JP3505382B2 - ディジタルbs/cs受信装置 - Google Patents

ディジタルbs/cs受信装置

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JP3505382B2
JP3505382B2 JP07028398A JP7028398A JP3505382B2 JP 3505382 B2 JP3505382 B2 JP 3505382B2 JP 07028398 A JP07028398 A JP 07028398A JP 7028398 A JP7028398 A JP 7028398A JP 3505382 B2 JP3505382 B2 JP 3505382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルBS
(broadcasting satellite:放送衛星)放送とディジタル
CS(communication satellite:通信衛星)放送とを1
台で受信可能なディジタルBS/CS受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内におけるディジタル衛星
放送としては、通信衛星によるディジタルCS放送「パ
ーフェクTV!」が既に放送を開始している。さらに、
西暦2000年頃から放送衛星によるディジタルBS放
送を開始する計画がある。上記ディジタルCS放送「パ
ーフェクTV!」とディジタルBS放送とは、電波の方
位角が比較的似通っているために、1台のアンテナでこ
れら両衛星放送を受信することが技術的に可能である。
【0003】従来、上述のように、1台のアンテナでデ
ィジタルCS放送とディジタルBS放送との両方を受信
する場合には、ディジタルCS放送とディジタルBS放
送との信号の変調方式が異なるために、夫々の放送に適
合した2台の衛星放送受信用チューナが必要となる。図
8は、上記従来の2台の衛星放送受信用チューナを搭載
した衛星放送受信機のブロック図である。
【0004】図8において、22はディジタルCS受信
用チューナであり、50はディジタルBS受信用チュー
ナである。上記ディジタルCS受信用チューナ22にお
いては、QPSK変調(quadrature phase shift keying
変調:四位相変調)されたRF(radio frequency:無線
周波数)信号が、アンテナから1GHz帯にダウンコンバ
ートされてチューナ信号入力部1に入力される。そうす
ると、入力された上記RF信号は、RF増幅器2で増幅
され、AGC(Automatic gain control:自動利得制御)
用減衰器3で減衰された後に、イメージ信号除去用フィ
ルタ4でイメージ周波数帯域の信号が除去されて、ダウ
ンコンバート用の第1ミキサ5に入力される。そして、
上記第1ミキサ5からは、上記イメージ信号除去用フィ
ルタ4からのRF信号と局部発振器6からの局部発振信
号との差の周波数を有するIF(Intermediate frequenc
y:中間周波数)信号が出力される。尚、PLL(phase-
locked loop:位相同期回路)回路7は、I2Cバスデー
タライン46から与えられるチャンネルデータに基づく
制御信号を低域通過フィルタ8を介して出力し、上記局
部発振回路6の発振周波数をBS用の周波数にロックす
る。また、47はI2Cバスクロックラインである。
【0005】上記第1ミキサ5から出力されたIF信号
は、第1IF増幅器9で増幅された後に、SAW(Surfa
ce Acoustic Wave:弾性表面波)フィルタ10によって
帯域制限され、AGC用増幅器11に送られる。そし
て、AGC用増幅器11で増幅されたIF信号は、第2
IF増幅器12で増幅された後にI/Q復調器13に送
出される。
【0006】上記I/Q復調器13は、第2のダウンコ
ンバート用の2つの第2ミキサ14,15、第2局部発
振回路16、90度移相器17を有している。そして、
第2IF増幅器12からのIF信号は、2分配されて2
つの第2ミキサ14,15に入力される。また、IF周
波数と略等しい周波数で発振する固定周波数のローカル
発振器である第2局部発振回路16からの出力は2分配
され、その一方が90度移相器17を経由することによ
って得られた互いに90度位相が異なる2つのローカル
信号が各第2ミキサ14,15に入力される。そして、
2つの第2ミキサ14,15によってIF信号と混合さ
れてベースバンド信号に変換される。こうしてベースバ
ンド信号に変換されたI信号およびQ信号は、ベースバ
ンドアンプ18,19で増幅された後に、QPSK復調
回路20に入力される。そして、QPSK復調回路20
において、QPSK復調された後にエラー補正されてQ
PSK復調データとして出力される。
【0007】上記AGC用増幅器11とAGC用減衰器
3との間には、AGC回路21が設けられている。この
AGC回路21は、QPSK復調回路20からの制御信
号に基づいて、最適レベルのI/Q信号がQPSK復調
回路20に入力されるようにAGC用減衰器3およびA
GC用増幅器11を制御する。
【0008】上記ディジタルBS受信用チューナ50
は、チューナ信号入力部31,RF増幅器32,AGC用
減衰器33,イメージ信号除去用フィルタ34,第1ミキ
サ35,局部発振器36,PLL回路37,低域通過フィ
ルタ38,第1IF増幅器39,SAWフィルタ40,A
GC用増幅器41,第2IF増幅器42およびI/Q復調
器43を有している。これらは、ディジタルCS受信用
チューナ22のチューナ信号入力部1,RF増幅器2,A
GC用減衰器3,イメージ信号除去用フィルタ4,第1ミ
キサ5,局部発振器6,PLL回路7,低域通過フィルタ
8,第1IF増幅器9,SAWフィルタ10,AGC用増
幅器11,第2IF増幅器12およびI/Q復調器13と
全く同じ構成を有して同様に動作する。そして、上記ア
ンテナによって1GHz〜2GHz帯にダウンコンバート
された8PSK変調(8 phase shift keying変調:八位
相変調)されたRF信号をIF信号に変換し、ベースバ
ンド信号に変換されたI信号およびQ信号に復調する。
【0009】こうして上記ベースバンド信号に変換され
たI信号およびQ信号は、8PSK復調回路44に入力
される。そして、8PSK復調回路44において、8P
SK復調された後にエラー補正されて8PSK復調デー
タとして出力される。また、AGC用増幅器41とAG
C用減衰器33との間にはAGC回路45が設けられて
いる。このAGC回路45は、8PSK復調回路44か
らの制御信号に基づいて、最適レベルのI/Q信号が8
PSK復調回路44に入力されるようにAGC用減衰器
33およびAGC用増幅器41を制御する。
【0010】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン46から与えられる
データに基づいて、ディジタルCS受信用チューナ22
のPLL回路7およびQPSK復調回路20が動作し
て、QPSK復調回路20からQPSK復調データが出
力される。一方、ディジタルBS放送受信時には、I2
Cバスデータライン46から与えられるデータに基づい
て、ディジタルBS受信用チューナ50のPLL回路3
7および8PSK復調回路44が動作して、8PSK復
調回路44から8PSK復調データが出力される。尚、
48は復調回路用DC電源であり、49は局部発振器用
DC電源である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の衛星放送受信機においては、ディジタルCS受信用
チューナ22とディジタルBS受信用チューナ50との
2台の衛星放送受信用チューナを搭載しており、スケー
ルやコストの面で不利であるという問題がある。さら
に、上述のごとく、ディジタルCS受信用チューナ22
とディジタルBS受信用チューナ50とにおいて、入力
されたRF信号をIF信号に変換する所謂フロントエン
ド部(RF増幅器2,32〜第2IF増幅器12,42)、
および、得られたIF信号をベースバンド信号に変換さ
れたI信号およびQ信号に復調するI/Q復調器13,4
3は全く同じであり、スケールやコスト面のみならず、
資源の有効利用の観点からも多大な無駄が生ずるという
問題もある。
【0012】そこで、この発明の目的は、共通化できる
部分は可能な限り共通にすることによって、コストおよ
びスケールの低下と資源の有効利用とを図ることができ
るディジタルBS/CS受信装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のディジタルBS/CS受信装
置は、RF信号をIF信号に変換する単一のフロントエ
ンド部と、上記フロントエンド部からのIF信号を受け
てI/Q復調する単一のI/Q復調器と、上記I/Q復調
器からのI信号とQ信号とを受けてQPSK復調を行う
QPSK復調回路と、上記I/Q復調器からのI信号と
Q信号とを受けて8PSK復調を行う8PSK復調回路
有するディジタルBS / CS受信装置において、上記
QPSK復調回路および8PSK復調回路の動作を制御
するための制御情報用の制御情報ラインと、上記制御情
報ラインと上記QPSK復調回路の制御情報入力端子と
上記8PSK復調回路の制御情報入力端子とに接続され
ると共に , 外部からの制御データに基づいて , 上記制御情
報をQPSK復調回路および8PSK復調回路の何れか
一方に切り替え送出する切替スイッチを備えたことを特
徴としている。
【0014】上記構成によれば、RF信号をIF信号に
変換する単一のフロントエンド部と上記IF信号をI/
Q復調する単一のI/Q復調器とが、QPSK復調回路
と8PSK復調回路との両PSK復調回路のために使用
される。こうして、従来の衛星放送受信用チューナにお
けるQPSK復調回路および8PSK復調回路の何れか
一方用のフロントエンド部およびI/Q復調器が省略さ
れて、コストおよびスケールの低下と資源の有効利用と
が図られる。
【0015】さらに、例えばCPUからの制御データに
基づいて、切替スイッチが上記QPSK復調回路側およ
び8PSK復調回路側の何れか一方に切り替えられる。
そして、ディジタルCS放送受信時にはQPSK復調回
路のみが制御・駆動される一方、ディジタルBS放送受
信時には8PSK復調回路のみが制御・駆動される。こ
うして、使用していないPSK復調回路からの悪影響
( ノイズ等 ) が防止される。
【0016】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記QPSK復調回路および8PSK復調回路の何れか一
方からの制御信号を受けて、上記制御信号に応じて上記
I/Q復調器の入力レベルを制御する単一のAGC回路
を有して、上記QPSK復調回路および8PSK復調回
路のうち上記一方の入力レベルを最適に制御するAGC
ループを備えたことを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、単一のAGC回路を有
するAGCループの動作によって、上記QPSK復調回
路および8PSK復調回路のうち動作側のPSK復調回
路の入力レベルが最適になるように制御される。こうし
て、従来の衛星放送受信用チューナにおけるQPSK復
調回路および8PSK復調回路の何れか一方用のAGC
回路が省略されて、更なるコストおよびスケールの低下
と資源の有効利用が図られる。
【0018】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記AGCループに介設されると共に、外部からの制御デ
ータに基づいて上記QPSK復調回路の制御信号出力端
子と上記8PSK復調回路の制御信号出力端子とに切り
替え接続されて、上記QPSK復調回路および8PSK
復調回路の何れか一方から受けた制御信号を上記AGC
回路に送出する切替スイッチを備えことを特徴としてい
る。
【0019】上記構成によれば、例えばCPU(中央演
算処理装置)からの制御データに基づいて切替スイッチ
が切り替え制御されて、上記QPSK復調回路及び8P
SK復調回路の何れか一方からの制御信号がAGC回路
に送出される。こうして、ディジタルCS放送受信時に
は上記8PSK復調回路とAGC回路との間が遮断され
る一方、ディジタルBS放送受信時には上記QPSK復
調回路と上記AGC回路との間が遮断される。その結
果、使用しないPSK復調回路から上記AGC回路への
ノイズ等の悪影響が防止される。
【0020】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記QPSK復調回路および8PSK復調回路に電力を供
給する電源と、上記QPSK復調回路の電源端子と8P
SK復調回路の電源端子と電源とに接続されると共に,
外部からの制御データに基づいて,上記電源からの電力
を上記QPSK復調回路および8PSK復調回路の何れ
か一方に切り替え供給する切替スイッチを備えことを特
徴としている。
【0021】上記構成によれば、例えばCPUからの制
御データに基づいて、切替スイッチが上記QPSK復調
回路側および8PSK復調回路側の何れか一方に切り替
えられる。そして、上記電源からの電力が上記一方のP
SK復調回路のみに供給されてPSK復調が行われる。
こうして、上記両PSK復調回路のうち使用するPSK
復調回路のみに電力を供給することによって、消費電力
が節約される。
【0022】また、請求項5に係る発明は、請求項1に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記QPSK復調回路からのQPSK復調データおよび8
PSK復調回路からの8PSK復調データを後段に送出
するためのデータ送出ラインと、上記データ送出ライン
とQPSK復調回路の出力端子と8PSK復調回路の出
力端子とに接続されると共に,外部からの制御データに
基づいて,上記QPSK復調データおよび8PSK復調
データの何れか一方を上記データ送出ラインに切り替え
送出する切替スイッチを備えことを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、例えばCPUからの制
御データに基づいて、切替スイッチが上記QPSK復調
回路側および8PSK復調回路側の何れか一方に切り替
えられる。そして、ディジタルBS放送受信時またはデ
ィジタルCS放送受信時に拘わらずただ1系統のデータ
送出ラインでPSK復調データが送出される。こうし
て、後段側のQPSK復調データ用のデータ処理回路と
8PSK復調データ用のデータ処理回路が、一つにまと
めて簡略化される。
【0024】また、請求項6に係る発明は、請求項1に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記I/Q復調器のQ信号出力端子と上記QPSK復調回
路のQ信号入力端子と上記8PSK復調回路のQ信号入
力端子とに接続されると共に,外部からの制御データに
基づいて,上記Q信号を上記QPSK復調回路および8
PSK復調回路の何れか一方に切り替え送出する第1切
替スイッチと、上記I/Q復調器のI信号出力端子と上
記QPSK復調回路のI信号入力端子と上記8PSK復
調回路のI信号入力端子とに接続されると共に,外部か
らの制御データに基づいて,上記I信号を上記QPSK
復調回路および8PSK復調回路の上記一方に切り替え
送出する第2切替スイッチを備えことを特徴としてい
る。
【0025】上記構成によれば、例えばCPUからの制
御データに基づいて、第1,第2切替スイッチが上記Q
PSK復調回路側および8PSK復調回路側の何れか一
方に切り替えられる。そして、ディジタルCS放送受信
時には、上記QPSK復調回路にI/Q信号が入力され
る。一方、ディジタルBS放送受信時には、上記8PS
K復調回路にI/Q信号が入力される。その結果、使用
しないPSK復調回路と上記I/Q復調器との間が遮断
されて、この非使用のPSK復調回路からの悪影響(ノ
イズ等)が防止される。
【0026】た、請求項7に係る発明は、請求項1に
係る発明のディジタルBS/CS受信装置において、上
記フロントエンド部へのRF信号が入力されるRF信号
入力部と、上記RF信号入力部に接続されて,入力され
たRF信号を分配して出力するRF信号分配出力部を備
えたことを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、RF信号入力部に入力
されたRF信号がRF信号分配出力部にも出力される。
したがって、上記RF信号分配出力部にアナログ衛星放
送受信機等の他の受信装置を接続することによって、ア
ナログ衛星放送等の他の放送が受信可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、第1実施の形態のデ
ィジタルBS/CS受信装置におけるブロック図であ
る。本ディジタルBS/CS受信装置は、ディジタルB
S受信用チューナの上記フロントエンド部およびI/Q
復調器と、ディジタルCS受信用チューナの上記フロン
トエンド部およびI/Q復調器との共通化を図ったもの
である。
【0029】本ディジタルBS/CS受信装置における
上記フロントエンド部およびI/Q復調器の構成は、上
記ディジタルBS受信用チューナあるいはディジタルC
S受信用チューナのフロントエンド部およびI/Q復調
器と基本的には同じである。以下、本ディジタルBS/
CS受信装置のフロントエンド部およびI/Q復調器の
動作について簡単に述べる。
【0030】チューナ信号入力部51に入力されたQP
SK変調あるいは8PSK変調されたRF信号は、AG
C用減衰器53で減衰された後、イメージ信号除去用フ
ィルタ54でイメージ周波数帯域の信号が除去されて第
1ミキサ55に入力される。そして、第1ミキサ55か
らは、イメージ信号除去用フィルタ54からのRF信号
と第1局部発振器56からの局部発振信号との差の周波
数を有するIF信号が出力される。PLL回路57は、
2Cバスデータライン73から与えられるデータに基
づいて、第1局部発振回路56の発振周波数を、ディジ
タルBS放送受信時にはBS用の周波数にロックする一
方ディジタルCS放送受信時にはCS用の周波数にロッ
クする。尚、58は低域通過フィルタであり、59は第
1IF増幅器である。
【0031】上記第1IF増幅器59から出力されたI
F信号は、SAWフィルタ60によって帯域制限され、
AGC用増幅器61及び第2IF増幅器62で増幅され
る。こうして、RF増幅器52〜第2IF増幅器62で
成る上記フロントエンド部において、入力されたRF信
号がIF信号に変換される。こうして得られたIF信号
はI/Q復調器63に送出される。
【0032】以後、上記I/Q復調器63においては、
入力されたIF信号が2分配されて2つの第2ミキサ6
4,65に入力され、第2局部発振回路66および90
度移相器67によって得られた互いに90度位相が異な
る2つのローカル信号の何れか一方と混合されてベース
バンド信号に変換される。こうして、I/Q復調器63
によってベースバンド信号に変換されたI信号およびQ
信号は、ベースバンドアンプ68,69で増幅された後
に、QPSK復調回路70と8PSK復調回路71とに
入力される。
【0033】そして、ディジタルCS放送受信時には、
2Cバスデータライン73から与えられるデータに基
づいてQPSK復調回路70が動作し、QPSK復調し
た後にエラー補正されてQPSK復調データとして出力
される。一方、ディジタルBS放送受信時には、I2
バスデータライン73から与えられるデータに基づいて
8PSK復調回路71が動作して、同様にして8PSK
復調回路71から8PSK復調データが出力される。
尚、74はI2Cバスクロックラインであり、75は復
調回路用DC電源であり、76は局部発振器用DC電源
である。
【0034】また、上記AGC用増幅器61とAGC用
減衰器53との間にはAGC回路72が設けられてい
る。このAGC回路72は、QPSK復調回路70から
の制御信号に基づいて、最適レベルのI/Q信号がQP
SK復調回路70に入力されるようにAGC用減衰器5
3およびAGC用増幅器61を制御する。あるいは、8
PSK復調回路71からの制御信号に基づいて、最適レ
ベルのI/Q信号が8PSK復調回路71に入力される
ようにAGC用減衰器53およびAGC用増幅器61を
制御する。
【0035】上述のように、上記実施の形態において
は、入力されたRF信号をIF信号に変換する上記フロ
ントエンド部と、得られたIF信号をベースバンド信号
に変換されたI信号およびQ信号に復調するI/Q復調
器とを、ディジタルBS放送受信回路とディジタルCS
放送受信回路とで共通化している。したがって、本実施
の形態によれば、スケールおよびコストの面で有利にな
る。また、資源の有効利用を図ることができる。
【0036】また、本実施の形態におけるディジタルB
S/CS受信装置は、従来のディジタルBS受信用チュ
ーナまたはディジタルCS受信用チューナに、8PSK
復調回路またはQPSK復調回路のみを付加した構成を
有している。したがって、ディジタルBS放送とディジ
タルCS放送とを1パッケージのチューナで受信可能に
なる。すなわち、本実施の形態によれば、図8に示すよ
うな衛星放送受信機のように、ディジタルCS受信用チ
ューナ22とディジタルBS受信用チューナ50との専
用の衛星放送受信用チューナを使い分ける必要がなくな
る。そのため、全世界対応のセット・トップ・ボックス
を設計する場合に好都合となる。さらに、トランスポー
ト出力までが1つの部品としてディジタル化されるため
にアナログ的な処理を必要としなくなり、ハード設計が
容易になる。
【0037】上記実施の形態におけるディジタルBS/
CS受信装置では、復調回路用DC電源75からの電力
を常時QPSK復調回路70と8PSK復調回路71と
に供給している。ところが、受信時には、ディジタルC
S放送あるいはディジタルBS放送の何れか一方しか受
信できないのであるからQPSK復調回路70あるいは
8PSK復調回路71の何れか一方のみが動作すればよ
い。したがって、上述のようにQPSK復調回路70と
8PSK復調回路71とに常に電流を流しておくこと
は、無駄に電力が消費されることを意味する。
【0038】そこで、第2実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置では、QPSK復調回路あるいは
8PSK復調回路のうち受信時に動作させる復調回路の
みに電力を供給するのである。
【0039】図2は、本ディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。チューナ信号入力部81,RF増
幅器82,AGC用減衰器83,イメージ信号除去用フィ
ルタ84,第1ミキサ85,第1局部発振器86,PLL
回路87,低域通過フィルタ88,第1IF増幅器89,
SAWフィルタ90,AGC用増幅器91,第2IF増幅
器92,I/Q復調器93,QPSK復調回路94,8PS
K復調回路95,AGC回路96,I2Cバスデータライ
ン97,I2Cバスクロックライン98および局部発振器
用DC電源100は、図1に示すディジタルBS/CS
受信装置におけるチューナ信号入力部51,RF増幅器
52,AGC用減衰器53,イメージ信号除去用フィルタ
54,第1ミキサ55,第1局部発振器56,PLL回路
57,低域通過フィルタ58,第1IF増幅器59,SA
Wフィルタ60,AGC用増幅器61,第2IF増幅器6
2,I/Q復調器63,QPSK復調回路70,8PSK復
調回路71,AGC回路72,I2Cバスデータライン7
3,I2Cバスクロックライン74および局部発振器用D
C電源76と全く同じ構成を有して同様に動作する。
【0040】本実施の形態においては、復調回路用DC
電源99からの電源供給ライン101を切替スイッチ1
02の入力端子に接続している。また、切替スイッチ1
02の2つの出力端子の一方にはQPSK復調回路94
への電源供給ライン103を接続し、他方には8PSK
復調回路95への電源供給ライン104を接続してい
る。切替スイッチ102は、ピンダイオードあるいはト
ランジスタで構成されてチューナ内に設けられ、PLL
回路87におけるI2Cバス用のオープンコレクタポー
トからの切替信号によって切り替えられる。
【0041】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン97から与えられる
データに基づいて、切替スイッチ102が電源供給ライ
ン103側に切り替えられてQPSK復調回路94に電
力が供給される。そして、QPSK復調回路94が動作
してQPSK復調データが出力される。一方、ディジタ
ルBS放送受信時には、I2Cバスデータライン97か
ら与えられるデータに基づいて、切替スイッチ102が
電源供給ライン104側に切り替えられて8PSK復調
回路95に電力が供給される。そして、8PSK復調回
路95が動作して8PSK復調データが出力される。
【0042】すなわち、本実施の形態によれば、ディジ
タルCS放送受信時にはQPSK復調回路94のみに電
力が供給される一方、ディジタルBS放送受信時には8
PSK復調回路95のみに電力が供給される。したがっ
て、動作しないPSK復調回路に電力が供給されること
がなく消費電力を節約できる。
【0043】上記第1実施の形態におけるディジタルB
S/CS受信装置では、QPSK復調回路70からのQ
PSK復調データと8PSK復調回路71からの8PS
K復調データとの2つのPSK復調データを、別々の経
路によって後段に出力するようにしている。したがっ
て、QPSK復調回路70にはQPSK復調データを処
理するデータ処理回路を接続する一方、8PSK復調回
路71には8PSK復調データを処理するデータ処理回
路を接続する必要があり、本ディジタルBS/CS受信
装置の後段側には2つのデータ処理回路が必要になる。
【0044】そこで、第3実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置では、QPSK復調回路および8
PSK復調回路からの2つのPSK復調データを一つの
経路で出力するようにして、後段側のデータ処理回路の
単一化を図るのである。
【0045】図3は、本ディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。チューナ信号入力部〜第2IF増
幅器で構成されるフロントエンド部111は、図1に示
すディジタルBS/CS受信装置におけるチューナ信号
入力部51〜第2IF増幅器62で構成されるフロント
エンド部と全く同じ構成を有して同様に動作する。さら
に、I/Q復調器112,QPSK復調回路113および
8PSK復調回路114は、図1に示すディジタルBS
/CS受信装置におけるI/Q復調器63,QPSK復調
回路70および8PSK復調回路71と全く同じ構成を
有して同様に動作する。
【0046】本実施の形態においては、QPSK復調回
路113の出力端子を切替スイッチ115の2つの入力
端子の一方に接続し、他方には8PSK復調回路114
の出力端子を接続している。また、切替スイッチ115
の出力端子には、後段へのPSK復調データ供給ライン
116を接続している。切替スイッチ115は、ピンダ
イオードあるいはトランジスタで構成されてチューナ内
に設けられ、PLL回路117におけるI2Cバス用の
オープンコレクタポートからの切替信号によって切り替
えられる。尚、118はI2Cバスデータラインであ
り、119はI2Cバスクロックラインである。
【0047】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン118から与えられ
るデータに基づいて、切替スイッチ115がQPSK復
調回路113側に切り替えられてQPSK復調データが
PSK復調データ供給ライン116に出力される。一
方、ディジタルBS放送受信時には、I2Cバスデータ
ライン118から与えられるデータに基づいて、切替ス
イッチ115が8PSK復調回路114側に切り替えら
れて8PSK復調データがPSK復調データ供給ライン
116に出力される。
【0048】すなわち、本実施の形態によれば、本ディ
ジタルBS/CS受信装置からは、ただ1系統のPSK
復調データ供給ライン116でPSK復調データが送出
されるようになっている。したがって、後段側のQPS
K復調データ用のデータ処理回路と8PSK復調データ
用のデータ処理回路を一つにまとめて簡略化でき、延い
てはディジタルBS/CS放送受信装置全体を簡単に安
価にできる。
【0049】上記第1実施の形態におけるディジタルB
S/CS受信装置では、I/Q復調器63からのI/Q信
号をQPSK復調回路70と8PSK復調回路71との
両PSK復調回路に常時出力するようにしている。した
がって、ディジタルCS放送受信時に、8PSK復調回
路71からノイズ等の悪影響が発生する場合がある。ま
た、ディジタルBS放送受信時に、QPSK復調回路7
0からノイズ等の悪影響が発生する場合がある。そのた
めに、ノイズ対策等が必要になる。
【0050】そこで、第4実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置では、QPSK復調回路あるいは
8PSK復調回路のうち動作させる側のPSK復調回路
のみにI/Q信号を供給するのである。
【0051】図4は、本ディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。入力されたRF信号をIF信号に
変換するフロントエンド部121は、図1に示すディジ
タルBS/CS受信装置の上記フロントエンド部と全く
同じ構成を有して同様に動作する。さらに、I/Q復調
器122,QPSK復調回路123および8PSK復調
回路124は、図1に示すディジタルBS/CS受信装
置におけるI/Q復調器63,QPSK復調回路70およ
び8PSK復調回路71と全く同じ構成を有して同様に
動作する。
【0052】本実施の形態においては、上記I/Q復調
器122のベースバンドアンプ125の出力端子を切替
スイッチ127の入力端子に接続する。また、切替スイ
ッチ127の2つの出力端子の一方にはQPSK復調回
路123のI信号入力端子を接続し、他方には8PSK
復調回路124のI信号入力端子を接続している。同様
に、I/Q復調器122のベースバンドアンプ126の
出力端子を切替スイッチ128の入力端子に接続する。
また、切替スイッチ128の2つの出力端子の一方には
QPSK復調回路123のQ信号入力端子を接続し、他
方には8PSK復調回路124のQ信号入力端子を接続
している。切替スイッチ127,128は、ピンダイオ
ードあるいはトランジスタで構成されてチューナ内に設
けられ、PLL回路129におけるI2Cバス用のオー
プンコレクタポートからの切替信号によって切り替えら
れる。尚、130はI2Cバスデータラインであり、1
31はI2Cバスクロックラインである。
【0053】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン130から与えられ
るデータに基づいて、切替スイッチ127,128がQ
PSK復調回路123側に切り替えられてQPSK復調
回路123にのみI/Q信号が入力される。一方、ディ
ジタルBS放送受信時には、I2Cバスデータライン1
30から与えられるデータに基づいて、切替スイッチ1
27,128が8PSK復調回路124側に切り替えら
れて8PSK復調回路124にのみI/Q信号が入力さ
れる。
【0054】すなわち、本実施の形態によれば、ディジ
タルCS放送受信時には、8PSK復調回路124にI
/Q信号が入力されないので上記悪影響は生じない。ま
た、ディジタルBS放送受信時には、QPSK復調回路
123にI/Q信号が入力されないので上記悪影響は生
じない。したがって、この発明によれば、使用していな
いPSK復調回路による悪影響(ノイズ等)を防止でき
る。その結果、上記悪影響の対策が必要なくなり、ディ
ジタルBS/CS受信装置を安価にできる。
【0055】上記第1実施の形態におけるディジタルB
S/CS受信装置では、I2Cバスデータライン73から
のデータとI2Cバスクロックライン74からのクロッ
ク信号とを、QPSK復調回路70と8PSK復調回路
71との両PSK復調回路に常時入力するようにしてい
る。したがって、この場合にも、使用していないPSK
復調回路から悪影響(ノイズ等)が発生する場合があり、
そのための対策が必要になる。
【0056】そこで、第5実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置では、QPSK復調回路あるいは
8PSK復調回路のうち動作させる側のPSK復調回路
のみに、I2CバスデータラインからのデータとI2Cバ
スクロックラインからのクロック信号とを入力するので
ある。
【0057】図5は、本ディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。入力されたRF信号をIF信号に
変換するフロントエンド部141は、図1に示すディジ
タルBS/CS受信装置の上記フロントエンド部と全く
同じ構成を有して同様に動作する。さらに、I/Q復調
器142,QPSK復調回路143および8PSK復調
回路144は、図1に示すディジタルBS/CS受信装
置におけるI/Q復調器63,QPSK復調回路70およ
び8PSK復調回路71と全く同じ構成を有して同様に
動作する。
【0058】本実施の形態においては、切替スイッチ1
45の入力端子にはI2Cバスデータライン147を接
続する。また、切替スイッチ145の2つの出力端子の
一方にはQPSK復調回路143の制御データ入力端子
を接続し、他方には8PSK復調回路144の制御デー
タ入力端子を接続している。同様に、切替スイッチ14
6の入力端子にはI2Cバスクロックライン148を接
続する。また、切替スイッチ146の2つの出力端子の
一方にはQPSK復調回路143のクロック入力端子を
接続し、他方には8PSK復調回路144のクロック入
力端子を接続している。切替スイッチ145,146
は、ピンダイオードあるいはトランジスタで構成されて
チューナ内に設けられ、PLL回路149におけるI2
Cバス用のオープンコレクタポートからの切替信号によ
って切り替えられる。
【0059】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン147から与えられ
るデータに基づいて、切替スイッチ145,146がQ
PSK復調回路143側に切り替えられてQPSK復調
回路143にのみ制御データおよびクロックとが入力さ
れる。一方、ディジタルBS放送受信時には、I2Cバ
スデータライン147から与えられるデータに基づい
て、切替スイッチ145,146が8PSK復調回路1
44側に切り替えられて8PSK復調回路144にのみ
制御データおよびクロックが入力される。
【0060】すなわち、本実施の形態によれば、ディジ
タルCS放送受信時にはQPSK復調回路143のみが
制御・駆動される一方、ディジタルBS放送受信時には
8PSK復調回路144のみが制御・駆動される。した
がって、この発明によれば、使用していないPSK復調
回路による悪影響(ノイズ等)を防止できる。そのため
に、例えばノイズ対策を講ずる必要がなく、ディジタル
BS/CS受信装置を安価にできる。
【0061】上記第1実施の形態におけるディジタルB
S/CS受信装置では、QPSK復調回路70からの制
御信号と8PSK復調回路71からの制御信号との両制
御信号をAGC回路72に常時入力するようにしてい
る。したがって、使用していないPSK復調回路からの
ノイズ等の悪影響によってAGC回路72が誤動作する
場合がある。そのために、両PSK復調回路70,71
側あるいはAGC回路72側に上記悪影響の対策を講ず
る必要がある。
【0062】そこで、第6実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置では、QPSK復調回路あるいは
8PSK復調回路のうち動作させる側のPSK復調回路
からの制御信号のみをAGC回路に入力するのである。
【0063】図6は、本ディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。入力されたRF信号をIF信号に
変換するフロントエンド部151は、図1に示すディジ
タルBS/CS受信装置の上記フロントエンド部と全く
同じ構成を有して同様に動作する。さらに、I/Q復調
器152,QPSK復調回路153および8PSK復調
回路154は、図1に示すディジタルBS/CS受信装
置におけるI/Q復調器63,QPSK復調回路70およ
び8PSK復調回路71と全く同じ構成を有して同様に
動作する。
【0064】本実施の形態においては、切替スイッチ1
55の2つの入力端子の一方にはQPSK復調回路15
3の制御信号出力端子を接続し、他方には8PSK復調
回路154の制御信号出力端子を接続する。また、切替
スイッチ155の出力端子にはAGC回路156の制御
信号入力端子を接続している。そして、切替スイッチ1
55は、ピンダイオードあるいはトランジスタで構成さ
れてチューナ内に設けられ、PLL回路157における
2Cバス用のオープンコレクタポートからの切替信号
によって切り替えられる。尚、159は、I2Cバスク
ロックラインである。
【0065】上記構成において、ディジタルCS放送受
信時には、I2Cバスデータライン158から与えられ
るデータに基づいて、切替スイッチ155がQPSK復
調回路153側に切り替えられてQPSK復調回路15
3からの制御信号のみがAGC回路156に入力され
る。一方、ディジタルBS放送受信時には、I2Cバス
データライン158から与えられるデータに基づいて、
切替スイッチ155が8PSK復調回路154側に切り
替えられて8PSK復調回路154からの制御信号のみ
がAGC回路156に入力される。
【0066】すなわち、本実施の形態によれば、ディジ
タルCS放送受信時には、AGC回路156と8PSK
復調回路154との間が遮断される。一方、ディジタル
BS放送受信時には、AGC回路156とQPSK復調
回路153との間が遮断される。したがって、非使用の
PSK復調回路からの悪影響(ノイズ等)に起因するAG
C回路156の誤動作を防止でき、上記悪影響の対策費
を削減できる。
【0067】図7は、第7実施の形態におけるディジタ
ルBS/CS受信装置のブロック図である。入力された
RF信号をIF信号に変換するフロントエンド部161
は、図1に示すディジタルBS/CS受信装置の上記フ
ロントエンド部と全く同じ構成を有して同様に動作す
る。さらに、I/Q復調器162,QPSK復調回路16
3および8PSK復調回路164は、図1に示すディジ
タルBS/CS受信装置におけるI/Q復調器63,QP
SK復調回路70および8PSK復調回路71と全く同
じ構成を有して同様に動作する。
【0068】本実施の形態においては、チューナ信号入
力部165の出力側にRF信号分配出力部166を接続
している。この構成によれば、チューナ信号入力部16
5に入力されたRF信号は、RF信号分配出力部166
側へも出力される。したがって、RF信号分配出力部1
66にアナログ衛星放送受信機等の他の受信装置を接続
することによって、FM(frequensy modulation)変調さ
れたアナログ衛星放送等の他の放送も受信可能な衛星放
送受信システムの構築が可能となる。尚、167はI2
Cバスデータラインであり、168はI2Cバスクロッ
クラインである。
【0069】尚、上記各実施の形態は、夫々単独で実行
しても良いが、適宜組み合わることによって夫々の相乗
効果が期待できる。
【0070】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のディジタルBS/CS受信装置は、単一のフロ
ントエンド部によってRF信号をIF信号に変換し、単
一のI/Q復調器によって上記IF信号をI/Q復調し、
得られたI/Q信号をQPSK復調回路によってQPS
K復調する一方、8PSK復調回路で8PSK復調する
ので、従来のディジタルBS/CS受信用の衛星放送受
信機におけるQPSK復調回路および8PSK復調回路
の何れか一方用のフロントエンド部およびI/Q復調器
を省略できる。したがって、小型で安価なディジタルB
S/CS受信装置を提供できる。さらに、ディジタルB
S放送受信回路およびディジタルCS放送受信回路にお
ける上記フロントエンド部とI/Q復調器とを共通化す
ることによって、資源の有効利用を図ることができる。
【0071】さらに、外部からの制御データに基づい
て、制御情報ラインからの制御情報をQPSK復調回路
および8PSK復調回路の何れか一方に切り替え送出す
る切替スイッチを有するので、ディジタルCS放送受信
時にはQPSK復調回路のみを制御・駆動する一方、デ
ィジタルBS放送受信時には8PSK復調回路のみを制
御・駆動することが可能となる。したがって、非使用側
のPSK復調回路を非動作状態にでき、上記非動作側の
PSK復調回路からの悪影響 ( ノイズ等 ) を防止できる。
すなわち、この発明によれば、上記悪影響の対策が不要
となり、高性能なディジタルBS / CS受信装置を安価
に提供できる。
【0072】また、請求項2に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、上記QPSK復調回路および8P
SK復調回路の何れか一方からの制御信号を受けて、上
記制御信号に応じて上記I/Q復調器の入力レベルを制
御する単一のAGC回路を有するので、従来の衛星放送
受信用チューナにおけるQPSK復調回路および8PS
K復調回路の何れか一方用のAGC回路を省略して、更
なるコストおよびスケールの低下と資源の有効利用とを
図ることができる。
【0073】また、請求項3に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、外部からの制御データに基づい
て、上記QPSK復調回路および8PSK復調回路の何
れか一方からの制御信号を上記単一のAGC回路に切り
替え送出する切替スイッチを有するので、ディジタルC
S放送受信時には上記AGC回路と8PSK復調回路と
の間を遮断する一方、ディジタルBS放送受信時には上
記AGC回路とQPSK復調回路との間を遮断すること
が可能となる。したがって、非使用側のPSK復調回路
から上記AGC回路へのノイズ等の悪影響を防止でき
る。すなわち、この発明によれば、上記AGC回路の誤
動作を防止し、上記悪影響の対策ための費用を削減でき
る。
【0074】また、請求項4に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、外部からの制御データに基づい
て、電源からの電力を上記QPSK復調回路および8P
SK復調回路の何れか一方に切り替え供給する切替スイ
ッチを有するので、上記両PSK復調回路のうち動作す
るPSK復調回路のみに電力を供給して消費電力を節約
できる。
【0075】また、請求項5に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、外部からの制御データに基づい
て、QPSK復調データおよび8PSK復調データの何
れか一方を後段へのデータ送出ラインに切り替え送出す
る切替スイッチを有するので、ディジタルBS放送受信
時またはディジタルCS放送受信時に拘わらず唯1系統
のデータ送出ラインでPSK復調データを後段に送出で
きる。したがって、後段側のQPSK復調データ用のデ
ータ処理回路と8PSK復調データ用のデータ処理回路
を一つにまとめて簡略化できる。すなわち、この発明に
よれば、ディジタルBS/CS放送受信装置全体を簡単
に且つ安価にできる。
【0076】また、請求項6に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、外部からの制御データに基づい
て、上記I/Q復調器からのQ信号を上記QPSK復調
回路および8PSK復調回路の何れか一方に切り替え送
出する第1切替スイッチと、上記外部からの制御データ
に基づいて、上記I/Q復調器からのI信号を上記QP
SK復調回路および8PSK復調回路の上記一方に切り
替え送出する第2切替スイッチを有するので、ディジタ
ルCS放送受信時には上記QPSK復調回路のみにI/
Q信号を入力する一方、ディジタルBS放送受信時には
上記8PSK復調回路のみにI/Q信号を入力すること
が可能となる。したがって、非使用側のPSK復調回路
と上記I/Q復調器との間を遮断でき、上記非使用側の
PSK復調回路による悪影響(ノイズ等)を防止できる。
すなわち、この発明によれば、上記悪影響の対策が不要
となり、高性能なディジタルBS/CS受信装置を安価
に提供できる。
【0077】た、請求項7に係る発明のディジタルB
S/CS受信装置は、RF信号入力部に入力されたRF
信号を分配して出力するRF信号分配出力部を有するの
で、上記RF信号分配出力部にアナログ衛星放送受信機
等の他の受信装置を接続することによって、アナログ衛
星放送等の他の衛星放送も受信可能な衛星放送受信シス
テムの構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディジタルBS/CS受信装置にお
けるブロック図である。
【図2】図1とは異なるディジタルBS/CS受信装置
のブロック図である。
【図3】図1及び図2とは異なるディジタルBS/CS
受信装置のブロック図である。
【図4】図1〜図3とは異なるディジタルBS/CS受
信装置のブロック図である。
【図5】図1〜図4とは異なるディジタルBS/CS受
信装置のブロック図である。
【図6】図1〜図5とは異なるディジタルBS/CS受
信装置のブロック図である。
【図7】図1〜図6とは異なるディジタルBS/CS受
信装置のブロック図である。
【図8】従来の2台の衛星放送受信用チューナを搭載し
た衛星放送受信機のブロック図である。
【符号の説明】
51,81,165…チューナ信号入力部、53,83…
AGC用減衰器、 55,85…第1ミキサ、5
6,86…局部発振器、57,87,117,129,14
9,157…PLL回路、61,91…AGC用増幅器、
63,93,112,122,142,152,162…I/
Q復調器、70,94,113,123,143,153,1
63…QPSK復調回路、71,95,114,124,1
44,154,164…8PSK復調回路、72,96,1
56…AGC回路、73,97,118,130,147,
158,167…I2Cバスデータライン、75,99…
復調回路用DC電源、102,115,127,128,1
45,146,155…切替スイッチ、111,121,1
41,151,161…フロントエンド部、116…PS
K復調データ供給ライン、166…RF信号分配出力
部。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF信号をIF信号に変換する単一のフ
    ロントエンド部と、上記フロントエンド部からのIF信
    号を受けてI/Q復調する単一のI/Q復調器と、上記I
    /Q復調器からのI信号とQ信号とを受けてQPSK復
    調を行うQPSK復調回路と、上記I/Q復調器からの
    I信号とQ信号とを受けて8PSK復調を行う8PSK
    復調回路を有するディジタルBS / CS受信装置におい
    て、 上記QPSK復調回路および8PSK復調回路の動作を
    制御するための制御情報用の制御情報ラインと、 上記制御情報ラインと上記QPSK復調回路の制御情報
    入力端子と上記8PSK復調回路の制御情報入力端子と
    に接続されると共に、外部からの制御データに基づい
    て、上記制御情報をQPSK復調回路および8PSK復
    調回路の何れか一方に切り替え送出する切替スイッチ
    備えことを特徴とするディジタルBS/CS受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、 上記QPSK復調回路および8PSK復調回路の何れか
    一方からの制御信号を受けて、上記制御信号に応じて上
    記I/Q復調器の入力レベルを制御する単一のAGC回
    路を有して、上記QPSK復調回路および8PSK復調
    回路のうち上記一方の入力レベルを最適に制御するAG
    Cループを備えたことを特徴とするディジタルBS/C
    S受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、 上記AGCループに介設されると共に、外部からの制御
    データに基づいて上記QPSK復調回路の制御信号出力
    端子と上記8PSK復調回路の制御信号出力端子とに切
    り替え接続されて、上記QPSK復調回路および8PS
    K復調回路の何れか一方から受けた制御信号を上記AG
    C回路に送出する切替スイッチを備えことを特徴とする
    ディジタルBS/CS受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、 上記QPSK復調回路および8PSK復調回路に電力を
    供給する電源と、 上記電源とQPSK復調回路の電源端子と8PSK復調
    回路の電源端子とに接続されると共に、外部からの制御
    データに基づいて、上記電源からの電力を上記QPSK
    復調回路および8PSK復調回路の何れか一方に切り替
    え供給する切替スイッチを備えことを特徴とするディジ
    タルBS/CS受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、 上記QPSK復調回路からのQPSK復調データおよび
    8PSK復調回路からの8PSK復調データを後段に送
    出するためのデータ送出ラインと、 上記データ送出ラインとQPSK復調回路の出力端子と
    8PSK復調回路の出力端子とに接続されると共に、外
    部からの制御データに基づいて、上記QPSK復調デー
    タおよび8PSK復調データの何れか一方を上記データ
    送出ラインに切り替え送出する切替スイッチを備えこと
    を特徴とするディジタルBS/CS受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、 上記I/Q復調器のQ信号出力端子と上記QPSK復調
    回路のQ信号入力端子と上記8PSK復調回路のQ信号
    入力端子とに接続されると共に、外部からの制御データ
    に基づいて、上記Q信号を上記QPSK復調回路および
    8PSK復調回路の何れか一方に切り替え送出する第1
    切替スイッチと、 上記I/Q復調器のI信号出力端子と上記QPSK復調
    回路のI信号入力端子と上記8PSK復調回路のI信号
    入力端子とに接続されると共に、外部からの制御データ
    に基づいて、上記I信号を上記QPSK復調回路および
    8PSK復調回路の上記一方に切り替え送出する第2切
    替スイッチを備えことを特徴とするディジタルBS/C
    S受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のディジタルBS/CS
    受信装置において、上記フロントエンド部へのRF信号が入力されるRF信
    号入力部と、 上記RF信号入力部に接続されて、入力されたRF信号
    を分配して出力するRF信号分配出力部 を備えたことを
    特徴とするディジタルBS/CS受信装置。
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