時には水晶発振回路の発振が停止されるので、クロック信号に同期して発生する信号がなくなり、復調回路は動作を停止する一方、デジタル変調波の受信時には水晶発振回路の発振動作が行われるので復調回路は動作を行う。これにより、復調回路停止回路を容易に構成することができるとともに、アナログ放送受信時には水晶発振回路の発振を停止させた分、低消費電力化を図ることができる。
【0039】
なお、クロック信号による動作が不要なときにノイズの発生を抑制することのできるクロック動作回路として、クロック信号を生成する水晶発振回路を有するクロック動作回路において、上記水晶発振回路の発振を停止させる制御を行う水晶発振制御回路と、上記水晶発振制御回路の動作を制御する選択信号が入力される外部端子とを有することを特徴とする第1のクロック動作回路が考えられる。
【0040】
これによれば、外部端子から入力される選択信号により、水晶発振制御回路は水晶発振回路の発振を停止させることが可能である。従って、例えばクロック信号を使用する必要のないときに水晶発振回路の発振を停止させるように制御することで、クロック信号が要因となって発生するノイズをなくすことができる。
【0041】
また、クロック動作回路として、上記第1のクロック動作回路において、外部回路の動 作を制御する複数経路の制御ラインと、上記制御ラインから所望の経路を選択的に構成する制御ライン選択回路とを有し、上記制御ライン選択回路の動作は上記外部端子から入力された上記選択信号によって制御されることを特徴とする第2のクロック動作回路が考えられる。
【0042】
これによれば、制御ライン選択回路は、水晶発振制御回路と一括して選択信号によって制御されて、外部回路の動作を制御する複数経路の制御ラインから所望の経路を選択的に構成する。従って、例えばクロック動作回路から出力される信号を用いて外部回路の動作を制御するときにはクロック動作回路と外部回路とを接続する経路の制御ラインを構成し、水晶発振回路の発振を停止させてクロック動作回路の動作を停止させたときには外部から外部回路に動作を制御する信号が入力されるような経路の制御ラインを構成することができる。
【0043】
また、クロック動作回路として、上記第2のクロック動作回路において、上記外部回路は利得可変型の増幅回路を有し、上記増幅回路の増幅率を制御する複数の利得制御ラインと、上記利得制御ラインから所望の経路を選択的に構成する利得制御ライン選択回路とを有し、上記利得制御ライン選択回路の動作は上記外部端子から入力された上記選択信号によって制御されることを特徴とする第3のクロック動作回路が考えられる。
【0044】
これによれば、利得制御ライン選択回路は、水晶発振制御回路および制御ライン選択回路と一括して選択信号によって制御されて、利得可変型の増幅回路の増幅率を制御する複数経路の制御ラインから所望の経路を選択的に構成する。従って、例えばクロック動作回路から出力される信号を用いて増幅回路の増幅率を制御するときにはクロック動作回路と増幅回路とを接続する経路の利得制御ラインを構成し、水晶発振回路の発振を停止させてクロック動作回路の動作を停止させたときには外部から増幅回路に増幅率を制御する信号が入力されるような経路の制御ラインを構成することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明の放送受信機の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0046】
図1および図2に、本実施の形態の放送受信機31の回路ブロック図を示す。図1はアナログ放送受信時の状態、図2はデジタル放送受信時の状態を表している。両図とも従来の技術で述べた放送受信機51と同一の機能を有する回路には同一の参照符を付してある。放送受信機31は、従来の放送受信機51に制御ライン選択回路21、中間周波用電源制御回路22、および復調回路電源制御回路23を追加した構成となっている。
【0047】
制御ライン選択回路21は、信号の伝達経路を切り換える2つのスイッチ回路を有している。一方は、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とで復調回路13の動作を制御する制御信号を制御端子18から復調回路用制御ラインを介して復調回路13に入力するか否かの切り換えを行うスイッチ回路である。他方は、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とでPLL回路7の動作を制御する制御信号を復調回路13からPLL回路用制御ラインを介してPLL回路7へ入力するか、あるいは制御端子18からPLL回路用制御ラインを介してPLL回路7へ入力するかの切り換えを行うスイッチ回路である。なお、ミキサー5、信号源6、およびPLL回路7は周波数変換回路を構成しており、そのうちPLL回路7の動作が制御されることで周波数変換回路全体が制御されるようになっている。
【0048】
中間周波用電源制御回路22は、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とで電源ラインVDDの電圧を中間周波増幅器(中間周波増幅回路)9およびミキサー10から構成される回路に印加するか否かを切り換えるスイッチ回路を有している。同じく、復調回路電源制御回路(復調回路停止回路)23は、アナログ変調波の受信時とデジタル変調波の受信時とで電源ラインVDDの電圧を復調回路13に印加するか否かを切り換えるスイッチ回路を有している。
【0049】
上記の制御ライン選択回路21、中間周波用電源制御回路22、および復調回路電源制御回路23と、利得制御ライン選択回路15との切り換え動作は、外部端子20から入力されるアナログ変調波受信用あるいはデジタル変調波受信用の選択信号に基づき、一括して制御されるようになっている。
【0050】
アナログ放送の受信時には、外部端子20からアナログ変調波受信用の選択信号が入力される。これにより、図1に示すように、制御ライン選択回路21は一方のスイッチ回路が制御端子18と復調回路13とを切り離し、他方のスイッチ回路が制御端子18とPLL回路7とを接続するように切り換え動作を行って制御ラインを選択的に構成する。
【0051】
また、中間周波用電源制御回路22はそのスイッチ回路が中間周波増幅器9およびミキサー10で構成される回路を電源ラインVDDから切り離すように切り換え動作を行い、復調回路電源制御回路23はそのスイッチ回路が復調回路13を電源ラインVDDから切り離すように切り換え動作を行う。さらに、利得制御ライン選択回路15はそのスイッチ回路が外部端子19と、高周波増幅器(高周波増幅回路)3および中間周波増幅器9とを接続するように切り換え動作を行って利得制御ラインを選択的に構成する。
【0052】
以上の切り換え動作により、PLL回路7の動作は制御端子18から直接入力される制御信号により制御されるとともに、高周波増幅器3および中間周波増幅器9の増幅率は外部端子19から入力される外部利得制御信号により制御される。また、中間周波増幅器9およびミキサー10で構成される回路と、復調回路13とは、電源電圧の印加が遮断されて(電源がオフ状態とされて)、その動作を停止する。
【0053】
従って、PLL回路7を含む周波数変換回路と、高周波増幅器3とは、それぞれ復調回路13から出力される制御信号、利得制御信号を用いないため、従来のように復調回路13からクロック信号などに起因するノイズが混入することがない。この結果、アナログ放送の受信時に発生する妨害波を低減することができる。また、アナログ放送の受信に不要な回路の電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができる。
【0054】
次に、デジタル放送の受信時には、外部端子20からデジタル変調波受信用の選択信号が入力される。これにより、図2に示すように、制御ライン選択回路21は一方のスイッチ回路が制御端子18と復調回路13とを接続し、他方のスイッチ回路が復調回路13とPLL回路7とを接続するように切り換え動作を行って制御ラインを選択的に構成する。
【0055】
また、中間周波用電源制御回路22はそのスイッチ回路が中間周波増幅器9およびミキサー10で構成される回路を電源ラインVDDに接続するように切り換え動作を行い、復調回路電源制御回路23はそのスイッチ回路が復調回路13を電源ラインVDDに接続するように切り換え動作を行う。さらに、利得制御ライン選択回路15はそのスイッチ回路が復調回路13と、高周波増幅器3および中間周波増幅器9とを接続するように切り換え動作を行って利得制御ラインを選択的に構成する。
【0056】
以上の切り換え動作により、中間周波増幅器9およびミキサー10で構成される回路と、復調回路13とには電源電圧が印加され(電源がオン状態とされ)、復調回路13から出力された制御信号、利得制御信号がそれぞれ制御ライン、利得制御ラインを介して必要な回路に供給される。従って、従来と同様にPLL回路7は復調回路13から出力される制御信号によりその動作が制御されるとともに、高周波増幅器3および中間周波増幅器9の増幅率は復調回路13から出力される利得制御信号により制御される。
【0057】
なお、中間周波増幅器9およびミキサー10から構成される回路については、低消費電力化を行う必要がない場合にはその電源をオフ状態としなくてもよい。
【0058】
次に、アナログ放送受信時に妨害波を低減する他の方法として、復調回路13に入力されるクロック信号を生成する水晶発振器(水晶発振回路)14の発振を停止させるようにしてもよい。例えば図3に示すように、クロック信号とは無関係に動作して水晶発振器14の発振を制御する水晶発振制御回路(復調回路停止回路)24を設けた放送受信機41を構成し、外部端子20から入力される選択信号をこの水晶発振制御回路24に入力してアナログ変調波の受信時に水晶発振器14の発振を停止させるようにする。
【0059】
これにより、復調回路13内でクロック信号に同期して発生する信号がなくなるため、復調回路13は本来の動作を停止した状態となって、上記信号が要因となるノイズ、すなわち妨害波が発生するのを阻止することができる。また、水晶発振器14の発振を停止させた分だけ低消費電力化を図ることができる。
【0060】
このように、水晶発振器14の発振を停止するだけで妨害波の発生を阻止することができるが、復調回路13の動作が停止したことに対応させて外部から制御信号および外部利得制御信号を供給するために、前記の放送受信機31と同様に制御ライン選択回路21および利得制御ライン選択回路15を用いて制御ラインおよび利得制御ラインの切り換え動作を行わせる。
【0061】
また、中間周波増幅器9およびミキサー10から構成される回路については、低消費電力化を行う必要がない場合にはその電源をオフ状態としなくてもよいことは前述の場合と同様である。
【0062】
また、クロック信号に影響しない制御回路を用いることで、図3に示すように、復調回路13、利得制御ライン選択回路15、制御ライン選択回路21、および水晶発振制御回路24を一体化し、外部端子20から入力される選択信号によって上記各回路を制御するように構成することもできる。これにより、放送受信機41全体の小型化を図ることができる。
【0063】
さらに、放送受信機41に限らず、一般に水晶発振回路を有し、クロック信号で動作するクロック動作回路の出力を用いて外部回路の制御を行うような回路においても、水晶発振制御回路を設けて水晶発振回路の発振を制御することができる。この場合、例えば前述と同様に外部端子から水晶発振制御回路に発振の動作・非動作を決める選択信号を入力して水晶発振制御回路の動作を制御すればよい。水晶発振回路に発振動作を行わせるときはクロック動作回路の出力が外部回路に入力されるよう、制御ライン選択回路がクロック動作回路と外部回路とを接続する経路の制御ラインを選択的に構成し、また利得制御ライン選択回路がクロック動作回路と外部回路の利得可変型の増幅回路とを接続する経路の利得制御ラインを選択的に構成する。
【0064】
一方、水晶発振回路の発振を停止させるときはクロック動作回路の動作が停止するため、クロック動作回路の外部から外部回路に制御のための信号が入力されるよう、制御ライン選択回路がクロック動作回路の外部と外部回路とを接続する経路の制御ラインを選択的に構成し、また利得制御ライン選択回路がクロック動作回路の外部と外部回路の利得可変型の増幅回路とを接続する経路の利得制御ラインを選択的に構成する。
【0065】
このように、クロック動作回路が内蔵された一般の回路において、クロック信号を使用する必要のないときに水晶発振回路の発振を停止させるように制御することで、クロック信号に起因して発生するノイズをなくすことができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の放送受信機は、以上のように、アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号を受信し、受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を所定の周波数の信号に変換する周波数変換回路と、上記デジタル変調波の受信時に、受信した上記デジタル変調波を復調するとともに上記周波数変換回路に上記デジタル変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるデジタル放送受信用制御信号を出力する復調回路とを備え、上記周波数変換回路には上記アナログ変調波の受信時には上記アナログ変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるアナログ放送受信用制御信号が入力され、上記復調回路には上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路の動作を制御する復調回路用制御信号が入力される放送受信機において、制御ライン選択回路を備え、上記制御ライン選択回路は、2つのスイッチ回路を有し、上記デジタル変調波の受信時には、一方の上記スイッチ回路が所定端子と上記復調回路とを接続して上記所定端子から上記復調回路に上記復調回路用制御信号が入力されるようにする一方、他方の上記スイッチ回路が上記復調回路と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記復調回路から出力された上記デジタル放送受信用制御信号が上記周波数変換回路に入力されるように上記復調回路と上記周波数変換回路との間に上記デジタル放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成し、上記アナログ変調波の受信時には、上記一方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記復調回路とを切り離す一方、上記他方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記周波数変換回路に上記所定端子から上記アナログ放送受信用制御信号が入力されるように上記所定端子と上記周波数変換回路との間に上記アナログ放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成する構成である。
【0067】
それゆえ、アナログ変調波の受信時には、復調回路から動作中の回路へのクロック信号などによるノイズの混入が阻止される。この結果、アナログ放送受信時における妨害波を低減することのできる放送受信機が提供されるという効果を奏する。
【0068】
請求項2に係る発明の放送受信機は、以上のように、請求項1に記載の放送受信機において、上記復調回路の電源を上記アナログ変調波の受信時にオフ状態とし、上記デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う復調回路電源制御回路をさらに有し、上記復調回路電源制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力される構成である。
【0069】
それゆえ、アナログ放送受信時に復調回路から動作中の回路へのノイズの混入が阻止されると同時に、復調回路の電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができるという効果を奏する。
【0070】
請求項3に係る発明の放送受信機は、以上のように、請求項1に記載の放送受信機において、上記復調回路のクロック信号を生成する水晶発振回路と、上記アナログ変調波の受信時に上記水晶発振回路の発振を停止させる制御を行う水晶発振制御回路とをさらに有し、上記水晶発振制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力される構成である。
【0071】
それゆえ、アナログ放送受信時に復調回路から動作中の回路へのノイズの混入が阻止されると同時に、水晶発振回路の発振を停止させた分、低消費電力化を図ることができるという効果を奏する。
【0072】
請求項4に係る発明の放送受信機は、以上のように、請求項2または3に記載の放送受 信機において、受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を増幅する利得可変型の増幅回路と、上記増幅回路の増幅率を制御する利得制御信号が上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路から上記増幅回路へ入力されるよう上記復調回路と上記増幅回路との間に上記利得制御信号の信号線となる利得制御ラインを選択的に構成し、上記アナログ変調波の受信時には上記利得制御信号用の外部端子から上記増幅回路へ入力されるよう上記利得制御信号用の外部端子と上記増幅回路との間に上記利得制御ラインを選択的に構成する利得制御ライン選択回路とを有し、上記利得制御ライン選択回路には上記選択信号が入力される構成である。
【0073】
それゆえ、アナログ変調波の受信時には、復調回路から増幅回路へのクロック信号などによるノイズの混入が阻止される。この結果、利得可変型の増幅回路を有する構成においても、アナログ放送受信時における妨害波を低減することができるという効果を奏する。
【0074】
請求項5に係る発明の放送受信機は、以上のように、請求項4に記載の放送受信機において、上記増幅回路は中間周波増幅回路を含み、上記中間周波増幅回路の電源をアナログ変調波の受信時にオフ状態とし、デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う中間周波用電源制御回路を有し、上記中間周波用電源制御回路に上記選択信号が入力される構成である。
【0075】
それゆえ、デジタル変調波の受信時に第2中間周波を生成する中間周波増幅回路を用いるよう構成した場合には、アナログ変調波の受信時に中間周波増幅回路の電源を遮断するので、電源を遮断した分、低消費電力化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における放送受信機の構成およびそのアナログ放送受信時の状態を示す回路ブロック図である。
【図2】図1の放送受信機においてデジタル放送受信時の状態を示す回路ブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態における放送受信機の他の構成を示す回路ブロック図である。
【図4】従来の放送受信機の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】放送受信時における妨害波レベルと画質レベルとの関係を示すグラフである。
【図6】放送受信時における妨害波が混入したアナログ・デジタル混在信号を示すスペクトラムである。
【符号の説明】
3 高周波増幅器(増幅回路)
5 ミキサー(周波数変換回路)
6 信号源(周波数変換回路)
7 PLL回路(周波数変換回路)
9 中間周波増幅器(増幅回路、中間周波増幅回路)
10 ミキサー
11 信号源
13 復調回路
14 水晶発振器(水晶発振回路)
15 利得制御ライン選択回路
21 制御ライン選択回路
22 中間周波用電源制御回路
23 復調回路電源制御回路(復調回路停止回路)
24 水晶発振制御回路(復調回路停止回路)
31 放送受信機
41 放送受信機
Claims (5)
- アナログ変調波とデジタル変調波とが混在する放送信号を受信し、
受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を所定の周波数の信号に変換する周波数変換回路と、
上記デジタル変調波の受信時に、受信した上記デジタル変調波を復調するとともに上記周波数変換回路に上記デジタル変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるデジタル放送受信用制御信号を出力する復調回路とを備え、
上記周波数変換回路には上記アナログ変調波の受信時には上記アナログ変調波の受信動作に必要な選局用の制御信号であるアナログ放送受信用制御信号が入力され、
上記復調回路には上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路の動作を制御する復調回路用制御信号が入力される放送受信機において、
制御ライン選択回路を備え、
上記制御ライン選択回路は、
2つのスイッチ回路を有し、
上記デジタル変調波の受信時には、一方の上記スイッチ回路が所定端子と上記復調回路とを接続して上記所定端子から上記復調回路に上記復調回路用制御信号が入力されるようにする一方、他方の上記スイッチ回路が上記復調回路と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記復調回路から出力された上記デジタル放送受信用制御信号が上記周波数変換回路に入力されるように上記復調回路と上記周波数変換回路との間に上記デジタル放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成し、
上記アナログ変調波の受信時には、上記一方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記復調回路とを切り離す一方、上記他方の上記スイッチ回路が上記所定端子と上記周波数変換回路とを接続するように切り換え動作を行うことにより、上記周波数変換回路に上記所定端子から上記アナログ放送受信用制御信号が入力されるように上記所定端子と上記周波数変換回路との間に上記アナログ放送受信用制御信号の専用信号線となる制御ラインを選択的に構成することを特徴とする放送受信機。 - 上記復調回路の電源を上記アナログ変調波の受信時にオフ状態とし、上記デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う復調回路電源制御回路をさらに有し、上記復調回路電源制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の放送受信機。
- 上記復調回路のクロック信号を生成する水晶発振回路と、上記アナログ変調波の受信時に上記水晶発振回路の発振を停止させる制御を行う水晶発振制御回路とをさらに有し、上記水晶発振制御回路および上記制御ライン選択回路には上記アナログ変調波の受信時と上記デジタル変調波の受信時とで動作切り換えの制御を行う選択信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の放送受信機。
- 受信した上記アナログ変調波あるいは上記デジタル変調波を増幅する利得可変型の増幅回路と、上記増幅回路の増幅率を制御する利得制御信号が上記デジタル変調波の受信時には上記復調回路から上記増幅回路へ入力されるよう上記復調回路と上記増幅回路との間に上記利得制御信号の信号線となる利得制御ラインを選択的に構成し、上記アナログ変調波の受信時には上記利得制御信号用の外部端子から上記増幅回路へ入力されるよう上記利得制御信号用の外部端子と上記増幅回路との間に上記利得制御ラインを選択的に構成する利得制御ライン選択回路とを有し、上記利得制御ライン選択回路には上記選択信号が入力されることを特徴とする請求項2または3に記載の放送受信機。
- 上記増幅回路は中間周波増幅回路を含み、上記中間周波増幅回路の電源をアナログ変調波の受信時にオフ状態とし、デジタル変調波の受信時にオン状態とする制御を行う中間周波用電源制御回路を有し、上記中間周波用電源制御回路に上記選択信号が入力されることを特徴とする請求項4に記載の放送受信機。
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