JP3585398B2 - マンホール鉄蓋構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内圧解放機能を備えているマンホール鉄蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のマンホール鉄蓋構造は、実公昭63−841号公報や特開平9−296470号公報に見ることができる。いずれも、マンホール鉄蓋の下面対向位置に配置した錠止金具とヒンジ金具のそれぞれを、マンホール鉄蓋座に設けた係合部で上方移動可能に、しかし抜け外れは不能に係合案内して、マンホール鉄蓋が上昇変位することにより、マンホール内に充満する流水やガスを放出できるようにしている。同様に、一対の錠止金具でマンホール鉄蓋を上昇変位可能に保持したマンホール鉄蓋構造もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、内圧解放機能を有する従来のマンホール鉄蓋構造においては、一対の錠止金具を用いて、あるいは錠止金具とヒンジ金具を用いて、マンホール鉄蓋を開蓋位置から一定量だけ上昇変位可能に保持している。そのため、錠止金具やヒンジ金具、あるいはこれらを蓋内面に軸支するための部品等が不可欠で、その分だけマンホール鉄蓋構造これ全体のコストが高く付く。
【0004】
一対の錠止金具でマンホール鉄蓋を閉蓋ロックするマンホール鉄蓋構造の場合には、一対の錠止金具を同時に開錠操作する必要があるので、マンホール鉄蓋の開閉に2名の作業員を要する不利もある。この点、ヒンジ金具と錠止金具とでマンホール鉄蓋を閉蓋ロックするマンホール鉄蓋構造においては、1人の作業員のみでマンホール鉄蓋を開閉できる。しかし、マンホール鉄蓋を全解放するには、ヒンジ金具を中心にして蓋全体を水平方向へ180度旋回操作するか、蓋全体を上下反転状に揺動操作する必要があり、いずれも蓋開閉時の蓋移動量が大きく、その分だけ作業者に余分な負担が掛かる。
【0005】
錠止金具やヒンジ金具は、いずれも金具自身の重量で閉蓋ロック姿勢を維持するようになっている。そのため、傾斜する路面にマンホールが形成してある場合に、錠止金具が半ば外れ掛かっていることがある。この状態でマンホール鉄蓋が流水等で押し上げられると、錠止金具が係合部から完全に外れ、蓋全体が全解放されるおそれがある。
【0006】
この発明の目的は、内圧解放機能を備えているマンホール鉄蓋の閉蓋ロック構造を簡素化し、その分だけマンホール鉄蓋構造の製作に要するコストを削減することにある。この発明の他の目的は、マンホール鉄蓋を1人の作業員のみで開閉できるうえ、全解放時の蓋移動量を最小限化して作業者の負担を軽減できるマンホール鉄蓋構造を提供することにある。この発明の他の目的は、マンホールが傾斜する路面に設けられる場合にも、錠止金具を常に適正な閉蓋ロック姿勢に維持して、内圧解放時にマンホール鉄蓋が全解放されるのを確実に阻止できるマンホール鉄蓋構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のマンホール鉄蓋構造は、マンホール鉄蓋座1と、その開口内面に設けた装填部4に嵌め込み装填されるマンホール鉄蓋2とを備えていて、マンホール鉄蓋2とマンホール鉄蓋座1との間に、内圧解放状態を有する閉蓋ロック機構が設けてある。閉蓋ロック機構は、マンホール鉄蓋2の下面側と、マンホール鉄蓋座1との間に設けた錠止構造10と、マンホール鉄蓋2の他側周面と装填部4との間に設けられて、横向きに凹凸係合する接合突起8および接合凹部9とで構成する。接合凹部9および錠止構造10のそれぞれに、内圧解放時のマンホール鉄蓋2の浮上を許す浮上隙間Eを設ける。
【0008】
上記の錠止構造10は、マンホール鉄蓋2で往復揺動自在に軸支された錠止金具12と、装填部4の下方に設けられて、錠止金具12のロック腕16を受け入れるロック段部13とからなる。接合突起8をマンホール鉄蓋2の周面に突設し、装填部4に接合凹部9を凹み形成する。
【0009】
錠止金具12に、ロック腕16をロック段部13と係合する向きに揺動付勢する重り17と、重り17の揺動付勢作用を補強するキックばね19とを設ける。錠止金具12の下部に、ロック腕16の下面より下方へ突出する操作部21を設ける。
【0010】
【作用および発明の効果】
マンホール鉄蓋2を、その下面一側に設けた錠止構造10と、他側周面に設けた接合突起8および接合凹部9とで閉蓋ロックできるようにし、従来不可欠であったヒンジ金具や片方の錠止金具を省略するので、その分だけ閉蓋ロック機構を簡素化し、コストを削減できる。接合凹部9と錠止構造10のそれぞれに浮上隙間Eを設けるので、マンホール内に流水やガスが充満し内圧が高まると、マンホール鉄蓋2が浮上して流水やガスを逃がし、マンホール鉄蓋2の破壊や脱落に伴う二次災害の発生を防止できる。
【0011】
マンホール鉄蓋2は、片側にのみ設けた錠止構造10を解錠操作するだけでマンホール鉄蓋座1から取り外すことができるので、1人の作業者のみでマンホール鉄蓋2を開閉できるうえ、接合突起8と接合凹部9との係合を解除してしまえば、マンホール鉄蓋2をマンホール鉄蓋座1から完全に分離できるので、全解放時の蓋移動量を最小限化して、蓋開閉時の作業者の負担を軽減できる。
【0012】
往復揺動する錠止金具12を用いた錠止構造10によれば、錠止金具12をロック解除状態に維持しながらマンホール鉄蓋2を開放操作しなければならないので、いたずらによる蓋開放をよく防止できる。接合突起8と接合凹部9とは、その一方がマンホール鉄蓋2と装填部4とのいずれの側に設けてあってもよいが、装填部4が旋削加工によって仕上げられる点を考慮すると、装填部4の側に接合凹部9を設けることにより、旋削加工を容易化できる点で好ましい。
【0013】
錠止金具12に、重り17とは別に、重り17の揺動付勢作用を補助するキックばね19を付加すると、マンホールが傾斜する路面に設置される場合にも、錠止金具12を適正な閉蓋ロック姿勢に維持できる。従って、マンホール内の流水圧やガス圧によってマンホール鉄蓋2が浮上操作される場合にも、閉蓋ロック状態を維持して蓋の脱落を確実に阻止できる。
【0014】
マンホール鉄蓋2をマンホール鉄蓋座1から取り外した状態においては、錠止金具12に蓋重量が作用し、そのためロック腕16の先端が蓋下面に接当して、マンホールキーKで錠止金具12を操作しようとしても、キー先端を必要なだけ差し込み装填できないことがある。こうした場合に、マンホール鉄蓋2の動きを利用して錠止金具12をロック解除方向へ操作するために、錠止金具12の下部に操作部21を突設している。具体的には、図4に示すように、マンホール鉄蓋2をマンホール鉄蓋座1に仮り置いた後、マンホール鉄蓋2を矢印a方向に引き寄せることにより、操作部21が装填部4と接当して、ロック解除方向(矢印b方向)へ相対移動する。その結果、キー受片15と蓋下面との間に充分な空間が確保されるので、マンホールキーKを必要量差し込み係合できる。
【0015】
【実施例】
図1ないし図4はこの発明に係るマンホール鉄蓋構造の実施例を示す。図2においてマンホール鉄蓋構造は、路面等に埋設されるリング状のマンホール鉄蓋座1と、その開口上面を塞ぐマンホール鉄蓋2と、マンホール鉄蓋2の内面下方に配置される転落防止の内枠3とからなる。
【0016】
マンホール鉄蓋座1はリング状の筒壁1aの下端外周縁にフランジ状のベース1bを張り出した鋳造品からなり、筒壁1aの内面の上下にマンホール鉄蓋2用の装填部4と、内枠3用の装填部5とが設けてある。前者の装填部4は、下すぼまりテーパー状の周回面4aとマンホール鉄蓋2の下面周縁を受け止める段壁4bとからなる(図1参照)。
【0017】
マンホール鉄蓋2は、下面が下凸状に湾曲する円盤状の鋳造品からなり、その周面に下すぼまりテーパー状の嵌合面6を設ける。マンホール鉄蓋2を装填部4に嵌め込んだ状態において、下面周縁の接合座7が段壁4bで受け止められ、嵌合面6と周回面4aとは、後述する接合突起8の嵌め込みを容易化するために、数mmの隙間を介して対向している。マンホール鉄蓋2は、内圧開放機能を有する閉蓋ロック機構を介してマンホール鉄蓋座1に連結してある。
【0018】
図1において閉蓋ロック機構は、嵌合面6と周回面4aとの間に設けた凹凸係合構造と、この係合構造と経方向に対向する位相位置において、マンホール鉄蓋2の下面と、マンホール鉄蓋座1との間に設けた錠止構造10とで構成する。凹凸係合構造は、嵌合面6の下端寄りに突設した接合突起8と、周回面4aに凹み形成した接合凹部9とからなり、両者8・9の凹凸係合によって、マンホール鉄蓋2を一定量上昇変位可能に、しかし分離は不能に接合している。マンホール鉄蓋2の上昇変位(浮上)を許すために、接合凹部9の上方に浮上隙間Eを確保し、この隙間Eの範囲内を接合突起8が上方変位できるようにしている。
【0019】
錠止構造10は、マンホール鉄蓋2で経方向線に沿って往復揺動自在に軸支した錠止金具12と、先の装填部4の下方に凹み形成したロック段部13とからなる。錠止金具12は、上端両側に支軸14が突設してある扇形の本体部を有し、この本体部の斜辺部の上下にキー受片15とロック腕16とを突設し、さらに本体部の垂直辺部の下端に三角状の重り17を突設した鋳造品からなる。
【0020】
一対の支軸14を蓋下面に固定した軸受ボス18で軸支することにより、錠止金具12は、ロック腕16の突端がロック段部13と上下に対向するロック姿勢(図1に示す状態)と、ロック腕16の先端が段壁4bの内縁より経方向内側へ変位するロック解除姿勢とに揺動変位できる。常態における錠止金具12は、重り17の重力モーメントによってロック姿勢に保持されていて、ロック腕16とロック段部13とは浮上隙間Eを介して上下に対向している。この重り17による重力モーメントを補助するために、蓋下面と重り17との間に捻りコイル形のキックばね19を配置している。キックばね19は、各支軸14に外嵌する一対のコイル部を有し、両コイル部どうしを繋ぐ第1腕19aを重り17に当てがい、各コイル部から連出される第2腕19bを蓋裏に当てがっている。なお、キックばね19は、錠止金具12が適正なロック姿勢になっているときは自由状態になっており、例えばマンホール鉄蓋2が非水平に設置されて、錠止金具12がロック解除側へ傾動するときに弾性変形し始めて、重り17の傾動モーメントに逆って錠止金具12を適正なロック姿勢に維持し続ける。
【0021】
キー受片15は、錠止金具12をマンホール鉄蓋2の外面からロック解除操作するために設けてあり、その上面が水平に形成してある。この水平壁面と対向する蓋壁にキー穴20が通設してある。キー穴20は先の接合突起8の近傍の蓋壁にも通設してある(図3参照)。重り17はロック腕16の下面より下方へ突出してあり、この突出部分のうちの本体部の下端に連続する傾斜面を操作部21として利用している。操作部21の作用は後述する。
【0022】
以上のように構成したマンホール鉄蓋構造によれば、マンホール内に充満する流水の圧力がマンホール鉄蓋2に作用するとき、図1の想像線で示すように先の浮上隙間Eの分だけ接合突起8が上方移動して、接合凹部9の内面上壁9aで受け止められる。また、錠止金具12は、ロック腕16の先端がロック段部13に接当する状態で、時計回転方向へ傾動しながら浮上隙間Eの分だけ上昇変位する。この浮上動作によって嵌合面6と周回面4aとの間に大きな隙間が生じるので、マンホール内の流水は隙間を介して流出できる。従って、マンホール内の圧力が異常に高くなり、マンホール鉄蓋2が吹き飛ばさたり、マンホール鉄蓋座1から脱落するのを阻止できる。なお、内圧が減じると、マンホール鉄蓋2は自重で閉蓋位置へ復帰下降する。
【0023】
マンホール鉄蓋2を開放するときは、T字棒状のマンホールキーK(図4に例示)をキー穴20から差し込んで、キー受片15を介して錠止金具12をロック解除操作し、マンホールキーKの下端の突片をキー穴20の下面周縁に掛止する。この状態でマンホール鉄蓋2を持ち上げて、蓋裏の縁を装填部4の開口周縁壁上に引きずり上げる。この傾斜状態において接合突起8が接合凹部9の底壁に接当干渉するのを防ぐために、接合突起8の下面を僅かに傾斜させている。さらにマンホール鉄蓋2を作業者の側へ引き寄せて、接合突起8を接合凹部9から抜き出す。以後は、もう一個のマンホールキーKを接合突起8側のキー穴20にさし込んで掛止した後、マンホール鉄蓋2を持ち上げ、錠止金具12の側を支点にして水平に運び、マンホール鉄蓋座1の外へ移動する。再び錠止金具12の側を同様に水平移動すると、マンホール鉄蓋座1の人孔を完全に開放できる。
【0024】
マンホール鉄蓋2を閉じるときは、上記の逆手順に従ってマンホール鉄蓋2を動かすことによって装填部4に嵌め込むことができる。何等かの理由で錠止金具12側のマンホールキーKを抜き外した場合には、錠止金具12に蓋重量が作用して、そのロック腕16が蓋裏と接当することがある。この状態では、キー受片15がキー穴20に接近するため、マンホールキーKをキー穴20に充分に差し込むことがができなくなる。こうした場合に、マンホール鉄蓋2の動きを利用して錠止金具12をロック解除方向へ揺動操作するために操作部21を設けている。
【0025】
詳しくは、接合突起8側のキー穴20を利用して、マンホール鉄蓋2を装填部4に仮り置きし、図4に示すように錠止金具12の重り17を装填部4内に位置させる。この状態で、錠止金具12側のキー穴20にマンホールキーKを仮り接合して、マンホール鉄蓋2を矢印aで示すように装填部4の外方へ引き寄せると、操作部21が装填部4の段壁4bの内縁、もしくは開口縁に接当してその位置に保持される。従って、マンホール鉄蓋2をさらに作業者の側へ引き寄せると、錠止金具12はマンホール鉄蓋2に対して相対揺動して、矢印bで示すようにロック解除姿勢へ変位するので、マンホールキーKを充分に差し込んで蓋裏に掛止できる。この状態で接合突起8側のキー穴20に差し込んだマンホールキーKを操作してマンホール鉄蓋2を引き寄せ、接合突起8を接合凹部9に嵌め込む。マンホール鉄蓋2を装填部4に嵌め込んだ後、マンホールキーKを取り外すと、錠止金具12は自重でロック姿勢へ復帰揺動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉蓋ロック構造を示す断面図である。
【図2】マンホール鉄蓋構造の縦断正面図である。
【図3】マンホール鉄蓋とマンホール鉄蓋座の平面図である。
【図4】錠止金具の動作を示す断面図である
【符号の説明】
1 マンホール鉄蓋座
2 マンホール鉄蓋
4 装填部
6 嵌合面
8 接合突起
9 接合凹部
10 錠止構造
12 錠止金具
13 ロック段部
16 ロック腕
E 浮上空間

Claims (1)

  1. マンホール鉄蓋座1と、これの開口上面を塞ぐマンホール鉄蓋2とを備えており、
    マンホール鉄蓋座1は、リング状の筒壁1aの下端外周縁にフランジ状のベース1bが張り出し形成され、筒壁1aの内面にマンホール鉄蓋2用の装填部4が設けられており、
    前記装填部4は、下すぼまりテーパー状の周回面4aと、マンホール鉄蓋2の下面周縁を受け止める段壁4bとからなり、
    マンホール鉄蓋2は、その周面に下すぼまりテーパー状の嵌合面6が設けられており、マンホール鉄蓋2を前記装填部4に嵌め込んだ状態において、マンホール鉄蓋2の下面周縁の接合座7が前記段壁4bで受け止められ、前記嵌合面6と前記周回面4aとが対向しており、
    マンホール鉄蓋2とマンホール鉄蓋座1との間に、内圧解放機能を有する閉蓋ロック機構が設けてあるマンホール鉄蓋構造であって、
    閉蓋ロック機構は、前記嵌合面6と前記周回面4aとの間に設けた凹凸係合構造と、この凹凸係合構造と径方向に対向する位相位置において、マンホール鉄蓋2の下面側とマンホール鉄蓋座1との間に設けた錠止構造10とで構成されており、
    凹凸係合構造は、前記嵌合面6の下端寄りに突設した接合突起8と、前記周回面4aに凹み形成した接合凹部9とからなり、両者8・9の凹凸係合によって、マンホール鉄蓋座1に対してマンホール鉄蓋2を一定量上昇変位可能に、しかし分離は不能に接合しており、
    マンホール鉄蓋座1に対するマンホール鉄蓋2の上昇変位を許すために、接合凹部9の上方に浮上隙間Eが確保されていて、この浮上隙間Eの範囲内で接合突起8が上方変位でき、
    錠止構造10は、マンホール鉄蓋2で径方向線に沿って往復揺動自在に軸支した錠止金具12と、前記装填部4の下方に凹み形成したロック段部13とからなり、
    錠止金具12には、上端に支軸14が設けられた本体部の上下にキー受片15とロック腕16とが突設され、前記本体部の下端に重り17が突設されており、
    錠止金具12は、前記支軸14をマンホール鉄蓋2の内面に軸支することにより、ロック腕16の突端がロック段部13と上下に対向するロック姿勢と、ロック腕16の先端が前記段壁4bの内縁より径方向内側へ変位するロック解除姿勢とに揺動変位でき、
    常態における錠止金具12は、重り17の重力モーメントによってロック姿勢に保持されていて、ロック腕16とロック段部13とが、マンホール鉄蓋座1に対するマンホール鉄蓋2の上昇変位を許すために、浮上隙間Eを介して上下に対向しており、
    マンホール鉄蓋2が非水平に設定されて錠止金具12がロック解除位置側へ傾動したとき、前記重り17の傾動モーメントに逆らって錠止金具12を適正なロック姿勢に維持し続けるためのキックばね19を備えており、
    マンホール鉄蓋2には、これを開閉するために、マンホールキーKが差し込まれる錠止金具12側のキー穴20と、接合突起8側のキー穴20とを有し、各キー穴20の下面周縁にマンホールキーKの下端を掛止することにより、マンホールキーKでマンホール鉄蓋2を持ち上げることができるようになっており、
    前記重り17は、ロック腕16の下面より下方に突出していて、この突出部分のうちのロック腕16の本体部の下端に連続する傾斜面が、操作部21になっており、
    マンホール鉄蓋2を閉じるときに、接合突起8側のキー穴20を利用してマンホール鉄蓋2を前記装填部4に仮り置きし、錠止金具12の重り17を該装填部4内に位置させた状態において、錠止金具12側のキー穴20に仮り接合して、マンホールキーKでマンホール鉄蓋2を装填部4の外方へ引き寄せたときに、前記装填部4の段壁4bの内縁もしくは前記筒壁1aの開口縁に前記操作部21が接当して錠止金具12をロック解除姿勢に揺動操作することにより、マンホールキーKの下端が錠止金具12側のキー穴20の下面周縁に掛止できるようにしたことを特徴とするマンホール鉄蓋構造
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