JP2001285097A - 多重放送受信装置 - Google Patents
多重放送受信装置Info
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- JP2001285097A JP2001285097A JP2000089466A JP2000089466A JP2001285097A JP 2001285097 A JP2001285097 A JP 2001285097A JP 2000089466 A JP2000089466 A JP 2000089466A JP 2000089466 A JP2000089466 A JP 2000089466A JP 2001285097 A JP2001285097 A JP 2001285097A
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- frequency
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 L−Band受信時にダウンコンバート後の
L−Band放送信号にVHF放送信号が妨害信号とし
て混入される。 【解決手段】 DAB放送信号からVHF放送信号を受
信するVHF系統20と、DAB放送信号からL−Ba
nd放送信号をVHF帯にダウンコンバート用ミキサ3
7でダウンコンバートすることで、ダウンコンバート後
のL−Band放送信号を受信するL−Band系統3
0とを有し、VHF系統は、DAB放送信号の入力レベ
ルを抑圧するPINダイオード21と、DAB放送信号
から同調電圧に基づいてVHF放送信号に同調する第1
及び第2同調回路23,25とを有し、L−Band受
信時に、PINダイオード21をOFFにするATT制
御回路27と、第1及び第2同調回路で同調したVHF
放送信号の同調周波数がダウンコンバート後のL−Ba
nd放送信号の受信周波数を妨害しないように、同調電
圧を制御するマイコン50を有するようにした。
L−Band放送信号にVHF放送信号が妨害信号とし
て混入される。 【解決手段】 DAB放送信号からVHF放送信号を受
信するVHF系統20と、DAB放送信号からL−Ba
nd放送信号をVHF帯にダウンコンバート用ミキサ3
7でダウンコンバートすることで、ダウンコンバート後
のL−Band放送信号を受信するL−Band系統3
0とを有し、VHF系統は、DAB放送信号の入力レベ
ルを抑圧するPINダイオード21と、DAB放送信号
から同調電圧に基づいてVHF放送信号に同調する第1
及び第2同調回路23,25とを有し、L−Band受
信時に、PINダイオード21をOFFにするATT制
御回路27と、第1及び第2同調回路で同調したVHF
放送信号の同調周波数がダウンコンバート後のL−Ba
nd放送信号の受信周波数を妨害しないように、同調電
圧を制御するマイコン50を有するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる周波数帯の
放送を複数提供する多重放送、例えばL−Band放送
及びVHF放送を提供するディジタルオーディオブロー
ドキャスティング(以下、単にDABと称する)放送を
受信するDAB受信機等の多重放送受信装置を提供する
ことにある。
放送を複数提供する多重放送、例えばL−Band放送
及びVHF放送を提供するディジタルオーディオブロー
ドキャスティング(以下、単にDABと称する)放送を
受信するDAB受信機等の多重放送受信装置を提供する
ことにある。
【0002】
【従来の技術】一般的にDAB放送は、1.5GHz帯
のL−Band放送と、200MHz帯のVHF放送と
を提供している。
のL−Band放送と、200MHz帯のVHF放送と
を提供している。
【0003】そこで、このようなDAB放送を受信する
DAB受信機としては、L−Band放送を受信するL
−Band系統と、VHF放送を受信するVHF系統と
を有している。しかしながら、このDAB受信機におい
ては、L−Band放送を受信する場合には、L−Ba
nd放送の周波数帯が1.5GHz帯と高いため、VH
F帯と同一周波数帯にダウンコンバートする必要があ
る。
DAB受信機としては、L−Band放送を受信するL
−Band系統と、VHF放送を受信するVHF系統と
を有している。しかしながら、このDAB受信機におい
ては、L−Band放送を受信する場合には、L−Ba
nd放送の周波数帯が1.5GHz帯と高いため、VH
F帯と同一周波数帯にダウンコンバートする必要があ
る。
【0004】しかしながら、DAB受信機においては、
L−Band受信時において、VHF放送信号がダウン
コンバート後のL−Band放送信号の妨害信号となる
ため、このVHF放送信号が妨害信号とならないよう
に、このVHF放送信号を遮断するように様々な方法が
採られている。
L−Band受信時において、VHF放送信号がダウン
コンバート後のL−Band放送信号の妨害信号となる
ため、このVHF放送信号が妨害信号とならないよう
に、このVHF放送信号を遮断するように様々な方法が
採られている。
【0005】図5は従来のDAB受信機内部の概略構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【0006】図5に示すDAB受信機100は、到来す
るDAB放送信号を受信する受信アンテナ101と、こ
の受信したDAB放送信号からVHF放送信号を受信す
るVHF系統110と、受信アンテナ101にて受信し
たDAB放送信号からL−Band放送信号を受信する
L−Band系統120と、これらVHF系統110及
びL−Band系統120の放送信号を中間周波数信号
に周波数変換するデュアルミキサ内蔵のチューナIC1
30と、このDAB受信機100全体を制御するマイコ
ン140と、このマイコン140からの設定周波数に基
づいて、チューナIC130等へのチューニング電圧を
生成するPLL回路150とを有している。
るDAB放送信号を受信する受信アンテナ101と、こ
の受信したDAB放送信号からVHF放送信号を受信す
るVHF系統110と、受信アンテナ101にて受信し
たDAB放送信号からL−Band放送信号を受信する
L−Band系統120と、これらVHF系統110及
びL−Band系統120の放送信号を中間周波数信号
に周波数変換するデュアルミキサ内蔵のチューナIC1
30と、このDAB受信機100全体を制御するマイコ
ン140と、このマイコン140からの設定周波数に基
づいて、チューナIC130等へのチューニング電圧を
生成するPLL回路150とを有している。
【0007】VHF系統110は、受信アンテナ101
にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制
する強入力対策用のPINダイオード111と、このP
INダイオード111通過後のDAB放送信号を増幅す
るローノイズアンプ(以下、単にLNAと称する)11
2と、PLL回路150からのチューニング電圧に基づ
いて、DAB放送信号からVHF放送信号に同調する第
1同調回路113と、この同調したVHF放送信号を増
幅するAGCアンプ114と、このAGCアンプ114
にて増幅されたVHF放送信号を同調し、このVHF放
送信号をチューナIC130に伝送する第2同調回路1
15と、この第2同調回路115にて同調したVHF放
送信号を分岐し、このVHF放送信号を直流変換するこ
とでPINダイオード111及びAGCアンプ114を
制御するためのAGC制御電圧を生成する第1AGC制
御回路116とを有している。
にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制
する強入力対策用のPINダイオード111と、このP
INダイオード111通過後のDAB放送信号を増幅す
るローノイズアンプ(以下、単にLNAと称する)11
2と、PLL回路150からのチューニング電圧に基づ
いて、DAB放送信号からVHF放送信号に同調する第
1同調回路113と、この同調したVHF放送信号を増
幅するAGCアンプ114と、このAGCアンプ114
にて増幅されたVHF放送信号を同調し、このVHF放
送信号をチューナIC130に伝送する第2同調回路1
15と、この第2同調回路115にて同調したVHF放
送信号を分岐し、このVHF放送信号を直流変換するこ
とでPINダイオード111及びAGCアンプ114を
制御するためのAGC制御電圧を生成する第1AGC制
御回路116とを有している。
【0008】L−Band系統120は、受信アンテナ
101にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルま
で抑制する強入力対策用のPINダイオード121と、
このPINダイオード121通過後のDAB放送信号を
増幅するLNA122と、このDAB放送信号からL−
Band放送信号を抽出するバンドパスフィルタ(以
下、単にBPFと称する)123と、この抽出されたL
−Band放送信号を増幅するAGCアンプ124と、
このAGCアンプ124にて増幅されたL−Band放
送信号に対して、PLL回路125及びOSC126か
らのローカル発振周波数を混合することで、VHF帯と
同一周波数帯のL−Band放送信号にダウンコンバー
トするダウンコンバート用ミキサ127と、このダウン
コンバート後のL−Band放送信号を分岐し、このL
−Band放送信号を直流電圧に変換することで、PI
Nダイオード121及びAGCアンプ124を制御する
ためのAGC制御電圧を生成する第2AGC制御回路1
28と、ダウンコンバート用ミキサ127によるダウン
コンバート後のL−Band放送信号におけるノイズ成
分をカットし、このダウンコンバート後のL−Band
放送信号をチューナIC130に伝送するローパスフィ
ルタ(以下、単にLPFと称する)129とを有してい
る。
101にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルま
で抑制する強入力対策用のPINダイオード121と、
このPINダイオード121通過後のDAB放送信号を
増幅するLNA122と、このDAB放送信号からL−
Band放送信号を抽出するバンドパスフィルタ(以
下、単にBPFと称する)123と、この抽出されたL
−Band放送信号を増幅するAGCアンプ124と、
このAGCアンプ124にて増幅されたL−Band放
送信号に対して、PLL回路125及びOSC126か
らのローカル発振周波数を混合することで、VHF帯と
同一周波数帯のL−Band放送信号にダウンコンバー
トするダウンコンバート用ミキサ127と、このダウン
コンバート後のL−Band放送信号を分岐し、このL
−Band放送信号を直流電圧に変換することで、PI
Nダイオード121及びAGCアンプ124を制御する
ためのAGC制御電圧を生成する第2AGC制御回路1
28と、ダウンコンバート用ミキサ127によるダウン
コンバート後のL−Band放送信号におけるノイズ成
分をカットし、このダウンコンバート後のL−Band
放送信号をチューナIC130に伝送するローパスフィ
ルタ(以下、単にLPFと称する)129とを有してい
る。
【0009】チューナIC130は、PLL回路150
からのチューニング電圧に基づいてVHF放送用の発振
周波数を生成する第1OSC131と、VHF系統11
0の第2同調回路115からのVHF放送信号に、第1
OSC131からの発振周波数を混合することでVHF
用中間周波数信号を生成し、このVHF用中間周波数を
出力する第1ミキサ132と、PLL回路150からの
チューニング電圧に基づいてL−Band放送用の発振
周波数を生成する第2OSC133と、L−Band系
統120のLPF129からダウンコンバート後のL-
Band放送信号に、第2OSC133からの発振周波
数を混合することでL−Band用中間周波数信号を生
成し、このL−Band用中間周波数を出力する第2ミ
キサ134とを有している。
からのチューニング電圧に基づいてVHF放送用の発振
周波数を生成する第1OSC131と、VHF系統11
0の第2同調回路115からのVHF放送信号に、第1
OSC131からの発振周波数を混合することでVHF
用中間周波数信号を生成し、このVHF用中間周波数を
出力する第1ミキサ132と、PLL回路150からの
チューニング電圧に基づいてL−Band放送用の発振
周波数を生成する第2OSC133と、L−Band系
統120のLPF129からダウンコンバート後のL-
Band放送信号に、第2OSC133からの発振周波
数を混合することでL−Band用中間周波数信号を生
成し、このL−Band用中間周波数を出力する第2ミ
キサ134とを有している。
【0010】前述したようにL−Band系統120の
ダウンコンバート後のL−Band放送信号と、VHF
系統110のVHF放送信号とは同一周波数帯となって
いる。
ダウンコンバート後のL−Band放送信号と、VHF
系統110のVHF放送信号とは同一周波数帯となって
いる。
【0011】そこで、このDAB受信機100のマイコ
ン140は、現在のバンド選択に関わるバンド選択信号
に基づいて、VHF系統110のAGCアンプ114の
電源制御、チューナIC130内部の第1ミキサ132
及び第2ミキサ134の切替選択、L−Band系統1
20のAGCアンプ124及びダウンコンバート用ミキ
サ127の電源制御を行うようにしている。
ン140は、現在のバンド選択に関わるバンド選択信号
に基づいて、VHF系統110のAGCアンプ114の
電源制御、チューナIC130内部の第1ミキサ132
及び第2ミキサ134の切替選択、L−Band系統1
20のAGCアンプ124及びダウンコンバート用ミキ
サ127の電源制御を行うようにしている。
【0012】つまり、マイコン140は、VHF受信時
において、チューナIC130の第1ミキサ132及び
第2ミキサ134の内、第1ミキサ132を切替選択
し、L−Band系統120のダウンコンバート用ミキ
サ127及びAGCアンプ124及びLNA122の電
源をOFFするようにしている。
において、チューナIC130の第1ミキサ132及び
第2ミキサ134の内、第1ミキサ132を切替選択
し、L−Band系統120のダウンコンバート用ミキ
サ127及びAGCアンプ124及びLNA122の電
源をOFFするようにしている。
【0013】さらに、マイコン140は、L−Band
受信時において、チューナIC130の第1ミキサ13
2及び第2ミキサ134の内、第2ミキサ134を切替
選択すると共に、VHF系統110のAGCアンプ11
4及びLNA112の電源をOFFするようにしてい
る。
受信時において、チューナIC130の第1ミキサ13
2及び第2ミキサ134の内、第2ミキサ134を切替
選択すると共に、VHF系統110のAGCアンプ11
4及びLNA112の電源をOFFするようにしてい
る。
【0014】従って、従来のDAB受信機100によれ
ば、L−Band受信時においてはチューナIC130
内の第2ミキサ134を選択し、LNA122、AGC
アンプ124及びダウンコンバート用ミキサ127の電
源をONすると共に、VHF系統110のAGCアンプ
114及びLNA112の電源をOFFするようにした
ので、L−Band系統120のダウンコンバート後の
L−Band放送信号に対するVHF系統110からの
VHF放送信号による妨害信号を遮断するようにしてい
る。
ば、L−Band受信時においてはチューナIC130
内の第2ミキサ134を選択し、LNA122、AGC
アンプ124及びダウンコンバート用ミキサ127の電
源をONすると共に、VHF系統110のAGCアンプ
114及びLNA112の電源をOFFするようにした
ので、L−Band系統120のダウンコンバート後の
L−Band放送信号に対するVHF系統110からの
VHF放送信号による妨害信号を遮断するようにしてい
る。
【0015】また、このような従来のDAB受信機10
0の他に、L−Band系統120及びVHF系統11
0でフロントエンドを共有化したDAB受信機もある。
図6は従来のDAB受信機内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
0の他に、L−Band系統120及びVHF系統11
0でフロントエンドを共有化したDAB受信機もある。
図6は従来のDAB受信機内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0016】図6に示す従来のDAB受信機200は、
到来するDAB放送信号を受信する受信アンテナ201
と、このDAB放送信号をVHF用に通過させるVHF
系統210と、DAB放送信号からL−Band放送信
号を受信するL−Band系統220と、受信アンテナ
201にて受信したDAB放送信号の入力をVHF系統
210又はL−Band系統220に切替選択する高周
波用入力切替スイッチ202と、VHF系統210又は
L−Band系統220の出力を切替選択する出力切替
スイッチ203と、この出力切替スイッチ203にて切
替選択されたVHF系統210又はL−Band系統2
20の出力から各系統の中間周波数信号を生成するフロ
ントエンド230と、このDAB受信機200全体を制
御するマイコン240とを有している。
到来するDAB放送信号を受信する受信アンテナ201
と、このDAB放送信号をVHF用に通過させるVHF
系統210と、DAB放送信号からL−Band放送信
号を受信するL−Band系統220と、受信アンテナ
201にて受信したDAB放送信号の入力をVHF系統
210又はL−Band系統220に切替選択する高周
波用入力切替スイッチ202と、VHF系統210又は
L−Band系統220の出力を切替選択する出力切替
スイッチ203と、この出力切替スイッチ203にて切
替選択されたVHF系統210又はL−Band系統2
20の出力から各系統の中間周波数信号を生成するフロ
ントエンド230と、このDAB受信機200全体を制
御するマイコン240とを有している。
【0017】VHF系統210は、高周波用入力切替ス
イッチ202を通じて、受信アンテナ201にて受信し
たDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する強入力
対策用のPINダイオード211と、このPINダイオ
ード211通過後のDAB放送信号のノイズ成分をカッ
トするLPF212とを有している。
イッチ202を通じて、受信アンテナ201にて受信し
たDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する強入力
対策用のPINダイオード211と、このPINダイオ
ード211通過後のDAB放送信号のノイズ成分をカッ
トするLPF212とを有している。
【0018】L−Band系統220は、高周波用入力
切替スイッチ202を通じて、受信アンテナ201にて
受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する
強入力対策用のPINダイオード221と、このPIN
ダイオード221通過後のDAB放送信号を増幅するL
NA222と、このDAB放送信号からL−Band放
送信号を抽出するBPF223と、この抽出されたL−
Band放送信号を増幅するAGCアンプ224と、こ
のAGCアンプ224にて増幅されたL−Band放送
信号に対して、PLL回路225及びOSC226から
のローカル発振周波数を混合することで、VHF帯と同
一周波数帯のL−Band放送信号にダウンコンバート
するダウンコンバート用ミキサ227と、このダウンコ
ンバート後のL−Band放送信号を分岐し、このL−
Band放送信号を直流電圧に変換することで、PIN
ダイオード221及びAGCアンプ223を制御するた
めのAGC制御電圧を生成するAGC制御回路228
と、ダウンコンバート用ミキサ227によるダウンコン
バート後のL−Band放送信号におけるノイズ成分を
カットするLPF229とを有している。
切替スイッチ202を通じて、受信アンテナ201にて
受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する
強入力対策用のPINダイオード221と、このPIN
ダイオード221通過後のDAB放送信号を増幅するL
NA222と、このDAB放送信号からL−Band放
送信号を抽出するBPF223と、この抽出されたL−
Band放送信号を増幅するAGCアンプ224と、こ
のAGCアンプ224にて増幅されたL−Band放送
信号に対して、PLL回路225及びOSC226から
のローカル発振周波数を混合することで、VHF帯と同
一周波数帯のL−Band放送信号にダウンコンバート
するダウンコンバート用ミキサ227と、このダウンコ
ンバート後のL−Band放送信号を分岐し、このL−
Band放送信号を直流電圧に変換することで、PIN
ダイオード221及びAGCアンプ223を制御するた
めのAGC制御電圧を生成するAGC制御回路228
と、ダウンコンバート用ミキサ227によるダウンコン
バート後のL−Band放送信号におけるノイズ成分を
カットするLPF229とを有している。
【0019】フロントエンド230は、この出力切替ス
イッチ203にて切替選択されたVHF系統210又は
L−Band系統220の出力(VHF系統210の場
合にはDAB放送信号、又はL−Band系統220の
場合にはダウンコンバート後のL−Band放送信号)
をPLL回路231からのチューニング電圧に基づいて
同調する第1同調回路232と、この同調した放送信号
(VHF系統210の場合にはVHF放送信号、L−B
and系統220の場合にはダウンコンバート後のL−
Band放送信号)を増幅するAGCアンプ233と、
このAGCアンプ233にて増幅されたVHF放送信号
又はL−Band放送信号を同調する第2同調回路23
4と、この第2同調回路234にて同調したVHF放送
信号又はL−Band放送信号を分岐し、このVHF放
送信号又はL−Band放送信号を直流変換すること
で、AGCアンプ233及びVHF系統210のPIN
ダイオード211を制御するためのAGC制御電圧を生
成するAGC制御回路235と、PLL回路231から
のチューニング電圧に基づいてVHF放送用又はL−B
and放送用の発振周波数を生成するOSC236と、
第2同調回路234からのVHF放送信号又はL−Ba
nd放送信号に、OSC236からの発振周波数を混合
することでVHF用中間周波数信号又はL−Band用
中間周波数信号を生成し、このVHF用中間周波数信号
又はL−Band用中間周波数信号を出力するミキサ2
37とを有している。
イッチ203にて切替選択されたVHF系統210又は
L−Band系統220の出力(VHF系統210の場
合にはDAB放送信号、又はL−Band系統220の
場合にはダウンコンバート後のL−Band放送信号)
をPLL回路231からのチューニング電圧に基づいて
同調する第1同調回路232と、この同調した放送信号
(VHF系統210の場合にはVHF放送信号、L−B
and系統220の場合にはダウンコンバート後のL−
Band放送信号)を増幅するAGCアンプ233と、
このAGCアンプ233にて増幅されたVHF放送信号
又はL−Band放送信号を同調する第2同調回路23
4と、この第2同調回路234にて同調したVHF放送
信号又はL−Band放送信号を分岐し、このVHF放
送信号又はL−Band放送信号を直流変換すること
で、AGCアンプ233及びVHF系統210のPIN
ダイオード211を制御するためのAGC制御電圧を生
成するAGC制御回路235と、PLL回路231から
のチューニング電圧に基づいてVHF放送用又はL−B
and放送用の発振周波数を生成するOSC236と、
第2同調回路234からのVHF放送信号又はL−Ba
nd放送信号に、OSC236からの発振周波数を混合
することでVHF用中間周波数信号又はL−Band用
中間周波数信号を生成し、このVHF用中間周波数信号
又はL−Band用中間周波数信号を出力するミキサ2
37とを有している。
【0020】マイコン240は、現在のバンド選択に対
応したバンド選択信号に応じて、高周波用入力切替スイ
ッチ202及び出力切替スイッチ203の切替制御、L
−Band系統220のAGCアンプ224及びダウン
コンバート用ミキサ227の電源制御を行うようにして
いる。
応したバンド選択信号に応じて、高周波用入力切替スイ
ッチ202及び出力切替スイッチ203の切替制御、L
−Band系統220のAGCアンプ224及びダウン
コンバート用ミキサ227の電源制御を行うようにして
いる。
【0021】つまり、マイコン240は、VHF受信時
において、高周波用入力切替スイッチ202及び出力切
替スイッチ203をVHF系統210側に切替選択する
と共に、L−Band系統220のAGCアンプ22
4、LNA222及びダウンコンバート用ミキサ227
の電源をOFFするようにしている。
において、高周波用入力切替スイッチ202及び出力切
替スイッチ203をVHF系統210側に切替選択する
と共に、L−Band系統220のAGCアンプ22
4、LNA222及びダウンコンバート用ミキサ227
の電源をOFFするようにしている。
【0022】また、マイコン240は、L−Band受
信時において、高周波用入力切替スイッチ202及び出
力切替スイッチ203をL−Band系統220側に切
替選択すると共に、L−Band系統220のAGCア
ンプ224及びダウンコンバート用ミキサ227の電源
をONするようにしている。
信時において、高周波用入力切替スイッチ202及び出
力切替スイッチ203をL−Band系統220側に切
替選択すると共に、L−Band系統220のAGCア
ンプ224及びダウンコンバート用ミキサ227の電源
をONするようにしている。
【0023】従って、従来のDAB受信機200によれ
ば、L−Band受信時においては高周波用入力切替ス
イッチ202及び出力切替スイッチ203を切替選択す
るようにしたので、L−Band系統220のダウンコ
ンバート後のL−Band放送信号に対するVHF系統
210からのVHF放送信号による妨害信号を遮断する
ようにしている。
ば、L−Band受信時においては高周波用入力切替ス
イッチ202及び出力切替スイッチ203を切替選択す
るようにしたので、L−Band系統220のダウンコ
ンバート後のL−Band放送信号に対するVHF系統
210からのVHF放送信号による妨害信号を遮断する
ようにしている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来のDAB受信機100によれば、L−Band
受信時においてはVHF系統110のAGCアンプ11
4及びLNA112の電源をOFFにし、チューナIC
130内の第1ミキサ132を切替選択することで、V
HF系統110からのVHF放送信号による妨害信号を
遮断するようにしたが、VHF系統110のPINダイ
オード111側に電圧が残ってしまい、VHF系統11
0を完全にOFF状態にすることができず、PINダイ
オード111の出力へのVHF放送信号による妨害信号
の漏れが大きくなり、しかも、第1同調回路113及び
第2同調回路115にも直流電圧が残ってしまうため、
第1同調回路113及び第2同調回路115による同調
周波数がL−Band系統120におけるダウンコンバ
ート後のL−Band放送信号の受信周波数に近くなる
と、妨害波を通す可能性が高くなり、妨害信号としてV
HF放送信号がダウンコンバート後のL−Band放送
信号に混入されてしまうといった問題点があった。
示す従来のDAB受信機100によれば、L−Band
受信時においてはVHF系統110のAGCアンプ11
4及びLNA112の電源をOFFにし、チューナIC
130内の第1ミキサ132を切替選択することで、V
HF系統110からのVHF放送信号による妨害信号を
遮断するようにしたが、VHF系統110のPINダイ
オード111側に電圧が残ってしまい、VHF系統11
0を完全にOFF状態にすることができず、PINダイ
オード111の出力へのVHF放送信号による妨害信号
の漏れが大きくなり、しかも、第1同調回路113及び
第2同調回路115にも直流電圧が残ってしまうため、
第1同調回路113及び第2同調回路115による同調
周波数がL−Band系統120におけるダウンコンバ
ート後のL−Band放送信号の受信周波数に近くなる
と、妨害波を通す可能性が高くなり、妨害信号としてV
HF放送信号がダウンコンバート後のL−Band放送
信号に混入されてしまうといった問題点があった。
【0025】図6に示す従来のDAB受信機200によ
れば、L−Band受信時においては高周波用入力切替
スイッチ202及び出力切替スイッチ203をL−Ba
nd系統220側に切替接続することで、VHF系統2
10からのVHF放送信号による妨害信号を遮断するよ
うにしたが、高周波用入力切替スイッチ202は一般的
に高価であり、しかも、これら高周波用入力切替スイッ
チ202及び出力切替スイッチ203をディスクリート
で構成した場合、部品配置面積が大きくなってチューナ
パックの小型化を困難にしてしまうといった問題点があ
った。
れば、L−Band受信時においては高周波用入力切替
スイッチ202及び出力切替スイッチ203をL−Ba
nd系統220側に切替接続することで、VHF系統2
10からのVHF放送信号による妨害信号を遮断するよ
うにしたが、高周波用入力切替スイッチ202は一般的
に高価であり、しかも、これら高周波用入力切替スイッ
チ202及び出力切替スイッチ203をディスクリート
で構成した場合、部品配置面積が大きくなってチューナ
パックの小型化を困難にしてしまうといった問題点があ
った。
【0026】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、低コストで、チュー
ナパックの小型化を実現しながら、L−Band受信時
において、ダウンコンバート後のL−Band放送信号
にVHF系統のVHF放送信号が妨害信号として混入さ
れてしまうのを確実に防止することができるDAB受信
機を提供することにある。
であり、その目的とするところは、低コストで、チュー
ナパックの小型化を実現しながら、L−Band受信時
において、ダウンコンバート後のL−Band放送信号
にVHF系統のVHF放送信号が妨害信号として混入さ
れてしまうのを確実に防止することができるDAB受信
機を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多重放送受信装置は、第1周波数帯域の放送
信号及び第2周波数帯域の放送信号を多重化した多重放
送信号を受信する受信手段と、この多重放送信号から第
1周波数帯域の放送信号を受信する第1周波数帯域系統
と、前記多重放送信号から第2周波数帯域の放送信号を
第1周波数帯域と同一周波数帯域に周波数変換し、第2
周波数帯域の放送信号を受信する第2周波数帯域系統
と、前記第1周波数帯域の放送信号又は前記第2周波数
帯域の放送信号を選択的に出力する信号選択手段とを有
する多重放送受信装置であって、前記第1周波数帯域系
統は、前記受信手段からの多重放送信号の入力レベルを
減衰制御する減衰手段と、同調電圧に基づいて第1周波
数帯域の放送信号に同調する同調手段とを有し、前記信
号選択手段にて第2周波数帯域の放送信号が選択された
とき、前記減衰手段をOFF制御する制御手段を有する
ようにした。
に本発明の多重放送受信装置は、第1周波数帯域の放送
信号及び第2周波数帯域の放送信号を多重化した多重放
送信号を受信する受信手段と、この多重放送信号から第
1周波数帯域の放送信号を受信する第1周波数帯域系統
と、前記多重放送信号から第2周波数帯域の放送信号を
第1周波数帯域と同一周波数帯域に周波数変換し、第2
周波数帯域の放送信号を受信する第2周波数帯域系統
と、前記第1周波数帯域の放送信号又は前記第2周波数
帯域の放送信号を選択的に出力する信号選択手段とを有
する多重放送受信装置であって、前記第1周波数帯域系
統は、前記受信手段からの多重放送信号の入力レベルを
減衰制御する減衰手段と、同調電圧に基づいて第1周波
数帯域の放送信号に同調する同調手段とを有し、前記信
号選択手段にて第2周波数帯域の放送信号が選択された
とき、前記減衰手段をOFF制御する制御手段を有する
ようにした。
【0028】従って、本発明の多重放送受信装置によれ
ば、信号選択手段にて第2周波数帯域の放送信号が選択
されたとき、第1周波数帯域系統の減衰手段をOFFに
するようにしたので、低コストで、しかも小型化に対応
しながら、第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域
と同一周波数帯域に周波数変換したとしても、この周波
数変換後の第2周波数帯域の放送信号に、第1周波数帯
域の放送信号が妨害信号として混入されるような事態を
確実に防止することができる。
ば、信号選択手段にて第2周波数帯域の放送信号が選択
されたとき、第1周波数帯域系統の減衰手段をOFFに
するようにしたので、低コストで、しかも小型化に対応
しながら、第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域
と同一周波数帯域に周波数変換したとしても、この周波
数変換後の第2周波数帯域の放送信号に、第1周波数帯
域の放送信号が妨害信号として混入されるような事態を
確実に防止することができる。
【0029】本発明の多重放送受信装置は、前記制御手
段が、前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第
2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数
帯域に周波数変換した後、前記同調手段にて同調される
第1周波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変
換後の第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害し
ないように、前記同調手段の同調電圧を制御するように
した。
段が、前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第
2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数
帯域に周波数変換した後、前記同調手段にて同調される
第1周波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変
換後の第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害し
ないように、前記同調手段の同調電圧を制御するように
した。
【0030】従って、本発明の多重放送受信装置によれ
ば、第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御するようにしたの
で、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
ば、第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御するようにしたの
で、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
【0031】本発明の多重放送受信装置は、第1周波数
帯域の放送信号及び第2周波数帯域の放送信号を多重化
した多重放送信号を受信する受信手段と、この多重放送
信号から第1周波数帯域の放送信号を受信する第1周波
数帯域系統と、前記多重放送信号から第2周波数帯域の
放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に周波数変
換し、第2周波数帯域の放送信号を受信する第2周波数
帯域系統とを有する多重放送受信装置であって、前記第
1周波数帯域系統は、前記受信手段からの多重放送信号
の入力レベルを減衰制御する減衰手段と、同調電圧に基
づいて第1周波数帯域の放送信号に同調する同調手段と
を有し、前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から
第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波
数帯域に周波数変換した後、前記同調手段にて同調され
る第1周波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数
変換後の第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害
しないように、前記同調手段の同調電圧を制御する制御
手段を有するようにした。
帯域の放送信号及び第2周波数帯域の放送信号を多重化
した多重放送信号を受信する受信手段と、この多重放送
信号から第1周波数帯域の放送信号を受信する第1周波
数帯域系統と、前記多重放送信号から第2周波数帯域の
放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に周波数変
換し、第2周波数帯域の放送信号を受信する第2周波数
帯域系統とを有する多重放送受信装置であって、前記第
1周波数帯域系統は、前記受信手段からの多重放送信号
の入力レベルを減衰制御する減衰手段と、同調電圧に基
づいて第1周波数帯域の放送信号に同調する同調手段と
を有し、前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から
第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波
数帯域に周波数変換した後、前記同調手段にて同調され
る第1周波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数
変換後の第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害
しないように、前記同調手段の同調電圧を制御する制御
手段を有するようにした。
【0032】従って、本発明の多重放送受信装置によれ
ば、第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御するようにしたの
で、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
ば、第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御するようにしたの
で、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の多
重放送受信装置における実施の形態を示すDAB受信機
について説明する。図1は本実施の形態に示すDAB受
信機内部の概略構成を示すブロック図である。
重放送受信装置における実施の形態を示すDAB受信機
について説明する。図1は本実施の形態に示すDAB受
信機内部の概略構成を示すブロック図である。
【0034】図1に示すDAB受信機1は、到来するD
AB放送信号を受信する受信アンテナ11と、この受信
したDAB放送信号からVHF放送信号を受信するVH
F系統20と、受信アンテナ11にて受信したDAB放
送信号からL−Band放送信号を受信するL−Ban
d系統30と、これらVHF系統20及びL−Band
系統30の放送信号を中間周波数信号に周波数変換する
デュアルミキサ内蔵のチューナIC40と、このDAB
受信機1全体を制御するマイコン50と、このマイコン
50からの設定周波数に基づいて、チューナIC40等
へのチューニング電圧を生成するPLL回路60とを有
している。
AB放送信号を受信する受信アンテナ11と、この受信
したDAB放送信号からVHF放送信号を受信するVH
F系統20と、受信アンテナ11にて受信したDAB放
送信号からL−Band放送信号を受信するL−Ban
d系統30と、これらVHF系統20及びL−Band
系統30の放送信号を中間周波数信号に周波数変換する
デュアルミキサ内蔵のチューナIC40と、このDAB
受信機1全体を制御するマイコン50と、このマイコン
50からの設定周波数に基づいて、チューナIC40等
へのチューニング電圧を生成するPLL回路60とを有
している。
【0035】VHF系統20は、受信アンテナ11にて
受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する
強入力対策用のPINダイオード21と、このPINダ
イオード21通過後のDAB放送信号を増幅するLNA
22と、PLL回路60からのチューニング電圧に基づ
いて、DAB放送信号からVHF放送信号に同調する第
1同調回路23と、この同調したVHF放送信号を増幅
するAGCアンプ24と、このAGCアンプ24にて増
幅されたVHF放送信号を同調し、このVHF放送信号
をチューナIC40に伝送する第2同調回路25と、こ
の第2同調回路25にて同調したVHF放送信号を分岐
し、このVHF放送信号を直流変換することでAGCア
ンプ24を制御するためのAGC制御電圧を生成する第
1AGC制御回路26とを有している。
受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑制する
強入力対策用のPINダイオード21と、このPINダ
イオード21通過後のDAB放送信号を増幅するLNA
22と、PLL回路60からのチューニング電圧に基づ
いて、DAB放送信号からVHF放送信号に同調する第
1同調回路23と、この同調したVHF放送信号を増幅
するAGCアンプ24と、このAGCアンプ24にて増
幅されたVHF放送信号を同調し、このVHF放送信号
をチューナIC40に伝送する第2同調回路25と、こ
の第2同調回路25にて同調したVHF放送信号を分岐
し、このVHF放送信号を直流変換することでAGCア
ンプ24を制御するためのAGC制御電圧を生成する第
1AGC制御回路26とを有している。
【0036】さらに、VHF系統20は、第1AGC制
御回路26からのAGC制御電圧に基づいて、PINダ
イオード21を制御するアッテネータ制御回路(ATT
制御回路)27と、PLL回路60からのチューニング
電圧又は第1制御用電圧を切替選択する第1切替スイッ
チ28Aと、PLL回路60からのチューニング電圧又
は第2制御用電圧を切替選択する第2切替スイッチ28
Bとを有している。
御回路26からのAGC制御電圧に基づいて、PINダ
イオード21を制御するアッテネータ制御回路(ATT
制御回路)27と、PLL回路60からのチューニング
電圧又は第1制御用電圧を切替選択する第1切替スイッ
チ28Aと、PLL回路60からのチューニング電圧又
は第2制御用電圧を切替選択する第2切替スイッチ28
Bとを有している。
【0037】第1制御用電圧及び第2制御用電圧は、マ
イコン50のD/Aコンバータ用の出力電圧範囲として
マイコン電源電圧(5V、又は3.3V)に依存する
が、5V程度と低いため、第1同調回路23及び第2同
調回路25での同調周波数をフルに制御できるように第
1DCアンプ29A又は第2DCアンプ29Bを通じて
ゲインを設定するようにしている。
イコン50のD/Aコンバータ用の出力電圧範囲として
マイコン電源電圧(5V、又は3.3V)に依存する
が、5V程度と低いため、第1同調回路23及び第2同
調回路25での同調周波数をフルに制御できるように第
1DCアンプ29A又は第2DCアンプ29Bを通じて
ゲインを設定するようにしている。
【0038】L−Band系統30は、受信アンテナ1
1にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑
制する強入力対策用のPINダイオード31と、このP
INダイオード31通過後のDAB放送信号を増幅する
LNA32と、このDAB放送信号からL−Band放
送信号を抽出するBPF33と、この抽出されたL−B
and放送信号を増幅するAGCアンプ34と、このA
GCアンプ34にて増幅されたL−Band放送信号に
対して、PLL回路35及びOSC36からのローカル
発振周波数を混合することで、VHF帯と同一周波数帯
のL−Band放送信号にダウンコンバートするダウン
コンバート用ミキサ37と、このダウンコンバート後の
L−Band放送信号を分岐し、このL−Band放送
信号を直流電圧に変換することで、PINダイオード3
1及びAGCアンプ34を制御するためのAGC制御電
圧を生成する第2AGC制御回路38と、ダウンコンバ
ート用ミキサ37によるダウンコンバート後のL−Ba
nd放送信号におけるノイズ成分をカットし、このダウ
ンコンバート後のL−Band放送信号をチューナIC
40に伝送するLPF39とを有している。
1にて受信したDAB放送信号を所定入力レベルまで抑
制する強入力対策用のPINダイオード31と、このP
INダイオード31通過後のDAB放送信号を増幅する
LNA32と、このDAB放送信号からL−Band放
送信号を抽出するBPF33と、この抽出されたL−B
and放送信号を増幅するAGCアンプ34と、このA
GCアンプ34にて増幅されたL−Band放送信号に
対して、PLL回路35及びOSC36からのローカル
発振周波数を混合することで、VHF帯と同一周波数帯
のL−Band放送信号にダウンコンバートするダウン
コンバート用ミキサ37と、このダウンコンバート後の
L−Band放送信号を分岐し、このL−Band放送
信号を直流電圧に変換することで、PINダイオード3
1及びAGCアンプ34を制御するためのAGC制御電
圧を生成する第2AGC制御回路38と、ダウンコンバ
ート用ミキサ37によるダウンコンバート後のL−Ba
nd放送信号におけるノイズ成分をカットし、このダウ
ンコンバート後のL−Band放送信号をチューナIC
40に伝送するLPF39とを有している。
【0039】チューナIC40は、PLL回路60から
のチューニング電圧に基づいてVHF放送用の発振周波
数を生成する第1OSC41と、VHF系統20の第2
同調回路25からのVHF放送信号に、第1OSC41
からの発振周波数を混合することでVHF用中間周波数
信号を生成し、このVHF用中間周波数を出力する第1
ミキサ42と、PLL回路60からのチューニング電圧
に基づいてL−Band放送用の発振周波数を生成する
第2OSC43と、L−Band系統30のLPF39
からダウンコンバート後のL-Band放送信号に、第
2OSC43からの発振周波数を混合することでL−B
and用中間周波数信号を生成し、このL−Band用
中間周波数を出力する第2ミキサ44とを有している。
のチューニング電圧に基づいてVHF放送用の発振周波
数を生成する第1OSC41と、VHF系統20の第2
同調回路25からのVHF放送信号に、第1OSC41
からの発振周波数を混合することでVHF用中間周波数
信号を生成し、このVHF用中間周波数を出力する第1
ミキサ42と、PLL回路60からのチューニング電圧
に基づいてL−Band放送用の発振周波数を生成する
第2OSC43と、L−Band系統30のLPF39
からダウンコンバート後のL-Band放送信号に、第
2OSC43からの発振周波数を混合することでL−B
and用中間周波数信号を生成し、このL−Band用
中間周波数を出力する第2ミキサ44とを有している。
【0040】前述したようにL−Band系統30での
ダウンコンバート後のL−Band放送信号と、VHF
系統20のVHF放送信号とは同一周波数帯となってい
る。
ダウンコンバート後のL−Band放送信号と、VHF
系統20のVHF放送信号とは同一周波数帯となってい
る。
【0041】次にVHF系統20のATT制御回路27
について説明する。図2はATT制御回路27内部の概
略構成を示す説明図である。
について説明する。図2はATT制御回路27内部の概
略構成を示す説明図である。
【0042】このようなATT制御回路27としては、
図2(a)に示すような差動増幅回路70があげられ
る。
図2(a)に示すような差動増幅回路70があげられ
る。
【0043】図2(a)に示すATT制御回路27は、
差動増幅回路70で構成しており、マイコン50からの
バンド選択信号(0V/5V)を、DCアンプ71を通
じて0V/AGC max (最大AGC制御電圧)
[V]にゲインを設定することでATT制御用電圧を生
成し、このATT制御用電圧を差動増幅回路70のマイ
ナス入力側に入力すると共に、第1AGC制御回路26
からのAGC制御電圧を差動増幅回路70のプラス入力
側に入力する。
差動増幅回路70で構成しており、マイコン50からの
バンド選択信号(0V/5V)を、DCアンプ71を通
じて0V/AGC max (最大AGC制御電圧)
[V]にゲインを設定することでATT制御用電圧を生
成し、このATT制御用電圧を差動増幅回路70のマイ
ナス入力側に入力すると共に、第1AGC制御回路26
からのAGC制御電圧を差動増幅回路70のプラス入力
側に入力する。
【0044】マイコン50は、VHF受信時において
は、DCアンプ71を通じて、差動増幅回路70のマイ
ナス入力側に0Vのバンド選択信号を入力し、AGC制
御電圧をそのままATT制御回路27のPIN制御用電
圧とすることで、PINダイオード21を制御するよう
にした。
は、DCアンプ71を通じて、差動増幅回路70のマイ
ナス入力側に0Vのバンド選択信号を入力し、AGC制
御電圧をそのままATT制御回路27のPIN制御用電
圧とすることで、PINダイオード21を制御するよう
にした。
【0045】これに対して、L−Band受信時におい
てマイコン50は、DCアンプ71を通じて5Vのバン
ド選択信号を増幅することでATT制御用電圧を生成
し、このATT制御用電圧を差動増幅回路70のマイナ
ス入力側に入力し、AGC制御電圧からATT制御用電
圧を差し引いて、ATT制御回路27のPIN制御用電
圧を0Vとすることで、PINダイオード21を完全に
OFF状態となるようにした。
てマイコン50は、DCアンプ71を通じて5Vのバン
ド選択信号を増幅することでATT制御用電圧を生成
し、このATT制御用電圧を差動増幅回路70のマイナ
ス入力側に入力し、AGC制御電圧からATT制御用電
圧を差し引いて、ATT制御回路27のPIN制御用電
圧を0Vとすることで、PINダイオード21を完全に
OFF状態となるようにした。
【0046】次にVHF系統20の第1切替スイッチ2
8A及び第2切替スイッチ28Bについて説明する。
8A及び第2切替スイッチ28Bについて説明する。
【0047】第1切替スイッチ28Aは、マイコン50
からのバンド選択信号(0V/5V)に応じて、PLL
回路60からのチューニング電圧、又は第1DCアンプ
29Aでゲイン設定された第1制御用電圧を切替選択す
るものである。
からのバンド選択信号(0V/5V)に応じて、PLL
回路60からのチューニング電圧、又は第1DCアンプ
29Aでゲイン設定された第1制御用電圧を切替選択す
るものである。
【0048】この第1切替スイッチ28Aは、VHF受
信時においては、PLL回路60からのチューニング電
圧を選択し、このチューニング電圧を第1同調回路23
に伝送するものである。また、L−Band受信時にお
いては、第1DCアンプ29Aでゲイン設定された第1
制御用電圧を選択し、この第1制御用電圧を第1同調回
路23に伝送するものである。
信時においては、PLL回路60からのチューニング電
圧を選択し、このチューニング電圧を第1同調回路23
に伝送するものである。また、L−Band受信時にお
いては、第1DCアンプ29Aでゲイン設定された第1
制御用電圧を選択し、この第1制御用電圧を第1同調回
路23に伝送するものである。
【0049】第2切替スイッチ28Bは、マイコン50
からのバンド選択信号(0V/5V)に応じて、PLL
回60からのチューニング電圧、又は第2DCアンプ2
9Bでゲイン設定された第2制御用電圧を切替選択する
ものである。
からのバンド選択信号(0V/5V)に応じて、PLL
回60からのチューニング電圧、又は第2DCアンプ2
9Bでゲイン設定された第2制御用電圧を切替選択する
ものである。
【0050】また、第2切替スイッチ28Bは、VHF
受信時においては、PLL回路60からのチューニング
電圧を選択し、このチューニング電圧を第2同調回路2
5に伝送するものである。また、L−Band受信時に
おいては、第2DCアンプ29Bでゲイン設定された第
2制御用電圧を選択し、この第2制御用電圧を第2同調
回路25に伝送するものである。
受信時においては、PLL回路60からのチューニング
電圧を選択し、このチューニング電圧を第2同調回路2
5に伝送するものである。また、L−Band受信時に
おいては、第2DCアンプ29Bでゲイン設定された第
2制御用電圧を選択し、この第2制御用電圧を第2同調
回路25に伝送するものである。
【0051】また、当然のことであるが、第1同調回路
23及び第2同調回路25では、図3に示すように制御
電圧量に応じてVHF放送信号の同調周波数を可変する
ことができる。
23及び第2同調回路25では、図3に示すように制御
電圧量に応じてVHF放送信号の同調周波数を可変する
ことができる。
【0052】そこで、第1切替スイッチ28Aの第1制
御用電圧及び第2切替スイッチ28Bの第2制御用電圧
は、図4に示すように、例えばダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数をfDとした場合、こ
の受信周波数fDがチューニング周波数範囲(fmin
〜fmax)の中心よりも上側(fD1)にあった場
合、VHF系統20の同調周波数がfminになるよう
に第1制御用電圧及び第2制御用電圧を設定し、この受
信周波数fDがチューニング周波数範囲の中心よりも下
側(fD2)にあった場合、VHF系統20の同調周波
数がfmaxになるように第1制御用電圧及び第2制御
用電圧を設定している。
御用電圧及び第2切替スイッチ28Bの第2制御用電圧
は、図4に示すように、例えばダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数をfDとした場合、こ
の受信周波数fDがチューニング周波数範囲(fmin
〜fmax)の中心よりも上側(fD1)にあった場
合、VHF系統20の同調周波数がfminになるよう
に第1制御用電圧及び第2制御用電圧を設定し、この受
信周波数fDがチューニング周波数範囲の中心よりも下
側(fD2)にあった場合、VHF系統20の同調周波
数がfmaxになるように第1制御用電圧及び第2制御
用電圧を設定している。
【0053】つまり、第1制御用電圧及び第2制御用電
圧は、VHF系統20の第1同調回路23及び第2同調
回路25の同調周波数が各ダウンコンバート後のL−B
and放送信号の受信周波数から最大限離れるよう設定
している。従って、マイコン50側では、各ダウンコン
バート後のL−Band放送信号の受信周波数と、この
受信周波数から最大限離れるような第1制御用電圧を生
成するための第1D/Aコンバータ出力値及び、この受
信周波数から最大限離れるような第2制御用電圧を生成
するための第2D/Aコンバータ出力値とを対にしたテ
ーブルを記憶しているものとする。
圧は、VHF系統20の第1同調回路23及び第2同調
回路25の同調周波数が各ダウンコンバート後のL−B
and放送信号の受信周波数から最大限離れるよう設定
している。従って、マイコン50側では、各ダウンコン
バート後のL−Band放送信号の受信周波数と、この
受信周波数から最大限離れるような第1制御用電圧を生
成するための第1D/Aコンバータ出力値及び、この受
信周波数から最大限離れるような第2制御用電圧を生成
するための第2D/Aコンバータ出力値とを対にしたテ
ーブルを記憶しているものとする。
【0054】尚、請求項記載の第1周波数帯域系統はV
HF系統20、第2周波数帯域系統はL−Band系統
30、減衰手段はVHF系統20のPINダイオード2
1、同調手段はVHF系統20の第1同調回路23及び
第2同調回路25、受信手段は受信アンテナ21、制御
手段は、ATT制御回路27及びマイコン50に相当す
るものである。
HF系統20、第2周波数帯域系統はL−Band系統
30、減衰手段はVHF系統20のPINダイオード2
1、同調手段はVHF系統20の第1同調回路23及び
第2同調回路25、受信手段は受信アンテナ21、制御
手段は、ATT制御回路27及びマイコン50に相当す
るものである。
【0055】次に本実施の形態に示すDAB受信機1の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0056】まずは、VHF受信時におけるDAB受信
機1の動作について説明する。
機1の動作について説明する。
【0057】VHF受信時においてマイコン50は、0
Vのバンド選択信号を第1切替スイッチ28A、第2切
替スイッチ28B、チューナIC40、ATT制御回路
27、VHF系統20のAGCアンプ24及びLNA2
2、及びL−Band系統30のAGCアンプ34、L
NA32及びダウンコンバート用ミキサ37に伝送す
る。
Vのバンド選択信号を第1切替スイッチ28A、第2切
替スイッチ28B、チューナIC40、ATT制御回路
27、VHF系統20のAGCアンプ24及びLNA2
2、及びL−Band系統30のAGCアンプ34、L
NA32及びダウンコンバート用ミキサ37に伝送す
る。
【0058】このマイコン50からの0Vのバンド選択
信号に応じて、第1切替スイッチ28A及び第2切替ス
イッチ28BはPLL回路60からのチューニング電圧
を選択し、チューナIC40は第1ミキサ42を選択
し、VHF系統20のAGCアンプ24及びLNA22
の電源をONにし、さらに、L−Band系統30のA
GCアンプ34、LNA32及びダウンコンバート用ミ
キサ37の電源をOFFに設定する。
信号に応じて、第1切替スイッチ28A及び第2切替ス
イッチ28BはPLL回路60からのチューニング電圧
を選択し、チューナIC40は第1ミキサ42を選択
し、VHF系統20のAGCアンプ24及びLNA22
の電源をONにし、さらに、L−Band系統30のA
GCアンプ34、LNA32及びダウンコンバート用ミ
キサ37の電源をOFFに設定する。
【0059】また、ATT制御回路27は、図2(a)
に示すように、マイコン50からの0Vのバンド選択信
号をDCアンプ71を通じてマイナス側入力に入力する
ことで、第1AGC制御回路26からのAGC制御電圧
を、そのままPIN制御電圧として出力する。
に示すように、マイコン50からの0Vのバンド選択信
号をDCアンプ71を通じてマイナス側入力に入力する
ことで、第1AGC制御回路26からのAGC制御電圧
を、そのままPIN制御電圧として出力する。
【0060】このように設定することで、VHF系統2
0においては、受信アンテナ11から受信したDAB放
送信号を、PINダイオード21及びLNA22を経由
して第1同調回路23に伝送する。
0においては、受信アンテナ11から受信したDAB放
送信号を、PINダイオード21及びLNA22を経由
して第1同調回路23に伝送する。
【0061】第1同調回路23は、第1切替スイッチ2
8Aにて選択されたPLL回路60からのチューニング
電圧に基づいてDAB放送信号からVHF放送信号に同
調し、この同調したVHF放送信号をAGCアンプ24
に入力する。AGCアンプ24は、第1AGC制御回路
26からのAGC制御電圧に基づいて、この同調したV
HF放送信号を増幅することで、この増幅したVHF放
送信号を第2同調回路25に伝送する。第2同調回路2
5は、さらに、このVHF放送信号を第2切替スイッチ
28Bにて選択されたPLL回路60からのチューニン
グ電圧に基づいて同調し、この同調したVHF放送信号
をチューナIC40内の第1ミキサ42に入力する。
8Aにて選択されたPLL回路60からのチューニング
電圧に基づいてDAB放送信号からVHF放送信号に同
調し、この同調したVHF放送信号をAGCアンプ24
に入力する。AGCアンプ24は、第1AGC制御回路
26からのAGC制御電圧に基づいて、この同調したV
HF放送信号を増幅することで、この増幅したVHF放
送信号を第2同調回路25に伝送する。第2同調回路2
5は、さらに、このVHF放送信号を第2切替スイッチ
28Bにて選択されたPLL回路60からのチューニン
グ電圧に基づいて同調し、この同調したVHF放送信号
をチューナIC40内の第1ミキサ42に入力する。
【0062】第1ミキサ42は、PLL回路60からの
チューニング電圧に基づいて第1OSC41からの局部
発振周波数と、第2同調回路25からのVHF放送信号
とを混合することで、VHF用の第1中間周波数信号に
周波数変換し、このVHF用第1中間周波数信号を出力
する。
チューニング電圧に基づいて第1OSC41からの局部
発振周波数と、第2同調回路25からのVHF放送信号
とを混合することで、VHF用の第1中間周波数信号に
周波数変換し、このVHF用第1中間周波数信号を出力
する。
【0063】これに対して、L−Band受信時におけ
るDAB受信機1の動作について説明する。
るDAB受信機1の動作について説明する。
【0064】L−Band受信時においてマイコン50
は、5Vのバンド選択信号を第1切替スイッチ28A、
第2切替スイッチ28B、チューナIC40、ATT制
御回路27、VHF系統20のAGCアンプ24及びL
NA22、及びL−Band系統30のAGCアンプ3
4、LNA32及びダウンコンバート用ミキサ37に伝
送する。
は、5Vのバンド選択信号を第1切替スイッチ28A、
第2切替スイッチ28B、チューナIC40、ATT制
御回路27、VHF系統20のAGCアンプ24及びL
NA22、及びL−Band系統30のAGCアンプ3
4、LNA32及びダウンコンバート用ミキサ37に伝
送する。
【0065】このマイコン50からの5Vのバンド選択
信号に応じて、第1切替スイッチ28Aでは第1DCア
ンプ29Aにてゲイン設定された第1制御用電圧を選択
し、第2切替スイッチ28Bでは第2DCアンプ29B
にてゲイン設定された第2制御用電圧を選択し、チュー
ナIC40では第2ミキサ44を選択し、さらにATT
制御回路27には5Vのバンド選択信号が入力され、V
HF系統20のAGCアンプ24及びLNA22の電源
をOFFにし、L−Band系統30のAGCアンプ3
4、LNA32及びダウンコンバート用ミキサ37の電
源をONに設定する。
信号に応じて、第1切替スイッチ28Aでは第1DCア
ンプ29Aにてゲイン設定された第1制御用電圧を選択
し、第2切替スイッチ28Bでは第2DCアンプ29B
にてゲイン設定された第2制御用電圧を選択し、チュー
ナIC40では第2ミキサ44を選択し、さらにATT
制御回路27には5Vのバンド選択信号が入力され、V
HF系統20のAGCアンプ24及びLNA22の電源
をOFFにし、L−Band系統30のAGCアンプ3
4、LNA32及びダウンコンバート用ミキサ37の電
源をONに設定する。
【0066】このように設定することで、L−Band
系統30においては、受信アンテナ11から受信したD
AB放送信号をPINダイオード31、LNA32及び
BPF33を経由してAGCアンプ34に伝送する。A
GCアンプ34は、第2AGC制御回路38からのAG
C制御電圧に基づいて、BPF33にて抽出されたL−
Band放送信号を増幅し、この増幅したL−Band
放送信号をダウンコンバート用ミキサ37に入力する。
系統30においては、受信アンテナ11から受信したD
AB放送信号をPINダイオード31、LNA32及び
BPF33を経由してAGCアンプ34に伝送する。A
GCアンプ34は、第2AGC制御回路38からのAG
C制御電圧に基づいて、BPF33にて抽出されたL−
Band放送信号を増幅し、この増幅したL−Band
放送信号をダウンコンバート用ミキサ37に入力する。
【0067】ダウンコンバート用ミキサ37は、このL
−Band放送信号と、PLL回路35及びOSC36
からの所定局部発振周波数とを混合することで、このL
−Band放送信号をダウンコンバートする。LPF3
9は、このダウンコンバート後のL−Band放送信号
のノイズ成分をカットすることで、ICチューナ40の
第2ミキサ44に入力する。
−Band放送信号と、PLL回路35及びOSC36
からの所定局部発振周波数とを混合することで、このL
−Band放送信号をダウンコンバートする。LPF3
9は、このダウンコンバート後のL−Band放送信号
のノイズ成分をカットすることで、ICチューナ40の
第2ミキサ44に入力する。
【0068】第2ミキサ44は、PLL回路60からの
チューニング電圧に基づいて第2OSC43からの局部
発振周波数と、LPF39からのダウンコンバート後の
L−Band放送信号とを混合することで、L−Ban
d用の第1中間周波数信号に周波数変換し、このL−B
and用第1中間周波数信号を出力する。
チューニング電圧に基づいて第2OSC43からの局部
発振周波数と、LPF39からのダウンコンバート後の
L−Band放送信号とを混合することで、L−Ban
d用の第1中間周波数信号に周波数変換し、このL−B
and用第1中間周波数信号を出力する。
【0069】この際、VHF系統20側では次のような
制御動作が行われている。
制御動作が行われている。
【0070】まず、ATT制御回路27は、図2(a)
に示すように、マイコン50からの5Vのバンド選択信
号をDCアンプ71を通じてATT制御電圧を生成し、
このATT制御電圧を差動増幅回路70のマイナス側入
力に入力し、このATT制御電圧を、差動増幅回路70
のプラス側入力のAGC制御電圧から差し引いてPIN
制御電圧を0Vとすることで、PINダイオード21は
完全にOFF状態にされたことになる。
に示すように、マイコン50からの5Vのバンド選択信
号をDCアンプ71を通じてATT制御電圧を生成し、
このATT制御電圧を差動増幅回路70のマイナス側入
力に入力し、このATT制御電圧を、差動増幅回路70
のプラス側入力のAGC制御電圧から差し引いてPIN
制御電圧を0Vとすることで、PINダイオード21は
完全にOFF状態にされたことになる。
【0071】さらに、マイコン50は、L−Band系
統30で現在受信中の受信周波数に基づいて、この受信
周波数に対応した第1D/Aコンバータ出力値をメモリ
から読み出すと共に、第1D/Aコンバータ出力を第1
DCアンプ29Aに伝送する。第1DCアンプ29A
は、第1D/Aコンバータ出力値に基づいて第1D/A
コンバータ出力を増幅して第1制御用電圧を生成し、こ
の第1制御用電圧を第1切替スイッチ28Aに伝送す
る。
統30で現在受信中の受信周波数に基づいて、この受信
周波数に対応した第1D/Aコンバータ出力値をメモリ
から読み出すと共に、第1D/Aコンバータ出力を第1
DCアンプ29Aに伝送する。第1DCアンプ29A
は、第1D/Aコンバータ出力値に基づいて第1D/A
コンバータ出力を増幅して第1制御用電圧を生成し、こ
の第1制御用電圧を第1切替スイッチ28Aに伝送す
る。
【0072】第1切替スイッチ28Aは、この第1制御
用電圧を選択し、この第1制御用電圧を第1同調回路2
3に伝送する。従って、第1同調回路23では、現在の
L−Band系統30におけるダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数と最大限に離れた同調
周波数に同調することになる。
用電圧を選択し、この第1制御用電圧を第1同調回路2
3に伝送する。従って、第1同調回路23では、現在の
L−Band系統30におけるダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数と最大限に離れた同調
周波数に同調することになる。
【0073】さらに、マイコン50は、L−Band系
統30で現在受信中の受信周波数に基づいて、この受信
周波数に対応した第2D/Aコンバータ出力値をメモリ
から読み出すと共に、第2D/Aコンバータ出力を第2
DCアンプ29Bに伝送する。第2DCアンプ29B
は、第2D/Aコンバータ出力値に基づいて第2D/A
コンバータ出力を増幅して第2制御用電圧を生成し、こ
の第2制御用電圧を第2切替スイッチ28Bに伝送す
る。
統30で現在受信中の受信周波数に基づいて、この受信
周波数に対応した第2D/Aコンバータ出力値をメモリ
から読み出すと共に、第2D/Aコンバータ出力を第2
DCアンプ29Bに伝送する。第2DCアンプ29B
は、第2D/Aコンバータ出力値に基づいて第2D/A
コンバータ出力を増幅して第2制御用電圧を生成し、こ
の第2制御用電圧を第2切替スイッチ28Bに伝送す
る。
【0074】第2切替スイッチ28Bは、この第2制御
用電圧を選択し、この第2制御用電圧を第2同調回路2
5に伝送する。従って、第2同調回路25では、現在の
L−Band系統30におけるダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数と最大限に離れた同調
周波数に同調することになる。
用電圧を選択し、この第2制御用電圧を第2同調回路2
5に伝送する。従って、第2同調回路25では、現在の
L−Band系統30におけるダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数と最大限に離れた同調
周波数に同調することになる。
【0075】本実施の形態によれば、L−Band受信
時においては、VHF系統20のAGCアンプ24及び
LNA22をOFFにすることはもちろんのこと、AT
T制御回路27を通じてVHF系統20のPINダイオ
ード21を完全にOFF状態とするようにしたので、V
HF系統20のPINダイオード21側に電圧が残るこ
とはなく、ダウンコンバート後のL−Band放送信号
にVHF系統20のVHF妨害信号が発生するようなこ
とはない。
時においては、VHF系統20のAGCアンプ24及び
LNA22をOFFにすることはもちろんのこと、AT
T制御回路27を通じてVHF系統20のPINダイオ
ード21を完全にOFF状態とするようにしたので、V
HF系統20のPINダイオード21側に電圧が残るこ
とはなく、ダウンコンバート後のL−Band放送信号
にVHF系統20のVHF妨害信号が発生するようなこ
とはない。
【0076】また、L−Band受信時においては第1
切替スイッチ28A及び第2切替スイッチ28Bを切替
制御して第1制御用電圧及び第2制御用電圧を第1同調
回路23及び第2同調回路25に伝送することで、これ
ら第1同調回路23及び第2同調回路25で同調される
VHF放送信号の同調周波数がダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数から最大限離れるよう
にしたので、第1同調回路23及び第2同調回路25に
直流電圧が残ったとしても、ダウンコンバート後のL−
Band放送信号にVHF系統20のVHF妨害信号が
発生するようなことはない。
切替スイッチ28A及び第2切替スイッチ28Bを切替
制御して第1制御用電圧及び第2制御用電圧を第1同調
回路23及び第2同調回路25に伝送することで、これ
ら第1同調回路23及び第2同調回路25で同調される
VHF放送信号の同調周波数がダウンコンバート後のL
−Band放送信号の受信周波数から最大限離れるよう
にしたので、第1同調回路23及び第2同調回路25に
直流電圧が残ったとしても、ダウンコンバート後のL−
Band放送信号にVHF系統20のVHF妨害信号が
発生するようなことはない。
【0077】尚、上記実施の形態においてはATT制御
回路27を図2(a)に示すように差動増幅回路70で構
成するようにしたが、図2(b)に示すようなスイッチ
ング回路75で構成するようにしても良い。
回路27を図2(a)に示すように差動増幅回路70で構
成するようにしたが、図2(b)に示すようなスイッチ
ング回路75で構成するようにしても良い。
【0078】図2(b)に示すATT制御回路27は、ス
イッチング回路75で構成しており、マイコン50から
のバンド選択信号に応じて、第1AGC制御回路26か
らのAGC制御電圧又は0Vを切替選択し、この切替選
択された電圧をATT制御用電圧とすることで、PIN
ダイオード21を制御するようにしたものである。
イッチング回路75で構成しており、マイコン50から
のバンド選択信号に応じて、第1AGC制御回路26か
らのAGC制御電圧又は0Vを切替選択し、この切替選
択された電圧をATT制御用電圧とすることで、PIN
ダイオード21を制御するようにしたものである。
【0079】マイコン50は、VHF受信時においては
スイッチング回路75でAGC制御電圧を切替選択し、
このAGC制御電圧をそのままATT制御回路27のP
IN制御用電圧としてPINダイオードを制御する。さ
らに、マイコン50は、L−Band受信時においては
スイッチング回路75で0Vを切替選択し、この0Vを
PIN制御用電圧としてPINダイオード21に制御す
ることで、PINダイオード21は完全にOFF状態に
することになる。
スイッチング回路75でAGC制御電圧を切替選択し、
このAGC制御電圧をそのままATT制御回路27のP
IN制御用電圧としてPINダイオードを制御する。さ
らに、マイコン50は、L−Band受信時においては
スイッチング回路75で0Vを切替選択し、この0Vを
PIN制御用電圧としてPINダイオード21に制御す
ることで、PINダイオード21は完全にOFF状態に
することになる。
【0080】また、上記実施の形態においては、L−B
and受信時において、VHF系統20の同調周波数が
ダウンコンバート後のL−Band放送信号の受信周波
数から最大限離れるように設定したが、VHF系統20
のVHF放送信号の減衰量が最大となるようしても同様
の効果が得られることはいうまでもない。
and受信時において、VHF系統20の同調周波数が
ダウンコンバート後のL−Band放送信号の受信周波
数から最大限離れるように設定したが、VHF系統20
のVHF放送信号の減衰量が最大となるようしても同様
の効果が得られることはいうまでもない。
【0081】また、上記実施の形態においては、VHF
系統20に2つの同調回路23,25を配置して、各同
調回路毎に切替スイッチ28A,28B及びDCアンプ
29A,29Bを夫々設けるようにしたが、例えば3つ
以上の同調回路を配置した場合、この同調回路の数に応
じて切替スイッチ及びDCアンプの数を増設すること
で、3つ以上の同調回路が配置されたとしても、適宜対
応可能である。
系統20に2つの同調回路23,25を配置して、各同
調回路毎に切替スイッチ28A,28B及びDCアンプ
29A,29Bを夫々設けるようにしたが、例えば3つ
以上の同調回路を配置した場合、この同調回路の数に応
じて切替スイッチ及びDCアンプの数を増設すること
で、3つ以上の同調回路が配置されたとしても、適宜対
応可能である。
【0082】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の多重放
送受信装置によれば、低コストで、しかも小型化に対応
しながら、第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域
と同一周波数帯域に周波数変換したとしても、この周波
数変換後の第2周波数帯域の放送信号に、第1周波数帯
域の放送信号が妨害信号として混入されるような事態を
確実に防止することができる。
送受信装置によれば、低コストで、しかも小型化に対応
しながら、第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域
と同一周波数帯域に周波数変換したとしても、この周波
数変換後の第2周波数帯域の放送信号に、第1周波数帯
域の放送信号が妨害信号として混入されるような事態を
確実に防止することができる。
【0083】また、本発明の多重放送受信装置によれ
ば、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
ば、低コストで、しかも小型化に対応しながら、第2周
波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域
に周波数変換したとしても、この周波数変換後の第2周
波数帯域の放送信号の受信周波数に、第1周波数帯域の
放送信号の同調周波数が妨害信号として混入されるよう
な事態を確実に防止することができる。
【図1】本発明の多重放送受信装置における実施の形態
を示すDAB受信機内部の概略構成を示すブロック図で
ある。
を示すDAB受信機内部の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態に示すDAB受信機内部のATT
制御回路内部の概略構成を示す説明図である。 (a)差動増幅回路で構成した場合 (b)スイッチング回路で構成した場合
制御回路内部の概略構成を示す説明図である。 (a)差動増幅回路で構成した場合 (b)スイッチング回路で構成した場合
【図3】本実施の形態に示すDAB受信機のVHF系統
内における第1同調回路及び第2同調回路に関わる発振
周波数及びチューニング電圧と関係を示す説明図であ
る。
内における第1同調回路及び第2同調回路に関わる発振
周波数及びチューニング電圧と関係を示す説明図であ
る。
【図4】本実施の形態に示すDAB受信機におけるL−
Band受信時において、ダウンコンバート後のL−B
and放送信号の受信周波数とVHF系統のVHF放送
信号の同調周波数との関係を示す説明図である。
Band受信時において、ダウンコンバート後のL−B
and放送信号の受信周波数とVHF系統のVHF放送
信号の同調周波数との関係を示す説明図である。
【図5】従来のDAB受信機内部の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】従来のDAB受信機内部の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 DAB受信機(多重放送受信装置) 11 受信アンテナ(受信手段) 20 VHF系統(第1周波数帯域系統) 21 PINダイオード(減衰手段) 23 第1同調回路(同調手段) 25 第2同調回路(同調手段) 27 ATT制御回路(制御手段) 30 L−Band系統(第2周波数帯域系統) 37 ダウンコンバート用ミキサ 50 マイコン(制御手段) 60 PLL回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/26 H04B 1/26 J H04H 1/00 H04H 1/00 A Fターム(参考) 5K020 AA02 AA05 BB08 DD01 DD05 EE01 EE18 FF00 GG01 HH01 KK02 KK09 LL01 NN10 5K052 AA01 BB04 CC04 DD19 GG01 GG12 GG57 5K061 AA10 BB04 CC06 CC11 CC16 CC45 CC52 FF11 JJ00 JJ04 JJ06 JJ24 5K062 AA05 AB06 AD07 BA03 BC03 BC11 BE08
Claims (3)
- 【請求項1】 第1周波数帯域の放送信号及び第2周波
数帯域の放送信号を多重化した多重放送信号を受信する
受信手段と、この多重放送信号から第1周波数帯域の放
送信号を受信する第1周波数帯域系統と、前記多重放送
信号から第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と
同一周波数帯域に周波数変換し、第2周波数帯域の放送
信号を受信する第2周波数帯域系統と、前記第1周波数
帯域の放送信号又は前記第2周波数帯域の放送信号を選
択的に出力する信号選択手段とを有する多重放送受信装
置であって、 前記第1周波数帯域系統は、 前記受信手段からの多重放送信号の入力レベルを減衰制
御する減衰手段と、 同調電圧に基づいて第1周波数帯域の放送信号に同調す
る同調手段とを有し、 前記信号選択手段にて第2周波数帯域の放送信号が選択
されたとき、前記減衰手段をOFF制御する制御手段を
有することを特徴とする多重放送受信装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、 前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御することを特徴と
する請求項1記載の多重放送受信装置。 - 【請求項3】 第1周波数帯域の放送信号及び第2周波
数帯域の放送信号を多重化した多重放送信号を受信する
受信手段と、この多重放送信号から第1周波数帯域の放
送信号を受信する第1周波数帯域系統と、前記多重放送
信号から第2周波数帯域の放送信号を第1周波数帯域と
同一周波数帯域に周波数変換し、第2周波数帯域の放送
信号を受信する第2周波数帯域系統とを有する多重放送
受信装置であって、 前記第1周波数帯域系統は、 前記受信手段からの多重放送信号の入力レベルを減衰制
御する減衰手段と、 同調電圧に基づいて第1周波数帯域の放送信号に同調す
る同調手段とを有し、 前記第2周波数帯域系統にて多重放送信号から第2周波
数帯域の放送信号を第1周波数帯域と同一周波数帯域に
周波数変換した後、前記同調手段にて同調される第1周
波数帯域の放送信号の同調周波数が前記周波数変換後の
第2周波数帯域の放送信号の受信周波数を妨害しないよ
うに、前記同調手段の同調電圧を制御する制御手段を有
することを特徴とする多重放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000089466A JP2001285097A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 多重放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000089466A JP2001285097A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 多重放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001285097A true JP2001285097A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18605223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000089466A Pending JP2001285097A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 多重放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001285097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7277684B2 (en) | 2003-04-25 | 2007-10-02 | Fujitsu Ten Limited | Antenna amplifier and shared antenna amplifier |
-
2000
- 2000-03-28 JP JP2000089466A patent/JP2001285097A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7277684B2 (en) | 2003-04-25 | 2007-10-02 | Fujitsu Ten Limited | Antenna amplifier and shared antenna amplifier |
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