JP3585117B2 - 自転車収納装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自転車収納装置に係り、その目的は狭いスペースで多数の自転車を収納することが可能であるとともに、自転車の出し入れが容易で、女性や子供であっても簡単に自転車の出し入れを行うことができ、しかも出し入れ時の装置の動きが軽く且つ静かである自転車収納装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
放置自転車による交通障害が社会問題となっている昨今、駅前や集合住宅など数多くの自転車を駐車させる場所には、狭いスペースで数多くの自転車を駐車させるための自転車収納装置が設置されていることが多い。
このような自転車収納装置としては、上下2段式に構成され、上下段にそれぞれ自転車を収納することが可能な自転車収納装置が存在している。
また、別の形態の自転車収納装置としては、自転車載置台を斜め上向きに設置するとともに、自転車載置台の下部に揺動自在な支持体を設けた自転車収納装置も存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した上下2段式の自転車収納装置は、スペースを立体的に使用することができるため、狭いスペースで数多くの自転車を駐車させることができる優れた装置ではあるが、自転車を上段に収納するには結構な力を必要とするため、女性や子供など非力なものにとっては収納装置上段への自転車収納作業は困難であった。
しかも通常自転車をよく使用するのは女性や子供が多いため、上下2段式の自転車収納装置を設置した場合には、上段は殆ど使用されずに収納されなかった自転車が周囲に放置されてしまうことが多かった。
【0004】
一方、後者の自転車収納装置は、上下2段式の収納装置に比べて自転車の収納作業に必要な力が小さくて済み、しかも自転車載置台の下部に揺動自在な支持体が設けられているため自転車同士の間隔が接近していても自転車を傾けて容易に取り出すことができる優れた装置であるが、以下のような欠点が存在した。
先ず第一に、載置台が傾斜して設けられているため、自転車収納時にはハンドルとサドルを持って自転車前部を若干上方に持ち上げる必要があり、女性や子供にとってはやはり使いにくく、しかも何らかの拍子で載置台からタイヤが外れた場合には自転車が後方に倒れてくるという危険性があった。
第二に、自転車載置台の下部に設けられた揺動自在な支持体は、一旦自転車を載置台に載置した後には取り出し作業を容易にする優れた役割を果たすが、自転車を載置する際には載置台がぐらぐらと左右に揺れるため、収納作業が行いにくかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであって、自転車をその上部に載置するための載置手段と、該載置手段を移動可能とする移動手段と、該載置手段の軌道を規制する案内手段とから構成され、該案内手段は地面上に載置されるとともに平行且つ直線状に配置された2本の案内レールからなり、前記移動手段には案内手段に沿って転動するローラが設けられ、前記載置手段は上面に自転車のタイヤ幅に合わせた凹部を有し略水平に且つ低位置に設けられた載置台を有し、該載置台は前寄りに設置された前方載置台と後ろ寄りに設置された後方載置台とが交互に設けられ、前記移動手段は上部に載置台固定部が取り付けられた取り付け片と、該取り付け片に回動自在に取り付けられたローラとから構成され、前記取り付け片の幅は片方のペダル間隔よりも僅かに長く設定され、自転車を載置した際に隣り合う自転車同士が片方のペダル幅まで接近可能となり、前記案内手段は載置手段を4〜7つ配設可能な長さの短尺ブロックに形成されるとともに複数の案内手段を端部を重ねて連設することを特徴とする自転車収納装置を提供することにより、上記従来の課題を悉く解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自転車収納装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る自転車収納装置の一実施例を示す平面図であり、図2はその側面図である。
本発明に係る自転車収納装置は、図示の如く、自転車をその上部に載置するための載置手段(1)と、載置手段(1)を移動可能とする移動手段(3)と、載置手段(1)の軌道を規制する案内手段(2)とから構成されてなるものである。
【0007】
図示例においては、載置手段(1)は、上面に自転車のタイヤ幅に合わせた凹部を有する載置台(12)と、載置台(12)の前部及び後部にそれぞれ設けられた前輪受け(13)及び後輪受け(14)から構成されており、載置台(12)に載置された自転車は図2示の如く前輪が前輪受け(13)、後輪が後輪受け(14)にそれぞれ保持される。
また、載置手段(1)の載置台(12)は、図2に示す如く略水平に且つ低位置に設けられており、自転車を大きく持ち上げなくとも簡単に載置台(12)に全体を載せることが可能となっている。
【0008】
載置台(12)は、前寄りに設置された前方載置台(12a)と後ろ寄りに設置された後方載置台(12b)とからなり、これらが交互に設けられている。
前方載置台(12a)と後方載置台(12b)の前後方向のズレは、隣り合う載置台(12a)、(12b)に自転車を載置したときに、互いの自転車のハンドル同士又はハンドルと前籠が干渉しない距離に設定されており、この前後方向のズレにより、後述する如く、多数の自転車をハンドル間隔ではなく略ペダル間隔で収納することが可能となる。
【0009】
上記構成を有する載置手段(1)は、ローラ、球体などの転動体を使用して構成された移動手段により容易且つ静かに移動可能とされるが、載置手段(1)が移動する軌道は案内手段(2)により規制される。
図1示の例においては、案内手段(2)は2つの軌道溝(24)を有する平板とされている。
図3は図1のA−A断面図であり、この図示例においては、移動手段(3)は上部に載置台固定部(31)が取り付けられた取り付け片(32)と、該取り付け片(32)に回動自在に取り付けられたローラ(33)とから構成される。
尚、図4は、移動手段(3)の正面図である。
【0010】
また、案内手段(2)を平行且つ直線状に配置された2本の案内レールから構成することができる。
この場合、案内レール(21)を図5に示す如く上部にスリットを備えた断面筐形に構成し、移動手段に上下2つのローラを設けて上ローラをレール内側の天井面に、下ローラをレール底面にそれぞれ当接させることにより、上ローラが上部への抜け止めの役割を果たすとともに、上下2つのローラが案内レールの上下板に当接しながら転動することとなり、載置台固定部の上部に固定された載置手段を案内レールに沿って円滑に移動させることができる。
【0011】
本発明における案内手段(2)及び移動手段(3)は、移動手段(3)が案内手段(2)に沿って軌道を外れることなく移動することが可能であれば他の構成を採用してもよい。
【0012】
また、案内レール(21)内部にゴミが入り込むのを防止するために、ローラが転動する案内溝上部にフィルム状のゴミよけカバーを取り付ける構成も好適に使用できる。
【0013】
図6は本発明に係る自転車収納装置の背面図であり、載置手段(1)の間隔を最も接近させた状態を示す。
図示の如く、載置手段(1)の最接近間隔は、取り付け片(32)の幅で決まるため、取り付け片(32)の幅を片方のペダル間隔より僅かに長く設定しておくと、隣り合う自転車がぶつかることなく、略ペダル間隔まで接近させて収納することが可能となる。
【0014】
本発明に係る自転車収納装置においては、普通の自転車だけでなく幼児用の駒付き自転車やオートバイを収納することも可能であり、これらの場合、隣接する載置手段(1)の間、即ち収納幅を普通の自転車に比べて若干広くする必要がある。
尚、載置手段(1)の載置台(12)の幅は、載置する車両の種類に応じて適宜定めれば良く、例えばオートバイを収納する場合には、オートバイのタイヤ幅に合わせて広く設定すればよい。
【0015】
尚、本発明においては、載置手段(1)の案内手段(2)に対する配設方法についても、特に限定はされず種々の変更例が可能である。
図7は本発明に係る自転車収納装置の第二実施例を示す平面図であり、この実施例においては、案内手段が平行に配設された2本のレールとされ、載置手段(1)が案内手段(2)に対して斜め方向に配設されている。
【0016】
また、本発明においては、案内手段(2)に一定間隔毎にストッパーを設けて載置手段(1)の移動を一定距離で制限することが好ましい。
ストッパーの形態は限定されないが、案内レール(21)の軌道溝(24)を遮るように板状の止め部材を設ける構成を例示することができる。
ストッパーを設ける間隔は特に限定はされないが、載置手段(1)を4〜7つ配設する毎に設けることが好ましい。
その理由は、ストッパーを設ける間隔が広すぎると、載置手段(1)が案内手段(2)の続く限りどこまでも移動可能となるので、載置手段(1)の存在する位置が偏ってしまい、使用者が不便を感じる場合があるからである。
【0017】
また、案内手段(2)は、製造、設置、使用の便から、載置手段(1)を4〜7つ配設可能な長さの短尺ブロックに形成することが好ましく、この場合、短尺の案内手段(2)を直線的に連設してもよいが、複数の案内手段(2)を図8に示すように端部(23)を重ねて連設する構成とすることが好ましい。
これは、製造や設置の便宜上、ブロックの端部には載置手段を設けない遊び部分を一定長さ設ける必要があるが、図8示の如く、端部を重ねて配置することにより、遊び部分の長さを無駄にすることなく、載置手段(1)を連続して略等間隔で配設することが可能となる。
【0018】
以下、本発明に係る自転車収納装置の使用方法について説明する。
先ず、自転車を収納する際には、自転車の前輪を僅かに持ち上げて載置手段(1)の載置台(12)の後端部に載置し、そのまま前方へと自転車を押し進めることにより図2に示す如く載置台(12)上部に自転車が載置される。
このとき、載置手段(1)が水平に且つ低位置に設けられているため、大きな力を必要とせず、女性や子供でも容易に自転車を収納することができる。
また、自分が載せようとする載置台(12)の隣に、既に自転車が載置されている載置台(12)が接近していて収納作業が行いにくい場合には、隣の載置台又は自分の載置台を案内手段(1)に沿って収納作業が行い易いように動かせばよい。
【0019】
次に、自転車を取り出す際には、隣の載置台又は自分の載置台(12)を案内手段(1)に沿って取り出し作業が行い易いように動かした後、自転車のハンドルを持って後方に軽く引くだけで、自転車を載置台から下ろして取り出すことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自転車収納装置は、自転車をその上部に載置するための載置手段と、該載置手段を移動可能とする移動手段と、該載置手段の軌道を規制する案内手段とから構成され、該案内手段は地面上に載置されるとともに平行且つ直線状に配置された2本の案内レールからなり、前記移動手段には案内手段に沿って転動するローラが設けられ、前記載置手段は上面に自転車のタイヤ幅に合わせた凹部を有し略水平に且つ低位置に設けられた載置台を有し、該載置台は前寄りに設置された前方載置台と後ろ寄りに設置された後方載置台とが交互に設けられ、前記移動手段は上部に載置台固定部が取り付けられた取り付け片と、該取り付け片に回動自在に取り付けられたローラとから構成され、前記取り付け片の幅は片方のペダル間隔よりも僅かに長く設定され、自転車を載置した際に隣り合う自転車同士が片方のペダル幅まで接近可能となり、前記案内手段は載置手段を4〜7つ配設可能な長さの短尺ブロックに形成されるとともに複数の案内手段を端部を重ねて連設するから、狭いスペースで多数の自転車を収納することが可能であるとともに、自転車の出し入れが容易で、女性や子供であっても簡単に自転車の出し入れを行うことができ、しかも出し入れ時に必要な装置の動きが軽く且つ静かであるという極めて優れた効果を奏する。更に、端部を重ねて配置することにより、遊び部分の長さを無駄にすることなく、載置手段を連続して略等間隔で配設することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自転車収納装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】移動手段の正面図である。
【図5】案内レールを示す断面図である。
【図6】本発明に係る自転車収納装置の背面図である。
【図7】本発明に係る自転車収納装置の第二実施例を示す平面図である。
【図8】本発明に係る自転車収納装置の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 載置手段
2 案内手段
3 移動手段
12 載置台
12a 前方載置台
12b 後方載置台
21 案内レール
Claims (1)
- 自転車をその上部に載置するための載置手段と、該載置手段を移動可能とする移動手段と、該載置手段の軌道を規制する案内手段とから構成され、該案内手段は地面上に載置されるとともに平行且つ直線状に配置された2本の案内レールからなり、前記移動手段には案内手段に沿って転動するローラが設けられ、前記載置手段は上面に自転車のタイヤ幅に合わせた凹部を有し略水平に且つ低位置に設けられた載置台を有し、該載置台は前寄りに設置された前方載置台と後ろ寄りに設置された後方載置台とが交互に設けられ、前記移動手段は上部に載置台固定部が取り付けられた取り付け片と、該取り付け片に回動自在に取り付けられたローラとから構成され、前記取り付け片の幅は片方のペダル間隔よりも僅かに長く設定され、自転車を載置した際に隣り合う自転車同士が片方のペダル幅まで接近可能となり、前記案内手段は載置手段を4〜7つ配設可能な長さの短尺ブロックに形成されるとともに複数の案内手段を端部を重ねて連設することを特徴とする自転車収納装置。
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