JP3589441B2 - カッティングプロッタと該プロッタを用いたシール材のカット方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットするためのカッティングプロッタと、該プロッタを用いてカットするシール材のカット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シール材は、台紙上に剥離可能に貼着されている。シール材表面には、文字、数字、記号、図、絵又はそれらの組み合わせからなる複数のシールが並べて印刷されている。
【0003】
このシール材からシールを切り抜く際には、一般に、シール材表面に印刷されたシールの輪郭に合わせて、シール切り抜き用の型刃を作成している。次いで、その型刃を用いて、プレス機により、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットしている。
【0004】
ところで、シール材表面に印刷されたシールの輪郭は、種々の形状をしている。従って、上記のカット方法により、シール材からシールを切り抜く際には、シール材表面に印刷された種々の形状をしたシールの輪郭に合わせて、そのシール切り抜き用の特殊の型刃を作成する必要がある。そのため、上記のカット方法は、その型刃の製造に多大な時間と費用を要し、シール材表面に印刷された種々の形状を持つシールの輪郭を手数を掛けずに容易かつ迅速に切り抜くことができない。
【0005】
このような課題を解消するカット方法として、カッティングプロッタを用いて、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットする方法がある。このカット方法に用いるシール材には、上記のシールの他に、シール材表面の四隅部等にシール材をカットする際の基準となるトンボが印刷されている。トンボは、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持っていて、例えば、横線と縦線とがL字状又は十字状に交差した形状をしている。
【0006】
このカッティングプロッタを用いたカット方法においては、台紙上に貼着された上記のシール材を、台紙ごとカッティングプロッタのプラテン上にシール材を移動させる方向に当たるY方向に向けて搭載している。そして、そのシール材の横軸−縦軸の座標原点を示すシール材表面に印刷されたトンボの横線と縦線とが交差する点を、プラテンのX―Y軸の所望の座標位置に合わせている。次いで、ホストコンピュータから送られて来るシールの輪郭のカットデータであって、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、シール材をプラテン上をY方向に移動させると共に、カッティングプロッタのヘッドをプラテン上をX方向に移動させて、カッティングプロッタのヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX−Y方向に相対的に移動させている。そして、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットして、シールをシール材から分離している。次いで、そのシールを台紙上から剥取っている。そして、そのシールを、該シールの裏面に塗布された接着剤の接着力を用いて、各種の部材表面に貼着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにして、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、カッティングプロッタのヘッドに装着されたカッタを用いて、カットした場合には、そのカット線が、シール材表面に印刷されたシールの輪郭から大幅にずれる等してしまった。そして、シール中からシール表面に印刷された文字、数字、記号、図、絵又はそれらを組み合わせてなるものの一部が切除されてしまったり、シール周囲に文字、数字、記号、図、絵又はそれらを組み合わせてなるものが印刷されていないシール材の地部分が残ったりしてしまった。
【0008】
その理由は、プラテン上に搭載したシール材の横軸−縦軸の座標原点を、プラテンのX―Y軸の所望の座標位置に正確に合わせることが困難なためである。また、シール材の横軸−縦軸がプラテンのX−Y軸と平行になるように、シール材をプラテン上にY方向に向けて正確に搭載することが困難なためである。また、シール材が、それが置かれた周囲の環境により、湿気を含んだり、乾燥したりして、その縦軸方向又は横軸方向に伸縮するからである。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットするのに用いるカッティングプロッタであって、プラテン上に搭載されたシール材の横軸−縦軸の座標原点がプラテンのX―Y軸の所望の座標位置に正確に合っていなかったり、プラテン上に搭載されたシール材の横軸−縦軸がプラテンのX−Y軸と平行になっていなかったり、シール材がその縦軸方向又は横軸方向に伸縮したりしていても、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできるカッティングプロッタと、該プロッタを用いたシール材のカット方法(以下、カット方法という)とを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1のカッティングプロッタは、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2と、前記座標原点を通るシール材の横軸の位置を示すトンボ3とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするカッティングプロッタであって、
前記トンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知する前記ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサと、該センサで検知したトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、前記トンボ1、2、3の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点、D点、E点及びF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)を検出する検出手段と、該検出手段で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率を算出する算出手段と、該算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変する改変手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
この第1のカッティングプロッタにおいては、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドをシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3の近くに移動させることができる。そして、ヘッドを、トンボ1、2、3の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1、2、3の横線の左右の側縁の位置を検知できる。それと共に、ヘッドを、トンボ1、2、3の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1、2、3の縦線の左右の側縁の位置を検知できる。そして、該センサで検知したトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、検出手段により、トンボ1、2、3の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点、D点、E点及びF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)を検出できる。そして、該検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、算出手段を用いて、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の縦軸方向の伸縮率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の横軸方向の伸縮率を算出できる。そして、本発明の第1のカット方法のa〜j工程を行うことができる。
【0012】
次いで、上記算出手段で算出したプラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、改変手段を用いて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変できる。そして、本発明の第1のカット方法のk工程を行うことができる。
【0013】
次いで、上記改変手段で改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着されたカッタにより、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできる。そして、本発明の第1のカット方法のl工程を行うことができる。
【0014】
本発明の第1のカッティングプロッタを用いたシール材のカット方法であって、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2と、前記座標原点を通るシール材の横軸の位置を示すトンボ3とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットする本発明の第1のシール材のカット方法は、次の工程を含むことを特徴としている。
a.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ1の近くに移動させる工程。
b.前記ヘッドを、前記トンボ1の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の横線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)を、検出手段により検出する工程。
c.前記ヘッドを、前記トンボ1の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのB点の座標(X2,Y2)を、検出手段により検出する工程。
d.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ2の近くに移動させる工程。
e.前記ヘッドを、前記トンボ2の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の横線の左右の側縁の位置から、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのC点の座標(X3,Y3)を、検出手段により検出する工程。
f.前記ヘッドを、前記トンボ2の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのD点の座標(X4,Y4)を、検出手段により検出する工程。
g.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ3の近くに移動させる工程。
h.前記ヘッドを、前記トンボ3の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ3の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ3の横線の左右の側縁の位置から、トンボ3の横線の中心線上に位置するE点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのE点の座標(X5,Y5)を、検出手段により検出する工程。
i.前記ヘッドを、前記トンボ3の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ3の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ3の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ3の縦線の中心線上に位置するF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのF点の座標(X6,Y6)を、検出手段により検出する工程。
j.前記検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段により算出する工程。
k.前記算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変する工程。
l.前記改変手段により改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、前記シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、前記ヘッドに装着されたカッタを用いて、カットする工程。
【0015】
この第1のカット方法においては、そのa〜j工程において、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知して、該センサにより検知したトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標と、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標と、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標と、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標と、トンボ3の横線の中心線上に位置するE点の座標と、トンボ3の縦線の中心線に位置するF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)と、E点の座標(X5,Y5)と、F点の座標(X6,Y6)を、検出手段により検出できる。そして、該検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)と、E点の座標(X5,Y5)と、F点の座標(X6,Y6)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の縦軸方向の伸縮率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の横軸方向の伸縮率を、算出手段により算出できる。
【0016】
次いで、そのk工程において、上記算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変できる。
【0017】
次いで、そのl工程において、上記改変手段により改変したシール材の輪郭のカットデータに基づき、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX−Y方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできる。
【0018】
本発明の第2のカッティングプロッタは、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするカッティングプロッタであって、
前記トンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知する前記ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサと、該センサで検知したトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、前記トンボ1、2の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点及びD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)を検出する検出手段と、該検出手段で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率を算出する算出手段と、該算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変する改変手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】
この第2のカッティングプロッタにおいては、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドをシール材表面に印刷されたトンボ1、2の近くに移動させることができる。そして、ヘッドを、トンボ1、2の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1、2の横線の左右の側縁の位置を検知できる。それと共に、ヘッドを、トンボ1、2の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1、2の縦線の左右の側縁の位置を検知できる。そして、該センサで検知したトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、検出手段により、トンボ1、2の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点、及びD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)を検出できる。そして、該検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、算出手段を用いて、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の縦軸方向の伸縮率を算出できる。そして、本発明の第2のカット方法のa〜g工程を行うことができる。
【0020】
次いで、算出手段で算出したプラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、改変手段を用いて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変できる。そして、本発明の第2のカット方法のh工程を行うことができる。
【0021】
次いで、改変手段で改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできる。そして、本発明の第2のカット方法のi工程を行うことができる。
【0022】
本発明の第2のカッティングプロッタを用いたシール材のカット方法であって、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットする本発明の第2のシール材のカット方法は、次の工程を含むことを特徴としている。
a.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ1の近くに移動させる工程。
b.前記ヘッドを、前記トンボ1の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の横線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)を、検出手段により検出する工程。
c.前記ヘッドを、前記トンボ1の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのB点の座標(X2,Y2)を、検出手段により検出する工程。
d.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ2の近くに移動させる工程。
e.前記ヘッドを、前記トンボ2の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の横線の左右の側縁の位置から、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのC点の座標(X3,Y3)を、検出手段により検出する工程。
f.前記ヘッドを、前記トンボ2の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのD点の座標(X4,Y4)を、検出手段により検出する工程。
g.前記検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段により算出する工程。
h.前記算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変する工程。
i.前記改変手段により改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、前記シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、前記ヘッドに装着されたカッタを用いて、カットする工程。
【0023】
この第2のカット方法においては、そのa〜g工程において、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知して、該センサにより検知したトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標と、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標と、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標と、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)を、検出手段により検出できる。そして、該検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材の縦軸方向の伸縮率を、算出手段により算出できる。
【0024】
次いで、そのh工程において、算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変できる。
【0025】
次いで、そのi工程において、改変手段により改変したシール材の輪郭のカットデータに基づき、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX−Y方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできる。
【0026】
第1のカッティングプロッタを用いた第1のカット方法においては、シール材表面に印刷された3か所のトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知して、シールの輪郭のカットデータを改変している。それに対して、第2のカッティングプロッタを用いた第2のカット方法においては、シール材表面に印刷された2か所のトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知するのみで、シールの輪郭のカットデータを改変している。そのため、第2のカッティングプロッタを用いた第2のカット方法によれば、第1のカッティングプロッタを用いた第1のカット方法に比べて、トンボ3の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知する手数と時間を省いて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを手数と時間を掛けずに迅速に改変できる。
【0027】
また、第2のカッティングプロッタを用いた第2のカット方法においては、プラテンのX軸に対するシール材の横軸の傾き、及びシール材の横軸方向の伸縮を無視して、改変手段により、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変している。これは、シール材の長手方向がシール材の縦軸方向とすると、シール材の縦軸の傾きとシール材の縦軸方向の伸縮を考慮して、シールの輪郭のカットデータを改変し、その改変したカットデータに基づき、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットすれば、そのシール材の横軸の傾きやそのシール材の横軸方向の伸縮を無視しても、ほとんどの場合に、そのシール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできるからである。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1は本発明の第1又は第2のカッティングプロッタの好適な実施の形態を示し、図1はその概略構成図である。以下に、この第1又は第2のカッティングプロッタを説明する。
【0029】
図において、10は、シール材20を搭載するプラテンであって、該プラテン上をシール材20をY方向に円滑に移動させることが可能なように、その上面を平滑に形成している。
【0030】
シール材20は、図4に示したように、台紙22上に剥離可能に貼着されている。シール材20表面には、図2又は図3に示したように、文字、数字、記号、図、絵又はそれらの組み合わせからなる(図2又は図3では、省略している)複数のシール26が、並べて印刷されている。
【0031】
第1のカッティングプロッタによりカットするシール材20には、図2に示したような、シール材20表面の一隅(図2では、右下隅)とその上側又は下側(図2では、上側)とその左側又は右側(図2では、左側)とに、シール材20の座標原点を示すトンボ1と、シール材20の座標原点を通るシール材20の縦軸を示すトンボ2と、シール材20の座標原点を通るシール材20の横軸の位置を示すトンボ3とであって、シール材20の横軸x−縦軸yと平行な横線H−縦線Vを持つトンボ1、2、3が、所定の設定距離ずつ離して印刷されたものが用いられている。そして、そのトンボ1、2、3を基準にして、シール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262を、カッタ32によりカットできるように構成されている。
【0032】
他方、第2のカッティングプロッタによりカットするシール材20には、図3に示したような、シール材20表面の一隅(図3では、右下隅)とその上側又は下側(図3では、上側)とに、シール材20の座標原点を示すトンボ1と、シール材20の座標原点を通るシール材20の縦軸を示すトンボ2とであって、シール材20の横軸x−縦軸yと平行な横線H−縦線Vを持つトンボ1、2が、所定の設定距離離して印刷されたものが用いられている。そして、そのトンボ1、2を基準にして、シール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262を、カッタ32によりカットできるように構成されている。
【0033】
プラテン10の左右には、ピンチローラ14と送りローラ12とを、上下に対向させて並べて設けている。送りローラ12は、プラテン10の下側に配置している。ピンチローラ14は、プラテン10の上側に配置している。そして、プラテン10上に搭載したシール材20の両側を、台紙22ごと送りローラ12とピンチローラ14との間に挟持できるようにしている。
【0034】
送りローラ12には、該ローラ駆動用のパルスモータ等からなる駆動手段16を連結している。そして、駆動手段16により、送りローラ12を正逆に回転させることができるようにしている。そして、送りローラ12とピンチローラ14との間に台紙22ごと挟持したシール材20を、プラテン10上をY方向に移動させることができるようにしている。
【0035】
30は、カッタ32が装着されたヘッドである。ヘッド30は、プラテン10上に横架されたガイドレール40に摺動自在に支持している。そして、ヘッド30を、プラテン10上をガイドレール40に沿ってX方向に移動させることができるようにしている。
【0036】
80は、ホストコンピュータ(図示せず)から送られて来るシール26の輪郭262のカットデータを記憶させた記憶手段である。そして、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータに基づき、カッティングプロッタに備えられた制御機器(図示せず)を作動させて、シール材20をプラテン10上をY方向に移動させると共に、ヘッド30をプラテン10上をX方向に移動させることができるようにしている。そして、ヘッド30をプラテン10上に搭載されたシール材20上をX―Y方向に相対的に移動させることができるようにしている。そして、ヘッド30に装着されたカッタ32により、プラテン10上に搭載されたシール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262をカットできるようにしている。記憶手段80は、電子回路等で形成している。
【0037】
この第1又は第2のカッティングプロッタにおいては、プラテン10上に搭載されたシール材20の両側を、台紙22ごと、送りローラ12とピンチローラ14との間に挟持できる。そして、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータに基づき、駆動手段16により、送りローラ12を回転させて、シール材20を、プラテン10上をY方向に移動させることができる。それと共に、ヘッド30を、ガイドレール40に沿ってプラテン10上をX方向に移動させることができる。そして、ヘッド30を、プラテン10上に搭載されたシール材20上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、ヘッド30に装着されたカッタ32により、図2と図3に示したような、プラテン10上に搭載されたシール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262をカットできる。
【0038】
以上の構成は、従来のペーパームービングタイプのカッティングプロッタと同様であるが、図の第1のカッティングプロッタでは、プラテン10上に搭載されたシール材20表面に印刷されたトンボ1、2、3の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置を検知するセンサ50を、ヘッド30に備えている。他方、図の第2のカッティングプロッタでは、プラテン10上に搭載されたシール材20表面に印刷されたトンボ1、2の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置を検知するセンサ50を、ヘッド30に備えている。センサ50には、高精度反射型フォトセンサを用いている。
【0039】
また、図の第1のカッティングプロッタでは、センサ50で検知したトンボ1、2、3の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、図5と図6に示したような、トンボ1の横線Hの中心線H0上に位置するA点の座標と、トンボ1の縦線Vの中心線V0上に位置するB点の座標と、トンボ2の横線Hの中心線H0上に位置するC点の座標と、トンボ2の縦線Vの中心線V0上に位置するD点の座標と、トンボ3の横線Hの中心線H0上に位置するE点の座標と、トンボ3の縦線Vの中心線V0上に位置するF点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)と、E点の座標(X5,Y5)と、F点の座標(X6,Y6)を検出する検出手段60を備えている。検出手段60は、電子回路等で形成している。
【0040】
他方、図の第2のカッティングプロッタでは、センサ50で検知したトンボ1、2の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、図5と図6に示したような、トンボ1の横線Hの中心線H0上に位置するA点の座標と、トンボ1の縦線Vの中心線V0上に位置するB点の座標と、トンボ2の横線Hの中心線H0上に位置するC点の座標と、トンボ2の縦線Vの中心線V0上に位置するD点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)と、B点の座標(X2,Y2)と、C点の座標(X3,Y3)と、D点の座標(X4,Y4)を検出する検出手段60を備えている。検出手段60は、電子回路等で形成している。
【0041】
ちなみに、図5に示した、トンボ1の縦線Vの中心線V0上におけるB点の座標(X2,Y2)は、センサ50で検知したトンボ1の縦線Vの左側の側縁の位置のB1点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのB1点の座標(XL,YL)の値と、トンボ1の縦線Vの右側の側縁の位置のB2点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのB2点の座標(XR,YR)の値とから、次式で求められる。
X2=(XL+XR)/2
Y2=(YL+YR)/2
【0042】
また、図の第1のカッティングプロッタでは、上記の検出手段60で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、β、シール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の縦軸y方向の伸縮率、及びシール材20表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の横軸x方向の伸縮率を算出する算出手段70を備えている。算出手段70は、電子回路等で形成している。
【0043】
他方、図の第2のカッティングプロッタでは、上記の検出手段60で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβ、及びシール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の縦軸y方向の伸縮率を算出する算出手段70を備えている。算出手段70は、電子回路等で形成している。
【0044】
ちなみに、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβは、図6に示したように、B点の座標(X2,Y2)とD点の座標(X4,Y4)との値から、次式から求められる。
β=(Y4−Y2)/(X4−X2)
また、プラテン10のX軸に対するシール材20の横軸xの傾きαは、A点の座標(X1,Y1)とE点の座標(X5,Y5)との値から、次式から求められる。
α=(Y5−Y1)/(X5−X1)
【0045】
なお、シール材20の横軸xと縦軸y及びプラテン10のX軸とY軸は、互いに直交する軸である。また、シール材20の横軸xと縦軸yは、共に同じシール材20上に位置している。従って、シール材20の伸縮がないとした場合には、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きがβとすると、プラテン10のX軸に対するシール材20の横軸xの傾きαは、−1/βとなる。シール材20の伸縮がプラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、βに与える影響は、一般に、少なくて無視できる。そのため、図の第1のカッティングプロッタでは、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、βは、通常は、そのいずれか一方を、算出手段70により、求めれば良い。
【0046】
また、図の第1のカッティングプロッタでは、上記の算出手段70により算出したプラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、β、シール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材20表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを改変する改変手段90を備えている。改変手段90は、電子回路等で形成している。
【0047】
他方、図の第2のカッティングプロッタでは、上記の算出手段70により算出したプラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβ、及びシール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを改変する改変手段90を備えている。改変手段90は、電子回路等で形成している。
【0048】
図1に示した第1又は第2のカッティングプロッタは、以上のように構成している。
【0049】
次に、この第1及び第2のカッティングプロッタの使用例であって、図2に示したような、台紙22上に剥離可能に貼着されたシール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262を、シール材20表面に印刷されたトンボ1、2、3を基準にして、第1のカッティングプロッタのヘッド30に装着されたカッタ32を用いてカットする、本発明の第1のカット方法の好適な実施の形態、及び図3に示したような、台紙22上に剥離可能に貼着されたシール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262を、シール材20表面に印刷されたトンボ1、2を基準にして、第2のカッティングプロッタのヘッド30に装着されたカッタ32を用いてカットする、本発明の第2のカット方法の好適な実施の形態を説明する。
【0050】
第1と第2のカット方法共、駆動手段16により、送りローラ12を回転させて、送りローラ12とピンチローラ14との間に台紙22ごと挟持したシール材20を、プラテン10上をY方向に移動させる。それと共に、ヘッド30をガイドレール40に沿ってプラテン10上をX方向に移動させる。そして、ヘッド30を、シール材20上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッド30を、シール材20表面に印刷されたトンボ1の近くに移動させる。
【0051】
次いで、第1と第2のカット方法共、駆動手段16により、送りローラ12を回転させる。そして、図5に矢印で示したように、ヘッド30を、トンボ1の横線Hを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をY方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ1の横線Hの左右の側縁の位置のA1点、A2点を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ1の横線Hの左右の側縁の位置のA1点、A2点のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ1の横線Hの中心線H0上に位置するA点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)の値を、検出手段60により検出する。
【0052】
また、第1と第2のカット方法共、図5に矢印で示したように、ヘッド30を、トンボ1の縦線Vを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をガイドレール40に沿ってX方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ1の縦線Vの左右の側縁の位置のB1点、B2点を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ1の縦線Vの左右の側縁の位置のB1点、B2点のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ1の縦線Vの中心線V0上に位置するB点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのB点の座標(X2,Y2)の値を、検出手段60により検出する。
【0053】
次いで、第1と第2のカット方法共、駆動手段16により、送りローラ12を回転させて、シール材20をプラテン10上をY方向に移動させる。それと共に、ヘッド30をガイドレール40に沿ってプラテン10上をX方向に移動させる。そして、ヘッド30を、シール材20上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッド30を、シール材20表面に印刷されたトンボ2の近くに移動させる。
【0054】
次いで、第1と第2のカット方法共、駆動手段16により、送りローラ12を回転させる。そして、ヘッド30を、トンボ2の横線Hを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をY方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ2の横線Hの左右の側縁の位置を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ2の横線Hの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ2の横線Hの中心線上に位置するC点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのC点の座標(X3,Y3)の値を、検出手段60により検出する。
【0055】
また、第1と第2のカット方法共、ヘッド30を、トンボ2の縦線Vを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をガイドレール40に沿ってX方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ2の縦線Vの左右の側縁の位置を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ2の縦線Vの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ2の縦線Vの中心線上に位置するD点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのD点の座標(X4,Y4)の値を、検出手段60により検出する。
【0056】
加えて、第1のカット方法では、駆動手段16により、送りローラ12を回転させて、シール材20をプラテン10上をY方向に移動させる。それと共に、ヘッド30をガイドレール40に沿ってX方向に移動させる。そして、ヘッド30を、シール材20上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッド30を、シール材20表面に印刷されたトンボ3の近くに移動させる。
【0057】
次いで、駆動手段16により、送りローラ12を回転させる。そして、ヘッド30を、トンボ3の横線Hを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をY方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ3の横線Hの左右の側縁の位置を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ3の横線Hの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ3の横線Hの中心線上に位置するE点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのE点の座標(X5,Y5)の値を、検出手段60により検出する。
【0058】
また、ヘッド30を、トンボ3の縦線Vを跨いで、プラテン10上に搭載されたシール材20上をガイドレール40に沿ってX方向に相対的に移動させる。そして、ヘッド30に装着されたセンサ50により、トンボ3の縦線Vの左右の側縁の位置を検知する。そして、そのセンサ50で検知したトンボ3の縦線Vの左右の側縁の位置のプラテン10のX―Y軸上での座標の値から、トンボ3の縦線Vの中心線上に位置するF点の座標であって、プラテン10のX―Y軸上でのF点の座標(X6,Y6)の値を、検出手段60により検出する。
【0059】
次いで、第1のカット方法では、検出手段60で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテン10のX−Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、β、シール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の縦軸y方向の伸縮率、及びシール材20表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の横軸x方向の伸縮率を、算出手段70により算出する。
【0060】
他方、第2のカット方法では、検出手段60で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテン10のX−Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβ、及びシール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、即ちシール材20の縦軸y方向の伸縮率を、算出手段70により算出する。
【0061】
その際には、第1のカット方法では、上記のシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、βから、また、第2のカット方法では、上記のシール材20の縦軸yの傾きβから、上記のシール材20の横軸xの傾きαを−1/βとして、A点の座標(X1,Y1)を通る直線であって、トンボ1の横線Hの中心線H0を含む直線の式F1を、算出手段70により求める。
それと共に、B点の座標(X2,Y2)を通る直線であって、トンボ1の縦線Vの中心線V0を含む直線の式F2を、算出手段70により求める。
そして、それらの式F1、F2から、トンボ1の横線Hの中心線H0と縦線Vの中心線V0とが交差するシール材20の座標原点であって、プラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)を、算出手段70により算出する。
【0062】
また、第1のカット方法では、上記と同様にして、トンボ2、3の横線Hの中心線H0と縦線Vの中心線V0とが交差する座標であって、プラテン10のX―Y軸上での座標(X,Y)を、算出手段70により算出する。そして、それらの座標原点(X0,Y0)、及び座標(X,Y)の値から、シール材20のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材20のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段70により算出する。即ち、シール材20の縦軸y方向及び横軸x方向の伸縮率を、算出手段70により算出する。
【0063】
他方、第2のカット方法では、上記と同様にして、トンボ2の横線Hの中心線H0と縦線Vの中心線V0とが交差する座標であって、プラテン10のX―Y軸上での座標(X,Y)を、算出手段70により算出する。そして、それらの座標原点(X0,Y0)、及び座標(X,Y)の値から、シール材20のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段70により算出する。即ち、シール材20の縦軸y方向の伸縮率を、算出手段70により算出する。
【0064】
次いで、第1のカット方法では、上記の算出手段70により算出したプラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、β、シール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材20表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを、改変手段90を用いて、改変する。
【0065】
他方、第2のカット方法では、上記の算出手段70により算出したプラテン10のX―Y軸上でのシール材20の座標原点(X0,Y0)、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβ、及びシール材20表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを、改変手段90を用いて、改変する。
【0066】
その後、第1と第2のカット方法共、上記の改変手段90により改変したシール26の輪郭262のカットデータに基づき、ヘッド30をガイドレール40に沿ってプラテン10上をX方向に移動させると共に、駆動手段16により、送りローラ12を回転させて、シール材20をプラテン10上をY方向に移動させる。そして、ヘッド30を、プラテン10上に搭載されたシール材20上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッド30に装着されたカッタ32により、シール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262をカットする。
【0067】
前述の第1又は第2のカッティングプロッタの使用例であって、本発明の第1又は第2のカット方法は、以上の工程からなる。
第1のカット方法においては、プラテン10上に搭載されたシール材20の横軸x−縦軸yの座標原点が、プラテン10のX―Y軸の所望の座標位置から外れていたり、プラテン10上に搭載されたシール材20の横軸x、縦軸yがプラテン10のX軸、Y軸に対して傾いていたり、シール材20が、湿気を含んだり乾燥したりして、シール材20が横軸x方向又は縦軸y方向に伸縮したりしていても、それに合わせて、改変手段90を用いて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを改変できる。
【0068】
また、第2のカット方法においては、プラテン10上に搭載されたシール材20の横軸x−縦軸yの座標原点が、プラテン10のX―Y軸の所望の座標位置から外れていたり、プラテン10上に搭載されたシール材20の縦軸yがプラテン10のY軸に対して傾いていたり、シール材20が、湿気を含んだり乾燥したりして、シール材20が縦軸y方向に伸縮したりしていても、それに合わせて、改変手段90を用いて、記憶手段80に記憶させたシール26の輪郭262のカットデータを改変できる。
【0069】
そして、第1及び第2のカット方法共、その改変手段90により改変したシール26の輪郭262のカットデータに基づき、ヘッド30を、プラテン10上に搭載されたシール材20上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッド30に装着されたカッタ32により、シール材20表面に印刷されたシール26の輪郭262を、正確にカットできる。
【0070】
また、第1のカット方法では、シール材20表面に印刷されたトンボ1、2、3の横線H又は縦線Vが、図5に示したように、幅広いものであったり、そのトンボ1、2、3の横線H又は縦線Vの幅が広狭まちまちであったりしても、そのトンボ1、2、3の横線Hの中心線H0上に位置するA点、C点、E点のプラテン10のX―Y軸上での座標と、そのトンボ1、2、3の縦線Vの中心線V0上に位置するB点、D点、F点のプラテン10のX―Y軸上での座標とを、正確に求めることができる。そして、それらのA点、B点、C点、D点、E点及びF点の座標の値から、プラテン10上に搭載されたシール材20のプラテン10のX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテン10のX軸、Y軸に対するシール材20の横軸x、縦軸yの傾きα、β、シール材20の横軸x方向及び縦軸y方向の伸縮率を、算出手段70により、正確に算出できる。
【0071】
他方、第2のカット方法では、シール材20表面に印刷されたトンボ1、2の横線H又は縦線Vが、図5に示したように、幅広いものであったり、そのトンボ1、2の横線H又は縦線Vの幅が広狭まちまちであったりしても、そのトンボ1、2の横線Hの中心線H0上に位置するA点、C点のプラテン10のX―Y軸上での座標と、そのトンボ1、2の縦線Vの中心線V0上に位置するB点、D点のプラテン10のX―Y軸上での座標とを、正確に求めることができる。そして、それらのA点、B点、C点及びD点の座標の値から、プラテン10上に搭載されたシール材20のプラテン10のX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテン10のY軸に対するシール材20の縦軸yの傾きβ、及びシール材20の縦軸y方向の伸縮率を、算出手段70により、正確に算出できる。
【0072】
また、第2のカット方法においては、シール材20表面に印刷された2か所のトンボ1、2の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置を検知するのみで良く、第1のカッティングプロッタを用いた第1のカット方法に比べて、トンボ3の横線H及び縦線Vの左右の側縁の位置を検知する手数と時間を省いて、記憶手段80に記憶させたシールの輪郭262のカットデータを手数と時間を掛けずに迅速に改変できる。
【0073】
また、第2のカット方法においては、プラテン10のX軸に対するシール材20の横軸xの傾きα、及びシール材20の横軸x方向の伸縮を無視して、改変手段90により、記憶手段80に記憶させたシールの輪郭262のカットデータを改変している。これは、シール材26の長手方向がシール材26の縦軸y方向とすると、シール材20の縦軸yの傾きβとシール材20の縦軸y方向の伸縮を考慮して、シールの輪郭262のカットデータを改変し、その改変したカットデータに基づき、シール材20表面に印刷されたシールの輪郭262をカットすれば、そのシール材20の横軸xの傾きαやそのシール材20の横軸x方向の伸縮を無視しても、ほとんどの場合に、そのシール材20表面に印刷されたシールの輪郭262を正確にカットできるからである。
【0074】
なお、本発明の第1又は第2のカッティングプロッタと該プロッタを用いた第1又は第2のカット方法は、平面状をなすプラテン上にシール材20を固定した状態に搭載して、ヘッドをシール材20上をX―Y方向に移動させ、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材20表面に印刷されたシールの輪郭262をカットする、フラットベッドタイプのカッティングプロッタにも利用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1のカッティングプロッタを用いた本発明の第1のカット方法によれば、プラテン上に搭載されたシール材の横軸−縦軸の座標原点が、プラテンのX―Y軸の所望の座標位置から外れていたり、シール材の横軸x、縦軸yがプラテンのX軸、Y軸に対して傾いていたり、シール材が湿気を含んだり乾燥したりして、シール材が横軸x方向又は縦軸y方向に伸縮したりしていても、それに合わせて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変できる。また、本発明の第2のカッティングプロッタを用いた本発明の第2のカット方法によれば、プラテン上に搭載されたシール材の横軸−縦軸の座標原点が、プラテンのX―Y軸の所望の座標位置から外れていたり、シール材の縦軸yがプラテンのY軸に対して傾いていたり、シール材が湿気を含んだり乾燥したりして、シール材が縦軸y方向に伸縮したりしていても、それに合わせて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変できる。そして、第1又は第2のカット方法共、その改変したカットデータに基づき、カッティングプロッタのヘッドをプラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を正確にカットできる。そして、シール中からシール表面に印刷された文字、数字、記号、図、絵又はそれらの組み合わせからなるものの一部が切除されたり、シール周囲に文字、数字、記号、図、絵又はそれらの組み合わせからなるものが印刷されていないシール材の地部分が残ったりするのを、防ぐことができる。そして、プラテン上に搭載されたシール材から、シールを常に過不足なく美麗にカットして取り出すことが可能となる。
【0076】
また、本発明の第1又は第2のカッティングプロッタを用いた本発明の第1又は第2のカット方法によれば、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットする際の基準となるトンボの横線又は縦線が幅広いものであったり、そのトンボの横線又は縦線の幅が広狭まちまちであったりしても、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸x、縦軸yの傾き、又はプラテンのY軸に対するシール材の縦軸yの傾き、シール材の横軸x方向及び縦軸y方向の伸縮率、又はシール材の縦軸y方向の伸縮率を正確に算出できる。そして、それに合わせて、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変して、シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、ヘッドに装着されたカッタを用いて、正確にカットできる。
【0077】
また、本発明の第2のカッティングプロッタを用いた本発明の第2のカット方法によれば、シール材表面に印刷された2か所のトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知するのみで、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを手数と時間を掛けずに迅速に改変できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1又は第2のカッティングプロッタの概略構成図である。
【図2】本発明の第1のカット方法に用いるシール材の平面図である。
【図3】本発明の第2のカット方法に用いるシール材の平面図である。
【図4】本発明の第1又は第2のカット方法に用いるシール材周辺の拡大側面図である。
【図5】トンボ1の横線と縦線の中心線上に位置するA点、B点のプラテンのX―Y軸上での座標を求める説明図である。
【図6】プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾きを求める説明図である。
【符号の説明】
10 プラテン
12 送りローラ
14 ピンチローラ
16 駆動手段
20 シール材
22 台紙
26 シール
262 シールの輪郭
30 ヘッド
32 カッタ
40 ガイドレール
50 センサ
60 検出手段
70 算出手段
80 記憶手段
90 改変手段
Claims (4)
- プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2と、前記座標原点を通るシール材の横軸の位置を示すトンボ3とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするカッティングプロッタであって、
前記トンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知する前記ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサと、該センサで検知したトンボ1、2、3の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、前記トンボ1、2、3の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点、D点、E点及びF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)を検出する検出手段と、該検出手段で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率を算出する算出手段と、該算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変する改変手段とを備えたことを特徴とするカッティングプロッタ。 - 請求項1記載のカッティングプロッタを用いて、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2と、前記座標原点を通るシール材の横軸の位置を示すトンボ3とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2、3を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするシール材のカット方法であって、次の工程を含むことを特徴とするカッティングプロッタを用いたシール材のカット方法。
a.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ1の近くに移動させる工程。
b.前記ヘッドを、前記トンボ1の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の横線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)を、検出手段により検出する工程。
c.前記ヘッドを、前記トンボ1の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのB点の座標(X2,Y2)を、検出手段により検出する工程。
d.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ2の近くに移動させる工程。
e.前記ヘッドを、前記トンボ2の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の横線の左右の側縁の位置から、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのC点の座標(X3,Y3)を、検出手段により検出する工程。
f.前記ヘッドを、前記トンボ2の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのD点の座標(X4,Y4)を、検出手段により検出する工程。
g.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ3の近くに移動させる工程。
h.前記ヘッドを、前記トンボ3の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ3の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ3の横線の左右の側縁の位置から、トンボ3の横線の中心線上に位置するE点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのE点の座標(X5,Y5)を、検出手段により検出する工程。
i.前記ヘッドを、前記トンボ3の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ3の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ3の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ3の縦線の中心線上に位置するF点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのF点の座標(X6,Y6)を、検出手段により検出する工程。
j.前記検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)、D点の座標(X4,Y4)、E点の座標(X5,Y5)及びF点の座標(X6,Y6)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段により算出する工程。
k.前記算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのX軸、Y軸に対するシール材の横軸、縦軸の傾き、シール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率、及びシール材表面のトンボ1、3間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変する工程。
l.前記改変手段により改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、前記シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、前記ヘッドに装着されたカッタを用いて、カットする工程。 - プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするカッティングプロッタであって、
前記トンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置を検知する前記ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサと、該センサで検知したトンボ1、2の横線及び縦線の左右の側縁の位置から、前記トンボ1、2の横線及び縦線の中心線上に位置するA点、B点、C点及びD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)を検出する検出手段と、該検出手段で検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテン上に搭載されたシール材のプラテンのX―Y軸上での座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率を算出する算出手段と、該算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを改変する改変手段とを備えたことを特徴とするカッティングプロッタ。 - 請求項3記載のカッティングプロッタを用いて、プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシールの輪郭を、シール材の横軸−縦軸の座標原点を示すトンボ1と、前記座標原点を通るシール材の縦軸の位置を示すトンボ2とであって、シール材の横軸−縦軸と平行な横線−縦線を持つシール材表面に印刷されたトンボ1、2を基準にして、記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータに基づき、前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタによりカットするシール材のカット方法であって、次の工程を含むことを特徴とするカッティングプロッタを用いたシール材のカット方法。
a.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ1の近くに移動させる工程。
b.前記ヘッドを、前記トンボ1の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の横線の左右の側縁の位置から、トンボ1の横線の中心線上に位置するA点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのA点の座標(X1,Y1)を、検出手段により検出する工程。
c.前記ヘッドを、前記トンボ1の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ1の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ1の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ1の縦線の中心線上に位置するB点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのB点の座標(X2,Y2)を、検出手段により検出する工程。
d.前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、ヘッドを前記トンボ2の近くに移動させる工程。
e.前記ヘッドを、前記トンボ2の横線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をY方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の横線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の横線の左右の側縁の位置から、トンボ2の横線の中心線上に位置するC点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのC点の座標(X3,Y3)を、検出手段により検出する工程。
f.前記ヘッドを、前記トンボ2の縦線を跨いで、プラテン上に搭載されたシール材上をX方向に相対的に移動させて、ヘッドに装着された高精度反射型フォトセンサにより、トンボ2の縦線の左右の側縁の位置を検知し、該検知したトンボ2の縦線の左右の側縁の位置から、トンボ2の縦線の中心線上に位置するD点の座標であって、プラテンのX―Y軸上でのD点の座標(X4,Y4)を、検出手段により検出する工程。
g.前記検出手段により検出したA点の座標(X1,Y1)、B点の座標(X2,Y2)、C点の座標(X3,Y3)及びD点の座標(X4,Y4)の値から、プラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率を、算出手段により算出する工程。
h.前記算出手段により算出したプラテンのX―Y軸上でのシール材の座標原点(X0,Y0)、プラテンのY軸に対するシール材の縦軸の傾き、及びシール材表面のトンボ1、2間の設定距離に対する実測距離の比率に合わせて、前記記憶手段に記憶させたシールの輪郭のカットデータを、改変手段により改変する工程。
i.前記改変手段により改変したシールの輪郭のカットデータに基づき、前記ヘッドを前記プラテン上に搭載されたシール材上をX―Y方向に相対的に移動させて、前記シール材表面に印刷されたシールの輪郭を、前記ヘッドに装着されたカッタを用いて、カットする工程。
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